潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2012年12月16日

あと半月

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あと半月で今年が終わります。今週はたくさんお歳暮のご注文をいただいおります。ですのでナギになってもらわないと非常に困ります。

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天気待ちの商売です。お願いだからナギが続いてくれ!

 

2012年12月13日

10日ぶりのセリ市

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久々の晴天です。海はナギで10日ぶりのセリ市開催です。

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久しぶりのセリ市なのでカニが高いのは当たり前です。そんなこと、構うもんか。ドンドン買え!

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週末の発送は全てできそうです!  嬉しい!


 

~業務連絡~

メールの送受信の修理が完了しました。ご迷惑おかけしました。

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2012年12月 7日

シケ続き

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今日もシケ・・・、明日も、明後日もずっとシケが続きます。カニどころではありません。

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犬もこの長引くシケに飽きて退屈そうです。漁協のソファーに普通に座って、老漁師の昔話を聞いて眠たがっている私とワンちゃん。

2012年12月 4日

シケの合間

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昨日の泉浜の様子です。風・波とも無く、海面はさながら鏡のようです。セリ市でご注文いただいてるカニを全てセリ落とすことができました。ラッキー!

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そして今日の泉浜の様子です。今日から一週間シケです。アウトです。

12月はシケのせいで、5~6回くらいしかセリ市が開催されません。到着日時指定のご注文はお受けできない事が多々あります。カニの安定供給はありえません。

ホンモノのカニを得るためには、金と時間と忍耐力が必要です。

2012年12月 1日

チャンスタイム

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昨日のセリ市でセリ落としてカニ。とりあえず注文の分は発送できそう。嬉しい!

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モリモリつめ込んで発送です。

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そして今日からまたシケ。

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12月に入るとさらにシケの日が多くなります。カニのご注文はお早めに!  年末は高くて買えませんから!

2012年11月28日

今日もシケ

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本日、天気晴朗なれども波高し。

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今日もシケ休みです。残念・・・

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週末までに一回でいいから沖に行って欲しいな・・・ シケばっかりで頭が痛いです。

~業務連絡~

メールで最後に「@yahoo.co.jp」のアドレスの方ですが、メールの受信はできますが、返信ができなくなっております。只今、ご注文の確認は電話かFAXで受け答えしております。

返信不可の原因はヤフー側にあります。もうしばらくしたら治るみたいですが、詳しくはわかりません。ご迷惑おかけしておりますが御了承くださいませ。

2012年11月25日

いいナギの日

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休日の晴天は久しぶりです。

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白山連峰の美しさにゾクゾクします。

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海はベタナギです。娘よ、期末試験の勉強頑張ってくれ。

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明日からまたシケの日が続きます。カニ漁の底引き船は風が吹くまで沖で操業です。ですので今日の夕方のセリは刺し網とゴチ網のみ。

明日のセリはカニのチャンスタイムか?!  吉報を待っています。 

2012年11月19日

晴れのちシケ

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シケの合間の青空です。こんなに天気が良くても、午後からは風が吹きはじめ、夕方からは雨風となります。

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ナギが続かないから、今日も高いんだろうな・・・ 注文が溜っているんだ。なんとかしてくれ。

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気が滅入ることが多いけど、カラダが資本です。時間があるときはジムでしっかりカラダを鍛えて、良質のタンパクを摂取しよう。この時期、外食のときくらいはカニや魚は見たくないし、考えたくない。

2012年11月13日

一夜干し発送

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赤カレイと、

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ハタハタと、

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カマスと、

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メッキダイの4種類で一夜干しを作ります。捌いて、塩水に漬けて、

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ほどよく干します。

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出来上がったら袋詰めして、

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パックに詰め込んでクール便で全国各地へ発送。カニもいいけど一夜干しも美味しいよ!

 

2012年11月10日

カニ発送

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昨日のセリ市は少しだけカニの相場が安定して、買いやすくなりました。このチャンスタイムに発送分のカニをセリ落とします。

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塩茹でして粗熱がとれたら、注文書をチェックしながらパック詰めをします。

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香箱ガニや、

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ズワイガニを手早く詰めて蓋をします。

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捌いて仕出しもしています。ちょっと面倒くさいけど・・・

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とりあえず第一陣のカニの発送が終了です。ホッとしてます。

お届け先のお客様、冬の味覚の王様を味わってくださいませ。

2012年11月 7日

カニ漁解禁

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ズワイガニ、香箱ガニが解禁です。港は水揚げされたカニの選別に大忙しです。私も毎年恒例、以前乗っていた底引き船゛宝勝丸゛のヘルパーとしてズワイガニのタグ付におわれました。

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初日のカニの価格はどんなもんでしょう!  御祝儀価格となるのでしょうか? 怖いね~

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いよいよセリ開始。高値で次々にセリ落ちます。今週はシケが続くので、さらに値がつり上がります。

私の出る幕じゃありません。今日はおとなしくしてよう。

ご注文いただいてるお客様、ナギが続けば値が下がります。もうしばらくお待ちください。

ナギが続けば・・・、いつ凪ぐ?

nobody knows. 神のみぞ知る。

2012年11月 3日

冬の海

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低気圧が発達しながら日本海を北上し、大陸から高気圧が張り出してくると西高東低の冬型の気圧配置になります。そうなるとご覧のように、日本海は大シケとなります。

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低気圧が東の海上に移動して、風が治まると北の方向からグッドウェーブがやってきます。冬の海の始まりは、サーフィンシーズンの幕上げを告げます。

11/6のカニ漁解禁日の天気が心配です。

2012年10月31日

もうすぐカニ解禁

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名前の由来通り、どの山よりも早く山頂が白い雪で覆われる白山。

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明日から11月です。シケが多くなってきました。今日もシケ、明日もシケ、明後日は公休日。行けて日曜日だけかな。月曜日はカニ漁前のお休み。火曜日がカニ解禁日。でも天気が微妙。

北陸の冬らしくなってきました。頭悩ます季節の始まりです。

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私はこのシケの日に、昨年ご注文いただいたお客様にズワイガニのDMを発送します。。

皆様、今年もよろしくお願いいたします!

2012年10月28日

シケの日

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穏やかな海に見えますが、沖は風が強く底引き漁は休漁です。これから冬になるにつれ、シケの日が多くなってきます。

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シケの日は気が滅入りますが、とりあえずカラダを動かして遊ぶことが大事です。さて、駅伝大会でダッシュして気分転換しよう。

2012年10月25日

ヤマハ・ベイフィッシャー25

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七尾のマリーナまで足をのばし、ベイフィッシャー25の見学です。

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海楽丸より2mほど長い25フィートの和船です。広くてフラットなデッキは使い勝手が良さそうです。

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大容量のイケスが2間ついてます。

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左側にGPS魚探をオプションで付ける予定。

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油圧タイプのステアリング。エンジンは90馬力船外機を搭載。最高速25ノット。

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喫水は約30㎝ほど。船が大きい割には沈む部分が浅いところがポイントです。これなら潜水漁に十分使えます。

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買う気マンマンです。漁協のバックアップ(融資)が必要です。何卒、よろしくお願いいたします!

2012年10月16日

山遊び

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紅葉の中、いろいろなことを考えながら、ただ黙々と山を登るのは楽しいことです。

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11月から始まるカニのこと、新しい船を購入すること、その金をどこから工面するか、来季の釣りのこと、マラソン大会、トライアスロンのこと、バイクのこと、子供のこと・・・心を空にすることは私にとって、とても難しいことです。

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悩みが多い40代です。まぁ、いろいろあるけど辛いレースにエントリーして、ストレスを解消しよう!

2012年10月 3日

橋立沖船釣り

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今朝は友人の船で釣りに出かけました。橋立沖水深約60m、魚探でイワシの群れを探します。

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ドラゴンボールのようになったイワシの群れの中をめがけて大きな魚が、半狂乱しながら突っ込んで捕食してます。その大きな魚を我々が釣ります。

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このヒラメは推定3㌔、全長60㎝。座布団サイズです。

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朝の短時間でしたが、ヒラマサ、ヒラメ。フクラギ(鰤っ子)が大漁でした。それにしても激しい釣りでした。

釣り船が欲しくなってきた。どうやって金を工面するか、頭が痛いところです。

2012年9月26日

久々のシケ

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天気はいいのですが、風が強く、沖はシケ模様です。底引き船は全船休漁です。今週末まで風が強そうです。困ったな。

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こんな天気でも定置網漁は少しですが水揚げがありました。金城丸はガッツがあります!

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時間のあるときには、細かい仕込みをしよう。小鯛の酢〆を作ったり、

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白カレイの一夜干しを作ったり。それが終わったらRUNだ。

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おまけ。怖くないサメ。

~業務連絡です~

本日、銀行振り込みで後入金いただきましたN,Y様。ご注文メールが届いてません。お手数ですが、もう一度ご注文メールをいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

2012年9月20日

テント泊

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市ノ瀬出発~御舎利山~別山~南竜でテント泊~翌日早朝白山御前峰(山頂)~下山のスケジュールの山行です。

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衣食住のすべてを詰め込んだ約20㌔のザックを背負い、深い山の中へトリップします。

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同行するのは山岳スペシャリスト、自称゛山ヤ゛。南竜テント場で強風に煽られて、テントを空高く舞い上がらせ、もう少しで稜線を越えて断崖絶壁の奈落の底に落ちそうになったという秘技を見せてくれた熱い山の指導者です。指導者たるものは、少々行きすぎた、過剰な熱意で生徒を黙らせる資質が必要です。

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約9時間の縦走を終え、各自一人用のテントを張り、食事をとります。ヒラタケ入りスキヤキとビールとワインがあれば、あとは何が必要か?

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秋の風を頬にあびながら、非日常の山の夜を楽しもう。不便、不快、汗、風、雨、疲労、すべて苦痛を歓迎します。苦痛の先にある光を見たい。

2012年9月17日

橋立の獅子舞

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9月最初の連休は橋立地区の秋祭りが開催されます。目玉の行事は青年団と子供会が取り仕切る獅子舞です。青年団が操る巨大な獅子を、子供会が演じる゛棒振り゛と呼ばれている神様達(?)が力を合わせて、退治するというストーリーを各家庭の玄関前で演じてくれます。

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青年団と子供会と青年団OB達の統制のとれた美しい縦社会は、見ていて気持ちがいいです。

舞っていただいてありがとうございました。そしてお疲れ様でした。感謝してます!

2012年9月11日

9.10月の遊び、いろいろ

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9,10月は比較的、のんびりした季節です。11月からカニが始まると精神的、肉体的に余裕がなくなるので、遊ぶならこの二カ月間です。

まずは衣食住の全てを背負って山岳縦走をします。山頂のテント場で、数え切れないほどの星を眺めながら、ウイスキーをチビチビ飲もうかな。

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行きはバイクで、帰りは電車の輪行ロングライドもしないといけません。

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10/14の若狭路トレイルラン大会の25㌔の部にエントリーしたので、この練習もしないといけません。

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海ではこれからがアオリイカのベストシーズン突入です。DVDを観て研究です。

登って、走って、漕いで、釣る。この二カ月間は男の遊びに真剣に取り組みます。

2012年9月 8日

甘エビ続々入荷

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9月に入り、甘エビが順調に入荷しています。今年はホントにシケが少ないです。

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初めのうちは、お客様の飛びつきがいい!  すぐに完売になります。

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エビ漁は9、10月の2か月間のみです。食べたい方はお早めにご注文することをオススメします!

2012年9月 5日

橋立沖ジギング

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今朝、友人の船で橋立沖に向かいました。

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ジギングで青物を狙います。水深約60mにジグを落とし込み、着底したら、素早くシャクリ上げます。

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大鯛ヒット!

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ヒラマサヒット!

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スズキヒット!

朝から興奮したジギングでした。面白くて、奥が深い。好きになりそう・・・

2012年9月 2日

底引き漁解禁

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本日から底引き漁が解禁です。セリ場は魚で溢れかえってます。

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メッキダイ、マダイ、クルマダイ、赤カレイ、カワハギ、ミズダコ、ハタハタ、メギス、甘エビ・・・などなどの魚が並んでます。

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活気あるセリ市が戻ってきました。セリは熱い方が面白い!

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これから忙しい日々が待ってます。しっかり仕事しようっと。

2012年8月18日

盆明け

4日間の盆休みが終わり、昨日からセリが再開されました。戸井鮮魚もいつものように魚売りをしたり、潜ったり、刺盛りのご注文や、

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オードブルを作ったりで大忙しでした。

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まぁ、それはそれとして、橋立沖でスズキが湧いてるのが気になります。玄海丸さんは55本ものスズキをジギングで釣り上げました。スゴイ!

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なんか熱くなってきた!  とりあえずジギングをしてみよう。

ジグして、潜って、筋トレして、セリしてと毎日、なんだか忙しい。

2012年8月15日

お盆休み

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13~16日の間はセリのない盆休みとなります。潜水漁は17日からスタートです。といっても20日で漁期終了ですが。

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お休み中は主に珠洲トラに向けてのトレーニングと家族サービスに重点を置きます。

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あと2日の休みを悔いなく、タップリ遊ぼう!

2012年8月 9日

turbo de Bourgogne

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サザエの壺焼きは夏の浜料理の定番ですが、

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たまにはフレンチ風に、ニンニクとパセリとバターで味付けするのもいいです。

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オシャレな野外パーティーによく似合います。

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お楽しみは陽が沈んでから。

2012年7月31日

仕事いろいろ

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高カロリーなお弁当です。これを食べたら、激しく運動しないとデブになりますのでご注意ください。

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今日のお造りのお魚は、甘ダイ、甘エビ、ヒラマサ、赤イカの4種盛りです。甘ダイの物憂げな表情が気になります。

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今日の発送の一夜干しのお魚は、甘ダイ、アジ、メッキダイです。鮮度抜群の干物です。

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潜水漁がお休みだった今日は絶好の練習日和です。仕事の合間に山中県民の森の激坂を攻めます。炎天下の練習は、暑さに順応するために必要です。

珠洲トラが近づいてきた。マズイな~ もっと練習しなくては!

2012年7月16日

トライアスロン合宿 

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連休を利用して長野の鹿島槍でトライアスロン合宿を行いました。

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参加者は新人から猛者までレベルはマチマチの4名です。二日間みっちりとトレーニングに励みます。

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朝から裏山でトレイルランニングしたり、

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水温16℃の青木湖でスイムしたり、

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バイクで天国のような安曇野アートラインから、地獄のヒルクライムまで、私の実力をはるかに凌駕した難コースを走ったりと、なかなか充実した合宿でした。

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4種目の酒宴もキッチリと行います。練習の反省会の内容のほとんどはシモネタでした。

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雨がしつこく降る生憎の天候でしたが、自然と遊ぶ覚悟なら、雨もまた良しです。合宿に練習の効率を求めません。効率を求めるなら、勝手知ったる地元で練習した方がいいです。

私が求めるのは同じ趣味を持つもの同士のコミニュケーションです。今の世に欠けているのは愛とコミュニケーション能力です。合宿とは精神面のトレーニングの色合いが強いのです。

つまり、忌野 清志郎の言葉を借りるなら、゛愛しあってるかい?゛ ということなのです。

それと、肉体の斜陽期と言われている40代、50代でも練習さえすれば、肉体のパフォーマンスは向上するということがわかりました。恋は遠い日の花火ではないのです。もう一度、ヤル気さえ起こせば、まだまだやれる。

来年も激しい合宿をしたいものです。

2012年7月10日

ベタナギ

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今日の泉浜の様子です。波風がなく鏡のように静かな海です。あまりに静かすぎて不安を覚えるほどです。

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日曜日に開催されたアクアスロン大会は海況が悪く難儀しましたが、今日みたいなベタナギの日に行えば、天国のような、素晴らしい大会になったことでしょう。

でも、ナギなら私は潜水漁があるので、大会に参加できなかったですが・・・

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今日はセリ市がお休みなので、潜水漁はお休みです。

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潜水漁はなくても、することが山積されてます。朝の仕込みが終わると、次はお中元用の一夜干しと昆布締め作りをしなくてはいけません。

さぁ、早めに捌いて、昼からトレーニングしよう。

2012年7月 7日

休息日

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大雨の昨日でしたが、悪い予報とは反し、海は殊のほか静かでした。

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でも、今日からシケ模様です。まぁ、3日連続潜れたから良しとしよう。

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カラダがかなり疲れているので近所の街湯につかって、ゆっくりしよう。柴山潟から吹く風が心地いい。トレーニングしたいところだけど、今日はガマンです。積極的にマッタリして、疲れを取り除きます。

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8月後半の珠洲トラの参加通知書が届きました。今年は珠洲トラが大人気で参加定員を大幅に増やしてもまだ足りず、抽選という形になったので参加できるか心配でしたが、これで一安心です。

昨今のトライアスロン人気に驚きます。若い経営者はゴルフよりトライアスロンを選ぶし、私のような中年は怠惰を嫌い自らを追い込むことに快感を覚えるし、女性アスリートはカラダの線にメリハリがつきより美しくなるし、いいことづくめのスポーツです。ただ、ちょっとだけ金がかかるけど・・・

たぶん、明日もシケで潜れないでしょう。ならば、加賀のかもまるアクアスロン大会に急遽エントリーします。スイムとランの競技をして、3種目目のBBQまでたっぷり楽しもう。

2012年7月 1日

長い一日

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早朝に起床して10㌔のランをした後、浜の堤防でテレビ取材の料理準備をします。

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9時30分からテレビ生放送で、にこやかに手を振る私。

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テレビ取材後から、ケータリングサービスの料理を作ります。

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ハタハタ一夜干しの焼きものから、桃のコンポートまで、和とイタリアンとフレンチのmixコースです。

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山中温泉の奥の奥にそれらを配達した後は、夜は小松で高校の友達と飲み会です。

「私、高校の頃、戸井君に似ているから、戸井女って呼ばれていたの」

そんな面白いことを言う女の子達と、今でもこうして飲みに行ける幸運に感謝しつつ、長い一日が終了しました。

7月の雨が静かに降っています。二日酔いにはちょうどいい日です。

2012年6月29日

底曳き漁禁漁期間突入

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今日から2か月間、底曳き漁は禁漁期間となりました。大変お疲れ様でした。ゆっくり休んで9月からまた頑張ってください。

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潜水漁は夏が本番です。カラダが動く限り、ナギが続く限り、潜り通します。

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ただ私が他の海士と違うところは、潜水漁が終わると休憩するのではなく、珠洲トラのトレーニングが始まるということ。仕事の合間に特大岩ガキを食べて、グリコーゲンとタウリンを補給します。

さぁ、もう一頑張りだ。気合入れろ。

2012年6月25日

ダイブとバイクの日曜日

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世界で一番高値がつく橋立の黒いダイヤの岩モズクが深場に生息してるなら、喜んで深いところまで潜ります。命懸けな分だけハイリターンを得ることができるモズク漁は大好きです。

午前中はスイムとダイブを繰り返し漁をします。いい運動になります。

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ウェットスーツを脱ぎ、午後からは猛獣達とバイク練です。刈安山と山中県民の森の二つの峠を攻めます。約80㌔、足にいい刺激が入ったところで終了。夕方からはセリ市で、モリモリ魚をセリ落とします。

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海が中心の暮らしが心地いい。海のリズムは私のリズムでもあります。

そして熱い波がまた揺れる季節がやってきます。

夏は遊びと仕事に気合が入ります。生は束の間の灯火、今を存分に楽しもう。

2012年6月23日

天気回復

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ややウネリが残るものの、明日からなんとか潜れそうです。来週はナギが続きますように・・・

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シケ明けのセリは全般的に高値がつき、私のような零細魚屋はとても困ります。あと一週間ほどで底引き漁は二カ月間の禁漁期間に入ります。

底引き船の若い衆は、もう少しで待ちに待ったロングバケーションの始まりです。あと少し、頑張って!

2012年6月21日

台風一過

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昨日の泉浜の様子です。風はやや強いものの、台風の被害はありませんでした。またしても白山連峰の巨大な背骨が、台風の強風をガードしてくれました。

エジプトはナイルの賜物の同様、北陸は白山の賜物です。

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いずれにせよ、シケにはかわりありません。昨日はセリ市も潜水漁もお休みでした。ならば、金沢までおでかけして買い物して、帰宅後はスイムしてランして、

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晩は美味しい魚を食べて、シケ休みを満喫しよう。

2012年6月19日

朝のセリ場

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潜水漁で刈り取ってきた岩モズクは、セリ場の海水を使いキレイに掃除します。

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海士の皆もここで洗ってます。平和で穏やかな時間が流れてます。

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岩モズク漁から帰る途中に見かけた不思議な船。

オッチャン達、何して遊んでんの?  なんだか楽しそうだな~

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私はそんな悠長に遊んでる場合ではない。寸暇を惜しんでトレーニングです。半日あればバイクで100㌔稼げます。 

 あっ、これも遊びのようなものだ・・・

遊びと仕事の境界線をウヤムヤにして、楽しみながら、なんとか人生を乗り切りたいものですね。

 

2012年6月13日

潜水漁お休み

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最近の海は腰くらいの高さの波が常にあり、こんなウネリがあるときは潜水漁はお手上げです。

ですので、久々のお休みです。まずは伸び放題になった髪を切りに床屋さんへ向かいます。

「今回はサッカーの長友ではなく、佐藤浩市にしてほしい」

と冗談ではなく真顔でお願いします。すみません。無理言って。

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帰宅後は近所のブルゴーニュの丘の坂道を利用してバイク練です。ブルゴーニュの丘は、東南に向かう斜面が多く、ブドウ畑にあますところなく光がいきわたっています。

午後の強い陽射しがブドウの葉をキラキラと照らしています。ここは「コート・ドール」、そう、黄金の丘なのです。

まどろみの午後に一人ぼっちのトレーニングです。上りに強くならないと、みんなについていけない。

もっと頑張れ、そして悲鳴をあげろ。私のハムスト!

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そして夕方からセリ市です。たくさんセリ落として、たくさん仕込みです。これも頑張ろうっと。

そんな平和な一日でした。おわり。

2012年6月 6日

カタクチイワシのナブラ

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今日も早朝の釣りに出勤です。ただ、やみくもにルアーを投げても、なかなか釣れないことがわかりました。目で海面近くの魚の群れを探します。

大型魚に追われて小魚が逃げ集まり、海面が盛り上がったりざわつく様子を「ナブラが立つ」といいいます。ナブラを探してボートを走らせます。

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太陽がようやく水面を照らしだした頃、カタクチイワシの群れを発見しました。興奮してきました。

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ちょっと分かりづらいですが、海面に小雨が降ったようにざわついてます。これは下からスズキがイワシを狙っているため、イワシが海面まで逃げ惑っているのです。

この海面下に必ずスズキがいるはずです。

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ナブラに向かってルアーを投げると、いきなりガツンとヒットです!  強烈なファイトを楽しめます。

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スズキのルアー釣り、面白すぎです。まぁ、正確にいうと、このサイズはスズキというより、ハネサイズなんですが・・

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ナブラを探すルアー釣りはハンティング的要素が多分にあり、男心をくすぐります。もっと沖に行きたい。そして瀬でジギングもしてみたい。つまり、もっと速くて、安定性のある和船が欲しい。

男の趣味はなんと金のかかるものばかりよ。

いい船が欲しいなんて、当分の間、嫁さんには言えないな。

2012年6月 4日

バイク→ゆるぎ山→バイク→木場潟ラン

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今月の加賀トラの練習会はかなりハードです。小松鉄人レースの山岳コースを周ります。まずは動(ゆるぎ)山までバイクで向かいます。

前を走る女子に、゛遅い!  もっと飛ばせ! ゛ とゲキを飛ばしても、そのインチキロードバイクもどきじゃ、如何ともし難い。

無理していいバイクを買わないと、遊んでやらないぞ。

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そして登山道入り口から山を走ったり、歩いたりして登ります。まだ、みんな笑っているけど、もう少ししたら、口がきけなくなるほどの辛さが待ってます。

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こんな激坂を走る方がいらっしゃるのですか? 恐るべし、小松鉄人。

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下山後はバイクで飛ばして帰り、集合場所の木場潟で解散というフェイントをかけて、さらに木場潟1周のランを敢行。これはヘトヘトになってから、もうひと頑張りする精神力と体力を養うための、極めてイヤラシイ精神修行なのです。みなさん、一緒に耐えましょう。

なかなかいいトレーニングができました。みんないい笑顔をしています。さぁ、中華の「竹香居」で山盛りの飯を食べて解散としましょう。

2012年5月31日

シーバスフィッシング

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連日、定置網漁のスズキが豊漁です。ということは橋立沖はスズキが湧いてるということ。つまり釣るなら今だ。

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ここは冷静に、まずは参考書を図書館から借りて、スズキの習性の勉強をします。そして釣り具屋さんに行き、ルアーとシーバスロッドとリールを購入します。ちょっとお金がかかりましたが、大丈夫、スズキの10本も釣れば、十分元は取れます。

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参考書によれば、沖堤はシーバスの回遊コースになっていることが多いそうです。

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テトラ周りの両角や地形の変化しているところの奥の方に潜んでいるそうです。確かに、潜水漁中にテトラの奥でジッとしている大きなスズキを見たことがあります。

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潮通しのいい、外洋に面した磯も好ポイントです。フローティング・ミノーを棒引きすること数回、

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ガツンときました。キレイなスズキです!  参考書通りの釣果でした。

シーバスフィッシング、チョー面白いぞ。

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薄ピンク色したスズキの白身、旬になりつつあります。

 

2012年5月29日

山岳バイクトレーニング

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いつもの遊び相手2人と山岳バイクトレーニングを実行しました。今回は山中県民の森と刈安山の2つの激坂を上り、足にいい刺激を入れることを目的とした練習です。

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まずは標高560mの山中県民の森の立杉峠を攻めます。なかなか手強い激坂です。

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心臓をバクバクさせながら、やっとピークへ到達。ちょっと休んで下ります。

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山中の街中で団子を食べて、炭水化物を摂取して、次は標高548mの石川と福井の県境にある刈安山を上ります。

さすがに2つ目の峠は足にきます。

ただ、猛烈に疲れているのが私だけというところが気にいらない・・・マズいな、二人が完全に調子づいている・・・いつか、なんらかのカタチで報復を与える必要があります。

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とりあえず、お疲れ様でした。こんな激しい練習に、嬉々として付き合ってくれる友達に感謝です。

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さぁ、今年の珠洲トラはレベルアップしてAタイプ(Swim2.5km,Bike101.4km,Run23.3km)にエントリーしました。大会中に倒れないように、地味に練習に取り組もう。

最も大きなリスクは、何もしないことです。

just do it!  失敗を恐れるな。棄権を恥じるな。敵は己自身。ベストをつくせ。

2012年5月24日

橋立沖ロックフィッシュゲーム

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水中でこんなメバルの群れを見たら釣りをしたくなります。それもエサ釣りではなく、よりゲーム性が高いルアーフィッシングがしたくなります。

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トレーニングもいいけどたまにはカラダを休めないとね。セリのない夕方に沖にいきます。

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魚探という大人のオモチャがあるので心強いです。といっても底までハッキリ見えるほど透明度がいいから別に必要ないのですが・・・

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ワームが着底すると必ずバイトがあります。何か釣れたようです。

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カサゴです。肝心のメバルは釣れませんでしたが、これでも十分楽しめました。

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日没でケームセットです。お家に帰ろう。

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晩飯は何にしようかな。また、釣りに行こう。

 

2012年5月22日

定置網漁の水揚げ風景

早朝の橋立港では定置網漁の水揚げが始まっています。ちょっと覗いてみましょう。

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沖の定置網で獲った魚を重機を使って陸に荷揚げします。

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ゆっくり吊りあげて、

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捌き台の上に降ろします。それを延々と繰り返します。

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魚種や大きさなどによって選り分けます。フクラギが沖で湧いてます。

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スズキ、クロダイ、トビウオ、フグ、アナゴ、アジ、マダイ・・・橋立沖は宝の山です。ますます惚れてしまいます。

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選別した魚は山盛りの氷の水槽にいれて鮮度を保ちます。これらをパック詰めにしてセリに出します。

定置網漁の好調が続いてます。

2012年5月18日

夕焼け

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昨日、今日と大気の状態が不安定で、潜水漁中に落雷の危険があったのでワカメ漁はお休みでした。ただ、今日の午後から天気は回復してきました。

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明日は波の高さ50㎝、南風、晴天のベストコンディションです。自然の気まぐれなチャームが私に微笑んでいます。

海よ、ロマンチストで愚か者の私を、極上のフィールドへ誘ってくれ。

2012年5月14日

バイクとトレイルランニング

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昨日の日曜日は青空が広がるものの、海はウネリがありワカメ漁はお休みです。ならばいつものメンバーでハードトレーニングをしましょう。

まずはバイクで動山(ゆるぎざん)まで行きます。

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山の入口で降車して、バイクにカギをかけて、

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大杉青年の家までアスファルトの道路を走り、

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動山を駆け上がります。

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途中、クマのフンをいくつも発見しました。ここは自然の領域です。鈴を鳴らしながら謙虚に走ります。

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こちらは同じクマの仲間のタケクマ氏です。彼は麓のトイレでフンをして危機一髪の状況を脱した模様です。額ににじむ脂汗が5月のそよ風に吹かれています。

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新緑と田んぼが美しい季節です。

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遠くに見える白山の山頂は、所々で雪が溶けていて、夏山登山が待ち遠しい季節でもあります。

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ここが動山のピークです。3人で白山の絶景を眺め一休み。皆様、こんなハードな遊びに付き合ってくれてありがとう! 

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そして下山です。登山道出口にある湧水をいただき、バイクに乗って帰路につきます。

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小松鉄人レースの山岳コースを満喫した半日でした。それにしても新緑が美しい! 

ご覧のような、新緑に囲まれた渓流沿いの料理屋でイワナの骨酒でも飲みながら、山菜と猪の肉をつまみたいものです。

素晴らしい景色と美味しい食事の二つは切り離すことができない、ということを如実に語る一枚です。

2012年5月12日

美味しいものだらけの里海

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ビッグマグナムサイズの子持ち甘エビは入荷数が少ないので、スーパーなどには決して出回らない貴重で高価な甘エビです。

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このエビの大きさに、いただいた方はきっと驚かれることでしょう。全国各地へいってらっしゃい。

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定置網漁で揚がったサバです。マダイより高値がつく高級魚です。

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セリが終わってすぐに捌いて、塩して、酢につけて、締めサバを作ります。

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締めサバ、アジ、ミズダコ、子持ち甘エビ、コウイカ、フクラギ、バイ貝のお造り。底引き船と定置網のコラボ刺し盛りで一杯やってください。

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自家製しぼりワカメをバリバリ食べる近所の子供達。こういう無添加な健康食品を食べて強いカラダを作ってくれ。ノージャンクフード。

2012年5月 6日

GW終了

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GW最終日の今日は海況がイマイチのためワカメ漁はお休みです。ならば加賀トラのバイク練に参加です。前半は追い風のため時速40㌔キープでいい気分でしたが、折り返してからは強烈な向かい風と雷雨と空腹でとても辛い思いをしました。ただ、この辛さは私にとって自己陶酔(?)できる貴重な時間なのです。

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バイク練が終わると同時に青空が広がりました。5月の爽やかな風がなんとも心地いい。

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近所のブドウ園で宴会して無事練習会終了です。加賀トラの皆様、本日も稽古をつけていただきありがとうございました。

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琵琶湖一周ロングライドから始まり、雨のバイク練で終わったGW。内外ともいろいろハプニングがあり大変な思いをしましたが、なんとか乗り切ることができました。ホント、この世は体力勝負だと思います。

さて、また明日からワカメ漁を頑張ろうっと。

2012年4月30日

琵琶湖ロングライド

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日曜日の早朝、バイク3台を車に詰め込み、いざ琵琶湖の湖北を目指します。

湖北から琵琶湖を反時計回りに進み、琵琶湖大橋でショートカットして、琵琶湖一周約150㌔のロングライドの旅です。

シーズン初めにいきなり150㌔のロングは辛いけど、みんな普段からよく練習してるはずだから大丈夫でしょう。

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前日のカーボローディングとスネ毛剃りで、ハイテンションな私です。快晴で風はほぼなし、気温20℃前後、これ以上ないほどのバイク日和です。

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オフロード版トライアスロンの猛者タケクマ氏と国内最高峰の耐久レース佐渡トライアスロン完走者のアストロウーマン(宇宙人)のMさんが今回のメンバーです。こちらもこれ以上ない練習相手です。

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琵琶湖の広さに感動です。心震わせながらしばし休憩。

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巡行速度30㌔/h前後で150㌔完走です。行程の約95%ほど先頭を引っ張ってくれたタククマ氏、大儀でありました。加賀のMさんの完全復活に脱帽です。私は半泣きになりながら、やっとこさ、ついて行きました

足が出来上がっている秋になったら、さらに距離を伸ばし、、石川から越前海岸、そしてサバ街道を通り、京の都まで輪行ライドしましょう。それまで各自トレーニングに励んでください。お疲れ様でした。

2012年4月28日

GW突入

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今日からGWが始まりました。私のお休みは明日だけです。連日のワカメ漁でカラダがかなり疲労しています。

明日はゆっくり休んで、美味しいランチを食べて、ほっこりとどこかでお茶して黄昏の午後を過ごし、まったりと温泉につかり、しっぽりと寝る・・・、なんてくだらないことはしません。

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スネ毛をキレイに剃って、夕食は炭水化物を多めに摂取して、グリコーゲンを体内に蓄えます。

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さらにワカメご飯を食べて、カーボローディングを万全にして、明日のロングライドに備えます。

命懸けで遊んでます。

2012年4月22日

シケ休み

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穏やかそうに見えますが、陸から海方向、つまり南風が強く海はシケ模様です。なのでワカメ漁はお休みです。

願ってもない有酸素運動日和の週末です。

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加賀のブルゴーニュの丘の坂道を何度も周回してハムストに刺激を与えます。

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誰もいない私のプライベート橋立公園でランと筋トレして、その後、ほぼ1人1コースの市民プールでスイムです。充実した一人練習です。

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お隣の秋友ガラスさんにNHKの撮影車が止まっています。ちょっと冷やかしに行こう。

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秋友ギャラリーで開催されている工芸スニーカー展の取材のようです。

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右奥がパツキンで着物を羽織っている三遊亭秋友、手前はインタビューを受けている戸井親子。このインタビューがボツになることを願ってます。

スポーツと芸術を満喫した春の一日でした。

2012年4月19日

桜の木の下で

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尼御前サービスエリアを桜を眺めながら、潜水準備をします。波酔いにやっと慣れてきました。今日は吐かずに潜れそうです。

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自宅横の桜も満開です。

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桜の木の下でワカメの下処理をしてパック詰めするトイママです。遠い昔、深夜の新宿歌舞伎町で私にナンパされたばっかりに、東京から遠く離れた橋立でワカメや鮮魚を扱うこととなる、数奇な人生を歩んでいます。

シェーク・スピア曰く、人生など束の間の灯火。ならばこの数奇な人生を、存分に楽しんでくれ。

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やっと定置網漁に水揚げがありました。春の魚と書いて鰆(サワラ)がバンバン水揚げされ値が下がることを期待してます。サワラの焼き霜の刺身、食べて~

2012年4月11日

シケ続き

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昨日は絶好の漁日和でしたが、公休日の為、底引き船全船お休みです。そして今日からまたシケです。最後に底引き船が出漁したのが先週の月曜日だから、かれこれ10日ほど漁がありません。

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橋立港だけが休んでいるのではなかろうか?  その疑問を解消したいがために、強風の中、バイクに乗ってお隣の福井の三国漁港まで走行します。

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黄色のタグが付いている三国のズワイガニです。それに対して石川のタグは青色です。

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40㌔先の三国漁港に到着。やはり三国も全船休漁中です。当たり前か。

この偵察行為に全く意味はありませんが、トレーニングとしてはなかなかステキです。南西の強い向かい風が私のハムストを激しく刺激します。

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三国の料理旅館に泊まり、好きな人とズワイガニを一緒に食べて、海側の扉を開けて、畳に寝転がり、潮騒を聞きながら、本をゆっくり読めたら、さぞかし愉快だろうと思ったけど、そんなこと、いつも橋立の自宅でやっていることでした。

何も一泊お一人様3万円(!!)払わなくとも、幸せの敷居を低くすれば、いたるところに極上の時間は広がっています。

2012年4月 9日

サンデーアフタヌーン

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日曜日は南西の風がやや強いものの、穏やかな海況でしたが、町の総会開催で底引き船は全てお休みです。久々のナギだったのにもったいないです。また今週からシケが続くのにね。ホント、丸一週間シケの為、セリがありません。頼むぜ、たまには沖に行ってくれ。

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早朝から刺し盛りとオードブルを作り、エプロンと長靴を脱ぎ、シューズに着替えて加賀トライアスロンクラブの20㌔ランに参加。後半、ペースアップしたため、先頭集団から脱落しましたが自分を少しだけ追い込めることができた、なかなかいい練習でした。夏の珠洲トラに向けて、ラン中心の練習が必要です。

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午後からは自宅の庭で高校の同級生達と酒盛りです。偶然にも高校の先生にもお会いできてテンションが上がります。

昭和だった高校時代は大らかで、眩しくて、苦々しくて、愚かな思い出ばかりです。南加賀の秀才で美男子だった男の子達は、今ではすっかりオッチャンになってしまったけど、話すとあの頃にすぐ戻ります。それにしてもよく笑った酒盛りでした。男だけの酒盛り、夏にまたやろう。自虐ネタを楽しみにしてます。

2012年4月 7日

シケ続き

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各地に被害をもたらした爆弾低気圧が過ぎ去っても、スッキリしない海況が続きます。ホント、シケばっかりでウンザリします。

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お弁当の注文がたくさん入ってるけど、メインとなるタラやスズキなどの地物の魚はありません。ならぱエンジョモン(他の市場のもの)のキングサーモンを使おう。

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サーモンのホイル焼きにエビフライにハタハタの南蛮漬けにサバのフキ味噌焼きに・・、かなり高カロリーなお弁当です。

デブにならない為に、食後に少なくとも20㌔のランと1500mほどのスイムが必要かと思います。

2012年4月 5日

爆弾低気圧

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4/3の朝の泉浜の様子です。低気圧が発達しながら近づいてきます。南西の風が強いですが、南西は陸の方向なので沿岸部は静かです。これが嵐の前の静けさです。

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4/3の夕方の様子です。風が南西から北西に変わりました。北陸地方は北からの風には滅法弱いのです。夏の台風は北陸の背骨にあたる白山連峰が屏風となり、強風をブロックしてくれるのですが、日本海から攻めてくる冬の低気圧はノーガードなボディーを容赦なく打ち込んできます。

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4/3の朝の様子です。今まで体験したことがないくらいの強風です。進水を終えたばかりの海楽丸が心配です。

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係留ロープが一本切れた以外に被害なし。ホッと一安心です。何もシケ前に進水することはなかった。

こんなに酷いシケになると思ってなかったんだ、許せ、海楽丸。いつもの先走りの悪いクセだ。

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4/4の夕方の様子です。波・風とも治まりつつあります。それにしても恐ろしい春の嵐でした。

2012年4月 2日

海楽丸進水

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先日、浜の掃除がてら、船をスロープへ移動しました。

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船を裏返して船底の掃除をします。

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まずは船底に貼りついている貝類や、古いペンキなどをこそぎ落とします。

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次に船底塗料を塗ります。

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オーバーホール済みのピカピカのエンジンを取りつけて、スロープからゆっくり進水します。

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海楽丸よ、8月後半まで約5ケ月、一緒に働いて楽しい思いをしような。ヤマハの4ストローク15馬力エンジンよ、機嫌良く一発でエンジンかけてくれよ。

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それが終わると今年度のワカメ組合の総会です。それにしても汚い字です。

誰だ、こんな学のないアホな字を書く奴は!

2012年3月29日

今日の旅する魚屋

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シロトラエビ、

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ホウボウの刺身、

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バイ貝、

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ヤリイカ、

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締めサバ、

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ハタハタとコイワシ、

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ミズダコのボイル、

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マガレイ、

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タラのブツ切り、

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カマスとハタハタと赤カレイの一夜干し、

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コイワシのパン粉付け、

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マガレイの塩焼き、

あ~、疲れた・・・

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帰宅後、仕込みしたら夕方のセリ市の時間までフリーです。とりあえず10㌔走ろう。

2012年3月27日

今日の泉浜

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風が強いものの青空が広がった今日の泉浜。

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ワカメ生えてるかな?

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ワカメ干場が完成です。ここで生ワカメを天日干しにして、しぼりワカメ(乾燥ワカメ)を作ります。

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海楽丸よ、冬眠から目を覚ませ。そろそろ沖に行くぞ。

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バイクも覚醒せよ。GWに長いの一発行くぞ!

準備は概ね万全です。あとは天気次第です。

2012年3月25日

ラン&スイム

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週末はシケで全船休漁です。おまけに悪天で予定していたバイク練は中止です。

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晴れたかと思うとアラレが降ってきたりと不安定な空模様ですので、小松ドームでラン練です。

4人でチンタラと90分のLSDトレーニングです。ラスト3周だけはダッシュをして脚に良い刺激を入れて練習終了。

ここで解散をせず、次は市民プールでスイム練です。

新人の女の子は疲れて帰りたがっていたのですが、軟禁してプールまで連れて行きます。ここは逃げずについてきなさい。ブクブクパーから水泳指導をして鍛えます。今日はクロールというより、溺れない為の息継ぎ泳ぎの習得を目指します。

今年は無理でも、来年こそトラデビューするように精進してください。応援します。

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指導の傍ら、我々はフリーの500×1本、200m×5本して終了。午後からは家族サービスの時間です。まさにオージースタイルな我々です。

加賀のMさんの復活ぶりに脅威を感じているタケクマ氏と私。こりゃ、あっという間に抜かれるな。

2012年3月23日

雨の海

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冷たい雨が降る今日の泉浜。浜はナギで穏やかですが、沖では早朝から風が出てきてシケ模様となりました。

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旅する魚屋が終わり、帰宅途中に浜に寄ると、全船帰港してました。

甘エビ漁はまだ行かないみたいです。早く行って欲しいんだけど。

2012年3月21日

東京散策

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上京したら必ず立ち寄る合羽橋商店街の包丁屋さん。私のような包丁ハードユーザーは錆びやすくて、抜けやすくて、繊細な和包丁より、丈夫なステンレス素材の包丁を好みます。

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我が母校の日大経済学部のあたりでランチです。

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ショックです。大好きだったキッチンマミーがお休みでした。とりあえずトンカツ屋の゛いもや゛に行こう。

神保町で登山道具の物色と、近いうちにカービングスキーを駆逐するであろう噂のロッカースキーの実物をみてきました。ロッカースキー欲しい・・

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アイルランド系のお祭りである「セントパトリックデー」の行列を見学したり、 1203216.JPG

浅草寺でもの凄い勢いのある御神輿に遭遇したり、

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かわいい後輩の店で強い酒をイッキ飲みして遊んだり、

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ダイビング部の先輩や同期と飲んだりして、楽しい時間をすごしました。

みんな、相変わらずで嬉しかったな~ 

また、近いうちに遊びましょう。

先輩、夏の伊豆強化合宿の開催を心待ちにしております。

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これでまた一年頑張れそうです。私はいくつになってもあの頃のままでありたい。

みんな、悲しみも苦しみもいろいろあるけど、笑って暮らしてください。 

2012年3月17日

3/18~20までお休みします

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明日3/18~20までの3日間は上京のため、戸井鮮魚はお休みとなります。

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ですのでメールやお電話でのご注文の受付は、21日からとなりますので御了承くださいませ。

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東京でのイタリアン、フレンチの動向、最新バールのメニュー構成、魚介料理の研究・・・など、あくまでも研修という名目での旅行です。

新宿歌舞伎町で悪い遊びをしたり、大学の仲間達と泥酔するまで飲むとか、そういったことはしないように心がけでいます。

春からは潜水漁と珠洲トラに向けてのトレーニングで思うように遊びができなくなるんだから、東京でちょっとだけ羽を伸ばそうかな。

2012年3月14日

お弁当作り

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ハタハタのエスカベッシュ、

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スズキとフキの包み焼き、

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カマスのインボルティーニ、マスタードソース添え

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フキのフリット、

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それらを強引にお弁当箱に詰め込んで出来上がり。

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それが終わると次は一夜干しセットを山ほど発送です。

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カジメがユラユラと春の波に揺られています。潜水漁シーズンが近づき、私の血はフツフツと踊っています。

2012年3月12日

能登和倉万葉の里マラソン完走

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前泊の場所は能登島の風情のある民宿です。期待通りのThe Minshukuでした。小4の夏休みの時に家族旅行で出かけた能登島のことを思い出してしまうノスタルジック感が濃厚にあります。

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もういかなる努力を払ってもこれ以上食べれないと悲鳴をあげるほどの山盛り魚介料理コースでした。さすが船宿、ご馳走様でした。そして21時に就寝。よく食べ、よく寝る、まるで子供のようです。

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そして大会当日です。スタート時は快晴で気温は高めです。ただし天気予報では、午後から急速に天気は悪化し暴風雨になるということ。マズイね。

今回はフル初挑戦です。上り坂の多い厳しいコースですが、途中関門の制限時間が穏やかな大会ですので、完走へのプレッシャーは小さいです。アースマラソンの間寛平ちゃんのような、歩幅の狭いゆっくりとしたペースで走ります。

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天気予報通り午後から天気は一変、雨雪まじりの強烈な風が吹く、もの凄い悪天になりました。これは春の嵐ではなく、冬の嵐です。

気温はグンと下がり、風速15~20mの北風がランナー達に襲いかかります。風が吹けば実際の気温より低く感じます。いわゆる体感温度とは一般的に風速1mに付き1度C冷たく感じると言われています。この時のランナーの格好はほとんど裸同然で、おまけにビショ濡れです。

ある一人のオッチャンの格好ですが印象に残ったので記載します。超ハイレグのゴム質な変態的極小パンツにY字のヒモのような上着を着ていて、その暴風雨に会い、まるで一本釣りで甲板に叩きつけられたカツオのように、テントの中でブルブルと電気的に震えてました。その格好じゃ、そりゃ、震えるよ。

この時の温度が約0℃として、風速15mの風が吹きつければ、体感温度は約-15℃となります。多くのランナー達が低体温症となり途中棄権していました。それはナイスな判断です。寒さを堪えて無理をすれば山岳遭難の疲労凍死みたいになってしまいます。何も遊びでそこまで我慢する必要はありません。

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ただ私は底引き漁や潜水漁で極寒の海を体験しているし、程よい体脂肪もついているので寒さには強いのです。なので何とか完走です。

一緒に行った20代の男の子二人は残念ながら途中棄権です。もっと脂肪をつけなさい。ちなみに一人は平成3年生まれのハタチの子。平成3年といえば私が人生のピークだった大学生の頃じゃないですか。こういうときに年を感じます。

もう一人の女の子は10㌔走を、雨風に合わず、無事完走。日記に「私がいちばん賢かった」と書いたはずです。

2012年3月10日

ぼちぼち出発

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出発時間ギリギリまで仕事して、

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能登万葉マラソンに行ってきます。本番は明日、今晩は飲み過ぎ注意です。

2012年3月 8日

仕込みいろいろ

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まずはお弁当の食材の仕込み。スズキを3枚におろして、

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ソテー用にカット。ざっと100人前は必要です。卒業シーズンはモノ・カネ・ヒトが動くチャンスタイムです。

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ホウボウを開いて一夜干しの仕込みです。セリであまり数のいないホウボウを買い占めるとヒンシュクをかう恐れがあるので、ここは半分だけで我慢。また今日のセリであと半分買います。

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カマスも一夜干し用です。

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干物小屋でハタハタを干してます。それが終わると、

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赤カレイを干します。それが終わるとカマス、次はホウボウ、次は・・と続きます。

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私の趣味部屋ではワカメを干す竿を大量に作製中です。

私の仕事は、仕込みがなにより大事です。

2012年3月 6日

静かな海

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今日の泉浜の様子。絨毯が波打つような穏やかな海面、生温かい春の微風がソヨソヨと頬をなでます。

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私を誘う磯の香り、早く潜ってワカメに会いたい。

たとえこの身に何が起ころうとも、ぬるいビールと海のない生活はお断りだ。

2012年3月 4日

ラン&バイク

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能登万葉フルマラソンを一週間後に控え、今朝は10㌔の軽めのランをした後、今年初となるバイク練に移行。

初挑戦のフルマラソンに向けての練習はあまり出来なかったですが、特に気にしてません。30~35㌔あたりに体力的な限界点である「壁」が存在するとよく聞きますが、それはスピードを求めるレースをしている選手がいう言葉であって、自分の体力、膝の具合に合わせ、無理のない走りをすれば壁など関係ありません。むしろ、心の中に存在する壁を越えさえすれば、この勝負は私の勝ちです。私がマラソンでストイックになる必要はほとんど無です。

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男二人のバイクの旅に割り込んできた新人女性。タケクマ氏の親切丁寧な技術指導のおかげで、あっという間に上手になりました。ちなみに私はハートフルでウィットに富んだジョークによる声かけで、緊張したカラダをリラックスさせるという役回りに徹しました。

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金津の創作の森のイベント会場で休憩&昼食。クラフト大好き女子達が会場を埋め尽くしていました。女性はホントに雑貨が好きですね~ お父さん達は付き添い御苦労さまです。そんな忍耐強いお父さん達を尊敬します。ワラベちゃん、会えて嬉しかったです!

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小サイズのこじゃれたカレーでは炭水化物が足りない。帰路の途中、゛銀のめし゛さんでへしこ入りのおむすびを食べて栄養補給です。ここのおむすびは寿司より旨いです。

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そして練習終了。タイヤパンク寸前でした。危なかった・・

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コラッ、新人、いつまでもビーチク丸出しじゃいけません!  さっさとしまいなさい。

2012年2月27日

クロスカントリー石川県民体育大会

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今年も白峰で開催されたクロスカントリー大会に加賀市代表でエントリーしました。

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私がエントリーした種目はクラシカル走法です。クラシカル走法とはスケーティングして前進するのではなく、雪上にある2本の溝にスキーを入れて、前後に足を動かし、歩く(走る?)ように滑ります。

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気温-3℃、粉雪が舞うあいにくの悪天ですが、寒くて雪面が溶けてないから滑りやすそうです。

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我らが隊長の林先生がスタート。カメラ目線でキメていますが、途中棄権で玉砕です。

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この世はハッタリ6割、実力4割と確信している私はスタート前の虚勢が大事だと心得てます。落ち着払って大きくストレッチをして、悠然とスタート地点に向かいます。

スタート後はなるべく他選手の邪魔にならないように、コースの端を、遠慮がちに、小さくなって滑ります。

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タケクマ氏は非常にウソくさい鬼の形相で走ってます。次の種目が押しているんだ。早くゴールしてくれ。

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私にとってマラソンもトライアスロンもクロカンもタイムを競うレースではありません。大事なことは競いあうことではなく、みんなと集まり触れ合うことを楽しみ、自然との調和を心がけ、自分と対話し、真剣に遊ぶということ。競いあうのは仕事だけで充分です。

ほぼ毎日、地味で単調なトレーニングをしている私にとって、カラダと心を解放するご褒美なのです。

そろそろ今季のウィンタースポーツは終わりかな。楽しかった。ありがとう。

もうすぐ春、サヨナラから始まることがたくさん待ってます。

2012年2月25日

三寒四温

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もう少しで3月です。一週間ぶっ続け冬のシケはそろそろ姿を消し、シケとナギの間隔が狭くなってきます。

三寒四温でゆっくりと春が近づいてきます。

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ヒルバーグ社のソロ用ダブルウォールテントを極秘入手。一般テント素材の4 倍強度がある引き裂き強度12kg を誇るKerlon1200 を使用。それで1.2㌔の驚きの軽さ。説明書が外国語なのが難点。

当分の間、このテントをいじくって遊ぼう。

仕事部屋が完全に遊び部屋(子供部屋?)になりつつある41歳の今日この頃です。

2012年2月23日

昨日のセリ風景

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需要の多い年末と違って、2月のズワイガニはとても安いです。買うなら今です。

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ハタハタが湧きだしきました。

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赤カレイもモリモリ獲れてます。

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赤カレイ一夜干しフェチの方に発送。

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最近、にわかブームの麹を使った大根寿しとホウボウとハタハタと赤カレイの一夜干しの詰め合わせを発送。

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そして食べ応えアリのズワイの発送。こんなのもらったら嬉しいでしょうね。

どれも美味しそう!

2012年2月21日

白馬スキー合宿

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悪天候をもたらした低気圧が東の海上に抜けて、西からしだいに張り出してきた高気圧が日本列島を覆った週末は、ワンシーズンに数回あるかないかの好天が広がりました。

白馬のグレートサミッツの神々しい稜線は惜しみなく我々に微笑みかけます。

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なんというチャンスタイムでしょうか。自然のチャームに感謝です。

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ここ白馬八方尾根における、これから二日間にわたるスキー強化合宿の始まりです。

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いつも石川の小さなスキー場で遊んでいる我々にとって、白馬の広大さは圧巻です。

迷子にならないように、ケガしないように、楽しく、厳しく、練習しましょう。

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タケクマ君、私についてきなさい。体幹と骨盤を意識して、スピーディーにリズムよくね。

但し、私を抜かさないように。

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ロングターン、

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シヨートターン、

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タケクマ君、極めて上手だね。カービングスキーの特性を熟知した見事な滑りです。さすが理系!

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秋友ガラスさんもメッチャウマや~ん。赤色のソフトシェルジャケットに白いメットがとてもよく似合ってるぜ。まるでスイスの山岳ガイドみたいです。カッコウィ~ネ~

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゛山側の外エッジをもっと有効に使った方がいいですよ゛、とタケクマ氏より指示を受ける私。

どうだ、こんな感じか?!  変態ぽくてウィ~ネ~

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八方尾根はコブ斜天国です。

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石川の鉄板のような固いコブではなく、フカフカの優しいコブです。楽しすぎます。

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一日目のスキー・スノボー実習終了。宿に帰ってから本日の反省会です。

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夕食後、ビデオ撮影した動画を見ながら、カラダの位置、骨盤のヒネリ、体重移動など細かくチェックします。自分の滑りは思っていた以上に下手なものです。反省して明日につなげます。

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消灯20:30を過ぎても枕投げをしていた2名は罰として廊下で正座1時間です。

ご覧のようにとても厳しい合宿なのです。奥様方、旦那達は決して遊んでいた訳ではないのです。

この後、二人は泣きながら弁明をしておりました。なので帰宅したら労をねぎらってくださいませ。

アウトドアをやっている男には、みんないい奥さんがいる、という格言があります(?!)からね。

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最後に白馬の3.000m級の山々をバックに記念撮影。また来年も行けるように仕事頑張りましょう!

2012年2月18日

雪の降る町

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今年の雪はしぶといです。今回の寒波が最後の到来になってほしいものです。

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旅する魚屋はお休みすることなく、波状攻撃をしかけてくる寒波と互角に戦っております。泥臭い根競べは継続中です。

これもひとえに旅する魚屋を心待ちにしていただいてるお客様のおかげです。

感謝しております。

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お客様の愛する旦那様のお車に、「エロおっさん」と心温まるハートフルなメッセージを残して、次のお得意様のお宅に伺います。

2012年2月16日

ひとときの晴れ間

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久しぶりの青空です。

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ワカメ漁解禁まで2ケ月を切りました。もう少しで海に潜れる、私の季節が到来します。嬉しいね。

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今年は板ワカメ作りに挑戦します。橋立では板ワカメ作りをする漁師が絶えて久しいので、戸井がそれを作って復活させてくれと、昨年の春に先輩海士から頼まれました。設備は揃っています。ならば、断る理由は一つもありません。最善を尽くします。

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あっ、もう夕方だ。スイムの時間だ。プールに行こう。

2012年2月12日

ランの寄り道

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思っていたより天気が良かった休日、小松ドームで室内ラン練するのをやめて近所のロードを走りました。自宅から片野海岸経由塩屋海岸まで往復約18㌔の予定でしたが、

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塩屋海岸までの遊歩道が雪で走行不可。まぁ、いいや。ランはここで小休止、浜辺に降りて、ちょっと散歩しよう。

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細い小道を下ると片野海岸の白い奇岩群が突如現れます。長者屋敷跡と呼ばれていますが、どんな長者が住んでいたかは不明です。

陽射しに満ちた夏の太陽がこの白い岩々を照りつけると、そこはまるでエーゲ海に浮かぶサントリーニ島の白い家々のようです。

この白い舞台は西に向かっており、ここの一番のご馳走は、さえぎるものがなにもない、空一面に広がる夕焼けです。

ここは空に一番近い舞台です。朱の空がやがて暗闇に包まれる頃、海を照らす月の道は、いったいどこまで続いているのだろうか。

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そしてここ長者屋敷跡のノース・フェイスは世界三大北壁であるアイガー、グランド・ジョラス、マッターホルンに次ぐ北壁として世界のクライマー達の憧れの的なのです。

約1800mの岩壁、頂上付近の極端なオーバーハング、急変する天候、これまで幾人かのクライマー達の命を奪った北壁はいつしか゛人喰いの壁゛と呼ばれ畏れられています。

その昔、小説家の新田次郎は名著「アイガー北壁」の執筆の際、現場の空気感を知るために、わざわざこの長者屋敷北壁まで足を運んだらしいです。

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昨年、この北壁登頂に見事成功した私とシェルパ族のテムジン君の記念写真です。

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・・・というのは真っ赤なウソです・・・

フランソワ・ラブレー曰く、

゛三つの真実にまさる一つのきれいな嘘を゛

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能登島・万葉フルマラソンまであと一ヶ月です。走り込みは足りないけど、宿の予約や宴会の準備は万全です。楽しみなラン・トリップです。

2012年2月 6日

久々のナギ

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久々のナギです。嬉しいね。

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そして久々のセリ市です。カニをセリ落とすチャンスタイム到来です。と言ってもたいしてカニの注文はないけど。

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たくさん買って、帰って仕込みしようっと。

2012年2月 4日

週末

 

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なんとか今週の仕事を終えてひと安心です。とても酷い週でした。来週も再び寒波がやって来るそうです。ウンザリ気味ですが、海のリズムで生活しているのでしょうがない。自然に身を委ねよう。

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午後からは、とりあえずビールではなく、プールへ行こう。

午後のリラックスタイムに酒を飲む芸風はやめたんだ。

フリーのキック、プル、スイム、そして4種目を地味に泳ごう。

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酒は夜になってから。たっぷり本を読める至福の週末の夜です。

孤高でロマンチストなマゾヒストは、明日も朝からトレーニングです。

2012年2月 2日

大荒れ継続中

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北風ビュンビュンの大シケです。今回のシケはしつこいです。

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最後のセリは確か1/22の日曜日だったから、カレコレ、10日間休漁中です。明日も、明後日も、沖に行けるかどうか微妙です。

漁師殺すに刃物はいらぬ、シケの3日も在ればよい

とはよく言ったものですが、ちょっと甘いです。

橋立はもう10日もシケだぜ・・、3回死んでもまだ足りない。

冬の北陸の海は非常に厳しい環境です。ここは一発逆転、ハタハタの大群でも来て、漁師に大いに儲けてもらわないと困ります。

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今日が大雪のピークです。もう少しの辛抱です。

2012年1月31日

まだ行ける!

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今週は大雪の予報です。旅する魚屋、今日はまだ大丈夫でしたが、明日以降は非常にヤバそうです。

冬将軍様、お手柔らかにお願いします。

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小松はおっとりとした城下町です。茶でも召されよ、とのこと。

結構なお手前、ご馳走様です。

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セリのない夜は長いです。スイム練して、一杯飲んで、ハンモックに揺られながら、アマゾンで衝動買いした釣りの本でも読もうかな。

゛地獄゛という題名に心惹かれたドMな私です。

2012年1月29日

雪の週末

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早朝からオードブルの仕込みをして、

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コツコツと日銭を稼いでから、筋トレに出かけます。

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海は相変わらずのシケ模様です。こんな寒い日ですが、泉浜で釣りをしてる人を発見しました。

この時期、何が釣れるのだろうか?

強風で凍える寒さの中、浜辺で一本の杭と化し、釣れない釣りをして何が面白いのだろうか?

と思う私。

釣師にしてみれば、

こんな寒い中、アナタは小松ドームでラン練してから、市民プールでスイム練して何が面白いの?

一文の得にもならないし、疲れるだけなんじゃないの?

と聞き返されることでしょう。

趣味の世界とは、こういうものなのです。

誰からも邪魔されない大切な休日のひと時です。心にある無数のキズを癒してください。

2012年1月27日

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雪の泉浜です。海はシケ、週間天気予報によるとこの先、ずっと雪マークです。去年の秋のカメ虫の異常繁殖は、やはり大雪の警鐘だったのでしょうか。

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雪が積もっていても、橋立港は休市でも、小松や金沢の市場には魚がいます。ならば、戸井鮮魚もお休みしている場合ではありません。

カメハメハ大王みたいに、雨が降ったらお休みだ、なんて言っていたら、辛い冬を越せないし、遊びもできない。

逆境こそ、チャンスタイムです。それが世間の端の、その隙間で生きる私のサバイバルテクニックです。

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悪天候が勝つか、私の根気が勝つか、まさに天気との根競べです。

2012年1月21日

週末の一日

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穏やかな泉浜の様子です。シケ前の静けさか。来週は猛烈な寒波が来るらしいです。

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週末はどこにも飲みに行かず、トレーニングをして、晩はムサガニで一杯やろう。

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明日は休みだけど、山遊びで朝が早い。山の本でも読みながら、寝るとするか。

2012年1月19日

すさまじい仕事ぶり

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建築の専門誌の表紙に兄のトイットが掲載されました。建築関係の会社なら、地域を問わず、定期購読している雑誌だそうです。

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140件も建てていたとは驚きです。さすが、名前の建一郎の建は健康の健ではなく、建築の建だけのことはあります。その反動か、酒とタバコを愛する不健康極まりない男ですが・・

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細かい字でよく読めませんが、兄の長所は「聞き上手」だそうです。

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コネや地縁や血縁を頼りにせず、デザイン力で勝負する営業スタイルなのです。

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顧客の口コミとウェブサイトのおかげで営業マンは必要なし。今では北陸の建築設計界では屈指の実績を持つまでに成長したトイットです。

・・・以上、要約するとこんな感じに書かれてました・・・・

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仕事に疲れたら週末は橋立の自邸で宴会です。美味しい魚を食べて、元気をだしてくれ。

昔、兄弟揃ってライギョ釣りに熱中してみたいに、儲かったら釣船を買って、ルアーでのソルトウォーターフィッシングをして楽しもうぜ。頼むぜ、兄貴!  もっときばれや。

 

 

2012年1月 9日

バイク→登山→ランの休日

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天気はまずまずですが、路面のコンディションが悪いので、駐輪場で男3人バイクのローラー練習です。

かなり地味で単調な、常に足に負荷がかかる辛い練習ですが、数人でやると気が紛れます。約1時間で切り上げて、登山の準備をします。

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近くにある鞍掛山を登ります。しだいに上空の雲はどこかへ消えて、眩しい太陽が照り出しました。

これは願ってもないチャンスタイムの到来です。

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気まぐれな自然が時折見せるcharmはなんて美しいのでしょうか。

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そして頂上です。このポーズ、絶対面白いから撮ってくれとはしゃいだわりには、ちっとも面白くないワンショットです。彼の貧困なる発想の限界点はこの辺りです。

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山頂から日本海を望みます。赤印が橋立港、青印がバブルの遺産である巨大観音様が立つ加賀温泉駅です。観音様が抱いている赤ちゃんの大きさが奈良の大仏と同じくらいなんですから驚きです。

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下山後はダウンをかねて木場潟ランをしてfinish。

1ヶ月に1度あるかないかの晴天を存分に楽しみました。良い休日でした。

2012年1月 7日

シケ続き

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年末から年始にかけてシケが続いてます。もういい加減ナギになってくれ。昔から人は海を女性に例えますが、このようなずっと不機嫌な女性とのお付き合いなら、もういい加減別れていることでしょう。

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仕事にならないから、スイム練してバイクのローラー練して、ハンモックで本を読みながら昼寝をしよう。

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旨いものでも食べて、酒飲んで、寝よう。

2012年1月 5日

雪山ケビンで子煩悩ぶり(?!)を発揮

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激しい吹雪の中、鼻水を垂らしながらのスキーレッスンです。ビビりな娘は決して無理をしません。痛みを伴わない練習をいくらしても上手くならないぞ。

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雪洞を掘って強烈な風雪から身を守る訓練は雪山登山の必須テクニックです。単なるかまくら遊びではないのです。

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静寂が支配する夜のスキー場は、神戸のルミナリエのような雪のイルミネーションが夜空一面に広がっていました。

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大人も子供も大ハシャギです。

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゛家政婦のミタ゛を意識した無表情。ウ~ン、ややウケ。次、いってみよう。 120151.JPG

雪遊びもいいけど、そろそろケビンで一杯やろうぜ。

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貸切りの雪山ケビンは最高です。まるでスイスを代表する山岳リゾートのツェルマットのようです。

・・・あっ、もちろん、行ったことありません。妄想しただけです・・・・・

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夕食後は長時間のプロレスごっこで8歳の少年を泣かして遊びます。

「右手の骨、折れた~」 「左手一本じゃ良平さんに勝てん~」

笑らかしていただきました。少年よ、ワンパクでもいい、逞しく育てよ。

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子供と女性を楽しませるのは大人の男のツトメです。また、遊ぼうね。

さて、短い正月休みが終了しました。また、仕事して頑張ろうっと。

2012年1月 3日

初滑り

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

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今年は2日の早朝まで仕事をしてから、エプロンと長靴を脱ぎ捨てて、ランウェアに着替えて大聖寺の三社マラソンに参加。その後、加賀トライアスロンクラブのラン練習をして、そのまま新年会に流れ込み、ヘベレケになるまで飲酒。帰宅後、フラフラになりながらスキーの準備をして就寝。

加賀トラの皆様、久しぶりに楽しい宴会でした。万歳!  筋肉バカ達  愛してます!

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そして朝を迎えて、やや辛い二日酔いを抱えながらスキー場へ到着。相変わらずの悪い天気予報に反して、青空が広がる素晴らしいスキー日和です。

最高じゃないですか!  ドーパミン笑いが止まりません。自然のチャームに感謝です。

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気温は0℃、風はなし。雪質は極上。ようこそ、スキー天国へ!

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チューブをくぐるジェリー・ロペスを彷彿させるリラックスしたフォームです。これはまさに禅の境地か。

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私はボード派ではなく、スキー派です。ターンは少なめ、スピード重視、大腿四頭筋が悲鳴を上げるまで滑り続けます。

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こうして、今年もみんなとスキーができることに感謝です。この世の中に当たり前のことなんてありません。ランできることに感謝、スイムできることに感謝、バイクできることに感謝、そして仕事できることに感謝です。

日本中が晴れていても北陸だけはいつも雨か雪の冬ですが、そのかわり自然の神様はスキーというステキなウィンタースポーツを用意してくれてます。スキーのおかげで、どれだけ精神的に救われてることでしょうか。

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゛夕映え 樹氷を染めれば しばらく地球は止まってる゛

80年代の若者の文化に憧れていた90年代の若者の一人として、ユーミンの゛サーフ天国 スキー天国゛はそのイントロを聴くだけでワクワクしたものでした。初老を迎えた今でもその気持ちは変わりません。今度のスキー合宿にはSURF&SNOWのCDを持っていこう。

2011年12月31日

大晦日

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早朝からブリを捌きまくります。半身にしたり、切り身にしたり、お造りにしたりと大変です。

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そして、オードブルなどのお正月食材の配達です。

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カニの発送が終われば、次はお正月食材の発送があります。下段は数の子大根、タラの真子の昆布巻、丹波の黒豆、大根すしが入り、

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上段には、特大エビのパン粉付、赤カレイの一夜干し、ヒラメの昆布〆、香箱ガニが入った、正月スペシャル詰め合わせセットです。これだけあれば、十分でしょう。いいお正月を!

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さて、明日も早朝から仕事です。テレビなど観ないで早めに寝よう。

2011年12月29日

年末の仕込み

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お正月料理の仕込みに追われてます。養殖ブリは20本以上必要です。

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昆布〆用のマダイです。

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ヒラメも昆布〆用です。

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オードブル用の有頭エビを300本ほど解凍します。この世で一番旨い洋食は、エビフライのタルタルソース添えだと思っているのは私だけではないはずです。

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タラの真子を昆布で巻いて、ゆっくり煮込みます。

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丹波の黒豆も時間をかけてゆっくり煮込みます。

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そして、先ほど終わった今年最後のセリ市で念願(?)のカニをセリ落としました。

ステキな値段でしたが、ホッとしました。

今晩はゆっくり寝れそうです。明日、発送して31日着です。

ホントによかった、年内に間に合った!!

2011年12月27日

天気待ち

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今日もシケの為、休漁です。セリ市もお休みです。カニが欲しいけど、いかんともしがたい。

忍耐、我慢、忍耐、我慢・・・

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カニ以外なら小松の市場で何とかなります。明日は仕事納めの昼食弁当のご注文がたくさんあります。仕込みで半日かかります。

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正月用のヒラメとマダイの昆布〆の昆布を切り取ります。50人前は必要です。

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年末にセリがあることを想定して、たくさんパックを用意しておきます。

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チラシもカニの捌き方の栞も多めに取り寄せました。

準備は万全です。あとは天気待ちです。

演出意図に沿った天候を何日も待ち続けた黒澤映画のように、海外遠征最終日に必ず大物を釣り上げた゛オーパ゛の開高健のように、芸術も釣りも忍耐を必要とします。ならば、日本海の至宝゛ズワイガニ゛を得るためには、同様に忍耐が必要です。

 patience. patience. patience・・・いつも呪文のように唱えている年末です。

・・・・焦るな、もう少し引きつけてから撃て。馬上の山県昌景の赤備えの甲冑を肉眼ではっきり確認できるまでは引き金に触らないように・・・なんの話や・・・

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なんか煮つまってきた。気分転換に金沢で映画を観て、一人で飲みにいこう。

2011年12月25日

雪景色

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今朝の泉浜の様子です。あたり一面雪景色です。空気は凛と冷えて、海面からは蒸気が沸き立ち、遠くで低音の海鳴りが響き、凍えそうなカラスがあてもなく上空を旋回し、木々の小枝からは粉雪が風に吹かれて舞い上がっています。

これはまさに、津軽海峡冬景色のようなド演歌の世界です。山下達郎の世界ではありません。

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モノとカネとヒトが動く、チャンスタイムの年末年始です。上手く波に乗れますように。

2011年12月23日

セリ撃沈

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21日の夕方、意気揚々とセリ場に向かったものの、あまりのズワイガニの相場の高さに意気消沈、戸井鮮魚は見事撃沈でした。

だって1箱5杯入りの小さめのズワイで、箱6万円以上するんだから手がでません。

6万あったら、私なら超軽量の山岳ソロテントを買うかな。

何件もご注文をキャンセルさせていただきました。しょうがない。自然相手の商売です。

堪忍してください。

年末の橋立のセリは天井知らずのバブリーな香り満載です。恐ろしい所です。

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カニにはギャンブル的な魅力がありますが、そればかりに頼るわけにはいけません。地味な弁当作りも大事な仕事です。

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ズワイガニがダメなら一夜干しを贈りまっし。

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今日の一夜干しは赤カレイとメギスとメッキダイとハタハタです。予算に合わせてパック詰めして発送です。

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クリスマス寒波が去った後の、もう一ナギに期待します。ナギにならないと、とても困るけど、ここは平然と構えよう。なぜなら、私の仕事は自然相手なのですから。

2011年12月21日

クリスマス寒波襲来

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予報によると23日に寒波が襲来して、27日頃まで強い冬型の気圧配置が続くそうです。その間、海は大シケです。

年末は29日までセリ市がありますが、もしかして、今日のセリ市が今年最後になるかも知れません。たとえ寒波が去って、28日に沖に行って、29日にセリ市があったとしても、品薄+高値で話にならないことでしょう。

今日のセリは゛朝ナギの沖泊まり゛だからまずまずな水揚げ量だと思います。

え? ゛朝ナギの沖泊まり゛って何?

なんという愚問を! 

賢明なる当ブログの愛読者なら、この浜用語を理解してるはずです。わからないのはアナタの勉強不足のせいです。

・・・・・・

ということは、抱えているカニのご注文は、今日セリ落とさないといけません。キャー!!

でも、今日は恐ろしく高いんねぇーけ。あ~、胃が痛い・・・

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カニの発送が終了したら、年末から年始にかけて、オードブルやお弁当作りが待っています。

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こちらはホイル焼き用のタラの切り身です。

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こちらはブリの照り焼き用です。

仕事納め用のお弁当作りの仕込みに追われてます。

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戸井鮮魚は1/2まで営業します。年末年始のオードブルは一皿6.000円です。あとはブリや数の子大根や真子のコンブ巻やヒラメの昆布〆など、お正月用の食材もご用意してます。

大変な年末に突入です。気を引き締めて頑張ります。

2011年12月19日

カニ宴会

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惚れ惚れするほどの北陸らしい悪天が続いてます。シケの為、セリ市、ラン練、バイク練、全てお休み。スイム練、飲み会可。

ならば、スイム練をしてから宴会をしよう。

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家で食べるズワイガニなら、タグなしの超訳ありカニで十分です。

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チャチャチャと捌いて盛り付けです。

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お刺身はブリとマダイで十分でしょう。

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旦那衆も奥さん方もたくさん食べて、飲んでや~。多趣味で偏屈な旦那衆は置いといて、日頃、苦労が絶えない奥様方の慰労がこの飲み会の主なる目的です。来年もアホな男達を支えてくださいませ。

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子供は元気が一番です。私の家はゲーム機持ち込み禁止です。子供はカラダを張って遊びなさい。ケンカ、大泣き、擦り傷、裂傷、大歓迎です。命懸けで遊べ。そのかわり、うるさくて場を壊すから、大人の飲み部屋に入るべからず。

どうしても入りたい場合は、ノックして、まず用件を述べよ。

私の家飲み流儀は大人優先社会なのです。

2011年12月17日

秋友ガラスとオール橋立産鮮魚とカニ

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お隣にお住いのアッキーこと秋友ガラスの器と戸井鮮魚の料理とのコラボです。

まずは香箱ガニのお造り。

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次の一皿はトラエビとミズダコのサラダ仕立て。

ワサビと醤油で食べるか、それとも塩・コショウをかけて、ビネガーとオリーブオイルを垂らしてマリネにするか、迷うとこです。

いずれにせよ、美味なること間違いなし。

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メインはマダイの湯引き、ヒラメの昆布〆、ズワイガニの塩茹で、贅沢にして悦楽な3種盛りです。

オール橋立産の海の幸の実力です。

宴席でこれ以上、何が必要か? 

ロマネ・コンティーか?  それとも極上の女か?

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長い冬の始まりです。雪が降ると、子供のテンションが上がります。ゲレンデの神様が微笑みかける季節の始まりでもです。ひそかに私のテンションも上がってます。

いくつになっても子供のような、好奇心いっぱいのお脳を持ちたいものです。

2011年12月11日

赤と白と灰色の世界

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どんより曇った、相変わらずの灰色天気が続く北陸です。おまけに海はシケ模様です。シケで休漁のため、なかなかカニを発送できず、ご注文が溜ってきました。困ったな・・胃が痛いです。

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そんな哀れな私を尻目に懸けて、トイババとトイママがなにやら巨大なリースを作っています。

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直径約120㎝のサンキライだらけの真っ赤なリースです。

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異常な大きさのリース、いったい何に使うのだろうか? 持ち運びできるのか心配です。

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こちらは真っ白なお腹のヒラメです。

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私は地味に捌いて、発送用のヒラメの昆布〆作りに勤しみます。

それが終われば、市民プールで、地味に黙々とスイム練です。

2011年12月 7日

トイット いしかわ建築大賞 市民賞授与

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先日おこなわれた゛いしかわ建築大賞゛の公開審査会で兄のトイットが、パネルの住宅で、市民賞を獲得しました。おめでとう!

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これからも建築道に精進してください。儲かったら、共同出資でクルーザーを買って橋立沖の海賊になりましょう。 1112073.JPG

スイスの姉はファッション関係で頑張ってくれ。儲かったら、私にヨーロッパ最高級ブランドの登山用品、もしくはバイクウェアを送ってくれ。 1112076.JPG

弟である私は兄と姉の精神的支柱として頑張るから、潤沢な遊び道具を提供するように。二人の活躍を期待してます。

2011年12月 3日

クリスマスリース

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トイママ講師によるクリスマスリース作りの材料は橋立の樹海から調達します。

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リース作りも料理の盛り付けも同じようなもの、だそうです。

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昨日のシークレット妄想食堂のお客様達です。といってもこのセピア色の写真は終戦間もないころの、小学校の遠足のときのようです。

貧しかった時代のはずなのに、なんて輝いた笑顔をしてるのでしょうか?

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たいへん盛り上がった宴会でした。まるで養老乃瀧で新歓コンパをしてる学生のノリでした。

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先日の中日新聞でトイママのリース作りが掲載されました。

大切なものは目に見えないんだ。誰かが手助けを必要としてるなら、行って、手を差し伸べてあげなさい。人と人との豊かな関係こそ、我々が望むものです。

2011年12月 1日

発送いろいろ

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カニ、

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カニ、

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カニ、

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寝ても醒めてもカニにうなされる日々が続いてます。お客様のご予算や内容を確認しながら、箱に詰め込み発送します。

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ちょいキズのズワイガニならあるけど、ムカデって何?  足が通常より多いカニのことか? 1杯の値段で2杯欲しいということか?

旧日本陸軍の暗号手なみの判読能力が必要となります。

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カニと一緒に捌き方の栞が入ってますので、カニを捌いたことのない方でも安心です。

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甘エビ+カニ

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バイ貝+カニ

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赤カレイ+カニ

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ズワイ1杯+香箱10杯

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このズワイガニ1杯の金額がポケットの中にあれぱ、タイトなジーンズと白色のタートルネックが似合うステキな女の子と二人で、ちょっといいフレンチで食事してワインをボトルで1本開けて、食後にBarに行き、ズブロッカのロックを飲みながら口説くくらいはできます?!

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橋立のカニ達よ、全国各地へ行ってらっしゃい。

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そして夜はシークレット妄想食堂オープンです。たくさんカニを食べて、楽しい夜を!

2011年11月27日

カニの仕出し

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もう少しで師走となり、忘年会などの飲み会が多くなる季節です。今、流行りの家飲みでズワイガニやお造りを食べたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ戸井鮮魚にご注文くださいませ。

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小松や加賀でしたら、配達いたします。遠い所でしたら、お手数ですが、太陽に愛された町、橋立までドライブがてら、取りに来てくださいませ。

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カニもいいけど、お刺身盛り合わせも魅力的です。昨日のお造りは、マダイの湯引き、サワラの焼き霜、トラエビ、アオリイカ、アジ、そしてアクセントに自家製カリフラワーのピクルス添えです。

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今日の賄い料理はお造りで使ったトラエビの殻から濃厚なスープを抽出して、

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魚介とトラエビのスープパスタを作ります。やや重いトラエビスープと、キリリと冷えた初々しい新酒のワインとの相性をお楽しみください。

2011年11月25日

石川テレビの゛いしかわ見聞録゛

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明けない夜はないように、今回の大シケもしだいに治まりつつあります。来週はきっとナギが続くはずです。カニの発送が溜っているんだ。なんとかならないと困るぜ。

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先日の水曜日の夕方のニュースで放送されたセリ人としての私です。セリ番号55が私、ちなみに横にいるセリ番号76は山中温泉の高級旅館゛こおろぎ楼゛の若旦那です。亭主が自らセリ人としてカニや魚をセリ落として食事にお出ししている、大変丁寧で尊敬すべき旅館だと思います。そんな真面目な旅館には泊まる価値があります。彼は年下ですが、私の料理の良きアドバイザーであり、サーファーでもあります。いつかサーフィンも教えてね。

橋立港のセリで必死にカニをセリ落としているシーンが放送されました。5本指をだしているということは、箱5万円のカニをセリ落としたのでしょうか。いずれにせよ、高い買い物です。金銭感覚が麻痺してしまう11~12月です。

2011年11月23日

サワラづくし

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定置網漁でたくさん水揚げされているサワラです。まずは焼き霜。

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サワラのタタキでお召し上がりください。最近のヒット商品です。ホントに旨い!

