いい天気が続いてます。さぁ、旅する魚屋の今日のラインナップを覗いてみましょうか?
ホウボウの刺身です。骨を丁寧に抜いてありますんで薄く切るだけでいいですよ。
一人前の甘エビとバイ貝の刺身です。これもすぐ食べれます。
ミズダコのボイルです。ちょっと凍らせるとスライスしやすいです。刺身でどうぞ、冷凍もききます。
タラの鍋セット、豆腐、白菜なんかと鍋にするといいですね。私の好みはキムチ鍋かな。
焼きサバ、年間通して売ってる魚屋は橋立では私くらいかな? 普通は夏場だけの季節ものなんです。
よく売れるのでやめられない・・・
生魚は完全に下処理をしてから売ります。これならご自宅のキッチンが汚れません。私の苦手なオープンキッチンでもバッチリO・Kです?!
スズキのパン粉づけです。フライはやっぱりアツアツが美味しいです。タルタルソースをかけて食べたいね。
羊の脳みそ、いや違った! もとい、タラの白子です。とても人気があります。ちょっとだけ高いけど・・・
ホウボウとタラの昆布締めです。タラは半身をサクで〆てます。無茶苦茶旨いです!
干物は赤カレイとハタハタ、最近NHKの番組で橋立の干物のことが取り上げられたみたいです。
なんだか干物がよく売れます。チャンスタイムか? 増産体制です。ブームに乗り遅れるな!
事前に電話をいただければ、細かい下処理もいたします。これは白子入りのタラを一匹分捌くというオーダーでした。
こちらはブリの半身をサクで、もう半身を塩焼き用にカットというオーダー、このブリは捌いて東京へ発送。
惣菜類も山ほど作ります。これでも足りないくらいです。
トイババ作リンゴジャムもついでに買いなさい。
電話で「橋立の富士菊醤油と粉ワカメを買ってきて!」とのこと。商売の基本は御用聞きです。
最後に回るお客さん宅の玄関前でお抹茶をいただく。さすが加賀百万石です。お茶文化が色濃く残ってます。風流だな~ 元気をありがとう!
いかがでした?旅する魚屋。 今日はこれから発送業務とセリ、そして仕込みが続きます。
発送先は主に東京や大阪などの大都市が多いです。今年も大勢の若者が、両手で持ちきれないくらいの夢と希望を抱いて東京に流入するのでしょう。20年前の私もそのひとりでした。
そしていつの日か阿久悠のこんな言葉にハッとするのです。
「東京には夢と歌がある。でも君の来るところじゃない」