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サワラの昆布〆

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サワラの西京づけ

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サワラのパン粉づけ

サワラもいいけど、カニが欲しい。11/20頃から天気が荒れだすのは毎年のことだけど、今年もまた同様に荒れてます。カニの値が上がり、私の血圧も上がり気味です。胃の痛い日が続きます。

2011年11月21日

シークレット妄想食堂

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大雨、強風、波浪、雷注意報の、いつものフルコースが出揃った北陸地方ですが、そんな寒い日は戸井鮮魚の誰も知らない妄想食堂で、せめて美味しいフルコースを食べて、楽しく健やかに過ごしましょう。

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マダイの湯引きのカルパッチョ

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シバタケの甘酢大根おろし和え

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赤イカのイカ飯

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サワラと野菜の包み焼き。これはオーブンに入れる前の状態です。

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タラとキノコのフリカッセ

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そしてお待ちかねの香箱ガニのお造り

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デザートは洋梨のコンポート これでfinish

満足いただけましたか?   まどろみの午後はまだまだ続きます。楽しんでください。

2011年11月19日

カニとカニの間に

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カニの塩茹でをしてる間に、マダイを刺身にします。

それにしても真面目くさった顔をしてるマダイです。何がそんなにつまらないんだ? 

一期は夢ぞ ただ狂え

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半身をを昆布〆と湯引きにします。

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いいね~、ギンナン咥えて、傾き者のマダイになりました。

めでたいタイなんだから景気良くいってもらわないと困ります。

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さて、また地味に発送業務をしよう。

2011年11月17日

詰め合わせの贈り物

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刺し網漁で獲れた高級白身魚の甘ダイです。

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開いて、塩水につけて一夜干しにします。

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ゴチ網で獲れたマダイです。

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昆布〆を作ります。

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カマ、旨そう~

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橋立の海の幸の詰め合わせセットです。

胃と心は通じてます。美味しい魚介を食べて、きっと笑いの絶えない楽しい夕食となることでしょう。

・・・昨日、出演予定だった石川テレビの夕方ニュースの゛石川見聞録゛は都合により来週の水曜日(11/23)に移動となりました。忘れなかったら見てくださいね。・・・

2011年11月15日

私の兄達

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イタリア系スイス人の義兄からのズワイガニの注文です。日本の顧客様のお歳暮ギフトです。送金はスイスの銀行から、領収書はメールで送ります。まるでゴルゴ13の仕事のようです。グラッチェ!

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こちらは建築家の実兄の話。石川県の建築家がお互い優れた作品を選ぶ賞の対象に、兄の作品が二つ(赤丸印)選ばれました。ぜひ、建築大賞を勝ちとり、名実ともに石川NO,1の建築家を目指してください。

そして顧客様のお歳暮にはズワイガニを贈ってください。

2011年11月13日

夕方のロング・スロー・ディスタンス

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ヒラメの昆布〆、サワラの焼き霜、トラエビ、赤イカのお造り。お皿は秋友ガラス。

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赤イカ、甘エビ、マダイの湯引き、ミズダコのボイルのお造り。

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香箱ガニのお造り。

これで週末の仕事は終わりです。急いで長靴からシューズに履き替えてラン練習です。

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私のお気に入りのランコースを一緒に走りましょう。橋立自然公園を抜けて片野方面へ向かいます。

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片野海岸に突き当たります。ここまでで約5㌔。ここから海岸線を左に向かいます。

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防風林の中の自転車道路は快適です。

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途中、こんなステキな休憩所があります。目の前には誰もいないビーチが広がります。海は青くて、眩しくて、穏やかで、永久にこのままのように。あまりの静かさに一瞬不安を覚えます。

こんなときに誰かと出会って、恋に落ちても決して不思議じゃない。

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そして折り返し地点の塩屋海岸に到着です。沖のテトラは夏のスイム練で使ったところ。

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ここまでで約9㌔、往復18㌔のスローランです。3/11の能登の万葉マラソンのフルにエントリーしたからには、相当の走り込みをしないといけません。まずは65㌔ある体重(ちなみに身長171㎝)を61㌔まで落としてヒザの負担を軽くする必要があります。ただ、食事制限のみで痩せるのではなく、しっかり食べて走って、筋肉とスタミナをつけながら、月に1㌔ペースで落とします。あと4カ月あるからなんとかなるはずです。

すべては夢の宮古トライアスロン出場のための布石であり、試練なのです。つまるところ、ドMなのです。

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そして、長期休養中の加賀のMさんとの圧倒的な力の差を、この機にイッキに縮めてプレッシャーをかけるためにも、今日も時間を見つけて走ります。

2011年11月11日

石川テレビ取材

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石川テレビの取材を受けました。カニをセリ落とすところ、塩茹でするところ、橋立のお気に入りスポットの紹介(もちろん泉浜、他のところは興味なし)など、二日間に及ぶ長い収録でした。お互いお疲れ様でした。

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この収録の模様は11/16(水)夕方の石川テレビのスーパーニュース内の゛石川見聞録゛というコーナーで放送されます。

いかに私がセリの時にソワソワして、苦悶の表情を浮かべながらカニをセリ落としているかわかってもらえるはずです。そして、いかに私が本物のカニを扱っているかもわかるはずです。

セリ落として、茹でて、発送、というスピードがダントツに速いということが戸井鮮魚のミソなのです。

江頭2:50ような振りつけで覚えてください。落として、茹でて、発送、(繰り返してどうぞ)

しかし、一介のコアキンドにすぎない私になぜカニの取材が来るのかが疑問です。私よりカニに詳しい方なら星の数ほどいらっしゃるのにね。

これはきっと私が気さくなイケメン漁師だからに違いない・・・

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茹であがりました。注文用紙とにらめっこしてパック詰めです。

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冬の食卓の王様をどうぞご賞味くださいませ。

2011年11月 9日

初セリの後

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なんとか予約分のカニを確保できました。

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家に着いたら、まずカニを真水で〆ます。生きたまま茹でると足がボロボロと折れてしまいます。

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〆たら、タワシで泥などをキレイに洗い流します。

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そして塩茹です。

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茹であがったら粗熱を取ります。今晩は深夜まで仕事が続きます。

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ズワイも同じように〆てから塩茹です。

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粗熱が取れたら、お得意様から予約いただいてる数を袋詰めします。

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捌いたカニも用意してます。これならすぐ食べれます。

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発送用のパック詰めです。

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捌いたズワイ発送希望の方もたくさんいらっしゃいます。

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全国各地へ行ってらっしゃい。長い一日でした。とりあえず開幕ダッシュ成功です。とりあえずビールを飲もう。

2011年11月 8日

カニの初セリが始まる前

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私と秋友ガラスさんの絶対国防圏内における歴史的敗北で幕を閉じた橋立自然公園フェスタの悪夢が醒めやらぬ間に、続々とカニを満載した底引き船が帰港してきます。そう、11/6はカニの初セリです。

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ズワイガニと香箱ガニの鮮度を落とさないように、素早く荷揚げします。

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ダイハチ車にカニを積んで、セリ場へ向かいます。

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そしてここからが陸の仕事のカニの選別です。根気と眼力と忍耐力が必要な長い闘いの始まりです。

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選別するカニは山積みされてます。完全分業で仕事を進めます。

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足は折れてないか、キズはないか、外子はあるか、シミなどの汚れがないか、一匹一匹丁寧にチェックして、仕分けします。

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外子の色もチェックします。黒ずんだ赤色がベストです。これなんかいいんじゃない?

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薄い赤色は卵の熟成が進んでいません。ランクがグッと下がります。

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ここまで丁寧な選別をしてるのは全国で橋立だけだと思います。ここまで手をかけるから、橋立産のカニにはブランド力があるのです。

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選別したカニをきれいに並べてセリを待ちます。

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そしてカニの初セリ開始です。どうしても香箱ガニ500杯は確保したいです。初セリでコケると最後まで後手後手になり、勢いがなくなります。カニのシーズンは短いのです。ということは稼ぎ時も短いのです。

プロ野球のペナントレースと同じで、開幕ダッシュがとても大事なのです。

手頃な値段でセリ落とせるか心配です。まるで16才の高校生の初デートのようにドキドキしています。

胃が痛くて、なんか痩せそう・・・

後半に続く。

2011年11月 5日

忙しい土曜日

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まずは弁当作り。

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そして魚と野菜中心のオードブル。

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マダイの湯引きと赤イカとサワラの焼き霜とタコと甘エビのお造り。

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明日の橋立公園でおこなうイベントで販売する一夜干しの準備。明日は雨のようです。このイベントに何名の方がお見えになるのか非常に不安です。

そして明日の夕方からカニの初セリが始まります。

たくさんのご注文を抱えているんだ。海よ、なんとか明日いっぱいシケないでくれよ。

2011年11月 3日

橋立自然公園オータム自然フェスタ

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漁協からの要請で11/6(日)橋立自然公園でおこなうイベントに参加します。

一夜干し各種を販売予定です。

一人じゃ心細いので、お隣の秋友ガラスさんを道連れにしました。

私と秋友さんの自宅のすぐ横にある公園は、何億円もかけて、まるで私達のためだけに作られたようなものです。だからここは一肌脱ぐ義理があります。

橋立公園でおこなう初めてのイベントで、何人の方がいらっしゃるのか全く読めないので、どれだけの量の一夜干しを作っていいのやら見当がつきません。

まぁ、なんとかなるでしょう。ここは秋友さんと二人でバンザイアタックを仕掛けて、二人揃って玉砕するしかないようです。

ゆるいイベントですので、お時間のある方はぜひ橋立までいらっしゃってください。たぶん、私達は時間を持て余しているので、芝生でサッカーやランニングでもして一緒に遊びましょう。皆様のお越しをお待ちしております。

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快楽丸ではなく海楽丸はしばしの間、冬眠します。再出動は来年の4月のワカメ漁からです。エンジンのオーバーフォールをして、バッテリーをビンビンにして、また来年も橋立沖で縦横無尽に走りまわろうぜ。今年もありがとう、海楽丸!

2011年11月 1日

第一回越前加賀アースライド

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総勢300人ほどのローディーが集った越前加賀アースライドのスタート前の風景です。天気はあいにくの小雨ですが、ほぼ無風のコンディションです。

今回のアースライドは福井県と石川県をまたぐ120kmの本格ロングライドです。北潟をスタートして、橋立港、柴山潟、木場潟、粟津温泉、山代温泉、山中温泉・・・・、などなど見どころ満載で、かつ、数箇所のエイドでは地元の美味しい特産物をたくさん食べられる、まさに夢のようなツーリングなのです。

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今大会のナビゲーターのプロトライアスリート白戸太郎選手の開会宣言です。顔つきは精悍で、カラダは浅黒く締まっており、見るからに速そうです。

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夏前に購入した白戸さん監修のビギナー向けのトライアスロン教本のおかげで、珠洲トラを完走することができました。いわば白戸さんは、私の本のなかの先生なのです。感謝してます!

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私は石川の自転車連盟(たぶんそういう名称・・)からの依頼でスタッフとして参加しました。私をはじめ加賀トライアスロンクラブの3名の担当箇所は、かなりハマった感のある最後尾のシンガリです。親子連れや、恐れを知らぬママチャリ軍団や、オシャレ小径チャリの方々との並走します。時速15㌔以下で120㌔は行けども行けどもゴールが見えない無限地獄の様相でした。

遊びのつもりでスタッフとして参加したのに、思いっきり仕事をしてしまいました。温厚な私達だから常にホー・チ・ミンおじさんのような、にこやかな笑みをたたえながらの並走です。これが隊列の真ん中担当の血気盛んなオムケン君がシンガリだったら、きっと逆ギレして泣いていたことでしょう。そう考えると、今回の人選は的を得てるのでしょう。

途中、チェーンのハズレやパンク等の修理もしないといけないので、たくさん備品を用意しました。

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大きなカガミダイです。手前のクルマダイ(マトウダイ)と比べると、その冗談のような大きさが際立ちます。

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カガミダイの皮は名前の通り、鏡のようです。これを参加者の背中に貼り、反射鏡とします。特に峠のトンネル内で効果があります。

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タイヤパンクした場合、ロードバイクの方なら替えのチューブを持っているので問題ないのですが、ママチャリだと替えのチューブなど絶対持ってないでしょう。そういう場合は、

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アナゴの皮をパッチ代りにしてタイヤに貼り付けて応急処置をします。

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ベアリングが不調な場合は、

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ちょっと柔らかくて、ネバネバしてますがサケの筋子を代用します。

これくらいのまさかのときの用意はスタッフとして当然の仕事です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

冗談はさておき、とても楽しい大会でした。

このような屋外のスポーツを楽しむ気持ちはとても清々しいです。

また、呼んでください。いつでも協力します。

2011年10月29日

土曜日の午後

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旅する魚屋が終わって帰宅すると、次は発送業務が待ってます。

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こちらはビッゲストトマホーク級の子持ち甘エビです。スーパーなどには決して出回らない大きさです。

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エビ漁は来週で終了です。再開はズワイガニの漁期が終わる3月20日以降となります。

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急いで発送を済ませて漁協へ向かいます。カニ漁についての約束事を決める会議に出席します。

底引き船の親方と、船頭達と、カニを仕分けする奥様方と、魚商人と、漁協との協力のもと、橋立のカニが日本一のブランド力を持つためにはどうしたら良いか作戦を練ります。

機敏な行動力があり、頭の切れる方ばかりです。さすが栄華を誇った北前船の末裔達です。

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そんなこんなでアッという間に夕方です。陽が沈む前に10㌔走ってこようっと。

2011年10月27日

カニのDM作り

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11/7解禁のズワイガニ&香箱ガニのDMのチラシを作っています。こちらの写真は去年の初日の模様です。香箱ガニの荷降ろしで大忙しな一心丸です。荷降ろしが済んだら、すぐに沖に向かいます。漁師用語でいう゛折り返し゛です。

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荷揚げした香箱ガニは各船の熟練スタッフ達により厳しく仕分けされます。ですので橋立のカニはとても評判がいいのです。

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ズワイガニも厳しく選別します。

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このブルータグが橋立産の証明書です。いわば漁師の誇りです。

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戸井鮮魚のみならず、11~12月の魚屋はカニで大忙しとなります。海は不安定な時期となり、蟹の値段はジェットコースターのようにめまぐるしく変動します。とても神経の使う、大変な時期なのです。

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手作りのDMが出来上がりました。来週、昨年ご注文いただいたお客様に送ります。今年もひとつ、よろしくお願いいたします。

私が仕分けして、セリ落として、塩茹でして、発送する本物のカニをご賞味くださいませ。

2011年10月25日

地味な仕込み

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小さいウマヅラハギです。この魚を売るにあたり、いかなる付加価値をつけるかが腕の見せ所です。

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ここまでは普通の魚屋さんでもします。ここから時間のかかる手間を加えます。

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開いて中骨を取り除きます。

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一箱はパン粉付けにします。

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もう一箱はみりんと富士菊醤油のタレにつけてから、干します。

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白ゴマでごまかして(?)、カワハギのみりん干しの出来上がり。

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サワラの子供のサゴシです。

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三枚におろして、骨を抜き、嫁さんに渡します。惣菜の文字が平仮名なのは、決して私が漢字を書けないわけではなく、学のない嫁さんでもわかるようにという私のやさしさなのです。

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クセも骨もないサゴシのフライは、お子様に大人気です。タルタルソースをかけて食べてね。

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大きなサワラは焼き霜にして刺身で売ります。こちらもとても人気があります。

みんながやりたくない面倒な作業、この付加価値の部分が私の生きる道なのかもしれません。

2011年10月23日

橋立きってのウォーターマン

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南加賀一帯に配布しているフリーペーパー「ファーボ」の11月号の特集は橋立漁港です。

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ページをめくると・・・、セリ風景が載ってます。この日はいつもより箱数は少なめです。セリ中にエビ船2隻がやってくるのですが、まだ来ていない様子です。

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ちなみに赤印の若者(?)が私です。セリ人の中では極めて若者の部類です。腕を組んで何かを考えているようですが、ホントのところ、ただのボンヤリ君なのです。

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さらにページをめくると、私担当の料理編です。漁師めしを作ってほしいとのご依頼でしたので、こんな漁師めしを作ってみました。

橋立でこんなイタリアンみたいな料理を作って遊んでいるのは、たぶん、私だけだと思います。だから全然漁師めしではないのですが・・・

底引き船の若い衆だった頃、船上で食べていたママ(飯のこと)と言えば・・・

獲れた魚の刺身や煮つけや味噌汁、それらに飽きたら缶詰のシーチキンにマヨネーズを混ぜたもの、ごはんですよ、ふりかけ、たまごごはん、レトルトカレー・・・

 その程度です。とにかく船上では時間がないので簡単なもので済ませることが多かったです。

船の舷側でロープを巻きながら、波しぶきがたくさん入った塩っぱいドンブリ飯を抱えて、食べながらの作業などいつものことでした。だから腹さえ膨れれば、味なんて二の次なのです。

だからホントの漁師めしなんて雑誌に載せられないでしょ・・・

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気さくで男前なアスリート潜水漁師だそうです。これで女性のハートを鷲掴みできるのでしょうか?

2011年10月21日

明るくなるまで待って

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仕込み中の早朝の3時頃に底引き船・龍盛丸よりtelあり。イチバンコ(第一投目の網)で網をペラに絡ませてしまって操業不能となり、今から曳航して帰ってくるから、港に着いたら潜って網を切り取って欲しいとのこと。

本日の旅する魚屋の仕込みを猛ダッシュッで終わらせて、空が明るくなったら潜水道具を軽トラに載せて港へ直行です。

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網のアラテとテンギ棒のところが絡んじゃったみたいです。ここは結構大事なところです。切っていいロープと、切ると今日これからの操業ができなくなる部分があります。できれば切らないで取ってほしいとのこと。それは無理。バスッと切ります。トラスト ミーです。

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約40分の潜水作業で無事切り取り成功です。思いっきりブッタ切りました。私の空気タンクの残圧はほとんど0でした。危なかった・・・

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まだ7時です。網を取り替えて沖へ向かう龍盛丸、夕方のセリの時間まであと3~5網はできるでしょう。良かったです。たっぷり水揚げして、ガッポリ稼いでください。

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スーツを脱ぎ、シャワーを浴びて、コロンをたたき(ウソ)、魚を車に積んで、私も出動です。たくさん売れますように。

2011年10月17日

ラン&峠攻め

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日曜日の早朝、お隣のガラス作家の秋友さんと女性アスリートのMさんと私の3人で自宅→片野海岸→塩屋海岸まで往復18㌔のスローランを決行。

約2.5時間のLSDトレーニングが終わり、疲労困憊で顔色を失い、背中を丸めながら、若干脚をひきずっていた秋友さん。これに懲りずまた走り続けてほしいものです。

痛みを伴う経験を繰り返していくなかで身に付けた行為というのが、その人の技術というものです。

No pain, No gain.

痛みなくしては、何も得るところはありません。

ランの後はMさんと二人でバイクトレーニングです。Mさんは今年、日本の耐久レースの最高峰である佐渡国際トライアスロンのAタイプを完走したパワフルなアスリートです。Aタイプとは、スイム3.8㌔、バイク190㌔(!!)、ラン42.2㌔、計236㌔を15時間半内で完走する必要があり、そのあまりのハードルの高さに他の大会と比べ、女性のエントリー数が極端に少ない、超過酷なレースなのです。

完走した選手にはASTROMAN(宇宙人)の称号が与えられるのです。まさに宇宙人だと思います。

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今回のバイク練は2つの峠を攻めます。まず一つめの峠は標高約500mの刈安山です。福井県側から上り、山中温泉側に下るコースです。

なかなか厳しい上りが約6㌔続きます。

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強風が吹き、路面が雨で濡れているバッドコンディションです。枯れ枝や濡れ落ち葉がタイヤに絡んでスリップする危険があります。気をつけながら走行します。

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峠のピークでしばし休憩。ちなみに私のバイク(右)3台分以上の値段がするMさんのトレックです。

さらにレース用のタイヤのホイールは一つ10万円台後半、前後セットで30万以上です。

どうです、趣味の世界とはいえ、高いでしょ?

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山中温泉に抜けて次に向かうは山中県民の森の立杉峠です。

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意外とあっさり、峠のピークに到着です。この峠は今日と反対側の方向から上ると、とんでもなく辛いのです。

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猛烈なスピードで峠を下るMさんです。終始、上りでも下りでもMさんについていけず。平地で背後からの不意打ち奇襲アタックを仕掛けても、いとも簡単に抜き去られてしまった、とても弱い私です。

稽古をつけていただいてありがとうございました。来年の珠洲トラAタイプで相見えることを楽しみにしております。といっても全然勝負にならないと思いますが・・

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日本海側を通過した低気圧のおかげで、泉浜はサーフ天国です。冬が近づくと、いよいよサーフィンのシーズンインです。

2011年10月15日

黒ムツとタコとアオリイカのシーフードサラダ

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超高級魚の黒ムツを使ってシーフードサラダを作ります。まずは皮付きで三枚におろします。

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皮の歯ごたえを楽しみたいので、湯引きにして食べやすい大きさにカットします。

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ボールの中にアオリイカとミズダコ、クロムツ、オレンジ、トマト、ルッコラを入れます。

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そこに塩、コショウ、ビネガー、オリーブオイルを順番に入れて混ぜます。それぞれ入れては混ぜ、入れては混ぜ、を繰り返します。両手でしっかり混ぜて空気と愛情を入れて、ビネガーとオイルを乳化させることがポイントです。乳化させるとトロリと口あたりが良くなります。

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お皿の淵にオレンジを並べて、真ん中にクロムツをドンと置きます。飾りのオレンジも姿造りのクロムツもハッタリです。しかし料理にとってハッタリはとても大事な要素です。レストランは料理4割、雰囲気6割とフレンチの巨匠ジョエル・ロブションがおっしゃってます。ということは料理の価値の半分以上はハッタリで雰囲気作りをしなさい、ということと解釈してます。

ホラ、なにやら豪華に見えてきませんか?

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お皿の周りに、オリーブの王冠のようにルッコラを敷き詰めて、中央にシーフードサラダを立体的に盛りつけします。粗めにカットしたイタリアンパセリを上から散らして完成です。

私好みのビネガー多めで酸味にパンチがある大人のサラダです。塩とビネガーがオレンジの甘さをひきたててくれます。まさに太陽に惜しみなく愛された島、シチリアの味なのです。

もちろんシチリアに行ったことはありませんが・・・

橋立ブルーのガラス皿はお隣りのパツキンランナーこと秋友ガラス作です。

2011年10月13日

小松観光

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先日の連休中に大学のダイビング部の同期だった77と小松デート。所用で訪れた富山の帰りに、寄り道して私に逢おうなんて、なかなかできたヤツに成長したものです。夕方の羽田行きの搭乗時間まで遊んでやろう。

最近、東京で同期の51に寿司をご馳走になったみたいなので、それなら今回は小松の名店フレンチの゛プラ・ド・シェールでお魚のランチをご馳走してあげます。

フレンチ店の一番いい使い方は、少々高めな値段設定のディナーで食事するより、安めなお昼のランチに出向き、その中で高いランクのコースを選択することだと思います。オーナーの森影さんも小松の市場でお話していて、そうおっしゃってましたから間違いありません。

つもる話はランチを食べながらゆっくりしましょう。

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食事の後、松井選手が大好きということなので松井秀喜ベースボールミュージアムへ向かいます。

地元出身の松井選手は人間的にも尊敬できる素晴らしいお方で私も大ファンですが、このミュージアムに入館するのは今回が初めてです。未知の観光スポットは殊のほか楽しい時間でした。

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ロウ人形の松井選手と握手できてご満悦な表情をみせる77。満足ですか?

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次に向かったのは小松出身の洋画家、宮本三郎の美術館です。色彩の魔術師といわれた宮本三郎、その抜群のデッサン力は高く評価されております。ここもまた初めての入館です。77のおかげで地元の良さを再発見できました。

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そろそろ帰る時間が近づいてきました。小松でお土産を買うなら迷わず松葉屋さんを紹介します。松葉屋さんの栗羊羹はチョー旨です。おまけにお手頃価格だし、長男さんは高校の同級生だし、次男さんは下戸だけど飲み友達だし。

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小松観光、楽しんでいただけたかな?  では来春、東京で仲間達と一緒に飲もうな。

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大学の友達はいくになっても友達です。心がポッと暖かくなった連休最終日でした。

どうですか?  ご希望通り、77の写真、キレイに撮れてますか?

2011年10月11日

清蒸鮮魚(チンジョンシエンユィ)

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「清蒸」とは魚を蒸した料理で、魚の美味しさをそのままシンプルにいただく中国料理を代表する魚料理の一つです。

シンプルな調理法だけに魚の鮮度が重要で、刺身として食べられるクセのない白身魚を使うことが条件です。今回は橋立産の高級魚の一つである甘ダイを使います。

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30㎝ほどの大きさの甘ダイは身が厚いので、火の通りをよくするため切り目を入れます。

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ネギと生姜をパイレッシュ皿に並べて、その上に甘ダイを置きます。今回は魚が蒸し器の直径より大きかったので、半分にズバッと切りました。そこに老酒をふり、蒸気の立った蒸し器に入れて12~13分くらい蒸します。

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野菜もついでに蒸します。魚に竹串を刺して澄んだ汁が出ればOKです。

パイレッシュ皿にたまった蒸し汁を漉して小鍋に入れて、そこにしょう油、塩、胡椒、砂糖、老酒を加えて、やや濃いめの味つけを目安として熱します。これで仕上げのソース完成。

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魚を皿に盛り、その上にネギと生姜の千切りをのせます。そこに煮えたぎって煙がでるほど高温の油をネギと生姜の上にさっとかけます。ぬるい油はNGです。

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さきほど小鍋に作ったソースを魚全体にかけて清蒸甘鯛の出来上がり。

器は小松の九谷焼き作家の成長株の一人である浅蔵一華さん作。

シンプル イズ ベスト、直球勝負の魚料理で最も大事なところは鮮度です。

その典型的である清蒸、作り方は簡単です。ぜひご家庭でも味わってくださいませ。

2011年10月 9日

輪行ロングライド

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秋晴れの気持ちのいい休日、男3人で輪行ロングライドを決行。

淫行ではなく輪行とは、行きはバイクで、帰りはバイクを解体して大きな袋に詰めて電車などの交通機関で帰ってくること。その袋のことを輪行パッグといいます。

リュックの中に輪行バッグと着替えとお菓子を詰め込んで、いざ、出発。

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メンバーはいつもの猛者達。オフロード版トライアスロン・エクステラのエキスパートであるタケクマ君と、今年のコマテツ・ロング3位のオムケン君です。この二人が先頭を交代しながら風を切ってくれるので、脚力に劣る私でもドラフティングで何とかついていけるのです。感謝してるぜ。

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気温は20℃前後、ほぼ無風の抜群のコンディションです。おまけに海はベタナギ。

敦賀湾、若狭湾の絶景を眺めながら、海辺のワインディングロードをひた走ります。

こまめなスポーツドリンク&炭水化物の摂取と、有酸素運動ゾーンの心拍数117~153内をキープすることを心がけます。

上記のことを守れば、計算でいうなら、絶対にヘタれないのです。

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あまりの景色のキレイさに、西日を右の頬に浴びながら、しばし休憩。

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静かで穏やかな漁村は、私の旅情をかきたてます。

子供やお年寄りの方たちの姿が見えませんね。みんなオウチに帰って、そろそろ夕食の準備の時間なのでしょうか?  

今日の晩酌の刺身は何? フクラギ?  アオリイカ?

 

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水平線に太陽が沈む頃、ようやく本日の目的地である小浜漁港に到着。

距離にして160㌔のロングライド。疲れはしましたが、脚はまだ生きてます。 ラストののスプリント勝負なら、まだこの二人の勝てるかもしれません。

もし、やるなら得意の背後からの不意打ち奇襲アタックですが・・・

もちろん、そんなスプリントはないけどね。

男3人の記念写真を撮ってくれた高校生カップルがあまりに可愛てく、初々しくて、切なくて、私の胸がキュンと痛み出しました。あの子は20数年前、高校生だった私そのものなのです。

何かを得るということは、何かを手放すということ。二人の将来に何が起ころうとも、二人で暮れなずむ小浜漁港を散歩していたということ、まだ幼い10代だったということ、それから汗くさい自転車オッチャンから撮影のお礼にカロリーメイトをプレゼントされたことを、二人だけの思い出にしてほしい。たとえ、二人がハッピーエンドにならなくとも。

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温泉で汗を流して、食料と酒を買い込んで、バイクをバッグの中に詰め込んで、鈍行電車に乗車です。軽く宴会して反省会してマッタリして帰ろう。

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Stay hungry, Stay foolish.  バカであり続けることは大変なことなのです。

 

2011年10月 6日

橋立ペスカトーレ風トラエビのアメリケーヌパスタwithクロノドグロ

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この長ったらしい名前のパスタを作ります。まずはソースから。

フツフツとニンニクとオリーブオイルの香りがたったフライパンにトラエビの頭を入れて炒めます。

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そこにタマネギを入れてしんなりするまで炒めて白ワインでフランベします。アルコール分を飛ばしてから、

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トマトホールと水を入れてグツグツ煮込みます。

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途中、丁寧にアク取りをして雑味をそぎ落とします。

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ザルで漉して、さらに煮詰めて塩・胡椒で味をととのえて、アメリケーヌソースの完成。

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超高級白身魚のクロノドグロ(クロムツ)を塩焼きにします。身から上質の透明な脂がしたたり落ちます。このまま塩焼きで食べたい衝動を抑えて、身をほぐします。

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トラエビとアオリイカとミズダコをオリーブオイルで炒めて、先ほど作ったアメリケーヌソースを入れます。

パスタが茹であがったようです。パスタとソースを絡ませて、生クリームを少し入れてお皿に盛りつけします。

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クロノドグロの尾頭付のめでたいパスタです。パスタのみならず、尻尾の先から頭のテッペンまで愛して食べつくしてください。

器は小松の至宝、九谷焼き作家・浅蔵一華さん作。

魚で最も美味しいところは頭です。私が最も尊敬する冒険家・植村直巳氏は北極圏のアンダーソン・ベイでエスキモー夫妻の家に居候してた時、サケの頭ばかり食べていたそうです。

どうぞ、目のあたりのゼラチン質をツルンといっちゃってください。

もし、レストランでこの一皿を出すにあたり、値段をつけるなら、原価30パーセントの原則に基づくと・・・6.000円くらいでしょうか。

ちょっと高いね。こんな美味しいものは仲間内で食べよう。

2011年10月 2日

食欲の秋

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今日のお造りは、トラエビ、赤イカ、バイ貝、アジ、マガレイの昆布〆、サワラの焼き霜の6種盛り。

もちろん、ALL橋立産。

お弁当は栗ご飯で秋を演出。

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魚と野菜たっぷりのオードブル。たくさんのご注文、ありがとうございました。

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食欲の秋であり、スポーツの秋でもあります。今朝は冷たい雨がパラつく中、5名で20㌔のスローラン。

今日はいつも私を悩ませる右膝下の痛みはなし。日々の走り込みとバイク練が功を奏してきたか、いやいや、油断は禁物です。

痛みのほとんどの原因は筋力不足と過体重です。食欲の秋なだけに、自制が辛い。

2011年9月28日

一人ぼっちの遠足

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背中のポケットに菓子パンとドリンクと小銭を入れて山へ向かいます。一人きりのロングライドです。一向一揆の鳥越の砦が白山の玄関口です。向かうは一ノ瀬ビジターセンターです。

門徒衆に火縄銃で狙撃されないように、身を低くしてペダルを回します。

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深くえぐれた手取峡谷を沿うようにして上りが続きます。

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瀬名高原スキー場のさらに上に手取ダムがあります。ここから幾つものトンネル越えがあります。トンネル内は危険ですので慎重に走ります。どうか、私をひかないでください。道は優しい気持ちで、お互いシェアしましょう。

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白峰と福井の勝山の二か所に恐竜博物館がありますが、その素晴らしさ、芸術性からいって、圧倒的に勝山の博物館に軍配が上がります。

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百万貫の岩(正確にいうと重さ4,839トン)は昭和9年の大水害のときに転がってきたみたいです。今では白峰の名物となっています。

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そして、白山登山の玄関口である一ノ瀬に到着。山荘の売店でアイスを食べて栄養補給して、帰ります。帰りは下りだから気楽です。

中海の道の駅から片道50㌔かけて標高830mを緩やかに上るコース、景色はすばらしいけど、白峰のトンネルが怖かったです。いつの日か、トンネル内でも安全に通れるバイク専用コースができることを願ってます。

今回の一人遠足は往復約100㌔、使ったお金は数百円。湧泉寺温泉で汗を流し、バイクを車に積んで帰宅です。

妻は山と闘った今回の偉業(?)を、アホの所業と呼んでますが、いいんです。それでいいんです。

男は根源的に情熱的でなければならないのです。

2011年9月24日

ワタリガニとタコのトマトクリームペンネ

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ワタリガニとミズダコでトマトクリームペンネを作ります。

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フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて火にかけて、ニンニクのいい香りがしてきたら、そこに食べやすい大きさにカットしたワタリガニを入れて炒めます。

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カニに火が入ったら白ワインをかけて香りづけして、アルコールを飛ばします。そしてトマトホールを入れて煮詰めます。適当なところでタコをいれて塩・胡椒を味を整えて、最後に生クリームをいれて混ぜます。生クリームを入れると甲殻類の尖った味がマイルドになります。

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茹であがったペンネとあえたら出来上がり。ワインのツマミにいいんじゃない?

2011年9月22日

晴れ間

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長かったシケがやっと終わろうとしています。陸では悪者扱いの台風ですが、海にとっては、台風に伴う大量の雨が夏の上がり過ぎた水温を下げてくれて、大きなウネリは海底のコケなどをキレイに掃除してくれて、沖の魚もシャッフルしてくれるので明日は大漁だと思います。

つまり、海にとって台風は、なくてはならない自然現象なのです。

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橋立の祭り明けから仕事にならなったけど、明日から何とかなりそうです。

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海のリズムで暮らしているので、海がシケたらお休みです。と言いたいところだけど、貧乏暇なし、早朝に小松の公設市場で魚の物色をします。

まぁ、全国シケてるから魚の入荷はあまりありませんが、それでもいいのです。直接魚を買い付けているフレンチのシェフや街の魚屋のアンちゃんなどと雑談して、いろんな情報交換をします。

あそこの店はヒマになっただとか・・、1000円のランチってどうやったら儲かるのか?  とかとか・・・、そこには人生の悲哀が詰まっていてなかなか面白い(?)話なのです。

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連休が明けたらまた連休です。明日から秋晴れが続きそうです。最高の行楽日和になりそうです。

2011年9月20日

引きこもり

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大雨とシケで商売にならないので、今日は部屋でニート状態です。事務仕事をして、1年間放置していた(!!)橋立お魚図鑑を更新して、いろいろな勉強をして過ごします。

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運動のことを勉強すれば、最終的には解剖学に突き当たります。ケガを必要以上に怖れない為にも骨格や筋肉について勉強する必要があります。そう、まずは痛みの原因を知る、つまり敵を知れば勝機を得る可能性が出てきます。

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解剖学と同じくらい栄養学は重要です。特に食を扱っている私としては必須科目です。

運動と食事は両輪の関係です。その二つがかみ合わないと成人病まっしぐらとなってしまいます。

同年の友達よ、飲んだ後、ハラ減ったからってラーメンと餃子とおでんをむさぼり食べるのは、やっぱり、カラダに良くないぜ・・・ そのカラダじゃ結婚できないぞ。

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スイム3㌔、バイク155㌔はなんとかなっても、ラン42.159㌔は右膝が悲鳴をあげて走ることができないでしょう。まずはスタミナと下半身の筋肉をつけながら、食事制限で65㌔ある体重を60㌔まで減量して、ヒザの負担を減らすことが肝要です。

Rord To Miyako、闘いは始まったばかりです。この勝負、負けられないね。

2011年9月16日

午後の仕事

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午前中の旅する魚屋が終わると、午後からは発送や仕込みの仕事が続きます。溜っていた一夜干しの注文は、本日全て発送完了です。大変お待たせしました。

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子持ち甘エビと赤イカとメギスの一夜干しとメッキダイの詰め合わせです。こちらも発送です。

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発送が終わると明日の旅する魚屋の仕込みを始めます。アオリイカはこのままでは売れないので、

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キレイに皮を剥きます。こうするとすぐに売れます。

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こちらは定置網で揚がったシイラです。ハワイでは゛マヒマヒ゛と呼ばれる高級魚ですが、ここでの評価はイマイチです。高タンパクで低脂肪、血圧を下げるカリウムが多く、疲労回復に役立つビタミンB1も豊富です。アスリート目指すなら進んで食べるべし。

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一口サイズにカットしてパン粉付にします。フライで食べると脂分が高くなるけど、まぁ、いっか。

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そしてオードブルを作っておしまい。18時半のセリまでちょっと時間があるので、走って有酸素運動してこよう。

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20時頃にセリ終了。シャワーして食事して就寝。翌朝3時起床、そして仕込み。軍隊みたいに規則正しい生活です。

2011年9月13日

白山登山

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お隣のガラス作家の秋友さんに白山の魅力を伝えたいという思いで、山隊長と私の二人で万全のサポートをする日帰り白山登山を敢行しました。

ただ、私の都合で夕方の6時半からのセリ市に間に合いたいので、約8時間で山頂往復を目指します。ちょっとだけハードだけど、なんとかなるでしょう。

合い言葉は、「ビスターリ、ビスターリ」(ゆっくり、ゆっくり)

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秋晴れの爽やかな天気に恵まれました。とにかく私達の山行はいつも天気を味方につけてます。

私達の日々のおこないが良い、なんてことは決してありません。

いや、むしろ悪いくらいなんですが・

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大きな岩が目の前にあると、岩の上に登りたがる人と、ただ下から見てるだけの人との2パターンが存在します。

どちらがいいとは言えませんが、秋友さんには登る人になってほしい。

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岩の上で腕立て伏せでバンプアップする必要が特になくても、ここは敢えて私が道化師役となり、小隊の士気を高めます。

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たとえ、怖くて自力で下に降りられなくても、男にはやらなくてはならない時があるのです。

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室堂で休憩することなく、イッキに山頂を目指します。長い休憩は腰が重くなるだけです。

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イワヒバリと雲海、そして左には乗鞍の山頂が見え隠れしています。頂上が近づいてきました。

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それにしても白山の山道はよく整備されてて登りやすいです。さぁ、もう一息だ。頑張ろう。

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そして山頂です。お疲れ様でした。雲が広がってきましたが景色はとてもいいです。

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白山登山初経験の秋友さんに足腰の疲れを感じさせないために、敢えてテンション高めな雰囲気作りをするサポートチームです。どこまで演技で、どこまで天然なのか見極めはとても難しいですが・・

日本海と白山連峰との間に生活している、海山の申し子である加賀の色彩を色濃く反映したガラス創作に、今回の登山が少しでもプラスになれば幸いです。

とはいえ、そんなことより、私達のフィジカルな遊び仲間になってくれることが一番嬉しいです。

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昼飯をささっと食べて、酒飲んで、すぐに下山です。温泉はいってサッパリしてセリに行こう。

2011年9月11日

一夜干し発送

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天候不順や夏枯れで、なかなか一干しセットの発送できず困っていたのですが、やっと発送することができました。

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トライアスロンや登山などの趣味の世界にうつつを抜かしてた訳ではありません。ホントに魚がいなかったのです。ねぇ、加賀支部漁協からも何とか言ってよ。

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底引き漁が始まれば、ひと安心です。

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残りの注文分は今週中に送れそうです。

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今朝の泉浜の様子です。ベタベタのナギです。釣り日和です。

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小型ボートで、一人、釣りを楽しむなんて、とても品の良い趣味だと思います。ルアーで何を狙っているのでしょうか?

岩場のカサゴか?  サラシのスズキか?

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今日、私は一人ではなく、恐ろしくバイクの速い方々に稽古をつけていただきました。

小松鉄人のロングコース60㌔をAV30㌔/hで駆け抜けます。乳酸の痛みに耐えながら、ちぎれないようについていきます。完全ドMの集団です。こちらも品の良い趣味だと思います。

2011年9月 8日

今日の刺身

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ミズダコは塩で揉んでからボイルします。

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クルマダイはサクにして、

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パック詰め。

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カレイの仲間で唯一刺身にできるマガレイ。

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パッと見、ヒラメです。

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カガミダイはどうしようか?

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今日はパン粉付で売ってみよう。

2011年9月 6日

昼下がりのバイク

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台風一過で晴天だった今日、シケの影響で魚が全然いない旅する魚屋を早々に終え、バイクで山中県民の森の激坂へアタックをかけます。

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坂の入口で凶暴なドラゴン(?)のお出迎えです。私のお気に入りの時間である、一人ぼっちのトレーニングの始まりです。

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辛い上りをどう克服するか。上半身の力を下半身に連動するための上体のベストなポジションはどこなのか。参考書の解説を思い返しながらペダルをまわします。

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それにしても県民の森の激坂は惚れ惚れするくらい辛いです。珠洲の大谷峠より断然厳しいです。

汗ばむカラダに吹く風はすっかり秋のものとなり、少し寒気を感じます。

秋の夕暮れは早いです。水平線に陽が沈む前に帰ろう。

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日没後、家の近くの橋立自然公園で密かにランをしているアッキーを発見。すっかり私のアスリート(?)ぶりに感化された様です。

行動こそが、創作活動に等しいのです。トレーニングの継続を切に願います。

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私は「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と格言を残したユウェナリスより、「健全な肉体は偏執な精神から」と断言する水道橋博士を信じてます。

2011年9月 4日

台風の影響

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大型で勢力の強い台風12号が接近してきて、各船厳戒体制をとっております。

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その影響で大シケと思いきや、なぜか静かな海です。佐渡トラも台風の影響を受けなかったみたいだし。またもや北陸は白山連峰に守られたようです。

エジプトはナイルの賜物のように、北陸は白山の賜物なのです。

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日曜日は大荒れでトレーニングなどできないとたかをくくっていたので、昨晩は山代で痛飲してしまいました。今日は二日酔いで何もヤル気なし。せめて高タンパクなものを食べて、カラダを休ませよう。

2011年9月 2日

底引き漁解禁

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9/1より底引き漁が解禁となり、久々に活気づいたセリ市でした。魚が豊富に揚がるとヤル気が違ってきます。

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11月からはカニ漁が始まり、さらに活気づきます。11~12月は一年で一番大変な季節です。

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甘エビは今が食べ頃です。ビッゲスト・バズーカーサイズの甘エビは贈答にもってこいです。

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戸井鮮魚にとって稼ぎ時の季節でもあります。稼ぎに追いつく貧乏なし。

2011年8月31日

お弁当作り

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魚と野菜中心のヘルシーとは言い難いけど、ヘルシーっぽいお弁当を作りましょう。

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メッキダイは3枚におろしてアルミホイル焼きにします。

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その他に、エビフライ、イカハンバーグ、サバの色づけ、ポテトサラダ、ラタトゥーユ、野菜の炊きあわせ。和食でありながらフレンチでもあり、洋食でもある和洋折衷弁当です。

これだけボリューミーなお弁当を食べたら、相当量のトレーニングをしないといけません。ちなみにこのお弁当は一つ1000円です。

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夏は遠い日の思い出となりつつあります。漠然とした憂鬱感に苛まれます。さよなら夏の日。

2011年8月29日

珠洲トラ完走

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トライアスロン初エントリーを意識しだしてから一年が経ち、いよいよ本番当日を迎えました。

ロードバイクやその他諸々購入に伴う多額の出費や、長い時間の有酸素トレーニングや、食事制限に耐えて、さらに経験豊富な諸先輩後輩方から教えを乞い、家族の理解を得て、なんとかスタート地点まで来ました。

今ある体力と相談して、完走目指して作戦を立てます。

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第一種目・スイム1.5㌔の作戦

第一ウェーブにエントリーしましたが、激戦(バトル)を避けてスタートします。集団がバラけたところでコースロープ沿いに移動して、ブイを横目で確認しながら最短距離を泳ぎます。体力の温存を意識してゆっくりと50m1分ペースで泳ぎます。目標タイムは30分。

第二種目・バイク50.7㌔の作戦

中盤までに珠洲トラの名物である激坂の大谷峠を含めて3つの上りがあるので、前半は平坦なコースで競争して熱くならずにペースを抑え気味に走り、3つ目の大谷峠まで体力を残しておきます。そして大谷峠でパワーを出し切ります。坂の途中で疲れてバイクから降りるという行為は絶対にしてはいけないことと、私の中で決めています。激坂の途中で降車するという行為は、例えるなら、風俗に行き、女の子に触らず帰ってくることくらい失礼なことなのです。例えが若干悪いですが・・・

大谷峠が終わればあとは長い下りです。好きなだけ飛ばしていきます。その間、パワージェルを30分に1回補給してハンガーノックを避けます。目標タイムは2時間。

第三種目・ラン10㌔の作戦

右膝の膝蓋靭帯炎の再発が怖いので、ここはゆっくりと1時間かけて走ります。

合計目標タイムは3時間30分。Just Do It!

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 そしてほぼ作戦通りにレースが進み、無事完走できました。今の自分のベストを尽くしました。ゴールの意味は他選手との勝ち負けではなく、自分自身との闘いに勝ったということだと思います。完走賞の金メダルにはそんな意味が込められているのではないでしょうか。

珠洲の大会スタッフの方々の献身的なサポートに感謝感激です。スポンジの冷水とスイカの甘味にどれだけ救われたことでしょうか! 来年もよろしくお願いいたします。

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これにて夏の行事は全て終了。娘の長期欧州周遊旅行も終了。旅費でトレックの欲しいバイクが軽~く買えます。

2011年8月24日

仕出しいろいろ

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マダイのカルパッチョ

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岩ガキのフライ

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プチパプリカの肉詰め

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牛ロースのソテー・和風ソース

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ハタハタの南蛮漬け

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イカのつくね

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イカの詰めもの

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野菜のトマト煮込みのブルスケッタとサザエのオーブン焼き

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焼き魚各種

作るだけでお腹いっぱいになります・・・

2011年8月22日

珠洲トラ間近

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珠洲トラを一週間後に控え、最後の追い込みです。スイム・バイク・ランの3種目の練習です。

肩や首周りにワセリンを塗りたくり、身体中ヌルヌル状態でゴーグルを指先でつまんでいる私。

ヌルヌルプレイは苦手だ・・・

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沖のテトラを時計周りに泳ぎます。ベタナギで透明度はまずまずのグッドコンディションです。ヘッドアップで位置確認するのは辛いけど、しっかりと水を掴めるので調子はいいです。1600m泳いでバイクへ移行。

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交通量の少ない直線道路では、左周りのローテーションを組んで時速35~40㌔で走行です。もちろん写真を撮ってる場合ではない。口から胃が出そうなくらい辛い! 

ハンガーノックにならないように、途中で甘いお菓子を大量補給します。普段はデブになるから決して口にしない過剰に甘いものも、練習中は例外です。これがまた楽しみでもあります。60㌔走り、ランへ移行。

ランの途中から古傷の右膝が痛みだしましたが、なんとか堪えて8㌔走終了です。右膝の不安は残りましたが、目標は完走なのでなんとかなるでしょう。

ロードバイクを買ったのがちょうど一年前、珠洲トラエントリーという目標を持ち、地味にトレーニングを積み、筋肉とスタミナをつけながら70㌔あった体重を64㌔まで絞りました。この高いモチペーションを維持できたのはトライアスロンという競技の魅力のおかげです。

真っ直ぐな400m走では圧倒的に負けるけど400m障害物レースなら、もしかして勝機があるかもしれない。一種目ならつまらないけど、3種目もあるから面白いし飽きない。痛みは避けがたいけど、それを苦しいと感じるか、楽しいと感じるかはこちら次第。苦しみの先の光を見てみたい。

いろんな思いを胸につめて、一週間後の大会に臨みます。 

 

2011年8月20日

仕出しいろいろ

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甘エビとシマアジとマダイのお造り。

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海のミルクと呼ばれている岩ガキ。

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生が苦手ならフライでどうだ。エビフライと岩ガキフライの盛り合わせ。脂分が若干多いけど、その分、いつもより長く走ったり、泳いだりすれば全然大丈夫?!

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サザエのニンニクパセリバターのオーブン焼き。殻の中のソースをパンにつけて食べると激旨です。

2011年8月16日

珠洲トラ バイクコース試走

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お盆休みを利用して、今月末に開催される珠洲トライアスロンのバイクコースの試走をしてきました。

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気温は相変わらず高いものの、爽やかな潮風のおかげで快適なライドでした。

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珠洲の海沿いの集落には正しい田舎の姿が残っており、以前にそこに属してたかのようなノスタルジック感が漂います。非常にいいです。

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海は砂地と岩礁帯が入り混じり、海士垂涎の漁場です。いいな~

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サポートカーがチンタラ走っている私を発見。

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「追い込まれたコンタドールは大谷峠の入口で必ずアタックをかけるから、離されないように!」

と指示を受ける・・・(妄想中)

そして、いよいよ大谷峠突入です。辛すぎて写真を撮ってる場合ではないです。大谷峠に気を取られていましたが、それ以外にも峠がいくつもあるバイクコースです。自分の脚力と相談して走らないと、倒れてしまいそうな予感です。こんなコースを2周走るAタイプにエントリーしなくて良かった!

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珠洲で唯一の残念なところは、あの有名なランプの宿の、不似合いな屋外プールです。バブリーな志向のお金持ちに愛されるのでしょうか。正しい田舎の美意識の欠落です。

2011年8月14日

騒がしいお盆

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赤イカ、甘エビ、アジ、マダイ、サワラの焼霜に、

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アワビ、バショウカジキ、スズキの昆布締め、甘エビ、サワラの焼霜のお造りなどの配達が終わって家に戻ると、

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自宅側のジゲ浜ではすごい騒ぎになっていました。警察、消防、救急車などが勢ぞろいです。

誰か流されたか・・・、密漁か?・・・、飛び込みか・・・、

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しまいにはヘリまで出動して捜索しています。潜水組合の呼びだしがないことを願ってます。お盆中は極力、海に入りたくありません。

海遊びは気をつけましょう。飲んだら入るな。

2011年8月12日

盆前の高値

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明日からセリ市はお盆休みです。潜水漁も明日から16日までお休みです。

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盆前は全てにおいて高値がつきます。御祝儀価格じゃないけど、お盆くらいね、高値がつかないとね・・

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戸井鮮魚は明日まで仕事です。明日の午後からはフリーです。この炎天下の中、潜水漁が終わると、ランとスイムのトレーニングしかしてないので、お盆中はバイク中心のトレーニングをします。灼熱のお昼のランなんて狂気の沙汰です。完全なドMです。

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とりあえず、明日は片町まで繰り出して、遊ぼうっと。それからは珠洲の大谷峠の下見に出かける予定です。

ちなみに、このジグはオプションです。ジグで釣ったわけではありません。定置網のスズキとバレンです。

2011年8月 4日

セリ市

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今日のセリ市の様子です。何を買おうかな?

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爆釣気味のスズキです。こんなに釣れるなら、私も一本くらい釣ってみたいものです。

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贈答に使うなら、釣りの赤イカがいいです。食欲を誘う赤色です。

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このアンカーのカメラ、気合入ってます。いい写真撮ってね。

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お盆休みまで激務が続きます。仕事とトレーニングと接骨院のトライアングル、明日も頑張ろうっと。

2011年7月23日

やっとナギになった

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台風の影響で一週間ずっとシケ模様でしたが、やっと海況が落ち着いてきました。

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明日からまた潜水漁再開です。

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あっ、それとお中元のお魚セットをご注文してくださったお客様へ。決してオーダーを忘れた訳ではありません。

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シケでセリがなく、魚がいなかっただけなのです。ですので海況が安定する来週には、すべて発送できる予定です。

私達の商売は天気次第なのです。そこがこの商売の弱点ではありますが、そもそも魚介類を安定して供給しようという発想こそが元凶です。鮮度のいいものを、狭いキャパで、細々と商売するのが一番いいと確信しております。

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~ちょっと宣伝です。お隣りにお住いのガラス作家・秋友さんのイベント情報です~

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片山津温泉の゛雪の科学館゛でおこなう2DAYイベントです。

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8/2・3ともパツキン秋友さんがティールーム゛冬の華゛にて、皆様のお越しをお待ちしております。

2011年7月21日

南竜ヶ馬場~市ノ瀬縦走

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暁闇の頃に南竜を出発、ヘッドランプの灯を頼りに油坂の頭(2.256m)を目指します。

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日の出の時刻は4:50です。東の空が黄金色に染まりはじめました。

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人生初の白山から眺めるご来光です。なんて神々しい眺めなんでしょうか!

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みんなでバンザイ三唱です。深呼吸して白山のご来光パワーをいただきます。

みんな、これからいいことあるぜ。たぶん・・

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手前には一面に咲き誇るニッコウキスゲ、遠くの雲海から乗鞍・白馬・立山・穂高・槍などの錚々たる山々を眺めることができます。贅沢とはこのことをいいます。

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別山を目指し尾根沿いを歩きます。左に滑るとアウトだから気を付けましょう。

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別山は(2.399m)は御前峰の南方、油坂の頭から三ノ峰へと連なる山塊の主峰です。台風の影響でしょうか、風が強くなってきました。

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別山の横の御舎利山(2.392m)のピークから続く別山市ノ瀬道を通ります。

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背丈くらいのブッシュが続きます。前方に見える小屋がチブリ避難小屋です。あそこで少し休憩です。

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山腹一帯はブナなどの原生林がずっと広がっています。まるで富士の樹海のようです。

マイナスイオンをたくさん浴びて約7時間の縦走もそろそろ終わりに近づいてきました。嬉しいような、下界に戻るのがイヤなような・・・

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もう少し森の香りを楽しみ、風の歌と鳥のさえずりを聴き、みんなの笑顔を心に焼き付けておこう。

シェークスピアは人生の短さについて、「束の間の灯火」と語っています。

若者よ、光あるうちに遊べ。

2011年7月19日

南竜ヶ馬場ケビン泊 

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晴天に恵まれた連休を利用してチーム゛マウンテンマゾヒスト゛のアラフォー3人+山ガール4名(独身美女達)の計7名で白山の南竜一泊を実行しました。

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今回のメインは二日目早朝にご来光を拝むということです。天気はいいし、台風はまだ下の方にいるし、期待できるんじゃない?

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前方に見える赤い屋根が南竜山荘です。今回は山荘ではなく、貸切ケビンに宿泊です。

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渓流の水は清くて冷たい! 火照ったカラダをクールダウンしましょう。

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このポーズ、なんだか大学のゼミ合宿のような、ノスタルジックな雰囲気です。

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気温は30℃くらいありますが、至る所に残雪があります。トレランシューズでは少々キツイです。

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南竜ヶ馬場は、白山山頂の御前峰と別山の鞍部にあたる標高約2.080mの平坦地です。

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高山植物のクロユリが静かに風に揺れてます。

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アルプスの少女ハイジとペーターとクララが楽しく踊っている雰囲気の高原です。

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今日はここで活動中止。まだ陽は高いがビールを飲んでダラダラしようぜ。煮つまる仕事は下界に置き去りです。

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明日は夜明け前から活動開始です。いくつかのピークを越える7時間の縦走が待ってます。怪談話をして21時消灯です。

我ガ小隊ハ士気旺盛ナリ、次回ニ続ク。

2011年7月 9日

炎天下

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暑い中でカラダを動かし続けるというトレーニングの一環(?)として、畑のジャガイモ掘りにでかけました。

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ほとんど放置プレー状態だったにもかかわらず、立派なジャガイモを収穫することができました。

幾たびも訪れた飢饉や戦乱のたびに多くの人々を救い、危機をしのいだ、いわば、新大陸発見の最大の贈り物であるジャガイモ。戸井家もこのジャガイモで夏を乗り切れそうです。

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北陸地方も梅雨明けしたようです。梅雨明けということは海況が安定するということ。明日から一週間ナギ、テレビ撮影(バラエティー)の予定もあり。岩モズクもそろそろ発見したいところ。一切の遊びをやめて潜りに集中しよう。

2011年7月 7日

梅雨空

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今日は西の風が強く、加佐岬をかわすと風がビュンビュン吹いていて潜水は不可。静かそうに見えますが、沖では白波が立ってます。

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この時期の天気は読み辛いです。梅雨前線の気まぐれな動きで北風が吹いたり、南風が吹いたりして、まるで女心のように移ろいやすいです。

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自然相手の仕事だから、天気に左右されるのはしょうがないこと。海はいつも違った表情を見せてくれるからマンネリもせず、長く付き合っていけるのかも。

 マンネリになったら、僕ならその時点で離れます。 ~村上春樹のあるエッセイより~

2011年7月 5日

夏の魚

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7.8月は底引き漁が禁漁期間となり、魚は定置網漁と刺し網漁から仕入れます。

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ですので、魚の種類や量がガクッと減ります。旅する魚屋としては辛いところです。

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まぁ、暑い時期なのでお客様の食欲も購買欲も鈍っているのでちょうどいいのかも。焼き魚でも食べて元気だしてや。

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仕事が終わるとバイクにまたがり、山方面へ。

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過去2回ともイッキに登れなかった県民の森の激坂へアタックをかけます。この激坂を上れないということは、珠洲トラの大谷峠も無理ということ。ならばこの立杉峠で練習するしかない。

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前半のスローペースが功を奏して、最後までなんとか、足をつかずに上りきることができました。それにしても辛い!でも楽しい!  完全なるマゾヒストです。

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海抜0mから標高400m、距離にして60㌔のバイク練が終わると、ダウンも兼ねて屋外プールでスイム。誰もいない50mプールはホントに気持ちいい!

2011年7月 3日

サザエ・アワビ解禁

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7月に入り、サザエとアワビが解禁となりました。海に入って仕事している時間が、今までの倍以上となりました。

水中では無駄な動きをなくして、必要最小限の運動量で仕事を終わらせたいものです。

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というのも、海からあがれば珠洲トラの練習をしないといけません。

潜水漁→トレーニング→夕方のセリ市→睡眠→仕込み

この単純かつ厳しいローテーションを死守しながら、夏を乗り切りたいものです。

2011年7月 1日

仕込みとラン

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トビウオのシソロールフライの仕込み。

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アジのミリン干しと白カレイの一夜干しの仕込み。

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仕出しに、

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発送業務。することはたくさんあるけど、1日を23時間と考えている私にとって、トレーニングの1時間は確保したいところです。

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橋立自然公園を抜けて、

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片野海岸まで往復9㌔のラン。暑い中を走ることにカラダを慣らさなくては。

2011年6月26日

泉浜・オープンウォータースイム

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南加賀一帯の猛者達が自邸前の泉浜に集結しました。今日はここ泉浜でスイム練です。その前に北潟方面へバイクで40㌔ほどUPします。

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UPなのに皆、飛ばすね~  集団走行はついつい熱くなります。

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バイクが終わると次はメインの泉浜スイムです。まず私が海楽丸でコースのブイを打ちます。 

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コースはビーチからアンカーで固定した海楽丸まで。そして海楽丸からビーチと並行して、

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ちょっと見難いけど、ブイを周り再びビーチへ向かいます。この大きな三角形、距離にして400mをグルグル回ります。

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本日の海況は波の高さ1.5m、北東の風やや強く、水は豪雨の影響で激しく濁っています。潜水漁は本日休漁です。だってコーヒー牛乳みたいな濁りじゃ何にも見えませんからね。

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私のコース説明の後、みんな一斉スタートです。水着のみの女性もチラホラ・・タフだね。

エネルギーは善で、無気力は悪であるという前提下において、トライアスロン競技は、精力と情熱の賛美を謳ってます。単純で清潔で、高漫ですら道徳的であり、そこには正しい狂気というものがあります。

なんて清々しい世界なのでしょうか! 

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カモ~ン!ストレス発散のため、アナタもお狂い候ことをオススメします。

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遊びすぎてチョット疲れたから、アッキー、気分転換だ。俺の部屋で一杯やろうぜ。

2011年6月24日

久しぶりのシケ

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静かそうに見えますが、南西の風が強く、本日全船休漁です。ということはセリ市もお休み。

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週末休みのサラリーマンと違い、我々漁師の休みは天気図と等圧線が決めてくれます。

シケもたまにはウェルカムです。そんな夜は、一杯飲んで、楽しく笑おうぜ。

2011年6月20日

激坂・県民の森 

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スイムからではなく、ダイブからバイクへ種目を変えます。

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目指すは山中県民の森・立杉峠の激坂です。

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練習相手はいつもの二人。トライアスロンのエキスパート達です。

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今日の私はいつもと違うのです。゛ローディーならスネ毛を剃るべし゛という教えに素直に従いました。

変態チックでなかなかいいね。

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ホントに辛い激坂です。私は辛抱たまらず、坂の途中で休憩してしまいました。これは食事を残して席を立つくらい行儀の悪い行為なのです。激坂に謝らなくてはいけません。深く反省しております。

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脚にいい刺激が入ったところで今日のトレーニングは終了です。しっかり栄養補給してしばし休憩です。

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娘の゛父の日゛のメーセッージカードの一文です。仕事のしすぎで・・、と書かないところに高ポイントを与えます。

娘よ、父は大丈夫です。ケガするほどの追い込んだ練習はしていません。ゆっくりと長い時間、カラダを動かし続けるトレーニングが、完走を目指す私にとって、大事なのですから。

2011年6月19日

水産加工小屋

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今朝は戸井鮮魚の水産物加工小屋を案内しましょう。

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昨晩から稼働中です。いったい何を作っているのでしょうか?

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一夜干しを作っています。冷房で室温17℃、扇風機3台、除湿機、換気扇を設置してます。ここまで充実した干物小屋を持っている魚屋は橋立にはそういません。

ワカメの時期になるとクーラーではなく、工業用ジェットヒーターを設置して室温を50℃まであげて、乾燥ワカメの最後の仕上げをおこないます。

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一夜干しが出来上がりました。

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どんどん発送します。

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こちらは父の日バージョン。魚好きにはたまらない贈り物です。

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ビッゲスト・バズーカー子持ち甘エビも贈り物として人気があります。

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父の日なんだから、美味しいもの食べて元気だしてね。

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そのお手伝いができて嬉しく思います。

2011年6月13日

週末のオードブル

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エビのハーブ焼き、

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バイ貝のオーブン焼き・パセリバター風味

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イカ飯と草ダンゴ、

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焼きサバの色づけとメギスの一夜干し、

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タコぬた、

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マダイと甘エビとミズダコとアジのお造り。

肉は一切なし、魚料理中心のオードブルです。良質のアミノ酸を摂取できます。

2011年6月11日

スポーツランド・橋立

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週末、仕事が終わるとスポーツを楽しみます。まずは90分のスローラン。最後の数㌔はピッチをあげていくビルド走をして脚に刺激を与えます。

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ランが終わると、筋トレです。肩甲骨を意識した腕立てです。顔がコチラを向いているのはあまり意味がありません。

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次は腹筋トレです。男でも女でも腹がでるとアウトです。いつまでも恋がしたいなら腹筋6パックを目指す必要があります。

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次は体幹トレです。スイム・ラン・バイクの3種目とも、崩れない土台、つまり体幹の筋肉をつけることが持てる力を最大限に発揮できることにつながります。若干、私の膝下が震えているような気がしますが・・・

筋トレ後はストレッチを念入りにしてFIN。お疲れちゃん。

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そして、水平線に陽が沈む夕方からは家飲みの宴会です。代行使ってまで居酒屋に行く元気もないし、金もない・・

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白ワインのロックと飲む肴は一夜干しと刺身の盛り合わせです。もちろんALL橋立産です。

橋立は海あり、トレイルありのスポーツ天国です。北前船とか,伝統的保存地区とかいったことに対しては微塵の興味もありませんが、橋立自然公園をはじめ里海・里山の豊かな自然はスポーツランド・カリフォルニアをイメージしてしまいます。ちょっと大袈裟か!?

あと、私に足りないものはサーフィンか?  いつかやる日がくることでしょう。

2011年6月 3日

今日の旅する魚屋

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コボダラとアジ、

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スルメイカのブツ切りとカワハギのミリン干し、

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スズキとマダイの刺身、クロダイの昆布締め、

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甘エビ、

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赤カレイ、

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ミズダコのボイル、

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クロダイのパン粉づけ、

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マダイの一夜干し、

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和からフレンチまで、惣菜山盛り、

完売目指して出発です。

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旅する魚屋が終ると、買い物をして帰宅です。お酒は安売り店で買わず、お客様のお店で買います。

安売り店に比べると若干割高ですが、そんなことなんて気にしない。安売り店で買う酒のお金は死んでますが、お客様のお店で使う金は゛生きた金゛です。心のキャッチボールができて、お客がお客を呼んできます。同じ金なら生きた金を使いたいものです。

常識ハズレの安い寿司屋にも、焼き肉屋にも行かないし、ジャンクフードも食べません。外食に行くなら普段からお付き合いのあるお店に行きます。何事にも愛が必要なんです。

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帰宅してから、何件か発送して、

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ちょっと休憩してから明日の仕込みと筋トレ1時間、

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そして18:30からセリ市開始。魚をセリ落とし、

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今日も日が落ちる。おやすみなさい。

2011年5月30日

大荒れ

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今朝の泉浜の様子です。北風が強く大荒れの海です。まるで冬のシケのようです。

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全船休漁です。漁師の皆様、ゆっくり休んでください。

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雨の音を聞きながら、私は明日の橋立潜水組合総会の資料作りに没頭します。みんながイヤがるような仕事を率先してやることで、よそ者の私が、漁師達から信用と信頼を得ることができるのです。

潜水漁、ワカメ漁共々、会計から規約の改正まで、全てを取仕切るのが私の努めです。

また、暑くて短い夏がやってきます。

2011年5月26日

発送作業

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旅する魚屋の仕込みとワカメ漁が終わると、次は発送作業が待ってます。

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どこから手をつけようか・・・

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今日の一夜干しはアジ、赤カレイ、ハタハタ、メギスです。

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予算に合わせて詰め込みます。

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こちらは一夜干し各種+子持ち甘エビ・マダイの昆布締め・生ワカメのセットです。今時の橋立産のベストな組み合わせです。

この盛りだくさんな鮮魚セットのステキさを、例えて言うなら、女の子とフレンチに行き、ワインをたくさん飲んでいい気持ちになり、2件目はBarのカウンターに座り、マティーニで乾杯します。終電の時間はとっくに過ぎて、私も女の子もほどよく酔ってます。3件目は深夜まで営業している居酒屋に入ると、偶然にも学生の頃の同級生や先輩達が飲んでます。久しぶりということでテンションが上がり、よし、今日は朝までみんなと遊ぼうか~!  相撲でもとろうか~!  イッキで飲み干すぞ~!

・・・というくらい盛りだくさんでステキな夜、というか贈り物なんです。はい。

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乾燥ワカメはもっと作らないといけませんが、天気がイマイチです。晴天で気温が高く、南風が強い日が来ることを願ってます。

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発送が終われば、明日の発送の準備です。明日は赤カレイとコボダラとアジの一夜干しとカワハギのミリン干しです。

ホントに疲れます。誰か、カラダを張ったギャグで激しく笑わせてくれ。

2011年5月24日

目標とすべき作家さん

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五月晴れだった先週末、戸井鮮魚宅である作家さんの展示会が開催されました。

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開店時間前、10名ほどのお客様が玄関前に列をついて並んでました。家庭画報から飛び出てきたような貴婦人の方ばかり、見るからにお金持ちそうです。ちょっと声をかけてみましょう。

「お母様はどちらからいらしたの?」

「芦屋から、私は追っかけのファンなの」

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リビング、ベランダ、和室、すべてが展示会場です。

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そろそろ開店時間です。ドアを開けると一斉に全国から集まった追っかけのお客様が殺到してました。スゴイ展示会です。

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40代の我々からすると、とても高くて買えない値段設定ですが、あっという間に完売です。そんな金があったらスイムのいいウェットスーツが欲しいし、DHバーも、それとトライアスロン用のホイールも・・・。さすが富裕層の方々は違います。とりあえず戸井鮮魚のチラシを配っとこう。

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夜は富裕層達の妄想食堂オープンです。

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地物の魚で御馳走を作ります。干物や乾燥ワカメも販売してます。買わずにはいられない雰囲気作りをして売りに売ります。

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戸井邸はさほど広くありませんが、詰め込むだけ詰め込みました。

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その数36名!  もう入らないです。お盆の時期の民宿くらいの混雑です。もう、クタクタです。

作家さんを目指すなら、これが一つのお手本となることでしょう。パトロンというか、熱烈なファンというか、そのようなお客様が全国にいらして、この作家さんの展示会を心待ちにしています。

作家さんもパトロンさんのために、その方が似合うような洋服をイメージして作っています。だから、いくら値が張っても喜んでお買い上げくださいます。お互いハッピーだし、展示会場を提供している私もハッピーです。まさに三方良しなのです。

思うに、いかに自分の作品の熱心なファンを作るということが、成功へのカギとなります。

作家さんの仲間内で、コネコネ仲良く、楽しく展示会をして、お義理で数千円のものを買ってもらえるような、そんなレベルの話ではないのです。

もっと、もっと産みの苦しみがあり、孤独で、悩んで、いろんな人生の、いろんな解決できない問題を抱えて、そして、それらマイナスをプラスに転化し、悲しみを吹き飛ばすほどの爆発的なエネルギーがその作品の中にあるのです。まさに芸術は爆発なのです。作家さんをはじめ、ゲストもみんないい笑顔をしています!   いい勉強をさせていただきました。4日間、お疲れ様でした。

2011年5月22日

マダイとワカメのコラボ

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定置網漁で大漁が続いているマダイと、

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潜水漁の天然ワカメを使って料理しましょう。

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塩に乾燥ハーブを各種入れて、

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さらに細かく砕いた乾燥ワカメと卵白を追加して、

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混ぜ合わせます。

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下処理したマダイを天版にのせて、

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生ワカメをマダイに巻きつけて、

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その上からハーブとワカメの塩を塗り固めます。

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それをオーブンに50分くらい入れておきます。その間に、

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もう一匹のマダイを塩焼きにして、湯に通したワカメで飾り付けします。こちらはお客様のお孫ちゃんのお食い初め用です。

そろそろタイの塩釜焼きは出来たかな?

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いい感じに出来上がりました。塩窯はハンマーーを使って割ります。

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魚一匹まるごと使った料理を目の前にして、心踊らない者はなかなかいないでしょう。塩釜の中からワカメの磯の香りと、プロバンスのハーブの香りがMIXしてパーティーのテンションを高めてくれます。これをシズル効果といいます。食べる前にイカす、酒に酔う前に昇天させるテクニックの一つです。

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カメリエーレの私が皆様のお皿へサーブします。

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ゲストの持ち寄り料理のレベルが高いワイン会です。商売ではないので原価など考えなくていいのだから、街のお店で食べるより美味しいものが出来るのは当然のことか。 52210.JPG

ソムリエ番長、この料理に合うワインはどれですか? 

深夜まで及んだワイン会、お招きいただきありがとうございました。ソムリエ番長様、ワインと料理の相性について大変勉強になりました。いくつかのアイデア、パクらせていただきます!

2011年5月15日

トレラン&バイク

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仕事を素早く終わらせて、土曜日の午後からは粟津温泉の裏山でトレイルランニング。

1周約3㌔、標高160mほどのコースを3周走ります。

上りでは最大心拍数が190くらいに、急な下りではヒザが微かに震えるなど、まだまだ脚力がないことを実感しました。ただ、右ヒザの痛みが消えたことが収穫です。

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エクステラの猛者、タケクマ氏が練習相手です。お互い、あと5㌔痩せたらカラダに羽が生えたくらいの、跳ぶようなランができることでしょう。あと5㌔がホントしぶとい!

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そして今日、天気はいいけど波が高いためワカメ漁不可。残念です。

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なので朝からバイクトレーニングです。三国往復で70㌔コース。昨日のトレランで脚に若干の筋肉痛があったのでゆっくり走ろうと思いきや、途中、知り合いのローディー達と合流して時速35㌔ほどのローテーションに入れていただきました。ちぎれないよう必死でペダルをまわします。キツカッタ・・・

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エネルギー源の炭水化物の補給にはおむすびが最適です。寿司より旨いおむすびです。サバのヘシコのおむすびを食べて、もうひと頑張りです。

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明日はナギか。そろそろ潜らせてくれ、頼む!

2011年5月13日

いろいろな仕出し

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誕生日のご馳走に、手巻き寿司用の刺身盛り合わせです。アジ、サワラの焼霜、シロトラエビ、フクラギ、ホウボウの昆布〆。寿司屋に行くより、ずっと経済的です。

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豚バラ肉と野菜の赤ワイン煮込み。フレンチです。

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魚介とトマトのパスタ。イタリアンです。

和からフレンチまで、注文があれば作ります。とりあえず、「それ得意分野です!」と返答した後、本で作り方を勉強します。

仕事はここまで。ワカメシーズンなので食卓にはワカメ料理が並びます。

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豚肉とワカメのサラダ。あっさりとポン酢でいただきます。食べ物をコントロールしてダイエットしないと強くなれないし、山中県民の森の激坂を登ることはできない。揚げ物は厳禁です。

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ワカメのめかぶの粘りにはフコンダインが多く含まれています。フコンダインは抗ガン性を示し、肝機能の回復、抗アレルギー性など人の健康に有効な成分なのです。

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納豆みたいにご飯にかけると激旨です。

2011年5月11日

南加賀キッズスクールガイド

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娘の小学校から配布された南加賀の体験学習ガイドです。南加賀とは小松市・加賀市・能美市・川北町からなる地域のことを指し、それぞれの地域の農業・林業・漁業・観光・伝統工芸・工場見学などを紹介する小冊子です。

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コシヒカリで有名な加賀平野の米のことや、

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杉の優良生産地である南加賀の森林のことや、

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色絵装飾の最高峰である九谷焼ことなどが紹介されています。

私が気になる漁業のページをめくると、

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甘エビ漁風景の写真の中にいるアンカー(兄ちゃん)は、底引き船の若い衆だった頃の私じゃないですか!   ビックリした~ 戸井鮮魚をはじめる前だから・・・、5年以上昔の写真です。

パチンコとスナックと酒とタバコをこよなく愛する、荒くれ漁師の代表としての掲載ならば名誉なことです。

ちなみに私はパチンコはしないし、スナックはキライだし、酒は少しだけ飲むし、タバコは吸わないし、女をやめるくらいなら男をやめるし・・、荒くれ漁師というより、魚座のO型のロマンチスト漁師なのです。

この小冊子、大人が読んでも面白いし、勉強になります。南加賀はホントにいいところです。

2011年5月 9日

さよなら G・W

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妄想食堂に追われたGWでしたが、後半はゆっくりと過ごしました。

久しぶりの金沢でラブ&ピースのヒッピーのようなイベントでのんびり遊んだり、

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片町の真ん中のオープンテラスのレストランで昼から宴会したりと、家族サービスに精力を注ぎました。なにごともバランスが大事です。

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天気が良ければワカメ漁に出かけ、

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注文があれば、オードブルを、

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お造りを作ります。マダイの口からワカメが噴出した「ワカメのエクトプラズム盛り」です。

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そして、どんなに飲んで二日酔いだろうと、雨が降ろうが、仕事が忙しくても、トレーニングを欠かすことはできません。なぜなら、あと数年(?)でスイム3㌔、バイク155㌔、ラン42.195㌔の宮古島トライアスロンに出場することを決心したからです。まぁ、とりあえずの目標は初の珠洲トラのショートを完走することなんですが。

その他にも22年ぶりの高校の同窓会など、いろいろあったGWでしたが、過去と未来の交差点のようにいろいろな方で出会いました。みんな輝いてました。自分に甘えてないことが容姿から見てとれます。私も負けずに頑張ろうっと。

2011年5月 7日

妄想食堂・橋立イタリアンの巻

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アンティパストは「ミズダコとアジとスズキの昆布〆と山菜のサラダ・レモンソースかけ」

定置網漁のアジとスズキ、底引き漁のミズダコです。ソースはレモン果汁とオリーブオイルとワインビネガー。酸味は強め、アクセントにレモンの皮のすりおろしを散らしてあります。お皿は秋友ガラス。

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プリモピアットはシチリア風カポナータ、スルメイカのポテト詰め、サワラのインボルティーニ。

カポナータはワインビネガーと砂糖で甘酸っぱい味付けで、茹でたスルメイカの中にはマッシュポテトと野菜とイカのゲソのブツ切りが詰まってます。インボルティーニとは包み焼きのこと。サワラを薄く伸ばして、シイタケと赤玉葱をまいて、ハーブをまぶしてオーブン焼きにしたもの。サワラは定置網漁で獲れたもの。お皿は浅蔵一華さん。

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トラエビのガスパッチョ。ガスパチョとはトマトの冷たいスープのこと。その中にソラマメとオリーブオイルとバルサミコ酢でマリネした生のトラエビが浮かんでいます。トラエビは底引き漁で獲れたもの。器は浅蔵一華さん。

お客様から、

「ガスパチョってスペイン料理じゃなかった?」 とのご質問。

そういう場合の返答に加賀にはピッタリの言い回しがあります。

「そんなん、いいがいね」

訳すと、゛そんなこと気にするなって゛ってこと。こう言うと「まぁ、そうやね」で会話が終了します。

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パンには久米島の塩とシチリアのオリーブオイルがかかったものと、トイババ手作りのマーマーレードジャムのせの2種類を用意。お皿は秋友ガラス。

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パンの他にも草団子も用意。器は秋友ガラス。

団子もイタリアン?

「そんなん、いいがいね。たくさん食べまっしね。」

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セコンドピアットはホウボウのアクアパッツァ。ホウボウは刺し網漁で獲れたもの。ホウボウを焼いてから水とオリーブオイルで煮込んだもの。アサリ、トマト、オリーブ、ケイパーがいい仕事してくれます。器は浅蔵一華さん。この器はホウボウのためにあるようなフィット感があります。

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ドルチェはパンナコッタとビワのコンポートとオレンジピールです。器は秋友ガラス。

そしてコーヒーでfin。

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お酒は持ち込みです。ビール、ワイン、日本酒、泡盛、私もたくさんいただきました。ホント、どのお酒も美味しかったです!

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二日間合わせて30数名にお客様がご来店いただいた今回の妄想食堂・カレットの巻は、おかげ様で大盛況で幕を閉じることができました。お客様、スタッフの皆様、そして橋立の漁師達と漁協の方々、ありがとうございました。

秋友さんの独立にあたり、自営業者としての仕事の進め方を秋友さんに勉強していただく意味で、先輩自営業者としての私の、最大限のお手伝いができたと思います。

物事を強引に押し通しても、何も得ることはできません。必要なものは忍耐です。忍耐を伴わない妄想や野望はとても危険なことです。計画から完成までの間には試行錯誤が繰り返され、産みの苦しみがあります。毒蛇は急がない。焦らずボチボチやろうぜ。

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妄想食堂の哲学は、従来のレストラン形式に常に疑問を持ち、なおかつ、単に習慣だからという理由だけで普通のやり方に従わないということです。

レストランに入り、水とタオルを出され(冷たいビールを飲む前に!)、注文をとり、食事がでて、会計を済まし、料理人の顔を見ることもなく、店から出る。

こんなレストランのどこが面白いのか、わからない。2度目に行く理由がみつからない。それで経営が思わしくないのは不況のせいだ、政治が悪い、というのは、チョット、見当違いのような気がします。

不定期の妄想食堂ではありますが、ゲストとスタッフの距離をとても近いものにしていくことを大切にしています。スタッフにはゲスト一人一人にボディータッチするように、イヤかもしれませんが・・、お願いしています。料理と同じくらい大切なサービスは現実的で自然にすることにより、ゲストはリラックスして、幸せを感じ、快適に過ごせるのだと思います。

そして、食事の最後に私がゲストから聞きたいと思うことは、料理が美味しかったということより、楽しいひと時を過ごせたという言葉なのです。This is it!

2011年5月 4日

カレットオープン記念特別企画゛妄想食堂゛・準備の巻

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二日間に及んだ秋友ガラスギャラリーでの妄想食堂は、インテリアから料理まで全て手作りにこだわっています。芸術の神はディティールに宿るのであれば、いかなることでも手を抜くはできません。

加賀漁協から長机を借りて、これから会場設置です。

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インテリア全般は兄のトイット・デザインが担当です。最近設計した小松のnambu-GARDENみたいな、アジアンリゾートをおもわせるオリエンタル&モダンなフロアリゾート感をだしていただきたい。

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一枚一枚丁寧に書いてあるメニュー・ランチョンマットは、小松駅前の「花の屋」さんの奥様の自筆です。30数枚書いていただきありがとうございました。だんだんと細部に魂が宿ってきました。

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「いかなる事業といえどもその成否は、参加する全員が利益を得るシステムを、つくれたか否かにかかっている」とは500年前のローマの外務官僚だったマキアヴェッリの言葉です。

平たくいえば、みんな得するシステムをつくることが妄想食堂の親方である私のツトメです。お客様に美味しい料理を食べていただく、その使っている器を気に入り買っていただく、作家さんの利益となりさらに接客に力がはいる。そしてお客様も私も作家さんも笑顔になる。この黄金の循環が大事なのです。

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今回の料理のテーマは橋立魚介と野菜のイタリアンです。仮想のライバルは青山のドン・チッチョです。シチリアの、あの若き日の修業時代を思い出す、甘酸っぱい香りをイメージします。

もちろんシチリアどころかヨーロッパに行ったことありませんが・・・妄想食堂だから妄想していいんです!

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魚介はオール橋立産です。力強く骨太な料理を目指してます。

今流行りのマッタリやホッコリやシッポリやユルユルとかいった、そんな雰囲気の盛り付けはいらない。欲しいのはスレスレのキワキワ、張りつめた美しさ、脳天へ突き刺す稲妻のような一皿は秋友さんのガラスと浅蔵一華さんの器で十分表現できます。

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ある程度仕込んだら、料理のことはスタッフ達に任せて私はカレットでホストに徹します。目指すは新宿歌舞伎町ナンバーワンホストです。まぁ、40才のオッチャンですが・・

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さあ、全員揃ったようなので、アッキー、一華さん、そしてDJ久保、ボチボチ始めようぜ!

次回のブログは料理の巻です。お楽しみに。

2011年5月 1日

2日、3日の妄想食堂

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今日の泉浜の様子です。静かなように見えますが、南風が強く沖ではシケ模様となっております。

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妄想食堂を明日に控え、仕込みに力が入ります。

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今回のテーマである「橋立イタリアン」は新鮮でいい材料を用いることが必要不可欠です。ちんまりと小ぎれいにまとまった「お嬢さん」タイプではなく、堂々たる骨太タイプの料理を目指してます。

2日、3日の妄想食堂をご予約されたお客様、スタッフ一同、心より皆様のお越しをお待ちしております。両日とも18時30分から開宴いたします。

お酒はお持ち込みでお願いいたします。もちろん持ち込み料はいただきませんが、お帰りの際の飲酒運転は絶対ダメですので、しつこいようですが、こちらもよろしくお願いいたします。

2011年4月24日

日曜日の朝

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早起きしてバイクにするか、ランにするか。まぁ、とりあえず10㌔走ろう。

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片野海岸で折り返しです。風力発電、頑張ってほしいです。

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浜では定置網漁の水揚げ作業中です。サワラ大漁。

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沖の定置網の辺りに船を止めてルアーフィッシングすれば、スズキ爆釣間違いなしでしょう。

天気はいいものの、風が強いです。刺し網、底引き船全船休漁です。もちろんワカメ漁も休み。

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2011年4月20日

Hashitate Blue

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輝ける日々の、あの笑い声は、いったいどこに消えたのでしょうか?

愛の言葉も知らないで、心の糸を結べなかった恋人は、どこかで幸せに暮らしてるのでしょうか?

過ぎた日々に耳をすませば、心の声は私に何を語りかけるのでしょうか?

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薄青いガラス玉が、沈黙を守りながら、海風に揺れてます。

秋友ガラス新作の橋立ブルーのガラス玉です。

眠った夜の夢にいる、心の恋人に逢いたい方はぜひご購入を。

枕の側にこのガラス玉をそっと置いてください。

心の恋人に、あの頃の笑い声に、夢の中で逢えるかもしれないし、逢えないかもしれない。

そうさ、答えはいつだって吹きゆく風の中にしかないのさ、マイ・フレンド。

2011年4月18日

ガラス工房カレットOPEN記念特別企画・妄想食堂のご予約状況

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お隣の秋友さんのガラス工房カレットで開催いたします戸井鮮魚プロデュースの妄想食堂は、おかげさまで5/2・3の両日とも満席となりました。

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ですのでここで一旦、ご予約の受付を中止いたします。ただ、キャンセル等のため席が空いた場合はブログにてお知らせいたします。ありがとうございました。

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秋友ギャラリーには続々と骨董品が運ばれてます。

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海楽丸のエンジン取付終了。海が凪いだらワカメ漁に行こうっと。

2011年4月17日

仕出しいろいろ

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戸井鮮魚は魚屋であり、潜水漁師であり、妄想家であり、仕出し屋でもあります。

今日のお造りは、ヒラメの昆布締め、シロトラエビ、コウイカ、メバル、ミズダコ、アジ、バイ貝の7種盛り、オール橋立産です。

鮮度の良さでいうなら、当店は銀座吉兆の上をいきます。和のテクニック的なことは無知ですが・・・

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赤カレイとメッキダイの煮つけ、

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大きなメバルの塩焼き。これは一本釣りで水揚げされたもの。網で魚体が傷んでないのでとてもキレイなメバルでした。高かったけど。

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ハタハタの一夜干しの焼きもの。頭から゜バリバリと食べてください。

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メッキダイの酢締めが入っている押し寿し。

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魚料理中心のオードブル。

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よく働き、よく稼ぎ、よく使い、よく運動する。笑顔と元気が基本です。でも、ちょっと疲れ気味だから今夜はみんなに集合かけて一杯やろうっと。

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超零細自営業者達よ、さぁ、甘エビ怖い、というくらいに甘エビ食べてや!  

2011年4月15日

ワカメ漁解禁

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早朝の泉浜の様子。波・風ともなくグッドコンディションな海況です。

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今日はワカメ漁の解禁日です。みんな集まってお神酒で乾杯して豊漁と安全操業を祈ります。

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私は来週くらいから潜ろうかな。まぁ、いろいろ考えながらセリ前に10㌔ジョグしょう。

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少しだけワカメが生えてたみたいな様子です。生ワカメにしてはなかなかの値がついてました。

2011年4月11日

Glass Studio Culletオープン記念特別企画・妄想食堂予約状況

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ゴールデン・ウィーク中に、秋友ギャラリーのCulletで開催される妄想食堂の予約状況をお知らせいたします。

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5/2(月)の部・・・・おかげさまで満席となりましたのでお申込み受付を一旦終了させていただきます。

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5/3(火)の部・・・・残席わずかとなっております。迷っている方は勇気をだしてお早めにお申込みくださいませ。

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料理は橋立イタリアンコースで攻めていきます。食材は豊富です。期待してください。

2011年4月10日

有酸素な毎日

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庭の桜が咲き始めました。春らしい天気になった週末、カラダが有酸素運動を欲してます。

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まだ完成はしていない橋立自然公園でトレイルランで汗を流します。

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アップ・ダウンがあり、しかも道が不整地のため足腰にいい刺激が入ります。

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途中、木の壁で保護してある野鳥の池があったりします。

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もう寒くないからバイク練もガンガンできそうです。今日はローディーが多かった!

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夕方からは中央公園の室内プールでスイム練です。昨日は珍しく二人で練習。

練習メニュー

UP   200m

Free  50m×8本

Free  200m×4本

4種目 25m×4本を3セット

200m個人メドレー×2本

Freeのダッシュ 25m×8本

Down 100m

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

total 2400m

インターバルは30秒くらい。これくらいの練習をこなせるボチボチなレベルです。スイムばかりでキック練がないのは、お互いキックが苦手だから。

これ以上やると我慢大会みたいになるからやめとこう。

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そして、とうとう禁断の一歩を踏み出してしまいました。8/28トライアスロン珠洲大会にエントリー!  

齢四十にして血迷うことばかり。

2011年4月 4日

妄想食堂メンバー、それぞれのスタート

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お隣の秋友さんのGlass Studio Culletのペンキ塗り作業が続いてます。大阪からやってきたお友達が抜群のバランス力で高い所を塗っています。彼の靴のソールの薄さが、バランス力の重要なポイントになっていると、変なところにしきりに感心してしまいます。

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GWの妄想食堂はこの空間で開催されます。柔らかな間接照明がやさしい雰囲気を醸し出してくれることでしょう。質実にして剛健、簡素にして豊潤、エコにしてエロな、健全で色気ある空間を目指してます。4/29オープンです。

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秋友ギャラリーの名称゛Cullet(ガラスの屑・カケラという意味)゛はフランス語を使った変化球なのに対し、浅蔵一華さんの新ギャラリーは、カーブ禁止の少年野球のピッチャーのようなストレート一本勝負の名称です。

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明日4/5火曜日11時オープンの ゛gallerry & cafe 五十吉(いそきち)゛

場所は小松市八幡町九谷ケ丘己50-1、小松市立高校の近くです。浅蔵工房オリジナルの器で、一杯一杯丁寧にいれた珈琲や紅茶などをお楽しみください。

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そして私。冬眠していた船をそろそろ海に浮かべる時期がやってきました。今月半ばになるとワカメ漁解禁です。

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全ての些細を取仕切るのが私の仕事。汚い字だけど許せ。今年の海水温は低そうです。ワカメの生える時期が遅れそうな予感がします。

妄想食堂のメンバー、それぞれがこれから始まる長いレースのスタートラインに立っています。

イタリアに「助走は長ければ長いほどいい」という諺があります。たぶんですが。もう、みんな十分すぎる助走をしてきたはずです。そろそろステップを強く踏んでジャンプする時期です。

ビビるな、Just Do It!

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Glass Studio Culletオープン記念特別企画

~妄想食堂開催のお知らせ~

 

       日時      第1回 5月2日(月) 18:30~

                第2貝 5月3日(火)    18:30~

       場所     Glass Studio Cullet (加賀市橋立町ウ196番)

                加佐の岬の近くです。駐車場が限られてますので乗合いで

                お越しくださいませ。

 

       定員      両日とも15名

 

       料金      大人お一人5000円(税込)

                料金にはコース料理代が含まれてます。お酒の販売はいたしま

                せんのでお飲みになる方は持ち込みでお願いいたします。なお、

                持ち込み料はいただきません。

                上等で貴重なお酒を期待してます!

                大人のみのご参加となります。お子様はご同伴できま

                ませんのでご了承ください。

 

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春の橋立魚介のイタリアンコース料理です。ホウボウ、クルマダイ、アジ、サワラ、シロトラエビ、スズキ、カサゴ、ワカメ・・・などなど、橋立港で水揚げされた魚にこだわって、遊び心満載で料理を作る所存です。料理がすべて出し終われば、スタッフ達も飲みの輪に加わり、大いに飲んで、語ろうと思ってます。こじんまりとした空間ですが、その分、より親密になれるはずです。ぜひぜひ、遊びにきてくださいませ。 

 

~お申込み方法~

戸井鮮魚のメールinfo@toisengyo.jp、もしくはお電話(0761-76-5139)

でお申し込みください。

電話は数コールで私の携帯に転送されますので、すぐに切らないでね。

2011年3月27日

朝の散歩

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秋友ギャラリーの工事は予算の関係で、これでほぼ終了(?)でしょうか。あとは秋友さんの手作りに頼るところが大きいようです。

ゴールデン・ウィークのオープンまでにすることが満載です。子育てと同じように、愛着を感じながらの作業となることでしょう。

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ギャラリーの横では橋立丘陵地自然園の工事が粛々と進められています。こちらのオープンは5月末らしいです。

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アップ・ダウンのあるトレイルコースがあるのが嬉しい。まるで私のために作られていると錯覚してしまう公園です。いつかここで激しい競技会をしないといけません。公園が完成したら、加賀トライアスロンクラブの練習会で一度使ってみよう。

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゛BORN TO RUN゛を読んですっかり裸足ランの魅力にハマってしまいました。さっそくNIKEフリーを購入。

従来のシューズは足を守ることを目的としてクッション性を高めてきたのに対し、フリーは足そのものを鍛えることが目的で、クッション性よりも足の裏で地面を感じられることを大事にしています。

そうです。私もタラウマラ族ように踵着地ではなく前足部着地(フォアフット)に挑戦して、強い足を、痛まないヒザを手に入れたいものです。

2011年3月23日

仕込みの毎日

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庭のツバキが開花しました。風は強いものの、青空が広がった気持ちのいい一日でした。

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 底引き船は早朝に出漁しました。本日水曜日は゛旅する魚屋゛はお休みですが、仕込みの仕事がたくさんあります。

 

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 明日のお弁当用のスズキです。お弁当の値段のわりにはいいもの使ってます。だから儲からない。

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皮目をパリッと焼いたポアレにしようか、それともホイル焼きにしようか。

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刺身は昆布締めにしよう。

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大粒のバイ貝です。このままだとなかなか売れない。

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ここまでしないと買ってくれません。逆を言えば、ここまで手をかけると必ず売れる。

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マダイよりキレイなメッキダイです。

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開いて塩水につけて一夜干しにします。赤カレイとハタハタの一夜干しは地味ですが、そこにメッキダイを入れると華やかになります。

延々と続く仕込みですが、この商売、仕込みがなによりも大事です。手を抜けません。

仕込みが終われば夕方のセリ開市までの時間がトレーニングの時間となります。今日はラン30分、スイム30分、計1時間のトレーニング。

「うまく乗らない場合も10枚は必ず書く。10枚書いたらそれ以上は書くのはやめて、1時間走るか水泳をする。1日1時間の運動は欠かさず、一日を23時間で考えている。」

とても忙しいはずの村上春樹さんがこう言ってるんだから、私にできないはずはない。

2011年3月21日

お刺身いろいろ

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胸ビレが美しいホウボウ。白身の肉はコリコリした歯ごたえがあり、とても旨いです。

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中骨を抜いたのでそのままスライスして食べてね。

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こちらのお皿はヤリイカ、バイ貝、マダイ、甘エビの4種盛り。

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今日のセリから甘エビが水揚げされるはず。とても神経の使うズワイガニは当分の間、見たくないが甘エビは大歓迎です。

2011年3月19日

昨日のセリ

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夕方になると底引き船が続々と帰ってきます。

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水揚げされた魚は船からダイハチ車へ、そしてセリ場へ降ろして、

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細かく仕分けして、

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並べます。この赤カレイは6枚入りから、9枚、12枚、15枚、20枚、25枚、30枚、35枚入り、さらに細かいカレイへと、整然とパック詰めされています。まさに手のかかった箱入り娘なのです。

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ズワイガニは昨日をもって禁漁期間となりました。

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全ての魚を並べ終えたら漁協のスタッフが魚の種類と箱数を確認して、18時30分からのセリ市を静かに待ちます。

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そして開市です。次々とセリ落とされて一時間ちょっとで終わります。来週から甘エビ漁が始まります。とても楽しみです。

2011年3月17日

日々の仕事

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卒業シーズンは小中学校からのお弁当のご注文が増えます。学校の先生、ダイスキ!

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一夜干しセットの大量(大漁?!)注文です。広島へGO!

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昔からめでたい魚とされるマダイは、頭部の骨板を鎧を見立て「強い子になりますように」と願いをこめて「お食い初め」の魚として利用されています。お父さんを見習って強いアスリートになってください。

2011年3月15日

祈り

 

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今回の大地震で亡くなられた大勢の方の無念を思うと、激しい憤りと深い悲しみで胸が痛みます。

ご冥福をお祈りいたします。

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今なお、多くの方々が避難場で不安な日々を過ごしています。

私にできる事はなにか?

それは、

いつも通り、仕事をすること。経済の流れを止めないこと。納税を確実にすること。被災地が復興するための財源を確保できるよう、とにかく働くこと。

家族やお客様の前では、ハッタリでもいいから気丈に振る舞うこと。余計な不安を与えないこと。

そして、どうするか悩みましたが、ブログを続けることにしました。

このブログを見て、少しでも癒されるなら、それは意味のあることです。

関東大震災、太平洋戦争の大空襲、伊勢湾台風、数々の凄惨極まりない焼け野原から復興を遂げた日本です。日本の力を信じます。必ず復興するはずです。 Pray for Japan! 

2011年3月 5日

週末の泉浜

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久しぶりのナギです。来週の週間天気予報を見るとまた雪マークが並びウンザリですが、三寒四温でゆっくりと春が近づいてきます。

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早いものであと一ヶ月とチョットでワカメ漁が解禁となります。今年はこの小屋でストーブをガンガン焚いて乾燥ワカメをたくさん作る予定です。上手く出来るといいのだが、どうなることか。

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同級生の友達が自宅兼青果屋を移転開業しました。おめでとう! 35年ローン頑張れ!

タチバナ君だから立っているバナナ? のトレードマーク?

特にコメントはしないが、そういうことです。

タチバナ君の奥様は私の一つ年下で高校時代からの友達、そして私のことを良平と呼捨てにする数少ない女性の一人です。

ソムリエ資格を持つ青果屋と妄想癖を持つ魚屋、これからもお互い仲良くしようぜ。

2011年3月 3日

雪の一日

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冬へ逆戻りしたような雪の一日でした。

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海はシケ模様です。

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底引き船は休漁です。

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外は寒いけど、暖かい家の中では桜が開花しました。桜は人の心を狂わせ、春は人を闇雲に前向きにします。

何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ

2011年2月27日

バイクの季節

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これから暖かくなる季節は珠洲トライアスロン初挑戦へ向けてバイク・ランの練習に重点を置きます。スイムに関しては冬の間、ほとんど毎日練習してたから問題ないでしょう。

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ランは右膝に問題があるものの、ストレッチとスクワットなどの筋トレで補強し膝に負担の少ないフォームで走ることを心がけています。4月の加賀健勝マラソンのハーフが当面の目標です。

東京マラソンは今日開幕ですね。たぶん一生出れそうもないから、10月の大阪マラソンの抽選に期待しよう。

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バイクは少しづつ走行距離を伸ばし、巡行速度30㌔をキープして、峠を果敢に攻めるような練習を取り入れたいです。待ってろよ、珠洲の大谷峠。

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一人の時間を作り、黙々と地面を蹴り、ペダルを廻し、水をキャッチすることに何の意味があるのか?

ますます内向的になるのではないか?  孤独になるのではないか?

答えはいつだって風に吹かれているけど、敬愛する村上春樹氏の言葉を借りるなら、

「リスキーなものを進んで引き受け、それをなんとか乗り越えていくだけの力が、自分の中にまだあったんだ」 という個人的な喜びであり、安堵だった。

まだまだ、苦しみが足りない。苦しみの先の光を見たい。

2011年2月20日

石川県民体育大会 クロスカントリー競技

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快晴に恵まれた昨日、白峰クロスカントリー競技場で石川県民体育大会が開催されました。

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何が 「うれし!  たのし!」 なのかよくわかりませんが、我々は加賀市の壮絶極まりない予選会を勝ち抜いてきた選抜選手として大会にエントリーしました。

・・・というのはウソで、誰でも参加できる、いや、むしろ参加してくれないと困ります、くらいのユル~イ大会なのです。

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私達の目標は、レース前にハッタリでいかにも速そうな選手として振る舞うか、です。

この世の中、雰囲気6割、実力4割と確信している私としては、・口数を減らし・背筋を伸ばし・悠然とストレッチをして、集中力を高めている風に演じます。

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彼はこの立ちフォームが一番カッコイイと心の中で思っています。

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もう一人の彼はハッタリをかます必要ななく、実力はトップクラスです。今回のレース、7.5㌔のフリーの部で4位入賞でした。さすが昨年度、小松鉄人ロングの優勝者は違います。

ちなみに彼は私と同じくひと回り年下の猪年生まれ、独身、20代の美人な彼女募集中。合コンしたい方は私に連絡してください。合コンには目付役として私と上の彼(既婚・子持ち)が同席します。

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もうすぐ40才の私はハッタリにさらに力が入り、体幹トレーニングを初めてみました。ここまでくると周りの皆さん、ドンビキ~ 奇異の目で見られていますが気にしない。

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さらにハッタリは続きます。やや大きな声で、

「雪質はどうだ?  タケクマ君」

「雪質はウェット、気温2℃、戸井さん、気温が上がってきました。グリップワックスを2℃~6℃用に塗り直しましょう。ワックスの設定の差がレースにかなり影響しそうです。」

といいながら、そんなワックスを持ちあわせていない私達。

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そしてレース開始。一斉ではなく、間隔をおいて一人づづスタートします。先生!  頑張ってください!

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そしてゴール。目に汗がしみて前を見れないほど大変なレースですが、終わってみればとても清々しい気持ちです。

来年はクラシカル走法からスケーティング走法へ鞍替えして、また遊びましょう。

冬場のクロストレーニングとしてのクロカンにはこの冬、楽しませてもらいました。

そして雪遊びはそろそろ終了。

次はバイクとランとが待っています。

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2011年2月18日

最近の発送業務

11月、12月はズワイガニ・香箱蟹の発送で忙しいけど、それ以外の月の発送業務は馬馬虎虎、ボチボチです。

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今日の発送はズワイガニと一夜干しと白子タラ。

この時期のズワイは年末に比べてグッとお値安です。買うなら今がいいです。但し、ナギが続いたらの話。

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一夜干しは赤カレイとメギス、

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まさにカニと干物の抱き合わせ。

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タラは捌いて発送します。

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捌かなくていいならとても楽なのですが、この世の中、タラを一匹捌ける人はごく少数です。

゛魚をまるごと一匹捌くこと゛の中にいかに面白みを見いだせるか、そして肉より内臓の方が美味しいという自然の法則を料理というテクニックによっていかに導けるか、殺生の意味を考え、もったいないの精神を貫徹できるか。

料理人は哲学者であり、科学者であり、求道者であり、そしてロマンチストな愚か者でなければなりません。

・・・たぶん・・・

゛人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ゛という芥川龍之介の言葉を深く考えながら寝ます。 

2011年2月16日

確定申告初日

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ベタナギの泉浜、

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空はターコイズ・ブルー、

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山はスキー日和。

遊びたい気持ちを抑えて、必要書類を揃えて、やっかいな計算して税務署へGO。

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所得税の確定申告、消費税の申告、源泉徴収の還付金などなど、すべて初日に済ませました。

どこかの元首相、及び一部の議員さんもちゃんと税金払ってね。

ジューサーにかけたフルーツように、税務署に美味しいとこ全部徴収されましたが、なにやら清々しい気がしないでもありません。カラダとキモチが元気なら全然大丈夫、またたくさん働こうっと。

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自宅裏の橋立丘陵公園建設工事は着々と進んでいます。

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あの土台はどうなるのだろうか?  安土城でも造るつもりか。

春が待ち遠しいです。

2011年2月14日

バレンタイン・スキー

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風なし、雪質は極上のパウダー、おまけに北陸では極めて珍しい冬晴れ、ようこそ、スキー天国へ!

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バージンロードのようなゲレンデを見てドーパミン笑いが止まりません。

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ほぼ貸し切り状態のジャム勝の広大なゲレンデを滑るチーム゛マウンテン・マゾヒスト゛のメンバー。

三連休後の月曜日、そして今日はバレンタイン・ディー。

アラフォーの我々にとってバレンタインなんて何の興味もありませんが、若い子は違います。

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眩しいくらいステキな笑顔の彼女、今日はバレンタイン・ディだ、彼氏に抱きついてみろよ!

執拗に煽ります。

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ワン・モア・プリーズ!  いい笑顔だ、幸せになれよ、あばよ!

若い子に嫉妬するなんて、俺、マズイな。年を感じます。

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言葉とアルコールで身体を汚し、無数の場所で無数の声を聞きつつ、腐りながら緩慢に大人になっていった私にとって、取り戻したいのは子供の心です。

見知らぬ彼女、ステキな心のバネを見せてもらってありがとう! 

2011年2月12日

寒い週末

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白山の稜線がハッキリ見えるということは風が強いということ。週末は大荒れになりそうです。

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波の高さは4mになり、海はシケになります。

こんなシケた土曜日の夜は、宴会でもしないと精神状良くない。

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外飲みは面倒くさいからパスして家飲みだ。アホな友達よ、ストーブの側でタラ鍋をつつきながら、下品な話でもして盛り上がろうぜ。

2011年2月10日

今日も元気か?

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゛旅する魚屋゛の最年少のお客様、推定2歳。 とってもカワイイ! 

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私が小6だった時の担任の先生です。私の好きな先生でした。戦時中、軍需工場で勤労奉仕をしてたときの話をしてくださったこと、今でもよく覚えてます。

「夜中の休憩のときに支給される黒パンが旨かったわ~」

B29の編隊、防空壕、福井空襲の真っ赤な夜空などなど、先生の話に引き込まれて微熱がでそうなくらい真剣に聞いてました。こんな深い体験をしている先生に逆らえる訳がありません。

先生、雪で滑って転ばんといてや!  じゃ、また来週な。

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一人暮らしのおばぁちゃん、私が来るのを楽しみにしています。たくさんしゃべって、笑って、美味しい魚食べて、運動して、よく寝て、元気よくな。

じゃ、また来週な。週末は大雪らしいから家でチーンとしとんね。

オロオロ出歩いて滑って骨折るなや。折ったら終わりやぞ。

このような方の生活が困らないよう、今日も゛旅する魚屋゛は旅をします。

母ちゃん、私はいつだってアナタの味方です。

2011年2月 6日

有酸素な休日

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日曜日の休日、午前中は白峰クロスカントリースキー場で15㌔走。

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午後はちょっとだけ仕事してから、市営プールでスイム練。内容はクロールのLSD+水中ウォーキングでの動的ストレッチ。

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夕方6:30よりセリ市。ハタハタが揚がりだしてきました。いいぞ。

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刺し網漁解禁です。アジがたくさん揚がりました。青物もいいね~

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春のマダイを桜鯛と呼びます。このような詩的な表現はスキです。汚い日本語はキライです。

道すがら、数名のローディー&ランナーを見かけました。みんな、いい汗かいてます。

2011年2月 4日

小春日和

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春を思わせる穏やかな今日の泉浜。

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厳しい冬があるからこそ、春という言葉に夢と希望を感じます。

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いろいろな緒事情により橋立に転がり込んで底引き船の若い衆になったのは、ちょうど8年前の2/1でした。

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強烈な船酔いと不眠不休の船の上の労働で、これはミステイクな選択だったと強く後悔したけど、時すでに遅し。背負うものがたくさんあるから辞めるわけにはいかない。

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30代の前中期にかけての底引き船での漁師体験は、私の人生において、強烈なインパクトを残しました。漁師を経験したら陸の仕事などできなくなりそう。

辛くてキツイけど、愛が溢れていて面白い。そう、漁師稼業はブルースなのです。

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2月はナギが多そうな予感。頼むぜ、底引き船!  漁師とアキンドは一心同体だ。

2011年2月 2日

雪下ろしアルバイト

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週末の大雪で商売どころではなくなった自営業アラフォーオッチャン4名で、雪深い山中温泉の保育園の雪下ろしアルバイトに行きました。

魚屋、板金屋、ガラス作家、植木屋、この豪雪にお手上げです。本業には早々に見切りをつけて、男手がなく困っている施設への心温まる命懸けのお手伝いです。ただ、ボランティアではありませんが。

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屋根の高さは10m以上、命綱なし、瓦が剥き出しになりツルッと滑ると骨折は免れない危険な仕事です。

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ママさんダンプで豪快に雪を削り取ります。゛ママさんダンプ゛なんていつからそう呼ばれるようになったのでしょうか? なかなかのグッドネーミングだと思います。

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全部の雪は取らないで上っ面を残さないと瓦が剥き出しになり、あっという間に滑り落ちてしまいます。珠洲トライアスロンにエントリーする気マンマンな私にとってケガはマズイ。無理は禁物です。

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アッキー、疲れた?

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屋根雪下ろしの後は、下ろした雪をさらに下ろして更地にして、一階のガラス戸にくっ付いてる圧雪を取り除く作業が待ってます。まだまだ終らない。これは長時間有酸素運動の持久系トレーニングなのです。

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約8時間の耐久雪下ろしアルバイトは終わってみれば、なかなか笑えた作業でした。保育園の給食は野菜中心の献立でとても旨かったし、先生は美人だったし(但し一人だけ)、子供達はタラウマラ族みたいに裸足で走りまわっててたし、自営業の精彩に欠ける冴えないオッチャン4名は思いがけない報酬に大変満足いたしました。

また、いつでも雪下ろししますので、困ったら声かけてね。この大雪、まんざら悪くもないな。

2011年1月31日

大雪の朝

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今朝、目覚めるとスゴイことになってました。

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一晩で50㎝以上の雪が積もりました。雪の重さで大きな木が折れました。

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旅する魚屋をしてる場合ではありません。雪かきして車を掘り出さなきゃ。

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除雪のブルトーザーは力強く頼もしいです。ホント、助かります。

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なかなかのグッドウェープが来ている今日の泉浜。ただ、雪で車が止められない。

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お隣りの秋友ギャラリー建設現場は雪に埋もれて工事ストップです。うなだれる秋友氏。

しょうがない。自然には勝てない。憂さ晴らしの酒でも飲んで出直しだ。

2011年1月29日

雪の週末

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寒い日が続きます。週末は大雪の予報です。石川半島の西側の三国港・橋立港・金沢港、サキッチョの輪島港は北西の風に滅法弱く、こんな天気じゃ全てダメダメです。全滅です。

それに対して石川半島の東側の七尾や氷見は湾になっていて、半島によって北風が遮られて定置網漁が通年できるし、むしろ大荒れのほうがブリが大漁のようだし・・・

ちょっと不公平すぎるなぁ・・ ブリ大漁の恩恵は全く受けてないし・・ 

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12月、1月は最低の海だったけど、2月の海に期待しよう。あと少しで春がやってきます。春になればナギが続きます。もうしばらくの辛抱です。

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雪が多いものの、北風は弱く、横に長いキレイな波が押し寄せている今日の泉浜。

まさか、こんなマイナス気温の極寒の日に海に入ってるクレージー野郎はいないよね?

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あっ、いた!!

なんてクレージーで、ステキな野郎達なんでしょうか! セミドライ+フードで果敢にアタックしていた波乗り野郎達に敬意を表します。見せかけではない品性を感じます。

クロスカントリーからサーフィンまで、冬の北陸には極上のフィールドが広がっています。

2011年1月25日

冬場のトレーニング

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バイクのローラー練習の退屈さに耐えきれなかったり、プールに通いすぎて水泳のコーチと勘違いされることに辟易したら、山へ行きましょう。

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白峰クロスカントリー競技場の使用料は一日500円です。圧雪された素晴らしいコースです。

サイクリングチーム゛ケン・ウルフ゛の若くてイキのいい二人と練習です。人生の先輩である私は行き帰りの車の中で゛どうすれば比較的オジサンにならないですむか゛についてレクチャーしました。

男の子、女の子があっという間にオジサン、オバサンになることを多数目撃した私として、そうならないための、男の流儀を伝授しました。ただし、ミス・フィットになる可能性あり。危険な思想だからくれぐれも参考にしないように。

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白峰はなんたる豪雪でしょうか!  春まで雪の心配をしなくてすみそうです。

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クロスカントリーにはクラシカル走法とスケーティング走法があり、初心者の私がやっているのはこの溝の中を滑るクラシカル走法のダイアゴナル滑走です。

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エッチラ・オッチラ歩きます。スキー板の裏に雪がついて難儀しました。ワクシングまで気が回らなかったのが残念でした。次回の課題です。

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5㌔コースを3周してFin。総湯につかって帰宅、そしてセリ・・

翌日、かなりの筋肉痛あり、なかなかいい冬場のトレーニングです!

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とりあえず、参考書を読んで勉強です。

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YOU TUBEでイメージ・トレーニング。次回が楽しみです。

2011年1月20日

春になるまで辛抱

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よくここまで悪い天気が続くものだと感心してしまいます。1月に入って橋立港のセリは2~3回しただけ。

見事です。天晴れです。好きなだけ荒れてください。じっと辛抱します。

お隣りにお住まいの秋友ガラスさんの工房&ギャラリー新築の基礎工事が始まっています。

設計は兄貴のトイット・デザインです。春になったらオープンです。GWのオープニング・パーティーは妄想食堂が取仕切ります。

ワカメカーテンとハシタテアン・ブルーのガラス細工のコラボを期待してください。こちらも春まで辛抱です。

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秋友ギャラリーの奥では橋立丘陵地自然公園の工事が続いてます。こちらはいつできるのでろうか?

アップ・ダウンのあるランコースが出来るのでとても楽しみです。

とにかく春までにすることがたくさんあります。辛抱、我慢、辛抱、我慢・・・

glory through suffering

怠惰はいらない。苦痛から得る栄光が欲しい。                                          

2011年1月18日

魚だけのオードブル

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アジのエスカベッシュ、イワシの紫蘇ロール揚げ、子ダラとエビのフリット・ミスト、ブリの照焼き、ホタテ貝のブルゴーニュ風オーブン焼き

肉を使わず、魚だけのオードブルです。まだ続きます。

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白カレイの一夜干し、

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クルマダイの

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昆布締め。

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ズワイガニのお造り

せっかく遠方からお友達がやってくるのですから、料理は石川色の強い魚中心の献立がいいでしょう。

この世は出会いと別れの繰り返し。楽しく、思い出深い宴席になることを願ってます。

2011年1月16日

ムサガニ

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脱皮したてで、殻の柔らかいズワイガニのことを橋立ではムサガニと呼んでます。ムサはとても安く買いやすいです。

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ムサを半分に割り、塩水ではなく真水で茹でます。なかなかイケます。寒い夜は日本酒とムサで一杯どうぞ。

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今日の泉浜の様子。家が揺れるほどの強い北風が吹いてます。もう、好きなだけ吹いてろ。

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こちらは夏の泉浜の様子。夕方の甘く静かで柔らかい微風が懐かしい。

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クロカンの練習も出来ないほどの大荒れの今日は本を読んで、ローラー練して、市営プールでスイムして、飲んで大人しく寝よう。

2011年1月12日

小松の市場

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底引き船は沖で風が強まり昨晩帰港、今日の夕方にセリ市があります。今年に入って2回目のセリとなります。

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冬場になると橋立港のセリ市は全くアテにならないので、ほぼ毎朝、小松の市場で魚を仕入れます。

カメハメハ大王じゃあるまいし、シケたらお休み~と言ってられるほど楽な立場にいる訳ではありません。試合がなくても縄跳びをし続けるボクサーのように、泳ぎ続けるマグロのように、止まったら死んでしまう弱小魚屋なんです。

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さっ、帰って仕込みしようっと。

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今朝の泉浜の様子です。北西のやや強い風が吹いてます。

最近、あることに気付きました。

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この泉浜の風景とスペインのコスタ・ブラバのカラ・モンジョイにある美しい入江の風景がとてもよく似ているということ。

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その入江の側には白い建物の゛エル・ブリ゛が静かに佇んでいます。年間200万人もの予約が入るが、実際に食事ができるのはわずか8000人だけだという、フェラン・アドリア率いる世界の頂点に立つレストラン゛エル・ブリ゛。

「美味しい食事と素晴らしい風景、このふたつを切り離すことはできない」

                                               フェラン・アドリア

妄想食堂のコンセプトとまさに同じです。スタッフの皆様、ボチボチ計画を練るからそろそろ覚悟を決めてくださいませ。

いつも思いますが、南加賀は自然と食材の宝庫です。いつの日か、フェランを加賀へ招待したい。

2011年1月10日

仕込みDay

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゛北陸特有の曇天は、ものをきれいに見せる光なんです゛

石川出身のあるフォトグラファーの言葉です。確かに太平洋側のような太陽がサンサンと輝く晴天では北陸の冬の陰影は表現できないでしょう。

゛水を張ったような、しっとりと柔らかい光゛

とてもパンチの効いた一言半句です。゛水を張ったような゛とは詩的であり文学的でもあります。

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水といえば、冬場の魚おろしは手が冷たいです。たまに手をお湯につけながらの作業となります。

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これらのブリの半身は照り焼きにしようかな。

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スズキは切り身にして、

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ホイル焼きにしよう。

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有頭エビはやっぱりエビフライがいいね。

水仕事の仕込みが終われば、次は水着になってスイム練です。どうやら水と私は切っても切れない仲のようです。

2011年1月 6日

初セリ

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昨日の初セリは海況がやや悪かったため、カニ・魚とも少なめでした。

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品薄のため高値がつくのはしょうがないこと。注文分だけセリ落として、旅する魚屋はお休みにしようっと。

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このバズーカーサイズのビッゲスト・ズワイガニはずっしり重くて旨そう~

ちょっと高いけど買う? 

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塩茹してすぐに大阪へGO!  セレブなお客様を喜ばせてね。

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今日からシケが続くということは、香箱ガニは昨日をもって禁漁期間に入りました。

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ラストチャンスを逃さず、福岡へGO!

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正月が明けてもオードブル作りは続きます。来週は新学期の先生用のお弁当作りが山のようにあります。魚屋というより惣菜屋になりつつあります。

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今日のお造りは甘エビ、ヒラメの昆布締め、クルマダイ、ヤリイカ、アジです。

戸井さん(?)のマグロに3千万円の値がついたという景気の良いニュースを聞きました。

なんか今年はツキがありそうです。厄年だけど・・

2011年1月 4日

奇跡の太陽

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青空を眺めるのはとても久しぶりです。気温0℃、風はなし、雪質は極上、ようこそ、スキー天国へ!

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自宅から1時間くらいでスキー場に到着する加賀はなんて贅沢な田舎なんでしょうか!  まさに一流の田舎です。都会だと関越または中央の高速道路インターに辿り着くまでに1時間はかかります。

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山頂からは加賀平野と日本海が一望でき、

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後ろを振り向くと、あの雲の中に白山がどっしり鎮座しています。アドレナリン大放出、ドーパミン笑いが止まりません。

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さぁ、アラフォーチーム゛マウンテンマゾヒスト゛のメンバー達よ、ケガしない程度に滑りましょう!

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エッジを立てて、鋭くターンを決めてくれ。

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スノボー全盛の中、私はスキー派です。ターンは最小限に、風を切るスピードが脳を覚醒してくれます。

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コブ&急斜面に挑戦して今年の運試しをします。その結果は、やや後傾姿勢気味で臆病風に吹かれる1年になることでしょう、とのことです。いつものこと、チキンハートとは幼なじみです。

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朝からリフト営業終了時間までタップリ遊びました。まだまだ20代の若者と互角、いやそれ以上の体力と気力があるマウンテンマゾヒスト達に敬意を表します。次は独身ということにして、20年昔の映画であったみたいにスキー場でナンパしてみようぜ。

2010年12月31日

ラッシュタイム

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大晦日の泉浜の様子。相変わらずのシケです。海と上手く付き合うには忍耐が必要です。これは人に対しても言えること。

忍耐を伴わない妄想や野望も、また危険です。乳酸の痛みに耐えなければならないのです。

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シケた天気とは裏腹に、戸井鮮魚の厨房は熱気に包まれています。正月食材の地方発送と配達準備に大忙しです。

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ブリの半身は塩焼き、照り焼き、刺身、なんでもOKですので、とても人気があります。

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このブリの塩焼きは、小松発羽田行きの朝一の便に間に合うように持ってきてとのこと。朝からプレッシャーがかかります。

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お一人様用のブリのお造りから、

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ご家族全員で食べるお造りまで、なんだって承ります。

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ズワイガニのお造りも人気があります。

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オードブルは常軌を逸する数を作ります。

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他にもヒラメの昆布締め、大根寿し、黒豆、ニシンの昆布巻、かいぼしごぼう、数の子大根などなど、お得意様宅へ配達です。

明日のお正月まで営業したら仕事納めとなります。そして2日は加賀トライアスロンクラブのマラソン大会、3日はスキー、4日はバイク練・・

只今、仕事のストレスが溜ってます。年明けからハンガーノック寸前までトレーニングしようっと!

 

2010年12月29日

最後の稼ぎ時

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最後の最後まで悪天が続いた12月、明日からまた寒波が襲来するみたいです。12月のセリ日は何日あったのだろうか?  この分じゃ、船によっては若い衆の給料は最低保証になりそうです。カニの時期に最低保証、またはそれに近い金額なら底曳き船に乗っている意味がない。命懸けなのにアホらしい。ギリシアのストみたいに、なにも起きなければいいが・・・

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正月食材の調達は小松の市場で済ませます。多くの注文をかかえている私として、魚やカニの確保は生命線です。高かろうが、とにかく買います。

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これから1日までの数日間が稼ぎ時です。年明けは長いセリ休みで超ヒマなんだから、稼げる時に稼ぐのは漁師も私も同じです。

2010年12月27日

旅順港へ向かう戸井鮮魚店主

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1904年2月、私は連合艦隊の旗艦である゛三笠゛に乗船し、旅順港へ向かいました。

戦艦三笠にはトイママの大好物のモックンが乗船しており、旅順港閉塞作戦の指揮を取っていました。

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「あっ、これ、俺、わかった?!  たぶん・・絶対俺だって!  この手の着き方なんて間違いなく俺だよ・・・」

兄貴家族を家に呼んで、私が出演するとさんざん吹いたNHKの「坂の上の雲」をみんなで見ていたのですが、思わぬ展開に失笑を買ってしまいました。

「アレ、父ちゃん?  ウソよ、カットされたんじゃないの?  ギャハハハ!」

俺、セリフもあるんやぞ・・って講釈たれてたのに・・・父ちゃん、とっても悔しいです!!

たぶん私のはずの登場時間1秒未満、マバタキしたら見逃してしまうくらいでした。

このために去年の9月の暑い日曜日に、冬用の軍服を着て1日中水兵さんのエキストラをやっていたかいがありました?!

ちなみに明治の田舎の子供役で出演したはずの娘はズバッとカットされていました。

無駄こそ豊饒、また機会があればエキストラに参加するかも・・いや、もうしないな。

2010年12月26日

雪の朝

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朝、部屋のカーテンを開けると、今年最初の雪景色が広がっていました。

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泉浜はド演歌の世界です。波音は雪に吸収され、かすかに低音の響きだけ届いています。

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トイジジパークはおとぎの国の入り口のようです。小枝からサラサラと雪が落ち、遠くでかすんだ鳥の鳴き声が聞こえてきます。

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裏の雑木林はまるで白樺林のようです。空は低く、風はなく、ただ雪が降り続けている、静かな朝です。

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そんなことより、この雪の中、これらを配達できるかが問題です。

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こんな日は家に籠って年賀状でも書けばいいのに、全然気が進まない。頭の中は年始のスキーのことでいっぱいです。

2010年12月24日

大シケのクリスマス

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大シケのクリスマスイブとなりました。加賀はホワイトクリスマスを通り越して暴風雪のクリスマスです。全然ロマンチックじゃないね。

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嵐の中でも゛旅する魚屋゛は元気に営業です。クリスマスケーキもいいけど、マダイの骨酒でも飲んでカラダを温めてね。

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クリスマスプレゼントがマダイの一夜干しだったら、子供、泣くだろうな。

自分自身へのプレゼントは冬場のトレーニングに必要なロードバイクのローラー台にしようかな。

もし、年がいつまで経っても18~20歳の間を行ったり来たりしていて、もちろん独身で、そして彼女がいなかったら、クリスマスイブはとても胸が高鳴る聖なる夜なんだろうけど、現実はしっかり年を取り、責任というものがあり、生きつづけるための代償を支払うオッチャンとして、年末の一連のイベントはなんだかとても骨が折れます。

こうも疲れたら年始に癒されるためにスキーに行くしかないな。

2010年12月22日

ヘタ場の魚

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北西の風が強く、いい感じでシケてきました。昨日のセリは蟹狙いの底曳き船が少なく、メギスやタラや赤カレイといった普段(?)の魚がいるヘタ場を曳きに行った船が多かったです。

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タラ一匹と天然ブリはお弁当の食材に、ヒラメとタラの残り一匹は昆布締めにします。

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お昼のお弁当はサプライズで香箱ガニがつきます。

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タラのホイル焼き、ハタハタの揚げ物、エビフライ、ブリの照り焼き、などなど肉なしの魚中心弁当です。血をサラサラにしてカラダのキレを良くするには魚中心の食生活がいいのです。

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60センチオーバーのでかいヒラメです。

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1枚、

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2枚、

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3枚、

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4枚

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骨もいれてヒラメの5枚おろし完了。

骨は野菜と煮込んでフィメ・ド・ポアソンに・・・ウソ、面倒くさくてしません。

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白身は昆布締めにします。なんてキレイな薄ピンクなんでしょう!

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鱈も字の如く、雪のように白い!  

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昆布締めと越前産の子持ち甘エビを添えて東京と九州へ発送。ミカモンちゃん、明日、着きます。

2010年12月21日

カニのラストチャンス

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今日のナギが今年最後のナギになるかもしれません。明日から波3mのシケ、そしてクリスマス前後は雪になるみたい。クリスマスなんてどうでもいいから、年末前にもう一度ナギになってほしい。

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ならば多少高くても、儲けがなくても、カニを買わないと話にならない。

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溜っているカニの注文、全て発送します。

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香箱ガニは1月初めで禁漁となります。喰い納めの時期です。

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一夜干しの魚は豊富にあります。こちらの注文は気苦労がないから楽です。

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ズワイガニの大10杯捌いて六本木ヒルズへ発送です。こちらは日が指定されていたのでとても危ういギャンブルでした。ナギで良かった。

その日にカニを送れなかったら切腹、と言われてたので担当者を同情したら、私が腹を切るんだって!   まさかね、そんなんで切ってたら腹がいくつあっても足りないな。

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カニの発送が終わって、とりあえず一安心です。明日からシケ続き、そろそろ屋根裏からスキー道具を引っ張り出そうかな。

2010年12月19日

同甘同苦の皆々様お疲れ様です。

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地物のカニを用意できなくて申し訳ないが、今日は大いに飲んで騒いで、今年一年の肩に積もった厄を振り払ってください。

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寒ブリとカニと日本酒があればみんな幸せな気分になれます。胃と心はつながっています。

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我らアラフォー世代、辛い時も楽しい時も一緒です。みんな、頼りにしてます。困ったときは相談にのってほしいし、困っている仲間がいれば相談にのり、より良い解決策を一緒に考えます。

仲間でありライバルであり、お互い尊敬できる関係であり続けなければなりません。そのためには一生懸命仕事して、稼いで、家族を養って、そして激しく遊ぶということがとても大事なことです。

我々自営業者は儲けた分だけ、金を使わないと金の回りが鈍くなります。皮下脂肪や内臓脂肪の貯蓄がカラダのキレを悪くするように、商売においては金は入った分だけ出して、体幹のキレを良くして駆逐艦のように戦場を猟犬のように駆け回る俊敏な機動力があればいいのです。

そう思いませんか?

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橋立小の一学年くらいの子供達が絶叫しながら食べて、遊んでます。子供は元気があっていいな。お願いだから、大人の飲み部屋に入ってこないでくれ・・うるさくてかなわない。

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また、来年も面白いこと企画して遊びましょう!   今年は本当にお疲れ様でした。チャオ!

2010年12月17日

今日もシケ

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今日の泉浜、だいぶん静かになってきましたが、明日の朝まで西風が強く吹くみたいです。゛朝なぎの沖どまり゛、つまり朝出漁して明後日の夕方帰港になってくれたら嬉しいです。カニの注文が溜るとストレスも溜ってきます。

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そろそろフザケタ宴会でもしないと精神的に良くない。みんな準備はいいですか? 今日は眠いからいいかげん帰ってくれ・・・、なんて言わないから心の中に溜っている日頃の不満を酒で紛らわせてくれ。

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ここに集合です。橋立の大きな木が目印です。

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泉浜に日が沈んだら逢おう。面白い話を聴かせてくれ。つまらない話はしないでくれ。

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頭イカレタおっちゃん、パンクなカッパで今日も元気に旅してきます。

2010年12月15日

ズワイがダメでも干物があるさ

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惚れ惚れするほど立派なシケです。北西の風がビュンビュン吹いてます。

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この強い浜風が極上の一夜干しを作ります。

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赤カレイとカワハギとメギスとハタハタの一夜干しセットです。

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お歳暮として全国へ発送。

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いいとこ取りの詰め合わせはいかがでしょうか?

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Dear Paul, I`m not Johei. Please call me Ryohei・・・

橋立の魚屋で英語で取引しているのは絶対私だけだと思います・・・

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トイママはこの頃、魚屋をやっている場合ではないらしく、いろんな施設でボランティアのフラワーアレンジメントの先生として引っ張りだこになってます。

それはとてもいいことです。お互いもう少しで40代、好きな仕事をして自立してください。たくさんの方が笑ってくださることがとても大事なこと。大切なことは目に見えないんだ。

応援するから私のトライアスロンの挑戦も、金がかかり過ぎるとか、そういう厳しいこと言わないで、温かい目で見守ってください。

2010年12月14日

カニ高騰、手も足も出ず

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シケの合間の久しぶりのセリ市、ズワイガニの値が高いのはわかっているが、限度というものがあります。

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昨日のセリ市はその限度を軽く超えて、うすら笑いを浮かべてしまうほどでした。私はほとんど買えず終いでした。

予約が入っている蟹料理屋、店頭にカニを並べている魚屋は、赤字を承知で買い漁っています。これにつられて買うとヒドイ目に遭います。

ここは我慢です。あせるな・・あせるな・・

時間と忍耐と金があれば、たいていのことはうまくいくものです。

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このズワイ3杯入りの浜値と関西空港からヨーロッパまでの片道格安チケットの料金は同じくらいでしょう。

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ズワイ4杯入りの浜値と格安グァム旅行3泊4日の料金は同じくらいでしょう。

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妄想食堂で使っているような小さめの9杯入りの浜値ほどの札束がポケットの中にあれば、八重山諸島の竹富島の民宿にステイして、南十字星、はいむるぶしを眺めながら島酒を飲み、島歌を聴き、グラスが回り、三線が鳴り、すなわち日々酔郷の体験ができることでしょう。

ひとり旅が寂しいなら、彼女、彼氏と静寂が支配する北海道津別のチミケップホテルに逃避行して、暖炉の側で、赤ワインの酔いと火の暖かさでで頬をバラ色に染めながら、ジビエ料理を食べるくらいはできるでしょう。

アナタは沖縄派?  北海道派?  どっちにする? 

・・・なんの話だっけ・・・

つまりそれくらい常軌を逸した値がついたということです。

今週はシケでムリだから来週に期待しましょう。というか年明けちゃうとマズイしな・・胃が痛い。

2010年12月12日

スイム&ラン

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雨の日曜日の午前中、小松の市営プールで男二人のスイム練習。

受付で100円値切ろうと「高校生一枚」と言ってみたものの、軽く無視されました。

~練習メニュー~

UP   200m

フリー 50m×10本  1分15秒サイクル

行きクロール以外の3種目 帰りクロール 50m×9 本 1分30秒サイクル

フリーのダッシュ 50m×5本  1分サイクル

Down  100m

 Total 1500m

余力を残しつつ木場潟へ移動。そしてスローラン一周6.4㌔。小雨など気にしない。

その後、中華料理屋で反省会をして解散。なかなか有意義な午前中でした。

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午後は娘と自宅裏の橋立丘陵地公園計画(たぶん・・)の現場を探検。

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ヒザに優しいランのコースになることを願ってます。そしたら、私、泉浜でスイム、公園でラン、レース後は戸井邸で魚介BBQのアクアスロン大会を企画して、大いに遊ぶ予定です。

我こそは、という猛者達、企画が決定した暁には橋立に集合せよ。

2010年12月10日

家飲み

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終電とか始発とか関係ない田舎において、飲み屋で支払う金額と代行運転代がほぼ同じなら、自ずと家飲みになるのは必然のこと。

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田舎にあって都会にはない魅力とは、

美味しい魚介がお手頃な値段で食べられるということ。

飯が旨いということ。

温泉がそこらじゅうにあるということ。

スキー場のリフト待ちがないということ。

星空がキレイなこと。

ライギョが釣れること。

金を使わない日がたまにあるということ。

市営のプールの夕方ならほぼ1人1コースで泳げること。

クリスマスリースの材料に事欠かないこと。

ひどい渋滞に滅多に合わないこと。

野菜はもらいものが多いということ。

保育園、小学校とも少数クラスで目が行き届いているということ。

小学校の頃の同級生同士、いまだに仲がいいこと。

などなど挙げればキリがない。

その田舎の魅力をせっせと磨き続けることがとても大事なこと。

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上も下も、イシダイの昆布締めとヤリイカとマダイと甘エビのお造りです。

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ズワイガニと香箱ガニのお造りも魅力的です。ズワイのミソに燗した日本酒を注いで飲むと、見えない力がフツフツと湧いてきます。

ほどよく酔いがまわり体幹に力がみなぎると、よし、来年は珠洲トライアスロンのショートにエントリーしよう!  という強気な妄想が頭の中を駆け巡ります。

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年末に向けて、カニからオードブルへとご注文がシフトしていきます。

今年も残すところあと3週間です。㌔4分でラストスパートする準備(?)はできています。

Just do it!

2010年12月 8日

全ての欲求を満たした鮮魚セット

食材天国である北陸の実力をいかんなく発揮した鮮魚セットをお見せします。

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8㌔の天然ブリはこのまま送るとかさばるので私が捌きます。

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ほどよく脂がのってます。強い甘みがあることでしょう。

サクとアラとカマを入れて、

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箱の隙間にハタハタの一夜干しを詰め込みます。

まだ終わりません。二つ目の箱の中は、

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ズワイガニと香箱ガニと子持ち甘エビを詰め込んで終了。

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ブリと甘エビと一夜干しとズワイガニと香箱ガニの詰め合わせだなんて、なんて贅沢な海の幸なんでしょう!

この贅沢な食卓を一夜の夢に例えるなら、

壇れいの膝枕で横になりながら、小雪の作ったハイボールを飲み、肴は゛エル・ブジ゛のフェラン·アドリア氏のピンチョスをかじり、BGMは村上春樹氏セレクトのジャズを流し、司馬遼太郎氏から日露開戦前夜のよもや話を聴きます。

特設リング上では第1試合のブルース・リーと大山倍達の一本勝負が始まろうとしています。第2試合のロッキー・バルボアとモハメド・アリ戦との間のショウタイムはもちろんマイケル・ジャクソンです。

ハイボールに飽きたらブルゴーニュのロマネコンティを開けて開高健氏からアマゾンの釣りとベトナム戦争の話を聴きます。途中から井上靖氏が加わり、その昔中央アジアを席巻した匈奴の生態について詳しく教授していただきます。

遠くのテーブルから雌牛の血のように真っ赤で胸元が大きく広がったワンピースを着ている鈴木京香が、静かなほほ笑みをたたえて、私に向かってしきりにウィンクしてます。男ならいくしかないだろ・・・

・・・・これくらいあり得ない夢のような、素晴らしいご夕食になることでしょう。

病的な妄想にお付き合いいただきありがとうございます。

2010年12月 4日

お歳暮

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昨日の13時過ぎに風が南西から北に変わった途端、もの凄い暴風が吹き始めました。漁協が観測したところ風速26mくらいあったらしいです。

シケ前日にたくさんセリ落としておいて良かったです。

お歳暮の御注文が溜ってます。茹でたり捌いたりしてドンドン発送しましょう。

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天然の寒ブリは金沢の市場から入荷します。

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甘エビもこの時期は金沢から入荷。橋立のエビ漁はカニ漁が終わる3/20からスタート。

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一夜干し各種、

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元気いっぱいのズワイガニ。セリ後すぐ茹でるので身の詰まりがとてもいいです。

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橋立子供会のクリスマス行事で食べる香箱ガニ、橋立のガキはいいもの食べてます。

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白身魚の昆布締め。今日の魚はクルマダイです。

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外資系の会社からのご注文は英語で対応します。日本語も甚だ怪しいのにね・・

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鉛色の空が広がり長くて寒い北陸の冬が豊かなで美味しい魚介を、少ない日照時間とほどよい湿度が色白の金沢美人を育みます。

そう考えると西高東低の冬型の気圧配置もまんざら悪くない。スキーシーズン間近だしね。

2010年12月 2日

大シケ前の極上の海

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キラキラ眩しい今日の泉浜、

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海は鏡のように静かで、

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透明度は沖縄の離島を彷彿させるほどいい!

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奇蹟のように美しい姿は今日で終わり。明日は蜘蛛の巣のような等圧線が日本列島をすっぽり覆い大荒れの天気になるようです。

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定置網漁は昨日で今季終了となりました。タルイカよ、サヨウナラ

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南の海からやってきたイトヒキアジ、

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ツバメウオともお別れです。

2010年11月30日

海のリズムで暮らす

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明日から12月、今年も足早に過ぎていきます。新年を迎えアレヨコレヨしてるうちに、不惑の40才になり、いつしか春になります。春になるとワカメ漁の始まりです。

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ワカメ漁の次は岩牡蠣、そして7月からはサザエ・アワビ・岩モズクと続き、8/20で漁期を終えます。

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海が生活の中心にある生き方ができるなんて幸せなことです。

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大学1年から始めたダイビングがその後の人生にもの凄く影響してます。大学4年間は海一色の生活でした。一級船舶免許を取ったのも学生の頃です。

大学で専攻した経済学の知識はまるでゼロに近いです。一切の学業は意味をなさないと判断したおかげで、いまだに平均株価とか一部上場の意味すら知りません!  戸井君、それ極めてマズイね~

父母よ、哀れな息子を許したまえ。

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就職は都内の大手スポーツクラブでした。就職活動はほとんどしなくても、あの頃はバブルの残り火がまだあったので引く手アマタでした。

出版会社にも内定はもらってましたが、挨拶文の課題でふざけた文章とバラクーダが渦巻いている不思議な絵を添えて提出したら、激怒されて内定取り消しとなりました。社長、見る目がないな~とその頃思ってたけど、やっぱり見る目があったんだな、と今になって思います。

スポーツクラブでは水泳とダイビングとその他諸々を担当。飲んで金がなくなると支配人に借りて、また飲みに行ったり、お客様をたぶらかして(?)何度も沖縄ツアーを敢行したり、やってることはホストクラブのようでした。実際、支配人も社員に対し゛ホストみたいに接待しろ゛と言っていたし・・・

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石川に帰ってから3年くらい家業をしてたけど、海のない生活は苦痛でした。幸い(?)家業が倒産したおかげで私は自由になれました。

そして橋立に移り住み、底引き船の若い衆になり、再び海の世界へ戻ることができました。

土肥実平から続く小早川水軍の血を継ぎ(妄想だけど・・・)、祖父(私にクリソツ)をグアム沖海戦で亡くした私として、海とは切っても切れない因縁を感じます。

そしていつか海に還る日まで、まだ当分の間、海をめぐる旅は続きそうです。

2010年11月28日

甘ダイのアクアパッツァ

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朝から北風が吹きつける泉浜、

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そして空は馴染み深い曇天。この天気じゃバイクもランもできない。

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天気のことはクヨクヨしたってしょうがないこと。

そんなことより甘ダイのアクアパッツァを作りましょう。

アクアパッツァはイタリア料理の定番です。日本語に訳すと゛狂った水゛、なかなかいい名前です。

Are you crazy?

なんて素敵な褒め言葉なんでしょう!   狂うと夢中は同義語です。

料理方法は超簡単です。鮮度のいい白身魚とフライパン一つと調味料が少しあれば出来ます。

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まず、フライパンで魚を焼いて、

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そこに水とアサリとトマト(あればドライトマトとケイパーも)を入れてグツグツ煮ます。

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煮汁を廻しかけて、ほら、煮汁が沸騰してきたでしょ、これが゛狂った水゛と表現されてアクアパッツァという料理名がついたらしいです。

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アサリの口が開いたら、そろそろ出来上がりのサインです。もう少し煮詰めて、オリーブオイルを入れて煮汁と乳化させ、トロンとしてきたら火を止めます。

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お皿に盛りつけて、黄金色の煮汁をかけて出来上がり。

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゛甘ダイのアクアパッツァ シモコシ添え゛ アツアツのホコホコです。

青山、広尾、白金あたりのイタリアンならこの一皿単品で3500円はするでしょう。

いや、もっとするか・・

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橋立妄想食堂は今日も開店、ズワイ、香箱、もう食べきれないほど食べてください。食べきれなかったら持って帰って旦那様におすそ分けしてあげてくださいませ。

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今週からシケが続きそうです。とても悪い予感のする12月の天気です。

2010年11月26日

フクラギ陶器

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こちらがブリの子供のフクラギです。最近、橋立沖で爆釣気味らしいです。

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こちらが陶器のフクラギです。

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フクラギが蓋になっているお皿、なかなか素敵です。好奇心溢れる子供のお脳を持ってないとなかなかできない発想です。熊に似た陶芸家が作ったお皿です。その熊男は小松の山奥に住んでいるので熊と間違われて猟友会に撃たれないか心配です・・・

想像力というか、妄想力というか、面白い作品は買います。

やはりお皿の中身はフクラギのお造りがよく似合います。

「いかなる分野でも共通して必要とされる重要な能力が、一つある。それは妄想力だ」

   500年昔にマキアブェッリが遺した言葉です。

2010年11月24日

サワラの焼き霜

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体長1mくらいのサワラ。酢締めにするか、焼き霜にするか。

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軽く塩をふり、串打ちして皮側を強火であぶります。

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身側は少しだけあぶり、氷水につけたら出来上がり。

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甘くて、香ばしくて、旨い。

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サワラの焼き霜、メッキダイの酢締め、赤イカ、アジの4種盛り。

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調理済みのズワイと香箱蟹の一皿。

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お造りもカニもすべてお歳暮用です。こんなのいただいたら美味しくて、楽チンで、きっと楽しいご夕食になることでしょう。

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楽しいといえば、昨日の橋立妄想食堂はブレーキの壊れた暴走列車のような宴でした。

昼から夜まで飲みっぱなし、校歌から高校3年生(そんな歌ある?)まで合唱&一発芸合戦。

まるでありし日の新宿歌舞伎町の゛国民酒場゛のようでした。モウレツ~!

2010年11月21日

仕事とバイク

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料理したカニセットが人気です。捌いて発送することもしばしば。

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今日はアジ、フクラギ、イシモチ、サワラ、甘エビのお造り。こちらもカニと同じくらい人気があります。

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今朝はバイクトレーニング。加賀トライアスロンクラブで稽古をつけていただきます。

もっと速く、もっと遠くへ、時速30~40㌔で走ります。

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9月の初めの練習会では全くついていけなかったけど、今はなんとかついていけます!

これはとっても大きい進歩です。3ヶ月で約1700㌔走った成果がジワジワとでてきてます。

仕事と遊びの両立はとても大切なこと。

男は遊びと危機の時だけしか夢中になれないのです。

2010年11月19日

晴天の日

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白山の稜線がはっきりと見える、とても澄んだ青空が広がっています。

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海はナギです。

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今日の゛旅する魚屋゛は嫁さんに任せて、私は蟹と格闘します。

生きた蟹をそのまま塩茹ですると足が折れるおそれ(自折れ?)があるので、まずは真水で〆てから茹でます。

 

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時計と寸胴とにらめっこしながら茹であがるのを待ちます。

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茹であがったら粗熱を取り、発送します。

ズワイガニに関しては高価なためご注文いただいた分しかセリ落としません。ですので在庫というものは発生しません。

急なご注文や日時を指定された発送は、シケなどでカニがなく、お受けできないことも多々あります。

ですがその分、とても新鮮です。新鮮を売りにしている私にとって在庫はいりません。

売上は落ちるかもしれませんが・・・、まぁ いいか・・

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まずまずの天気が続く11月、これからはお歳暮シーズンです。この調子でひとつ頼みます。

2010年11月17日

夕方のセリがない日

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カニの発送や旅する魚屋の仕事が終わると、少し休んで、ラン&スイムの練習。どちらとも体幹の筋肉を意識するようにと参考書には書いてあるけど、なかなか難しい。とりあえず腹筋が割れないことには話にならない。

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昨晩はセリがお休みでした。筋トレ後は刺身メインで一杯やりましょう。夜の炭水化物はいらない。

嫁さんと子供抜きで、私の部屋で、独立するということについて話合おうぜ。

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そのパツキンじゃ金融機関から金を借りられないかもしれないが、金を借りる必要がないならそれでOKです!

独立とは孤独なものです。その孤独とプレッシャーを楽しむことができる人ならぜひオススメします。

あと、生きれて30年、好きなことしないと後悔します。

勝ち組、負け組なんてとってもくだらないこと。

好きなことを仕事にしているか、ということがとても大切なこと。

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今朝の泉浜の様子。いいナギです。これで週末のカニ発送はストレスを感じずにできることでしょう!

運命と孤独に翻弄されて、一寸先は闇の世界に足を踏み入れる勇気を歓迎します。

そして最後にこの文章を贈ります。

゛茶々が大阪城で自刃してからおはつは19年、小督は11年生き延びたことになる。茶々、おはつ、小督の3人のうちで、誰の生涯が一番幸せであったかは、それぞれ当人に訊いてみる以外、早急には断じられぬものがあるようである。゛

                                      井上靖 「淀どの日記」より抜粋

2010年11月13日

それぞれのメリーゴーランド

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波の高さ3m、うねりを伴うキレイな波が押し寄せる泉浜。サーファー達にとってはgood dayでしょう。

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底引き船団は朝8時に出港。漁師語で言えば゛朝ナギの沖泊まり゛。土曜日の晩はセリが休みだから、朝から明日の昼過ぎまで連続操業です。泊まりといっても寝るわけじゃない。

日曜日の晩のセリがあるからラッキー!  溜っているカニのご注文の発送できる!

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底引き船の若い衆も私もカニの時期は稼ぎ時です。無理して頑張ってきてください!  私も無理してたくさんセリ落とすから!

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ラッシャー板前も早朝から無理して頑張ってるんだからね。

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シケでカニ・魚がなかったので今日の゛旅する魚屋゛はお休みです。ここ一週間オーバーワークが続いたので、運動不足でストレスが溜ります。

今日一日、気が済むまで有酸素運動に費やします。午前中は木場潟をスローラン。

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午後はターザンと三国のサイクリングショップまでライド。

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サドルを1㎝上げるためだけに往復70㌔走ります。自分でやらないところがミソです。

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とめどなく楽しくて、やるせないほど辛い有酸素運動をしようぜ。

動き出したメリーゴーランドのように。

2010年11月11日

誰も知らない橋立妄想食堂

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シケとシケの合間の、貴重な青空が広がった今日。他県から石川にお住まいの皆様、北陸の冬の天気のめまぐるしい変化に気が滅入ってませんか? 

年中曇天の霧の町・ロンドンには鬱病を患う人が絶えないと聞きますが、その気持ち、石川県民ならわかるような気がします。

鉛色の空と一緒に過ごす冬ですが、せめて、ロンドンより美味しいものがたくさんある北陸の味覚を存分に楽しんでください。

ここ、橋立の誰も知らない妄想食堂で!! 

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香箱蟹とコッタイの昆布〆、

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甘エビと野菜のテンプラ、

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シバタケと大根おろしの和え物、

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スズキのホイル焼き、

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ムカゴのおむすび、

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大根寿し、

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晴れの日は今日だけ、また明日からシケです。今日を存分に楽しんでくださいね。

ポナ・ペティ!

2010年11月 9日

発送作業

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 塩茹して、粗熱が取れたら、

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注文書を確認しながらパック詰め作業をおこないます。身がシッカリと詰まってますように・・・

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分かりやすいカニの捌き方の栞を同封しますので、いただいた方も安心です。

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カニと一緒に一夜干しも入れて、というご要望が多いです。

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カニ+一夜干しセットは石川の旨さをギュッと凝縮した贈答です。写真の裏には私の悪筆魚説明文有り。

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漁港近くの宅急便屋さんもこのカニの時期は大忙しです。

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そして今日から大シケ、海のリズムに従います。

2010年11月 4日

波乗り日和

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昨日の泉浜の様子です。いい波なんじゃない?

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 遠くから見ると小さく見える波ですが、サーファーの大きさと比べるとずいぶん大きそうです。

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波に乗り、

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板の上に立ちあがり滑る。

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滑り終わったら海に飛び込み、

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再び沖までパドリング。これの繰り返し、とってもハードな全身運動です。

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水・風とも冷たく、冬の海は危険だという難点があるが、チャレンジしたいスポーツの一つです。

ロングボード購入、また金がかかるな・・・自転車買ったばかりだし・・・2年後にしよう・・・   

2010年11月 2日

シケ前の静けさ

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昨日の8時頃の泉浜の様子です。波風はなく、雲が多いものの時折太陽が照りつける爽やかな朝でした。

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天気予報ではシケなのに、全くのナギです。全船休漁だけど、これなら沖に行けるんじゃないの?

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と思った矢先、力のある重い北風(あいの風)が吹き始めてきました。あいの風は草木をなびかせ、ガラス窓を叩きます。

     ゛さっき、帰ったばかりだけど、居心地がいいからまた来たよ゛

゛シケ様、お待ちはしてないけど、ようこそ、いらっしゃいました。゛

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沖では白波が立ち、まるで数千のウサギの群れがエサを求めて移動しているようです。

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なかなかいい波なんじゃない?  いつの日か、おっちゃんロングポーダーになる日が来るはずです。

2010年10月31日

ランと料理

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久々のランです。いつから走ってなかったっけ・・・・最後に走ったのは確か4月の加賀健勝マラソンのハーフだから約半年の間が空きました。

ヒザが痛いから・・、潜水漁が忙しかったから・・・、夏が暑すぎたから・・・、ロードバイク買ったから・・・、走るのをやめるための理由なんてたくさんある。

走る理由なんてほんの少ししかない。その少しの理由をもっと大事にしないと...ダメだね。気持ちが弱すぎる。

・・・走り続ける間寛平さんを見習わないと・・・

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ちょっと気持ちが弱っているときは黙々と料理を作ると、少しは、楽になります。

料理は心の救済です。

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物憂げに、「料理は俺が作るから、ワインを持って集合だ・・・」 と電話します。

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サワラのオーブン焼き カプレーゼ仕立て、シチリア風甘酸っぱいカポナータ、エビとアボガドのサラダ、マッシュポテト、BGMはベベウ・ジルベルトのボサ、酒は赤ワインで乾杯だ。

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野菜中心の胃袋に優しいイタリアン(フレンチ?)、どちらでもいいや、今晩は楽しく飲もうぜ。

2010年10月26日

大シケ

久しぶりの大シケです。気温がイッキに下がり、馴染み深い鉛色の雲が覆う、長くて暗くて寒い冬が近づいてきました。といってもキライじゃないけど。

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冬型の気圧配置で、この上がり過ぎた海水温が下がることを期待します。

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この低気圧が日本海を抜けると、泉の浜に大きなウネリのグッドウェーヴがやってきます。それはもうため息がでるほど美しく、サーファー達にとって待ちに待ったシーズン・インを告げる第一波となることでしょう。

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初夏の頃に上の写真と同じ位置から撮った写真です。

冬のシケの海は演歌の世界、夏の穏やかな海はシチリアの香り。

全く違う表情を見せる海、アナタは夏と冬、どちらの海が好きですか?

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私ですか?  夏は潜れて楽しいし、冬は魚が美味しいし・・・答えはないね。

そうさ、答えはいつだって風に吹かれているのさ。

2010年10月23日

呼鳥門ロングライド

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昨晩はシケのためセリ市はお休み。ということは今日の旅する魚屋もお休みとなります。

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今日の仕事はお弁当+デザートを50個作ったらオシマイです。11時くらいに全ての仕事が完了。

ということは今からフリータイムです。日没まであと6時間とちょっと。余計な災いが身に降りかかる前に、急いでロードバイクにまたがり家から脱出します。

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目指すは越前海岸の呼鳥門です。晴天、気温20度、風はほとんどなし、最高のバイク日和です。

心拍数は脂肪を燃やすフィットネスゾーンの120~150の間をキープして走行します。約6時間の有酸素運動の始まりです。

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海は鏡のように静かです。ここの海岸線は生活圏との間にある防風林というものがなく、剥き出しの海がすぐ側に迫ってます。シケの時にどんな感じになるのでしょうか? ちょっと見てみたいです。

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それにしても越前海岸の長く続く岩場は魅力的です。

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このトンネルを超えると、そろそろ目的地へ、といっても何の目的もないけど、到着です。

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この奇岩が自然の岩のトンネルの呼鳥門です。今は通行止めになっています。確かにいつ崩れても不思議じゃないです。

この辺りは公園で観光名所となってます。若いカップルが一眼カメラでバシャバシャ撮っています。みんな、いいカメラ持ってるな~ 私のデジカメと交換しない?

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゛せっかくここまで来たんだから、魚食べようよ~゛なんて言っているカップルが多い中、私はパワージェルで腹ごしらえ。ストイックで変態チックでいいな~

5分くらい休んで折り返しスタートです。

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三国サンセットビーチまで来たらあとわずかで自邸です。日が暮れる前に帰らなきゃ!

約6時間のライド、走行距離約130㌔、なかなか充実したトレーニングでした。

山方面じゃないなら一日で160㌔は行けそうです。今度、チャレンジしないと。

このロードバイクの長時間有酸素運動のおかげで2か月でウェストが8センチ、体重が3㌔減少しました。その反作用でサイフの中身もずいぶんと減少しましたが・・・

バイクとスイムでもう少しカラダを絞り、体重を60㌔前半にすればランの際の右ヒザ痛がずいぶんと軽減されるはずです。いや、痛くなくなるかも。時間をかけてゆっくりと確実に実行あるのみです。

毒蛇は急ぎません。

2010年10月19日

激坂 マゾヒスト天国

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小松から勅使を経由して、山中方面へ向かいます。 10193.JPG

ご一緒するのは日本屈指のサイクリングチーム(たぶん・・)ケン・ウルフのターザン君です。

目指すは山中県民の森の激坂です。標高差600m、最大斜度16~18度、距離にして4㌔の心臓破りのヒルクライムです。走破できるか心配です・・・

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この激坂を走破できるかどうかは根性のある・なしと、体幹の筋肉をいかに使うかがポイントになると踏んでます。

だんだんと勾配がキツくなってきます。ハートレートモニターからは心拍数が上がり過ぎの警報音がピーピー鳴っています。有酸素運動から無酸素運動へ突入です。

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斜度の一番キツイところで心拍数は190を突破。私の年代の最大心拍数は約180(220-年齢)ですので口から心臓が出そうになるくらい辛い!  

山にこだまする荒い息遣い、汗とヨダレがしたたり落ちます。

もう、イキそう・・ 変態の領域へも突入です!

幼児のヨチヨチ歩きくらいのスピード、かなりの蛇行運転、立ち漕ぎとシッティングを繰り返し何とか前進。途中でたまらず一度休憩を入れて気合を入れ直します。

眠れる体幹の筋肉よ、力を発揮してくれ!

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やっとの思いで立杉峠のピークに到着。冷たい風が心地いい。

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標高差600mなんてまるでイタリアの山岳レース゛グラン フォンド ピナレロ゛のサン・ボルド峠クラスの急こう配です。辛いはずです。

この激坂で練習すると強いローディーになれそうです。

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帰りは我谷ダムを横に見ながら下りを飛ばします。もっと楽に速く走りたいなら、ご覧のようにスネ毛を剃るしかないね。嫁さんに見つからないようそっと剃ろっと!

2010年10月11日

白峰方面ライド

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昨日は雨のため中途半端な距離で走行を打ち切ったので、今日はガッツリ行かせてもらいます。

小松経由で美川の手取川の土手を山方面へ向かいます。今日はチーム゛マウンテン・マゾヒスト゛のメンバーと一緒でしたが、ヒザの故障のためこの辺りでリタイヤしました。来週の山行、大丈夫かな?

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土手を下りてさらに山方面へ。信仰心はないが゛白山さん゛でお参りします。

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白山さんから白峰方面へ。手取峡谷あたりでUターンします。

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手取峡谷の横の゛みたき゛のそばで腹ごしらえ。相変わらず旨いね。

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途中、マスの釣り堀を見学したり、

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ソフトクリームを食べたりと、終始リラックスムード。運動中は食欲のおもむくままに。ハンガーノックになるほど強度のトレーニングはしてませんが・・・

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帰りの中ノ峠を越えれば橋立までほぼ一本道です。ここからペースアップして体幹の筋肉にいい刺激を与えます。ただし、事故のリスクもアップします。

太陽は真上から照りつけ、風はやや強く、向かい風になるとチョット辛いが、バイクは楽しい!

嫁さんと子供達よ、今日もフリーにしてくれてありがとう。

(お小遣いあげるから)これからもフリーでお願いします。

2010年10月 9日

今週はナギが続いた日々でした

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今週は海況が良くずっとナギが続き、仕入れに悩むことなく仕事ができました。

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ビッゲスト・トマホーククラス・アズ・ユア・バズーカーサイズ子持ち甘エビも順調に入荷。この前置きの長い特大子持ち甘エビはスーパーで売っている普通の子持ち甘エビのサイズと比べると、量産型ザクとシャア専用ザクの機動力の差(1.3倍)くらいがあります。

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北は陸奥、南は豊後、旅してきなさい。武運を祈る。

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朝晩が冷え込みだすと、一夜干作りの季節となります。

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私の直筆ポストカード付で発送します。字の汚さで全体のクオリティーを下げるリスクがありますが、パソコンの字よりマシです。

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トイババ作のイチヂクジャムはごく一部のファンから支持を受けてます。このフルーツの甘さは体脂肪に敏感な私にとって、とても魅惑的で危険です。

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カンパチ、アオリイカ、甘エビ、サコダイの酢〆、ミズダコのボイル、オール橋立産のお造りです。

サプライズのお子様ランチ風写真、ウケた?

そして週末は雨、最近このパターンが多いです。明日のハーフのジョグは中止になりそう・・・

2010年10月 7日

海辺の花

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昨日、今日と晴天が続きます。

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秋は天気が安定せず、晴れたかと思うと雨が降ったりと、コロコロと変わります。

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゛女心と秋の空゛か・・・。つまり予測が難しいということ。そんな予測はしたくもないし、知りたくもない。

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階段を一段一段登るように年を重ね、あと数カ月で40代となります。先日、大学の同期で柔道部だった友人から突然の電話がありました。

「まずいね、俺、とうとう40才になっちゃったよ。戸井ちゃんも40になっちゃった?」

「えっ、お前40なの?  ホントに?  俺はあの頃と同じ、19才のままだよ」

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話してる内容はとてもくだらないことばかり。ビンタと血と学ランと酒と日大節が取り巻いてた日大経済学部体育団体連合会、略して体連の同期には、時々、無性に会いたくなります。みんな出世してないんだろうな・・・相変わらずバカであってほしいな・・・

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体連のみんなをガッカリさせない為にも、少なくとも私は、バカであり続けて出世しないでおこうっと。

「戸井は相変わらずバカだね~」

これが最高の褒め言葉なのです。

2010年10月 5日

今日の惣菜

旅する魚屋ではお忙しい皆様のために、魚以外に惣菜類もたくさん作って販売しております。

さて、今日は何種類の総菜があるでしょうか?

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明太子のパスタ、コイカのマリネ、チキンの照り焼き、カンパチのあんかけ、サーモンフライ、ロールキャベツ、サツマイモのサラダ。

甘エビと野菜のテンプラ、イカ飯、タコとキュウリの酢の物、オカラ、キンピラ、

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アマダイの塩焼き

洋物と和物、半々づつ程用意してます。

出来たてのホヤホヤやぞ、さぁ、母ちゃん、見とらんで、はよ買いね!

2010年10月 3日

ドーパミン笑い

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南風がやや強く小雨が時折降るあいにくの天気だった今日、ロードバイクで山方面へライドしてきました。

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小松のサイクリングチーム゛ケン・ウルフ ゛のターザンとジェーンに稽古をつけていただきました。

小松から山を越えて鶴来までの約70㌔コースです。

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平地ではアベレージ時速30㌔前後、途中いくつかの長い上りが筋肉にいい刺激を与えてくれます。

私のハートレートモニターは最大心拍数180を軽くふっ切ってました。私にとってまさに心臓破りの峠です。まるで中学の部活のようです。辛くて笑ってしまいます。

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辛いけど気持ちいい!  いつからか疲れを感じなくなり、楽しくなって笑ってしまいます。この笑いは正しい有酸素運動をしている証拠なのです。

途中多くのローディーにすれ違いました。みんな速いし、カッコいい!

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めっちゃ楽しいそうやね・・・

私もトランス状態になってきました!  後半にもかかわらず時速40㌔を超えてます。気分はツール・ド・フランス7連覇したアームストロング選手なのです! 

約3時間の充実したトレーニングでした。チーム゛ケン・ウルフ ゛の皆様、お付き合いいただきありがとうございました。また、連絡します!

2010年10月 1日

ジロ・デ・越前海岸

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妄想食堂の翌日、空は晴れ渡り心も軽い。多少の疲れはあるものの、家でジッと過ごすことが苦手な私はロードバイクにまたがり遠くの海へ向かいました。

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目指すは越前海岸あたりです。陽射しは強いものの、風は微かに冷気を含みとても快適なライドです。

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いくつかの丘を越えて越前海岸に到着。

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フロントをインナーに入れない、上りはダンシングで駆け上がる、心拍数は毎分140くらいをキープ。

脂肪を燃やせ! 目指せ トランス状態!

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潜水漁師として見る越前海岸の岩礁は、惚れ惚れするくらい起伏に富んでいてサザエやアワビの格好の棲家となってます。こんな海岸線が橋立に欲しい・・・

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軒を並べる魚屋を眺め、

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アカぬけた海水浴場を通り過ぎ、

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足見滝を超えたところで走行距離が50㌔を突破。セリや仕込みがあるので・・・、この先の長い上りに挑戦したいような、したくないような・・・

呼鳥門を見ずして、この辺りで泣く泣く(?)Uターンします。

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ジロ・デ・エチゼン、なかなかステキな海辺のワインディングロードです。惚れてしまいそうです。

2010年9月29日

秋の妄想食堂 料理の巻

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ご馳走をお出しするということは、まず自分の足で食材を探すところから始めなければなりません。

どれだけ見えないところで努力するかが大事なことだと思います。

以前、とある高級温泉旅館の厨房に入り料理を作るところを見させてもらったことがあるのですが、既製品ばかり使った前菜やデザートにひどくガッカリしたことがあります。それじゃ魂が入ってない。全然ダメだ・・・料理人に強く意見を言えない社長の苦悩が痛いほどよくわかりました。

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それに対し妄想食堂は器、食材、スタッフの尽力、どれも当日まで仕込みが続きます。なにせギリギリまで浅蔵一華さんの器は熱く、秋友ガラスは、フラフラになりながら、どうにか間に合ったのですから・・・

つまり正統派ではなく、スレスレのキワキワのところが我々の居場所なのです。

前置きが長くなりました。それでは料理をお出ししましょう!

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゛甘エビと赤イカとバイ貝、マダイの昆布〆のお造り゛   器・・・秋友ガラス

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゛バイ貝のブルゴーニュ風オーブン焼き&五郎島金時の冷製ポタージュ゛

器はプラスチック製で、カンヌ国際映画祭のレセプションパーティーで使っていたものと同型のものです。こんなセンスのいい器を使っているのは北陸で妄想食堂だけだと自負しております。

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゛鯛と鮭の柿の葉寿司と赤イカめし゛   器・・・浅蔵一華

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゛甘エビと蓮根の鹿の子揚げ゛   器・・・浅蔵一華

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どうねん、ボチボチ焼けたんか? 

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゛ノドグロの串焼きと栗のテンプラ きのこ味噌添え゛   器・・・浅蔵一華

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゛無花果の赤ワイン煮込みとお月見だんご゛  器・・・浅蔵一華 秋友ガラス 

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Coffee   器・・・浅蔵一華      これでfinish!

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我らスタッフとアトリエ理さん率いる和装スタッフがお料理をお運びいたします。一華さんの前のめりの接客、なかなか板についてきました!  いかなる時でも前傾姿勢が基本です。

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食事の前と中間には「やまぼうしの花」のお二人による歌声のプレゼント。日本の歌である童謡や唱歌を熱唱、お客様もそれに合わせて歌います。何名かのお客様は目を真っ赤にして涙ぐんでいました。歌はその方の思い出を激しく揺さぶるのでしょう。私も気を抜くと泣けてきそうになります。

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お客様は家庭画報クラスの御婦人様から、ご覧のような美男美女のカップルまで幅広く、会場は大いに盛り上がりました。若いっていいな~ お二人の輝かしい未来にちょっとジェラシーを感じます。お幸せに!!

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「ねぇ、ねぇ、これ、手書きじゃない?」

そうです。ALL手書きです。手抜きは一切なし。花の屋さんの奥様の作品です。今回はスタッフとして参加できなかったけど、十分存在感がありました。これを武功といいます。

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大盛況で無事終了したアトリエ理さんとの妄想コラボ、理さんの人を引き付ける魅力に教わるところがたくさんありました。

お客様は私が太刀打ちできないほどの素晴らしいお料理を、その長い人生において、たくさん食べてきているはずです。ではなぜ、これほどキャンセル待ちがでるほど予約が殺到したのでしょうか?

それはみんな理さんと一緒に遊びたいと思っているからです。美食など二の次で、とにかく驚きと笑いと楽しみを待ち望んでいるのです。

その理さんの魅力と若者の熱さがミックスされれば、その相乗効果はかなり大きなものになることでしょう。

フレンチの重鎮ジョエル・ロブションは、

「レストランは料理4割、雰囲気6割と考える」

とおっしゃってます。まさに妄想食堂が目指すところなのです。さすが、いいこと言うな~

とは言ってもスレスレのキワキワの妄想食堂、次、いつやるかは全くの未定。みんな、ちょっと疲れ気味なのでしばらくお休みとなることでしょう。

ヘミングウェイが釣りにロマンスを追い求めたように、私は橋立の魚介にロマンスを追い求めます。

アトリエ理さんはじめスタッフの皆々様、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

KAGA旅・まちネットブログに妄想食堂潜入YOU TUBEがございます。ぜひご覧くださいませ。

2010年9月27日

十三夜の妄想食堂 物販の巻

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昨晩、アトリエ理さんの武家屋敷で開催された妄想食堂は、食事もさることながら、スタッフである作家さん達の作品の販売に重点を置いてます。

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妄想食道の親方である私として、みんなが利益をあげるよう最大限努力します。お客様は購買欲のある方々ばかりです。スタッフのみんな、飢えたトラのようにお客様に襲いかかるぞ! 

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器やガラスといった商品はないけど、花の屋さんの献身的な植込みは頭が下がります。大事なものは目には見えないんだ。きっといいことあるぞ、そして私は決してこの裏方の努力を忘れない。

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私もスミッコに少しだけお土産になるものを・・・・

さて、そろそろ妄想食堂オープンです!

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行燈に照らされた回廊、夜空には満月、着物姿の御婦人様が続々と御入館です。

開門!  カイモーン!

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32名のお客様がいらっしゃいました。まずは私のスピーチ・・・・

゛・・・つまるところ商品を買っていただかないことには才能ある若者がこの加賀では育ちません。 私達には才能がある。皆様には金がある。私達を育てる意味を込めてぜひ何かしら、いいと思うものを一つでも買っていただきたいと思います。

私は作家さん達にノルマを課しました。5万円以上売れないなら、もう二度と妄想食堂はやらないし、作家さん達もこの道を諦めて新しい仕事を探したほうがいいと。生かすも殺すも皆様次第、いろいろな面で我々は背水の陣なのです。どうかよろしくお願いいたします・・・゛

スピーチが終わると、会場からは熱い視線と熱烈な拍手をいただきました。つかみはOKか?!

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飢えた猟犬達よ、チャンスタイムだ、飛びかかれ!

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この熱い気持ちが通じたのか、宴が終わると展示場にお客様が殺到。もの凄い勢いで作品が売れていきました。札束が飛び交い、あれちょうだい、これちょうだい、の声々・・・

バブル期を彷彿させる売れ方です。ちなみにかるーくノルマ達成したみたいです。親方として一安心です。ホント良かった!

皆様ありがとうございました!

さて、次回は私の出番の料理編です。

2010年9月25日

十三夜の妄想食堂明日開催

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朝にお造りのご注文を受け、

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昼から妄想食堂のデザートやポタージュを仕込んだり、夕方からスイム練習したり・・・、我ながらよくやるな~と感心いたします。

そしてほとんどの準備は完了しました。あとは明日の仕事となります。

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献立は花の屋さんの奥様の手書きです。コピーじゃないよ、30枚以上オール手書き! 

 魂の入った献立ランチョンマットです。 明日は魂の入った料理と接客を目指します。

2010年9月24日

妄食準備着々と進行

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昨晩は私の部屋で妄想食堂のミーティング兼一杯飲みを男だけで実行しました。言いたいこと、質問、疑問、どん底だった頃の苦労話、高校の頃の話、シモネタ、なんだっていいから、男同士だ、腹割って話そう。

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浅蔵一華さんの器に刺身を盛り、秋友グラスには常きげんを注ぎます。南加賀の実力は世界レベルに達していると思います。

そして男同士の飲み会には壇れいも小雪もいらない。欲しいのは旨い魚と旨い酒と、取るに足らないくだらない話だけ。

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BGMは料理と同じくらい大事です。静かに場を和ませ、ワンランク上の雰囲気を作るうえでの必須アイテムです。さて、どれにしようかな?

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できたてホヤホヤの器です。

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「触ってごらん、まだ熱いから・・・」 ってホントに熱かった!!

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浅蔵一華さんの新作器、続々入荷です。こりゃ売れるね!

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秋友ガラスの小宇宙的新作も入荷。お皿の全貌はアトリエ理さんで披露します。

スタッフのみんなは、それぞれの夢に向けて全力で頑張ってます! 

 

2010年9月23日

雨あがりのロードバイク

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海況はイマイチです。日曜日の妄想食堂までにはナギになってほしいです。漁師を含め天気商売の我々としては、このあたりが弱点です。とにかく、海のリズムに従うしかない。

午後の泉の浜の様子。弱いウネリですがロングボードなら遊べるのでしょうか?   いつの日か、波乗りに挑戦する時が来ることでしょう。楽しみはその時までとっておこう。

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雨があがったので、日が暮れるまでロードバイクでトレーニング。今日の課題はフロントをインナーに入れない、峠は蛇行しないダンシングで駆け上がる、たまには下ハンを使う、の3点。強いローディになりてぇ~!

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ポラール社のハートレートモニターを購入、有酸素運動ゾーン中! 目指せ脳内麻薬、ハイな気分にさせてくれ!

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バイクを1時間くらいで切り上げて、今から妄想食堂の最終打ち合わせです。熱い作戦会議となることでしょう。

2010年9月21日

お祭りの仕出し

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連休中はお祭りの仕出しで大忙しです。子供会のお弁当作りとか、

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オードブルとか、

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カルパッチョとか、

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めで鯛姿造りとか、

たくさんの御注文をいただき感謝です。ありがとうございました。

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とてもよく頑張った家族には魚より肉のほうがいいでしょう。魚はもう見飽きた?!

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お祭りのイベントが終われば、次のターゲットは26日のアトリエ理さんで開催する妄想食堂です。

定員25名を軽くオーバーして30名以上のお客様をお迎えいたします。こうなったら、作家さんのお皿の枚数が許すかぎり、何人でもウェルカムです。

遊び心とゆとり心を持ち合わせている粋な方達が妄想食堂のお客様です。スタッフの皆様は御自分の商品(作品)を触らして、使わせて、そして熱い話術をもって、たくさん売ってください。

御自分の作品の良さを上手く説明できないのであれば、売れることはまずないでしょう。

厳しいようですがそれが現実です。

そして今回の目標はお客様が食事で使った器やグラスを、全てとは言いませんが、ひとつでも買い取っていただくこと。 お客様の懐奥へ単身飛び込む勇気が欲しい。

いろいろ考えてると後頭部が重くなってきました。一杯やろうかな。

スウィングさんのところで静かなJAZZを聴きながら、ズブロッカのロックを飲んで、ゆっくりと続きを考えよう。

2010年9月19日

橋立の巨大獅子舞

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9月の連休は橋立地区のお祭りが開催されます。そのお祭りのメイン行事が家々を廻る巨大獅子舞の演部です。

「ろっこい!、ろっこい!」の大合唱とともに、橋立青年団と子供会御一行が自邸の前に到着です。

「ろっこい」とは「艪を漕げ」の変化形で、繁栄を極めた北前船時代の名残りなのです。

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まずは私からの御祝儀+ビールの奉納の読上げ。この金額によって演部の時間の長短が決まるとてもストレートなシステムなのです。

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見栄とやせ我慢があるのでかなり高額をはりこみました。そうするとお花が満開となります!

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船の竜骨のような背中をうねらせ、下から上へ舐めるようににじり寄る獅子。

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「シーシー・・・」と唸り声をあげ、大きく口を広げて威嚇します。

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この凶暴な獅子を退治する、通称゛棒ふり゛の少年達。

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いろいろなアクロバット的な攻撃を見せてくれます。

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そして、獅子が退散して演部終了です。パチパチパチ!  お疲れ様でした。

素晴らしい獅子舞を見せてくれた橋立青年団と子供会の皆様へ敬意を表します。

統制のとれた美しい縦社会は、見ていて気持ちいいものです。

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3年間つとめた娘の浦安の舞は今年で卒業。娘にとって、とてもいい思い出になったことでしょう。

将来成人した娘は東京の空の下にいるのか、ヨーロッパの空の下にいるのか、どこにいるのかわかりませんが、秋風の吹く9月になったらきっと橋立のお祭りと浦安の舞のことを思い出すことでしょう。

2010年9月16日

今日の旅する魚屋

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細めのカマスとカワハギ、

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カンパチの刺身とミズダコのボイル、

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クチボソカレイ、

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メギスとシイラのパン粉づけ、

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メッキダイの塩焼き、

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白カレイの一夜干し、

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スルメイカとクルマダイの昆布〆、

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シロトラエビ、

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惣菜たくさん。

あいにくの雨模様ですが、雨の日はお客様の購買欲が増すチャンスタイムです。

2010年9月14日

ちょっと遠出の往復100㌔ライド

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南西の強い風が吹き続く昨日は全船休漁、したがって戸井鮮魚もお休み。海のリズムで暮らしているのでしょうがない。幸いにも雨はあがっているのでバイクでロングライドしましょう。

橋立から金沢を目指します。今から約430年前の天正5年9月、ここ手取川で上杉謙信と柴田勝家が激突。柴田勢1000人余打ち取られました。 ・・・また歴史の話だ・・・

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2時間足らずで金沢の香林坊へ到着。ロードバイクの性能がいいのか、私に体力があるのか、それはわかりませんが、自転車で金沢へ行くという行為が数カ月前まで考えられなかったことは事実です。年を取り、また一つ可能性が広がりました。

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街中は自転車を降りて、のんびり散策。まだ夏の陽射しが残る武家屋敷には和服の女性が似合います。

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金沢の台所、近江町市場です。観光地にありがちな高値ではなく、とても適正な価格で魚が売られてました。これなら地元の方に愛されていることでしょう。

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ちょっと休憩して、

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次は、金沢城跡。1995年まで城内に金沢大学がありました。今は山の方に移転しましたが、やはり金大はお城が似合います。

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もし本能寺の変がなく信長が長生きしたなら、ここには前田利家ではなく、佐久間盛政の銅像が建っていたことでしょう。

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城の側には井上靖氏が柔道づけの学生時代を過ごした四高跡。今はしいのき迎賓館として新しい観光名所になっています。オシャレなフレンチの名店が迎賓館内にあり、私を含め、いつの日かデートに使おうと虎視眈々と狙っている男子がたくさんいます。たぶん・・・

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しいのき迎賓館の向かいは21世紀美術館です。歴史ある町に不思議と調和している美術館、これも懐の深い金沢がなせる業でしょうか。

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香林坊をあとにして向かった先は西金沢駅前の兄貴のトイットの建築事務所兼住宅。

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なかなか品のいい顔しています。

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その甘えた根性、橋立で叩きなおしてやる。なんて言ってら大泣きです。

トイットの嫁さん、私のことを゛劇団ひとり゛みたいな良平さんというのやめてね。この前は゛きみまろ゛みたいな良平さんだったし・・・。いったいその前置きは何を意味するの?

2010年9月12日

秋祭りの季節

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秋祭りの季節がやってきました。橋立のお祭りは今週末の連休です。

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戸井鮮魚は今週末がオードブル・お造り・お弁当の最盛期です。たくさん仕入れて、モリモリ作ります。

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こんな静かなのに今日のセリ市はシケのためお休みです。明日の海況予想もイマイチです。

仕込みが溜ってるんだ、頼むぜ、沖行ってくれよ・・・

2010年9月10日

今日の旅する魚屋

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ミズダコの塩茹、クルマダイ刺身、甘エビ、コイカ、メギス、赤カレイ、カワハギ、メッキダイ、ホウボウ、干物、惣菜たくさん・・・

台風の影響で昨日はお休みしたけど、今日からはまたいつも通りの゛旅する魚屋゛のスタートです。

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戸井鮮魚の魚を心待ちにしているお客様がたくさんいらっしゃいます。

「ここの魚を食べるとスーパーで売っている魚食べれんがになるわ」

「そうやろ~母ちゃん、鮮度が違うんやぞ、それだけでいいんか?  もっと買いね」

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そんな会話をしたり、嫁婿探しの相談にのってあげたり、減量やトレーニング方法についてとか、飲み会の計画を練ったりして魚を売り歩いてるわけです。旅する魚屋であり、会話する魚屋でもあります。

タコ足一本残ったけど、これは明日タコマリネとして再デビューする予定です。

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お客様とざっくばらんに話をしていつも思うことは、はたから見てどんな幸せそうなご家庭でも、一つや二つ、人には言いたくない悩み事があるということ。

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  まぁ、みんないろいろ悩みはあるけど、健康が一番大事です。

美味しい魚を食べて笑って暮らしたいものです。

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2010年9月 8日

台風直撃

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台風が北陸地方に上陸したにもかかわらず、なぜか静かな海の様子です。

冬場のちょっと小さめの低気圧レベルの風が吹いたくらいでしょうか。

全船お休み、セリもお休みということは戸井鮮魚もお休みです。

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肩の捻挫が完治してないのでスイム練もお休み、じっと家で待機です。することないのでロードバイク組み立てDVDを参考にして、バイクをばらして遊ぼうっと。

 

2010年9月 7日

大聖寺散策

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大聖寺はその昔、加賀藩の支藩であり、その町割りは江戸時代とほとんど変わっていない稀有な町なんです。

鉄砲町、鷹匠町、馬場町、弓町、殿町、鍛冶町、京町、下屋敷町、大名竹町、魚町・・・、城下町だったことをを色濃く残す町名が狭い地区の中に80以上くらいあるんですから驚きです。ちょっと信じられないな・・・

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橋立から車で10分くらいで到着。大聖寺川が夕暮れの涼しい風を運んできます。水辺が側にある町はなんだかホッとします。

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甘くて、静かで、柔らかい町並みを眺めてると俳句の創作意欲が湧いてきます。

なんかとってもウソくさいけど・・・ 

おっさん二人で写真を撮り合っていると不審者として通報されそうです。

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 そうこうしてるうちに大聖川の側に佇むアトリエ理さんに到着。その門構えは思いっきり武家屋敷です。まるで大河ドラマの薩摩藩邸のようです。門をちっくと開けてくだーさい。

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アトリエ理さんの武家屋敷が9/26の妄想食堂の会場となります。

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月夜と秋の七草を眺めて楽しみ、オール橋立産の魚介料理を食べて楽しみ、音楽を聴いて楽しみ、会話と酒を楽しむのが今回の妄想食堂のテーマです。

そしてお客様がご機嫌ちゃんになったら、スタッフによる作品の売り込みの猛アタックをかけます。お色気、褒め殺し、泣き倒し、クスグリ、肩もみ、ネコジャラシ、ムチ、ローソク・・・使えるものは何でも使って売り込んでください。援護射撃は私に任せてください。後ろでホーチ・ミンのような穏やかな笑顔でお客様を逃がさないようしっかりガードします!

2010年9月 5日

一三夜の妄想食堂

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ケータリング形式の妄想食堂の開催日が近づいてきました。今回の主催者は大聖寺の雄、アトリエ理さんです。大聖寺川の畔に佇む武家屋敷を再生したアトリエでの妄想食堂は驚きと刺激に溢れることでしょう。

お客様はすでに満席となっております。どこかの城主や、大学の教授や、欧州帰りのイケメンデザイナーとか、とにかく個性的なお客様達がこの妄想食堂を楽しみにしております。

それに対し、戸井鮮魚が率いる妄想食堂のスタッフの布陣は、

九谷焼きの若き姫君の浅蔵一華さん、

インドネシアじゃなく日本人です! の秋友ガラスさん、

キリンのように背が高い花の屋さん、

のいつもの(?)メンバーです。

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昨晩、スタッフ全員参加のミーティングを行い、前回の反省点を踏まえて、次回の料理・雰囲気・物販について作戦を練りました。

スタッフ一同かなり気合いが入ってます。たくさんのファンを作り、たくさんの作品を売って利益をあげてください。切り崩し自由、獅子奮迅の活躍を期待しております。

厳しいことも言いますが、スタッフの皆様、ぜひ私についてきてください!

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2010年9月 3日

今日の旅する魚屋

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底引き漁解禁で魚の種類が豊富になりました。 ハタハタに、

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カワハギに、

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クルマダイに、

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赤カレイに、

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ビッゲスト・バズーカーサイズの甘エビにと、いつもの顔が揃ってきました。まるで2学期を迎えた学校のように賑やかになりました。

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これは定置網漁で獲れたシイラ、

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イシダイも、

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赤イカも定置で獲れたもの。サコダイは刺し網漁で獲れたもの。底引き漁と定置網漁と刺し網漁の揃い踏みです。

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それらの魚をキッチリと捌いてお客様にお渡しするのが私の仕事。左がクルマダイ、右がイシダイ。

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シイラのパン粉付けにカワハギ。

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下処理したメギスとハタハタ。

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カンパチの子供のヒイラギの一夜干し。一夜干しにしなくても刺身で十分売れますが、何か手を加えないと不安になる私は空白恐怖症なのでしょうか?  埋め尽くす事で不安と焦燥から逃れたいと思う未熟さの反映なのか?

昔から"美人は薄化粧"と相場が決まっています。小雪ちゃんみたいに、薄化粧が品格と美しさを際立たせるように、必要以上に手をかけないことが大事なのかと感じるこの頃です。

2010年9月 1日

底引き漁解禁!

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本日より底引き漁解禁です。このことは石川県のトップニュースになります。

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シャウトするセリ親、セリ人とのカケヒキ、熱気、怒声、また大変な時期がやってきました。

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たくさんセリ落とすから、たくさん買ってや~

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2010年8月31日

トンネルは怖い!

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小松方面から白山麓の入口である鳥越までのライド。

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ここが中ノ峠の始まりのトンネルです。

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道幅が狭く暗いトンネルは大型トラックが行き交いとても危険でした。自動車の悪意のない幅寄せにビビリまくりです。

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それにしても暑い。おかげで腕毛が日焼けで金髪になりました。

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峠を越えて、鳥越城あたりでUターン。走行距離65キロ、走行時間3時間ちょっと、西の風ややあり、転倒&チェーンのはずれ0回。

こここから白峰方面が楽しそうです。また次の機会にアタックをかけます。

ちなみに加賀トライアスロンクラブの方にトンネルのことを話したら、

「トンネルは危ないよ。バイクにチカチカのライトついてないでしょ?  俺はよう行かん」

とのこと。やっぱりね。

2010年8月30日

歴史と海と建築をめぐる旅

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いつも見てる日本海とは違った、波一つない静かな海です。支柱のないキャンティレバーのラウンジは解放感と浮遊感があります。

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海から昇る朝日を見るのは何年ぶりだろうか?  子供と一緒に四泳法の撮影をしてフォームのチェックをします。朝から体育会系です。バイクはしなかったけど、この島でロングライドしたらさぞ気持ちのいいことでしょう!

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「来年の夏旅行はどこへ行くか?」

「サルディーニャ島!」

・・・what?・・・

冗談はさておき、夏の終わりの旅行は、すべてを忘れて、ココロとカラダをいちどリセットさせてくれます。そして解放感を味わうとともに、まっさらなココロのなかに、新たな好奇心とアイデアを育ってくるのを楽しむ時季でもあります。

そのアイデアをどこかに着地させ、実らせていくのは、秋以降の宿題ということにして。

よりよく生きるためには、仕事をするときは本当に掛け値なしで仕事をし、そして、休むときはすべてを忘れることが大事なんですね。

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永禄10年10月10日、松永久秀は三好三人衆の陣取っている東大寺大仏殿の焼き打ちを命じました。

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そして10年後、天正5年、大仏殿焼き打ちと同日同刻、遠くに見える信貴山の城にたてこもる久秀は織田信忠らに攻められ自害。人々は久秀の最後を春日明神の祟りだと噂しあったいいます。

城の落ちる前日、佐久間信盛から使者が久秀のところにやって来て、信長公常々所望の平蜘蛛の釜をお渡しいただきたい、天下の名器をむざむざと滅することは松永殿としても本意ではあるまい、と書面を差出しました。

久秀はこれに対し、

平蜘蛛の釜と久秀の白髪頭は微塵に打ち砕いて信長公にはお目にかけまい、と答えました。

それから幾許もなくして久秀はその言葉通り、落城の時爆薬で自分の頭を割りました。平蜘蛛の釜はどうなったか、ついに城の焼け跡からも出て来ず、歴史の闇に葬られました。

今となっては、その長く続いた争乱の面影を、この大和の地で見ることはできません。ただ目を閉じ、大和の風(熱風!)を感じ、大地に手を添えると、妄想の中で生き生きと当時の様子が浮かび上がります。

歴史と建築をめぐる旅はまだまだ終わりそうにありません。

2010年8月26日

夏休みいただきます

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気温は相変わらず高いが気にしない。ロードバイクで山へ向かいます。

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小松市街から瀬領を通り越し、大杉方面へ。

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なだらかに続く上りが待ってます。いろんな種類のセミの鳴き声を両脇から聞きつつペダリング。

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目的地の赤瀬ダムへ到着。大杉の奥まで行こうと思っけど、今日のところはこの辺りで勘弁してやろう。といっても一人で行動してます。自問自答、上りも禅の道も相通じるところがあります。たぶん・・

帰りはゆのくにの森へ抜ける日用峠越えに挑戦です。楽しいな~

往復65㌔、走行時間約3時間、転倒一回、チェーンのはずれ2回、炎天下、無風。

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一人で遊んでばかりいると家族から冷たい目でみられますので、今週中はお休みをいただき 家族サービスをしてきます。

来週からまた仕事再開です。メールの返信等は来週となりますので御了承くださいませ。

 

2010年8月25日

新聞掲載

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8/23の読売新聞に私の記事が掲載されました。

゛縁も結ぶ 魚屋ブロガー゛

縁も結ぶといっても、この前の見合い仲介は大失敗したけどね。

・・・失敗は私のせいじゃない、アナタの孫が宴の席で愚かにも沈黙を守ったからだ・・・

それにしても、私、漁師みたいな顔してますね。銃刀法違反で逮捕されてしまいそうです。高校・大学の頃は色白でひ弱なジャニーズ系?だったのに。

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記事を書いたのは大学を出たばかりの青年です。数年の間は地方のドサ回りをした後、東京勤務になるらしいです。

海中の仕事風景を見てみたいと船から海に飛び込んできた、なかなかガッツと勇気のある青年です。

お願いだから浮輪にシッカリと摑まっていること。死んで私に迷惑かけないこと。understood?

この新米記者、いつか大きな事件を担当したいとのこと。

でもその脆弱なカラダじゃ御巣鷹山には登れない。

筋トレをオススメします。

2010年8月23日

炎天下のなかのライド

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気温35℃の猛暑のなか、私なりのロングライドに挑戦。目的地は三国の東尋坊まて゜、距離にして往復70㌔。

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片野海岸の浜茶屋はすでに撤収。

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加賀・越前の県境に本願寺中興の祖の蓮如の吉崎御坊があります。ここ吉崎を拠点にして門徒が北陸地方一帯に爆発的に広がりました。ちなみに蓮如は5人の妻をもち、子は13男14女。この点からみても尊敬に値します。現代人じゃとても真似できない。

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北潟を左に眺め、右の空を見上げると、

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巨大な風力発電機?が一基。今まで気付かなかった景色です。

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いくつかの風情溢れる漁港を通り過ぎ、

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海辺のワインディングロードをひた走ると、

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観光地の東尋坊に到着。それにしても暑い。走ってるときはいいけど、止まるとダメ。

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走行中はボトルの水をカラダにかけクールダウン、途中自販機でジュース買ったり、ソフトクリームを食べたりして熱中症対策に注意を払います。

東尋坊でUターンせずその先のサイクリングショップのステップ・ワンまで走り、バイクのメンテナンスとお茶ではなく、冷たいクエン酸をいただく。クエン酸だなんて、なんて気のきくショップなんでしょう。惚れてしまいそうです。

そして帰路につきました。走行距離約70㌔、時間にして3:30。快晴、気温35℃、風はなし。

汗だくで家に着き、憔悴した私の姿を見て嫁さんが開口一番、

「三国まで行ってきたの? マジで? まるでアホの所業だわ。3時間半も自転車に乗って暑くないの? 疲れないの?」

と呆れ顔で私の顔を覗き込みます。

「アホで暑くて疲れるけど、それがどうした?」

男のロマンなどそう簡単に理解されては困るんです。

2010年8月16日

日体大と日大

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遠い昔、都内の大手スポーツクラブに勤務してたころの先輩が遊びにきました。先輩は日体大出身の運動神経の塊です。あの頃はスポーツ全般(酒・女含めて)で圧倒的に負けてたけど、今なら五分五分に勝負できるんじゃない?

腕試しにどちらが速いか、泉の浜で競争しましょう!

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折り返し地点で両手を上げて一分間巻き足、そしてヘッドアップクロール、楽しいね!!

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クラゲに刺されてテンションが下がったので泳ぐの止めて、奇跡のようにキレイな波打ち際でゴロゴロしましょう。

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お互い歳をとり背負うものが多くなってしまったが、こうしてたまに会うと気持ちは20代に戻ります。

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「入水からキャッチするときの水の塊を掴む感じ、戸井は全然ダメだ。このヘナチョコ野郎! ここはこうやって・・・」と厳しいご意見。

クロールのフォームを確認しながら水泳談義で酒を飲むなんて、まるで町田の居酒屋にいるようです。懐かしいな・・・

水泳で負けるなら、冬はスキーで勝負だ!なんて強がり言っても、確か先輩はSAJの上級持ってるし・・・これも完敗に決まってる。さすが日体大、敵わないね。

2010年8月14日

盆休み

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オードブルや、

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カルパッチョの配送が終われば、盆休みの始まりです。

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仕事が終わると、休む間もなくロードバイクの練習です。目標は片手運転しながら、ボトルの水をカラダにかけること。

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塩屋海岸でUターン、距離にして25キロ、最高速度時速45キロ、平均時速20キロ。今日は一度も転ばず!

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家に着くとプールの水をはり、

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BBQの準備をします。友在り遠方より来る。また楽しからずや。

2010年8月12日

台風通過

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台風4号の接近に伴い、各船厳戒態勢のフォーメーションをとってます。

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正午頃の泉の浜の様子です。只今、台風は輪島沖を北東に進んでおります。石川県に最接近しているはずなんやけど・・・なんか静かじゃない?

いや、これからが雨、風とも最高潮になるはずです。油断禁物です。

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午後5時頃の泉の浜の様子です。正午の時よりもさらに静かになりました。これで終わり?

大シケの後は豊漁だったり、濁りがとれて透明度が良くなったり、水温が下がったりして、海にとっていいことが多いのですが・・・イキそうでいかなかったみたいな・・・ちょっと期待ハズレの感あり。

2010年8月 3日

今が旬のスズキ

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ジグで釣ったスズキです。もちろん私が釣ったんじゃありません。このクソ暑い中、船の上でウネリと太陽の照り返しに奮闘しながらシャクリ続ける根性に敬意を表します。そのスズキ買います。

 

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そのスズキを使ったお造りです。軽く昆布で〆たスズキ、バショウカジキ、マダイ、赤イカ、アワビ、甘エビの6種盛りです。 

8月も引き続き暑いみたい。生魚食べて精をつけるしかない。

2010年7月26日

スイムとバイク

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夏はシケない限り休みはなく、仕事ばかりの毎日です。

そんな忙しい毎日ですが、トレーニングの時間は確保したいものです。もうすぐで40才、気を抜くとすぐデブになる年頃、自分に厳しくしないと女にモテなくなります?!

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スイムは専らプールでおこないますが、たまには家の前の泉の浜でも泳ぎます。海のほうが浮力があるのでラクに泳げます。

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夕方、涼しくなったらバイクの出番です。シューズとペダルの固定に慣れず、スタート時に転ぶことしばしば、初心者マークをつけた方がいいかも。

でも自転車は楽しい! 速い! また一歩、キヨシローに近づけた!

・・・ランは暑いからパス・・・

2010年7月20日

妄想食堂 料理の巻

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泉の浜に夕日が沈んだら、宴の始まりです。

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ようこそいらっしゃいました。お会計がお済みになったら、こちらのウェルカムドリンクをゴクコ゜クっとお飲みになってください。

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席におつきになり、みんなが揃ったらまずはスタッフのあいさつが始まります。

「ミスチルのボーカルに似ている九谷焼きの浅蔵一華さん、インドネシア出身の秋友ガラスさん、年上好みで背が高い花の屋さんの東野さん、そして親方の戸井です・・・・」 ・・・こんな紹介でいい?・・

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お客様もスタッフも飲む気マンマンです。

ではお料理をお出しします。大いに食べて飲んでくださいね!

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橋立ぷりぷり天然岩牡蠣&紫蘇ジュース 

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サザエのブルゴーニュ風オーブン焼き    器は浅蔵一華さん

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赤イカのお刺身    器は秋友ガラス

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幻の岩モズクとサザエの酢の物     器は秋友ガラス

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バレンのカルパッチョ    器は秋友ガラス

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飛び魚団子のあんかけ    器は浅蔵一華さん

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小鯛と鮭の押寿司   器は浅蔵一華さん

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甘鯛と季節の野菜の紙包み焼き   器は浅蔵一華さん

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桃のコンポート 赤紫蘇ゼリー添え   器は浅蔵一華さんと秋友ガラス

 

怒涛の橋立魚介と器の数々。

見て楽しみ、食べて楽しみ、酔ってサイフのヒモがゆるくなったらスタッフの猛アタックが襲います!

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二日間の妄想食堂に40名ものお客様がおいでになり、スタッフ一同感激しております。

ありがとうございました!!

二日間とも終了時間が午前様となったということは、お客様にとって居心地が良かったのだと解釈しております。

もの静かで、今風に言えば゛まったり゛とか゛癒し゛な作家さんから、積極的に接客する熱い作家さんへの変貌が、私の中での妄想食堂のテーマでした。

私が陶器やガラスやお花などを買う時の基準は、その作家や店主が好きかどうか、ということです。つまり作品というより人柄に重きを置きます。

その面からみると、今回のスタッフの頑張りは称賛に値します。

厳しいことも言いましたが、よくぞ私についてきてくれました。ありがとう!

次回の妄想食堂もこのメンバーでやります。すでにある団体から予約をいただいているので近々ミーティングを開始します。

同甘同苦、 甘いも辛いも一緒です。また、一緒に頑張ろう! そしてたくさん売るぞ。

2010年7月18日

妄想食堂準備の巻

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妄想食堂の準備は多岐にわたります。本日のお客様21名をスタッフ10名以上でお迎えいたします。

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今回の献立はこれに決定。花の屋奥様の遊書はセンスがあります。

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ちなみに私作成の芳名帳はクオリティを下げるという理由で廃棄処分されました。

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仕込み開始です。

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バショウカジキに、 71711 (2).JPG

サザエに、

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桃のコンポートに、することは山のようにあります。

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器の確認、

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音響チェック、

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即席ギャラリー、みなさん、たくさん買ってや~

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セッティング完了。

次回は料理の巻です。ライバルは吉兆です。

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初日無事終了! すでに日付が変わってます! みなさん、タフだね~

今晩の妄想食堂も飛ばします!

 

2010年7月16日

高気圧ガールが味方になった!

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梅雨明けを思わせる好天に恵まれた今日、前線を押し上げてくれた高気圧に感謝です!

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透明度はイマイチでしたがナギであれば満足です。妄想食堂の食材を手にいれないと!

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サザエのブルゴーニュ風か、幻の岩モズクとサザエの酢のものか、

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甘ダイの紙包み焼きにするか、

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高級赤イカは刺身がいいね。

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定置網で揚がったバショウカジキ、別名バレンはカルパッチョがいいね。

妄想食堂はいよいよ明日オープンです。2日間だけのスペシャルナイトです。スタッフのみんなは気合が入ってます。

九谷焼の浅蔵一華さんは小雪のような長い髪をバッサリ切ったし、秋友ガラスさんは目を充血させながら作品プロフィールを作っているし、花の屋さん(旦那の方)は晩飯抜いて腹回りの肉を落としているし・・・

レストランでの楽しさというのは、無理して頑張っている料理人やスタッフと、無理してやって来るお客様との間に漂う、心地よい緊張感なのではないでしょうか?

お客様と一緒に楽しむなんてとんでもないことです。立場がちがうのですから。このあたりを勘違いされては困ります。

私は無理してる人間を愛します。スタッフの皆さん、いい無理を見させてください!

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2010年7月14日

夢の中

今朝、おかしな夢をみました。夢の中の場所は三宅島で、私は大学3年の潜水部の執行部だったのです。

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朝、いつものように後輩の全身にペインティングして、イガヤの浜へスキンダイビングの練習にでかけます。

「ノーウエイト、ノーマスク、ノースノーケルで水深8mまで潜り、水底でそれらを着装、そして・・」

そんなことを後輩の前でツラツラは話している時、私はハッと気付いたのです。

妄想食堂が間近に迫っているということを!

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執行部の私(右)は焦りました。今さら合宿を抜けて石川に帰るわけにはいかない。

しかし、器の準備や食材の仕入れなどやることが満載です。というか私がいないと妄想食堂が中止となり、いろいろな方に迷惑をかけるし、積み上げた信頼・信用も吹き飛びます。

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こりゃ、参ったね・・・同期に事情を話して無理をきいてもらおう・・・と途方に暮れる、なぜか道化師の私。

悶々と悩んでいると突然、夢から醒めました。外は風を伴った雨、低く垂れこめた厚い雲、なんだ、ここは石川か、三宅島じゃないんだ゜・・

夢から醒めて嬉しいやら寂しいやら・・・しっかりと妄想食堂に追われてるみたいです。

 

 

 

2010年7月11日

妄想食堂までの道案内

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篠原交差点から橋立方面へ直進して北陸自動車道の陸橋をくぐります。この陸橋の両脇には尼御前サービスエリアがあります。

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右側には橋立漁港と海が広がります。旧港が正面に見えてきました。

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旧港を右側に見ながら、道なりに進んでいくと、

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夕方の太陽が眩しくて見えにくいですが、次の信号で「加佐の岬」方面へ右折します。

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ここを右折。ちなみに正面の立派な塀の中に北前船資料館があります。

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上りのワインディングロードが続きます。右手はジゲ浜、

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左手には喫茶店の「ラ・シュール」を通り越し、

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加佐の岬の灯台が見えてくると、もうすぐです。

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泉浜の看板が見えたら右折して、駐車してください。当日はスタッフが誘導いたします。

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その道を挟んで向かいが妄想食堂の会場です。

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到着です! 遠路遥々、ようこそおいでくださいました。ここはアナタの病的な妄想の中だけに存在する秘密のレストランです。

もし当日、道に迷ったら電話ください。

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2010年7月 7日

妄想食堂連日の会議と空席のお知らせ

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潜水漁とスイム練習、そして夕方のセリが終わると私の書斎で妄想食堂の打ち合わせが始まります。炭水化物抜き、嫁さん・子供抜きの真面目なミーティングです。

器と料理の相性や使える枚数、スタッフの配置、接待方法、口説き方、ボディタッチ、体脂肪率、精神論、人の噂、・・なぁ、今度、いつ遊びにいく?・・・

最後はいつも脱線気味だが気にしない。話をすることに意味があるのです。

その妄想食堂ですが18日(日)19:00の部、2名様分の受付を再開いたします。

定員20名のお客様に対し、スタッフ10名以上で接待いたします。

久々のトイジジ・トイババとそのババ友達がヤル気マンマンになっております!

ちなみにトイババグループは5月に接待したヨーロッパ最強のファニチャーブランドファミリーから大絶賛された田舎料理のプロ集団なんです。山中温泉の一泊6万円の宿の食事より美味しかったとのこと。

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赤イカのイカ素麺なんて夏らしくていいな。これは外せないな。

2010年6月28日

Let's have a wine party

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この尋常ならざるテーブルセッティング、セレブな香り、ここは一流フレンチのお店?

いやいや違います。あるお宅で開かれたワインパーティです。ソムリエを交えてワインと料理のマリアージュを楽しむ知的で魅惑的な宴なのです。

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各ゲストが料理一皿と、それにマッチしたワイン一本を持ち寄ります。

料理をテープルに並べている間に私がショパンの「ノクターン」を演奏いたします。この曲を弾くとウィーン大学音楽学部ピアノ学科にいた頃を思い出します。

 ・・・ウィーン?・・妄想?・・病気?・・・・日大経済学部産業経営学科じゃなかったっけ?・・・

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まずは酸味系の前菜から、

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ワインは魔法の泡゛スパークリングの白゛から始まりました。

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はじめてお会いするソムリエというプロフェクショナル、その奥深き泉のような知識に脱帽です。

その理路整然たる説明は感覚の文系ではなく、座標軸のある理系の公式のようでした。

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メインの肉料理に行き着くころには、ワインを10本は空けたでしょうか? かなりいい気分です!

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話はワインから大きく脱線して、山のこと、城のこと、正倉院秘蔵の香木゛蘭奢待゛のこと・・・、その先のことは記憶が曖昧に。とにかく腹筋が引き攣るくらい、たくさん笑いました。

美味しい料理とワイン、少しだけの心の余裕と思いやり、そして友人。これらのものは確実に人生を豊かにしてくれます。

ホストファミリーの方、ありがとうございました。美味しかったです。

2010年6月18日

夏の妄想食堂の予約状況と一部時間変更のお知らせ

 

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夏の妄想食堂の予約状況ですが、おかげさまで7/18(日)夜の部は定員の20名に達し満席となりました。

ありがとうございました!

大変申し訳ないのですが、7/18(日)夜の部の申し込みを終了させていただきます

 

・・・・・・夜の部の方が圧倒的に人気があるんですね・・・・・

そこで、喰いつきの悪かった(?)7/17(土)昼の部を中止として、かわりに7/17(土)夜の部を設けることになりました。昼から夜に時間の移動です。

 

・・・・・7/17(土)夜の部の開催のお知らせ・・・・

 

       日時      7月17日(土) 19:00~

       場所      戸井鮮魚自邸(加賀市橋立町ウ200番)

                加佐の岬の近くです。駐車場が限られてますので乗合いで

                お越しくださいませ。

 

       料金      大人お一人5000円(税込)

                料金にはコース料理代が含まれてます。お酒の販売はいたしま

                せんのでお飲みになる方は持ち込みでお願いいたします。なお、

                持ち込み料はいただきません。

                上等で貴重なお酒を期待してます!

                夜の部は大人のみのご参加となります。お子様はご同伴できま

                ませんのでご了承ください。

 

~お申込み方法~

戸井鮮魚のメールinfo@toisengyo.jp、もしくはお電話(0761-76-5139)

でお申し込みください。

電話は数コールで私の携帯に転送されますので、すぐに切らないでね。

 

夏の橋立の夜は眠らない。皆様のご参加お待ちしております!

 

続きは心霊写真です。橋立の加佐の岬周辺は磁場の強いパワースポットなんです。ですのでいろんなものを引き寄せます。

心臓の弱い方、霊にとりつかれやすい方、一人きりでパソコンの前に座っている方は見ないほうがいいかも・・・そんな方は続きをクリックしないでね・・・

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2010年6月13日

夏の妄想食堂開催のお知らせ

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今日、梅雨入りした北陸地方。これから約一ヶ月間ジメジメした天気が続くと思うと・・・、雨で川水が海に流れ込み透明度の悪い海に潜ると思うと・・、馴染み深い憂鬱がこみ上げてきます。

こんな夜はご近所のアラフォー仲間達と景気よく、金をかけず・・・、オフザケの過ぎる飲み会をするに限ります。

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小松の小雪が作ったハイボールでも飲みながら、夏の妄想食堂の打ち合わせをしようぜ。

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揃いのTシャツを着て気分を盛り上げます。愛すべき自営業者達、その明日をもわからぬ不安定さこそ、生きてる証だ。これからも支払いや税金にハラハラ・ドキドキして「なんかいつも金なくねぇ?」と愚痴ったり呟いたりして・・・まぁ、とにかく仲良くしようぜ。

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奥様方はしっかりと旦那をバックアップしてください。スコットランドの漁師の歌にこんなのがあります。

男は

働かなきゃならぬ

女は

泣かなきゃならぬ

 

つまり、そういうことなのです。今も昔も変わらぬ普遍的真実なのです。

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今回の妄想食堂の会場は、海の側の小高い丘の上にあります自邸で開催いたします。

爽やかなシーブリーズと目眩するほどの陽射しの中、アナタ様をグランブルーの世界へご招待いたします。

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浅蔵一華さんの九谷焼きの器、秋友ガラスのお皿とグラス、hananoyaさんのフラワーアレンジメント、そして戸井鮮魚の橋立の魚介とのスペシャルコラボレーションです。

見て楽しみ、会話を楽しみ、橋立の魚介のご馳走を食べて楽しむ、が妄想食堂の基本コンセプトです。

器や料理と同じくらい大事なことはコミニュケーション能力です。当日、我々スタッフ一同は最高のホスト、ホステスを目指します。 もちろん指名料はフリーです!・・チップは受け付けますよ・・・

妄想食堂開催のお知らせ

第一回昼の部

       日時      7月17日(土) 12:00~

       場所      戸井鮮魚自邸(加賀市橋立町ウ200番)

                加佐の岬の近くです。駐車場が限られてますので乗合いで

                お越しくださいませ。

 

       料金      大人お一人5000円(税込)

                小人お一人2000円(税込)

                料金にはコース料理代が含まれてます。お酒の販売はいたしま

                せんのでお飲みになる方は持ち込みでお願いいたします。なお、

                持ち込み料はいただきません。

                お子様はベビーシッターと一緒にプールで遊んだり、子供用の

                食事を用意して歓迎いたします。なのでお母様はゆっくりと

                お食事お楽しみください。

第二回夜の部

       日時      7月18日(日) 19:00~

       場所      戸井鮮魚自邸(加賀市橋立町ウ200番)

                加佐の岬の近くです。駐車場が限られてますので乗合いで

                お越しくださいませ。

 

       料金      大人お一人5000円(税込)

                料金にはコース料理代が含まれてます。お酒の販売はいたしま

                せんのでお飲みになる方は持ち込みでお願いいたします。なお、

                持ち込み料はいただきません。

                上等で貴重なお酒を期待してます!

                夜の部は大人のみのご参加となります。お子様はご同伴できま

                ませんのでご了承ください。

 

~お申込み方法~

戸井鮮魚のメールinfo@toisengyo.jp、もしくはお電話(0761-76-5139)

でお申し込みください。

電話は数コールで私の携帯に転送されますので、すぐに切らないでね。

 

料理内容はまだ未定ですが、橋立の夏の魚介・・・岩ガキ、サザエ、スズキ、赤イカ、甘ダイ、バショウカジキ、アジ、トビウオ・・・・、たくさんあって迷います。とにかく新鮮で美味しい料理を期待してください。

当日、気に入った器やガラスやお花がありましたら販売いたしますので、スタッフにお声をかけてくださいませ。「はい、喜んで!」の精神でサービスいたします。

 

お申込みはお早めにどうぞ。

夏の橋立で皆様とお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしております!!

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2010年6月 5日

夕暮れの泉の浜

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たくさん仕事して、たくさん泳いで、ホッと一息つける週末の夕方。この時間が一番好きです。

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波音は遠くで静かに聞こえ、夕方の風は微かに冷気を帯びてきました。太陽は西に大きく傾いてますが、水平線に消えるまで、まだ少し時間がかかりそうです。

太陽が沈み、かわりに月が海面を照らすまで、二人きりで、ビールでも飲みながら愛をささやき合おうぜ。

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2010年6月 2日

早朝の泉の浜

 

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自邸の前には泉の浜の駐車場があり、

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その奥に海が広がり、その海の向こうは姉が住んでいるユーラシア大陸が横たわっています。

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今日は透明度が抜群にいいです!

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゛限りなく透明に近いブルー゛とはこんな色ですか?

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静かな時間が流れてます。ここでは猫のように潮と緑の香りに包まれて、岩陰で昼寝するのが一番似合ってます。

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昼寝から目が覚めたら、ビールと刺身で一杯やりましょう。ガンド・甘エビ・スズキ・ミズダコ・バイ貝・スルメイカのお造り。

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夜は夜で妄想食堂の打ち合わせです。最近、痩せるため酒を控えてるので、少し飲んだだけで酔いがまわり眠くてしょうがない。

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2010年5月31日

二つの顔

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このブログでは、なるべく海の美しいところだけ紹介しています。

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でも実際は美しいところが多い分だけ、そうじゃないところ、つまり恐ろしいことも多いのです。

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恐ろしいこと、イヤなこと、海がキライになりそうなことは書く気にはなりません。なぜなら、それらは死に直結しているからです。

海の商売において、生と死は対極に位置しているのではなく、まるで映画館の隣座席のように、身近に存在しています。

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それらの悲しいことは私の胸に閉っておきます。

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目の前の風景を指でカット割りして、美しいところだけ皆様にお見せしたいと思います。それが橋立において、私のできることなのです。

 

2010年5月25日

夕暮れの風景

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西の空に太陽がゆっくり沈みだす時間になると欲しくなるのが、

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生ビールです。発泡酒でも十分美味しいけど、今日は本物のビールです。

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夕闇の生温かい微風がソヨソヨと垂れ幕を揺らしてます。こういう芸の細かさが好きです。

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リビングからの温かな間接照明の灯りが、リラックスした雰囲気を醸し出してます。

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私の手土産はクロダイと甘エビのブルターニュ風お造りです。なぜ、ブルターニュ風かって?

いや、ただ、なんとなく、雑誌で見て、こんな感じかなぁ~って・・・

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なんかフレンチっぽい食卓でカッコイイね~ 

 野外でのビストロ・フレンチ、南加賀の食材の底力に驚くばかりです。東京の一流フレンチとも互角にわたりあえることでしょう。

 

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次は岩ガキのリゾットか、サザエのブルゴーニュ風か、甘ダイのムニエルか、それとも・・・

 

2010年5月23日

青の洞窟

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ワカメ漁の前にちょっとだけクルージング。

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先週、居候していたスレイヴが橋立版・青の洞窟゛を見たいとのこと。それじゃあ、ご褒美に連れて行ってあげる。

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コウモリが飛び交う薄暗い洞窟、海面は青く、鈍く輝いてます。

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洞窟の中から眺める日本海。空気はヒンヤリして静寂そのもの。ここは磁場が強くかなりのパワースポットらしいです。霊感の強い方は遠慮したほうがいいかも・・・

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ここにも洞窟が。シーカヤックなら通れそうです。

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加佐の岬の先端に奇岩がポツポツ。

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この岩から釣りをすればクロダイがたくさん釣れるはず。

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この辺りは浅くて、海草が水面を揺らします。プロペラが岩に擦らないようビビりながら進みます。

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海からしか上陸できない無人のビーチ。なにもバリ島やハワイまで出かけなくても、幸せの敷居を少し低くすれば、いたるところに極上の時間は広がっています。

真っ青な空と海の間に、アナタだけのとびきりの夏時間を見つけてください。

2010年5月21日

細い月と明星

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日曜日の夕方の泉の浜の夕焼け。

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雲がなく無風。西の空に飛行機雲が二つ。

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この夕日を撮影すると思いきや、写真家の皆様、あまり興味なさそう。

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かなりの写真マニアなんじゃない? 

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お兄さん、この厳ついカメラ、いくらすんの? 

「あっ、コレ? 2台で60万、安物だよ・・」

・・・・・

こんなカメラ愛好家がゴロゴロいるんだから、写真で飯を食うということは至難の業です。やめたほうがいい。

写真家の皆様が雑談しながら待っているのは、日が沈んだ後の西の空です。

5/16の日の入り後に、細い月と金星が大接近する日だそうです。

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そこまで待ち切れず家に帰りましたが、後日、その写真家さんからステキな写真をいただきました。

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2010年5月19日

予想以上に厳しい大日山

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快晴の日曜日、今シーズン初となる登山に選んだのは゛大日山゛です。標高1368mで小松市の中で一番高い山です。

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初めの30分くらいは渓流などの景色に癒されましたが、

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鈴ケ岳あたりから続く急坂に体力を奪われ、

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息も絶え絶え、会話も少なく、

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残雪で足を滑らせ・・・、なんか辛くない?

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低山を侮ってはいけません。景色の変化に乏しく、登山道の両脇の背の高い木々が風を遮り、風はまったく死んで蒸し暑い。根の張りだしたデコボコの道はヒザの炎症を導きます。

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大日山山頂まで約3時間かかりました。3時間って白山の室堂までと変わらない時間です。

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この登山の後、ポールの使い過ぎなのか、首の筋を痛めた私。それとも単なる寝違いか?

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下りでヒザを痛めたMt.マゾヒストのメンバー。

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予想以上にダメージの大きかった今回の登山。体調が回復したら、また次の山にアタックをかけましょう。

 

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2010年5月15日

妄想食堂の印

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鳥目の淵に゛妄・想・食・堂゛の四文字。串町の異才チャカフークさん作です。

鳥目とは銭の異称。銭と食欲と妄想力によってこの乱世をおさめる、との意味が込められています。

すべての欲は人間の本能から発せられ、その欲を満たすためには銭がかかり、それをリスキーでスリリングな妄想力によって、さらに研ぎ澄まし昇華させる。

 

つまり何が言いたいかというと

食欲と妄想は両輪の関係であるということ。

妄想力のない料理人が作る一皿から恋が生まれず、欲のない人との会話はかみ合わない。

ソニア・リキエル曰く、

「テーブルは身体こそ横たえないものの、眼と眼で添い寝するひとつのベッドです」

 

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つまり何が言いたいかというと

7月の海の日前後の17日(土)お昼・18日(日)夜の2部構成で戸井鮮魚の妄想食堂を開催予定です。

場所は橋立の自邸でおこないます。17日の昼の部はお子様同伴可です。お子様はベビーシッター付きプールで遊んでいただきます。

18日(日)の夜の部は大人のみの参加となります。大いに飲んでください。

加賀在住のガラス作家さんのグラス、九谷焼作家さんの器、お花屋さんのアレンジ、そして橋立の魚介とのコラボレーションです。

ふりそそぐ陽光の下、加佐の岬を散歩したら、愛の神話が息づく(?)漁師町・橋立でステキで豪快な漁師料理をお楽しみください。

まだ、詳しく決まってませんが取り急ぎご連絡ということで。

ボランティアスタッフの方々、その2日は皆様を拘束しますので予定を空けておいてください。

梵天丸も竹千代と犬千代も日吉丸もみんなおいで。

 

2010年5月 9日

海のリズム

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早朝、ウェットスーツに着替えてワカメ漁に出発しましたが、海況がイマイチです。こんな小さい波ですが漁にならないのでお休みとなりました。ワカメ漁は繊細なんです。

ポッカリと時間が空いた日曜日、午前中はやっぱりランでしょう。やってる人は週末にドカ走り、つまりたくさん走ること、してるみたいです。長い距離を走り、器の大きなカラダを作る。右ヒザ痛に悩む私ですが、足首のストッチを入念にしてからのラン、今日は大丈夫だったみたいです。

痛みの原因はわかっているんです。それは下半身の筋力不足と走り方のクセ。着地時の反発力が体幹まで一直線に届かず、ヒザに吸収され負担が大きいこと。

それとオーバーウエイト、あと5キロ減したいんだけど、それがホントにしぶとい!

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午後からは溜っている事務処理、子供会の資料作り、掃除、子供との遊び、などなど。

生活の真ん中に海がある限り、海のリズムに従います。

それが海楽人の暮らしです。

 

2010年5月 7日

母の日の贈りもの

料理という創作が最高の表現であり究極の芸術であるならば、母の日の贈り物は魚でもいいのではないでしょうか。

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メギス、アジ、赤カレイの一夜干し、マダイの昆布締め、シロトラエビ、生ワカメの盛り合わせ。

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特大子持ち甘エビ100匹、驚きのビッグサイズ! 

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マダイも負けず劣らずのビッグサイズです。もちろん、キレイに調理して、すぐに料理できるようにして発送。

「今まで育ててくれてありがとう。母ちゃんの料理、本当に美味しかった。ごちそうさまでした」

言葉では照れてなかなか言えないけど、そんな気持ちを箱に込めて、

お母さんのところへ行ってらっしゃい。

     

 

2010年5月 5日

クライミング・ドリンカー

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G・W期間中はずっと仕事してましたが、午後からはフリータイムです。

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晴天に恵まれたせいでしょうか、ほぼ毎日家のまわりでBBQ。遠出はなし、わざわざ渋滞や人混みに飛び込むほどの根気もなし。

ただ飲んで食べてのBBQに少し飽きてきました。

マッタリはいらない。シッポリもホッコリも和みも癒しもいらない。

欲しいのはスレスレのキワキワ、危険を伴う遊びだけ。

男を男にするのは危機と遊びの二つだけ、という名言をニーチェが残してます。

「・・・そろそろ木に登ろうぜ・・・」

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キーボードをクリックする筋力しかないはずの兄貴のトイットが、酒のチカラで笑いながら登ってます。とても珍しい光景です。

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トイット嫁さん、全然ダメ。軟体系です。

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トイママは忍者ハットリ君レベルの身の軽さ、あっという間に登りきりました。さすが、小学校の頃、成蹊付属小の金持ちガキ大将に果たし状を送りつけ、ボコボコに懲らしめただけのことはあります(?)

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おっちゃん、カラダ重いんじゃない? と嘲笑を受けて必死にロープにしがみつく゛眠れるコアラ゛こと、私。北海の黒豹じゃなかったみたい・・・

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その辺りで拾ってきた大阪の青年。身の軽さ、広背筋の発達、どう見てもクライミングの経験あり。

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スパイダーマンのように登っていきます。やるね~ 

聞くところによるとインド・ネパール方面のバック・パッカー歴あり。地球の歩き方というよりか、はぐれ方に自信あり。人生においても同じ。

酔ってるんだから気をつけてね。

2010年4月25日

いろいろな準備

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空中テラスのペンキ塗り。そろそろワカメ漁を始めるにあたり、この空中テラスを天日干し場にします。

今朝、潜るつもりでしたが霜が降りていたので迷わず断念した、チョー弱気な私。ていうかパンツ見えてますけど・・・

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明日は潜るつもりです。とりあえず水中カメラを持っていこう。

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ペンキを塗り終えたら、お隣りの福井県の三国へ向かいます。

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目的はロードバイクの物色。値段は備品込みで20~100万円台!!

ショップのオーナーさんに、

「金はないけど、ヤル気はある。支払いは分割、もしくは、あるとき払い(但し金があるときなどなし)。安くていいバイクをお願いします。」

と懇願。横にいた福井弁のお兄さんも、

「僕もヤル気があるんだけどぉ、悲しいかなぁ、金がない。そこを何とかしていただきたい。」

みんな金がないけど時間がある。でもそこがいいとこです。金がない奴とはすぐに同士になれる。

トライアスロンshopのオーナーさんはこの難題に対してイヤな顔を見せず快諾。5月下旬まで待ってなさいとのこと。ありがたいことです。

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それぞれのシーズン・インにむけて、準備真っ盛りです。

2010年4月21日

二人きりの妄想食堂

 

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今晩は美味しいものを食べて、少し飲みたい気分なんです。橋立は田舎で飲み屋が少ないので、おのずと家飲みになります。車の代行してまで遠くに飲みにいくのは、ちょっとだけ面倒臭い。

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献立は前菜一皿とメインが二皿。それととびきり上等の日本酒。

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金と銀の安土・桃山調の皿、なかなかステキです。前菜はアジのタタキ、ワラビの味噌和え、アジの香草パン粉焼きの三点盛り。

この金銀の煌びやかな皿は、1574年(天正2年)の元旦、織田信長が岐阜城で馬廻衆を集めての酒宴用に特別に作らせたもの。

゛信長はその席で特別な酒肴を用意した。それは前年の8月に討ち滅ぼした越前の朝倉義景および近江の浅井久政・長政の頭蓋骨だった。三つの頭蓋骨はいずれも漆で固められ、薄く金泥がほどこされていた。その肴の前に、酒席はおおいに盛り上がったという。゛

                                          クロニック戦国全史より抜粋

こうして信長包囲網は完全に崩壊、信長のわが世の春が到来。

・・・とうのは妄想です・・・・

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メインのクロソイの姿蒸しは中華風に仕上げます。軽く塩したソイの上に生姜とネギをのせ、老酒をかけて強火で蒸します。

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身を竹串を刺して澄んだ汁が出ればOK、蒸し過ぎはNG。

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濃いめのタレとアツアツの油をジュッとかけて清蒸全魚の出来上がり。

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チキンのお腹にパセリバターとライスをねじ込んでオーブンに投入。火入れは慎重に、焼き過ぎはNG。焼いた時間だけゆっくり寝かすこと。

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準備ができたところで乾杯だ。私の書斎にオッチャン二人きり。BGMは湘南ビーチFM、嫁さんと子供達はすでに就寝。

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静かで、心落ち着く、下品で低俗な飲み会の始まりです。いいね~

夏の橋立・妄想食堂計画、ボチボチ考えようね。

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2010年4月19日

ハーフ伴走

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波・風ともほとんどなし、太陽は惜しみなく海を照らし100点満点をあげていいくらいのワカメ漁日和です。

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おまけに透明度も抜群です。

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さらに少年の心をもった初老のオッチャンもバッテリービンビンです。

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   潜りたい気持ちをグッと抑えて早朝の橋立をあとにします。

大丈夫、漁期はまだまだある。それにG・W中は何も予定ないし、ずっと潜れるんだから・・・

4/18日曜日は加賀健勝マラソン大会当日です。今回は神戸市の障害者支援施設「神戸光の村授産学園」の選手団のフルマラソンの伴走をしました。

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加賀トライアスロンクラブが伴走を担当し、私も微力ながら、一番遅い選手の伴走を担当。遅いっていってもフルを4時間20分で走ります。伴走者は前半と後半に分かれて、私はスタートから折り返し地点までの21キロを一緒に走りました。

平地が少なくアップ・ダウンの激しいこのコース、タイムにすると前半はキロ5:30ペース、後半はキロ6:00ちょっと、途中トイレ2回くらい、これて゜目標タイムになることでしょう。計画通りにいけば・・・

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いろいろなハプニングもありましたが選手8名無事完走しました! 来年も待ってます。そして私もトレーニングを積んでベストな状態で伴走することを誓います。私はいつだって貴方達の味方です。

 

2010年4月17日

今日の発送

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ハタハタと白カレイとサバの一夜干しです。サバは定置網漁でボツボツ獲れてきました。ちょっとスマート過ぎるところが難点ですが・・

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一夜干しが一段目。

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子持ち甘エビが二段目です。なかなかステキな贈答です。箱の隙間に吟醸酒を入れてあげるともっとステキになります。加賀の味覚のずば抜けた実力をアナタにも知ってもらいたいものです。

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日本各地へいってらっしゃい! 武運を祈る。

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19時の泉の浜の様子。ずいぶんと日が長くなってきました。明日はハーフの本番、天気はいいみたい。ジムに行って温泉につかって早く寝ようっと。

 

2010年4月11日

祭りの終わりとトライアスロンの始まり

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天気に恵まれた今江町の春祭り、

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初老の一連の行事がつつがなく無事終了いたしました。お願いだから犬と猪の石碑に落書きしないでね。昔の私なら確実にやってると思うけど・・・

厄払いが済んだことだし、これからは仕事に打ち込めます。

今週の木曜日がワカメ漁の解禁、日曜日がハーフマラソン。今日は加賀トライアスロンクラブの練習会に初参加。練習についていけるか心配ですが、とりあえず一歩前に進もう。春だからね。

雨の為、小松ドームの室内400mトラックでラン練習。

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キロ/5:30で90分、約16キロペース走。こんな単調な練習、一人で走るとすぐに飽きますが、グループで走るとなんとかできるものです。そこがこのクラブに入会した主な理由です。

練習後は花見BBQ、会話は100㌔ウルトラマラソンのこと、ロードバイクがいかに面白いかとか、スイムのバトルのこと、いや~、全く未知の事ばかりです。

純粋と狂気、ランナーズ・ハイとハンガーノック、トレーニングと故障、嫌悪と渇望、その双子の兄弟は常に傍に寄り添い正確な判断を鈍らせ、ナニナニ? バイク190キロそしてすぐにラン42.195キロ走るの?、アンタラ正気なのか?!

なんか楽しそうじゃないですか!

 

2010年4月 8日

初老行事・餅つきの巻

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今週いっぱいは初老行事のため、自営業だろうとサラリーマンだろうと仕事を休むことになっています。

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ここは橋立ではなく、生まれの小松市今江町です。今江町の前厄から始まる一連の初老行事は大変大掛かりなイベントで、多大な労力と時間と金を使います。

 つまり、とても大切な行事なんです。

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昨日から今日の丸二日は餅つき行事です。もち米を一晩水につけといて、

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蒸して、

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同年のオッチャン達がつき、

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揃いのエプロンを身に付けた嫁さん連中がきな粉やアズキをつけます。

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この繰り返しです。感謝の気持ちを込めて、これらを町民の皆様にお配りします。

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途中、保育園児が見学に来たり、

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学童の子が餅をつきに来たりして、その都度チビッコ担当の私が、手とり、足とり、優しく指導します。

「しっかり握って、ヨイショー! ヨイショー! はい、よくできました!」

この初老行事、明日も、明後日も、日曜日も続きます! これも全て厄払いのためです。とてもじゃないが、仕事してる場合じゃない。

幼なじみの同級生達と30年ぶりのポコペン? ケードロ? みたいなノリの大人の遊びはクライマックスを迎えつつあります。

全ての厄よ、成仏してくれ。

2010年4月 6日

お弁当ラッシュタイム

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波・風とも全くなし、シーンと静まりかえった今日の泉の浜。まさに春の海です。ナギナギのベタベタ、まるで鏡のような海面、西表島でいうところの゛オガン日和゛です。

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たとえ外が静かでも戸井鮮魚の厨房は火がでるほど熱くて騒然とし、しかも時間に追われてます。

新学期は戸井鮮魚にとって稼ぎ時です。たくさんのご注文ありがとうございました。愛してます。

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デザートはグレープフルーツゼリーでいかがでしょうか? 

見ようによってはデザートっぽく見える甘エビですが、不漁が続きます。これから天気が安定するので大丈夫だと思いますがチョット心配です。まぁ、不安と心配と焦燥は長年の友のようなものだから、いまさら悩んでもしょうがない。悩むヒマがあるなら走れ。

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今日の発送はシロトラエビと子持ち甘エビの抱き合わせセット。今宵はエビの刺身と吟醸酒で贅沢なひとときをお楽しみくださいませ。

 

2010年4月 3日

チビッコ寿司

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尼御前サービスエリアから眺める、夕日が眩しい週末の橋立港。仕事、ジョグ、飲み会、初老行事等でクタクタになりました。今夜はどこへも行かず、家で静かに過ごそう。

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新宿歌舞伎町に野郎寿司って店があったの覚えてるけど、今夜はチビッコ寿司でもして楽しみましょう。

家族全員で寿司屋に行けるほど裕福じゃないけど、材料費の予算を決めての手作り寿司はホントに美味しく、そこにはタップリの愛情がありました。

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フラワーアレンジメントケーキ(?)も大変美味しくいただきました。

淡々と過ぎる日々を、なんとか面白ろがろうとする努力さえあれば、たとえお金がなくても、ハッピーに生きれそうですね。

 

2010年3月27日

短い晴れ間

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今朝の泉の浜の様子。風・波とも穏やかで爽やかな一日の始まりです。

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知らないあいだに庭の山桜が咲き始めてました。朝日を浴びて気持ち良さそうです。桜は人の心を狂わせ、春は人を意味もなく前向きにさせ、その花弁は涙するように急ぎ足で散っていきます。

満開の桜の木の下で花見弁当を食べるより、どこにでもあるような居酒屋で生グレープフルーツサワーを飲んでる方がよっぽど楽しい私は、桜に対してかなり後ろ向きか・・・

午後からは、いつもお馴染みの、暗雲に覆われた北陸の低い空となりました。

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こんな寒い夜は大吟醸でも飲まないとやってられない。

2010年3月23日

過ぎし日々の旅人

 

ご縁があったのでしょうか、発達した低気圧と荒廃した未来都市のスモッグを思わせる黄砂が吹き荒れる中、間違いなく欠航と思っていた飛行機が通常通り運行(でもJALは欠航)。

一年ぶりの東京、風は強いものの空は抜けるように青い。秋から冬にかけて鉛色の雲天に覆われる北陸とは対照的なのほどのターコイズブルー、この差はズルイね。

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上京の目的の一つは大学の潜水部の同期の披露宴出席です。同期と先輩方の間はもはや上下関係の緊張感はなく、ただただ、親密な空気が流れてます。久しぶりに敬語を使ってのお話は新鮮です。

思うに石川県の南加賀でいうなら、ここは無敬語地帯であり、目上の方に対しては丁寧なタメ口(?)を使うことを常としています。敬語は地域によっては必要なく、また物凄く必要なものでもあります。

春から上京するアナタへアドバイス、゛東京は敬語が必要だ゛

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ここ、竹芝桟橋から大島、三宅、八丈、小笠原へ出発。肩にはダイビング機材、腰にはウエイトベルト、両手はタンクのバルブを握り、東海汽船のタラップを駆け足で昇ったものでした。

船内に荷物を置いたら、デッキに並び全員で加山雄三の゛光進丸゛を熱唱。

゛Sail On!  光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え!・・・・゛

歌い終わり、船が岸壁を離れたら先輩方からご説教。

「なんだ、あの機材の置き方は! 整理整頓できない奴は潜らせねぇぞ、わかったか、一年!」

「はい!」

「だから言ったろ、その返事がすでに元気がねぇーんだよ、もう一回返事!」

「はい!!!」

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ハタから見ればちょっと(?)異常な集団だった体育会系潜水部。三宅島では鳥類学者のジャック・モイヤーさんから゛クレイジー゛と嘲笑され、八丈島では早朝の神聖なる儀式、海に向かっての校歌斉唱でうるさいと漁師から石を投げられたり(!)、葉山では、海に入る前の恒例である、海岸線に一列に並び手に握ってある塩と米を海に投げて手を合わせて一礼してから入水する儀式に、カップル達が唖然としたり、子供の手をひいて遠くに避難する家族連れ・・・

飯盛り、チュウチュウ(?)、学連合宿でのモウリのバン横転、ナベの失神飛び込み、イガヤババァ・・・アレは? コレは? なぜ黙ってる? 書け書けと私に迫ってきます。

まだまだ、くだらなくて、悲しくて、切なくて、どうしようもない出来事がたくさんありますが、今日のところはこの辺で終わり。

ユラユラうごめく夏の陽炎のような、春の日の夢の中のような、遠い日々の、懐かしい思い出です。

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戻れるものなら戻りたい

東京へ遊びに行くとついついセンチになってしまう私、まるで過ぎた日々を巡る旅人のようです。気持ちが後ろ向きか。でも後ろ向きっていけないことなのでしょうか? 前向きばかりの話しか しない人、私は苦手だけどな~

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2010年3月19日

仕出し料理の考え方

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旅する魚屋と仕出し料理、どちらも戸井鮮魚の根幹をなす大事な仕事。仕込みする魚は山積してます。

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今日はその仕出し料理についての私の料理観念を少々お話いたします。

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先日、パーティ料理の仕出しをした際、主催された奥様から、

「とっても美味しかったわ。ところで戸井さんはどこでお料理を勉強されたの?」

とご質問を受けました。

そういえば、いつからこんなに料理が好きになったのだろうか?

そしてどこで料理を勉強したのだろうか?

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記憶を辿ると、大学時代の相模湾クルージングアルバイトしてたころ、船長がよく作ってくれた中華料理の清蒸の旨さが強烈でした。

清蒸とは白身魚一匹そのままの姿で紹興酒とかで蒸す料理です。港の岸壁に船を係留してキャビンの中でこれをつっつく。酒はラムをコーラで割ったクバリプレ、キューパの自由、をガブ飲み。短パンにポロシャツのエリを立ててヨットマン気取り、ワイルドでいい時代だったな~ 

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本だと開高健の「オーパ」のなかに出てくる谷口教授の野外料理に心をときめかせ、その宝石のような高橋昇の写真に心奪われ、旨いという説明を゛筆舌を尽くす゛という表現を使うのは小説家として敗北である、と言い放つ開高健に心底惚れたものでした。

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それと上京した際には必ず今流行りのフレンチやイタリアンを食べ歩きます。パクれる技術があるなら貪欲にパクります。今週末はどこに行こうかな?

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ただ、無理して難しい料理技術を真似ても失敗するだけ。鮮度抜群の橋立の魚介を使うわけですから、料理法は単純であればあるほどいいのです。

料理に東京のスタイリッシュな洗練さはいりません。欲しいのは抜群の鮮度と、高揚するイベント感と、どこか懐かしさを感じる、以前そこに属してたかのような安心感なのです。その昔、家族が祝ってくれた誕生会のような、疑いのない愛情がなにより必要なのです。

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男同士の飲み会ならデザートは必要ありませんが、女性にとってのそれは、メインデッィシュと同等の意味を持つくらい重要な一皿です。

肉料理を食べている最中なのに女性から、

「次はどんなデサ゜ートが出るのかしら?」

なんて先に言われたら終電の時間を先に言われてデートしてるみたいでイヤだな・・

2010年3月17日

カニ漁、あとわずか

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今朝の泉の浜の様子。天気はいいが、波の高い状態が続きます。

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今週末でズワイガニの漁期が終わります。連休明けから甘エビ漁の始まりです。そろそろ定置網漁もスタート。サワラ、アジ、フクラギなどの青物の水揚げが待ち遠しい。

春から夏は橋立の海が最も輝く季節です。ワカメ、岩ガキ、アジのたたき、甘エビ、ワタリガニのパスタ、スズキのカルパッチョ、クロソイのアクアパッツァ、ハタの清蒸・・・・素晴らしき美食の世界へようこそ。冷たい大吟醸で乾杯したいものですね。

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赤カレイ約300枚、ハタハタ約500匹、メギス約250匹、の干物作りがなんとか完了。そしてパック詰め。

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広島へGO!!

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2010年3月15日

一夜干しの仕込み

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昨日の朝の泉の浜の様子。横に長い、キレイな波がコンスタントに来ています。

サーファーが一人、独占状態。こんなの見てると波乗り、やりたくなってきます。

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そしてきょうの泉の浜の様子。嵐の前の静けさです。昼からシケです。

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一夜干し作りにとって強い北風は大歓迎です。

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強風のおかげでどんどん仕上がってきます。自然の力に感謝!

 

2010年3月13日

冷たい雨

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朝から冷たい雨が降る、馴染み深い、北陸の暗い空が広がっています。

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3月は別れの季節、卒業シーズンです。節目の季節は戸井鮮魚にとって稼ぎ時です。仕事をもらえることは大変ありがたいこと。お弁当作りからタンクを担いだ潜水作業まで、どんな仕事でも、それ得意分野です、と言いようにしています。得意じゃなくても・・・

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仕事を受けてからいろんな文献、刺身専門書、フレンチ・イタリアン教本、アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」などを読み漁り、勉強、勉強。その一皿、パクッた!

新しいことに挑戦している、この時間がとても楽しいです。

このお皿はお客様から預かったもの。このお皿にカルパッチョや香草焼きなどを盛りつけてほしい、とのこと。返事は一言、「はい、喜んで!」

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週末は大量の一夜干し作りが待ってます。初練習となる加賀トライアスロンクラブ20㌔走は残念ながらお休みします。

3月は消費税納付、東京で友人の結婚式、初老行事(町中大パレード!)と、なにかと出費の多い月です。無事に今月を乗り越えられるよう仕事を頑張らねば!!

 

2010年3月11日

夕方のサーフトリップ

 

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久々の晴天、海は明日の昼までナギが続きそう。

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泉の浜にはほどよいウネリが入ってます。

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サーファーがチラホラ、夕日を浴びながら波待ちをしています。なんて贅沢な時間なんでしょうか。

2010年3月10日

販売サイト、メールの送受信を再開いたします。

日曜日の朝、突然パソコンが故障しました。起動画面のままフリーズ状態、サービスセンターに電話したところ、

「ハードがやられているからダメっぽいですね。修理に出してもいいけど3週間くらいかかるし、中身は空っぽになるし、費用は4~5万くらいみといたほうがいいですよ。」 とのこと。

焦る気持ちを抑えて、パソコン関係の仕事をしている友人に相談したところ、

「パソコンの寿命なんてせいぜい4,5年だ、消耗品として扱ったほうがいいよ。」 とのこと。

動揺する私、冷静になるため冷たい水を一杯飲み、ベッドに横たわり熟考。そして決断。

「新品、買おう。ついでにプリンターも新しくしよう。」

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修理を渋ったのとはうって変わって、新品の手配は驚くほど手際がよかった業者さん。とりあえず、ありがとう。

そして販売サイト、メールの送受信、ブログの更新を再開いたします。ご迷惑おかけしました。今後とも私の軽口にお付き合いしていただけたら幸いです。

フランスの諺で ゛酒と女は古いほうがいい゛とありますが、パソコンに関していうなら、絶対新しいほうがいいみたいです。

新しいパソコンを手に入れ、急に元気になった私。そんな浮かれ調子の私にトイママの心ない一言、

「さっきまで失恋した高校生みたいに憂鬱な顔して爪噛んでたのにね、今はまるで新しい恋人ができたみたいにハシャいじゃって、ホント、バカみたい。」

女はわかってないね。男は失恋のタ゜メージに驚くほど免疫力がないということを。

 

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今日の泉の浜の様子。今年のシケはホントにシツコイ。

 

 

2010年3月 6日

週末はシケ

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今日の泉の浜の様子。北風、浜用語でいうと゛あいの風゛が強くシケ模様です。気温も下がり冬に逆戻りですが、三寒四温、ゆっくりと、そして確実に春が近づいてます。

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春の到来はスキーシーズンの終わりを意味します。かなり上手く滑れるようになった娘。前傾姿勢を維持して、板を揃えて、トップが横を向かないように、ビビらず滑ること。

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ゲレンデの雪もあとわずか。今年のドカ雪に感謝! いいシーズンでした。

一つを失えば、一つを得ることができる。

4月からはトライアスロンの挑戦が始まります。今年の目標は9月の小松鉄人レースを完走すること。

安易な達成感はいらない。楽してズルはしたくない。余計なものはいらない。長寿のためのトレーニングなんてしない。あーだ、こーだ、言う前に動きたい。命令したくないし、されたくもない。人のことを使える、使えない、とかで判断したくない。わかりもしないのに、わかったような顔をしたくない。品格の意味を知らないのに品格を求めたくない。友愛を叫び税金を払わない大人になりたくない。

glory through suffering 苦痛から得る栄光

辛いのを分かっていながら自ら苦しみの世界に入り、弱い自分を戒めたい。ただそれだけ。

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それと4月中旬からワカメ漁の始まり。水中カメラと海楽丸の15馬力4サイクルエンジンはオーバーフォール済。

その倦怠で曇ったアナタの目を覚醒するような、活きのいい橋立の海中風景をお見せしたいものです。

2010年3月 2日

大人の愉しみ

シケでセリがお休みになると、ひとりジムで筋トレして汗を流す孤高の私なんですが、今日はちょっと飲みたい気分なんです。

冷蔵庫を開けてあり合わせの刺し盛りをつくります。

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ここは海の側の、sea breezeを感じる、大人の隠れ家。

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大人二人だけの甘くて、静かで、柔らかい時間。美味しい肴と酒、それと上質な会話。美味しいものを少しだけいただく。

「会えたわ、とうとう」

「会えたね」

「何年ぶりかしら」

「十年だね」

・・・

「そうね」

「かれこれ十年だよ」

「そうね」

「たくさんの水が流れたのさ」

ふいに女が高い声で笑い

「橋の下をね」

といった。

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福井の大野のトンチャン、モツ煮込みは寒い夜には最高のご馳走です。とろとろに煮込んであってムッチリと柔らかいがどこかに弾力も残してあるので、歯ごたえを楽しむことができます。

キャベツに濃厚なスープがしみこんでいて、それは熟して果汁でハチきれそうになっています。

「刺身もモツもどうしようもなく完璧だわ。眠くなりそう。くたびれちゃうのね。ご馳走食べるとマヒしちゃうんだわ。あなたのいうとおりだ」

はずかしそうに軽く腹を撫でて女は微笑した。

 

・・・・いったい誰と飯喰ってるんだ?石田ゆり子似の美女とか? いや原田知世似か??・・・

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2010年2月24日

春の予感

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太陽は白山から昇り、

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日本海へ沈みます。再び明るむために太陽は消え、再生するために太陽は死ぬ。

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海藻とともに春の海がやって来ます。あと一ヶ月ちょっとでワカメ漁の始まりです。早く春の海の水中写真を撮りたいな~

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波、風、ほとんどなし。晴天の今日、遊びに行きたい気持ちをグッと押さえて確定申告の書類作りをします。せめて湘南ビーチFMを聞きながら机に向かおう。ラジオから流れる心地いいボサのおかげで労働意欲もほとんどなし。作業能率極めて悪し。

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2010年2月22日

石川県民体育大会 クロスカントリー競技

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 スイスのスキーリゾートを思わせる白山麓の西山クロスカントリー競技場。大会当日の日曜日はご覧のような素晴らしい晴天に恵まれました。ラッキーとしかいいようがない。

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加賀市代表で出場したクロスカントリー・クラシカルの部。競技では圧倒的に弱いので(みんなクロカン初心者!)、せめて応援だけでも盛大にいきましょう。

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コース上にはレールのような溝があり、このレールにスキーを入れて滑ります。

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選手は一列に並び、時間を空けて、一人づつスタートします。頑張れ トイママ!笑わせてくれ!

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何事においてもハッタリ好きな私、せめて格好だけでも選手っぽくしたいものです。スタート前、小声で、みんなに聞こえるように、「バンクーバ、最終予選までいったのになぁ~・・・」と呟いてみせる。

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ハッタリ選手は滑るまでが勝負。滑ればそれまで。みんなと比べると私の滑りは関節痛で悩むピノキオのようにギコチナイし、前に進んでない・・・

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作戦は上りは歩く、下りは転ばないよう滑る、平地は走る。

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それと、速い選手の競技の邪魔にならないよう、コースを積極的に譲る。どうぞ追い越してください。

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5キロレース・壮年の部で圧倒的最下位だった私。でも順位に何の意味がある? こんな気持ちのいい大会にでれてホントに楽しかったです。白と青の原色の世界にドップリつかり、ますます山の魅力に取りつかれそうです。そういえば最近買ってる雑誌、ほとんど山関係ばかりだし・・・

自転車で日本一周して次はインドへ旅する青年、鈴鹿8時間耐久ロードバイクリレーに出場したお兄さん、雪山を愛するお嬢様、そしてH先生、大会に誘ってくれた皆さんに感謝します。また、来年西山でお会いしましょう!

2010年2月20日

H22 2/22に思うこと

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89年から聞き慣れない響きの90年代になった頃、私はまだ18歳で2/22で19歳になる日、潜水部の先輩と同期の3人で相模大野の駅前の居酒屋で飲んでました。

上京した89年は天安門事件、イランのホメイニ師死去、ベルリンの壁崩壊、・・・とめまぐるしく世界が変化してましたが、日本は依然バブル経済が続き、上京したての私はようやく石川弁が抜けていつの間にか標準語を喋るようになってきてました。

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記憶というのは不思議なものです。去年の誕生日のこともろくに覚えてないのに、20年前の誕生日の景色は、これといって特別なことをしたわけじゃないのに、今でもはっきりと細部まで記憶してます。20年の間のこと、友達と過ごしたこと、女と食事したこと、ダメだ、誕生日に関しては何にも覚えてない・・・

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青梅街道沿いの阿佐ヶ谷のアパートから遠く離れた相模大野駅前、その頃の相模大野駅は再開発以前で、どこにでもある普通の小田急線の駅でした。

どんな用事があったのかはわかりませんが、3年の先輩と1年の同期と私の3人で窓から電車の見える、どこにでもあるような居酒屋で、なかなか馴れないビールを飲んでいました。

ちなみにその同期は今でも付き合いがあり、東京で潜水調査の仕事をしています。私同様、どこかアウトロー的で、まっとうな社会人とは言い難い。先日、スノボーで腰の骨を折ったらしいが、「折れても大丈夫な骨だったから問題ない。さっそく今日、原発の海潜ったよ」とのこと。折れても大丈夫な骨ってあるのか?

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その頃の私の最大の関心はダイビング修行の一つである、夏休みの沖縄居候計画でした。学生は基本的に貧乏であり、スクーバダイビングをするにはやはり金がかかります。ですので約2ヶ月に及ぶ夏休みは仕事という名目でタダで潜れる沖縄離島のダイビングショップに居候する、という夢がありました。

学業に関しては入学した時点で一切放棄(入ったもの勝ち?)してましたので、青春の全てを海に賭けてました。もし、青春を山に賭けた山岳部に入っていたら夏は穂高の山小屋にいただろうし、イタリアン目指すならシチリアに行ってたろうし・・・彼女はいないし、とにかく時間はたくさんありました。

ところで大学の一年に及ぶ一般教養科目ってなんなんでしょう?なんで大学に入ってジャージに着替えて体育しないといけないの?なんでわかりきった日本史を勉強するの? 全くのムダです。あれじゃ学業放棄やむなし。

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「座間味のビーチでお客さん用のカレーを一日中作ってたら日焼けでカラダ真っ黒さ。全ての体毛は金髪になるし、手の甲は真っ黒、手の平は真っ白、まるでカレイの体色のようだったよ」

「潮が引くとさ、海面からサンゴが浮き出るんだ。こんな景色信じられるか?」

「普段はボートで沖に行ってもお客さんの世話係りでなかなか潜れないけど、そんときはさ、お前も潜れって言われたんだよ。でも潜るつもりしてなかったから潜水道具がなくてさ、でもこんなチャンスそうないからタンクにレギュレーターだけつけて、それをメッシュバッグに入れて海に飛び込んだね。その姿、お客さんから受けたね!」

私と同期、眼を丸くして先輩の武勇を聞き入ってました。まさに門前の小僧の丁稚奉公状態の学生バイト。その姿に無茶苦茶憧れました。実際、学生バイトは現地オーナーに「デッチ」と呼ばれてました。

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西表、久米、宮古、座間味にするか、伊豆の三宅か八丈か、いろいろな情報を聞いては驚くことばかり。航空会社の眩しい女性の水着姿の沖縄ポスターじゃない、本当の沖縄、懐深く単身で飛びこまないとわからい世界が知りたい。お客さんじゃなくてお客さんを迎える立場になりたい。そんなことばかり考えてました。

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そろそろ終電が近づき、勘定するとき先輩に、「今日はご馳走様でした」と言おうとしたとき、

「あっ、金持ってきてねぇーや、今日はワリカンな」

これにも驚きました。3年生が1年生と飲みにいき、ワリカンだと言われるの。後にも先にもたった1回の貴重な体験でした。その先輩のレジ前での照れ笑い、まるで昨日のことのように覚えてます。

その照れ隠しか、駅の切符売り場で、

「この切符やるよ、記念に取っとけよ。平成2年2月22日、ゾロ目でしかも戸井の誕生日だ。次に2が揃うのは20年後だな。」

その切符はアッという間に失くしましたが、その記憶だけは失くしていません。これといって特別なことでない、普通の一日でしたがその景色にチリが積もらず、当時から比べて15キロ太り、20年という時間が流れたのに、いまだに後頭部の隅っこで光を放つのは何故なんでしょう。不思議なものです。

まだ大学1年、卒業するまでの時間はまるでアラスカ大陸のように広く、ましてや20年後だなんてホントに訪れるの? と思うくらい永遠を感じました。そしてまもなくその20年後がやってきます。光陰矢のごとし。ただただ驚くやら呆れるやら・・人生は思ってたより速いスピードで流れてるようです。

2010年2月14日

妄想食堂大盛況感謝多謝!!

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30名以上のご参加をいただいた゛旅する妄想食堂゛。会場となる「ぎんのくら」にはキッチンと呼べるような空間がないこと、火元は家庭用ガスコンロが2口しかないこと、作業台がないこと、から考えてほとんど自邸で仕込んでのお料理となります。

ご近所さんや兄貴のお嫁さんなどのお力を借りて、前日からトコトン仕込みます。

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料理も中間・期末テストも同じです。事前準備の徹底が一番大事なこと。本番前に成功か失敗かは決まってます。

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長机と座布団は橋立集会場からお借りしてきました。テーブルクロスとランチョンマットを敷けばグッと品が上ります。アットホームな感じがイイネ~。

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会場設置、料理の準備完了。スタッフ達は来客前に「いらっしゃいませ、ありがとうございました!」を大声で100回連呼。・・・ウソ・・・ 20102113 009.jpg

物販もさりげなく設置。干物に洋梨のコンポートに大根寿司。なんという組み合わせか・・・ 20102113 006.jpg

本日のおしながきです。銀座吉兆と対等に勝負できる内容だと自負しております。コストパフォーマンスでいうなら戸井鮮魚の圧倒的勝利です。 20102113 011.jpg

お客様がぞくぞくご来店! 仕込みは充分してあるので、あとはスタッフ達が盛りつけします。私はホスト役に集中します。全ての料理の写真を撮れなかったのは残念でしたが、皆様も食べたつもりでご覧になったください。

お料理の写真は風花さんのブログからもご覧になれます。

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秋友ガラス、浅蔵一華さん、西昌代さんの器に橋立の魚貝を盛り付けます。酒は持ち込みで美味しい地酒が豊富、楽しい会話と笑い声がアチコチから炸裂! 近隣にお住まいの方には私から一言お詫びと、手土産を渡して根回ししてあるので騒いでも大丈夫(?)、今晩は大いに楽しみましょう!

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正真正銘の橋立産ズワイガニです。食べやすいように全て剥いてあります。4000円の会費で何でここまでの料理が出せるか?

それはスタッフの皆さんのボランティア精神のおかげです。人件費の分を全て原価投入しています。普通の料理屋じゃ無理、ありえないことです。

自ら手を挙げて手伝ってくれた方達に支えられています。その嬉しいお気持ち、決して忘れません。生涯大事にします。

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そして甘いデサートでFin。甘いといえば・・

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妄想食堂の最中、私の紹介(追い込み漁?)でめでたくゴールインしたカップルの婚姻届に、証人としてサインしました!

平成のミツバチハッチこと戸井鮮魚からお二人へ、私の願いはただ一つ、

「登山かスキーに行くときは私も連れていくこと」

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私のブログのファンの方、戸井鮮魚のお客様、プライベートなお付き合いのある方、私と考えが似てる方、皆様とたくさんお話ができてとても嬉しく思います。

私自身もとても楽しく、ついついいただいたお酒をたくさん飲み、キッチンで料理を出しているトイママがいつブチ切れるかチョット心配してたのですが・・・、大丈夫(?)みたいでした。 20102113 020.jpg

また、皆様とお会いして楽しい時間を過ごせる次回妄想食堂を計画しています。

18時からのご参加の皆様、ゆっくりと時間を過ごせなくて申しわけなく思います。このことを次回の反省点とさせていただきます。

快く、たくさんの器をお借りすることを了承していただいた陶芸作家の皆様、このご恩は忘れません。感謝・感謝です。ありがとうございました。

柚子小町サイダー、しおサイダーのご寄付をいただきました株式会社Ante様、ありがとうございました。両方ともビックリするくらい美味しいと、とても好評でした。私もお客様とお話をしながら、ジンで割ってグビグビ飲んでました! 南加賀トップクラスの女性経営者Ante様の太っ腹に感服いたしました。

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2010年2月11日

潜水組合と加賀市役所とのコラボ

加賀市地域振興部の職員様がぜひ橋立潜水組合とお話がしたいとのこと。

なに、なに? 面白いこと? 2010211 008.jpg

橋立の地図を広げます。右上が橋立漁港、青線で囲まれているのが泉の浜と加佐の岬、黒線で囲まれてるのが樹海のような丘陵地です。

ちなみに自邸は赤い印のところ。

この広大な里山を自然公園に、里海をシーカヤック、フリーダイビング、磯の観察などの体験学習のメッカにする計画があり、そのためには橋立潜水組合のバックアップがどうしても必要だ、とのこと。

橋立潜水組合は子供のため、自然との共存のためなら喜んで協力いたします!

南加賀唯一の磯のある海岸線をもつ橋立は海洋生物の宝庫であり、その手付かずの樹海のような丘陵地は野草や昆虫の宝庫でもあります。

里海と里山との導線の近さ、温泉地からのアクセスの良さ、橋立漁港の魚や調理体験、キャンプ、釣り、海洋実習、昆虫や野鳥の観察・・・どれをとっても一流の田舎がここにはあります。夏の林間学校をすれば全国から生徒を呼べる実力は充分にあるでしょう。そのときは私の船使っていいよ。

市の職員様に潜水組合からではなく、私個人の意見を僭越ながら献上、

「里山にはラン・ウォーキング専用の、自然の景観を生かした周遊コースを作っていただきたい。アップ・ダウンの激しい、それでいてヒザにやさしいクッション性のある道が必要だ。そうすれば年間数万人訪れるという木場潟周遊コースと対等に渡り合える。木場潟が平地のコースであるのに対して、橋立はクロスカントリー的な起伏のあるコースで勝負する。

泉の浜沖でスイム、片野方面へロードバイク、里山でトレイルラン、ちょっとした鉄人レースを開催することができる。レース後は温泉と魚料理が待っている。これからの時代に適合した野性のフィールドにしていただきたい。」

市議会で検討して積極的推進を勝ち取っていただきたいものです。 微力ながら応援いたします!

 

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地図は地図でもこちらはテーブルクロスです。デンマークの海洋図、男心をくすぐります。

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雛人形はキレイだけど男心をくすぐりません。

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妄想食堂、そろそろ仕込み開始です!

2010年2月 9日

強力な助っ人 地サイダー

゛旅する妄想食堂゛に地元企業の(株)Ante様から地サイダーの寄付をいただきました。

ありがとうございます!!

゛橋立の魚貝料理を地元作家さん達の器に盛り付けて、見て楽しみ、食べて心に通じる、大人だけの食事会゛というのコンセプトに賛同していただきました。・・そう理解してよろしいですよね‥?

地元の魚、地元の作家さん、地元のお酒とくれば次に来るのは地元のサイダーしかないでしょう!?

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まずは゛柚子小町゛・・・大正ロマンを代表する芸術家、美人画で有名な竹久夢二が生涯で一番幸せな時を過ごした、金沢・湯桶温泉の天然水と柚子果汁、砂糖だけを使用した、無添加・無着色の特製サイダーです。

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お次は゛しおサイダー゛・・・江戸時代の初めから奥能登・珠洲で続けられてきた揚げ浜式製塩法で作られた希少な海水塩を使用した贅沢なサイダーです。

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2/13の旅する妄想食堂ご参加のお客様にいずれか一本プレゼントいたします! お持ち帰りではなく、「ぎんのくら」でお飲みになって、お味見の感想を聞けたら嬉しいです。

私個人としましては゛しおサイダー゛の塩加減が絶妙でいい! 登山やジョグの合間に飲むと、このほど良い塩分濃度にカラダが歓喜しそうです。

ますます楽しみになってきた、やや暴走気味の゛旅する妄想食堂゛、乞うご期待!

2010年2月 5日

ひ・と・華 咲かせよう

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猛烈に寒かった今日の゛旅する魚屋゛の道中、いつもお魚や惣菜を買っていただき、お世話になっている小松の九谷焼作家の浅蔵一華さんから嬉しい一言をいただきました。

 「私、ブログ始めてん・・・」

「マジ!? やるね~」

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一華(かずか)さんは1996年に九谷焼作家として初めてとなる文化勲章を受章した浅蔵五十吉氏(1913年生~1998年没)の孫にあたり、生まれながらにしての陶芸家になることを宿命づけられた(?)方なのです。たぶん・・・

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一つ年下の一華さん、金沢美大で工芸デザインを専攻。私は日大でダイビングを専攻。

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従来の九谷焼とは違う、一華さん独自の紋様が特徴です。飾る器というよりか、日常の生活に溶け込んでいる普段着の器です。

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一華さんの紋様は、「雪は天から送られてきた手紙である」という名句を残した加賀の偉人である雪氷学の中谷宇吉郎氏のいう雪花化石のようです。

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その紋様から、雪の結晶、雪が降った跡を思わせる、詩的で一途なロマンチズムを感じるのは私だけでしょうか?ロマンチストの愚か者を目指す私にはググッと引き寄せられる作品ばかりです。

そんな一華さんの気になるブログはコチラをクリックしてください!

2010年2月 3日

2/13(土)の゛旅する妄想食堂゛下見

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2/13(土)の夜に開催する戸井鮮魚の゛旅する妄想食堂゛、今日はその会場となる小松の「Chaka Fook ぎんのくら」で打ち合わせがありました。

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旅する妄想食堂とは゛作家さん達の器を使い、橋立港で水揚げされた魚貝料理を楽しむ゛、というコンセプトの大人のお食事会です。

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何料理というカテゴリーは特になく、あえて言うなら゛戸井鮮魚の橋立料理゛でしょうか。なるべくたくさんの種類の、そして鮮度抜群の魚貝を、少しづつ、食べていただきたいと思ってます。

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前菜

春の彩りで眩しい 白身魚のカルパッチョ

フルーツトマトを壷に見たてたミズダコのマリネ

プリプリトラエビのお造り

白身魚の天然昆布締め

ふきみそのオニギリと大根すし

温かいお料理

バイ貝のブルゴーニュ風

タラと白子のホイル焼き 春の香り添え

橋立ブイヤペース

橋立産ズワイガニの塩茹で

デザート

フルーツコンポート

コーヒー

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こんな感じのメニューでいこうと思います。海況により若干変更する場合はありますが・・・シケが続いたらどうしょう・・・胃が痛くなってきた・・・有酸素運動より減量効果のあるシケダイエット・・

残席わずかとなっております。お早めにお申し込みしていただくと嬉しいです。

 

「戸井鮮魚の旅する妄想食堂」 
   
40名様限定 完全予約制

2月13日(土) 6:00から と 7:30から の2部。

ところ : 「Chaka Fook ぎんのくら」 小松市今江町7丁目327

料金はお一人様(中学生以上) 4000円。
 

お箸で食べれるお料理ばかりですのでお気軽にお越しください。

美味しくて、楽しくて、思い出深いお食事会になるようスタッフ一同気合を入れて頑張ります!!

お酒はエビスビールと梅酒をご用意しております。ただ、日本酒やワインが飲みたくなる料理内容だと思います。ですので これぞ!というお酒の持ち込み大歓迎いたします。もちろん持ち込み料はいただきませんが、必ずハンドルキーパーや代行など利用して飲酒運転は絶対にしないようお願いいたします。
 

戸井鮮魚でご予約受付中です。(40食限定・お早めにどうぞ)
  

   電話 :0761-76-5139(私の携帯に転送されます)

  メール戸井鮮魚 <info@toisengyo.jp>


 

 

 

2010年1月31日

同甘同苦

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中国語に、同じ甘い、同じ苦しいと書いて同甘同苦という言葉があります。

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その意味は甘く楽しいときも、辛く苦しいときも一緒、ということ。

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そんな気持ちで人とお付き合いしていきたいものです。

アンタと私、同甘同苦や。これからも頼むぞ、ホントやぞ。

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人間関係のみならず、仕事に対してもその気持ちがなによりも大事なこと。

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作り手の顔が見えて、真面目で丁寧な仕事ぶり、そう、この吟醸酒のように、私もかくありたい。

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ロウソクの灯りとみんなの笑顔を肴に、そんなことをボンヤリと考えていました。ホロ酔いとハイテンションで暴言を吐いてないか、ちょっと心配だが・・・

2010年1月27日

カモシカと私

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高気圧に覆われた今日の石川、白山が゛こっちにおいでよ♪゛と誘ってます。

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誘われたら行くしかないでしょ。こんないい天気を無視できない。

水曜日の午前中のよく晴れたスキー場、高校のスキースクール生以外誰もいない。私は一人で、好きなだけ楽しみます。

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一人で寂しくないかって? 全然! 私は自然と、そして自分自身と対話してるのさ。

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白と青のコントラストが見事です。スキーを止めて見入ってしまいます。自然は見たいものの眼には顔を見せてくれますが、見たくないものにとってそれは退屈以外の何者でもない。

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圧雪されていない斜面の攻略法を本屋で立ち読みしたが、全然ダメ、臆病風が吹きまくり。でも、スリリングで面白い!

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そんなチキンハートな私をあざ笑うかのように、凛々しい野性のニホンカモシカがこちらを見つめてます。その距離約10m!

好奇心旺盛なカモシカ、逃げもせず、向かっても来ず、ただ悠々と木の芽を食べてます。

その気品のある骨格、風格でじっと見つめられたら、

惚れてまうやろー!

 

2010年1月25日

旅する妄想食堂

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海の側の丘の上にひっそり佇む戸井鮮魚は、

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店を構えていない魚屋です。そうです、旅する魚屋なんです。立地的には魚介専門のレストランをすれば確実に流行ると確信できるほど恵まれているのですが、敢えてしません。

なぜなら、私は橋立きってのWater Man、潜水漁師のため半年の間は海の中、それが終わるとズワイガニの発送シーズン、冬はシケばっかりでイマイチ、週末はスキー・・・、つまりレストラン経営するほどの時間がない。

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ごくごく一部の方のみに、食べていただいている橋立魚介料理なんですが、 2009%E5%B9%B404%E6%9C%8810%E6%97%A5_P4100073[1].jpg

今回は皆様にも食べていただきたく思います。 2009%E5%B9%B406%E6%9C%8801%E6%97%A5_P6010154[1].jpg

お隣りにお住まいの秋友ガラスさんと戸井鮮魚の料理とのコラボ企画と言いましょうか、

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予約制で定員を決めて行いたいと思います。題して、 2009%E5%B9%B406%E6%9C%8823%E6%97%A5_P6230182[1].jpg

戸井鮮魚の旅する妄想食堂

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料理内容はこれから決めますが、作家さんの器の邪魔をしないよう、橋立産の魚介にこだわり、暖かみのある料理にしようと思います。

東京など都会のギャラリーではただガラスや陶器などの作品を並べて見せるだけでなく、オープニングやその期間中の週末などに料理とのコラボを行なっているところが増えてます。その作品をいろんな角度から眺めることができる、そしてお客様を積極的に呼べるとても面白い試みだと思います。それ、パクった!

というわけで下記の日程でおこないますので、もしお時間とお金に余裕があればいらしゃってくださいませ。

料理は戸井鮮魚、ホストは秋友ガラスさん、ホステスは風花さんかふくさんでおこないます。料理が終わり次第No、1ホストの私が接待いたします。秋友さんと私、この日のために大胸筋を鍛えてます。目指せ、アバクロ!

 

「戸井鮮魚の旅する妄想食堂」 
   
40名様限定 完全予約制

2月13日(土) 6:00から と 7:30から の2部。

ところ : 「Chaka Fook ぎんのくら」 小松市今江町7丁目327

料金はお一人様(中学生以上) 4000円。
  (いらしてくださったみなさんにお食事を楽しんでいただけるように、大人の時間とさせてくださいね。)

   
ご予約は Chaka Fook まで。(40食限定・お早めにどうぞ)
  
  電話 : 0761-44-1451
  メール :
kafuku2009jp@yahoo.co.jp

 

詳しくは風花さんのブログをご覧になってくださいませ。

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2010年1月21日

夢で逢えたら

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大寒だった昨日は気温がグングン上がり、まるで春のようでした。

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雪が溶けたら何になる?

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溶けて水になるって? 

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違うね、雪が溶けたら春になるのさ。

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波は申し訳ないほど小さくスウングし、春風がそよそよと右の頬を撫でます。

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シェスタの午後のような、ステキな時間。アナタに逢えるまで眠り続けたい。

2010年1月17日

チャンスタイム!

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長かった寒波のトンネルを抜けると、そこにはスキー天国が待ってました。太陽に飢えた黒豹゛チームMt、マゾヒスト゛の血が騒ぎます。今回は福井のスキージャム勝山が舞台です。

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今からフルを走れるほどのスタミナがある、闘志溢れるアラフォー達。仕事や家庭のことなど加賀に置き去りにしてきました。今日は一日楽しみます!

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気温は氷点下、風はなし、雪質は片栗粉のようにサラサラで、踏みつけるとキュッキュッとウグイスの鳴き声のような心地いい音がします。いいんじゃない? いい年なんだから無理してケガしないようボチボチ行きますか!

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Wow!秋友ガラスさん、いきなり無茶するな~ メットもビンディングも新調して気合充分です。

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秋友さんがやる気なら、コブでもジャンプ台でも、私も骨が折れない程度の無茶をします。恐怖心はビールを飲んで誤魔化します。

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ゲレンデにはフリースタイル、アルペン、フリースキー、ショートスキー、カービング、テレマーク・・・、などなど多彩なスタイルで溢れています。

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どの板に乗るにせよ、カラダのキレが必要です。もっと筋トレしようっと・・ 2010115.jpg

それにしても今日は太ももに乳酸が溜まりまくりです。飲んでコブ滑ったからか? それとも年だからか・・・

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このところ、太陽を味方につけたチーム゛Mt、マゾヒスト゛。温泉入って帰りましょ。そして明日からまた仕事。きっちり稼いでガッツリ遊ぶ。それがとても大事なこと。

2010年1月15日

久々の大雪

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「暖冬で日本海側の雪は少ない」と予想されていた今冬ですが、

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その予想は大きく外れ、大雪となった今年の北陸。゛エルニーニョ現象になると暖冬になる傾向がある゛としたり顔で話す専門家達をあざ笑うかのようなこの寒波。

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寒い日が続きますが、来週になると今度は気温が3月下旬並みに上がるみたいです。

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暖かくなると温暖化の影響か?と騒ぎ、大雪が降ると「予想外だ」と説明し、つまり気圧の変動や海流、大気の対流活動など自然のことなど誰もわからない。わからないどころか我々人間自体もどこから来たのかもわからない。進化論で習ったあのハツカネズミみたいな哺乳類から人間に進化するなんて到底考えられない。

「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこに行くのか」

                                               ポール ゴーギャン

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2010年1月13日

馴染み深い強い寒気

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冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでいる今日の北陸。海面には幾筋もの爪で引っかいたような、白く泡立つ風の跡。

今日の未明から響く轟音のような海鳴り、黒澤明の「乱」のラストシーンの横笛のように聞こえる鋭く甲高い風の音、またいつもの大シケです。

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昨日のセリは全般的にズワイガニが大漁でした。香箱蟹は10日をもって禁漁。値も下がり、今が買いです。ただ悔しいかな、あまり注文がない・・・

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アツアツのズワイはいかが? この寒気を乗り越えたカニは旨い!

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白子ダラは買占めしたいくらい人気があります。白子は刺身でも湯がいても甘くて美味しい!

白身の肉は昆布締めでもいいし、ソテーしてもいいし、蒸してもいいし・・

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冬の宴会はタラ鍋に決定だ。

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七尾の寒ブリもいかが? 刺身で食べたい! 

 

冬の北陸はまさに食の宝石箱です。天気は抜群に悪いが、食の奥深さはおそらく世界一でしょう!

 

2010年1月11日

成人の日に思うこと

20歳の頃って何を考えて、何をしてましたか?

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船倉に氷を詰め込み、次の漁に備えます。網に魚が引っかかってますね。これもキレイに取り除きます。

 

田舎に帰省して成人式に出席しようなんて微塵も考えなかったです。

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頭上のポールに網をかけて、引っかかった魚を取ります。このことを漁師用語で゛すぐる゛といいます。

 

成人式に出席するのは大変素晴らしいことだと思います。ただ、そこで毎年恒例ニュースに流れる、ごく一部の暴れる成人男子を見ると不思議に思います。

 

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コーンを使って左右の体重移動の練習風景。加重、抜重を意識して、ホラ、ヒジが縮こまってるぞ、ストックをもっと前に構えて! なんだ、そのへっぴり腰は!

 

反体制を気取るなら、なぜ体制側の式典に参加するのかがわからない。

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叔父さんと赤ちゃん、そしてアディダスの類似品のT-シャツ゛アディドッグス゛ なんてかわいいパクリなんでしょう!こんなセンスのあるパクリは大好きです。

 

少なくともまともな20歳の男子はそんな式典には参加しないと思います。市長さんの話とか校長先生の話とかは、聞いてるだけで貧血を起こして倒れそうになります。バカな若者は好きですが、センスのないバカは大嫌いです。あのゴレンジャーのような紋付はかまを見ると胸が悪くなります。

あと、親と同伴で遊園地で式典をあげる成人式もその市政の良識を疑ってしまいます。

男子においては何をもって成人するのか、難しいところです。 

2010年1月 9日

旅する弁当屋

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寅年になって、

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昨日待ちに待った、遅れに遅れた初セリでした。戸井鮮魚もそれに合わせて仕事始めとなりました。

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今年最初の仕事はお弁当作りです。魚、肉、野菜バランスよく、原価計算無視してやりますか。

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タラが豊漁なので、

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タラのホイル焼きして、

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その上にエビフライ、鶏の唐揚げ、肉団子、ブリの照り焼きを入れましょう。ランチはフレンチ、イタリアンも魅力ですが、やはりこんなクラッシックで定番のお弁当メニューには適わない気がします。

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肉団子にデミグラスソース、エビフライにタルタルソースをかけて出来上がり。

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デザートは洋ナシのコンポート、大きすぎてフタが閉まらない。

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どうよ、オンナ心をくすぐるデザートでしょ?!

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オトコ心をくすぐる味噌汁つきだ!っていうかオトコ心をくすぐる必要はない。

たくさんのご注文ありがとうございました。感謝です!  

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2010年1月 3日

静かな雪

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年末から続く寒波は峠を越したようですが、依然として波が高い海況が続きます。

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風は弱く、波の寄せる低音が遠くに聞こえます。その波の音がかえって静けさを強調しています。

閑さや 砂にしみ入る 波の音

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潮風から自邸を守ってくれる鬱蒼とした樹木も雪化粧をしてます。石川の雪は重いから枝が折れないか心配ですが、まぁ、雪吊りするほど上品でヤワな木じゃないから大丈夫。

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することないから遅ればせながら年賀状書いて、ジム行って、本読んで寝よっと。

2010年1月 1日

お正月の戸井鮮魚

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

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しびれるような北西の強い風、ウットリして恋に落ちるくらいステキな日本海の西高東低の冬型の気圧配置。

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この写真を撮った後、暴風雨の中、帽子が飛ばされて50mくらい帽子と追いかけっこ。はたから見るとまるで雪の中を駆け回って遊んでいる子犬のようです。

今年も何かを追いながら、そして何かに追われながら、その何かがわからないまま時間ばかり過ぎるんだろうな・・・

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年末年始は戸井鮮魚にとってチャンスタイムです。紅白歌合戦もK-1も無視して仕事に打ち込みます。

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私の休みは天気と気圧配置が決めます。1・2月は悪天候が続きます。稼げる時に稼ぐのは漁師も私も同じです。

この不安定さ、ギャンブル性、ゾクゾクしてきます。

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たくさんのご注文ありがとうございました。これで何とか年を越せそうです。

今年は寅年、石川の虎(ウッズじゃないよ)を目指し日々精進です。

 

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2009年12月30日

今日の仕込み

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温泉付き、宴会付き、私のどちらかというと笑えないジョーク付き、おまけに太っ腹にも時給香箱蟹一杯で話がついたスレイヴが奮闘してくれたおかげで仕込みがはかどりました。これはオードブルの肉団子の仕込み。

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料理まで習えてよかったね!  えっ? もう二度と来ないって?!

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小松の市場は今日で市が終了。いたるところ養殖ブリだらけです。天然の寒ブリが欲しいって? 

氷見の寒ブリ㌔30.000円するけどいい?それも浜値で。8キロのブリで24万だなんて常軌を逸した値段です。

             24万あったら間違いなくロードバイクを買うね。

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キレイに捌いてお渡しします。

 

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 発送の一夜干しは赤カレイとハタハタとアジ。伊豆の下田のお宅にアジの一夜干し送るのマズイかな・・・

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ヒラメの昆布締め、香箱、一夜干し、エビのパン粉付けなどを小分けして、 1230 019.jpg

配達します。年末だろうが年始だろうが自営業者に休日などない。その覚悟がないと、とてもじゃないが勤まらない。

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日大の潜水部の同期からの注文はとても嬉しい。いくつになっても気持ちと魂は水道橋の日大あたりをグルグル廻ってるような気がします。

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今日はよく頑張りました。白ワインとカニと、私の笑えないジョークで楽しい夕食をボナペティ! 

 

 

 

2009年12月29日

仕込みDay

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年末の仕込みが続きます。昆布締め用のヒラメ。

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正月に欠かせないブリ。養殖ブリです。お造りにしたり、照り焼きにしたり、半身をそのまま売ったりします。

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天気が良くてもスキーに行ってる場合じゃない。年末年始は大荒れになりそうだから、これが今年最後の白山から昇るご来光。

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海からは蒸気が上がってます。チョー寒い! さぁ、今日は晩飯のカニづくしをエサにスレイヴを一人確保できたし、たっぷり仕込みしよう。

2009年12月23日

スズキの香草塩釜焼きなんていかが?

宴席では派手で見栄えのする料理が喜ばれます。丸ごと一匹の魚が大皿に乗った料理なんて魅力があります。

         そこで今日はスズキ一匹を使って塩釜焼きをしてみましょう。

 

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下処理したスズキのお腹にニンニクとローズマリーを入れます。

ドライハーブを適当に各種用意して、

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塩釜になる多量の塩の中に混ぜます。

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卵白も混ぜて、

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スズキを香草入りの塩で覆います。そして約170度のオーブンに40分くらい入れます。

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塩釜の表面が茶色くなったら完成の合図です。魚のおいしい食べ方は塩焼きにつきるといいますが、シンプルな香草塩釜焼きは魚の旨さと香りがストレートに伝わってくる料理です。

表面はカッチカチで中のスズキはホクホクのはず。きっと気のきいたカメリエーレがハンマーで割ってスズキを取り分けてくれることでしょう。

中のスズキはこんな感じです。 橋立に縁深いリーダーさんのクリスマス会での一コマです。ようこそご入会くださいました。これでリーダーさんも退会不可能な快楽主義のチームMt・マゾヒストの一員です。

Mt・マゾヒストの合言葉は「glory through suffering」、苦痛から得る栄光、忘れないよう胸に刻んでくださいませ♪

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2009年12月21日

寒波襲来!

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                  加佐岬灯台と吹雪と荒れる日本海、まるで演歌の世界です。

               ♪風の音が胸をゆする 泣けとばかりに あ~ぁ・・・♪

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今年の11月と12月の天気・海況は最低でした。組合長の年末の天気予想では23日から3日くらいナギが続き、その後はシケでダメなんじゃないの?とのこと。クリスマスはシケていいけど、年末はちょっと困るな・・・。 年間通して天気のことばかり心配してるような気がします。胃がチクチク痛みます。

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こんな寒い日はブイヤベースで心もカラダも温まりましょう。ヒラメのアラと香味野菜を炒めて、

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ペルノー酒がないから白ワインでフランベして、

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トマトホールと水を入れてグツグツ煮込みます。

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ある程度煮込んだら漉して、さらに煮詰めてサフラン、塩・胡椒で味つけしたらスープの完成。

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具材はブラックタイガー、ヤリイカ、タラです。甲殻類のミソが美味しさのポイントです。

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水っぽいタラは昆布で締めて、

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カルパッチョにします。ソースがなくてもいいくらい昆布の隠し味にパンチがあります。

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開いたエビのオーブン焼きです。シンプルだけど見栄えのする一皿です。

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バイ貝のブルゴーニュ風、下ごしらえしたバイ貝の中に、ニンニクパセリバターをたっぷり練り込んでオーブンで温めます。

           自由演技OKのオードブルのご注文、ありがとうございました。

 

 

2009年12月18日

刺身定食

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いい感じにシケてきた今日の泉の浜、雪が北風に煽られ真横から吹きつけます。

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こんな日はシケだからお休みと言いたいけど、カメハメハ大王じゃあるまいし、そう悠長に休んでばかりいられません。

旅する魚屋は旅を止めたらオシマイです。しっかり旅して、自宅に帰ってからはお弁当作りが待ってます。

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お弁当の内容はタラのホイル焼き、ブリの照り焼き、エビフライ、ビーフシチュー、大根寿し、煮しめ。

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お造りは香箱ガニ、カンパチ、寒ブリ、甘エビの4種盛り。

配達先は雪深い山の中の公民館、小松、加賀ならできる限り配達します。数ある飲食業者の中から戸井鮮魚を選んでいただいてありがとうございました。

 

 

2009年12月17日

いろいろな発送

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  昨晩からチラホラと雪が降ってきた石川県、陸も海も荒れた天気が続きます。

外は寒くても戸井鮮魚は朝からやる気充分で湯気でムンムンしています。シケる前にセリ落としたカニや干物の発送で大忙しです。

       今日は何を発送してるのでしょうか? ちょっと覗いてみましょう。

 

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この北風と寒さでイイ感じに干物が出来上がります。ハタハタに赤カレイにメギスに鯛に・・・全てスタンバイO・Kです。

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橋立産の甘エビ漁はカニ禁漁となる3/20以降からスタートです。これは金沢産の甘エビです。金沢の底引き船のうち数隻は、年間通してエビ漁をしてます。大変助かります!

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そして主役のカニを塩茹でします。蒸気で窓が曇り、額から汗がこぼれます。

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このズワイ一杯でカーボンのトレランポールがかる~く買えます。

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さぁ、予算に合わせて詰め合わせていきましょう。

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香箱ガニと干物と甘エビの詰め合わせです。

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こちらはご結婚されて東京にお住まいの石川出身の才女宅へ。郷愁を誘う詰め合わせ、そして東京暮らしをやめてコッチに来て田舎暮らしすれば?と説得する私のメール添えで! ちょっと余計なことをしたかな・・・

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一番蟹4杯のバラシとハタハタの干物と甘エビの詰め合わせは六本木ヒルズへGO!!

 

 

2009年12月15日

寒ブリ

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8キロの寒ブリが金沢港から入荷しました。橋立港は冬の間、定置網漁を行なっていないので残念ながら寒ブリは獲れません。湾がなく北西の強い波風をもろに受ける橋立沖での冬場の定置網漁は絶対に無理です。

        ちなみに浜の人達は橋立港以外の魚のことを゛エンジョモン゛と呼びます。

 そして私のような橋立に流れ着いた者のことを゛タビノモン゛と呼びます。どうだっていいけど・・

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夏に揚がるブリとは肉質が全く違います。夏場のブリは脂がほとんどなく、肉の色が真っ赤なのに対し、冬のブリは肉にうっすら白身かかった脂が、サシのように入っています。同じブリでも夏と冬じゃ値が違うはずです。

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ちなみにこちらが夏のブリ、体脂肪率一桁台のクリム伊達の筋肉みたい!

 

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白身魚のような肉の色ですね。脂がのってます。食べてみたいでしょ? 

 

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塩焼き、照り焼き、お好きなように♪

 

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こんな北陸チックな天気ですが、海が荒れるギリギリまで出漁してくれ! カニを頑張ってたくさん売るから、たくさん獲ってきて!

 

 

2009年12月14日

虹の泉の浜

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今日の泉の浜の様子です。ナギっぽいが沖では風がビユンビュン吹いてます。大気の状態が不安定で晴れたり雨降ったり・・・という北陸チックな、フランドル派の絵画のような陰鬱な天気が続きます。

でもそんな天気の中、こんな虹を見るとなんだか嬉しくなります。虹の架け橋といいますが、最近いろいろな方と、いろんな方向から繋がってきてるような気がします。

来年はその人達との繋がりを活かして、脳天に鮮烈な稲妻が走り抜けるような、その倦怠で濁った目を冷たいサイダーの中で洗うような、何か面白いことができそうな予感がします。

           そんな楽しい話をしながら今日は軽く一杯飲みましょう。

 

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クルマダイのカルパッチョというよりサラダです。ワインビネガー強めの無骨なドレッシングが好みです。

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料理に可愛さはいらない。欲しいのは抜群の鮮度と地方独自の食べ方。

 

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そして季節、旬を大事にした昔ながらの調理法。

 

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そして最も忌み嫌うのは食事を残すこと。週末は冷蔵庫の残りの食材をぶち込んだトマトソース鍋。そもそもブイヤベースだって貧しい漁夫の食べ方が昇華したもの。ものを粗末にしないことが根底にあります。

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自家製ルイユとチーズをふんだんにかけて召し上がれ!

 

2009年12月13日

お疲れ様の海楽丸

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放置プレイ状態だった愛艇゛海楽丸゛、冬が来る前に陸へ引き上げないといけません。お隣さんのお力を借りてボチボチやりますか! 

 

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新港から旧港へ移動します。

 

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底引き船はシケの為、休漁中です。

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旧港の奥のスロープから引き上げます。

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船首のロープを車につなぎ、地面と船の間に゛コロ゛と呼ばれている丸木をかませてゆっくり引き上げます。

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最後は人力で船を押して、所定の場所へ並べます。

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今年も大活躍した快楽主義者の海楽丸、来年4月のワカメ漁解禁までゆっくり休みな。来年も橋立沖を縦横無尽に駆け巡ろうぜ!

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4サイクル15馬力の船外機は造船所でオーバーホールをします。来年もセル一発で爆音が響くようメンテナンスをよろしくお願いいたします。

 

 

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2009年12月11日

シケる前に発送

来週は寒波がやって来るみたいです。それならシケる前に発送を終わらせないと! 1211 007.jpg

昨日の干物を発送します。シケ前にできてホント良かった!

 

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来週大シケだとわかっているから、今日のセリのカニ相場はどこまで上がるのだろうか?怖くて手がでないね。今から始まるセリが苦痛です。 1211 008.jpg

このシールも、

 

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このハンコもチャカフークさん作製です。デザイン料がいらないなんて信じられない。かふくさんのハンコを使うと運気が上がるらしいという噂があります。

 

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静かな雨が降る今日の泉の浜。週明けからシケ、そして雪、スキー道具のメンテナンスをする時期か?!

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2009年12月 8日

海と山と私

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シケが終わり、今朝6時頃に一斉に出港していった底引き船団、今日のセリ市はお休みだから、帰港は明日の夕方となります。漁師用語でいうなら、゛朝ナギの沖泊まり゛

夜明け前から一人波待ちをする孤高のサーファー、見せかけではない品性を感じます。

 

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放射冷却でかなり冷え込んだいたにもかかわらず、寒いのを覚悟で厳しい海に入り込み、その後の喜びと達成感を味わうことは簡単には真似できることではありません。

 

                  From pain comes pleasure

 

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 柴山潟の奥にそびえ立つ雄大な白山連峰、山頂の雪がしだいに下の方までおりてきました。

まもなくするとスキーシーズンの到来です。なんだかワクワクしてきます。圧雪したゲレンデと白く眩しい太陽が待ってます。時間と金が許す限り、果敢に攻めていきたいものです。

 

  ちなみに娘の小学校の担任先生はスキーの国体選手です。この冬の活躍を期待します。

 

自然相手のスポーツを愛する者にとって海と山がすぐ近くにある南加賀ほど魅力に富んだところはありません。まさに一流の田舎です。

 

苦しめば苦しむほど高い満足感を得ることができます。潜水漁でも浅場の小粒のサザエを獲っても、金にはなるけど、何にも面白くない。狙うは深場の大きいサザエ、テトラポットの奥の奥の際に貼りついているアワビ、つまり特殊な技術を必要とする潜水しか心が躍らない。美しいジャックナイフフォームでの潜水、水面でのハイパーベンチレーション・・・危険ですので真似しないでね。

 

その満足感こそが大自然が与えてくれるご褒美のようなものだと思います。その大自然が気まぐれに投げかけてくれるcharmを見過ごさず、身体で受け続けるには日々のトレーニングが必要です。

 

死ぬまで大自然と遊び続ける快楽主義者にとって筋トレは必須科目のようなものです。地位も名誉も権力も脂肪もいらない。欲しいのは苦痛から得る栄光のみ。

 

2009年12月 6日

シケの晩の宴会

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大陸から低気圧が近づいてくると、半日ほど間は波一つない静かな海況が続きます。

 

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風が゛くだり゛から゛あい゛に変わるとシケの始まりです。今日から全船休漁、お互いの船をロープで縛りしっかり固定して波・風に備えます。

 

こんなシケた週末、雨を眺めながら、溜息をつき、家の中に籠もるのは健全な肉体と精神を蝕みます。

こんな日こそ、みんな集まって、金出し合って、ズワイと香箱を山ほど喰おうか! オフザケが過ぎる宴会でもしないと、こんな海しかない、なんの刺激もない片田舎で暮らせない。

 

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香箱ガニも、

 

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ズワイガニもたくさん用意しました。これだけのカニを料理屋で食べたら、いったいいくらするんだろうか?怖くて伝票見れないね。

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フクラギのお造りも食べてね。 1205 017.jpg

地酒の双璧をなす石川の天狗舞と福井の花垣。゛両手に花゛とはこのことを言います。

 

冬の北陸の味覚の層の厚さ、実力はおそらく日本一でしょう。日本一ということは、つまり世界一ということです。

 

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ズワイのミソに、

 

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日本酒を入れます。この広大で起伏に富んだ比類なき海の果汁をすすると、なんとかこの冬を越せそうな、そんな漠然とした見えない力が湧いてきます。

 

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話は経営戦略,アスリート談義、趣味嗜好、家族と子供・・・エロ話は嫁さん達と子供達がたくさんいたので小声で・・

などなど深夜まで続きました。少子化問題やデフレ経済、南加賀からの企業撤退など私達の取り巻く環境はますます悪い方向へ流れてますが、幸いにも私達の仕事は超零細企業、つまり産業革命前の手工業と同じす。

 

人を使わず家族経営をすることにより、支出が大幅に抑えられ、駆逐艦のように戦場を猟犬のように駆け回る機敏かつ機動力のある商売をすることができます。今はそういう時代なんじゃないかと思います。店舗を構えるのも、人を雇うのも、もはやナンセンスなのかも知れません。

 

                     そして私は発見しました。

 

カニ宴会にいらっしゃった4名の奥様方は私を含め、すべて同い年だということを。そして私だけ嫁さんの名を呼び捨てにしてない(できない)ということも!

 

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2009年12月 3日

シケの前の静けさ

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エメラルドグリーンともコバルトブルーとも形容しがたい透明な海です。波一つなく、音までありません。ナーダにしてナーダ、何か重たいベールに包まれているような空気が流れています。

 

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シケる前は決まってこんな静な海になります。風は南西から吹き、やがて北風に変わります。 

 

    漁師用語でいうなら風は゛くだり゛から゛あい゛に、そしてシケの始まりです。     

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週末シケそうなので早めに発送しておきましょう。まずはカニを水攻めして〆ます。生きたまま熱湯の中に入れると身の危険を感じて、自らの手足を切る恐れがあります。そしたら贈答には使えない。チョーショック!

 

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〆てキレイに洗ったら、ゴムで足を縛り、

 

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塩茹でします。沸騰した中に入れて再沸騰してから20分くらい、大きさにもよりますがそれくらい茹でたら引き上げます。

 

茹で時間が短いと引き上げた後、カラダが紫色に変色して使い物にならなくなるし、長すぎると身が縮んで美味しくないし・・

 

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    単純な作業にも哲学があります。この哲学を学ぶには身銭を切るしかない。

 

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あら熱が取れたら、ご予算に合わせて箱詰めしていきます。

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カニの捌き方のシオリをご覧になればアナタもきっと捌けるはずです。それにしてもチラシの私のマンガチックな自画像、似てねぇー! 自称゛小粋なパリジェンヌ゛のトイママも似てねぇーな。 1203 021.jpg

ちょっとマジメに仕事しすぎたかな? オーバーワーク気味か? そろそろ悪フザケしたくなってきました。

 

山ほどカニ買って盛大にやるか! もうカニなんて見たくない、食べたくないってくらいのやってやろうか?

 

        一期一会のこの人生、何しょうぞくすんで 一期は夢ぞ ただ狂え

 

2009年12月 1日

HPリニューアル

戸井鮮魚のHPを立ち上げて3年が経ったことを契機に、内容を一部リニューアルいたしました。

 

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いきなり話のコシを折りますが、今日の泉の浜はなんてキレイなんでしょうか!

 

日本地図を広げて白山頂上と富士山頂上とを線で結ぶと、その日本海側の延長線上に泉の浜が鎮座してます。

 

ここは富士と白山の霊気が集まるパワースポットなんです。磁場がものすごく強いみたい。この群を抜いた透明度といい、花がよく育つことといい、何か特別なスポットであるということは前々から薄々気づいていました。平家の落人の幽鬼とかは・・・感じたことないけど・・・

 

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話を戻します。まずはブログのタイトルを゛橋立日記゛から橋立退屈日記゛(まだ変わってないかもしれませんが・・)と改めました。

 

理由はホントに退屈だから!ではなく私が敬愛する作家の伊丹十三氏の昭和40年に刊行された゛ヨーロッパ退屈日記゛からちょっとお借り(パクル!)しました。

 

とはいっても内容は前と同じ、妄想、不安、焦燥、自己愛、自己嫌悪、後悔、反省、、愛憎、中途半端、ナギ、シケ、料理、パクリ、解放、拘束、筋トレ、怠惰、絶対矛盾性自己同一、森羅万象において多情多恨たれ・・・・

 

などやや病的な内容ということには変わりありません。以前同様お付き合いいただけたら幸いです。

 

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新しいページの゛お魚図鑑゛は橋立港で水揚げされる魚の全てを掲載する予定です。ポケットには常にカメラを携帯してセリに臨むつもりです。こちらは私のもう一つのブログみたいなものです。コツコツとアップしていくつもりです。

 

    でもこんなこと、本来なら橋立の漁協のスタッフ達がやれよ~って感じなんですが・・

 

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あとは販売のページをマジメに作り直しました。内容は常に流動的で旬の魚をはずさないようマメに更新していくつもりです。買う、買わないはおいといて、ここも定期的に見てね。

 

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サーバー等の移動でリンクからの閲覧などができなくなっております。あと一週間くらいの間、いろいろ問題が起こるかもしれませんが、優しい目で見守ってください。私は機械オンチなのでサッパリわからず業者任せの状態です。ネットワールドさん、よろしくお願いいたします。

          前と変わっていませんが戸井鮮魚のアドレスは

                http://www.toisengyo.jp/blog/

                   です。よろしくどうぞ♪

 

 

 

 

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2009年11月30日

岬の先の妄想レストラン

  

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どこまでも広がるコバルトブルーの海の側に、その妄想レストランは存在します。

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陸からは道がなくボートでビーチから上陸して、

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 細くて、真っ暗な洞窟をくぐると、

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そこにあるのはアナタの心の中だけに存在する゛岬の先の妄想レストラン゛です。ようこそいらっしゃいました。

強い陽射しの下、白昼夢を見ているかのような、穏やかな時間をお過ごしください。

 

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今日のお客様はガチャピンと熊。

 

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甘エビ、クルマダイの昆布締め、真鯛、フクラギのお造り、

 

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甘エビと山菜のテンプラ、

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赤カレイの一夜干しを軽く炙ったもの、

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タラとヤリイカとキノコのホイル焼き、

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そしてメインの香箱ガニとメギスの南蛮漬けとシバタケの大根おろし和え、

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デザートは洋ナシのコンポートでFin。

どうでした?満足いただけましたか? 素材を生かしてアッサリと調理してありますので胃がもたれることがないと思います。

食事が終わったらビーチに戻って、もうひと泳ぎしますか? それとも走りますか? 私も付き合いますよ。

                それとも、お二人でどこかへトリップしにいきますか?

 

 

 

 

2009年11月28日

いろいろな発送

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今日の泉の浜の様子。北風がやや強く吹き、サーフィン日和の一日でした。溜まっていた発送業務がそろそろ終わりそうです。大変長らくお待たせしたお客様、ご迷惑おかけしたことをお詫びいたします。

まともな蟹は贈答用にもちいますが、ご自分で食べるものや気心の知れた方に送るカニは足折れ、足が1~2本折れたもの通称゛テンボガニ゛、で充分です。その方が大きくて安い!

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足折れのズワイガニを捌いて持ってきて! とのこと。大きくて安いカニが欲しいんですね。これ、セリで思ったより安くならないときが多いんです。なかなか神経を使います。

              上の写真をよく見ると爪が一つしかないですよね。

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これも足折れです。

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これはチョイキズです。一体、どこにキズがあるの?って感じです。

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こんなキズモノ、なかなか賢い買いだと思います。そりゃ、長く生きてるとキズの一つや二つね、ありますよね。カニのみならずアナタも私も・・・でもそのキズが何なのかわからないけど、時々、ズキズキ痛むことがありませんか?

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赤カレイの一夜干しフェチなんでしょうか? 他の干物には興味なし、だそうです。

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知人のフランス人宅には捌いた香箱ガニ、大好きなポテトサラダ、小松の和菓子で絶大な人気を誇る松葉屋の栗羊かんも一緒に発送。この栗羊かん、気を抜くとイッキ喰いする恐れがあるくらい甘さ控えめ、クリ盛り込みで、フレンチのデザート以上の旨さです。

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サラサラとフランス語でご挨拶文!? レ・アールシェフ様、お忙しい時間にお手間取らせて申し訳ございませんでした。感謝してます!それにしても汚い字だこと!小学生低学年並みだ。

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明日の宴会はきっと盛り上がることでしょう。食べる方の立場になって、その場にはいませんが、最高のもてなしをすること、それが今の私にできることです。

2009年11月23日

チャンスタイム到来か!?

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今日の泉の浜の様子です。ベタベタでナギナギの海、澄み渡る空、久しぶりのGood dayです。

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今日のセリは期待が持てそうです。

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これでカニが不漁だったらもう橋立沖にカニはいないということか?

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11月もあと一週間で終わり、漁師はあと一週間で相当の水揚げをしないと年越しできないぜ、もちろん私とて同じこと、漁師がこければ私もこける。大漁を祈る!

2009年11月19日

今日もダメ

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シケの影響で朝6時出港のいわゆる゛朝なぎ゛、沖泊まりと思いきや、夕方帰港。やっぱりシケてたみたい。

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今日のセリはご覧の通り、ダメだ、こりゃ・・・

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でも思うんです。そろそろナギが続くということを。お客様もわかってくれてます。ご希望の日に到着できないとご予約いただいてるお客様に連絡をいれると、

           「全然大丈夫よ、気にしないでね、首を長くして待ってるわ」

とのこと。ありがたいことです。愛してます。随分と気が楽になりました。

             旅する魚屋でもシケが続くことが話題になり、

「シケ続きでカニの発送ができんで、お母さん、見て見て!心労でご覧の通りガリガリになってしまったわ」

             「(無視して)来週ナギそうか?タラ持ってきて」

      わかったよ。タラでもブリでも持ってくるよ。来週はきっといいことあると思います。

2009年11月18日

一滴の光を待つ

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今日の泉の浜の様子。いぜん波高し、風強し、全船休漁。今週出漁しても品薄と連休の影響で蟹相場は確実に高値で推移します。

チャンスタイムは連休明けか?焦燥と緊迫と疲労はまだ続くのか?それともナギ続きで一滴の光を獲得することができるのか? 海のリズムに身を委ねるしかない。

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もう少しで新しいHPの打ち込みが終了します。年賀状作りくらい疲れました。早くアップして皆様にお披露目したいです。

2009年11月17日

冷たい雨

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冷たい雨、シケ続きの海、厚い雲に覆われた鉛色の空。北陸特有のどんよりした冬の天気です。

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この陰鬱な気候が北陸人特有の忍耐強さと、あか抜けない地味さを同時に育みます。

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18歳の春、上京して阿佐ヶ谷のアパートの窓際に立ち最初に感じたことは、空が抜けるように青いということ。西高東低の冬型の気圧配置なら関東は晴れ、北陸は雨か雪。この差は大きい。

シケが続くため、ご注文いただいたカニの発送ができず困ってます。こんなに長くシケが続く11月は経験がありません。昨晩、夢にまでカニがでてきました。

セリ場で全長80㎝くらいある特大ズワイガニがなぜかハンペンになっており、魚箱に詰め込まれてます。ハンペンのズワイはまずいだろ~と思ったり、いやハンペンだから食べやすいか!と思ったりして悶えている夢。

         あとは懸垂10回したらカニ一杯セリ落とせる夢、こちらは意味不明。

              いずれにせよ、早くナギ続きになってほしい。

2009年11月15日

シケの週末

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最近、ホントによくシケます。次から次へと大陸からやって来る低気圧、その度にシケ模様。日本海はまるで低気圧の墓場のようです。

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こんな日にこそ、新しいHPの打ち込みをしないといけません。HPの新しいページは出来ているんです。後は書き込むだけ。ただ、なかなかその気になれず、億劫で、腰が重く・・・、この週末でなんとかしよう。

新しいシステムは戸惑いが多く、神経と目が疲れてきます。あ~イライラしてきた。明日、担当者を質問責めにしよう。

           気分転換にちょっとジムで走って、さらに疲れてこようっと。

ただ、トコトコ走るのではなく、トレーニングに負荷をかける。つまり心肺と脚に負荷をかけないと「速く」走れない、という小出監督の言葉を信じてインターバルトレーニングに励みます。

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シケても腐らず、あせらず、悠々と構えて一杯やろうぜ。毒蛇は急がないぜ。

2009年11月13日

朝ナギ

暁闇の頃、旅する魚屋の仕込みをしてると北風に乗って船のエンジン音が聞こえてきました。

    外は冬のように寒く、北風が身を切ります。泉の浜まで様子を見に行きましょう。

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泉の浜沖で横一列に並ぶ船隊、ロシアのバルチック艦隊か? それとも真珠湾へ向かう日本海軍空母機動部隊か?

そんなわけはなく、早朝に出漁する底引き船団です。夜までシケてて、朝になり海がようやく穏やかになって出漁することを゛朝ナギ゛といいます。

通常、朝ナギの場合、その日の夕方のセリには帰港せず(漁の時間が短すぎるため)、もう一日沖で操業し翌日の夕方に帰港します。このことを゛沖泊まり゛といいます。泊まるといっても寝るわけではありません。不眠不休で仕事をやり続けます。

底引き船の若い衆、なにが辛いかっていうと二日や三日寝られない事。仕事中、寝れる場所があれば、そこが廃墟の病院の霊安室であっても、新宿歌舞伎町の学生のゲロまみれになっている゛養老の瀧゛のトイレ脇でも寝れる自信がありました。それほど眠い。

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港からでてくる船を沖で待ち、全船出揃ったらヨ~イ、ドン!で漁場へ向かいます。とても公平なルールです。

    全船、シケの影響で夕方に帰港、水揚げはごく僅か、セリに行くまでもありません。

また、週末は大シケです。ちょっとウンザリ気味です。ウツにならないよう宴会でもして気を紛らわせるか・・

あっ、今回でブログの更新600回目です。魚をセリ落とす、仕込みする、売る、包丁を研ぐ、ブログ書く、といった具合にパソコンも調理道具の一つだと思ってます。

鮮魚を扱うには几帳面さが大事です。ブログとて同じ事。内容の鮮度とわかり易さはとても大切なこと、それより大切なことは私のなにげない表現で人をキズつけないこと。誰かをキズつけてまで面白いことを書こうとは思いません。それを肝に銘じて、これからも皆様に心の癒しを与えていけたらな~と思います。

           それにしてもよく続けているよな~と自分を褒めてあげたい。

2009年11月12日

本日天気晴朗ナレドモ浪高シ

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今日の泉の浜の様子。天気は回復しましたが、強風・波浪注意報発令中、波の高さが3mあります。もちろん全船休漁です。

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昨日はもの凄いシケでした。全船、休日を返上してシケるギリギリまで漁をしてて、海が機嫌を壊す頃を見計らい、深夜に逃げるように帰港してきました。

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私のカサゴ釣りのポイントでもある一文字灯台沖がスゴイことになってます。北東の猛烈な風が吹いてます。

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シケの影響で漁の時間が短く、カニが僅かしかいません。週末までダメっぽいのでカニの値はGがかかるくらい急上昇するでしょう。

みんな、振り落とされないようシートベルトを装着のうえ、シッカリとバーを握って耐えてください。私は出る幕がないので退散します。カニのご注文をいただいてるお客様に事情を説明して次のナギまで待っていただきます。

    いいカニを得るためには忍耐が必要です。あせるな・・あせるな・・もっとひきつけろ・・・

           Patience,time,and money accommodate all things.

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2009年11月 3日

シケの晩の宴会

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シケが続きどうしょうもない日は、物憂げに、携帯から友達に電話します。

          「今晩、集合だ。料理は俺が作るから酒持ってきてくれ・・・」

        冷蔵庫にはフクラギ一箱あるから今晩は青背の魚を食べつくそうかな。

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シケ前までは定置網漁で大漁だったフクラギ、こんなに安くていいの? くらいの安値でした。まずはお造り。

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フクラギのカルパッチョ、これにピリ辛の韓国風コチジャンソースをかけます。

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ミズダコのカルパッチョ、ソースは香味野菜を刻んでワインビネガーとオリーブ油を混ぜたもの、いわゆるブラジルのシュラスコにかける゛モーリョ゛です。ソースというよりむしろサラダです。

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ブラックタイガーの開き、ハーブソルトで味付けしてます。

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メギスの一夜干し、まるまる太ったメギスです。

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大鯛のカマの塩焼き、つついてくれ。

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お隣の秋友ガラスさんのトンチャンがメチャ旨なんです。ノリピー風に言えばマンモス旨い。

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今回は高校の同級生とお隣りの秋友ガラスさん一家をお招きしての宴会です。豪雨の中、よくおいでくださいました。準備ができたかな?グラスにビールを注いで、子供はジュースか、よし、みんなとりあえず座ってくれ!

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乾杯だ。今回は男だけの濃くてエロチックな体育会系宴会はやめて、奥様達やチビッコ達も参加です。たまにはね・・遊んであげないとね・・怒られちゃうよね・・・

高校の同級生の梶井と飲むなんて20年ぶりくらいかな。ましてや高校は違ったけど鹿野ギャマと飲むのは高二のときの山中温泉のこいこい祭り以来だ。

私と梶井は2.3年のときの文系クラスでいつも一緒にいた親友でした。そもそも私達の高校、小松高校は南加賀の中ではトップクラスの進学校で男子の文系というのは、いわゆる゛理系崩れ゛みたいなもの。物理、数学がキライだから文系に行くという消去法で決めるという生徒が大多数を占めます。

だって数学の公式集を見るのが好きという者、物理の答案中の自分で公式を発見して(!)解くという離れ業をする者たちに、イヤイヤ勉強している私なんてかなう訳ないでしょ!

2年ごろから勉強に対する意欲が失せてきて、そんな仲間達が固まるようになり、そこに梶井もいて一緒に遊んでばかりいました。遊びすぎて仲良く一週間の自宅謹慎処分になったこともあったな~
あのとき、担任の先生が親の前で泣いてたけど、先生、それくらいのこと、いい年して泣くほどのことでもないよ・・と今でも思います。

そんな思い出を語りながら、卒業アルバムをめくり、指さして、

       「この子とコイツ付き合ってたの、戸井ちゃん知っとるか?」

「エ~!知らんかった、じゃあ、この子、地味系やけど金沢のマハラジャのお立ち台で踊っとったの知らんやろ~俺、ハッキリ見たぞ!」

       話が尽きないね。でも今更高校の頃の情報知ってもね・・もうとうの昔に過ぎたことだ。

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高校は違えどなんかしら縁があったギャマ、謝らなきゃならないことがある。体育祭の打ち上げに遊びにきてくれたのに、仲間に入れてあげられなくてゴメン。松高の料簡・度量の狭さを恥じます。20年以上も前のことだけど心にひっかかってたことだ。そのかわり今日はフクラギの刺身2枚いっぺんに食べる贅沢を許す?!

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僕、もう行かなきゃなんない。一人で行かなきゃないない。すぐに行かなきゃなんない。18歳の春、そんな思いでみんな故郷をあとにしました。

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そして20年後また会えて私はホントに嬉しいです。みんないろんなものを背負い込んでオッチャンになったけど、話の内容は高校生なみだった。それもとても嬉しいことだ。

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2009年11月 2日

大シケがやって来た!

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今日の昼過ぎから突然猛威を振るった今回のシケ、窓の外は轟音のような海鳴りと樹木の揺れる音、横から吹きつける雨風、魚箱が転がっちゃう・・・、大変なことになってます。

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朝までいたサーファーもさすがにこれじゃね・・・

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左から右へ、強烈なあいの風(北風)です。この力強さ、惚れ惚れします。

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港のほうも荒れ放題です。もちろん全船休漁です。

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船は四方からロープを張り、岸壁にぶつからないようにしてあります。このことを漁師用語で゛ハリをとる゛といいます。

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防波堤の向こうはまるで日露戦争中、203高地から旅順港のロシア太平洋艦隊へ撃ち込んだ28センチ重砲弾の水柱のような波が立ってます。。ずいぶん景気よく打ち込まれている様子です。

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こんな日は魚売りなんて無理です。筋トレしてマイケルの映画観て・・・、気分が腐らないよう、みんなに電話して景気よく宴会だ。

2009年10月31日

土曜日の昼下がり

一週間の仕事が終わりホッと一息つける土曜日の昼下がりは、ボサノバを聴きながらノンビリと過ごします。夕方のセリがないからとても気楽な、私のお気に入りの時間です。

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見事な秋晴れです。海から吹く、弱いあいの風(北風)が爽やかです。

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泉の浜は少しだけウネリがあります。ロングボードならこれくらいの波で遊べるのかな?

          初夏のような陽気に誘われて、港まで散歩しましょう。

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明日から寒気が入りシケてきます。2~3日は休漁かな?でもシケが蟹の解禁前で良かったです。

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宝勝丸の機関士は東京・足立区出身です。私が乗っていた頃の宝勝丸は地元民は船頭のみで、あとは東京、大阪などの混成部隊の若い衆でした。橋立出身の若い衆は今でもごく僅かです。こんな大変な仕事、誰もやりたがりませんね。

以前、関西系テレビ番組の取材ででドッキリ罰ゲーム的なノリで乗船してきた無名のお笑いコンビがいたけど、ホントに辛そうでした。強烈な船酔いで機関場の横のごう音鳴り響く寝台で死にかけた虫のように倒れつづけていました。根性ねぇーな。

シケてちょうど良かったみたい。蟹前に徹底的に船のメンテナンスができます。ちょっとの故障が水揚げ額に大きく影響します。11月の給料は最低でも100万は欲しいところです。蟹漁でコケたら底引き船に乗っている意味がない。

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話せば長くなる思い、あまり話したくない過去、そして輝かしい未来、いろんなものを詰め込んで待ちに待った解禁日を迎えます。私もたくさんカニ売るから、機関士も無理して頑張ってくれ!私達は一心同体だ。

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明日から長いシケの始まりです。さぁ、ジム行って、本読んで、寝よっと。

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2009年10月29日

カニのDM作り

        お得意様宛てにズワイガニ解禁を知らせるダイレクトメール作りです。

                  今年はどの写真を使おうかな?

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写真の配列において多少はストーリー性があったほうがいいです。まずはカニを満載した宝勝丸の着岸シーンからスタートです。

沖では魚箱の中にカニを適当に詰め込んできて荷揚げして、セリ場で一度カニを全部出してから選別します。水揚げを終えた船はすかさず新しい魚箱と氷を積んで出港、浜用語ではこのことを゛折り返し゛といいます。

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足が折れていないか、元気があるか、殻が薄くないか、柔らかくないか、キズはないか、焼けて(シミのような感じ)いないか、などなど事細かにチェックして品質の良いカニのみに産地を証明するブルータグを取り付けます。ちなみにズワイのみ、メスガニの香箱ガニにはつけません。

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大きさにより一匹入りから7入り、8入り・・と様々なサイズに選別します。一番ガニとは、一匹入りのカニで最も品質の良いものをいい、元気良くて、大きくて、ズッシリ重くて、腹が淡い飴色に輝いているもので、一匹4~5万円はザラにします。これはヒルズ族に買ってもらうしかない。

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18:30にセリ開始です。みんな注文を抱えているので必死です。予算ギリギリのところでの落としあいです。ピリピリと殺気だちます。胃が痛くなる時間、減量効果抜群です。

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セリ落としたカニはすぐに塩茹でします。鮮度が一番大事です。

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ジモッティーはズワイより香箱ガニを好みます。内子と外子はまさに北陸の冬の味です。

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あら熱が取れたらクール便で全国各地に発送します。捌き方のシオリと私の悪筆の手紙添えで・・・

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こんな感じでいいでしょう。カニを扱う業者は多いですが、私ほど底引き船荷下ろしからタグ付け、セリまで浜に密着してる魚屋はそう多くないと思います。なにせ4年前までは底引き船に乗ってカニを獲ってましたから・・

      今回はカニの時期だけ戸井鮮魚のお手伝いをしてくれる助っ人を紹介します。

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2009年10月23日

仕込みアレ・コレ

午前中わずか4~5時間の゛旅する魚屋゛ですが、その仕込みは倍ほどの時間がかります。売る魚はほとんどがキレイに下処理してありますので、奥様は手を、キッチンを汚さず調理することができます。

      今日はどんな魚の仕込みをしてるのでしょうか? ちょっと覗いてみましょう。

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小さめのタラです。冬になると全長80センチくらいのマダラが水揚げされます。マコも白子も早く食べたい。

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肉は白く透き通ってます。

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ホイルに包んでオーブンに投入すれば立派な秋のセコンドピアット ゛キノコとタラの包み焼き 富士菊醤油風味゛の完成です。

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旬じゃないスズキ、たまにハンペンみたいに肉が白いときがあります。こればっかりは捌いてみないとわかりません。これはどうかな? 

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まずまずの白身でした。薄くスライスして、アンティパストは゛ズズキとイチヂクの冷たいサラダ゛に決定だ。

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ホウボウは干物にします。

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白身で肉がコリコリと締まっています。

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小さめのウマズラハギ、エチゼンクラゲが好物です。裕福なマダムからのご注文。

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ペットの猫の食事用(エサなんていったら叱られます)のカワハギ、大きいものは血合が多いので残すみたい。このサイズ、橋立産、朝獲れにこだわる始末の悪いドラ猫です。

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マダイみたいだけど微妙に違うサコダイです。

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これも干物用です。

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脂の乗ったカマス、これも干しちゃえ。

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こちらがマダイです。サコダイとおでこのあたりが違うんだけどわかる?

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これは刺身がいいでしょ。

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5キロのブリです。

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サク、アラ、焼きもの用に捌いて東京へ発送。

       延々と続く仕込み、でも仕込みが一番大事なこと、手を抜く事はできません。

2009年10月21日

富士写ガ岳単独行登山

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シケとシケとの合間、青空を背景に稜線がクッキリ映し出された山を見るとガマンができなくなります。

白山登山をするにはさすがに時間がありません。今日(19日)、狙う山は山中温泉の奥にある゛富士写ガ岳゛です。橋立から40分ほどで到着する手頃な山です。

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午前中しか時間がないので今日は一人で登ります。トレジムのヒマラヤ登頂経験のあるコーチに、熊の爪の威力がいかにもの凄いかと講義を受けたので今日はリュックに大きめの鈴をつけていきます。

                万が一、山道で熊に出会ったらどうするの?

 村上春樹の゛ノルウェーの森゛の春の熊のくだりのように、ビロードの様な毛なみの目のくりっとした熊と抱き合ってクローバーの茂った丘の斜面をころころ転がって一日中遊ぶの? 

゛なにロマンチックなこと言ってんの? 戸井さん、熊のひと掻きであの世行きだよ・・・゛とのことです。

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坂の上の雲ならぬ坂の上の太陽、急斜面が続きます。

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ポツポツですが紅葉が始まってます。この葉っぱ、本のシオリにしたいくらいです。

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突然、目の前に広がったブナ林、前日の激しい雨でほこりをすっかり洗い流された透明な空気がブナの白さを際立たせています。まるでおとぎの国の入口のようです。

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約1時間で山頂に到着。奥にそびえる白山山頂にご注目!

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例年より3日早い初冠雪です。どの山より先に白くなり、どの山より最後まで白色が残るのが白山の名の由来らしいです。

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左上には福井の東尋坊、その横には橋立のライバル三国港があります。天皇陛下に送るズワイガニ、いわゆる献上蟹は三国港のものを使うそうです。橋立と三国の蟹の漁場は隣接していて、沖ではよく三国の底引き船を見かけたものでした。

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手前の山中温泉をはじめ、山代温泉、粟津温泉、片山津温泉がこの写真の中にあります。海の幸、山の幸、温泉、トップレベルの日本酒、色白の石川美人、これ以上何を求める? 

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下りは地面が前日の雨で濡れていて滑りやすかったです。ここで教訓、携帯用のポールはいかなる山でも持っていったほうがよい。

          ゛旅する魚屋゛でこの単独行のことをお客さんに話したところ、

「アンタ、わかってないかも知れんけど、その元気さは異常やぞ、おかしいわ!どんねーけ(正気か)?」

       お母さん、それはね・・私もね・・ウスウス気づきはじめているんだ・・

           腐るのがイヤなばかりに独楽のように回転し続けるのさ。
 

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2009年10月19日

サーフ天国

 
   風がくだり(南風)からあい(北風)に変わると泉の浜にグッドウェーブがやって来ます。

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あいの風がビュンビュンに吹いてます。なんかいい感じじゃない?

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泉の浜はサーファーの車で溢れてます。南加賀のサーファーが全て集まっているんじゃないの?

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いい波が立ってます。低気圧の通過後はチャンスタイムです。と言っても私はサーフィンしないし、シケて漁がないと困るんですが・・・

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橋立小のひと学年より人数が多いです。こんなに多いことは滅多にありません。ここは湘南か?

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一つの波に乗れるのは一人だけというルールがあるそうです。

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なんかやりたくなってきたな~ 私の家の立地ほどサーフィンにとって恵まれた場所はそうありません。

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もし、サーフィンをするならショートは難しそうだからロングボードがいいな。でもコンタクトレンズしたままじゃ辛そう。ゴーグルしてやるか? いや、変態っぽいからやめよう。

それじゃレーシック手術で視力を矯正しようか? でもちょっと怖いし、金もかかるし・・・、ロードバイクも欲しいし・・・、来月から蟹が始まりそれどころじゃなくなるし・・・、来年は初老Yearで正月から行事あるし・・・
 
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ちょっと煮詰まってきたな・・ マイグラス持って飲みに行こう。

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シケが続くのでちょっと休憩だ。東京マラソン落選したことだし、今週はカラダを休めて、また違うレースを探してエントリーしようっと。

2009年10月17日

シケ前の泉の浜

海況予報では週末はシケのようです。明日のセリはお休みになります。あさってはどうだろう?ちょっと微妙だな・・・こんなに天気がいいのにね。

            散歩がてら、泉の浜まで海の様子を見に行きましょうか?

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散歩っていっても目の前の海です。快晴ですが風が強いです。

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海に向かって立ち、背中から吹く南西の風を゛くだり゛といい、正面から吹く北風を゛あい゛と呼びます。

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今日の風は゛くだり゛です。くだりの風は陸が風避けとなり、ご覧のように波が立ちません。ちょっと見えませんが沖の方では白波とウネリで大変なことになっているでしょう。

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北風のことを゛あいの風゛と呼ぶなんて、なんだかロマンチックじゃないですか! 底引き船の若い衆だった頃、あいの風が強く吹くと嬉しかったものです。何でかって? 漁がシケの為、お休みになるからさ!

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約4年の辛かった底引き船経験だったけど、その分得るものは、私にとって、計り知れないほどです。

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驚きの漁師の生態、海の知識、、船のまかない担当、数々のケガによる整形外科でのブロック注射要求、過酷な重労働、不眠不休のエビ・ハタハタ地獄、蟹場の多額の報酬、潜水漁との出会い、セリの権利、土地・家・船の獲得、メディアからの取材、温泉での度を過ぎたコンパ遊び(?)、酸いも甘いも噛み分けた、あり余る経験は私の財産です。

宝勝丸の親方、あのとき、全てを失って途方に暮れていた私を拾ってくれてありがとうございました。

2009年10月13日

マラソン日和

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海はどこまでも静かで青く、

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白山は惜しみなく、その雄大な姿をあらわにしています。

             体育の日にふさわしい爽やかな秋晴れです。

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小松健勝マラソン10㌔コースにエントリーした私、朝から気合(気負い?)が入ります。走行中に右ヒザの痛みさえでなければ50分を切れると確信しております。

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末広競技場をスタート。最初は先頭集団に引っ張られて、ついついオーバーペースになりがちです。はやる気持ちを抑えて、太ももに乳酸を溜めないよう㌔5分のペースを維持します。

中盤はカラダのキレと相談しながら、ペース維持、または少しだけペースアップします。私と同レベルのランナーを見つけペースメーカーにするとモチベーションが上がります。㌔4分後半を目指します。

後半になると右ヒザがやはり痛みだしてきました。脳内においてランナーズハイにならずエンドルフィンが分泌せず苦しい展開です。私が苦しいときはみんなも苦しいはず。腕をよく振り、骨盤の動きを意識して一人一人、まくっていきます。

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そしてゴール!、なんとか50分切りました。タイムは去年より4分縮み、これが今のところのベストです。これ以上速く走るには2点の条件が必要。

その一、

体重をあと5キロ落とすこと。運動により筋肉をつけながら脂肪のみ落とします。だから食事制限のみに頼るダイエットは無意味。ランナーの理想体重は身長(㎝)-110らしいがこれはチョット無理だ。倒れてしまいそう。

その二、

長くゆっくり走るLSDの他にスピード練習も取り入れる。速く走る゛疾走゛とゆっくりとジョギングする緩走゛を数セット繰り返す、いわゆるインターバル走を行ない、無酸素能力を高めることが目的。最近の研究では、無酸素能力の高い人は有酸素能力も高く、両者は無関係ではないことがわかり始めてます。なるほどね。

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参加費2.000円そこそこでスタート前の極度の緊張感と、ゴール後のえもいわれぬ達成感が味わえるんだからマラソンはやめられないね。

ちなみに真ん中の女性の兄ちゃんは5キロレース40歳以上の部で優勝、タイムは17分台!ここの兄弟はみんな凄くて、弟は東京農大時代、4年連続箱根駅伝レギュラーなんです。

17分って時速18㌔、100Mを約20秒で走るペースです。ジムのランニングマシーンでこのタイムに設定して走ったら、初めの一歩でバランスを崩して転倒し顔面強打。前歯2本くらい折れ、さらにもの凄いスピードで動いているベルトに弾かれて後方に投げ飛ばされ腰を強打、ヒジ、ヒザ、頬に擦り傷ができることでしょう。

        周りの方から、「身の程知らず若造が・・・」と失笑をくらうことでしょう。

                 大変危険ですので真似しないように!

2009年10月11日

手作り結婚式

昨日は山中温泉市谷町の山荘「いちの谷村」で開かれた手作り結婚式の手作り料理全般を戸井鮮魚が担当させていただきました。

台風18号の影響で先週は゛旅する魚屋゛をお休みしてたので、この結婚式の料理の仕込みを集中してできました。ついでに明日の健勝マラソンの最後の走り込みとインターバルトレーニングもしっかりできて大満足です。

なお、式当日の仕込みの様子はコチラをご覧ください。写真がとてもキレイです。実物より旨そうに撮れてますね~

    それではお料理をテーブルに並べましょう。乾杯が終わるまで食べちゃダメね。

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゛バイ貝のオーブン焼きブルゴーニュ風゛&゛エビのポアレ・キノコとアメリケーヌソース添え゛

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メギスとハタハタの一夜干し

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゛クルミと秋のフルーツのサラダ゛&゛おいものシェパーズパイ゛

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ローストビーフ、

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゛シーフード串焼き゛&゛ラグーソース詰めトマトのオーブン焼き゛

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甘エビとクルマダイの昆布締め、

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゛柿の葉寿司゛&和のお重゛

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洋ナシのコンポート 季節のフルーツ添え、

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お子様用オードブル

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50人前、準備完了! 

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゛真鯛のハーブ塩釜割り゛が宴会のスタートの号砲となりました。総員、決起せよ!

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料理がお口に合うか心配です。給仕しながらチラチラと様子を伺います。みんないい笑顔してます。ホッと一安心です。

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余興が始まり、盛り上がってきました。奇声と歓声がアチコチで飛び交います。ここは山の中の一軒家、いくら騒いでも問題ありません。

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              「お嬢さん、写真撮ってブログにのせていい?」

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               とのことです。お嬢さん、充分かわいいよ!

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今朝の北国新聞に載っていたこの手作り結婚式、若い女性記者さん、私のこと覚えていてくれて、ブログ読んでいてくれて感謝です。そして新郎新婦様はじめ、勝光寺の住職様、ご参加していただいた皆様にも感謝です。感謝の気持ちほど尊いものはありません。みんな、ありがとう~ お幸せに!

2009年10月 9日

台風一過のGood day!

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台風が通り過ぎ、一気に静かになった今日の泉の浜の様子。

そこには20年に一度、巨大台風によって稲村に押し寄せる゛稲村ジェーン゛は現れず、北海道から千島列島で猛烈に低気圧が発達したときにオアフ島ノースショアに現れるビッグウェンズディー゛ジョーズ゛もどこえやら。拍子抜けするくらいの小さい波でした。

稲村といえば逗子のデニーズが閉店するってホントですか? 逗子は学生時代、ダイビング練習で通ってた思い出深いところ。彼女ができたらあそこに行こうと思いながらとうとう行けずじまいでした。ホントならとても悲しいな・・・

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先日、体験した吹きガラスの作品ができました。秋友さん、ありがとう!

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                    今もこの胸に夏は巡ります。

2009年10月 8日

台風通過

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早朝の橋立港、台風18号接近の影響で猛烈な風とウネリです。まるで冬場の爆弾低気圧なみです。

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泉の浜もご覧のような荒れ模様です。陸では悪者扱いされる台風ですが、海にとって台風は無くてはならないものです。台風がもたらす膨大な雨量は夏場の上がりすぎた水温を下げてくれますし、強烈なウネリは岩や海底に付着した藻や泥などをキレイに掃除してくれます。おまけに台風明けは豊漁のことが多いです。

    定期的な大シャッフルは自然界にとっても、人間界にとっても必要なことなんですね。

   外は海鳴りと暴風でうるさく、厨房はシケにもかかわらず湯気と熱気で窓ガラスが曇ってます。

                      一体、何作っとれん?

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2009年10月 7日

台風接近中

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今朝の泉の浜の様子、北風がやや強く白波が立ってます。漁は今日からロングバケーションとなり、次のセリ市は12日となります。台風18号の接近に伴い明日は小学校がお休みとなりました。子供は大喜びです。

            秋の夜は長いのでここでお魚のお話でもしましょうか?

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刺し網漁で獲れたコショウダイ。数は少ないもののたま~に揚がります。尾びれに小さい黒点がたくさんあるでしょ?これをコショウに見立てての命名です。

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白身の肉は真鯛そっくりです。

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かなり筋肉質な肉質、

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薄くスライスしてカルパッチョにしようか? それとも昆布締めがいい?

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二束三文のチビアンコウ、肝はビー玉くらいしかないし、ほとんど商品価値がありません。

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シッポだけキレイに下処理して販売。鍋でもいいし、唐揚げにしたら骨まで食べれます。

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仕込みはどこまでも続きます。洋ナシのコンポート、タマネギのみじん切り、トマトのくりぬき、ジャガイモのペースト・・・

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牛ランプ肉はショラスコにしてモーリョをかけるか、牛タタキにしてポン酢がいいか、ローストビーフにしてパンにはさむか、いずれにせよ旨そうです。

2009年10月 6日

芸術の秋

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学問を尊敬し、スポーツと芸術を愛するチーム゛マウンテンマゾヒスト゛、昨日はゆのくにの森でお仕事しているお隣りにお住まいのガラス作家の秋友さんの工房にお邪魔して、吹きガラスの体験をしてきました。なんて文化的な活動なんでしょう!

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この釜の中に液体状のガラスがあります。この釜の中の温度は約1300度、マグマなみの高温です。

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これがガラスの元です。棒の先に高温のガラスをくっ付けるのに3年の修行が必要なくらい難しいらしいです。その3年間、先輩からアホだのボケだの言われ続けるのにアナタは耐えられるか?!

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その高温のガラスに色をつけます。何色にする?

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好みの色をつけて、

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ガラスの中の気泡となる重曹をまぶしたりして、

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高温の中、ガラスを回転させながら色をなじませます。

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そしていよいよガラスの中に魂の空気を送ります。やさしく、やさしく、そうだ、easy、baby・・・

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ガラスの淵に角度をつけて、

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デコボコの模様をつけたりして、

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完成! まだガラスに触らないでね、こう見えてもまだ500度くらいあるんだって!ゆっくり冷まして手元にくるまで2日くらいかかるそうです。ちなみにこのグラスは風花さんの作品です。風花さんは来年度までに体力をつけてチーム゛マウンテンマゾヒスト゛の一員になる予定です。筋トレと有酸素運動に励んでください。

一人約20分で終了、料金は一品のみ作成で3.600円。秋友さんの優しい関西弁に癒されながらの共同作業なのでとても簡単です。世界に一つだけのマイグラス、作ってみてはいかが?ビールより日本酒、焼酎のロックが似合います。

       均整のとれていない、無骨で重みのある形、自分だけの美がそこにはあります。

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芸術の秋

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学問を尊敬し、スポーツと芸術を愛するチーム゛マウンテンマゾヒスト゛、昨日はゆのくにの森でお仕事しているお隣りにお住まいのガラス作家の秋友さんの工房にお邪魔して、吹きガラスの体験をしてきました。なんて文化的な活動なんでしょう!

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この釜の中に液体状のガラスがあります。この釜の中の温度は約1300度、マグマなみの高温です。

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これがガラスの元です。棒の先に高温のガラスをくっ付けるのに3年の修行が必要なくらい難しいらしいです。その3年間、先輩からアホだのボケだの言われ続けるのにアナタは耐えられるか?!

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その高温のガラスに色をつけます。何色にする?

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好みの色をつけて、

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ガラスの中の気泡となる重曹をまぶしたりして、

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高温の中、ガラスを回転させながら色をなじませます。

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そしていよいよガラスの中に魂の空気を送ります。やさしく、やさしく、そうだ、easy、baby・・・

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ガラスの淵に角度をつけて、

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デコボコの模様をつけたりして、

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完成! まだガラスに触らないでね、こう見えてもまだ500度くらいあるんだって!ゆっくり冷まして手元にくるまで2日くらいかかるそうです。ちなみにこのグラスは風花さんの作品です。風花さんは来年度までに体力をつけてチーム゛マウンテンマゾヒスト゛の一員になる予定です。筋トレと有酸素運動に励んでください。

一人約20分で終了、料金は一品のみ作成で3.600円。秋友さんの優しい関西弁に癒されながらの共同作業なのでとても簡単です。世界に一つだけのマイグラス、作ってみてはいかが?ビールより日本酒、焼酎のロックが似合います。

       均整のとれていない、無骨で重みのある形、自分だけの美がそこにはあります。

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2009年10月 5日

海と山

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早朝、片野海岸まで軽めのジョグ。秋から冬にかけて、北風が吹きだしてくると石川のサーフィンシーズン到来です。

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サーフィンには興味があるけど、そこまで手をつけると遊びに忙しくて仕事どころじゃなくなりそう・・・

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あれはシーカヤックか? 尼御前から片野までの海岸線は起伏に富み、まるでノルウェーのフィヨルド海岸のようです。洞窟くぐりしたり、無人のビーチに上陸してランチとシャレこんだり、シーカヤックにとっていいコースとなるでしょう。

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午前中は海で遊び(筋トレ?)、

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午後からは山へ。

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山中温泉のその奥の奥、富士写ケ岳入口のまたその奥のところにある、来週末に開かれる結婚式会場の山荘の下見に行ってきました。

        戸井鮮魚が料理全般を担当。自由演技O,Kとのこと。やっちゃうよ! 

     ケーキカット? そんな死ぬほどくだらないことやめて真鯛の塩釜割りしようぜ。

 引き出物? 名前入りの皿やコップは勘弁な、カレイとハタハタの干物がいいよ、そうしなって!

郷土料理と美味しい魚料理、お金をかけず手間をかけて、友達達とバカ騒ぎする、楽しくて手作りの結婚式にしましょうね。戸井鮮魚、やる気充分です! 

海と山

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早朝、片野海岸まで軽めのジョグ。秋から冬にかけて、北風が吹きだしてくると石川のサーフィンシーズン到来です。

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サーフィンには興味があるけど、そこまで手をつけると遊びに忙しくて仕事どころじゃなくなりそう・・・

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あれはシーカヤックか? 尼御前から片野までの海岸線は起伏に富み、まるでノルウェーのフィヨルド海岸のようです。洞窟くぐりしたり、無人のビーチに上陸してランチとシャレこんだり、シーカヤックにとっていいコースとなるでしょう。

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午前中は海で遊び(筋トレ?)、

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午後からは山へ。

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山中温泉のその奥の奥、富士写ケ岳入口のまたその奥のところにある、来週末に開かれる結婚式会場の山荘の下見に行ってきました。

        戸井鮮魚が料理全般を担当。自由演技O,Kとのこと。やっちゃうよ! 

     ケーキカット? そんな死ぬほどくだらないことやめて真鯛の塩釜割りしようぜ。

 引き出物? 名前入りの皿やコップは勘弁な、カレイとハタハタの干物がいいよ、そうしなって!

郷土料理と美味しい魚料理、お金をかけず手間をかけて、友達達とバカ騒ぎする、楽しくて手作りの結婚式にしましょうね。戸井鮮魚、やる気充分です! 

2009年10月 1日

食欲の秋

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今日の泉の浜、中途半端なシケがやっと治まりました。ナギになればまだまだ夏のようです。透明度のいい海を見ると潜りたくなります。

     今日から10月、涼しくなると食欲がでてきます。いや、真夏でも食欲あったな・・。

 ストイックに生きるという壮大な目標がありながら、こんな旨いもの食べるのをガマンできるのか?

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知り合いの熊男からいただいたシバタケ、山深い秘密の場所に生息しているとのこと。いつか熊に間違われて猟友会に射たれる可能性大です。

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山の香りがします。

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ハタハタとメギスの一夜干しです。焦げたところが香ばしいです。冷酒がいいな。

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マツタケご飯、夜の炭水化物摂取はデブになるとわかっちゃいるんだけどね・・・、食べちゃうぞ!

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時間があればジムで走ってるんですが、不思議なことに体重が増加中です。これは脂肪が増えているのではなく、筋肉が増えているとしか考えられない。

                          それとも、

登山の際の栄養の過剰摂取が原因か?菓子パン、コンビニ弁当、カップラーメン、キャラメル、ジュース、ゼリー、ハイチュウ、パウンドケーキ・・・絶対食べすぎだ。 心が緩むのか?ムチよりアメの方が多いのか? 筋肉量を落とさず脂肪のみ落とす筋トレダイエット、なかなか厳しい!

2009年9月28日

大倉岳単独トレラン

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爽やかな日曜日、トイママ達は空中テラスで橋立のお母さん連中と宴会するとのこと。ということは子供達も一緒に宴会に参加、おまけにシケの為夕方のセリがないので時間にも追われない。

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              「Nice Day!俺はまたしても自由を手に入れた!」

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リュックにカロリーメイトとバームを突っ込んで、小松のはずれにある尾小屋の大倉岳に向かいます。

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大倉岳は標高650Mで、往復約8㌔の程よいコースとなっております。天気は快晴で夏日、トレランシューズの紐をしっかり縛りスタートです。

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上りはほとけ峠、下りは大倉スキー場の斜面を通ります。

低い山なので白山のような爽やかな風はなく、小道の両脇の高い樹木により風はまったく死んで蒸し暑いです。夏の日差しがジリジリと肌を焼き、まとわりつくような汗が全身を覆います。

                   ・・・なんかツライ、歩こう・・・

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あれは閉鎖された大日スキー、もったいないです。大倉と大日が合併して巨大なゲレンデのスキー場になって欲しいですが経済的に無理か・・

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蝉の声はもうなく、聞こえてくるのは虫の鈴の音、鳥の甲高い鳴き声、トカゲの逃げるカサカサした音、アルミコップとカナビラのぶつかる金属音、枯葉を踏む足音、そして私の息づかい。

                 単独行は自分と向き合う大切な時間です。

ホームページリニューアルの内容のこと、10月の結婚式ケータリングの大きな仕事のこと、11月からはじまるズワイガニ販売のこと、マラソンのこと、トライアスロンの夢、スキーのこと、来年の初老の大掛かりな行事のこと、などなど・・フゥー・・・think,think,think,

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いろいろ考えてるうちに山頂に到着。

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大日スキー場のリフト降り場で休憩です。日陰に入ると涼しく過ごしやすいです。途中、人にもクマにもイノシシにも遭わず。穏やかな微風がやむまで、もうしばらく目を閉じてよう。

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下りましょう。ここは大倉第3リフト。大倉の中で一番の急斜面です。小学生の頃、この斜面がとても恐かったです。オッチャンになった今でも少し恐い・・

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牧歌的なこの光景、ひとたび冬が訪れれば、

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恐ろしい冬山へ豹変します。自然を侮ってはいけません。

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ファミリーゲレンデはコスモスでいっぱいです。そしてここがゴール地点です。

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家に帰ると10名くらいで宴会していたトイママ達、かなりご機嫌な様子。私を見て開口一番、

          「山走ってきたの? 好きだね~、そんなことして疲れないの?」

                「疲れた? 疲れるけどそれがどうした?」

                                    

2009年9月22日

筋肉登山

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全ての仕事が終わったシルバーウィーク中盤、チーム゛マウンテンマゾヒスト゛は道頓堀から駆けつけた私の舎弟(女性)を含め4名で白山山頂アタックに挑みました。夕方のセリがお休みなので時間に追われず気楽です。登頂前から軽いハイ状態です。

                   「俺は自由だ! フリーダム!」

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別当出合から観光新道ルートで山頂を目指します。

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またしても天気に恵まれました。ラッキーとしか言いようがない。

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汗ばむ陽気ですが、冷気を含む弱い風がなんとも気持ちイイ!

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最初の休憩地点でまずは腕立て伏せ。四大筋群の一つ、胸部トレーニングです。

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おい、舎弟、殿ケ池ヒュッテまで走るぞ!

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なにしとれん、コケんといて!

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紅葉の季節が近づいてきました。二週間前の白山とはガラリとその表情を変えてます。あと一ヶ月くらいで初冠雪らしいです。季節は足早に冬へと近づいてます。

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観光新道と砂防新道の合流地点の巨石の上で腹筋トレーニグ。

       「No gain without pain, No sweet without sweat!」

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そして一気に山頂へ! 快晴の大パノラマです。

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登頂者が神々しい山々を眺めて感激している中、

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私は2700Mの高度で黙々と背筋トレーニング。時折、石の下にいる若者グループと目が合うが、向こうが意識して視線をそらします。イカレタおっちゃんと関わり合いたくないご様子です。

              「You don‘t get something for nothing」

        「なんかあの背筋オッチャン、ブツブツ呟いてるよ・・、ダメ、見ちゃダメ!」

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帰りは砂防新道を通ります。登山者は若者からお年寄りまで幅広く、その装備はどれも立派で隙がありません。

若者やトレイルランナーの方のウェアーはどれもオシャレで機能的です。登山人口が増えていることを実感できます。健康志向の高まりの中、自転車、マラソン、トレラン、登山はこれからの娯楽のトレンドとなることでしょう。

        山頂付近でランパンとシャツで軽快に上りを走っているショートヘアの女性に、

                  「トレランですか?」 と声をかけたところ、

         「いや、私は山岳登山です。これは負荷をかけてトレーニングしてるだけ!」

と大きな声でサラリと言い、雲の上に走り抜けて行った女性ランナー。その爽やかさ、大腿部からフクラハギにかけてのしなやかで美しい筋肉、まるで野を駆け巡るカモシカのようでした。梵天丸もかくありたい。

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甚之助ヒュッテで私も負けじと負荷をかけての大腿部のトレーニング。さぁ、ここから走るぞ!

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笑いころげた白山登山、この橋を渡り終了です。セリがないからゆっくり総湯につかって帰りましょう。

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2009年9月20日

ロッコイ! ロッコイ! ロッコイ!

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ロッコイ!ロッコイ!の大合唱、笛と太鼓の音頭、小学生から青年団までのかなりのハイテンションな一団が玄関前へやって来ました。橋立の勇壮な獅子舞です。トレランシューズ一足分くらいのご祝儀を渡して演舞が始まります。

         ちなみにロッコイとは北前船の「櫓を漕げ」が起源らしいです。


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全長約7M、体高約4Mの巨大な獅子です。ちょっとした恐竜並みです。

「シーシー・・・」と唸り声をあげ、時折激しく口を開け威嚇しながら間合いを詰めてきます。さながら腹を空かせたジョーズのような凶暴さを感じます。

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絶体絶命の危機! 誰か助けて~

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そこに現れた少年達、通称゛棒ふり゛。今から獅子を退治します。この赤い花は充分なご祝儀を支払った家のみに登場。いつもより多く舞ってます。

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アクロバット的なこともします。その度に庭先は拍手と歓声が沸き立ちます。゛すごいぞ、坊主!‘

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そろそろクライマックス、弱ってきた獅子にトドメをさします。

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獅子の眉間に刀を一突き、勝負あった! 獅子はゆっくりと威厳を保ったまま、静かな撤退を始めます。

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小学校低学年から、

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大人(?)になるまでずっと続く獅子舞い行事、楽しくてしょうがないご様子です。町をあげて青年団を応援し、あり余るご祝儀で金銭的な心配もなく、思う存分張り切っている姿が清々しいです。

  屋台など一つもないお祭りですが、ここまで情熱的で献身的なお祭りを見た事がありません。

普段の薄給の辛い生活からの脱却、宿でのドンチャン騒ぎ、町民の温かい眼差し、その一点、そのひと時に全ての力をぶつけ発散する若い力は見る者を惹き付けてやみません。

獅子の最中、道端で酔いつぶれて寝ている若者を肩に担ぎ、半ば怒鳴るような声で、

           「ここで寝ていいんか! お前の祭りはここで終わるぞ!」

と叫んでいた若者の優しさと悲しさが脳裏から離れません。

               なんか、オッチャン、涙もろくなってきたな・・

2009年9月19日

橋立のお祭りスタート!

橋立町は今日からお祭りが始まりました。戸井鮮魚はオードブル作りなどで忙しくなります。

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子供用のお弁当です。ビーフストロガノフ付きの豪華弁当。カップの中の生クリームはそれっぽくみせるごまかしクリームか?

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オードブルは質より量で勝負。

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ギュッと押しこんで蓋を閉めます。

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なぜかオムライスも注文あり。

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オール橋立産お造り、アマダイの昆布締め、ヒラマサ、バショウカジキ、バイ貝、ミズダコ、甘エビ、アカイカの盛り込み。

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トイチビの舞姫。

盛りだくさんです。明日は橋立港の港祭りも同時開催。さらにヒートアップ気味の橋立界隈。目が離せないね。

2009年9月16日

歴史ジョグ

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小松健勝マラソンまで1ヵ月を切ったのでそろそろ真剣にトレーニングしないといけません。

今日は尼御前サービスエリアからスタート。源平合戦の頃、尼御前は安宅の関に向かう義経一向の足手まといになるのを恐れ、ここから飛び降りました。

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防風林を抜けると、

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安宅の関まで約12キロの長いコースの始まりです。

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片道12キロ、往復24キロを走るガッツも時間もなく、新堀川河口で篠原方面へUターン。

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南加賀は梨の産地でもあります。今が旬の食べ頃です。

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こんな軽トラのオープンカーが欲しい。運転はサングラスに上半身裸が似合います。

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篠原一帯は源平争乱の舞台「篠原古戦場」でもあります。この老松の塚は1183年、木曽義仲軍を相手に、敗走する平家軍の中、ただ一騎、踏みとどまって戦った斉藤別当実盛の「実盛塚」です。

昔々から戦争ばかりしてきてます。NHK大河の「利家とまつ」も然り、「坂の上の雲」も然り、只今誘致最中の「木曽義仲」も然り、みんな戦争の英雄達の話ばかりです。

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「神や仏はいないのか、畜生! いるなら聞け!お前らは気まぐれないたずら小僧だ! 天上の退屈しのぎに虫けらのように人を殺して喜んでいやがる! やい! 人間が泣き叫ぶのがそんなに面白いのか!」
                                          黒澤明監督 「乱」より抜粋

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「言うな! 神や仏を罵るな! 神や仏は泣いているのだ。いつの世も繰り返すこの人間の悪行、殺しあわねば生きていけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ。」     
                                          
                                           黒澤明監督 「乱」より抜粋

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人は幸せより悲しみを、安らぎよりも苦しみを追い求めているのか? もし、そうなら神や仏から見捨てられても仕方ない。

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どっぷり歴史街道につかっての妄想ジョグ、そろそろ現実に戻ろう。

2009年9月14日

鞍掛山トレッキング

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早朝の木場潟から望む白山連峰、素晴らしい晴天が続きます。ジョグして筋トレして山に行きましょう!

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今日は近場の鞍掛山に向かいます。標高477Mで山の形が馬の鞍に似ているところから鞍掛山と呼ばれています。

そういえば底引き船の若い衆だった頃、沖から目印になったのはこの特徴的な形の鞍掛山と、コマツドームの白く光る強い反射と、加賀温泉駅の西日に輝く巨大観音様でした。

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今回は4名でのトレッキングです。少しづつですがマウンテンマゾヒストの輪が広がってます(?)

           誘い文句は、「大丈夫、安心して!、絶対山道を走んないから・・・」

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おしゃべりしながら登り、あっという間に山頂到着。柴山潟の奥に日本海が広がります。

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後ろには白山がどっしりと構えてます。太陽は頭上からじりじりと照りつけ、短い影はまだ形を変える気配がありません。ツクツクボーシの幾十もの鳴き声の中、時折吹き抜ける風は秋そのもの、清潔で爽やかです。

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下りは、やっぱり、走ります。

鞍掛山頂から三童子山頂まで13㌔におよぶ゛鞍掛山・三童子スカイライン゛ は魅力があります。トレランには絶好のコースのようです。

                        次、行きますか?

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2009年9月12日

トイママ、大好きなモックンに会うの巻

昨日から加賀市でNHKドラマ「坂の上の雲」のロケがスタートしました。モックンや菅野美穂さんらの俳優が来るとのこと。

トイママはモックンの金八先生の生徒役のときからの大ファンです。モックンとならいつでも駆け落ちO・Kとのこと。こんなチャンスを逃がすわけがありません。

娘を子役のエキストラに応募して見事当選、さすが上京の際に表参道で大手芸能プロダクションからスカウトされただけのことはあります。あっ・・・親バカですみません。

準備はととのいました。学校を休ませてロケ地に向かいます。これからの写真はトイママが撮ったものです。私は゛旅する魚屋゛のため見学に行けず。尚、写真の掲載は了承済みです。商品である俳優さんさえ写さなければいいんじゃない?とのことです。

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まずはメイクをして明治時代の子供になります。

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撮影場所は大聖寺にある墓地です。正岡子規の墓参りのシーンらしいです。新しい墓石もなく、電信柱一本もない、昔のまんまの墓地があるなんて驚きです。大聖寺の懐の深さがなせる技でしょうか。

              ちなみに紅葉はセットです。季節は晩秋ですか。

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今回の役(?)どころは墓地を散歩している親子連れ、だそうです。

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いよいよ本番です。トイママはモツクンばかり探してます。

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無事撮影終了です。とても素晴らしい体験をさせていただきありがとうございました。

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モックンからの差し入れはやはり伊右衛門です。

トイママ、家に着いても興奮醒めやらぬご様子、仕事から帰った私にややロレツがまわらない口調でマシンガントーク炸裂です。

「と、と、父ちゃん、モ、モ、モッコリ、いや、モックンに会っちゃった! 軍服姿も見たし、私服も見たし、チョーカッコイイ! 最大2Mまで近づいたよ、キャア、目が合っちゃった、どうしょう~」

             よかったね、夢が叶って。もう思い残すことはないね。

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私の出番は明日日曜日です。モックン演じる秋山真之海軍参謀の戦艦「三笠」の水兵さんのエキストラで、一日中モックンと一緒です。どうだ、トイママ、羨ましいだろ?

2009年9月 8日

クライマーズハイ

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久々のチーム゛マウンテンマゾヒスト゛の合同練習は白山登頂です。トレランシューズ、ダブルストック、腰にバームを差し込んでやる気充分な私を含め3名での山頂アタック。天気は快晴、ほぼ無風、年に数回あるかないかのベストコンディションです。


              別当出合から砂防新道コースで山頂目指します。

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日差しは強く、日焼け止めクリームがないと火傷しそうなくらいの紫外線です。

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途中の甚之助ヒュッテで雲はすでに眼下に漂い、上は宇宙へ続く透明な青空が広がります。まるで天空の入口のよう!

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山の中腹の高原の向こうに南竜のキャンプ場があります。話によるとこの世のものとは思えないほどの幻想的で桃源郷的なキャンプ場らしいです。行ってみたくない? 

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湧き水゛延命水゛が冷たくて美味しい! 

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砂防新道と観光新道の合流地点の黒ボコ岩、ここから室堂までもう一息です。

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斜度が緩やかになるとRun,Run,Run!

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約3時間で室堂到着、少し休憩していよいよ山頂アタックです。

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リュックを室堂に置いて身軽な装備で山頂に臨みます。室堂から約30分で到着です。

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空はますます青く、風は驚くほど皆無です。約3000Mの高度で無風だなんてありえない!まさに神様からのBig Kissです。

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Woo!なんて壮大な景色なんでしょう! 日本アルプスの著名な山々の頂が雲の上に突き出ています。深呼吸ひとつ、両手を合わせて唱えます。 

                 「下界のすべての煩悩よ、成仏せよ・・・」

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中央やや左の尖がってる山は゛槍ケ岳゛、

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正面には゛乗鞍岳゛、

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眼下には室堂。参りました。凄すぎです。

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夕方のセリのことを考えると、山頂であまりゆっくりもしてられません。ガスってきたしそろそろ下山しましょう。

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ヒザへの負担を減らすためポールを使い、重心移動を意識して、なるべくブレーキのかからないフォームで歩きます。後傾姿勢になると足への負担が多く、ヒザに鈍痛と震えを感じます。

ラスト1キロ、時間的にみても登りの方はいないと判断し、ここから思いっきり走ることにしました。


脳内でエンドルフィンが分泌、カラダ中に波のような力が湧いてきました。やっときたか・・・゛クライマーズハイ゛

細い山道を黒豹のように疾走します。チョー気持ちいい! ヒザの痛みも疲労も全く感じません。前のめりの転倒は1回だけ・・・、ちょっと危ないよ、ヘタすりゃ死ぬよ、オッチャン・・

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下りは約2時間、いつものように帰りは白峰の総湯でマッタリして、18:30のセリ市にはギリギリセーフ、時間にいつも追われている感あり。

さらに練習の強度をあげるチーム゛マウンテンマゾヒスト゛。来週のさらなるハードなトレーニングに期待します。

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2009年9月 6日

イベントが多い9月

9月はお祭り、結婚式、発表会などなど、イベントの多い月です。昨日は通常の゛旅する魚屋゛の他にお弁当、オードブル、お造り、発送、と盛りだくさんな一日となりました。ありがたいことです。

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栗ごはんにサワラと甘エビのホイル焼き、エビフライ・・などなど入ったお弁当です。栗ごはんなんて秋を感じますね。

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お造りのお魚は、フクラギ、真鯛、アカイカ、ミズダコ、甘エビのオール橋立産です。

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オードブルの皿の蓋が締まらないくらいたくさん入ってます。若者向け、ボリューム重視です。

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発送のお魚は、赤イカ、甘エビ、マトウダイの昆布締め、ハタハタとメッキダイの一夜干しです。

なんとか時間に間に合って良かったです。さぁ、これで仕事終了、酒でも飲んで土曜の夜はパラダイス!、といきたいところですが、

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白山登山や10月の小松健勝マラソンのことを考えると、今の私に必要なのはLSD、長い距離をゆっくり走るトレーニングです。

            年をとればそれだけ楽でズルイ生き方をしてしまいがちです。

怠惰な時間を過ごしている時、適当に仕事をやりすごそうとしている時、甘えたトレーニングをしている時、私の心に棲みついている、もう一人のストイックな私がダメな自分に対して肩越しにどなります。

          「おまえ、それでいいのか」   「おまえはなんなんだ!」

そんな厳しいお叱りや緊張感が欲しいが為に、自分のカラダを苛める大会や登山に挑戦している気がします。

         男はそうやって自分自身の弱いところを戒めているのだと思います。

2009年9月 4日

旅する魚屋

底引き漁が解禁となり、魚が豊富に手に入るようになりとても助かります。さて、深夜から厨房がなにやら賑やかです。魚の骨を断ち切る音、グリル、オーブンはフル稼働、鍋からはお湯がグツグツと湧いてます。ずいぶんと景気がいい様子、仕込み中のようですね。

           今日の旅する魚屋の仕込みをちょっと覗いてみましょう。

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今日のお刺身の魚はマトウダイです。

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白身で身が締まっていてとても美味しい魚です。サクにしてパック詰め。

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ミズダコは塩でもんでヌメリを取り塩茹でします。刺身でどうぞ。

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赤カレイは塩焼き、煮付けがオススメです。身が厚く、食べ応えがあります。一夜干しもいいな~

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ジャンボハタハタです。この時期ってハタハタいたのかな?あまり覚えてないけど意外とたくさん獲れてます。

カレイもハタハタも他のいかなるものも、丁寧に下処理して売りますのでキッチンを汚すことはありません。安心してお料理してください。そしてたくさん魚を食べてくださいね。

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今日の焼き魚はイワシです。

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ちょっと小さいハタハタの一夜干しです。

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サワラのパン粉づけは人気があります。

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甘エビ400匹も売れるかな? ちょっと心配です。

お惣菜も魚同様、たくさん作っていきます。働く女性に人気があります。こちらもちょっと覗いてみましょう。

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゛豚バラ肉のデミグラス煮込み゛  数時間、コトコトと煮込んだ肉はとても柔らかいです。

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゛アッシ・パルマンティエ゛  フレンチか?! ちょっとやり過ぎの感あり。ほくほくしたジャガイモのピュレとひき肉のコンビは、ベストコラボなんじゃない? 熱くして召し上がってください。

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仕込みの最中、底引き船のペラにロープが絡まったという連絡を受ける。急いでエプロンを剥ぎ取り、ウェットスーツに着替えて、重機を背負い潜水作業。作業終了後、また仕込み・・・なんて働き者なんでしょう。
                 
                      たくさん売れますように・・・

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2009年9月 2日

底引き漁解禁!

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昨日の夕方、魚を満載した底引き船が続々と帰ってました。

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以前、私が乗っていた宝勝丸は大漁でしょうか? 

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     「エビと赤カレイ、結構獲れたよ。でも沖はやんちゃナギや。ゲロ吐いちゃったよ・・」

そうでしょう。お隣りの三国港はシケのため休んだくらいだから・・・、でも解禁初日に休むなんて信じられない。橋立はお隣りの三国と金沢がシケ模様で休んだなら、喜んで沖に行きます。だってその分、値がいいからね。

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甘エビの赤色はすぐ悪くなるので、急いでダイハチ車に積んでセリ場へ運びます。

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今日は高値がつくでしょう。

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18:30よりセリ市開始です。どれもこれも高値です。ちょっとくらい(?)高くても初物は人気があります。食欲の秋、楽しみな季節の始まりです。

橋立港で水揚げされる、いろいろな魚を皆様に紹介するページを只今作製中です。もう一つのブログみたいな感じになりそうかな。お楽しみにしててください。あと、全く機能してない販売のページもリニューアル中です。ネットワールドさん、よろしくお願いいたします。

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刺身でパクッと、頭のミソのところもすすってね。

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2009年8月31日

世界の名もなき漁村の散歩

風は相変わらず強く、海はシケ模様。夕方のセリはお休みとなりました。今晩から待ちに待った底引き漁解禁ですが・・・沖行くかな? 休みかな?

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仕込みも筋トレも終わって日が暮れるまで少し時間があるから、ちょっとだけ一緒に海辺の散歩をしましょう。

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カラフルな漁師の網小屋ですね。一人につき一棟、ここで破れた網を直したり、ロープを繋げたり、切ったりして漁の仕掛けを作ります。

           誰かいますね。仕事の最中だけど、ちょっと覗いてみましょう。

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         「ハーイ、ベンおじさん、精がでるね。昨晩のアナゴ漁はどうだった?」

 「nothing、全然ダメ、無だ、ナーダであり、さらなるナーダ、天にましますわれらのナーダ、願わくはナーダをあがめさせたまえ・・・」

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アーネストおじさんが船でアナゴを捌いてますね。今夜の夕食はアナゴのムニエル? シチュー?

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               「最高よ、俺はいつだって気分はいいぜ」

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いかがでした? 世界の名もなき漁村の散歩シリーズ。漁村フェチにはたまらないシリーズとなるでしょう。今回は戸井鮮魚国際部営業主任である姉のチッチがデンマークでふと目にした漁村の風景でした。次はどこの港のリサーチがあるのでしょうか。非常に楽しみです。

                Bueno、hasta la vuelta!

2009年8月30日

男の手料理

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北風が強くシケ気味の天気が続きます。海は青から暗い鉛色に変わり、これから始まる長い冬の序曲のように沈痛な表情を浮かべています。虚脱感、ぼんやりとした憂鬱が全身を覆います。

          こんなときは景気よく飲むことにしてます。物憂げに電話をかけます。

           「今晩、集合だ。俺が料理を作るから、酒をもってくるように・・」 

        魚が全然ないから肉中心の料理です。金もないので安い鶏肉がいいね。

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゛カチョカバロとトマトと茗荷のサラダ゛  焼いたカチョカバロがなんとも香ばしい。

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゛エビとアンチョビのパスタ゛  フィレのアンチョビを大胆に使い、ちょっと濃い味付け、パンチのある一皿です。そもそも女、子供に食べさせるわけではなく、大人の男が食べるもの。薄い味付けは遠慮願いたい。

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゛ココナッツカレー゛  スープのようなサラサラしたカレーです。私はトロミがあるよりサラサラしたカレーの方が好みです。学生の頃、親戚のモルジブ人(!)が作ってくれた黄色くて激辛で激旨の、スープのようなカレーの味が未だに忘れられません。でも耳鳴りがするほど辛かった・・・

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゛鶏肉のハーブ塩包み゛ 多種のハーブを混ぜあわせた塩で、ニンニクをすり込んだ鶏肉を包みます。オーブンで40分くらい焼いたら出来上がり。

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その包丁、無茶苦茶切れるので気をつけてね。肉は塊りで、ワイルドに食べたいものです。

        肉は骨に近いほど旨く、食事は大地に近いほど旨い。  モンゴルの諺(たぶん・・)

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パンまで焼いたマメな私。シェフというより主夫の素質あり。

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゛福井の大野のトンチャン゛ 秋友ガラスさんの差し入れです。ニラとキャベツがイイ仕事してます。この一鍋だけでも充分なくらいのご馳走です。ありがとう。

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秋友ガラスさんと小松駅前の花の屋さんの男3人での濃密で危険でエロチックな体育会系飲み会の始まりです。夏の間の忙しさが通り過ぎ、やっと一息つけた御三方。話は仕事や経営のこと、家庭のこと、そしていつものように・・・エロ話へと流れていきます。部屋のドアをしっかり閉めて、声が漏れないようにしないと・・・大変なことになるね!

和やかなバカ話が延々と深夜まで続きます。おいしい料理と酒、心地よい音楽、とろけるような時間がこの疲れたアラフォー達を癒してくれます。たまには女・子供抜きもいいもんだ! 

    男だけの濃密で危険でエロチックな体育会系飲み会はこれからもまだまだ続きます。

            

         

2009年8月27日

日本名城伝

父のトイジジ、兄のトイット、姉のチッチ、そして妄想家の私、戸井家はみんな建築好きファミリーです。今回の夏の旅はそんな建築好きの好奇心を刺激するエキサイティング(?)な城・寺院巡りです。

 ディズニーランド? ジブリの森? 問題外です。日本の文化・歴史を学びたいなら西へ向かえ!

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世界文化遺産であり、国宝でもある姫路城、種類は平山城、築城者 池田輝政、歴代城主 池田・本多・松平・榊原・酒井といった徳川の重臣達。いかに政治的に重要な城だったかを物語ります。

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壮大にして繊細、豪放にして絢爛、別名白鷺城。その女性を思わせる美しい名前のせいでしょうか、女性の出入りにまつわる話の多い城です。まずは秀吉の妾姫路殿、池田輝政夫人督姫、千姫、高尾、将軍家斉の娘喜代姫・・・

秀吉が主君信長から命をうけ、中国の毛利氏攻略の基点となった城でもあります。上月城攻略、三木城攻略、出石城攻略、鳥取城攻略、そして高松城水攻めの最中に運命の本能寺の変が起こります。

               「明日出陣すべきにつき、家中にふれを出せい」

いわゆる゛秀吉の中国大返し゛の軍略は姫路城の風呂の中で定まりました。今ある金と米のすべてを部下に分配させ、

「この戦、籠城するつもりはない故、城に兵糧の用意はいらぬ。足軽、弓鉄砲の者共の妻子に、せめてはせんじ茶をゆるゆると飲ませたい」 と言い放ち、

また城の留守居らに、万一自分が光秀との合戦に敗れたなら、必ず討死するゆえ、自分の母も、妻も、全部刺し殺して、城は建物一軒ものこらず焼き払えと命じました。

秀吉の高揚した赤ら顔、天下一の大音声、立ったまま食べる湯漬け、アドレナリン大放出、男盛り46歳の大ばくち、男が男であった時代、ロマンです。そこにはロマンがあります。

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ここにもアドレナリン大放出男発見! 「一番槍・・ブツブツ・・」 なにか呟いてます。

              Please don‘t go up ! 

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続いては、四国最大の規模、21棟の重要文化財をもつ愛媛の松山城にひとっ飛び。種類は平山城、築城者 加藤嘉明、 歴代城主 加藤・蒲生・松平。

加藤嘉明は賤ケ岳七本槍の一人として名を馳せた武将です。秀吉の天下取り、関が原の戦い、大阪の陣など常に第一線で活躍。武勇ばかりではなく、築城や城下町建設などでも力量を発揮、それに付け加え、時代の流れをつかむ政治家としてのセンスも抜群、つまり名将なんです。

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松山城は姫路城と並ぶ典型的な連立天守をもち、慶長期の様式を引き継ぐ、わが国最後の完全な城郭建築です。

       山の上の松山城、マッチ箱ような路面電車、ヤナギが揺れる道後温泉。

夏目漱石も、正岡子規も、秋山兄弟も、高校の頃の伊丹十三もみんな見てた景色を共有できて感激です。

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晩酌の暴飲暴食より、ジョグを選ぶ私。いつからそんな芸風になったのか? 

            夕立や カメラ片手に 走る人           ロマンチストの愚か者  

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瀬戸内、中国、四国はなんて高水準な文化なんでしょう!今まで東京ばかり目が行っていた自分が恥ずかしい。

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まだまだ見たいところがたくさんあります。直島の地中美術館、鳥取砂丘、小豆島のオリーブ畑・・・

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人生は遍路なり・・・、あまり意味はわからないが、そういうことらしいです。 焦らず、急がず、ボチボチいきますか。

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念願だった甲冑コスプレ! 

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したいこと全てしちゃった・・・ 誰のための旅行?? 金が尽きたところで旅行終了。また仕事頑張ろうね。      


      

  
     

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2009年8月16日

Groovin'

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Groovin' on a Sunday afternoon                      チョーナギナギのNice day!

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Really could't get away too soon             年間通してたぶん今日がベストの海水浴日和

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I can't imagine anything that's better                           甘エビの塩炊き

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The world is ours whenever we're together                   甘エビと岩ガキの塩焼き

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There ain't a place I'd like to be instead of                      メッキダイの塩焼き

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We'll keep on spendin' sunny days this way                          岩ガキフライ

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We'll gonna talk and laugh our time away                          調味料かけ過ぎ

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I feel it comin' closer day by day                        肉はレア以外考えられない

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Life would be ecstasy                                        柿の葉寿司

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You and me endlessly                               ビーチは砂がついて苦手?
                                       
                                                「Groovin’」     
           

2009年8月14日

お盆は稼ぎ時

潜水漁の盆前4日ナギが終われば、次のビッグウェーブはお盆のオードブルとお造りの仕事です。

盆前のセリは全ての魚介の値が高騰します。セリ落とすのに勇気がいる金額になりますが、言い換えればそれだけの需要があるということ。ガツガツセリ落とし、モリモリ仕込みしようっと!

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スズキは昆布締めにするか、普通の刺身にするか、高すぎるのでポアレにすることはないな。

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サワラはオードブルのフライにしようっと。

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イワシは3枚におろして、シソロールフライに、

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アマダイとメッキダイとアジは一夜干しに、

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サザエと、

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岩ガキは刺身でいこう。

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スズキ、アカイカ、甘エビ、フクラギ、岩ガキ、サザエのお造り。

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エビフライ、手羽先、イワシ紫蘇ロールフライ、サワラのフライ、焼きサバの色づけ、肉団子、鳥のから揚げ、以上7品のオードブル。岩ガキフライを入れるスペースがなかったのが残念。

明日15日まで仕事、採算なんてどうでもいい。大切な日に、大切な方と囲む食卓の料理に戸井鮮魚を選んでくださってホントに嬉しいです。

2009年8月 4日

Water Manの休日

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車で30分くらいの福井県にある大きな屋外プールで子供と水遊び。ビキニ姿のキャバクラ風女の子、ホストくずれのイケメン男子、弛んだカラダの親子連れ、人種が違うパワフル系関西弁集団、オジイ、オバア、ネンネ・・・たくさんのお客さんで賑わってました。

                    そして私は発見しました。

         競泳用水着で遊んでいるのは、私と小学生低学年だけだということを。

2009年8月 1日

夕方の釣り

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こんなナギナギの夕方の海を見たら、釣りに行くしかないでしょう!

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ポイントは一文字灯台の沖です。ここの海底は岩礁帯が広がっており、根魚の格好の棲みかとなってます。

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仕掛けは豆アジとオモリだけ。オモリを海底にチョチョンとあてて、アジが生きているようにみせます。

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釣り方はテンマ(小船)でのStop&Go作戦です。一つの根をナワバリにしている一匹を釣り上げると、エンジンを掛けて次の根に場所を移動します。その繰り返し。

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ほとんど入食い状態です。チョー面白い!

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根魚のことを、

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橋立ではひとくくりでハチメと呼んでいます。

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これは何だ?

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1時間くらいでこの釣果、大きいものだけキープ、小さいものはリリースします。もっと賢くなるんやぞ!

都会と違って娯楽はないけど海がある橋立。これがなかなか気難しく容易に人を近づけたりはしないのですが、たまに海の方から心を開いてくれたりします。

      7月はシケばっかりの異常気象で散々だったけど8月はどうなんだろうか?

サラリーマンと違って休みはカレンダーで決まるのではなく、天気図と気圧配置で決まる我々の仕事。来週からの晴れマークに期待します。

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2009年7月24日

お中元シーズン

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今が旬のスズキです。旬だからといって安いわけではなく、反対に夏場には値がつり上がります。

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白身は薄ピンク色で透明感があります。

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肉質は水っぽくなく、締まっています。柳刃包丁はすぐに錆びるので私には不向き、刺身は専らフィレッティングナイフでカットしています。最高に使い易いです。

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昆布締め60人前作ります。

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みんな、大人買いしてください。

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干物はこの時期だとアマダイ、サコダイ、メッキダイ、アジ、トビウオかな。

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北風が吹き、まるで秋の空みたいです。いったい、いつ、梅雨明けするのだろうか? 

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ナギが続けば嬉しいのですが・・・、濁りが取れず、ウネリのある悪い海況ばかりです。

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お中元と潜水のトップシーズン突入です。天気を味方につけたいです。

2009年7月22日

男の手料理

昨晩は私の部屋で飲み会をしました。子供、女は立入禁止、男だけの濃密で危険でエロな空間での酒の肴はもちろん私の手料理です。

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ブロッコリーとトマトのサラダ、煮詰めたバルサミコとオリーブオイルがドレッシングとなっています。

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スズキのカルパッチョ、今が旬のスズキです。男のイタリアンです。近頃のイタリアンやフレンチのお店は女性ありきの料理内容、ボリュームというところがいただけない。

もし、私が店をするなら女性同士の入店は不可、男性同伴なら可、食べ残し厳禁、デザートなし、愛想笑いなし、朝獲れの食材をシンプルに豪快に調理、酒は持ち込み可。 どう?流行りそう?

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野性味溢れる枝豆、

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アマダイとトビウオの塩焼き、

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アカイカとアジのお造り。ワサビより生姜がいいね。

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夏の夜はやっぱりビールでしょう!ワインは潜水漁があるから止めとこう。アホになりすぎると朝がキツイ・・・

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ボサノバのギターがBGM、なかなかいい雰囲気だ。男3人だけの飲み会、秋友ガラスの芸術家と妄想家の私、そして東京から来た、私のブログのファンで職業は医療博士の坊ちゃんで宴会スタート。


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結婚を間近にひかえている10歳年下の博士は大学を10年通った秀才です。10年ってサンプラザ中野以上の在籍年数だ。すごいね。

芸術家と妄想家はそんな博士に興味シンシンです。真面目な方をみるとからかいたくなるのはみんな同じ? 

女遊びのススメや、結婚についての罪と罰の説法、バイ○グラ以上で副作用のない錠剤や、ハゲを100%治すクスリ、バーム以上でアドレナリン大量放出の合法スポーツドリング、などなど無理難題の開発依頼をしておきました。

           これに懲りずまた遊びにきてね。今度は奥さんも一緒かな?!

2009年7月19日

大雨の海の家

雨の日が続きます。今日の白山登山は悪天候のため中止、せっかく東京から来てくれたメンバーもいるのでこれで解散というのはチョット寂しいです。ならばご近所の片野海岸の海の家で宴会しましょう!

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今、流行のゲリラ豪雨なのでしょうか? 猛烈な雨が降ってます。いたるところからミスト状の雨が海の家に入り込んできます。なかなか思い出深い宴会になりそう?!

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チビッコ達よ、大丈夫だ、雨はもう止むから何か注文しな!

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豪雨を眺めながらの酒盛りもなかなか風情があります。みんな、喋りたいことがたくさんあります。楽しい時間は瞬く間に過ぎていきます。たくさん喋って、笑ってリラクゼーションしてね! ホント、面白かったです。山は逃げないからまた今度、アタックをかけよう!

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明日の天気はどうだろうか? ナギにならないと困ります。

2009年7月17日

橋立港 夏の海産物 試食会 

今日は市役所の農林水産課からの仕事の依頼です。冬の橋立港はズワイガニ(加能蟹)という抜きんでた特産物がありますが、夏の海産物だってこんなに美味しいよ、ということをアピールしようという作戦会議の仕事です。市長を交えて地元の漁師達、農林水産課、食文化再生室などの職員総勢20数名で夏の海産物の試食会を行ないました。

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私の担当は朝獲れ鮮度抜群の岩ガキとサザエの調理です。

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今日の海況は予報に反して最高でした。シケたらどうしよう・・・と困っていたんですがホント潜れて良かった!

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岩ガキを剥かしたら橋立でもトップクラスの腕前だと自負しております。

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レモンを添えて完成。

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サザエは一度湯がいて身をとりだし、ブツ切りにて再び貝殻の中にいれてつぼ焼きにします。チマチマと手が込んでます。

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会場では刺し網漁組合の奥さん達がアマダイを使った料理をしてました。まずは塩焼き、

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お次はアマダイの南蛮漬け。

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フクラギ(ブリの子供)、アマダイ、アカイカの刺し盛りです。こんな素朴な盛り付け方が一番美味しそうです。スタイリッシュな洗練さはお呼びじゃない。欲しいのは鮮度と田舎臭さ。

      私もこの試食会に参加したかったんですがセリのため出席できず、残念・・・

市の職員の皆様、お疲れ様でした。私であれば、微力ではありますが、進んでご協力いたします。より良い方向に向かうようお互い頑張っていきましょう。

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2009年7月13日

二つの山城

今日は南西の風が強く吹いたため、潜水漁はお休みとなりました。今回は戦国フェチの私にお付き合いいただけたら幸いです。

ウインターシーズンになると二つの山城の間を通り抜け、白山麓のスキー場へと向かいます。その二つとは鳥越城と二曲(ふとげ)城です。

この二つの城が歴史の表舞台に登場するのは戦国時代の終わり頃の天正年間です。両城は織田信長の攻勢に最後まで抵抗した、白山麓の一向一揆の拠点となった城です。


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二曲城に登ってみましょう。標高は268mの山というより小高い丘といった感じです。

うっそうとした木々が生い茂り、クヌギの樹液の匂いと甲高い鳥の鳴き声が交錯してます。昨晩の雨と暖かい南西の風で握った手を広げると水滴ができるほどムシムシしています。

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山頂の本丸跡は平坦に削平してあります。大日川を挟んだ向かいの山は鳥越城です。メーヴェに乗ってちょっと行ってみましょう。

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手取・大日両川の合流地点に位置する鳥越城は丘陵先端部を利用して築かれた山城で標高は312mです。

鳥越城は天正初年頃(1570年代)に築城、天正8年(1580年)柴田勝家の猛攻により落城。計略によって討ち取った山内衆の指導者の首19を安土の信長のもとへ送りました。

その後も両者の戦闘は続き、翌年3月9日、越後の上杉景勝が信長の御馬揃出席のため大名が上洛して不在の越中へ押し寄せた際、山内衆もこれに応じて鳥越城を攻めましたが佐久間盛政に撃退されました。

天正10年、最後まで残った吉野谷の一揆衆も敗れ、生け捕りにされた300人におよぶ門徒達が磔に処せられました。ここに加賀の一向一揆は終焉を迎えました。

その後、白山麓の村々は廃村となり、以後3年間は荒地に化したそうてす。

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誰かおらぬか、開門! カイモーン!

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山頂の本丸跡です。周りの城塁は切り立った壁、そして下には空堀。もたもたしてると弓矢か鉄砲で撃ち抜かれそうです。

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大地を深くえぐりながら流れる手取川、またカヌーで遊びたいな~

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こちらは静かな大日川、鮎釣りの人がチラホラ見えます。鮎釣りには興味なし。

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柵列の隙間から二曲城の本丸を眺める。一揆衆もこうやって見ていたはず。硝煙の匂いはしないものの、頬にあたる太陽と風は今も昔も同じです。

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願わくば、黒澤明監督に鳥越城攻防の映画を撮ってほしかったです。かかれ柴田の柴田勝家、鬼玄蕃の佐久間盛政と畏怖された両氏の配役は誰にしようか? 私なら柴田は勝新太郎、佐久間は松田優作かな。

ちなみに柴田勝家は天正11年、越前北の庄で自害、享年62歳。佐久間盛政は同年、洛中引き回しのうえ、六条河原で斬首、享年31歳。

どちらが勝って、どちらが負けたのか? 野心、情念、計略、愛情、憎悪、献身、背信、死、功名、夢、現実、栄達、没落、運、不運、混沌としたカオス、パンドラの箱、すべてのものに対し南無阿弥陀仏・・・

             戦国時代ほど人々の運命があらわに見える時代はない。

                 月光に照らし出された一本の川筋のように
                                                  井上靖

2009年7月11日

スイム・ラン・バイクの休日

昨日は大シケで休市だったので、魚売りも潜水もお休みです。何して過ごそうか? 部屋に籠もりYouTubeでお宝映像を探そうか? それとも筋トレするか? 

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やっぱり筋トレが大事です。まずはスイムからスタート。ローリング、グライド、ハイエルボーを意識してゆっくり・長く泳ぎ続けます。海で泳ぐことを想定してたまにヘッドアップして前方の確認。

潜水漁がないときなど小遣い稼ぎでスイムのプライベートレッスンをしようかな? 自己流の泳ぎは効率が悪く不恰好なものです。 4種目どれでも可、1時間4.000円、やってみる? というのは冗談です。

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お次はランです。コースは自宅から片野海岸まで。緩やかで長いアッフダウンが続くなかなかシンドイコースです。加賀健勝マラソンではこの上りにやられ、リタイヤした人数知れず。

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夕暮れの片野海岸に到着。

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突然駆け出す娘、

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それにつられ、太陽に向かって数本のインターバル走する私。もうすぐで初老だけど、青春やな~

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トレーニング中の飲み物はコーラが一番美味しい!

次はバイクです。清志朗と同じ型で160万した特注品です。

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2009年7月 2日

富士山にアタックをかける?

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河口湖の奥に富士山がドッシリ構えています。天気は梅雨模様、山頂付近は残雪が多く、笠雲がまとわりつき動く気配がありません。それでも登るのか?!

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いえ、いえ、今回は橋立魚商組合の慰安旅行です。朝7:00から飲みっぱなし、夜の宴会の後はフィリピンパプで国際交流・・・、これは修行です。組合長にどこまでもついて行きます。

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橋立魚商組合のためなら一肌でも二肌でも脱ぎます。今回は加賀の広報誌に組合を代表して掲載されました。でも顔だし写真はホントは苦手、悪さできなくなる?!

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ちょっとだけ宣伝します。兄貴の建築家トイットが住宅番組「住人十色」で紹介されます。ご覧になっていただけたら嬉しいです。

          7月4日(土)15:30~16:00、MRO(北陸放送)「住人十色」

            ~光も緑もインテリア、一面ガラスの白いキューブハウス~


       40にして一児のパパとなったトイット、そして私も叔父さんになりました。参ったね・・

2009年6月30日

水深10mから標高2450mへ

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昨日の潜水漁は午前4時に出港、あたりはまだ薄暗く片山津インター付近のラブホテルの煌々とした明かりばかりが目立ちます。

その奥にそびえ立つ、薄ピンク色に染まっている白山は日本中の登山家の憧れの山です。日本三霊山の一つで最高峰の御前峰は標高2.702m。日本において2.000m超級のの高山としては最西端の山となります。

今からその白山山頂へアタックをかけます。天気は下り坂、小雨決行、残雪多ければUターン、お菓子は300円まで。

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なんとか岩ガキを獲り終えてフルスロットルで帰港。相変わらず時間に追われてます。

帰宅後、トイママは壁にもたれ腫れぼったい目を擦りながら登山の用意をしている私を眺め、

   「こんなに早く潜ってきたの? そして今から白山登るの? マジで? コイツ、アホや・・・」

      そうさ、私はマウンテンマゾヒストさ。止めるなよ、止まると腐るんだから・・・

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8時に別当出会スタート。

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観光新道ルートは最初がちょっとハード、

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今のところ、天気はうす曇でやや強い風が吹きます。なんとか持ちこたえて欲しい。

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観光新道は景色がよく、面白い地形が続きます。ワクワク!

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残雪は少なく問題なく通行できます。

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低気圧の影響でしょうか、殿ケ池避難小屋あたりから猛烈な風が吹き始めました。風に煽られてカラダがフラフラします。道幅は狭く滑落したら大怪我は免れません。ビビリながら身を狭めてゆっくり登ります。

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なんとか室堂(2.450m)へ到着。ここから山頂まであと30分くらいですが、これから天気が崩れること、強風による危険、寒さ対策の不備などにより山頂アタックを断念。

ムリして登る必要はまったくありません。怪我などして包丁を握れなくなったらトイママに張り倒されます。次だ、次の機会まで待ちましょう、隊長!

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帰りは砂防新道コース、天気は崩れて雨が降り出してきました。やや駆け足で下山します。隊長は雨にもかかわらずTシャツ1枚です。これは登山ではない、行なのか? 

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名前は覚えてませんが白山は高山植物の宝庫です。

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隊長から道すがら、白山にまつわる恐い話、神隠し的な未解決事件などもたくさん聞きました。

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霊山だけのことはあります。どんな理由かはわかりませんが、白山には二度と登らない、という登山家が少なからずいるということも。その反面、私の知り合いの方は白山登山で難病が治ったと感謝しています。白山はそんな不思議な力を持った山なんですね。

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白山周辺には日本で数少ない中生代ジュラ紀の古い地層が分布していて、日本を代表する恐竜化石の出土地でもあります。赤印のところが恐竜の足跡だそうです。

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行き3時間、帰り2時間で登山終了。帰りに白峰温泉に入ってゆっくりしても18:30のセリには充分間に合います。

加賀の自然の素晴らしさは日本でもトップクラスだと思います。このフィールドを充分楽しむためにはやはり健康でないといけません。死ぬまで遊びまくる快楽主義者にとって筋トレ、ジョグ、スイムは必須科目です。

セリが終わり、娘に今日の出来事の話をしました。

      私     「・・・・どう、父ちゃんってタフですごいやろ?」

      娘     「すごいっていうか、どちらかというと・・・アホ・・・、おやすみなさい、父ちゃん」

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2009年6月24日

空想の浜茶屋

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風が止まり、海面がオレンジ色に染まりだす夕方、そろそろ仕込みの開始です。

ここはアナタの心の中に存在する空想の浜茶屋、潮風と太陽を感じて味わう料理やビール、仲間達との弾む会話、耳に心地良い音楽、とろけるような時間。

                そんな夢のような空間にご招待いたします。

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何を作ろうかな? 橋立の食材を生かしたシンプルな料理にしましょう。妄想力を発揮して楽しんで作ります。

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パスタ、カルパッチョ、刺身、岩ガキ、海ソーメン・・・・、イタリアンから日本料理までモリモリ作ります。食べ残しは厳罰、許されません。

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前菜にブルスケッタをつまんでね。

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秋友ガラスと甘エビのお刺身。

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秋友ガラスとタコのカルパッチョ、ソースはパプリカのみじん切りにビネガーとオリーブオイルを合えたもの。

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朝獲れ岩ガキは、

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生で食べてね。海のサプリメント、元気がでて困るくらい?

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五平餅風トビウオハンバーグ、魚嫌いのお子さんもこれなら食べれるでしょう。

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岩ガキと甘エビのペペロンチーノパスタ、なんて贅沢なパスタでしょう。約3人前、イタリア料理屋で食べれば一皿3.500円はするでしょう。

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けっこうニンニクと唐辛子が効いてるだけど大丈夫みたい。たいしたチビッコだ!

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モズクっぽいけどチョット違う海ソーメン(岩ソーメン?)、名前はよくわかりませんがテトラの水際にバーコード親父のような感じで生えていたもの。食べれるのかな?! チョット冒険!

さっと湯がいてソーメンつゆでいただきました。まるで沖縄のモズクみたい。ヌルヌル系で、ツルッとした食感、まずまずのお味でした。これは非売品です。我々だけの楽しみです。

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トップリ日は暮れて周りは漆黒の闇、生ぬるい微風はやがて冷気をおびてきました。ここだけは夜空へ続くフリーウェイのような明るさです。沖からは底引き船出港のエンジン音が風にのって聞こえてきます。禁漁期まで一週間を切った底引き漁、あと少しだ、頑張れ、若い衆(乗組員)!

おいしい料理、酒、心地良い音楽、仲間と家族、そしてやりがいのある仕事、これらのことが一番大事なこと。 地位も名誉も権力も欲しくない。金力と筋力はもう少し欲しい・・・

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もうみんなオネムの時間かな? 今夜はそろそろお開きといたしましょう。

 また、気が向いたらフラッと電話して集合をかけます。それまで煮詰めて煮詰めて仕事しましょう!

                 お互いの夢が実現しますように!

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2009年6月23日

手間暇をかけるということ

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マアジより若干安いマルアジです。刺身にしても塩焼きにしても美味しい魚です。このままでも売れますが何か手を加えないと気が済みません。

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三枚におろして、中骨を取り除き、串に刺して焼きましょう。

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さらに甘いタレをつけたら気が済んだ?! ここまですると飛ぶように売れます。

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トビウオは今が旬、たくさん獲れるのでとても安いです。安いのならなおさら、手をかけてあげないと悪いような気がします。

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三枚におろして、ぶつ切りにして、

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フードプセッサーにかけます。

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ミンチにしたトビウオにゴマ、生姜、味噌、酒、塩・胡椒、炒めたタマネギ、万能ネギ、パン粉・・・などを入れて練りこみます。

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シソを貼り付けてフライパンで焼きます。

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五平餅風トビウオ団子です。手間暇かかってます。ここまでするとよく売れます。

なぜここまで手間暇をかけるのか? 答えはイタリア料理界のあるマエストロの一言が如実に物語ってます。

「料理は恋愛の如く、選定した素材に磨き(手間暇)を掛け、初めて成就する。日頃よりの精神と技術の鍛錬を怠る者に機会到来はない。」

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2009年6月14日

親は大忙し

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甘エビを満載した宝勝丸が帰ってきました。明日はお休み、若い衆達にリラックスムードが漂います。

ピースをしている彼の長女は高校生です。私より年下なのにたいしたものです。あと数年でおじいちゃんと呼ばれる可能性が少なからずあります。マジですか?!

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昨日は橋立小の運動会、全校生徒数は120人くらいです。年々減少傾向にあります。行政には加賀への企業誘致の促進を期待します。

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さすが漁師町、エビ網を使ってます。

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夜はご近所さんとバーベQ、ゆっくりと夜が更けていきます。海からは出漁の底引き船のエンジン音が風に乗って聞こえてきます。風の歌が終わるまでもう少し目を閉じてよう。

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2009年6月11日

そぞろ神の物につきて心をくるわせ・・

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今日の泉の浜の様子、静かそうですが沖では南西の風がやや強く吹いてます。定置網漁は出漁しましたが底引き船、ゴチ網船は休漁です。

今朝は少しの間激しい雨風が吹きましたが、その後は晴れ上がりアスファルトから蒸すような熱気を感じました。いよいよ夏ですね。まぁ、その前にうっとうしい梅雨がありますが・・・

6月の中旬になると思い出すのは遠い昔の沖縄のダイビング仕事のこと。遠い昔っていっても19年くらい前のこと。約2ヶ月に及ぶ夏休みを前に日大6階の部室では、いつから沖縄へ行くの? という話題が中心となってました。

仕事というか居候というか、とにかく奴隷扱いでもいいから本数を潜りダイビング技術を身に付けたいという、はやる気持ちを抑えることができなくなってきてました。私のみならずみんなが。

私の同期では、私の西表渡航を筆頭に久米、宮古、慶良間、大島、三宅、八丈、奄美とみんなバラバラの場所へ丁稚奉公(?)へ行きました。実際、現地のオーナー達は学生バイトのことをデッチと呼んでました。

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その身分はオーナー家のペット以下です。ペットにイタズラしようものなら即強制送還です。オーナーに気に入られるよう真面目に働き、時間があったら残圧のあるタンクを担ぎ、船底をタワシで磨き上げる毎日。いつしか、私に冗談を言ってくれるようになり側について働くことが多くなりました。まさに門前の小僧状態、距離感のある緊張が漂います。

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3年間通った西表の夏の沖縄バイトが未だにに心の中心にドンと構えてます。オガンの東の根のイソマグロの群れ、西のスポットの想像を絶するほどの多種のサンゴ、枝サンゴのカケラでできているバラス島での休憩、ハトマ島リーフ内での入食いルアーフィッシング、夜空はいつものミルキーウェイ、あれって雲じゃないんだ!・・・

          こんなエキサイティングな体験したらまともな社会人にはなれないね。

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   ゛そぞろ神の物につきて心をくるわせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず。゛

こんな奥の細道的な気持ち、よくわかります。夏が近づくとなんだかソワソワして、いてもたってもいられなくなりますね。

   「それでアナタは腐るのがイヤなばかりに独楽みたいに回転しつづけてるってわけね。」
                                                 
                                                  トイママ語録

2009年6月 9日

今日の旅する魚屋

夏に近づくにつれて天気が安定してナギが続く今日この頃ですが、この時期、旅する魚屋はどんな魚を売ってるのでしょうか?  

                     ちょっと覗いてみましょう。

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真鯛です。30cm前後くらいのパンサイズが扱いやすいです。

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アジを刺身にするなら大きいサイズのものがいいです。

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お客さんはサクを切るだけでOK、台所を汚しません。

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大きなヒラメは昆布締めに、

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北海道というイメージがあるホッケですが、橋立でも夏が近づくと獲れだしてきます。

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開いて一夜干しにします。

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スルメイカは安価で料理のバリエーションも豊富です。

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生でも売れますが今日は焼いて甘いタレをつけて売ります。なんかヒトヒネリ加えないと売れないんじゃないかという恐怖感がどこかしらあります。やりすぎの場合も多々あります。

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季節はずれのアンコウですがよく揚がります。冬と比べると笑っちゃうくらいの安値。

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尻尾だけ売ります。フライ、から揚げ、鍋、ソテー、淡白で上品な白身の肉だから何しても旨いです。

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8キロのブリ、これもアンコウ同様この時期とても安値です。脂がのってないけれど、母ちゃん、このブリは高タンパク低脂肪のダイエット食品みたいなもの、、そもそも脂など私達には不要やぞ、がセールストーク。

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ここまで大きいと魚というよりか肉一切れといった感じ、よく売れます。安いからね。

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塩で炊いてポン酢で食べると美味しいメギス、やはりこのまま売らずヒネリが欲しい病がでてきた・・・

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半分は開いてパン粉づけ、残り半分は一夜干しで売りましょう。メギスを開く手間を惜しまないのは橋立の魚売りでも私くらいでしょう。売れる、売れないは別として・・・

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ミズダコは塩で揉んでヌメリを取ります。

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そして塩茹でします。多かったら冷凍も可ですので持ってると便利よ。

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赤カレイはもう飽きました。今日はクチボソカレイにしました。

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真鯛と似ているがチョット違うサコダイです。大きくなっても30cmくらいで成長が止まります。ウロコとお腹を下処理してあるのでこのまま塩焼きしてね。

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これは今日の贈答品です。ノドグロ、子持ち甘エビ、ヒラメの昆布締めの詰め合わせです。浜一番の高級魚のノドグロ、このサイズ(30cm前後)で、一匹2.500円くらいします。ブルジョワ階級の魚ですね。プロレタリア階級の私などトビウオくらいでガマンしないといけません。

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ジワジワと人気がでてきた夏みかんピール、惣菜とお菓子もたくさん積んでいきます。

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新鮮な地魚を手頃な価格で提供し、ご覧のようにほとんどの魚(今日だと甘エビ以外)には手を加えてありますのでお客さんは手をキッチンを汚すことなく調理できるようにしてあります。

大人も子供も魚の小骨が大嫌い、キレイに下処理することにより付加価値が生れてきます。トロトロにお客さんを甘やかし、戸井鮮魚じゃないと魚食べれない!というのが私の狙い、イヒヒ・・・

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2009年6月 7日

多少無理をするということ

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日常の仕事は早朝から夕方のセリ終了まで延々と続き、

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週末には結婚式の二次会料理(主に安くてボリューム重視)などのイベントが入ってきたりします。

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゛旅する魚屋゛から帰ってきてもやることいっぱい。仕込み、ブログ、筋トレ、たまにPTA・・・

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日曜日にはクロスカントリー大会、寝る間を削って練習するしかないね。ストイックになり、かえってカラダを壊しそう。

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しかしレースは待ってくれません。そして今日はクロカンレース本番、アップで心拍数を上げておきスタートからゴールまでイッキに山道を疾走します。

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人からよく

     「戸井さんの生活ってのんびりしてて自然がいっぱいで羨ましいわ!」って言われます。

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のんびり? 自営業者はのんびりしてると請求書が溜まるだけ、忙しくないと生活できません。忙しいか、暇か? Dead or Alive 、の二者択一、 その中間は存在しません。暇なら即破産です。

自然がいっぱいで羨ましい? 自然、海は美しいけど厳しいよ。いつも死がつきまといます。

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マゾヒスト達の狂宴がスタートしました。人の間を縫うようにして坂道を駆け上がります。

いきなりの無酸素運動で乳酸があっという間に溜まり、足がパンパンになり息があがります。下りでは飛ぶように降りるためヒザへの負担が多く、えもいわれぬ痛みを感じます。今回は三人でのチームリレー、チーム名は゛マウンテンマゾヒスト゛、アホっぽくていいでしょ! 

軽く、死ぬかもしれないと感じてるとき、私はやっと夢中になれます。夢中になれるときが欲しくて多少無理をしてるのかもしれません。相反するサドとマゾが一つの心に同居しています。昔の偉い人はこのことを゛絶対矛盾的自己同一゛と名づけています。

でも、無理をしない人生に何の価値があるのだろうか? 植村直己氏しかり、狭間勘平ちゃんしかり、無理してる人は美しい。

2009年6月 5日

シチリアの風に吹かれて

今日の゛旅する魚屋゛でのお客さんとの会話です。

  お客さん  「戸井さんの瞳って、まるで外人みたいな色しとるんねーけ」

  私     「イタリアとのハーフよ、母ちゃん、知らんだんか。今流行りのハイブリッドやぞ。」


信じるわけないよね? 真顔でジョークを言うのは私の芸風です。イタリアは私の憧れの地、特にシチリアは必ず行ってみたい所の1つです。リュックをかついで一人旅したいな~

           そんなシチリアの夏をイメージした料理を作ってみましょう。

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アジの刺身と野菜をボールの中に入れて、塩と荒引き胡椒をふりかけます。下味をしっかりつけないとピントがぼけてしまいます。

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そこにオレンジやグレープフルーツなど柑橘系のフルーツを加えます。だんだんシチリアっぽくなってきた?

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そこにバルサミコ酢を回しかけします。フルーツとバルサミコ酢の酸味と絡みあい、その甘味が際立ちます。

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最後にEXオリーブオイルを加えてよく混ぜたら出来上がり。次は盛り付けです。

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冷たい料理のときはお皿を冷蔵庫でキンキンに冷やしおくのがポイントです。反対に暖かい料理のときは軽くオーブンで温めておきます。

オレンジのスライスと野菜をお皿に並べて、

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色とバランスを考慮して盛り付けします。こじんまりと高さをだしてふわっとナチュラルに、

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゛アジと柑橘系フルーツのサラダ バルサミコ風味゛の完成です。どう?シチリアっぽい?

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ついでに今が旬のトビウオの塩焼きもいかが? イタリアにもあるに違いない。

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これは今日の注文のお造り。トビウオの酢締め、アジ、スルメイカ、クロダイ、甘エビのオール橋立産。
ワサビと醤油が似合います。

                 ゛買出しは至福、料理は魂の救済゛    檀一雄

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2009年6月 3日

プラ・ド・ジュール

 プラ・ド・ジュール(本日のお皿)はスイス・バーゼル在中の姉のチッチから送られてきたもの。

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どこの地方の絵柄だろうか?

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プロヴァンスでもなさそうだし、

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電話で聞いたところ、アフリカの国の柄っぽくない?とのこと。

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それにしてもキレイでカワイイ小皿です。置くだけでテーブルが華やぎますね。

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どう使おうか? ソース系が似合うかな。大きな魚のグリルや子豚の丸焼きをドンとテーブルの真ん中に置き、この小皿には、ギリシアの塩、イタリアのオリーブオイル、フランスのバルサミコ酢、ブラジルのモーリョを入れましょう。飾りのセルフィーユはいらないよ。欲しいのはギリギリの火入れ。

魚・肉を取り分け、各人好きなソースをかけていただきます。お酒は牝牛の血のような赤ワインでいかがでしょうか?

こんな料理を前にすると倦怠でくすんだ心も夏空のように晴れわたり、心躍るに違いありません。

      最高の料理、最高のソース、最高の発狂へ誘う黄金の一発、ここにあり。

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2009年5月30日

新しい家族

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新しい家族ができました。コザクラインコのBuono君、オスかメスかは不明。水浴びが好きで、(酔うと?)噛み癖があり、人なつっこい、まるで私(?)のような性格です。

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                「ピアチェーレ!ボーノ君、美味しいか?」

   「チャオ、旦那、グラッツェ! とってもボーノ・ボーノよ。楽しくやろうぜ、ベル・ファボーレ!」

2009年5月26日

真昼の空の色

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空の色と秋友ガラスの色がほとんど同じの今日の泉の浜、波が申し訳なさそうにクールにスイングしています。

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               また君に恋してる いままでよりも深く

なんか下町のナポレオンいいちこのポスターみたい。

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私の右腕にはターコイズブルーのブレスレット、こちらも真昼の空の色です。

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風花さん手作りのターコイズのブレスです。

ターコイズは災いから身を守り、成功へと導くと言い伝えられています。

血を好む戦いの民として知られている、メソアメリカの古代アステカ人たちは、仮面、ナイフ、盾など相手を威嚇する道具の装飾としてターコイズの象眼をふんだんに用いました。

また、やはり好戦的で誇り高い民として歴史に名を残すネイティブアメリカンのアパッチ族たちも、お守りとしてターコイズを重用していました。

     女性っぽいイメージではない、精悍な黒豹のような石ですね。気に入りました!

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銀細工には2匹の魚が描かれてます。モンゴルの国旗にも2匹の魚が描かれていて、これは魚は決してまばたきしないということから、常に警戒を怠らないこと、目を見開いて物事に対峙すること、それと永久性を象徴しています。

古代アスタカ人、アパッチ族、蒙古の騎馬戦士たちに愛されたこのターコイズブルーのブレス、男になりたかったら買うべし。

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こちらはトイママのブレス、風花さん、ステキです。尊敬します!ありがとうございました。

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今、東京で大人気(?)の小笠原生まれの漁業従業者用サンダル、略してギョサン。これは特に人気のあるシロギョサン。丈夫一辺倒、磯ですべらない、鼻緒が抜けないところがいい。

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真夏の果実、そろそろスイカの季節です。

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2009年5月24日

透明感のある世界

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今日の橋立沖の様子、海楽丸のダンフォースのアンカーがはっきりと見えるくらいの透明度の良さです。ナギの日の海を見てるだけで心が救われる思いです。いつもありがとう。感謝してます。

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お隣りのガラス作家の秋友さんの作品も橋立の海同様の透明感があります。眺めていると海を巡る思い出が次々と浮かんできます。

葉山、大島、三宅、八丈、久米、宮古、座間味、西表、小笠原、フィジー、バリ、フィリピン・・・・・

あれは現実のことだったのか、幻だったのか、夢だったのか。時間だけが流れていきます。

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ガラスの中の気泡は私が水中で吐く息と同じ、ゆっくり静かに、キラキラ輝く水面へ吸い込まれていくようです。高熱のガラスに吹き込む作品は技術、経験、偶然、そして瞬間の結晶。その気泡、その一瞬は永遠にそのまま、そこにいつまでも残ってます。

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茨城県でのガラス展、健闘を祈る!

2009年5月23日

橋立三段スペシャル

    鮮魚の地方発送は戸井鮮魚にとって大事な仕事です。今日はどんな魚を送るのでしょうか?

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ノドグロとアマダイです。どちらもトップクラスの高級魚です。

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一段目はこれで決まり。ノドグロの塩焼きなんていいね。 この大きいサイズのノドグロの塩焼きを料理屋で食べると5.000円はするでしょう。ちょっと手がでないですね。刺身で食べて、アラで味噌汁も悪くないね。

アマダイはグジとも呼ばれています。主に刺し網漁で獲れてます。大きいものはノドグロ同様手が出ないです。

私のようなプロレタリア階級は、ただ指をくわえて、右から左へ流すだけ。食べてみたいかって?なんか札束を食べてるみたいで・・・

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二段目は特大子持ち甘エビとバイ貝です。1回のセリ市で数箱しかない特大子持ち甘エビです。
初めて見る方はこの大きさに驚くことでしょう。

バイ貝は煮付けも旨いし、殻を割って刺身するとコリコリした食感が心地いいし、フレンチ風にニンニクとパセリとバターを練りこんでオーブンで焼いてもいいし、どれにするか迷います。

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三段目はハタハタの一夜干しと、真鯛の昆布締めと、干しワカメです。全て自家製の手のこんだ品ばかりです。

           オール橋立産の豪華ラインナップ、どうだ、参ったか!

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こんなご馳走が並んだ宴会にお呼ばれされたいてすね。料理屋さんでこれだけの魚を食べたら一体いくらかかるのでしょうか? 会計の伝票を見るのに勇気がいりますね。

2009年5月17日

イパネマの娘

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                  なんてキレイな娘なんだろう

                スウイグしながら海辺を歩いてゆくよ

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                 イパネマの太陽のように黄金色の肌

                  彼女の歩く姿は一遍の詩のよう

                  ここを通りすぎる誰よりも美しい

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                 ああ、なぜ僕はひとりぼっちなんだろう

                  ああ、なぜこんなに悲しいんだろう

                  あの美しい娘は僕のものじゃない

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                   ただ通り過ぎていってしまうんだ

                    彼女は知っているのだろうか

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                  彼女が通り過ぎると世界中が微笑み

                      愛の力で輝くということを

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                    シュラスコを食べ、ピンガを飲み

                         サンバで踊る

                       ボサノバで愛をささやき

                        抱き抱かれて眠る

                        ビーバ!ブラジル!
                        
                       梵天丸もかくありたい
             

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2009年5月15日

中途半端なシケ

ここ最近、中途半端なシケが続きます。今週、底引き漁は休みばっかりでしたが、定置網漁が毎日出漁したおかげでなんとか商売できました。

                  青物ばかりですがたまにはいいよね? 

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定置網で獲れるサバは体色の輝きが違います。値段はキロ単価でいうとマダイの倍はします。
それだけ価値があるということです。

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三枚におろし、多めに塩をまぶして、

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酢につけこんで、

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薄皮を剥きとるとしめ鯖の出来上がり。鮮度抜群、こりゃたまらないね!

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サワラの子供のサコ゜シです。

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これも三枚におろし小骨を抜いておきます。フライ、ポアレ、グリル、煮付け、蒸し、揚げ、淡白な白身なのでどんな料理でも合わせやすいです。売れ残ったら中華の清蒸でもしようかな。

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ブリは冬のイメージがありますが、この時期パンバン揚がります。冬と違い脂がのっていないスリムなブリです。

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ここまで大きいと魚というより肉という感じです。切り身にして売ります。とても安いですよ。

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北風が吹くとサーフ日和となります。

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夕暮れのなかのサーフトリップ、いいんじゃない? 石川の海と山と魚の実力に脱帽です。

2009年5月13日

取立山トレッキング

石川と福井の県境に位置する標高1307mの取立山にアスリート仲間達とトレッキングに行ってきました。

小松鉄人レースで優勝経験のある女性アスリートを筆頭に4名での登山、私もタイツにピチピチのTシャツと一見するとトレイルランナーです。ぬかるみのような、危険でストイックな方向に染まりつつあります。

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高低差300mくらいの初心者コースです。箱庭のように山の魅力が詰った、ワクワクするようなトレッキングのスタートです。

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夏日となり肌に紫外線が刺さります。日焼け止めクリームは必需品です。私は塗らなかったけど・・・

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キレのよいウグイスの鳴き声が響きます。手で太陽を遮り、キラキラ眩しい木洩れ日の間に小鳥を探します。

自然を楽しむなんて20代の若いときはなかなか理解できなかったこと。30代後半になってやっと自然がその美しさを、少しだけですが、見せてくれます。

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一時間くらいで取立山の頂上に到着、そして休憩。

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白山が奥にドッシリ構えてます。平年に比べて残雪が少ないらしいです。山開きは夏です。登ってみたくない?

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下りは山道というより平原の散歩のようです。筋のように雪が残ってます。

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ミズバショウの群生地付近の地面はぬかるんでいます。幾筋もの渓流がチラホラ現われてきました。

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水は清らかで美しく、顔や腕の熱を冷ましてくれます。チョー気持ちイイ!

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長く続く尾根道、歩くのもいいけど走ってもみたいし、遠い昔、ハワイ島で遊んだホースバックライドもしてみたい!子供のお脳を持った、したいことがたくさんあるもうすぐ初老の私。

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崖のような岩肌をロープをつたって降りていきます。

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私も慎重に降りていきます。いくつになっても危険な箇所というのは男心をくすぐります。

日常の怠惰と憂鬱を打ち破るのは、男を男にするのは危機と遊びしかない、というニーチェの言葉はまさに名言です。

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崖を降りると突然、視界に大滝が現われます。夏には滝つぼで泳いでみたいですがマムシ天国のようなので近寄らない方がいいみたいです。この大滝は山の神の領域なのでしょうか。

3時間くらいで終了、初心者向きですがとても内容の濃いコースです。これからがベストシーズンです。
白峰のキレイになった総湯で一風呂浴びてマッタリしても夕方のセリにはしっかり間に合いました。

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2009年5月11日

トイットの内見会

トイットは私の兄貴であり建築家でもあります。名前は建一郎、健康の健ではなく建築の建の一文字からわかる通り、生まれながらにして建築家になる宿命がありました。いわゆる建築バカ、建築以外のことは全くの無知、たぶんイチローや松坂の存在や豚インフルエンザのことや東京マラソンのことも知らないんじゃないかな? そんなトイットが設計した内灘の家の内見会に行ってまいりました。

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この家の最大の見所はリビングからせり出した長いベランダです。


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リビングから同レベルで戸外へ延びるベランダ床は幅1.8m、長さ15mの長大なもの。海の景色を楽しむためベランダを大きくとってます。

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こちらがリビングの前に広がる日本海です。手を伸ばせば触れることができそうな海景です。

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建物から突出している15mのベランダは支柱がないキャンティレバー(片持ち構造)。


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これにより浮遊感、なんと言いましょうか、海の中にリビングを浮かべる感じを演出しています。中に入ってみましょう。

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海を見ると子供のテンションがあがります。楽しくなったり気持ちよくなる空間です。初夏の日差し、火照ったカラダに海風が心地いい。

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15mのベランダの他にもう一つの特筆すべき点は、リビングとベランダを繋ぐ大きなピクチャーウインドウのダイナミックなこと。気持ちよさのためには労力と金を惜しんではいけません。海と空とリビングが一体となっており、まさに空中リビングと呼ぶにふさわしいです。

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2Fの中心にキッチンが配置されています。このキッチンの枠がセンターコアとなり建物の強度を保っているので先程のような大きな窓枠をとることができます。ちなみに木造建築です。

キッチン内のからは全ての部屋を見渡せます。オープンキッチンではない私好みのセミクローズ型かな。夏の夜、ここでトランス系の曲をかけてパーティーしてみたいものです。私、いい仕事するよ~

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サイケなシャツを着ている兄貴のトイット。酒好き、禁煙を繰り返す、脂が乗っている初老の40歳。もうすぐ一児のパパ。

2009年5月 6日

GWの締めの宴会

長いようで短いGWもそろそろ終わりです。このお休みで遠方より来て頂いた方や、いつもお世話になっている方、遊んでくれてる方々に感謝の意をこめてささやかながらの宴会をご用意いたしました。

 今晩は美味しい食事とお酒と私のユーモアとウィットに富んだジョーク(下ネタ?)を楽しんでいってください。

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ヒラメの昆布締め姿造り。昆布で締めた白身のサクをやや厚く切りました。口の中でひろがる昆布の旨味と肉の弾力をお楽しみください。

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ため息がでるほど美しいガンドのお刺身です。ガンドとはブリの子供のこと、体長約50cmくらいで2~3㌔くらいのサイズ。

刺身で食べるなら脂の乗りすぎているブリよりガンドの方が断然旨い!と私は思いまが、味覚とは偏見の妄執でもあるので各個人よって感想は違います。

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じっくり時間をかけて作ったブイヤベース。小鯛をダシに使って2時間コトコト煮込み、濃厚なスープを作りました。鍋から湧き立つに香りはどこか懐かしく、ずっと前、そこに属してたかのような感覚に襲われます。私の前世はマルセイユの漁師なんでしょうか?

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私自らスープを取り分け、グリュイエールチーズをふりかけます。なんて立派なホストぶりでしょうか?!

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お造り用の余ったニンジンのツマのサラダ、ではなくフレンチ風にいうならば゛キャロット・ラペ゛。
器は九谷焼きの浅蔵一華さんの作品です。彼女は高校の一つ後輩、新進気鋭の女性作家です。

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橋立産天然ワカメと豆腐のサラダ。豆腐も見ようによってはモッツァレラチーズです。

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たこ焼き風コロッケ。子供が喜ぶ盛り付けです。

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秋友ガラスは清涼感があり、これから暑い季節にぴったりなお皿です。刺身を盛っても、カルパッチョでも、枝豆でも、スイカでもなんでも似合いそう。夏に向けて浴衣と風鈴と秋友ガラス、この3点があれば言う事なし! ガラスごと冷蔵庫で冷やすとなおステキ!

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福井県の大野のトンチャン(ホルモン)。私がいくら頑張ってフレンチやイタリアンを作っても、所詮このような焼肉には到底かないません。完敗です。肉の匂い・・たまらない・・・ホー・チ・ミンのような穏やかな笑顔を絶やさない私が突如、黒豹のような獰猛な肉食系男子になっちゃうよ!

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自家製サングリアは安物の白ワインを極上品へと変貌させてくれます。グレープフルーツの酸味がなんとも心地いいです。グビグビいけます。

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とても盛り上がった宴会、楽しかったです。これからも末長いおつきあいをお願いいたします。また、夏の終わり頃にやりたいね。みんな、ありがとう、そして元気に笑って暮らそうね。

2009年4月27日

真冬並みの大シケ

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先週の土曜日から大シケが続きます。立派な低気圧、まるで真冬の大シケのようです。

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もちろん全船休漁です。明日は休市、あさってからは通常通りとなるでしょう。今日の昼から天気は回復しそうです。明日の子供の遠足はテルテル坊主を作らずにすみそうです。

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ワカメ漁に出られない日が続きます。今週末には波もおさまり潜れるかな?

いや、ダメかな、濁りが取れないかな・・・ナポレオンだってモスコーの冬に負けたくらいです。自然に逆らわず、 腐らず、焦らず辛抱です。チャンスはナギが続く(ホントに?)GW中です。

だから嫁さんや子供に一言、GW中はどこにも出かけません。もし、行きたければ私のことは放っておいてくれ。

                    Please leave me alone.

           I would rather be in Hashitate than go out!

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2009年4月23日

アップダウンのあるコースで走る

足の筋肉痛が治ったので、再びトレーニングの開始です。前回のレースで上り坂が弱いことに痛感したので、これからはアップダウンのあるコースで走ることにしました。

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コースは小松の憩いの森です。アップダウンのある練習コースとしてマニア達(?)に人気があります。確か6月のクロカンリレー大会もここが舞台のはず。

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二つの堤を囲み、ほどよいアップダウンがあるコースです。中学生の頃、この堤で時々バス釣りをしたものです。その頃はこんなにキレイに整備されていず、夜になるとオバケが出そうな陰鬱な雰囲気だったような気がします。

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小高い丘を登ります。身体を前傾に保ち、お尻から太ももの裏の筋肉を使うことを意識して走ります。

これから登山を始めるにあたり、この辺りの筋肉の強化が大事です。夏には白山が待ってます。

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小松市の山側です。曇って見えませんが奥にはドッシリと白山連峰がそびえます。

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海側には小松市街が広がります。コマツの撤退により大きく揺れているコマツ城下町の小松市、新市長の手腕の見せ所でもあります。

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急な下り坂はランニングシューズだと滑りやすいです。やはり一足、滑りにくくて深い溝を持っているトレイルラン用のシューズは必要か?

モントレイル社の「マウンテンマゾヒスト」なんてアホっぽくていいネーミングだと思います。買っちゃおうかな?

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自然は時々、ハッとするほど美しい姿を見せてくれます。

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北風が止み、ウネリが残った今日の泉の浜。グッドウェーブ連発、最高のサーフ日和。

   

2009年4月19日

ハーフマラソン完走!

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なんていい天気なんでしょう! 海もベタ凪、ワカメ漁日和です。

でも、もったいないほどの海況ですが潜りません。今日は加賀健勝マラソン大会です。右足のふくらはぎの痛みがとれずちょっと心配ですが、気分は上々です。「My Name Is Prince」を大音響で聴き、気分を盛り上げます。欲しいのはアドレナリンです。

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早朝の光を浴びて入念なストレッチと瞑想をします。

ジャック・マイヨール直伝の呼吸法で心拍数を1分間/20回に落として、ブラッドシフトという生理現象を起こします。微細な情報を一瞬で把握する知覚作用、いわゆるイルカと同じ知性を働かせて今日のレースのイメージトレーニングをします。

・・・なんてウソです。そんなスゴイこと、できるわけありません。まだ寝ていた嫁さんを無理やり起こして撮影しました。嫁さん曰く、

       「なぁ、父ちゃん、そんなアホなこと、頼むから一人でやってくれ・・・」  確かに!

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練習量、体調管理、食事制限、今の私にできること全ておこない大会に臨みます。なんだか受験生になったみたいな感じです。

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大会の規模の大きさにビックリでした。まさに加賀市の一大イベントです。スタッフの方々がよく訓練されてることと優しい気遣いに驚かされます。レース中もスタッフ達に何度励まされたことか! 素晴らしい大会です。

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マラソンブームを肌で感じました。約2.000人のエントリー、右肩上がりに参加者が増えてるそうです。

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コースは丘陵地の上にある競技場からスタートして海岸まで降りて折り返しとなります。坂ばかりの心臓破りのコースです。特に15キロ地点は足の痙攣者が続出する鬼門だそうです。

GPSで1キロのラップタイムを6分と設定し、余裕があってもなくてもペースを維持する作戦でいきました。途中の給水場では止まって塩・レモン・スポーツドリンクを補給。初心者は走りながらやると器官に入り咳き込んでしまいます。

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仲間の女性アスリートは10キロコースを完走! そのチャレンジ精神は賞賛に値します。私は頑張る人をひいきします。まだやれる!次は20キロに挑戦だな。

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そして私もゴール、ほぼ完璧なペース配分でした。でも折り返してから長く続く登り坂にはホント参った!

木場潟の平坦なコースから坂道を取り入れた練習へ変えなければなりません。ハードルが高くなっちゃうな。

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次は6月のクロスカトリーリレーにエントリーします。タフなアラフォーです。とりあえず打ち上げしましょう!

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2009年4月12日

桜満開!

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マラソン大会まであと一週間、木場潟の桜を眺めながら軽めのジョグで調整します。もう少し体重を落としたい。65キロくらいにならないかな。

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桜の季節が終われば新緑の季節の始まりです。ランとスイムはできるし、あとはバイクか・・・
でも高価すぎて買えないな~ まぁ、トライアスロンはフルを走れるようになってから考えようっと。

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午後からはトイジジパークで飲み会です。運動して身体を絞ってもこれだけ飲み食いすれば全く意味なし。取材も近いことだし、明日はさらに走らないといけません。なんかシンドイね。

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同級生達はいつの間にか父ちゃん、母ちゃんになってます。彼は青果屋、私は魚屋、いつかコラボしようぜ。

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トイジジパークの桜もそろそろ散り始めました。

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出会いと別れがあまりにも短いところが、私が桜を好きになれない理由の一つ。終電の時間を気にしながらデート(飲み?)するのがつまらないように、時間を気にせずもう少し長く付き合って欲しいな。

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屋根のようなこの緑の木々は一年中枯れることなく付き合ってくれます。とても助かります。

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桜が散る頃になるとワカメ漁の解禁です。船底にペンキを塗って明日進水します。いよいよ潜水漁のシーズンインです。

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2009年4月 6日

浜の日曜日

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早朝の旧港です。浜掃除の日曜日です。

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そろそろワカメ漁の解禁です。船(テンマ)を降ろして、船底にペンキを塗ってエンジン取り付けて・・・、出漁に備えます。面倒ですがワクワクしてきます!

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週間天気予報を見ると、ずぅーっと晴れマークが続いてます。海もナギが続きます。いい感じだ。

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港では定置網漁の水揚げをしています。サワラがたくさん獲れてます。

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マスも、

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クロダイも、

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スズキも、

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アジも揚がってます。旅する魚屋のレパートリーが増えて嬉しいな! いつも赤カレイとハタハタじゃ飽きちゃうよね。

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午後は長女と留守番です。天気がいいからテラスでランチしょう。゛シーチキンとトマトのペンネ゛とアジの南蛮漬けといただいたお弁当。ペンネは旨からず、不味からず、また食べたからず・・・

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太陽と風、そして大音響でボサとゴンチチのBGM、悪くないね!南加賀で一番気持ちのいい空間だと思います。

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セリの始まる夕方までダラダラしてようぜ!

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2009年4月 4日

シェスタの午後

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天気が良く暖かい日は空中テラスに布団を敷きゴロゴロします。束の間の午後のまどろみ、外国ではシェスタと呼ぶのでしょうか。

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寝転んで空を見ると、木々の緑がひたすら際立ち、空の青は眩しくて永久にこのままのようです。

     この緑の葉は泉の浜から吹く潮風をろ過し、清らかな風へと変えてくれます。


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シェスタから醒めるとまた仕事です。お造りにオードブル、いつもありがとうございます。

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                  あれが見つかった

                     何が?

                     永遠

                太陽と溶けあった海のことさ
                                  アルチュール・ランボー 「太陽と永遠」

        仕事もブログも終わったことだし、どこかで一杯飲みますか? それとも走る?

2009年3月29日

トレイルランへの誘い

仕事にしろマラソン練習にしろ、何だっていえる事ですがマンネリはいけません。モチベーションが下がらないよう工夫が必要です。

木場潟ランもちょっと飽き気味、今日は只今話題沸騰中(?)のトレイルランに挑戦してきました。

トレイルランとは山道を走ること、坂道はややキツイが景色と空気がすばらしい自然派ランニングです。

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小松の山の方の大杉という所です。深い山々と清流があり別荘地としても人気があります。ここから先の峠は冬の間通行止めとなります。

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ここに車を止めて、着替えます。太陽は出ていますがかなり寒いです。

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車1台やっと通れるくらいの細いワインディング・ロードが続きます。道の横には渓流が平行してあり、常に静かなせせらぎが聞こえてきます。

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夏になると幾十もの蝉しぐれとひぐらしの鳴き声が交錯します。夏の夕暮れにはトンボもチラホラ空を舞い、少年時代に帰ったような、ノスタルジックな感覚になります。

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夏のバーベキューで定番のイワナの塩焼きの養殖イワナは、この峠の上のイワナ庵(多分そういう店名だったような・・・)で買い求めます。

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イワナの塩焼きも美味しいですが、やはりベストはイワナの骨酒でしょうか。焦げ目を多めにつけた塩焼きにアツアツの日本酒を注ぎ(少し待ったら)出来上がり。腰が立たなくなるくらい飲めそうです。

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あちらこちらに倒木があります。これらは森の湿気を保ち、苔を育てて、川が氾濫するのを防いでいます。木が分解して栄養分を森に与え、キノコを育て、それを食べる虫、その虫を食べる魚・鳥・小動物を育てます。

倒木はゴミのように見えますが、実は重要で不可欠な森の看護婦゛ナース・ログ゛なんですね。

            では、あなたにとってのナース・ログとは何でしょうか?

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水は驚くほど冷たいです。

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今日は植村直己ばりの単独行です。背後から冬眠から醒めた熊に襲われそうな恐怖感がつきまといます。もう少し私の体が温まったら出てきていいよ。そしたら熊と競争だ!

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たまにはいつもと違うコースを走るのもいいですね。驚きと刺激が必要です。

驚きを忘れた心は、窓のない部屋、翼のとれた鳥、と同じです。いつまでも子供のような好奇心を忘れてはいけませんね。

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2009年3月27日

なごり雪

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          ♪君のくちびるがさよならと動くことが こわくて下をむいてた♪

       最後の雪となるのでしょうか。久しぶりの寒波です。体調にはくれぐれもご注意を。

外は寒くても、戸井鮮魚の厨房はアツアツです。旅する魚屋から帰ると仕事が山のように待ってます。

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スズキの昆布締め、コウイカ、シロトラエビ、ホウボウ、サワラ、ミズダコ、バイ貝のオール橋立産の刺し盛りです。大事なお客さんが来るから戸井鮮魚にお願いするなんて嬉しいこと言うねー!

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オードブルも一緒にご注文、そして配達。外食をチョット控えて家で美味しい食事をする゛巣ごもり型゛の典型でしょうか。

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ビンゴゲームの景品か? ジャンケンチュッチュッゲームの参加賞か? いずれにせよ、先輩ご注文ありがとうございます。今日発送しました。赤カレイ、白カレイ、ホウボウ、ハタハタの一夜干しセットです。

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セリの時間まで明日の仕込みです。小さい赤カレイの一夜干しを作ります。手間をかけて付加価値をつけます。こんな細かい作業ばかりしているのは橋立では私くらいでしょうか?時間ばかりかかります。

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18:30よりセリ開始です。赤カレイばかりですね。チョット飽きたかな~

セリが終わればまた仕込み、そしてブログの更新・・・就寝。

     あと一日で今週の仕事は終わり、明日からはまたジョグばかりしよーっと!

2009年3月23日

LSDトレーニング

加賀健勝マラソン大会まで1ヵ月を切り、練習にも自然と力が入ります。今日は気温5℃、強い北風の中、早朝の木場潟をアラフォー仲間3人でLSDトレーニングを決行してきました。

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私と同い年の女性アスリート、箱根駅伝4年間レギュラーかつ主将を務めた弟を持つマラソン一家の長女。長距離で必要な遅筋線維の割合が先天的に多く才能に恵まれています。しかし、残念ながらこれまで陸上競技には無縁でその才能を開花せず今に至ります。173㎝の長身を活かしたスライド走法を身につければ上位入賞も夢ではありません。なんとかしてあげたい。

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私の良きライバルであり頼れる兄貴的な存在です。前回の健勝マラソン10キロコースに一緒にエントリーしてからマラソンに少しずつのめり込んでいます。今回は私同様ハーフにエントリー、来年3月の東京マラソンのフルを虎視眈々と狙っています。高倍率ですが一緒に応募しましょう!

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そして私。シューズは東京のアートスポーツで3D測定してジャストフィットしたものを購入、短パンはもちろんタイツ、シャツとウェアはアディダスの最新モデル、風のように軽いです。まずは形から入ります。

               マラソンに対しておびただしい金と時間を使っています。

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大会同様20キロ、木場潟3周をゆっくり走ります。ペースは1キロ7分が目安、できるだけ有酸素運動だけで走ります。無理して無酸素運動の状態を作らないよう意識して走ります。そうすればエネルギーの続く限り走れます。(・・・だそうです・・・)

だんだん体が温まり最後の3周目はペースアップして1キロ6分30秒ペースで完走。ヒザも痛くなく大会に向けて順調にトレーニングができています。次の合同練習は本番コースの試走、アップダウンの激しいコースのようなので大事な練習となりそうです。

       スキー・ボードの次はマラソン、それが終われば白山登山と行事は続きます。

ここまでやって、私達はどこへ向かうのでしょうか? 輝かしい40代を目指すのか?

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2009年3月20日

好きな仕事

昨日の旅する魚屋の最中に、沖で操業中の底引き船の船頭から電話がありました。

      「ペラに網巻いてもうた。今から曳航して帰るし潜って取ってくっせーの」

数いる潜水士の中から私のご指名、ありがたいことです。答えはもちろん

     「はい、喜んで!」

急いで仕事を終わらせ、潜水道具を車に積んで港へ向かいました。

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ガッツリ巻いてますね。

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レギをくわえてBCのエアーを抜いて潜降します。

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まずはどのように巻いているか見極めます。切ってもいいロープと切ってはいけないロープがあります。

網自体のロープは切ってもいいが、網を繋いであるロープはダメとか、以前底引き船に乗っていた私じゃないとわからないことがあります。ただやみくもに切ると船頭に大変迷惑をかけてしまいます。

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丁寧にナイフで切っていきます。水温は思ったより低くなく、6.5㎜のフルスーツで快適に作業できます。

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チェーンも切断、撮影しながらの作業、まるでプロなみ? 

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切断終了、網が広がらないように回収します。

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キレイに取り除きました。ひと安心です。

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あとはペラの歪みや船底のキズなどを、わかる範囲でチェックします。

船底にへばりつく、私の吐いた行き場を失った空気、まるで私を見てるよう。美を感じます。

このあと船は網を積み替えて慌しく出港していきました。カニ禁漁になるまであと数時間、最後の賭けの始まりです。お互いの持てる力を充分に発揮できて爽快な充実感がありました。

こんなとき港に立ち、消え行く船を眺めながら、両切りのラッキーストライクなんか吸ったらカッコイイんだろうな・・ イチゴ味のハイチュウじゃカッコ悪いよね。

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お弁当とかもいろいろ業者があるのに戸井鮮魚に声をかけていただいてありがたいと思います。

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私にできることは、その期待に120%の力で応えることです。そしてブログをできるだけマメに続けることだと思います。それで救われる方がいるならとても嬉しいです。商売とか抜きで。

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2009年3月18日

まるで夏のよう!

今日は朝からグングン気温が上がり、春を通り越して初夏のような陽気となりました。

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旅する魚屋も早々とTシャツデビュー、流行の先取り? それにしてもこの黄砂、何とかならないの?

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昼頃帰ってくると底引き船が次々と、ちょっと早めの帰港をしていました。沖では風が強いみたいですね。

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泉の浜の様子を見に行きましょう。

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透明度が上がってきています。海藻がハッキリ見えますね。いいんじゃない?

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沖縄の離島クラスの透明度の良さですね。西表のバラス島周辺のような、夢のような海です。

そろそろ納屋からウェットスーツと引っ張り出してきて、海楽丸のメンテナンスをしないといけない時期になりました。超楽しみな季節の始まりです。

ちょっと前まではスキーをしていたのに・・・季節はおかまいなしに、どんどん足早に巡ります。

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まぁ、そんなに生き急がないでハンモックで昼寝でもしましょうね。

2009年3月16日

あの日に帰りたい

東京へ毎年遊びに行く本当の目的は大学時代の同期や先輩、後輩達に会って飲み屋で大いに語らうことです。


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20年近く経ったなんて信じられない。あの頃の写真から笑い声が聞こえてきます。座間味の春の太陽が肌に刺す感じや、物干し竿にかけてあるウェットスーツのゴムの匂いや、ログブックや魚図鑑の本などが乱雑にテーブルにおいてある景色がフラッシュバックのように思い出されます。それもとても暖かい光に包まれています。

                 No see you long time. I miss you.

そんな気持ちになると東京へ向かいます。今回もみんなに会えて嬉しかったです。

東京は冷たいところだとか、怖いところだとか、よく聞きますが私から言わせてもらえば、田舎の方がよっぽど閉鎖的でよそ者を受け付けない人間的に寂しいところだと思います。東京はとてもフレンドリーで変な垣根はなく、たびの者に寛容です。だってほとんどみんな地方出身者なんですから。

今回だって、いつもの如く三宿のBARでかなり酔っ払って、横に座っていたタンクトップのごつい男性と腕相撲している最中に、突然三角筋に噛みついても(!?)笑って許してくれるくらいだから!! 

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眠らない街、新宿歌舞伎町一番街。この辺りに国民酒場があったんだが、もうないですね。大学3年の終り頃の寒い日、国民酒場で飲んでいて余興で一番街でナンパして引っかかったのが今の嫁さん。
今じゃ、橋立のお母ちゃん、人生何があるかわからないね。

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2009年3月14日

大シケ模様

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今日の泉の浜の様子です。昨日の南風が北風と変わり西高東低の冬型の気圧配置となり、海はご覧の通りシケ模様です。とても寒い風が吹き荒れ、木々を揺らしてます。これから雪が降るみたいです。もちろん休漁、明日のセリもないでしょう。

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こんな日は家にいてもしょうがない。東京へいきます。自己投資の一環です。遊びじゃありません。

最新のフレンチ、イタリアンの市場動向の分析、築地での市場見学、合羽橋道具街で切れ味の鋭い包丁及びパァーティー用オーバル皿の購入、3D足型計測によるジャストフィットのマラソンシューズの選択と皇居の試走・・・などなどやることがたくさんあります。


しかし、酔いつぶれたら全てパァーとなります。この可能性が極めて高いのが私のウィークポイントでもあります。どこかの政治家みたいに、酒は飲んでも飲まれるな、ですね。

      「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」

                                                     高橋尚子

2009年3月12日

快晴の橋立

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今日の泉の浜、ちょっとだけ波があります。でも爽やかな天気、とても清々しい朝です。ココチいい波音が聞こえてきます。まるでゴンチチのメロディーのようです。

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緑が眩しいです。そろそろハンモックでも用意しようかな。

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こんな気持のいい散歩日和になると、橋立保育園御一行がトイジジパークに遊びに来ます。鳥のさえずりと園児達の大きい笑い声がとても賑やかです。もう、春だな~

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干物日和でもあります。ハタハタ、アジ、カワハギ、ホウボウ、赤カレイ・・・、今日もたくさん作ってどんどん発送です。

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暖かくなるとトイジジの創作欲も湧いてきます。次は何を作るのだろうか?

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世界一大きい淡水魚、アマゾンの王者、ピラルクーの解体。これ一匹を釣り上げると一週間は働かずに暮らせます。

     「食通といわれたければピラルクーを食べてからにしてください。」 だってさ!

           というのはウソ!  ピラルクーじゃなくて大きいタラです・・・・

2009年3月 6日

雨の日の魚売り

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朝、雨が降っているとため息がでます。雨の日の魚売りは憂鬱です。潜水漁師で水は好きなのですが雨はいただけない。うっとうしいです。

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今日の泉の浜の様子、霧のような雨風が吹いてます。またシケてきそうです。

しかし、こんな雨の日の方が売り上げが良かったりします。お客様も雨の日にスーパーまで行きたくないのかな? チャンスタイムか?

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4時間足らずの旅する魚屋の営業時間、これだけ仕込むのに8時間くらいかかります。毎日営業は無理、週4日が精一杯です。夫婦でこじんまりとやっていきたいです。

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それもお客様との対面商売を続けていきたいです。インチキなしの真剣勝負です。このお寿司さんとは魚の取引きはありませんが、惣菜や干物などたくさん買っていただいております。忙しくて昼食や晩飯をつくる時間がないとのこと、たいへん重宝がられてます。ありがたいことです。

レストランや日本料理などのお店とは鮮魚の取引きをしていませんし、これからもする気がありません。

取引きの話も時々あります。もし、取引きすれば売り上げは飛躍的に伸びるでしょう。しかし、その代償として設備投資の増加、人件費の発生、支払い条件などのリスクも付きまといます。

そしていつしか、お金をまわすために、したくない仕事までしなくちゃいけない状況になり、自転車操業のジリ貧となるでしょう。悪い噂が流れそれを聞きつけた銀行が融資をストップ、そして倒産・・・

ちょっと暗く考えすぎかな? でも楽観するよりマシです。世の中、ウンザリするくらいこんな会社ばかりです。

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カーポートのある家はとても楽です。雨でも関係なく快適です。

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「あんチャン、今日、魚ええわ、惣菜みせてくれんか?」

握り締めた1万円が気になります。大人買いすることを期待します。

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「あんチャン、ツルツルないんか?」

「あるよ、ツルツルってパスタのことやろ? 明太子にミート、どれにする?」

「ワテ、あれ欲しいわ、ヌルヌル」

「ヌルヌルってアンコウのことか? あるぞ母ちゃん、持ってけや。」

笑っちゃうくらいの擬音だらけの会話がですが、何不自由なく通じてます。

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家に着くと発送と次の日の仕込みが待ってます。地味なルーティンワークが続きます。

格安キズ有りズワイガニとホウボウの昆布締めと赤カレイの干物とシロトラエビの詰め合わせセットです。

     こんな詰め合わせ、欲しいでしょ? こんなのもらったら嬉しくて昇天すること間違いなし。

2009年3月 2日

休日の過ごし方

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週末は素晴らしい好天に恵まれました。おまけに日曜日の夜からは弱い冬型になり山では積雪がありました。マラソンとスキーが私を待ってます。

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日曜日はLSD練習です。乱雑にチャリンコを車に積んで木場潟へ向かいます。

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前日、朝方まで飲み屋でバカ騒ぎしてたのでかなりの二日酔いです。しかし二日酔いという甘えた理由で練習を休みにするくらいなら大会に出ない方がマシ、芸術は忍耐を要求するように、マラソンも忍耐を要求します。

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娘がチャリンコで伴走、2周もしたくないとのこと。ちょっと風が冷たかったかな?

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そして今日、マラソン仲間と今シーズンのラストスキーへ。 神が与えたご褒美のようなスキー日和! テンションがあがります。

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軽い雪が薄っすらと積もってます。風は冷たい微風、太陽は山頂にドンとかまえて動く気配なし。最高のコンディション、これ以上なにを望む? 

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薄い積雪の下には鉄板のような硬い斜面、そして深いコブが隠れています。幾度かスキー板とサングラスが吹き飛ぶくらいの激しい転倒をしました。40近いオッチャンの転び方じゃないです。命懸けで遊んでます。

話題はすでに来シーズンのこと。どこに行く?白馬か?志賀高原か?毎月の積立てはいくらにする? 

まぁ、その前に4月の加賀健勝マラソン頑張ろうね。

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2009年2月24日

雨と雨の間に

今日の旅する魚屋はシケの為、お休みとなりました。所得税の確定申告も終わったことですし、することもないし、雨が降り出す前にスキーに行きましょう。

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お休みの昨日は雨のためスキー中止、今日は気圧の谷が接近する昼頃まではなんとか天気がもちそうです。

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山頂はまだ積雪があります。雪質は水分を含んでかなり重たいです。緩斜面になるとバランスが崩れるほど減速してしまいます。

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急斜面は雪が削れてブッシュが見えてます。今週は暖かな日が続くみたいだし、雨もポチポチ降ってきているし、もうラストかな・・・いや、来週もう1回できるかな?

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気圧の谷が近づいてきました。雨、風が強くなりました。こんな悪天候のなか独りで4時間も滑っている私は子供のお脳を持っているのか? 心にキズを持っているのか? 両方持っているのか?

一つ言えることは遊びでも仕事でも時間、金、筋力、精力、命、なんでもタップリかけなければ、いいものはできないということです。ムダな時間、ムダな金を使えば使うほどいいものになってきます。

ムダを嫌い、合理的な生き方をしてたら、せっかくの才能がスゥーッとしぼんでしまう気がします。

もちろん帳尻の合った安定した人生を送ろうと思っている人には参考になりませんが・・・

男から遊びを奪ってはいけません。奪うと男の目が乾きます。発想も乾きます。やる気も乾きます。

だから嫁さん、あのー、ちょっと言いにくいけど・・・来月、独りで東京に遊びに行くね。仕事に対する先行投資と思っていただけたら幸いです。

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2009年2月17日

雪降り

朝、目が覚めると空中テラスが真っ白になってました。寒気がやってきました。

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石川は春から真冬に逆戻りです。

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海はどんな感じになっているのでしょうか? ちょっと覗いてみましょう。

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今日の泉の浜の様子です。北風ビュンビュン吹いてます。海はシケて暗く、空は低く鉛色、石川の冬の色です。

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当然、漁はお休みです。戸井鮮魚もお休みとなります。することないから走ります。あっ、確定申告の時期か・・・面倒くさいから後回し!

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セリがお休みだから夜が長いです。イワシのミリン干しと熱燗で一杯やりますか。

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2009年2月15日

まるで春スキー

好天に恵まれた今日、友達4名で福井の勝山までスキー遠征に行ってきました。

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ファミリーゲレンデには残念ながら雪がありませんでした。テンションが下がります。

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でも山頂付近では充分な積雪がありました。テンションが上がります。永遠の20代の私達はろくに休憩も取らず、ビールも飲まずひたすら滑ります。雪質は重くデコボコな斜面でしたが、青く澄んだ空があればそれで充分です! 高速で飛ばします。この危険を含んだスピード感は私を虜にします。

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これで今シーズンの滑り納めになるのかな? 明日、あさっての寒気に期待します。

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2009年2月12日

イタリアン・フレンチで考える

イタリアンとフレンチ、どこに境界線があるのでしょう?カポナータとラタトゥイユは名前こそ違えどほとんど同じのような気がするし、カルパッチョとマリネもほとんど同じだし・・・まぁ、どうだっていいか。


         今日のお魚でイタリアン・フレンチのメニューを考えてみましょう。

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コイワシをどう料理しましょうか?

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イワシを手開きにして骨を取り出します。レモンソースを効かせた香草焼きもいいし、イワシとフェンネルのパスタも旨そうです。

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スズキの子供のハネです。姿のままでアクアパッツァにしますか? それとも周りにスカンピや子イカをちらしたグリルにしますか?

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三枚におろしてソテー用にします。皮目からソテーして、横にカポナータを添えて、フレッシュトマトソースとプティトマト、ペスト・ジェノベーゼをまわりに添えたら立派なセコンドピアットの出来上がりです。


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冬場によく水揚げされているホウボウです。

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三枚におろして、身を軽く湯引きしてタコ、子イカ、ネーブルオレンジ、飾り野菜をあわせてサラダにしたら旨そうです。

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寒くなると獲れだすハタハタ。

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白ワインビネガー風味のエスカベッシュにすると旨そう。それも1~2日たった後の柔らかくなったやつ!

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脂の乗ったブリです。

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バルサミコ酢を効かせた、やや味つけの濃いカルパッチョしたら旨そう。シャキシャキで歯ざわりのいい大根のツマや万能ネギなど山盛りに添えると最高です。

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でかいマコ入りのタラです。

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真っ白な身です。フリットもいいし、ジャガイモと一緒にオーブン焼きもいいし、サフラン風味の煮込みも旨そう。

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イタリア語でアンコウはコーダ・ディ・ロスポ、語意は゛カエルの尻尾゛。アンコウは何の抵抗もなく捌けますが、カエルは絶対イヤ、気持悪い! 不思議なものです。

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尻尾にパンチェッタを巻いてたこ糸でしばりソテー、焼きあがったらスライス。ソースはアサリとキャベツとグリーンアスパラを野菜のブロードで煮詰めて最後にバターでモンテ。いいね、最新の東京イタリアンみたい!

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刺し網漁で獲れたアジ。

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これは刺身で食べたいね。

    料理は妄想、想像力の世界です。考えているだけでお腹いっぱいになってきます。

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2009年2月 8日

なにごともゆっくり長く続けること

天気はいいけど弱い冬型の気圧配置のため海はシケてきました。

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今日の泉の浜の様子、風が止んでウネリが残る明日がサーフ日和となるでしょう。気長にいい波を待ちましょう。

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早起きして木場潟へ向かいます。今日のトレーニングはロング・スロー・ディスタンス、略してLSD。長い時間、歩くくらいのスピードでゆっくり走る練習方法です。

木場潟2周、約13㌔をゆっくり走ります。教本によるとこの練習法により体脂肪の燃焼、スタミナ向上、毛細血管の流れを良くし、体の器を大きくすると同時に壊れにくい丈夫な器を作ることができるそうです。

3周で約20㌔か・・・、週末には挑戦したい距離です。やる気マンマンです。

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午後はスキーレッスンです。私の指導法が優れているのか(褒め殺し作戦)、最近の主流の短いカービングスキーが優れているのかはわかりませんが、すごく上手になりました。来年にはパラレルができるかな?

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何事も続けることって大事ですよね。

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「負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね どんな夢でもかなえる魔法 それは続けること」  SEAMOの歌詞が胸に響きます。

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自然はいつも私に問いかけます。そして私は答えを探そうと努力しています。でも答えはいつも風に吹かれています。

               The answer is blowin‘ in the wind.


               

2009年2月 4日

立春、いろいろな始まり

今日は立春、暦のうえでは春の始まりです。太陽が眩しい春のような陽気が広がっています。

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刺し網漁が解禁となりました。おじいちゃん漁師達に活気がみなぎります。まだまだ元気モリモリです。

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風はまだ冷たいですが、どっしりかまえた太陽はなかなか動かず、強い光で波をいっそう白く輝やかせてます。

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陽気に誘われて橋立保育園さんがトイジジパークまでお散歩。年長さんはもう少しで小学生か、すぐに大きくなるんだろうな・・・

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私は4月のハーフマラソン出場に向けてのトレーニングです。2時間で完走が目標です。果たして20㌔も走れるのだろうか?

仕事もマラソンも同じような気がします。高い目標をあげてモチベーションを高める。怠惰、マンネリ、脂肪を振り払い、自分を追い込む。さらなる刺激が欲しいのです。

     ひとつの刺激がおわれば、次の刺激は必ずそれより大きくなければならないのです。

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木場潟の梅がチョコっと咲いてました。春は確実に近づいてます。

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2009年2月 2日

チャンスタイム!

      今日は仕事を早めに切り上げます。久しぶりの晴天、スキー日和到来です。


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車から魚を降ろしてスキー道具を積み込みます。急げば夕方のセリまでの数時間滑れます。このチャンスタイムを逃がすものか!

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今日は春のような陽気、山頂でも寒くなく無風でした。エクセレト!

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平日の午後は空いてます。スキースクールの学生さん達がチラホラいるくらいかな。


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嬉しいことにコブ斜がありました。

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リフト待ち時間0分です。スピードを保ったままリフトに滑り乗ります。ゴンドラも1人1台の贅沢さです。

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悲しいことに、この天気は明日になると崩れてきます。また、雨、雪、雷のいつもの天気となります。

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太陽と友達になれた数時間でした。今日もありがとう!では、セリに行ってきます!

2009年1月31日

大シケです

今、唸るような海鳴りが遠くから聞こえ、暴風が木々を揺らし雨が窓を激しく叩いています。ナイタースキーに行くどころじゃないです。家の中でおとなしく過ごすしかない空模様です。

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シケる前、昨日の午前中の泉の浜の様子です。まるで湖のように静かです。

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透明度の良い海を見ると潜ってみたくなります。潜るのはワカメ漁解禁の4月中旬までのガマンです。

橋立沖の水中写真のパイオニア(?)として今年は昨年以上にバシバシ撮るつもりです。楽しみです。

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今日、旅する魚屋から帰ってくると、ご覧のような大シケになってました。ここは俗称゛港の見える橋立海水浴場゛です。

港の見える・・・って海水浴であまり見たくないですよね。゛港の見える丘公園゛のパクリか?!

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泉の浜も荒れてます。北西の非常に強い風が吹いてます。帽子を手で押さえないとたやすく飛ばされます。

でも今回のシケはあまり長引かなそうです。漁業天気予想では明日の夜には風は止んできます。

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もうすぐで立春を迎えます。季節は巡り、陰極まって陽生ず。シケとナギが同じ間隔で交互にやって来て、三寒四温になりだんだんと春が近づいてきます。

スキーの季節が過ぎるのは悲しいけど、春から夏は潜水漁師としての私の季節です。強靭な体力が必要な季節でもあります。さぁ、時間があったら筋トレ、筋トレ!!

2009年1月27日

自然を楽しむ

昨日の天気じゃ漁は無理。魚がないから商売になりません。とりあえずお客さんにお休みの電話を入れます。

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海のリズムで生活しているのでしょうがない。晴れ間が覗いてるからスキーにでも行こう!

海から山へ向かいます。川の流れを横目に見ながらのドライブ、なかなか爽快です。

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スキー自体も好きですが、山や渓流も好きです。ついつい川魚を探してしまいます。

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自然は見たい者の眼には顔を見せてくれるけど、見る気のない者には絵葉書ほどのものも見せてくれません。


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30代も後半になり、なんでもひと通り経験してしまって、自分の適正や限界がウスウス気づいてしまい、心がちょっとスレッカラシなってから森や山に入ると、今まで見えなかったものが見えてくるのではないでしょうか。


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ある種の壁が別の形に転化する、精神の開放とでもいいましょうか。

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いや、難しく考えすぎかな。それにしても誰もいないスキー場です。まるでお客のいないタイユバン・ロブションで一人でフレンチ食べてるみたいです。大丈夫か?!

2009年1月25日

西金沢駅前のトイット新事務所

兄貴のトイットの設計事務所が野々市の御経塚から西金沢駅前へ移転しました。昨日はズワイガニとエビをもって新築祝いに出かけました。飲むぞ!

               飲んでアホになる前に建物をご案内いたします。

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夕方、雪が激しく降ってきました。グレー系の外壁に自由に配置してある大きな窓枠から白い店内が眩しく見えます。

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Welcome to toitdesign!

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センターコアを囲むようにワークスペースが配置されています。

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パソコンは5台、それぞれ独立したテーブルです。仕事しやすそうですね。なんて恵まれたスタッフ達だろう! 

机に線を引き、「ここまでは俺の領地、ハミダシ禁止、もちろん空中もダメやぞ!」 なんて消しゴムのカスをミサイルがわりに投げ合う喧嘩しなくてすむもんね・・・・したらカワイイけど、そんな喧嘩しないか。

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センターコアの外壁には建築雑誌や模型が並んでます。どの家がカッコいいかな?

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これなんてカッコいいね。只今建設中の物件です。2階の突き出したリビングの大きなピクチャーウィンドーからは内灘の海景が一望できるそうです。夏の眩しい海、月に照らされた幻想的な海、水平線に沈む夕日か・・・いいな。すべてあなたのものです。


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2階は住居です。こちらもセンターコアを中心に仕切りがなくつながっています。葛西臨海水族館のマグロの水槽のように子供がグルグル走り回れます。

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リビングも、

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キッチンもつながっています。キッチンの熱源はIHです。ちょっとした料理ならこれで充分です。

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さぁ、宴会です。ズワイガニと冷酒で一杯やりましょう。

宴もたけなわ、トイットの嫁さんが、

「いや~、良平さんって将来絶対、綾小路きみまろソックリになるわ~!」

ってどういうこと? 温厚な私でも何度も繰り返し言われるとしまいに怒るよ・・ 

旅する魚屋のとき、包丁のかわりにセンスを持って、

       「奥さん、ダイエットなんて必要ありません。ブスが痩せてもブスです」

なんて言ったら張り倒されちゃうよね。

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もう少しで初老を迎えるトイット。脂が乗ってます。これからも石川の建築シーンを引っ張っていくことでしょう。期待してます。

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2009年1月23日

またシケですか・・・

今日の午前中までは暖かく天気が良かったのですが、午後から風が南から西に変わって気温が下がり天気が崩れてきました。寒気がやって来ました。これで当分の間シケ模様となります。

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ビュンビュン風が吹いてきました。泉の浜の様子を見に行きましょう。

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荒れてますねー。 今日の波の高さは50cm→4mです。もちろん休漁です。

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海面すれすれを飛んでいる渡り鳥の群れ、あれは私です。いつまでも低空飛行を続けています。
事業欲はありません。たくさん仕事して、たくさん遊ぶ。疲れたら休む。これ以上何を望む?

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いずれにせよ、夏が待ち遠しいです。キラキラした海の見える特等席でのビールは旨いね。

その横でノラ猫が丸まってシェスタ。一匹がぽかりと口をあけ、つられて私も大あくび。夏のウ゜ァカンスの時間には、幸福のあくびがよく似合います。

                 すごく前向きな退屈、ステキな時間です。

               あなたも海の向こうを夢みたことがありますか?

2009年1月19日

久々の潜水作業

橋立で唯一スクーバダイビングのアイテムを保有している戸井鮮魚といたしましては、船のトラブルや行方不明者の捜査(まだしたことないけど・・)などの潜水作業の仕事もしております。

昨日は底引き船のペラにロープを巻きつけたので潜って除去して欲しいとの依頼がありました。

         居酒屋チェーン店みたいに返事はもちろん、 「はい!喜んで!」

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倉庫から潜水道具を引っ張り出してセッティング。軽トラに積んで港へ出発。

でかけに玄関で嫁さんが眠い目をこすりながら、

        「えっ、こんな寒いのに潜るの?」 と一言。

私は振り向きもせず、作業を続けながら、

「止めないでくれ。僕はタバコは吸わない。酒は飲む。女を好きにならないくらいなら男をやめる。 だからといって、あるいはどんな理由があっても潜水士としての仕事を最後までまっとうできないないならば、僕は潜水士であることをやめる」

そう言い放ち厳しい顔で嫁さんのほうを振り向くと、そこには誰もいませんでした。俺の話を最後まで聞け!

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現場に到着。港内の透明度はまずまずです。仕事しやすそう!

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フル装備してエントリーします。タンクに装着してあるBCはかれこれ20年くらい使ってます。ローンで買ったのは大学一年の春だったかな。SプロのBCはホントに丈夫で頼りになります。

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思ったより寒くありませんでした。レギをくわえて潜ります。スー、ブクブクブク、スー、ブクブクブク・・・

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大きなプロペラです。直径は私の身長くらいあるかな? あっ、ロープが見えますね。回り込んでみましょう。

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シャフトのところにガッツリ巻いてます。引っ張ってみてもビクともしません。

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パンナイフのような包丁でロープを切ります。

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切ったロープをほどきます。体やタンクに絡まないよう慎重におこないます。


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作業終了です。

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港の水底です。せっかくですからちょっと深く潜って船底のチェックをします。破損部分の有無の確認です。こういったトラブルの後はどこかしら傷ついているものです。とても大事な仕事です。

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やっぱりあった! ロープの先についているワリカンがぶつかったのかな? 傷口の新しさから見ると今回のロープ拘束と何か関係がありそうです。

それ以上は私の管轄ではないのでこれで仕事終了です。急いでシャワーしてスキー場へ向かいます。

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午後は子供のスキーレッスンです。褒め殺しのレッスンです。

「いいよ、いいよ、お前は最高だ! いや天才だ! そうだ右足に体重をグググーとかけて大きくターンだ! そうだ、ゆっくり体重をかけて・・今度は左足に体重をかけて、そうだ! 大きくターンだ!
よーし、できたぞ、それでいいんだ! お前はチャンプだ、ナンバーワンだ、ノーペイン・ノーゲイン・・」

まるでアポロ・クリードのセコンドみたいでした。父ちゃんは疲れるね。

    午前にスクーバダイビング、午後にスキー、そして夕方からセリ・・・我ながらタフだな~

2009年1月17日

近くの平山城 丸岡城

日本史のなかでも室町~安土・桃山時代に特に興味がある戦国フェチの私ですが、今日は丸岡城についてちょっとだけお話しようと思います。あっ、魚には一切関係ありませんのでご了承ください。

橋立から車で30分くらいで到着します。福井平野丸岡市街地の東に位置する小高い丘陵に築かれています。いわゆる平山城です。

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1576年(天正4年)に加賀一向一揆に対抗するため、柴田勝家の養子勝豊によって築かれました。

丸岡城の主の大蛇が合戦のときに霞を吐いて城を隠したという伝説があることから、別名霞ケ城といわれてます。

                      中に入ってみましょう。

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中は三階になっております。櫓の上に物見をのせた望楼型天守の典型的な姿をとどめています。

現存する最古の天守閣ではないかともいわれています。

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天守閣から見た丸岡市街。遠くまで良く見えます。

黒澤明監督の「乱」の三の城のモデルでもあります。炎上する城をバックに放心して抜け殻のようになった一文字秀虎が石段を降りていくシーンがありましたよね。

ちなみに一の城が姫路城、二の城が熊本城です。だから丸岡城が三の城に選ばれるってすごいことですよね!

野面積み石垣とカラスのように黒い城、洗練されていない無骨さ、戦国の面影を充分に残してます。

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甲冑コスプレしてみたいです。いつか甲冑をまとい馬に乗り自宅の玄関前に行き、2~3周輪のりをしたあと、低音をきかせた大声で、

       「開門~! 殿のお通りだ、誰かおらぬか! カイモ~ン!」

と叫んでみたいです。たぶん鬼のような形相の嫁さんが棒を持って飛び出してくるだろうな・・・

2009年1月15日

シケの合間の晴天

次から次へと低気圧が日本海を通過しますが、昨日の午前中はその合間だったのでしょうか、見事な晴天が広がりました。

こうなると我慢ができない、乱雑にスキー道具を車に放り込みスキー場へ直行!風は強いが山でも見事な太陽が姿をあらわしてました。

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こんな晴天、シーズン中に何回あるのだろうか? それにほぼ貸切り状態の斜面です。平日の午前中に遊んでる大人なんてあまりいないよね?

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斜面はキレイに圧雪してあります。一つのコブもないくらいです。丁寧な仕事ぶり、素晴らしいの一言です。さぁ、ガンガン滑ろうっと!

風を切る音、エッジで雪を削る音、スキー靴がきしむ音、そして照りつける太陽、すべてが心地いいスキー天国です!


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後ろには白山連峰、眼下には肥沃な加賀平野、その奥には豊饒な日本海が広がります。

加賀はホントに恵まれた土地です。温泉はそこらじゅうにあるし、日本酒はトップクラスだし・・・超一流の田舎ですね。

昼頃、しだいに雲が広がってきました。次の低気圧がやってきたかな? 

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ちなみに遊びに行ったのは瀬女(セナ)スキー場、休憩所にアイルトン・セナのポスターが貼ってありました。

オバマ氏と小浜市みたいな関係でしょうか。早逝の英雄の目は物憂げで寂しそうでした。

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2009年1月13日

シケが続きます。

先週からひっきりなしに低気圧が日本海を通過してシケ模様が続きます。冬の日本海はまさに低気圧の墓場のようです。

こうシケると魚がないから仕事になりません。こうなったら気持ちを切り替えて遊ぶしかありません。

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石川県は海もいいけど山も素晴らしいです。ウィンターシーズンはやっぱりスキーでしょ! スキー場まで車で1時間くらいで到着します。

今年からソリは卒業、子供に本格的なカービングスキーの練習をさせます。先生はもちろん私、ついつい熱くなります。

今からきっちり練習してスキーを覚えると、将来きっと役にたちます。雪国なのにスキーがダメというのは、沖縄生まれなのに泳げない、鹿児島出身なのに焼酎が苦手、というくらい違和感があります。

     親の責任は重大です。水泳とスキーは私の管轄です。地味な反復練習が続きます。


     

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2009年1月11日

寒波襲来

今朝、目を覚ますとあたり一面銀世界でした。いくつになってもこんな朝ってワクワクしますね!

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空中テラスも真っ白です。

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真っ白い雪壁に掛かっているリースがハッとするほどキレイです。北欧のインテリアみたい。

強い冬型、西高東低の気圧配置が続きます。海もシケてセリもないし、何して遊ぼうかな?やっぱりスキーとジョギングかな。

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戸井鮮魚はここ最近、弁当の注文が多くなってきました。800円から5000円の弁当までいろいろ作ります。昨日は5000円の弁当の注文でした。

タラのマコの煮付けや牛ヒレステーキ、ヤリイカの酢の物、シマエビのテンプラなど・・・まだまだあるよ。

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刺し盛りもつきます。甘エビ、シロトラエビ、シマエビ、ヤリイカ、ホウボウの昆布締め、バイ貝、アジ、これで一人前、食べれるのかしら?  まだまだつくよ。

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デザートも・・・・

コウバコガニもつけて配達、これだけすればお客さんは喜ぶよね。儲かる、儲からないは別として・・・

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2009年1月 9日

旅する魚屋ボチボチスタート!

昨日から゛旅する魚屋゛が旅を再開いたしました。そろそろお客さん達も新鮮な生魚に飢えているはずです。

             とても忙しい仕込みの朝をちょっと覗いて見ましょう。

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タラを切り身にして鍋セットを作りました。もちろん橋立産のタラです。白身が透き通るくらいキレイです。

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マコは半分にして売ります。昆布で巻いて煮付けにすると最高の酒の肴になります。

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ブリの子供、フクラギです。脂がのってます。私はブリよりこっちのほうが好きです。

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エビ三種。シロトラエビ、シマエビ、甘エビ。シロトラエビが一番美味しくて高いです。

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バイ貝の刺身です。殻をとって塩でもんでヌメリを取ります。とっても手がかかってます。

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今日で最後のコウバコ、禁漁期に入ります。最後ということであっという間に売り切れました。地元っ子はコウバコが大好きです。

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焼きサバにフキノトウ味噌を塗りました。フキの苦味は春の味です。

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干物はホウボウとメギスです。さぁ、どうする?何買う?

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あと、マガレイの昆布締め、ヤリイカ、赤カレイ、ミズダコのボイル、惣菜山ほど乗っけて出発です。今日も激しく時間に追われてます。

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私が出発した後、嫁さんとトイババで弁当の注文をこなします。橋立小の先生方の新年の会食のお弁当です。いつもごひいきしていただいてありがとうございます。


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お昼くらいで旅が終了です。惣菜少しとタコが残りました。惣菜は晩飯となり、タコは惣菜の材料となり再アタックをかけます。

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少し休んで明日の旅の仕込み開始です。こういった地味な作業が続きます。早くジムに行って発散したい・・・

2009年1月 7日

春のような一日

風は冷たいものの春のような日差しだった今日、小鳥のさえずりのような賑やかさで橋立保育園御一行がトイジジパークへ遊びに来ました。

とても礼儀正しい保育園生です。まず私に一礼して挨拶。そのあとポケットから用紙を渡されました。

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表には「といさんへ」、裏にはご覧のような心のこもった年賀状です。

           教室で書いてくれたんだ! ありがとう、大事にします。

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             今年も遠慮しないでたくさん遊んでちょーだいね!

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泉の浜からは静かな波の音だけが聞こえてきて、ほぐされた体が沈んでいくように、穏やかで心地いい、深い深い眠りを誘います。

    この波音をバックにベベウ・ジルベルトのボサを聴くと完全に労働意欲を失います。

2009年1月 5日

本場スイスのクラシカルなチーズフォンデュ

スイス・バーゼル在住の姉とルームシェアしていたNちゃんが本物のチーズフォンデュランチを作ってくれるとのこと。

姉のチッチ曰く、

「バーゼルでもクラシカルで美味しいチーズフォンデュを食べさせてくれる店は2~3軒だけ、あとは全部ダメ。特に観光用の店や゛チーズフォンデュ始めました゛と看板が揚がっている店には入らないで。」

「パン以外はつけちゃダメ。茹でジャガイモやソーセージなどは論外。サラミやピクルスのようなものは前菜として食べてね。とにかく集中するの。そう、日本でいうと゛わんこそば゛みたいな感じかな。パンだけつけてひたすら食べるの。」

「食事中のドリンクは白ワインだけね。ビールや水はダメ。後で大変なことになるわよ。お酒の飲めない方やオコチャマは熱いティーにすること。」

ふ~ん、そうなんだ、期待が膨らみます。

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まず土鍋の内側につぶしたニンニクをこすり付けます。使い終わったニンニクはそのまま鍋のなかへ入れておきます。

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スイスのチーズ屋さんでブレンドしてもらったフォンデュ用の混合チーズです。石川県では売ってないようなチーズです。ワインでのばしながら弱火にかけます。あとは木ベラで焦げないようにゆっくり混ぜます。

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かき混ぜること50分、仕上げにナツメグと荒引き胡椒を入れて完成です。

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キレイな黄金色です。コンロの火はごく弱火で冷めないように気をつけます。


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前菜はチーズフォンデュの前に食べること、そうだよね?

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メインのパンです。はい、これだけです。集中しよう。山ほどパンを用意してるからモリモリ食べてね!

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アツアツのチーズが絡んだパンは栄養の塊です。チーズの苦味が心地いいです。

          ムイ・ビエン!ワインをくれ、辛口の白とベストマッチです。

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あなたも一口いかがですか? アルプスのハイジの味がするよ。

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チッチとNちゃんの食欲はもの凄いです。私はだんだんペースダウンしてきました。だんだんとチーズソースのワインの後味が気になってきました。

そのことをチッチに言うと、

「このくらいならスイスの子供でも全然食べるよ。大人同士だと食事中でも鍋の中にドボドボとワインを入れるし、パンにキルシュをつけてからチーズに絡ましたりして、もっと酒が強いよ。」

「ただこの料理、食べるのはホントに寒い冬場だけ。年に2回くらいしか食べない人もいるし、毎週食べる人もいるね。スイス人みんなが好きってわけじゃないよ。私は好きだけどね」


  地方料理って興味深いですね。こんな料理を食べると猛烈にヨーロッパヘ行きたくなります。

プロヴァンス地方、シチリア、バスク、スペイン・・・クセの強い地方料理を食べてみたいです。プロの料理人はお呼びじゃないです。洗練さはいりません。欲しいのは歴史と文化と田舎臭さです。

2009年1月 3日

建築&アート三昧

2日の夜は私達3兄弟+若き女性建築家+また従兄弟の建築家の卵を交えての建築談義で夜が更けました。

コルビジュ、ヘルソク、安藤忠雄、中村好文、などの著名な建築家の話題で盛り上がってましたが、私が驚いたのはスタッフ達の安い給料です。とても生活できる金額じゃないです。これじゃ一か八か独立するしかないですね。


その流れで今日は兄貴のトイットの最近の作品を見学することとなりました。

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まずは小松の洋服屋のゴシップさんへ向かいました。

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階段を登り、2階がショップです。

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メンズ専門店です。アクセサリー、帽子、スーツなど極めてオシャレで高価でもあります。あっという間にこの2号店を作った、とっても繁盛している優良店です。あやかりたいものです。

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お次はお花屋のワイルドフラワーさんです。1階がショップで2階が教室などに使うワークスペースです。


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特徴はなんといっても苔の生えた外壁です。店名通りとってもワイルドな仕上がりとなっております。トイットが若き建築家のために直々に建物の説明をしております。

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いつかはここまでワイルドにして欲しいものです!

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最後にもう少しでオープンする西金沢駅前のトイットの新事務所&住居です。

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1階が事務所となります。中央の大きくて黒い柱の中にはトイレ、キッチン、物置が隠されています。外側は本棚や模型を置く場所となっております。黒い柱、いわゆるセンターコアを中心に一周つながっています。ドアなど仕切るものがなく開放されたスペースとなっております。

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2階が住居です。1階同様のセンターコアが2階にも続きます。この中にトイレ、脱衣場、バス、クローゼットが配置されています。

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オープンキッチンには6.4m×1.1mの巨大なテーブルが備え付けられています。どんなパーティーでも対応できるでしょう。

リビングは1階同様、仕切りがなく一周つながっています。これとは別に子供部屋と寝室とユーティリティスペースの3部屋があります。

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センターコアが柱代わりとなっているのでこんな自由な窓枠の配置が可能となります。

                 完成まであとわずか、がんばれトイット! 

          できたらまた宴会だ!泥酔して新品の絨毯にゲロ吐いたら怒るだろうな・・・

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2009年1月 1日

2009年スタート!

皆様、あけましておめでとうございます。今年も2~3日に1回の更新を目標に頑張ろうと思いますので、時々でいいのでチェックしてください。

皆様がご自宅でくつろいでいる時が戸井鮮魚にとっての稼ぎ時です。2日までモリモリ仕事です。初セリが6日からなのでそれまでの間はお休みとなります。

          元旦の今日も夜明け前から仕事です。ちょっと覗いてみましょう。

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常軌を逸した量のオードブルをこなします。これが31、1、2日の3日間続きます。よくやるなぁ、と自分でも思います。


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29日の最終のセリで落としたズワイガニ。シケのせいで半日の操業で帰港したため、品薄なのと最後のセリということで値が高騰しました。

どうしても欲しいとおっしゃるお客様のために落としました。2杯で50.000円です。安いのか、高いのか、神経が麻痺してきます。
                  


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正月にはブリが欠かせません。何十本と捌きます。半身で販売しますが・・・


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お客様のご要望はそれ以上です。こちらは半身を塩焼きでとご要望。10時の飛行機で東京の息子のところに持っていくのでよろしくとのこと。またまた時間に激しく追われます。

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あちらのお客様はは照り焼きにしてとのこと。ダメだ、ホントに時間がない・・・

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「私の家には包丁がないので刺身にしてきて・・・」とのこと。ホントに包丁がないの?冗談でしょ。

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刺し盛りもたくさん注文が入ります。ヤリイカ、真鯛、マトウダイ、甘エビ、ホウボウ、ブリ、ミズダコ、イクラなどなど。テーブルが華やぎますね。

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荒れる日本海、当分セリがないので好きなだけ荒れてくれ。そして今日もサーフ天国です。北陸のサーファーはガッツがあります。見せかけではない品(性)を感じます。

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北陸の空の性質を表した1枚です。吹雪と曇りと雨と晴れが狭い範囲で同居しています。

   北陸の冬の天気を、弁当忘れても傘忘れるな、と比喩した意味がよくわかります。

 女心も北陸の冬の天気みたいに、ここまで激しく変化したら、男は誰もついていけないでしょう。

2008年12月29日

年末のラストスパート

年末・年始の注文の仕込みで忙しくなってきました。オードブル、昆布締め、刺し盛りなどなど、モリモリの注文をいただきました。ありがたいことです。

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昆布締め用のヒラメです。

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マトウダイはカルパッチョに使おうかな。

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キレイな真鯛です。

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石川県の正月には欠かせないブリです。フォッサマグナから上の地方が正月には鮭、下の地方がブリだと、どこかの雑誌に載ってました。
捌いて半身づつ売ります。養殖モノは脂が乗りすぎていて刺身では好き嫌いが別れます。塩焼きや照り焼きすると旨いです。

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オードブル用の仕込みです。バイ貝を塩茹でして身を出しているところ。家族総出で仕事をこなします。
将来、きっと役に立つから仕事を早く覚えるんだぞ。

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今日の泉の浜はサーフィン日和です。たくさんのサーファーが遊んでました。精神の開放できた?

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空いてる時間に年賀状作りです。ほどほどの枚数にしとこう。

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トイジジパークに新しいオブジェ登場。これは暖炉かな。大きすぎて家には入らないし、無理して入れても重すぎて床がぬけます。

2008年12月28日

ささやかながらのクリスマス

クリスマスはとっくに過ぎましたが、我が家では昨晩がクリスマス、久々にスイスから帰郷した姉のチッチをまじえての宴会です。

姉のチッチは文化服装学院出身のパタンナーで、四ツ谷のイッセイ・ミヤケ事務所を出発としN・Y、香港を渡り歩き、そして今はスイスのバーゼルでショップを開業しているバイタリティー溢れる人物です。

ちなみに旦那さんは優しい目をしたイタリア系スイス人です。彼もまた世界を渡り歩く魅力的な人物で、東京の顧客の贈答品には戸井鮮魚のカニやエビを使ってくれる、細やかな神経の持ち主です。


             ささやかながらの宴会の料理です。ボナペイティ!

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シケの影響でカニや魚が出せなかったのが残念でしたが、久々に新潟産の高級和牛のくびき牛のステーキを食べました。
  
     ヒレの部分の柔らかいこと! 旨すぎです。レアでどうぞ。兄貴のトイット、ありがとう。

チッチは衣、トイットは住、私は食と3兄弟が三者三様のバラバラな人生を歩んでいます。そして3人とも自営です。これは電気会社を自営していたトイジジの影響が大きいのだと思います。最後は倒産しましたが・・・

私は自営している人がとても好きです。現状に四苦八苦していながらも、それを口にせず自虐的なギャグでかわし、川を上るキングサーモンのように逞しく、しぶとく生活している自営業者。

不景気なご時世ですが、この不況の強い風が吹くなら、好きなだけ吹けばいい。そうすれば誰が強いか弱いのか、根性があるかないか、優しいのか甘いのか、かが見極められます。

すぐに一番弱い立場にある派遣社員を切った企業のモラルを疑います。この処置は景気が良くなっても決して忘れません。

        高貴なる義務、ノブレス・オブリジェを知らない経営者達に失望です。


      

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2008年12月25日

サザエ、アワビの餌獲り

春になったら放流するサザエとアワビの餌の海藻が残り少ないと漁協から連絡を受け、急遽潜ることとなりました。

昨年までは10月頃に水産試験場から送られてくるサザエとアワビの稚貝をすぐに海に放流してましたが、今年からは漁協の水槽である程度大きくなるまで飼育して、海況がよくなる春頃に放流することとなりました。

そのサザエとアワビのチビっ子、嬉しいことに元気モリモリで食欲旺盛です。そうなるとお父さんは頑張っちゃいます。鮮度のいい海藻をたくさん獲ってくるね。

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ポイントは堤防のテトラです。昨日はシケていませでしたが海の中は揺すって濁ってます。

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今回の餌獲りでの私の仕事は陸番です。潜水作業をスムーズに行なう作業です。来月は私が潜る番です。
真冬でも6.5㎜のツーピースのウェットスーツを着れば全然寒くありません。ウソ! チョー寒い!

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水中のテトラに生えているカジメを獲ります。濁ってよく見えないみたいです。

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30分くらいで終了。来月分くらいはありそうかな。

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お疲れさまです。地道な努力が大切です。みんなお腹を空かせてまってるよ!

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餌のカジメです。サザエの大好物です。

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カジメを漁協の冷凍庫に入れて、小出しに餌をあげます。漁協のスタッフの方が餌やりのお世話をしてくださいます。いつもありがとうございます。

獲る漁業からの育てる漁業への転換が我々潜水組合の使命です。コモンズの悲劇にはさせません。

2008年12月23日

海辺のワインディング・ロード

今日もしっかりと(?)シケてます。まぁ、いいや、好きなだけシケてくれ。

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自宅に帰る途中の海辺のワインディング・ロードから望む泉の浜、小雪まじりの冷たく、強い風がビュンビュン吹いてます。

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シケると港内に入ってくる波や風から船を守るため、岸壁から船を離して四方からロープで固定します。

このことを「ハリをとる」といいます。ハリをとれば明日の休みが確定します。漁師たちは心踊りながらハリをとります。パチンコやスナックへ行ってらっしゃい。散財してらっしゃい。

                    ~シケの日に思うことシリーズ~

                  夏の台風のときの船の避難先の話

学生のとき、夏と春に沖縄・西表島のダイビングショップへ長期丁稚奉公に行き、ダイビング技術の習得に勤しんでいたときの話です。

西表島という響きに胸が騒いだものでした。なんかこう珊瑚、亜熱帯、ジャングル、といった原始的なものがむき出しであるような感じです。

新宿の居酒屋で慣れない酒を飲み、気持悪くなると喉の奥に指を入れ嘔吐し、また、なにくわぬ顔をして飲み続ける・・・といった生活を繰り返しているうちに、沖縄へ行こう、それも遠い遠い離島へ、無垢で清浄な島へ行こうと思いつめていました。

西表島まではとにかく遠いのです。羽田→那覇→石垣空港・石垣港から高速船で40分で到着です。
当時は一日がかりの移動でした。いや、最後の船が間に合わなかったから2日かかりだったかな・・・

西表島には一周道路がなく、北側半分だけ舗装道路があり、あとの南側の半周は未開地です。マングローブが河口付近に生い茂り、潟のような湿地のような砂地が広大に続きます。ジャングルからは細い滝が遠くに見え、何百もの鳥達の鳴き声が咆哮し、、シダ系の湿った葉が太陽の光を遮っています。

夏のベストシーズンは台風が最も良く通るシーズンでもあります。台風が接近すると、船は満潮のときに港を出てマングローブが生い茂る川へ上がって行きます。

枝分かれした細い川まで移動して、木にしっかり固定して係留するのですが、最後は人力で船を引っ張りながらの作業となります。

            「おい、良平! 寝てるのか? ちゃんと引っ張れよ!」

                「水底がぬかるんでなかなか力が入りません・・・」

やっとこさ、船を固定したあとは、川を歩いて帰ります。砂地には無数のカニ、川にはチヌがキラキラと泳ぎ、鳥とも猿ともつかないような鳴き声がジャングルの奥から聞こえます。長い昼が終わりに近づき、オレンジ色の太陽が静かに沈んでいきます。

      台風前のナギで風が止まるように時間までもが止まっているような感じでした。

オーナーと二人、車にたどり着きショップへ帰る途中のこと、窓からボンヤリ景色を見ていると、運転席がバタバタと変な音がします。

運転席のオーナーの方を見ると、なんと黒いビニール袋に顔を覆われもがいているではありませんか!
水濡れ防止のために敷いてあったでかいビニール袋です。


  私          「ギャハハハハハ!何してるんですか!?」

 オーナー       「良平!早く助けろ、前がみえんやろ」

  急いでビニール袋を顔からむしり取ると、照れ笑いを満面に浮かべて、

  オーナー      「良平・・、すぐに助けんと笑っとったやろ? アハハハハ!」

  私          「ハァ、ハァ、腹イテェ、 オーナー、それは新しいギャグですか?」

大阪の近大潜水部出身のオーナーの関西弁がとても面白く、最後にオチがついてくる話法はダイビング以上に勉強(?)になりました。


夕暮れの中、海辺のワインディング・ロードを大笑いしながら飛ばして帰ったものでした。楽しかったな~

そして、もう帰らない夏の日です。


           

2008年12月22日

今日の発送

今日は何を発送するのでしょうか? ちょっと覗いてみましょう。

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白子入りのタラです。この寒い時期は鍋にしたいですね。でもこのままでは送りません。キッチリ捌きます。

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良かった! たくさん白子が入ってます。丁寧に白子を取り出します。

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三枚におろします。白身の肉は鍋に入れてもいいし、フライやソテーにしても旨そうです。

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アラと白子も入れて発送します。着いてすぐに料理できるのが楽でいいですよね。

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金沢産の7キロの天然ブリです。これも捌いて送ります。

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やや赤みかかった肉です。あまり脂は乗ってないかも・・・。刺身や照り焼きでどうぞ。

ブリシャブ? 旨いのかな? したことないからわかりません。

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ブリ大根用にアラも一緒に入れておきます。

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クリスマスには赤色がかかせません。甘エビをキレイにデコレーションしてください。テーブルが華やぎます。

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ちょっと小さめ、でもしっかりとタグがついているズワイです。10杯どうぞ。塩茹でしてあります。

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干物バイキングです。 さぁ、母ちゃん、どうする? 何買う?時間ないし早く決めてや・・・

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これなんてどう? ちょっと大きめのマダイの一夜干し、これはいいよ、最高の仕上がりだ。


クリスマスの頃にはシケも終わるでしょう。年末年始着の12月最後の発送もなんとかなりそうです。

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ちょっと息抜きに泉の浜の様子を見に行きましょう。


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いい波が時々来てます。私はサーファーじゃないですが、冬場のキレイな波を毎日見ているとなんだか身体がムズムズしてきます。

          ロングボードでもやってみようかな? 来年の目標にします。

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2008年12月20日

早朝の木場潟ジョギング

暁闇の頃、まだ暗いうちに家を出て木場潟へ向かいます。最近、走るのが生活の一部となり、走らない日はなにやら消化不良なような、居心地の悪い気分がします。


        この生理現象は着実にアスリートに近づいている証拠ですね(?)

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霜が降りてます。今朝は晴天で放射冷却の影響のため、気温が低かったです。身を切るような冷たい空気、帽子と手袋は必需品です。

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白山の左側からのご来光です。ウォーミングアップを充分にして、走りましょう!

  「体幹をバネのように使い、わずかに前傾して着地時の反作用を利用して前に進む・・・・」

参考書通りのイメージトレーニングをしながらのラン、ダメだ、全然理解できない・・・

最近、お客さんからも、痩せたね、締まったね、と嬉しい声を聞くようになりました。対面商売なら絶対見た目が大事です。これからもトレーニングを継続するということは、仕事を続ける上での必須項目だと思います。

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2008年12月18日

シケてきました

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今日の泉の浜の様子です。シケてきました。今日はセリがありましたが、明日はダメです。あ~、胃が痛いです。

来週はどうなんだろう? 週間天気予報を見ると雪マークがあったのが気になります。あと、一週間、頼むからもう少しがんばってくれ。

           愚痴はここまで。海のリズムで暮らしているのでしょうがない。

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2008年12月16日

愛しの泉の浜

道を挟んで自宅の前の丘の下に広がる泉の浜、今日はどんな表情をしているのだろうか?

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沖から弱い北風が吹いてます。春のような海の色です。太陽さえ出ていればここは楽園のようです。

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まるで崖のような階段を降りると砂浜です。


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優しい波音です。目を閉じて、深呼吸してみてください。

                     どうですか、 少しは気分が楽になった?

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クールにスウィングして優しく揺れる波、見ているだけで落着きます。

世の中、不景気、不景気とパニック気味に、そして煽るように騒いでますが、みんな都会ばかりにいないで地方に戻って農業や漁業をすればいいのに。

フランスのように日本も農業国になったら変なもの食べずにすむのにね。

センスのいい脱サラ組が都会から自然に魅せられて田舎に流れきてくれたら、地方は元気がでてきます。農業をやりながら料理の美味しいシャンブル・ドット(民宿)なんてやってくれたら嬉しいな!

    「ようこそ、今日は海の風が吹くから、テラスでの食事のほうが気持ちいいでしょ」

なんて声かけられたら嬉しいな。

「今夜は旬のアスパラのサラダにウズラのロースト、グリーンピースとミニアーティチョークのソテーよ。ボナペティ(召し上がれ)!」

             いいよね、こんなの・・・あっ、また妄想している・・・

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夢から醒めて、さぁ、発送、発送!

2008年12月14日

捌いたカニはいかがでしょうか?

立派な姿のズワイガニは見栄えがして大切な人への贈答にはピッタリですが、食べやすいように捌いたズワイの贈答も人気があります。

捌いた状態で遠くへ送るのは無理ですが、近場の方のお家にもっていくならこの方が喜ばれます。

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ズワイ2杯分です。4~6人前はあります。

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ズワイ2杯、コウバコ3杯分です。こちらは知り合いの新婚カップルが二人だけで食べるそうです。ちょっと多くない?

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カニだけではなくこちらの刺し盛りも二人だけで食べるみたいです。甘エビ、ホウボウ、フクラギ、タラの昆布締めが入ってます。

若いっていいですね。20代前半ならいくら食べてもデブにならないもんね!

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若い二人にリースのプレゼント。ここ最近の嫁さんのマイブームのリースです。

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シールを貼って出来上がり。この戸井鮮魚のハンコとシールは今年の沢村賞クラスのガンバリでした。
チャカ・フークさん感謝、感謝です。

あと、半月で今年も終わりです。1月になったらいっぱいシケていいから、12月中はナギが続きますように・・・

2008年12月12日

お歳暮シーズンです

アラスカ・キーナイ川のキングサーモンの遡上がファーストランとセカンドランの2回あるのと同じように、カニの贈答のピークも大きく分けて2つあります。


ファーストランはズワイガニ解禁後の一週間、初物ということで注文が殺到します。

セカンドランは12月の前半のお歳暮の時期です。

この二つのビッグウェーブにうまく乗らないと面白くありません。只今、セカンドラン真っ最中です。ズワイ、香箱、甘エビ、昆布締め、干物、鮮魚などなど、モリモリ発送してます。

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白子入りのタラがボチボチ揚がり始めてます。ちょっと高いですがセレブはそんなことお構いなしです。
そんなセレブ、大好きです。


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お目当ての白子です。甘くてとろけそうな高級食材です。プロレタリア階級の私は決して食べることができません。

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白身の肉は昆布締めにします。

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金沢港産の甘エビです。カニの漁期中は橋立産の甘エビはありません。漁師にしてみれば、エビを引くよりカニを引いた方が金になりますからね。カニ禁漁の3/20を過ぎたらまた甘エビを引きにいきます。

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一夜干しはアジ、カマス、マダイ、赤カレイ、ウマヅラハギ、ホウボウなど毎日作ってます。いいかげん飽きてきます。

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干物小屋フル稼働です。

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香箱カニの水揚げが少ない日が続きます。当然、高値がつきます。大きい香箱をこれだけ揃えるのにとても苦労します。

             役者が揃ったのでそろそろパック詰めしていきましょう。

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チラシとカニの捌き方のシオリを用意して・・・

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テキパキと詰めていきます。

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シオリを入れて蓋をして一丁あがりです。


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ズワイと香箱と甘エビの最強セットです。こんなお歳暮、誰か私にくれないかな?

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タラと甘エビのセット、お年寄り二人暮らしのお宅にはぴったりな量です。旨いものを少しだけ食べる、いいんじゃないですか、好きです、その発想。

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一夜干しはこの時期、とても人気があります。塩分控えめな一夜干しは日持ちしません。より旨く食べるためのひと手間、日持ちのことは考えてません。

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バラエティに富んだ内容です。スズキの昆布締め、ホウボウとカマスの一夜干し、香箱蟹、甘エビが入ってます。晩御飯が楽しみな、もらって嬉しい贈答品です。親孝行してますねぇ。

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いろいろな想いが詰ったお歳暮です。戸井鮮魚が責任をもってお届けします。

2008年12月 9日

男の仕事が続きます

バタバタと忙しい日が続きます。あまりに慌しいと家族の間にもギスギスとした空気が流れます。こういう時は家長である私の出番です。

               「今日の晩飯は父ちゃんがフレンチを作る!」


美味しいものを食べればみんな笑顔になるはずです。冷蔵庫を開けて余っている食材を取り出し、バットに並べてメニューを考えます。


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甘エビの殻と頭を使ってパスタソースを作ります。鍋にオリーブオイルをたらしてニンニクとタマネギと甘エビを炒めます。

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エビの旨みを引き出したら白ワインを入れてアルコール分を飛ばし、トマトホールを入れて煮込みます。

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ムーランで漉したいところですが、面倒臭いのでミキサーで粉砕します。

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塩で味を調整して生クリームを少々入れて完成。パスタは最後に茹でるのでガスレンジの隅っこに置いておきます。

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付け合せにジャガイモのピュレなんていかが?ナツメグを入れるとパリっぽい(?)風味がします。

ちなみにフランスへ旅行したことはありませんし、当分の間は無理だろうな・・・

東京在住のフランスの知人はジャガイモ料理が大好きです。フランス人はみんな好きなのかな?

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次はマダイと甘エビのマリネを作ります。マダイには塩・胡椒をパラパラと振っておきます。

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ポールの中に飾り野菜とエビを入れて、塩・胡椒、レモン、ビネガー、オリーブオイルを順に入れて混ぜます。私としては塩、ビネガーの効いたパンチのある酸味が好みです。オリーブオイルの香りは実のところ苦手なのです。

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マダイの上に盛り付けて出来上がり。岩塩とエビの甘さが酸味の隙間から滲みでてます。いい感じだ。

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パイレッシュにエビを乗せて無造作に塩・胡椒・オリーブオイルを回しかけしてオーブンに投入。

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甘エビのオーブン焼き完成、チョー簡単な一品です。甲殻類特有のコウバシイ香りが広がります。

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マダイをポワレします。皮目をパリッとさせ焼きすぎないように火入れします。ナイフを入れたときに透明な肉汁がでるくらいの焼き加減です。これが難しい。

              「スープは経験を要し、火入れは天才を要す」 らしいです。

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家飯はワンプレートディッシュが原則です。なんの躊躇も迷いもなく豪快に盛り付けます。

みんな、一瞬ひるんでましたが、大丈夫。手間をかけて作った料理は美味しいに決まってます。

私個人としましては、大好きなフランス料理でも小さいポーションに色とりどりのソースを回しかけしてあるお上品な盛り付けは苦手です。

引き算の料理なのか、ガロニ(付け合せ)のない、または少ない一皿も苦手です。


田舎くさい盛り付けでボリュームがあるほうがいいな、例えば・・・         

          牛肉の赤ワイン煮込みの横にはたっぷりのジャガイモのフリット、

                骨付きハムの横にはたっぷりのラタトゥイユ、

          豚バラ肉の煮込みにはたっぷりのリンゴとパイナップルのグラッセ、

皿の隙間がないくらいの盛り付けが私好みです。お皿の底に残ったソースとガロニの一体感がさらなる美味しさを引き出す気がします。

2008年12月 7日

戸井鮮魚は料理屋ではありません

ちょっと立ち寄った橋立の郵便局で、受付のお姉さんに、

   「戸井鮮魚ってどこにありますか? ってよく聞かれるんだけど料理屋とかやってるの?」

と質問されました。お答えします。レストランのようなことはやっていませんし、魚屋としての店も構えてません。

あくまでも゛旅する魚屋゛です。セリ落とした魚を調理したり、惣菜にしたりしてお得意様のお宅を売りにまわる業務スタイルです。

でも、たまにですがセリのない週末などは料理屋の真似事をするときがあります。昨日は16名のお客様ご来店、トイジジと娘が通っている絵画教室の先生、生徒ご一行様です。腕がなります。

ビル・エヴァンスの美しいピアノの旋律を聴きながら、イメージを膨らませ料理を作ります。

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コウバコと甘エビと真鯛の三点盛り、お皿はアンティーク、大正時代の古伊万里です。こんな高価な皿を使うのは山中温泉の「かよう亭」か戸井鮮魚くらいです(?)

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目で楽しみ、味で楽しむ。大事なことです。九谷焼の濃い緑もいいですが、伊万里の暖色が北陸特有の鉛色の空と対比して、見ているだけで気持ちまで暖かくしてくれます。

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同時進行でオードブルの注文もこなします。いつもはプラスチックの銀皿を使いますが、今日は年下のかわいい旦那様の誕生日とのこと、プラスチックじゃかわいそうです。長いオーバル皿に盛り付けます。


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こちらは戸井鮮魚からのプレゼントです。いつもありがとう!お二人を尊敬しております。

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スズキと甘エビのホイル焼きです。ニンニクバター醤油とお酒を少々入れて包みます。頃合をみてオーブンに投入。

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お次は軽く干した赤カレイを揚げて、ピリ辛の甘酸っぱいネギソースをかけた一品。中華っぽい味付けです。

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デザートは洋ナシのコンポートです。甘さ控えめで軽めの味付けですので、別腹で胃袋に吸い込まれていきます。

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外は相変わらずの荒れ模様でしたが、暖かい部屋の中は湧き立つような笑い声に溢れてました。良かった、良かった・・・


橋立において、ここまでやる料理屋は戸井鮮魚をおいて他はありません。お客様大満足です。儲かっている、いないは別として・・・

          でも料理屋の真似事は当分いいかな・・・ ちょっと休憩します。

2008年12月 4日

旅する魚屋

今日はどんな魚と一緒に旅してるのでしょうか?ちょっと覗いてみましょう。

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仕込みは前の日から始まっています。ズワイとコウバコ、年末に向けて値がだんだんと上がってきました。

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お歳暮シーズンになりました。あと一ヶ月のラストスパートです。

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金沢産の天然ブリです。脂があまり乗っておらず、養殖ブリより安かったです。

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切り身にして売ります。あっという間に売り切れました。

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メギスは生売りのほかに干物にしたり、開いて惣菜用として使います。

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たくさん開きました。フライにするとあっさりした味で、骨もないのでお子様でもバリバリ食べれます。

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鮮度のいいイシモチは刺身するととても美味しいです。

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鯛のような色合いをしてます。水分が多い魚なので痛みやすいのが難所ですが、干物にしても塩焼きにしてもなんでもいけます。

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つぎの刺身はサコ鯛です。 真鯛と比べておでこのあたりが盛り上がってます。大きくなってもせいぜい30㎝くらいで成長が止まります。

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真鯛より安く、庶民の味方です。もちろん旨いです。

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塩焼き用としてホウボウと真鯛を用意しました。両方ともキレイに下処理してあります。

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コウバコと捌いたコウバコは相変わらずの人気です。

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夏場だけの焼きサバでしたが、人気があるのでずるずると続けています。

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赤カレイの一夜干しを山ほど持っていきます。

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嫁さも惣菜作りがんばってます。

                  たくさん車に詰めて旅に行ってきます。

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2008年11月30日

シケの日に思うこと パート2

昨晩から吹きだした強風の影響で海は大シケ、底引き漁は休漁です。

今はだいぶんと風が落着いてきましたが、波3mでウネリが残ってます。朝ナギ(早朝出漁すること)だといいんですが・・・

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加佐岬の灯台から撮影。これじゃ沖にでれないな。

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遠くに見えるのは橋立港の入口の一文字灯台と赤灯台。空は鉛色、たまに晴れ、たまにどしゃ降りの不安定な天気です。

         ゛弁当忘れても傘忘れるな゛ 北陸の冬を如実に表している諺です。

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こんな日にこそたっぷり家族サービスをしなきゃね。遊びが終われば、後はただただ我を忘れるほどジョギングします。

      心に傷でもあるのだろうか?傷がなんであるか私自身もわからないのに・・・

     時は流れていろいろなことは忘れてしまうけど、今だに心の奥に残るお話シリーズ

                  ~今までで一番ウケた話~

10年以上前、結婚する前の話です。嫁さんの三鷹のアパートでのこと。私と嫁さんと嫁さんの妹Mちゃんの三人で晩御飯を食べた後、Mちゃんの視力の低下原因と近視との関係について私がわかり易く説明してました。

「・・・遺伝とかもあるけど、そもそも近視とは遠くを見たときに、網膜より前でピントがあってしまうんだ。水晶体の屈折力が強すぎたりとか・・・いろいろ原因はあるがMちゃんは暗いところで本やテレビの見すぎだよ・・・」

「へぇー、戸井君(今だにこの呼び名)て学校の先生みたいで説明がうまいね。初代仮面ライダーの藤岡弘みたいな喋り方だし・・」

と妹さんはしきりに私に感心してました。調子にのった私はますます饒舌になり図解入りで説明。しかし、最後の締めところで全てをぶち壊す、言ってはならないことを言ってしまいました。

「近視には仮性近視と真性近視があり、Mちゃんの場合はまだ仮性近視の段階かもしれないから、近くのものを見たら、遠くの景色を見て眼をリラックスさせてね。」

と言って締めるはずだったのに、

    「近視には仮性○茎と真性○茎があり、Mちゃんの場合はまだ仮性○茎の段階かも・・・」

 ・・しまった、私めは何言っちゃってんだろうか?レディーに対してよりによって○茎とはマズイぞ・・・

 2人はキョトンと顔を見合わせて、しばしの間沈黙、そしてはじけるように大爆笑・・・ チョー恥ずかしい・・穴があったら潜りたい心境でした。

2人はまともに座ってられず床に転がりエビのように体を震わせ、泣きながら笑いころげてました。

         「ダメだ・・戸井君、面白すぎ・・あ~腹筋イテェ・・」 

いや、別にウケを狙ったわけじゃないんだけど・・・事故です。

三鷹のボロアパートが揺れるくらいの大騒ぎ、翌日大家さんからクレームがきました。そりゃくるよ、もう少しで床ぬけそうだったから・・

その後の私のイメージは、最後になんかやらかす面白い兄ちゃん、になってしまいました。

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2008年11月28日

セリ前にすること

時間があるときは、以前乗っていた宝勝丸の荷下ろしの手伝いをしています。もちろんボランティアです。堤防の向こうに宝勝丸の船影が見えてきました。

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カニ満載です。コウバコは少なめですが、ズワイは大漁です。明日はシケだから折り返しはなし。若い衆はホッと一息、リラックスムードが漂います。

ダイハチ車にカニを積み込みセリ場へ急ぎます。

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カニをおろして、選別開始です。ズワイチームとコウバコチームに別れて作業、私とマルヤ水産三代目御曹司がペアを組みズワイを選別。

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大きいものから順に並べます。

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甲羅が少し割れていたり、足の関節がグラグラしているような、キズがついたカニは撥ねておきます。

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足の一番下の小さい足が欠落しているものも撥ねます。あと足が一本ないもの、2,3本ないもの、甲羅が少し薄いもの、これらはひとくくりのグループとして分けておきます。

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選別が終わったらパック詰めです。大きくて良いカニから、甲羅を下にして詰めていきます。一番蟹は軽く3万円を超えます。高いときは5万円・・・

一番蟹の腹は飴色に輝き、ズッシリ重くて元気がいいです。私には買えないな・・

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パック詰めしながらカニの足にタグ付けをします。橋立ブランド力強化のために欠かすことのできない作業。橋立はブルータグですが港によって色が違います。

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品質に自信のあるズワイガニのみにタグ付けます。ちなみにコウバコにはつけません。

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完了です。あ~、疲れた。私はここで一旦、家に帰り、注文の最終確認をします。

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18:30にセリ開始です。胃の痛くなる時間です。コウバコが品薄のせいで高値がつきました。ズワイはまぁまぁの値かな。

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この料理一皿の奥には気の遠くなるような作業があります。漁師の方々に感謝して食べましょう。

2008年11月25日

蟹パーティの夜はふけてゆく

シケが続いていた先週、仕事もせず、窓越しに荒れた海を眺めながらため息ばかりついているとウツになる恐れがあったため、気分転換をかねて蟹パーティーを開催しました。

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用意したズワイ、コウバコは全て足折れです。足が2本くらいないカニはとても安く、プロレタリア階級の私にとってたいへん有難いです。自宅でのパーティで使うならこれで充分です。

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仕込み開始です。陣頭指揮は今日のホストの私です。みんな手分けして捌きます。

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コウバコ(雌ガニ)の足は細いので、麺棒を使ってムニュッと取り出します。

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まずは一品完成、ズワイもこの要領で捌きましょう。

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焼いたアジにキノコと柚子の入った甘い味噌をつけて、軽く炙ります。

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海と山と田んぼと畑の幸が一皿に表現できています。これをコンテンポラリーアートと呼ばずになんと呼ぶ。

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山盛りの蟹、カニ、かに・・・ 料理屋でこれだけの蟹を注文したらいったいいくらになるんだろうか?

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ゲストが到着、みんな揃ったところ乾杯! 蟹たくさん食べてね。

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付け出しはシバタケと大根おろしの和え物、塩、砂糖、酢で味付けしてあります。酒の肴にピッタリです。

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甲羅の中に蟹酢を入れてガツガツ召し上がってください。1杯で味がわからなかったら、2杯、3杯続けてどうぞ!  

開高健の筆を借りるなら、

「雄のカニは足を食べるが、メスのほうは甲羅の中身を食べる。それはさながら海の宝石箱である。

丹念にほぐしていくと、赤くてモチモチしたのや、白くてベロベロしたのや、暗赤色の卵や、緑色の゛味噌゛や、なおあれがあり、なおこれがある。

私に言わせると、雌のほうがはるかに深く広大で起伏に富んだ味を持っているのである。

これをどんぶりの大盛りにしてガブっとやると、一挙に本質が姿をあらわすのである。」

                                     「地球はグラスのふちを回る」より

コウバコの味を「脆美、繊鋭、豊満、精緻」と表現しています。たたみかけるような文体、かっこいいな~!

みんなを見渡すととまるで川に溺れかけた者が夢中で顔をあげて、また沈みこむみたいにカニと格闘しています。恍惚の目つきでカニをむさぼり、時々気づいたように手をのばして酒を一口。そして再び皿に顔をつっこむ、といった具合でした。

           日本海の比類なき繊細さに皆様一同感服したご様子でした。

去年の年末にブイヤベース宴会をしてからあっという間の一年でした。今年もいろいろステキな出会いがありとてもエキサイティングな一年となりました。

好きな人と、美味しい食事を囲んで楽しく飲んで食べる。これ以上の幸せはありません。

また今年同様来年も、私を含めて皆様が切磋琢磨して自分自身を磨き、より魅力的な人物になることを願っております。

そして、がんばりすぎてちょっと疲れたな、と思ったらまた宴会をやりましょう。

ここは気持のいい海辺の丘の上で、こんなビストロがあったらステキだろうなぁ、という想いが生み出した理想で架空のビストロです。

     そんな夢のようなとろける時間をまた皆様と一緒に過ごせることを楽しみにしております。

 

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2008年11月23日

海楽丸陸揚げ

昨日は波がまだ高かったですが、久々の青空でした。気持いい~!

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シケの後には必ずgood waveがやって来ます。青く光った横に長いキレイな波が次々押し寄せます。

そろそろ私の愛艇゛海楽丸゛を陸揚げしないといけません。超ヒマな今日がチャンスです。お隣りの瓦屋のGさんをたたき起こし、協力を要請。

       「おはよう、ワケナシの良平ちゃん、おう、わかったぞ、手伝うぞ!」

      「Gさん、手伝ってくれてありがとう、お礼にあの写真、奥さんに見せるのやめるわ」

朝から微妙な会話を交わして旧港へ移動。


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塩ビ管を船底にかまして、ゆっくり引き上げます。港の隅っこで来年の4月まで長いお休みです。

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レジャー船は11月になるとだいだいは陸揚げします。刺し網船、定置網船もそろそろ終わりに近づいてます。寂しいね。

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船外機は自宅へ持ち帰り、簡単な掃除をします。15馬力のフォースト、一人じゃ抱えきれない重さです。


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エンジン内の海水を流します。そしてプラグの交換、グリスアップ、オイル交換などなど・・・本来なら業者にやってもらっているのだが、その業者、夏に夜逃げしちゃって(駆け落ちとの噂も)消息不明。
逃げてもすぐに見つかるのにね・・・

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Gさんに手伝ってもらったなら、今度は私が瓦仕事を手伝う番です。give&takeの精神です。


  

2008年11月21日

シケの日に思うこと

長いシケが続きます。今日も波5mで西の強い風が吹いてます。仕事は休み、明日のダメ、あさっても・・・、こうなったら飲んで遊ぶしかないな。

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港内の底引き船も間口から入ってくる波と風で大きく揺れています。いつになったら出漁できるのだろうか?

午前中に事務仕事をしていたら(嫁さんは超ドンブリ勘定、とても任せられない)、書棚の奥に大学の頃のアルバムを発見しました。仕事の手をとめ、ペラペラめくります。いや~、懐かしいな。皆さんもちょっと覗いてみますか?

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2008年11月19日

好きな本シリーズ

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今日の波は5Mの大シケ、もちろん休漁です。漁師はマージャン、パチンコ、スナックと楽しい休日を過ごしていることでしょう。

私は午前中に注文分の干物作りだけして仕事が終わりました。さぁ、自由時間です。ジョギング、筋トレなどやることがたくさんあります。ブログもマメに更新しないと全国にたぶん1000人くらいいらっしゃるファン(?)の方に申し訳ない。なんだかいつも時間に追われてます。

仕込みのない夜は嫁さん、子供をシャットアウトして書斎に籠もり読書三昧、最高の時間です。

今日は部門ごとに分けて、私のお気に入りの本の紹介をします。

歴史部門第一位、 井上靖 「敦煌」

西域の敦煌の石窟から発見された膨大な経典。その背景にはきっとこんな歴史的事件があったに違いないとイメージを膨らませ、詩情豊かに書き上げた作品。男心をくすぐる西域のロマンがあります。

ちなみに真田軍記のなかの「犬坊狂乱」は、ある書物に「下条家褒美犬坊変死之事」という一項があり、それをもとに物語を作ってます。この凄まじいほどの妄想力、飛び抜けた才能です。


                  
エッセイ部門第一位、 向田邦子 「父の詫び状」

「寺内貫太郎一家」のモデルだった、明治生まれの頑固で癇癪持ちのお父さんのことを向田流のはぎれのよいテンポで描いてます。まだ父の威厳が保たれていた時代の話、羨ましいけど真似できない。

どうしてそこまで男の弱い部分が理解できるのか不思議です。人間的な温かみに溢れています。
私とは時代が違うが、もし出会っていたらきっと好きになった思うほど魅力的な女性です。

惜しい人を飛行機事故で亡くしました。もう、いないと思うととても悲しいです。

ルポルタージュ部門第一位、 開高健 「オーパ」

釣り紀行文の金字塔です。高校の頃に出会いこの幾十にも構築された文体に衝撃を受けました。開高健の文章はまるで宝石のように輝いています。いい年をした大人をそそのかす要素があります。現代の作家さんとはレベルが違います。

できることなら20年早く生れて、集英社に入社してオーパ隊の一員として一緒にアマゾンへ行きたかったな・・・ 

戦記部門第一位、 大岡昇平 「俘虜記」

フィリピンでの捕虜生活を客観的かつ理系のような文体で語っています。特に前半の「米兵をなぜ射たなかったか」という命題を緻密かつ誠実に説明するところは一読の価値ありです。頭がキレすぎです。

昔、井上靖と「歴史小説とは何ぞや?」 ということで喧嘩したけど、詩人肌のロマンチストと理系の現実派の言い争いは決着するはずがありませんね。

恋愛部門第一位 村上春樹 「ノルウェーの森」

唯一愛読した恋愛物、一気に春樹ワールドへ引っ張られました。この本は世の中にでる宿命があり、すでに亡くなってしまった方々の心の叫びがあったはずです。初版から20年以上たった今でも本屋の書棚に座り、新しい読者を獲得し続ける、稀有な作品です。映画化決定とも聞いてます。楽しみです。

できることなら、作者にもう一度あの頃の時代背景の作品を書いてもらい、主人公のワタナベ君や直子や緑にまた会いたい。

     「私のことをいつまでも忘れないで。私が存在していたことを覚えていて」と。

  そう考えると僕はたまらなく哀しい。何故なら直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ。

                                       「ノルウェーの森」より抜粋

まだまだ続きたいのですが、なんだか気が重くなってきました。今日のところはこのへんで終わりにします。

2008年11月18日

寒波襲来

いい感じでシケてきました。輪島上空に強い寒気が流れ込み、西高東低の冬型の気圧配置となります。

外は強い風で草木が大きく揺れていて、遠くから低音のきいた海鳴りが聞こえます。いよいよ冬がやって来ました。

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今日の泉の浜の様子、北西の強い風が吹いてます。

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港の出入口が北西に面しているため、この風だとモロに波をかぶります。

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尼御前サービスエリアから見る一文字灯台。いい感じだ。どんどんシケてくれ。セリも発送も漁師も一休みです。閑のない生活は精神上良くありません。

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橋立上空を覆う鉛色の空。これです、北陸の冬の色です。

こんな日は安い足折れ蟹を買って、暖房のきいた部屋で、いい音楽を聴きながら蟹宴会したいものです。香箱の塩茹でを贅沢に雑に食べ、ズワイの鍋して最後は雑炊もいいね~。いや、ブイヤベースがいいかな、横にはヒラメの昆布締めもあった方がいいな、そしたら冷酒、熱燗、どっちがいいかな・・・

こんなことばかり考えてます。長くて、暗くて、寒い北陸の冬はたくさん面白いことをしないと気が滅入りますからね。

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2008年11月14日

深夜の塩茹で

昨日の話、セリが終わったのが22時、それからが私の仕込み時間となります。

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いっぱい買っちゃった・・・、ズワイ18杯、香箱160匹、それに生魚少々・・あ~・・・、これから塩茹でです。

注文分は早めに送らないと心配です。来週は寒波が来るというし、連休+お歳暮のシーズンインだし・・蟹の値が上がる可能性大です。

               眠いけどしっかり働いて、週末は飲みに行くぞ!

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ご希望があれば蟹酢も入れときます。

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蟹と干物のコラボは魅力的な贈答品です。いつもの決まり文句を添えて・・・発送。それにしても汚い字です。小学生低学年レベルです。あまりにも汚いのでイタズラかと思われる恐れあり。

2008年11月13日

旅する魚屋 蟹バージョン

蟹の時期は発送業務など忙しい日々が続きますが、基本は゛旅する魚屋゛です。シケないかぎり、ルーティーンワークをしっかりこなします。ランニングも水泳も軸が大事なように、魚売りも軸となるものを疎かにはできません。

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家庭で食べる香箱蟹はやや小ぶりで一杯500円くらいのものを用意します。贈答用なら一杯1000円くらいの立派なものをオススメしています。

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お年寄りや捌くのが苦手なお客様用にばらした香箱も販売してます。これが最初に売り切れとなる人気商品です。

ちなみに雄のズワイガニは注文のみ受け付けていますので、一緒に旅することはできません。売れるか、売れないかわからないのに一杯何万かのズワイは怖くて買えません。

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セリ場でも蟹の赤一色です。なので普通の生魚が品薄となります。定置網漁で獲れたフクラギのサクとゴチ網漁の子イカも持っていこう。

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あとは赤カレイとアジだけ。ちょっと寂しいけど仕方ない。蟹場だから・・・

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こういうときは焼きサバの出番です。サバヴィアン、頼りにしてるぞ!

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アジの干物もベンチ入りです。冷蔵で3日、冷凍で1カ月保存・・云々・・、母ちゃん、どうする? 買っとけや~・・・ 

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惣菜もたくさんあります。ミートソース、照り焼きハンバーグ、チキンカツ、アジのあんかけ、なんかいろいろ・・・、忙しい美容院や保育園や会社のママさん達に人気です。出発前の電話予約で大半は売れてしまいます。嫁さん担当&配達。

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時間も押してきました。そろそろ旅にでます。蟹の注文がたくさん取れますように・・

2008年11月10日

娘を嫁に渡すつもりで発送

手塩にかけた娘を嫁に渡すような気持ちで蟹を発送しています。

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まずは元気な蟹を真水で〆ます。生きたまま茹でると自分で自分の足を切り取る自傷行為を計る恐れがあります。足が折れたら贈答品としての価値がなくなります。

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泥などの汚れをしっかり落とします。さっぱりしたところで・・・

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塩茹でします。沸騰したお湯に蟹を入れて、再沸騰してから約15分茹で上げます。

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さぁ、発送しますか! 忙しい作業中、フト外を見るとウド鈴木がいるではありませんか!

               「ウドちゃーん! こっちおいで!」

東海地方の旅番組の取材のようです。トイジジパークやリビングで撮影してました。帰り際にスタッフに

           「私、ブログやってるんですが、チョット載せていい?」

の問いかけに

          「イヤ・・・ちょっと・・ボソボソ・・・ダメなんです~」

とのこと。この世の中、ギブ&テイクが基本なのに一方的に断られました。家にまで上がってきたのに・・・、感じ悪いです。もう遊んでやらないぞ。

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決別の朝、父が娘にブーケを手渡す。

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こらえていた涙が流れ出す。「お父様、大変お世話になりました。私、幸せになります。」

       あ・・あ・・、こんなことして遊んでる場合じゃない。急げ、セリが始まるぞ・・・

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こんな気持ちで発送しています。

        商売とは、買い手良し、世間良し、売り手良しの「三方良し」が大事ですね。

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2008年11月 9日

蟹の値が安定

初ナギのセリはコケましたが、二日目からはそこそこの水揚げで蟹の値が安定、高くもないし、安くもないレベルまできました。

私としてはズバリ買いです。モリモリ競り落としドンドン発送します。

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ガスレンジは一日中フル稼働です。

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茹で上がり、あら熱がとれたらパック詰めです。

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足折れのズワイは値がガクッと下がります。贈答用ならマズイけど、自宅用ならこれで充分です。

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金沢情報誌KCCの取材を受けながらの発送作業。充分なお構いもできず、気の利いたジョークも言えず(?)失礼しました。

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第一弾の発送終了、これからが本番です。ナギが続くことを祈ります。

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2008年11月 4日

干物増量体制

きらきらのじかん二日目、前日の反省を活かし干物の増量と、新たに甘ダレ付焼きサバ、ドレッシング、リンゴジャムなど新戦力を追加して万全の体制で臨みました。

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干物小屋いっぱいの容量をフルに使います。約250匹干します。魚は赤カレイ、カマス、メギス、カワハギの4種類。こんなにたくさん売れるか心配になってきた・・・

商売とはいつも弱点を突いてきます。仕込みが少ない日に限ってお客さんがたくさん来たり、それを反省してたくさん仕込むと全然お客さんが来なかったり・・・

そこが商売の難しさでもあり、面白さ(読みが当たったとき)でもあり、ギャンブル的なところでもあります。図太い神経と羽毛のような繊細さ、両方が必要です。

私にはすぐに弱虫風が吹く悪癖があります。まだ始まってもいないのにステージから半歩足を下ろしているような感覚。石川県人特有のおっとりさでしょうか?

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パック詰めが終わり車に積み込みます。

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会場のやもりもやに到着。格子が美しい。


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商品を並べます。どうか売れますように・・・・。格子の隙間からは暗い空と激しい雨の音が聞こえます。

       「大丈夫!、きっと晴れるよ!」と横のワッフルのまなびぃさんと励ましあう。

  そしていつしか雨は止み、お客さんがドドッと流れ込んできました。今日も凄いことになりそう。

なんていったって250枚の干物を売りつくすにはボヤボヤしてられません。低音を効かせたやや高圧的な売り口上でお客さんをひきこまなくてはなりません。

「ちょっと!お母さん、橋立の一夜干し、晩飯にどうや? 父ちゃん喜ぶぞ、ちょっと持ってみいや、半生タイプでずっしり重いぞ! 買うか? 買わんのか?どっちや?」

「かわいい姉さん! ワッフル買ったついでに干物もどうや?クッキーもあるぞ、魚屋クッキーといっても魚粉は入ってないよ、アハハハ・・ハァーハ・・・」

たまには芸風を変えて、リッツカールトンのフロントのように

            「いらっしゃいませ、こちらメギスでございます。」

と言ってみたり、周りの出店者のみんなからいろんな助言をいただきあーでもない、こーでもない、といろいろなことをしているうちに、干物と焼きサバ完売! みんなありがとう!

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二階ではお隣にお住まいのガラス作家の秋友さんが極上の接客態度でお客さんを迎えいれてます。きっとお客さんも癒されていることでしょう。
年末に打ち上げしなきゃね!

リンゴジャムとドレッシングは残りましたが、ご近所や力を貸してくれた方々にプレゼントしてきれいさっぱりなくなりました。超ー気持ちいい!

すべて終わって就寝する前に電話がかかってきました。焼きサバがホントに美味しくてまた食べたいとの事、ありがたいことです。

その方の家がちょっと遠くて配達できないとお伝えすると、

             「じゃ、来年のきらきらでまた会えるの?」

             「お誘いを受ければ出店しますよ。」

             「まぁ、嬉しい!じゃ一年待ってるわ。きっとよ」

             「では、一年後にお会いしましょう。おやすみなさい。」

きらきらのおかげでいろいろな出会いをいただけてありがとうございました。スタッフのみなさんの熱意に感服と感謝の気持ちでいっぱいです。来年もぜひ参加させてください。ありがとうございました。

2008年11月 2日

圧巻! 城下町時代結婚式

大聖寺でおこなわれた大正期の古き良き日本の結婚式に、娘が花嫁さんの手を引く雌蝶役で登場しました。緊張するなよ・・オシッコしたかったら早めに言えよ・・ 足のシビレはがましろよ・・・、親としてはハラハラドキドキです。

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まずは花嫁・仲人・雌蝶・雄蝶・着物の女性7名で舟乗場までお練りをします。この行列を一目見ようと数百人の人だかりができました。いたるところでフラッシュ、シャッター音、まるでレッドカーペットを歩くハリウッドスター並みの注目度。なにやらすごいことになってきたぞ。

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大聖寺川の舟乗場から流し舟に乗り、婚家へ向かいます。

     花嫁さんが舟にのって運ばれてくる・・・この感覚、なんてステキなんだろう!

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Wow! 人、人、人・・・

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もの凄い数の見物人です。1581年(天正9年)の信長による洛中馬揃の大パレードの見物人に次ぐ多さと共同通信社から発表。

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船頭の唄に合わせて二隻の舟が風に揺られながらゆっくり出発。

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そろそろ到着。なに笑ってるの?

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舟着場は紅白の幕で覆われています。

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降りてから婚家(アトリエ理さん)へ向かいます。

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玄関前で祝獅子の舞と合わせ水をおこないます。合わせ水とは花嫁が婚家の門をくぐるときに行なわれる風習です。
竹筒に汲んだ両家の朝一番の水を「かわらけ」に注ぎ、これを花嫁が一口飲み、そのあと「かわらけ」を落とし割り、二度と実家に戻らないとことを誓います。

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このあとお座敷で夫婦固めの盃、親子固めの盃をとりおこないます。襖の向こうから謡いが響きます。

凛として張り詰めた空気、静寂にして荘厳、絢爛にして質素、無駄のない空間、均整のとれた美意識、なんて言えばいいんだろう、日本の伝統的な結婚式、天晴れです。世界に誇れます。

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結婚式で二人の出生や出会いを放映したり、歌謡曲に合わせた入場や、ケーキ入刀や、人前でのキスや、仏教なのにチャペルでやったり、生まれたときのグラム数の熊の人形を親に渡してお涙チョウダイとか・・・もうそんな幼稚臭く自己満足的な結婚式はウンザリです。頼むから卒業してください。

       町全体が注目した儀式の美しさ、今時代が要求している結婚式です。

   この美意識を継続することは大聖寺の義務でもあり、活きる道なのではないでしょうか?

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披露宴会場まではアッシらにおまかせあれ。

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2008年10月31日

祝! 「いしかわ緑のまち賞」受賞

トイジジパークが広がる前庭が、第20回前庭コンクール「いしかわ緑のまち賞」に入賞しました。

写真は風花さんからお借りしました。風花さんの絶大なるバックアップ&テクニックのおかげです。ありがとうございました。

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長いエントランスがあり、

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木洩れ日の間に小さな玄関がひっそりと佇みます。

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橋立の丘の上の風通しの良い庭です。

              この雰囲気にはやはりボサノバが似合います。


               ひまわりの花 見上げる空に きらめく陽の光

               小鳥たちは 歌をうたい 緑の森におどる

               海の青さ 雲の白さ 映し出す陽の光

               さかなたちも 水をけって 波の上にあそぶ

                                 Lisa Ono  太陽の子どもたち

2008年10月27日

カニのDM作り

シケが続きます。時折強く吹く風、激しい雨と雷、かと思うと突然太陽が差し込む不安定な天気が続きます。明日もあさってもダメっぽいな。

低く垂れ込めた厚い雲と色を失った風景が織り成す冬がすぐ側まで来ています。北陸独自のウツっぽい天気か・・・嫌ですね。


11月7日にはズワイガニの解禁です。今年最後の大仕事の始まりです。開幕ダッシュがとても重要です。このシケの休みを利用してチラシ作りと発送をします。それとキラキラの時間の仕込みもしないと・・でも魚あるかな?


ズワイガニ、別名゛加能蟹゛ の去年撮った写真をピックアップします。どの写真を使おうかな?

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これと・・・あれを・・を使って、

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こんな感じになりました。10月中はずぅーっとシケていいから、11/7からはナギが続きますように・・・

2008年10月25日

久々のシケ模様

昨日からのシケが続きます。明日も波が2,5mあるから休漁するでしょう。

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底引き船も、

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刺し網船もみんなお休みです。久々のシケで私も少しホッとします。これで心置きなく飲みにいけます。さぁ、ブログ更新したらジムで汗流してから飲みに行くぞ!

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風が南西から北西に変わると、泉の浜にグッドウェーブがやってきます。シケの日が多くなる冬の海が北陸のサーフシーズンです。

       最高の波を待つのは、快楽か? 覚醒か? それとも全てからの解放か?

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2008年10月20日

海への誘い

朝起きて、こんな海を見たら、

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いてもたってもいられなくなります。

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超ナギナギのベタペタ、鏡のような海面、

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いろいろな事は隅に置いといて、とにかく釣りに行きましょう。神が与えたご褒美のような釣り日和です。

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簡単に釣れるシロギスを狙いましょう。

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ここはモルジブ? タヒチ? それともバリの海? いいえ、橋立のビーチです。ここでアンカーを打ってのんびり釣りましょう。

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サイズは小ぶりですが、入食い状態です。

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渚の貴婦人、品があります。

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コダコもよく釣れます。

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餌とりのフグが釣れると、その鋭い歯でハリスが切れてしまいます。フグだけキャッチ&リリース。

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餌のアオムシが切れたので、次はエギでアオリイカを狙います。

しかし、釣れる気配なし。そろそろ帰りましょう。

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30匹くらい釣れました。ステキな休日でした。もう少しで11月か・・・そろそろ船を陸揚げしなきゃいけません。さびしいな。

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刺身でパクッと食べると甘みが口の中でジワーッと広がります。

2008年10月15日

きらきらのじかん

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大聖寺の町屋で行われるきらきらのじかんというイベントに出店させていただきます。

雪だるま式に出店者が増えていくこのイベント、私もお隣りのガラス作家の秋友さんをお誘いしました。あと、戸井鮮魚クラブ員の珈琲工房さんも参加します。

嫁さんも売る気より買う気満々の様子、いっぱいお金持っていくぞと張り切っています。

当店は干物、焼き菓子など売るつもりです。大漁旗とフンドシと太鼓を用意しないといけません。

頭は坊主刈でハチマキした方が漁師っぽいかな。

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2008年10月13日

祝 初マラソン!

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今年の目標の一つであったマラソン大会に参加しました。距離は10キロ、目標は1時間を切ること。


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紺色のシャツが私で水色のシャツが一緒に走ったKさん。ピチピチの短パンとかランニングシャツを着るほどマラソンにのめりこんでいるわけではありません。初々しい初心者です。

KさんのGPSを使い、1キロごとにラップタイムを計測して、無理なく計画的に走ることができました。

        「ピーピーッ」


        「・・ラップは?・・」


        「・・・5分10秒・・・」


        「ウォ・・いいね、いいペースだ・・・」

後半になるほどペースは上がり、最後の1キロはラップ5分を切り、私にしてみればほぼ全力疾走。

結果は52分で完走、ベストを尽くしました。レース後の秋風が清々しい。

Kさんと今後のアスリート計画について話し合い、数年後にはハーフ、もっと練習してフル(東京マラソン希望)、セレブ気分でロタ島のトライアスロンと・・・夢は広がります。

                  みなさんも一緒に走りませんか?  

2008年10月12日

ウロコ雲が夕刻でれば晴れ

夕方の空中テラス、ウロコ雲がキレイです。

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夕方は肌寒いです。そろそろ鍋の季節になりますね。ウマヅラハギやアンコウが売れ出してくるかな?

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嫁さんがどこかのイベントで買ってきた小皿です。海と丘と家の配置が自邸と似ています。家は西洋風ではなく、民家風だけど・・・

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こちらは加佐ノ岬でしょうか? 三日月から落ちたウサギがカワイイ。

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ウインクしているマンボウの箸置。

          「箸置も置かずに、せかせか食事するのが嫌になったのよ」

こんなセリフを言われないように気をつけましょう。ときどき箸を休めながら食事する。それが人間の暮らしです。


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ボサノバを聞くと労働意欲がなくなります。そんなに働いてアホちゃうか♪ なんて歌ってるような気がします。そんなボサノバ、大好きです。

ウイスキーは人を沈思させ、コニャックは人を華やかせ、ビールとワインは人をおしゃべりにさせます。

                       さてと、今日は何飲みますか?
  

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2008年10月10日

今日の刺身

セリが終わると仕込みの開始です。どれから捌こうかな?

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まずは真鯛から始めましょう。ややスマートな鯛です。

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キレイな白身です。

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鯛の刺身を買うと、もれなくアラがついてきます。アラ汁してね。

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次はマガレイです。右下にヒラメが一匹混じってますね。

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身が分厚いです。ヒラメより美味しそう。

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薄く切って昆布締めにします。

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食欲旺盛なフクラギ、口から胃まで豆アジでいっぱいです。

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ブリの子供です。時間が経つと味がガクッと落ちます。スーパーで買ったフクラギが生臭くて食べれなかったという経験はありませんか?

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揚がったばかりのフクラギは身も締まって旨いです。値段も安いです。

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ずっしりと重いです。サク二本入って600円  どうよ、買いね!

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バイ貝とトラエビの盛り合わせ。コリコリした食感が心地良いバイ貝、おまけのトラエビがついて450円。この量のバイ貝を居酒屋で食べると軽く1000円は超えるでしょう。

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ホウボウの刺身・・・、あ~面倒くさい。開いて塩してかるい一夜干しにしようっと。

2008年10月 7日

奥さん、ホウボウの刺身食べんか?

昨日、大漁だったホウボウです。

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胸ビレのブルーの斑点がキレイです。ウロコがなく表面はツルツルしていて、頭部は硬い骨板で覆われています。

昔からめでたい魚とされていて、例えば愛媛の宇和島市では、硬い頭部を鎧と兜に見立て「強い子になるように」との願いも込めて、「お食い初め」の魚として利用されています。

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頭を落として三枚におろします。こういう小さくて細い魚をおろすときに便利なのがフィレッティングナイフです。ご覧のように刃がかなりしなります。

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刃のしなりのおかげで背骨ギリギリのところまでキレイにおろせます。

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このナイフを使えば一匹おろすのにかかる時間は10秒くらいです。魚好きならぜひとも一本購入をオススメします。

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淡白な白身の肉はコリコリと歯ごたえがあり、とても美味しいです。もちろん、中骨は取り除いてありますので、そのまま薄く切って食べてください。

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サク三本入って600円、奥さん、コレおすすめよ! 晩飯にホウボウと甘エビの刺身だしてみーや、旦那喜ぶぞ・・・

                 はい、お買い上げありがとうございます。

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2008年10月 5日

浅蔵一華 「器」展のお知らせ

九谷焼で文化勲章を受章した二代目浅蔵五十吉氏を祖父に持ち、自身も女流作家として活躍する浅蔵一華(カズカ)さんの個展の紹介をさせていただきます。

私と同年代(高校の一つ後輩)で、九谷焼の基本を踏まえながら、常に新しいデザインを模索し、飾り物ではない普段の生活に溶け込んだ丈夫で機能的な器を創作している新進気鋭のアーティストです。

私達戸井夫婦とは古くから家族ぐるみのお付き合いをさせていただいており、戸井鮮魚クラブの一員でもあります。工房で一心不乱に筆入れしているカズカさんを見ると同年代としてインスパイアを受けます。ちなみにカズカさんは三姉妹の長女で、みんな美人です。

そんなカズカさんの個展が開かれます。

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%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%83%86.jpg 気になるお値段はとても良心的です。私はカズカさんのお皿を毎晩のように使ってますが丈夫で未だ割れてません。

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私の食卓のレギュラー皿です。どれもステキな器でしょ! この器に刺身を盛りつけると、嵐山吉兆クラスの品がでます。


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このカズカカラーはいろいろな企業が注目しだしてます。このホーローとのコラボは有名デパートの企画です。

      地方からの強烈なセンスと発信、これからのキーワードとなることでしょう。

ぜひこの個展に足を運んでみてください。きっと一華さんのファンとなることでしょう。

2008年10月 2日

地味な仕込み

夕方のセリが始まるまでの時間は次の日の仕込みをしています。すぐに終わる日もあるし、ダラダラと時間ばかりかかる日もあります。今日は地味にダラダラと時間が過ぎました。

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惣菜用にハタハタを開きます。骨を全部取り除くのでお子チャマでも嫌がらずに食べれます。

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コイワシも手開きにします。パン粉とオリーブオイルと松の実、レーズンを混ぜ合わせた詰め物をしてオーブンで焼くと、イワシのベカフィーゴの出来上がり。

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バイ貝の殻を割って、身を塩でもんでヌメリを取ります。バイ貝の刺身も人気があります。

どれも家でやる気がしませんよね? かわりに戸井鮮魚が全ておこないます。チョー楽チンでしょ。

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2008年9月30日

旅する魚屋

戸井鮮魚の朝は猛烈に忙しいです。少しだけ皆様にお見せしましょう。

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仕込みは前日から始まっています。こちらは干物の準備、たて塩をしてから冷風乾燥室で干します。
半分は注文分で発送、

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あとの半分は売ります。メギス、メッキ鯛、アジ、赤カレイ、半生の乾き具合が食欲を誘います。

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生の赤カレイ、煮付けにどうぞ。

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カマスとアジ、塩焼きでどうぞ。

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甘ダイ、高級魚といっても一匹500円程度。売っている魚は全て下処理済みで、生ゴミがでないのでとっても便利です。

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大きいトラエビとホウボウの柵。お刺身でどうぞ。

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ぶつ切りのカサゴとトラエビの鍋セットとボイルしたミズダコ。

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皮を剥いたアオリイカとカンパチの柵とホウボウの昆布締め。

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惣菜も15種類くらいあります。嫁さん、トイババ担当。写真はありませんがクッキー、イチヂクパイなどお菓子もたくさん積んでます。食事を作る時間のないご婦人さんに人気があります。

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出発前に何件かは電話であらかじめ注文をとり、魚や惣菜をキープしておきます。これらを後ほど嫁さんが配達したり、クール便で発送したりします。

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8時頃、やっとこさ出発します。今日も時間が押してます。

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13時頃に終了。だいたい売れましたが、カマスとアマダイ少々売れ残りました。帰ってすぐに開いて塩して干物にします。

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「これ、食べんか?」と、お客様からいただいた野菜です。いつもかわいがっていただいて本当にありがとうございます。
みなさんのこと、愛してます。

旅する魚屋の一日いかがでしたか。さぁ、ジムに行って、セリに行って、仕込みして寝よっと。

2008年9月26日

シケ続き

週の中頃からシケが続きます。定置網漁はおこなってますが、エビの底引き漁は月曜日からずーっと休漁です。

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みんな旧港に避難しています。

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今日は全船休漁と思いきや,定置網一隻だけ沖に向かいました。ガッツがあります。

戸井鮮魚は今日まで商売しましたが、さすがに明日は無理、魚がありません。お休みです。バールに行って飲んじゃおっと!


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久々のトイジジ登場。干物の冷風乾燥小屋の製作を依頼。金を握り締め、さっそくホームセンターで資材を調達、嬉々として作業を始める。誰にも邪魔されない至福の時間を過ごしてます。

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私は只今、10月のマラソン大会に向けて寝る間を削りトレーニング、とは言ってもあまり追い込んでいませんが・・

             完全にメタボ脱出、腹筋6パック目指してます。

嫁さんがこのブログの上の写真を見て、嫌悪の表情で、

  「ウワァー、父ちゃんのブログ、痛々しいわ、良平改め戸井 イタ平にすればどう?」

              どう? って、言ってる意味がよくわかりません。

 

2008年9月24日

サーフィンシーズンイン

秋になって北風が吹き出すとサーフィンの季節到来です。

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今日の泉の浜の様子。大陸からの寒気の影響でいい北風が吹いてます。

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グッドウェーブが次々とやって来ます。サーフ天国です。

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こんなに天気が良くても、

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海はシケで漁は休み。

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燃料費の調整やシケなどで休みばかりの底引き船の若い衆。九月から給料体系が水揚げに比例しなくなりサラリーマンみたいな月給制になったので、シケようが、ナギようが、どうでもいいですよ♪

ただしズワイガニの漁期(11~3月)は給料が水揚げに比例するガチンコ勝負です。めざせ「帯付」き!

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2008年9月20日

台風の影響なし

ここ橋立港は昨日の晩に少しだけ生ぬるい風が吹いたぐらいで、台風の影響は全くありませでした。

台風は悪い面も良い面も両方持ち合わせています。、海にとって、漁師にとって時々通過してもらわないと困ります。

台風が来ないと海の水温が上がり、海底に藻やドロなどが溜まり沿岸の生物に悪影響を与えます。

底引き船にとってもナギが続き毎日出漁すると、いわゆる「網あたり」といわれる、魚が全く獲れなくなる状態になり困ったことになります。 

               船頭曰く、 「アーサァ、ダチカンワイヤ~」 ※ダメダ、コリャ

台風は海の中を攪拌し活性化させ、それに伴う大量の雨は海水温を下げてくれます。この自然の恵みのシャッフルは海に限らず川でも、山でも必要です。会社でも・・・


猛烈なシケの後は魚も戻り、大漁となることが多いです。

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今日も暑かったです。さぁ、筋トレとジョグしてこようっと。

2008年9月17日

釣り三昧

お祭りが終わり、ちょっとお休みをいただいて釣りに行って来ました。といっても目の前の海ですが・・


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昨晩はお隣さんと夜釣り、狙うはアジ。風もなく穏やかな海況だったのですが、アタリなし。潮が悪いのか、水温が高いのか、腕が悪いのか、原因不明。


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場所を変えてさらに粘ると、少しだけ釣れました。船の上では一匹釣れるごとに大騒ぎです。

     「良ちゃん、アジの大群が廻ってきたぞ! モタモタするなや!」

       「よっしゃ! ガッツンガッツン釣って明日のセリに出すぞ!」

               空元気で気合入れるも後が続かない。

     「良ちゃん、もう、帰ろうっさ・・・」

        「・・・うん・・・」

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ちょっと寂しいクーラーボックス。

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山分けして就寝。明日の朝に再アタックをかける。

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そして早朝、今度はシロギスを狙う。海は鏡のように静か、釣り行かずして何をする。

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透明度は、

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抜群です。まるで水族館です。船の上から魚が全部見えます。

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潜水漁のときでもこんなキレイなことはなかったです。船の上からシロギスを探しながら釣りをします。オモロー!

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餌を入れるとシロギスがすばやく反転して餌を追います。


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さすがは「渚の貴婦人」、品があります。

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餌とりもたくさん釣れます。ベラを追いかけいるフグ。

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関西では人気のあるベラ。

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タイの幼魚もたくさんいます。岩の上にはコバルトブルーのスズメダイが群れていて、遠くでスズキがジャンプしています。日差しがだんだんと強くなってきました。そろそろ帰って仕込みしようっと。

            釣りは釣れても釣れなくてもおもしろいですね。


                 

2008年9月15日

港祭り

5月下旬から秋祭り期間中に日程が変更された港祭りは晴天に恵まれました。休みにするのがもったいないくらいのベタ凪です。

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各船がお魚を奉納します。

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大漁旗をつけて海上パレードをおこないます。

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沖を大きく2周廻り帰港。祭りをぬけてちょっと魚を捌いてた隙に出港、乗り過ごした~!

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この後、漁業関係者で神社をお参りして終了。橋立港に幸あれ。

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2008年9月13日

みんないい顔しています!

今朝、橋立青年団の獅子舞がやって来ました。「ロッコイ! ロッコイ!」となかば叫びのような橋立独自の音頭で玄関前へ到着。ご祝儀を渡して舞いが始まります。

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子供と大人合わせて30名くらいいたでしょうか。とにかく獅子がでかい、ちょっとした恐竜並みです。

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地を這うように、「シーッ、シーッ!」と唸るような声を発して、横目で威嚇しながら間合いを詰めてきます。

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胴体がでかいでしょ!

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獅子を退治する子供達、通称 ゛棒フリ゛ がお花を上げています。これは最高ランクのご祝儀を渡した家のみ行なう演舞。金額により演舞時間や内容が異なります。もちろん戸井鮮魚は見栄で最高ランクのご祝儀+αを渡しました。金額は秘密。お隣りのG さんはご祝儀+DVD付エロ本どっさり。もちろん花が舞いました。

                     見栄とやせ我慢は男の美学です。

青年団のみんな、いい顔してると思いませんか?

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レイバンのサングラスが似合います。

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DJなんとかみたい、カメラを向けるとテレながら喜んでました。

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伊勢丸の若い衆です。パンチが似合います。

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オシャレ麦藁帽です。顔ピアスがキラリと光ります。

戸井鮮魚は料理に追われています。

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今日は何皿のオードブルを作ったろうか?  

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棒フリのお弁当も、

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刺し盛りもたくさん作りました。

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これらを各町の「宿」、つまり休憩所に指名された家に持っていきます。

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玄関を入るといきなり大広間になります。これは橋立独自の間取りで、お祭りで宿をすることを前提に作られています。

つまり宿に指名されることはとても名誉なことなのです。汚れてもいいようにすべてブルーシートで覆います。バク転、喧嘩、寝ゲロどこでもOK?


              明日は港祭りです。まだまだ祭りは続きます。

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2008年9月11日

お祭り突入

明日から橋立のお祭りが始まります。次のセリは火曜日の夕方です。

戸井鮮魚は金・土・日の三日間、常軌を逸した量のオードブルと刺し盛りに追われます。

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今日の刺身はカンパチ、フクラギ、甘エビ、赤イカ、バショウカジキ、です。

勇壮な獅子舞や船団による海上パレード(するのかな?)などが見ものです。

酔っ払いの青年団に絡まれるのが嫌じゃなかったらぜひお越しください。

6年くらい前、橋立に来て初めてのお祭りのとき、包丁をもって喧嘩している場面に遭遇しました。輪の中心人物をよく見ると七人の侍の三船敏郎のように眼をランランと輝かせた宝勝丸の船頭でした。オイオイ・・・いい年して・・・まさに暴れん坊将軍でした。

2008年9月 9日

トマトもらいすぎ

毎週のようにお客様からいただくトマト、何に使おうかな?

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いただくときは青いですが、二日くらい外において置くと真っ赤になります。食べきれる量じゃないのでソースにして冷凍保存しておきます。

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魚屋ですので今が旬のエビを使ったソースを作りましょう。

ニンニクをオリーブオイルで弱火で炒めてそこにエビの殻をワサッと入れます。赤く色づいたらタマネギを入れてさらに炒めて、しんなりしてきたら白ワインをドバドバと入れて香りづけします。

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そこにざく切りしたトマトと水とローリエを入れて煮込みます。トマトと甲殻類の旨みを楽しみたいのでブイヨンなどは入れません。水泳と同じ、軸がぶれたらいけません。

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アクは丁寧に取り除きます。

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適当なところでムーランで漉します。柔らかくなったエビの頭まで漉すのがポイント。フレンチレストランじゃあるまいし、ここまでやる魚屋は稀有な存在。仕事を超越した趣味の領域。

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漉したものをさらに煮詰めて味の輪郭をはっきりさせ塩を入れて微調整、アメリケーヌ風トマトソースの完成。

生クリームを入れてスープにしてもいいし、そのままパスタソースにしてもいいし、サフランを入れてブイヤベースにしてもいいし、とろみをつけてポアレした魚介のソースでもいいし・・・・、どれもこれも目の玉飛び出るくらい美味しいです。

2008年9月 7日

夕方のサイクリング

風もなく静かな夕方、娘と片野海岸までのサイクリング。

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橋立は伝統的建造物保存地区に指定されていて、古い町並みが残っています。私の家もその地区にかかっていて新築した際は、瓦は何色指定とか、ガルバニウム不可とか、昭和初期の雰囲気をだせ(?)とか、事細かな制約がありました。口はだすけど金ださず、の市の姿勢にウンザリしたものでした。

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このあたりは広大な森に覆われています。夏の早朝に兄貴とクワガタを探しに行ったのもこの辺の森の中。兄貴39歳、私37歳、おっさん二人が小学生の頃に戻りました。でも二日酔いの早朝は辛かった!

         「この木、キックするし上の枝から落ちてくるクワガタをよう見とれや」

             「うん、わかった」

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片野海岸へ到着、自転車で20分くらいかかります。

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ロマンチックなカップル発見。今のカップルはどんなこと喋っているのか興味がありますが、邪魔しちゃ悪いからそっとしておこう・・・

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船を上げているのはスポーツクラブのコーチでした。何釣れた~? の問いかけに、

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フクラギ2本だけ、とのこと。ブリの子供、刺身にするとあっさりしていて美味しい魚です。
父と息子はフクラギの刺身をつまみながら、今日の釣果をああでもない、こうでもないと話し合い、笑顔の絶えない晩ごはんとなることでしょう。こんな家庭から悪い子は育ちません。

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砂浜にはトゲのある木の実(?)がたくさん落ちてますので裸足は危険です。これに刺さると三日痛くて寝れないとか。

海を見るとブラジル人ファミリーが秋風をものともせず泳いでました。両親、子供達も全てメタボ、肉の食い過ぎです。
 

2008年9月 3日

城下町時代結婚式

電気量販店の入口に貼ってあったポスター。

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ギョ、魚!  私の娘じゃないか!おすましした顔で何してるの?

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この行事の広報ポスターでした。びっくりした~。

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2008年9月 2日

昨日の初セリ風景

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甘エビを満載した宝勝丸が帰ってきました。セリ時間が30分づれ込んだおかげで焦らなくていいので気が楽です。

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氷でキンキンに冷やしたハッチの中に240箱の甘エビがキレイに積み上げられています。宝勝丸はこの夏、網を吊り上げるクレーンの改造など設備投資をたくさんしています。それもこれも、海からすばやく引き上げてよりよい鮮度を保つためのもの。投資しただけのリターンは必ずあります。

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甘エビの値は高からず、安からずでした。やはり初物、今日はよく売れました。

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赤カレイは驚きの高値でした。エビ引くよりカレイ引いた方が金になります。

                   市場の魚を覗いてみましょう。

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高級魚のノドグロ。買う気なし。

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マトウダイ。刺身でどうぞ。

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毛蟹、北海道のイメージがありますが橋立でもボチボチ揚がります。

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ハタハタ、初日だから高かったです。冬になるまで待とう。

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真鯛、刺身で食べてアラで味噌汁。よく売れました。

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アンコウ、もう少し寒くなってから・・・

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バイ貝、肝の煮付けはフォアグラ以上の珍味。

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セリが始まると市場が活気づきます。セリ親のシャウトするボイス、セリ人の刺すような視線、瞬く間にセリ落とされるトロ箱をすばやくダイハチに積む運び屋、まるで古代バビロニアのような熱気と喧騒に包まれた橋立漁港でした。ボヤボヤしてると蹴飛ばされちゃうよ!

2008年8月31日

今晩から底曳き漁スタート!  

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底曳き漁が2ヶ月間の禁漁期間を終えて、いよいよ今晩から出漁します。明日の夕方にセリなので店頭に魚が並ぶのは火曜日からとなります。

燃料費の高騰の影響でセリ開始時間が18:30から19:00に変更になりました。帰港するときの船のスピードを抑えて燃費の削減を計るためです。

出港も今までより30分~1時間早くなるそうです。ということは乗組員の拘束時間が増えて家に帰る時間が減ります。これはツライです。今まで以上の慢性的な睡眠不足となるでしょう。

お隣の金沢港ではインドネシアから研修生という名目で賃金の安い労働力を、何名かはわかりませんが、入れることとなったそうです。

              橋立もいずれはそういうことになるのでしょうか?

そしたら船のまかない料理はスパイスの効いたカレーが中心となるのかな、旨そうだな・・・ 

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2008年8月29日

私なりにキッチン、リビングを考える

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兄のトイットが設計した住宅が建築雑誌の表紙となりました。 おめでとう!

私の理想とするキッチンは今はやりのオープンキッチンなく正反対のクローズキッチンです。つまり、個室ようなキッチンです。

リビングと一体となったキッチンだと魚をおろすときにでるウロコや内臓や血がテレビを見ている家族にぶっかかる心配がありますし、テンプラやフライのときに油が飛び散るかもしれないし、子供が包丁で遊ぶかもしれないし、天井やソファーなどがベットリしそうだし・・・、みんなどうしているのでしょうか?

床がコンクリのクローズタイプだと、なにしろ料理に集中できるし、肉だろうと魚だろうと出刃でブッタ切って血が飛び散ろうが、油をこぼそうがデッキブラシでゴシゴシ掃除できるし、熱がこもっても家全体が熱くはならないし、独り事言えるし・・・、妄想して独り笑いできるし・・・、クスクスク・・・、こういう空間は必要です。

熱源はIHより断然ガスでしょう。青白い炎との格闘が料理の醍醐味です。火を見ないで料理するなんてなんだかピンときません。

リビングについてもちょっと聞いてください。

リビングの特等席にあるテレビが苦手です。友人との宴会のときについているテレビがもっとキライです。

リビングは子供が宿題するところであり、遊ぶところでもあり、友人を招いて一杯飲むところでもあります。主役は家族です。テレビが主役じゃありません。低くドッシリしたソファーと大きな扇風機とそよ風と音楽、本を読みながらのうたた寝、リビングはこうでなきゃ。

それとプライバシーを考えていない窓がキライです。通りに面して大きな窓があっても覗かれてるような気がして開けられない、開かずの窓になっている家がなんと多いことでしょうか。一言アドバイスしたくなります。

もっと気になることがたくさんありますが、私なりの建築論はここまでとします。

2008年8月27日

夏の旅行

毎年恒例の夏の旅行に行ってきました。海は見飽きてるので行き先は山の中の静かで涼しい温泉にしました。


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まずは信州白骨温泉へ。吊り橋を車で渡るほどの秘境めいた所に宿がありました。

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「三日入れば三年風邪をひかない」といわれる白骨温泉。五彩絢爛たる絶景を見ながらの野天風呂は最高の贅沢。白く濁った湯は硫黄の香りがしました。夕食にいただいた冷酒と山菜の旨かったこと!

二日目は安曇野方面へ

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大王わさび農園の水車は黒澤ファン必見です。
黒澤明監督 「夢」 オムニバス第8話 「水車のある村」 のロケ地です。この水車も撮影用に作られたもの。地元の懇願で撮影終了後も撤去せず残りました。今は3基しかありませんが撮影時は十数基あり、実際に映画に撮ったのは6基のみ。さすが黒澤監督、画面のディティールまで隙がないのが頷けます。

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二泊目は奥飛騨温泉郷の福地温泉へ。平安時代、村上天皇が湯治に訪れていたという温泉です。ひなびた山里の風情があります。「男はつらいよ」シリーズの定番の巻頭で寅さんが悪い夢から覚めて跳ね起きて「・・・夢か・・」とつぶやくシーンにピッタリな昔の日本の田舎の正しい風景が福地にはあります。清流の横にはネギや大根の畑、ススキが風に揺られています。ゆっくりと日が沈んでいきます。

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最終日は世界遺産白川郷合掌造り集落へ。屋根裏の大きなスペースは蚕の飼育場所として活用されていました。
1階の家主と2階の繭製造工場の間には天井の低い中2階があり、そこは作男(使用人)の居住スペースで、作男が家主に頭をあげないよう天井を低くしてあるとのこと。昔の人はヒドイことをします。

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帰りは白山スーパー林道で石川へ。 これで夏の行事、すべて終了。  

                 たっぷり遊んだから、たっぷり仕事しようかな。

2008年8月23日

シケ続きの毎日

お盆を境にシケの日が続きます。次から次へと低気圧が日本海を通過して、雷、強風、波浪の毎日です。

戸井鮮魚も天気に合わせて長い夏休みに入りました。筋トレ、読書、飲み会の規則正しい単調な毎日が続きます。

私の夏の宿題を一つ一つこなします。

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戸井鮮魚CARの内装を改造。造船所でFRPの荷台を作製、後部に設置しました。これで掃除が楽になります。

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かわいい人形の写真を撮って

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Tシャツにプリントします。プレゼント用です。

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後ろにはこのハンコが鎮座します。

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こうシケると魚が手に入りません。夏バテしないよう内臓料理でもガツーンと食べましょう。

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ご近所さんとは最近毎日のように飲んで遊んでいます。家飯なので経済的です。

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空中テラスの浜茶屋は今夜もヒートアップ気味です。体重もアップ中です。

2008年8月21日

近くの山城 大聖寺城

自宅から車で10分くらいのところに大聖寺城跡地があります。慶長5年(1600年)、前田利長2万5000千(1万2千という説も)に攻められ落城。城主山口宗永父子はともに自刃しました。

いわゆる関が原の北陸での前哨戦です。ちなみに小松城の丹羽長重との「浅井畷の戦い」は落城後、金沢へ帰る途中におきました。

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山頂へつづく階段を登ると草木の中から土塁や空堀が見え隠れします。本丸・二の丸・三の丸などの跡地の保存状態はいいです。

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本丸付近からの眺望。この方向の先に丹羽長重の小松城があります。1600年8月1日、前田の軍勢2万5千が小松城を避けるようにして、近くの松山城に布陣。そして決戦の火蓋が切られました。

籠城は援軍が来ないと戦になりません。多勢に無勢、降伏の意思表示をしたが前田勢はこれを許さず城内に突入。8月3日に落城そして炎上。その黒煙は加賀を覆いつくしたという。

ちなみに私の出身中学校のすぐそばに浅井畷があり、母校の小松高校のグランドの外れには小松城本丸跡があります。両方とも目立たないせいか、その歴史的意味を知る人は少ないと思います。

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本丸にある山口宗永の石碑です。もともとは備前の小早川秀秋の重臣でしたが、ウマがあわず秀吉の直参となりました。

小早川秀秋は秀吉の正室北政所の兄の五男で、秀吉の養子として育てられ1594年に岡山城の小早川隆景の養嗣子となりした。関が原では家康の東軍に寝返り、西軍に決定的な打撃を与え東軍に勝利をもたらしました。

戦後の論功行賞で領地を大加増されましたが「裏切り者」の誹謗中傷に悩まされ、酒びたりの生活となり21才で命を落とします。これにより小早川家は家名断絶・領地没収の処分を受けました。あまりに惨い処分です。

秀秋の早すぎる晩年には、山口父子の幽鬼に悩まされていたのではないでしょうか・・・

    「あの者たちはだれの組のものたちか」

       「は!?」
    
    「先を行く者はだれの組のものか」

       「先を行くと申しますと? 」

    「あれが見えぬか」

そこまで言うと秀秋はあとの言葉を続けず、

    「蒸し暑い夜だのう」

と話題を反らせて言った。秀秋は他の者には見えぬものが自分だけ見えているらしいことに気付いたからである。

        話が長くなりそうだからこのへんで止めなきゃ・・・・誰か止めてくれ・・・

山口宗永の家系はエリートで太平洋戦争で活躍した海軍二航戦司令官の山口多聞(たもん)も子孫の一人です。ミッドウェー海戦で戦死。戦艦「飛龍」とともに太平洋に沈む。
航空戦略戦術の先駆者であり、敗れたとはいえその卓越した作戦指揮から戦後連合国側からも最大級の評価を受けました。

余談ですが三船敏郎が「ハワイ・ミッドウェー大海空戦 太平洋の嵐」で、藤田進が「トラ・トラ・トラ!」で山口多聞を演じています。

小早川秀秋と山口宗永、頭の良さから言ってもウマが合いそうにもありませんね。


私の戸井という変わった名前ですが、私なりに調べたところどうも小早川家に関係しているような気がします。

その昔、相模早河荘土肥(どい)郷、いまでいう神奈川県湯河原町、を本拠とした土肥実平の子、遠平が小早川氏を称したのが始まりです。その後、安芸に移り毛利氏の傘下になり元就の三男隆景を養子に迎えました。

隆景から秀秋に家督が譲られた後、ウマが合わないという理由で秀秋の重臣の山口宗永が加賀にやって来るわけですが、その山口の家臣か雑用係かはわかりませんが名前が土肥というものがいたのではないか。その土肥が変化して戸井になったのではないかと思う次第です。

以前親戚が言っていた中国地方から流れてきたという説にもあてはまります。

           いや~、歴史ってほんとにおもしろいですね。

2008年8月20日

片野海岸 長者屋敷跡

片野海岸の海水浴場の遊泳区の今日。

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波高し。酒飲んで泳いだら確実な死が待ってます。

片野から塩屋海岸へ向かう途中に巨大な白い岩が立ちはばかります。

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谷川岳の衝立岩クラスの壁です。黒い点に見えるのはロッククライマーです。今頃はクライマーズ・ハイになっていることでしょう。

というのは冗談です。高さ10Mくらいの岩が隆起している通称゛長者屋敷跡゛です。ここからは奈良時代の高価な土器の破片が発見されているので、当時の富豪の住居ではないかというのが名の由来です。


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岩肌はとても脆いです。白さが眩しい。まるでギリシャのエーゲ海に浮かぶサトリーニ島の白い家々のよう! 

       あっ、もちろん行ったことありません。フィガロでちょっと見ただけです・・・


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いい波が立ってます。写真で解りにくいですがサーファーが波待ちしています。このすばらしい波を独り占めしています。最高に楽しい時間でしょう。

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海に向かって左が福井・京都方面。

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右が金沢・能登方面。

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浜茶屋もそろそろ店じまいかな。

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バールで解体作業している後ろ姿がもの悲しい。スピーカーからは大音量でラジオが流れてます。
陽気な女性DJの声とそれと対比するかのような秋の風と波の音、まいったな・・・終わっちゃったかな、夏。

2008年8月15日

お盆休み 妄想時間

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お盆休みにスペインへ食材を求め旅行。アンダルシアの丘の近くの村でパエリアをご馳走になる。

ディナーはエル・ブジでサルコジ大統領と会談。議題はフランス料理をユネスコ世界遺産に登録申請するという愚挙の真意について。

フランス料理が世界遺産に位置づけるなら日本料理、中華料理はどういう評価になるのだろうか?

今や京料理とフランス料理の融合など世界中のシェフたちが交流して、お互いの文化を伝え合おうとしているなか、この料簡の狭さはフランスの恥であるということを伝える。

翌日は゛中東のパリ゛ ベイルートでオイルビジネスの商談、そのあと、ナイトクラブでべリーダンスのSHOWを観る。

浅黒いダンサーの肌がピンク色に染まり、大きくのけぞった乳房の谷間から臍にかけて汗が濡れひかり、横笛とタンバリンが一段と、妙なる響きをもって奏でられると、ダンサーの腹部から腰にかけての微妙な動きはさらに激しさを増し、砂漠の夜のエロティシズムの華のようなベリーダンスは大喝采のうちに終わる。

・・・・という妄想にふけりながら、なんの刺激もない橋立の町で悶々と過ごす。ロマンチストの愚か者はどこへ向かうのか・・

                  そして、今日も日が昇り、日が沈む。

2008年8月12日

干物出荷ピーク

ここはリビングです。干物小屋じゃありません。冷房をキンキンにかけて扇風機をまわし一夜干しをつくります。

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干物専用の冷風乾燥室が欲しい。

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カマス、ハチメ、アジ、カワハギ、メッキダイ、スルメイカ、シタビラメ、などなど。
冷蔵で2~3日、冷凍で1ヶ月くらい保存できます。でも冷凍すると水分が飛んじゃってパサパサになります。やっぱりシットリ感がないと美味しくありません。

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クール便で送ります。お盆に間に合って良かった。さぁ、明日潜って盆休みに入ります。サザエ、岩ガキの高値を期待します。

2008年8月 3日

旬の食材で料理

夏の橋立の宴会なら食材はやっぱりサザエと岩ガキでしょう。アジの塩焼きもいいな、モズクもはずせないし・・・

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夏らしいテーブルセッティングも料理の一部と考えてもいいです。竹が清涼感を演出します。

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前菜は岩モズクとキュウリの酢の物がいいでしょう。橋立産モズクだから料理屋で食べたら軽く一杯1000円はするでしょう。

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サザエのつぼ焼きは定番中の定番。醤油の焦げた匂いがたまらん。

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刺身はバショウカジキ、スズキ、甘エビです。金沢港産のこの甘エビは能登沖のヤマト海域で揚がったもの。船で片道20時間以上かかるものすごく遠く、着けば炎天下のなかカッパを着て2~3日間寝る間もなく連続操業。若い衆の間では゛地獄のヤマト゛と恐れられている。

            「言うこときかん奴はヤマトに連れて行くぞ」 と脅されれば

               「はい、すみませでした。以後気をつけます。」 と縮み上がります。

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だから、食べ残してはいけません。漁師の魂の入った食材は完食してはじめて成仏します。

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朝獲れ岩ガキを割ったそばからツルッといってもらいます。こんな新鮮なもの食べれる方はラッキーとしか言いようがありません。銀座の高級割烹料理屋さんも歯が立たないでしょう。

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3つの火口を自在に操る嫁さん。5品くらいを同時に作るセンスがあります。

 「スープは経験を要し、焼き物は天才を要す」 と昔の著名な料理人が格言をのこしています。

  「いや~、マユちゃん、天才だよ~・・・」 とおだてて今日も嫁さんは張り切ってます。

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昼の料理が終わると今度は夜の焼き物が待ってます。もうすぐできます。暑い、早く温泉でサッパリしたい。

2008年7月29日

夏の魚売り

食欲の落ちる夏場の魚売りは苦戦します。生魚は特に売れません。みんな暑いから料理する(焼く、煮るだけよ・・)のもイヤみたい。

わかりますよ、私だってソーメンをツルッと食べたいもん・・

でも、魚屋ですからソーメンを売るわけにもいきません。すぐ食べれる、刺身と焼き魚で勝負です。

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宮城沖のサバです。2枚におろして串に刺します。

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塩を振らずにグリルで焼きます。

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このままでも美味しいそうだが、もうひと手間かけます。

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醤油、みりん、砂糖などをブレンドした秘伝のタレです。いや、秘伝というほどでもないが、しいて言えば橋立の富士菊醤油じゃないとダメです。

ほんのり甘口な、漁師ご用達の醤油です。船のママ(食事のこと)で富士菊以外の醤油を使うと

                 「なんじゃ、このまずい煮付けは!」

とボソリ呟き、皿ごと海に投げられます。私がママ当番のときは富士菊1に対して水2の割合で煮付けをつくってました。みりんも砂糖も酒も使いません。だから時間のない船の上での必需品です。

ちなみに刺身のときはワサビより唐辛子の組み合わせの方がベストです。ベストというか漁師風です。

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一回漬けて出来上がり。

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一串350円、何本欲しい?

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イワシは塩焼きにしよう。香ばしいな~ 大根おろしを添えて召し上がれ。

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ヒラメのサクを昆布締めにします。

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赤イカも皮を剥いてすぐに食べれるように。

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昨日の晩から干しおいた大アジの一夜干しも胃袋をくすぐるでしょ? 我慢せんと食べね!

魚売りもルアーフィッシングも根底は同じです。違いは対象だけ。魚の活性が低ければ場所を変えたり、ルアーを交換したりあの手この手で鼻先のルアーを喰いつかせようとするように、魚売りも同じ戦法です。

釣り師っぽいこといっているが、でも私、釣りは好きだけどあまり上手くなかったような気がするな・・どちらかというとセンス無し・・・ とくにルアー釣りなんて最後いつしたっけ?

最近、本の中の出来事と実体験がごっちゃになって、それに輪をかけて妄想癖がひどく困ってます。

あの魚、開高健が釣ったんだっけ、私が釣ったんだっけ・・・ よく覚えてないな・・・

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2008年7月23日

石川建築賞おめでとう!

私の2つ年上の兄貴、通称トイットが石川建築賞に入賞いたしました。

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土田歯科さんと住宅のF-TUBU(?)の2作品の入賞です。

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弟の私が言うのもおこがましいのですが、こと商業店舗にかけては県内においてトップクラスのセンスの良さです。

金沢のnambu-HILLSや小松のWILD-FLOWERなどがここ最近のトイットの作品ですが、やはりいい出来栄えです。

いろいろと大変な時期もあったけど、思い返すのもおぞましいが、それがバネとなり今日があると思います。

面と向かっては言いにくいが、

                 ゛おめでとう! そんな兄貴を誇りに思います。゛

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2008年7月20日

最後の日射病

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時間は流れていろいろな出来事は忘れてしまうけど、その時々に感じた匂いの記憶はまだ後頭部のすみっこにしっかり残っています。

   西表島のパイン畑からゆっくり流れてくる甘い匂い、

   井の頭公園の伊勢屋からの焼き鳥の匂い、 

   三宅島行きの東海汽船の船酔いを誘う鉄とペンキの匂い、 

   新宿東口交番前で待ち合わせしている時の夕暮れの喧騒と期待の匂い


子供も今、楽しい夏休みの匂いを記憶していることでしょう。そしてその記憶はきっと忘れることはない。

2008年7月15日

一斉休漁

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今日は一斉休漁の日です。仕事はもちろん遊びでも沖に行っちゃダメな日です。抗議のため組合長や船頭達も東京に出発しました。

油代の高騰は漁師にとって死活問題です。数年前と比べると油代はいっきに約3倍に跳ね上がりましたが魚価は変わらず。つまり、今までと同じ業務形態では破産は明らかです。

新しいビジネスモデルの模索が必要です。逆境こそチャンスと思って取り組めば、きっと活路は見出せるはずです。

かつての陸軍参謀本部は、戦線を前進させるか、後退させるか、二者択一の軍の作戦を立案させる際、どんな複雑な要素が絡み合っている事態でも、問題点を五点以内に要約し、その裏付けをとれば、結論は出るというのが持論であり、先に結論を述べるという方式を徹底していました。

                  案件 :橋立漁港の漁業存続について

                        結論  :積極推進

 ①油代の高値は今後も続くものとして考える。経営の効率化のため、大型底引き船から中・小型船への転換を計る。その際の経費は漁協の心温かい理解が必要。

 ②船の小型化に伴う乗船員の削減。11・12月の蟹の忙しい2カ月だけはベテラン老漁師を臨時雇用。給料はズワイの現物支給。それを自分や家族で食べるもよし、セリに出してもよし。みんな大喜びでがんばるでしょう。

 ③セリ以外の販売ルートの確立。獲れた魚の一部を独自の販売ルートでさばく。漁協にたよらず各船は顧客をつくる努力をする。購買は店頭よりネットの時代です。乗り遅れるな。

 ④「加賀日和」をはじめとする南加賀の魅力を再発見する小冊子が本屋さんに並び、小さいウネリがやがてビッグウェーブになるように、いつしか南加賀は日本有数の観光地になる可能性を秘めている。南加賀のファンが増えれば、おのずと魚も売れるし、旅館の稼働率もあがり、景気は上向くはず。


              参謀長、いかがでしょうか? 諒解 or 不可?

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2008年7月12日

気持ちのいい土曜の午後

土曜日は潜水漁がお休みです。天気もいいし、友達も集まったことだし、まだ日は高いが飲みますか!

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秋のように空が高く、遠くでカッコウの鳴き声が聞こえてくる気持ちのいい午後でした。アストラッド・ジルベルトのボサノバを聞きながらしばし昼寝。

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日が暮れてきて、ビールとワインで乾杯。それじゃ私はそろそろ厨房に入ってパスタでも作ろうかな。


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岩ガキと辛口の白ワインの相性は抜群です。ツルっといっちゃって!


いろんな料理を作り、写真を撮りましたが全てピンボケ、ボツとしました。残念!

2008年7月 8日

オードブルいろいろ

最近、お子様用のオードブルの注文がポツポツ入ります。大人用とお子様用を分けて作れてメニューで悩まないので気楽です。

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やっぱりオムライスははずせないでしょ。ミートボールも茹でたトウモロコシも子供心をくすぐるはずです。

大人用の料理はノビノビ遊びながら作ります。

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アマダイの塩釜焼きを作ります。

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お腹の中にニンニクとローズマリーを詰め込んで、卵白入りの塩で固めます。オーブンに入れて、いい色がついたら出来上がり。

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こんなもんかな。金槌で割るのはお客さんの仕事。ご近所さんの注文なので急いで運んで、アツアツの状態で召し上がっていただきます。

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ツマジロガニとサザエのトマトクリームパスタ。アルデンテで仕上げてあります。

昨日の早朝、小松の市場からの帰りの運転中の出来事。朝というのに強い日差しが照りつけるなか、道の向こうに犬の散歩をしているご婦人がいました。紫外線を避けるため、大きくて黒い日傘をさしていました。すれ違いさまにご婦人をチラッと見ると、胸元が大きく開いたタンクトップを着ていました。

えっ、なんで? どういうつもりやろ? 思いっきり日焼けするよ・・・

朝からこういうシーンを見ると頭が混乱します。

2008年6月30日

底引き船ロングバケーション

7・8月は底引き漁はお休みとなります。定置網漁、刺し網漁、そして潜水漁は通常通りお休みなしでおこないます。
戸井鮮魚にとっても忙しい季節の始まりです。夏が終わる頃にはきっとガリガリに痩せていることでしょう?!

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網・ロープなどの漁具をすべて倉庫にしまい身軽になった底引き船。

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船も船員もゆっくり休んでくっせーの。ちなみに船員たちはこの2ヵ月間無給となります。高い船員保険を納めているんだから、この期間の補償をぜひとも考えていただきたい。そうしないとこの仕事、絶えちゃうよ・・・

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夏は赤イカ釣りなどいかが? 刺身で食べたいね!

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予想通り、海が荒れてきました。おまけに昨日の雨の影響で土砂が海に流れてきて濁ってます。当然、潜水漁はお休み。明日もだめかな・・あさってくらいならなんとか・・

            することないからインディ・ジョーンズ観にいこうっと!

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2008年6月24日

釣れそうなポイント

夕方の木場潟、ブラックバスや雷魚が釣れそうなポイントをピックアップします。

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西園地から南園地へ向かう途中のワンド。小魚のライズがたくさん見えます。

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こういうストラクチャーにいそう。

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キャスティングが難しそう。

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南園地から中央園地に向かいます。ここもいいネ。

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葦の水際にルアーを投げてみたい。これ、くるよ、ガツーンと!

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北園地の用水の流れ込み付近。小学校のとき、ここでトイット兄貴が雷魚を釣ったのを覚えてます。ジョギング中にもでかい雷魚を見たことがあります。

          ここで撮影終わり。さぁ、体幹を意識して走りに集中しようっと! 

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2008年6月17日

夕方のトレーニング

シケと休市でいまだ潜水漁ができませんが、明日はボチボチ潜れそうです。
体調をベストの状態で維持するため、今日もトレーニングを欠かせません。といってもゆる~いトレーニングてすが・・


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自宅のすぐ近くの加佐岬。ここから黒崎方面へジョギング。この道は源平時代の木曽街道です。

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昼でも覆いかぶさる樹木で光があまり入らず、ちょっと薄気味悪いです。安宅の関へ向かう義経一行の幽鬼に会いそうで・・霊感はないけど・・・


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街道を抜けると黒崎海岸へ出ます。

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明日はナギだな。

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2008年6月13日

タープ登場

建設中の空中テラスに日よけのタープを貼りました。

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サイズといい、柄といい、空中テラスにピッタリなタープです。風花さん、ありがとう。

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しかし、まだまだ未完成です。フィジーの水上コテージのテラス、ハワイのフォーシーズンホテルのガーデン、バリのリゾートのプールサイド、フィリピン・ボホール島の原色の熱帯樹、などなどいままで旅行して心地良かった空間をイメージしてこれからディテールを作り上げていきます。その前に金が尽きてしまいそうだが・・・

                空を見上げて、樹々の緑が目に入ったとき、

                  この樹の上で、鳥になったような

                 暮らしのできる家を作ろうと思いついた 

                                  吉村 順三 {小さな森の家}より

吉村先生、同感です。気持ちの良さのためなら何でもします。

   

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2008年6月11日

チャバチメ大漁!

セリのない火曜日の夕方は自由時間です。チャバチメ釣りに行きましょう。

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エサは豆アジです。南蛮漬けサイズより小さいアジです。この理想的なサイズの豆アジを運よく仕入れた時点で大漁は約束されたようなものです。

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一文字灯台の沖から加佐岬方面へ移動しながら釣ります。おっと、きた~!

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小物用の竿を使っているのでこのサイズの魚でも竿が根元からしなり、リールも逆送します。
つまり、とっても面白い。

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豆アジが済んでしまったので終了。合計35匹。

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さて、面倒だが料理しよう。

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開いて一夜干しにします。たまらないほど旨いに違いない。

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2008年6月 9日

爆釣! 鯛釣り

日曜日の朝の海はベタ凪です。もう、ベッタべッタの釣り日和です。お隣りのGさん!、寝てる場合じゃないよ、釣り行こ、釣りに!

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4:30に旧港より出発。

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ポイントをGPSに入力、画面の指示通りの進路をとります。向かうは、人工漁礁のポイント、水深50M。
到着すると次は魚探で魚の影を探します。そしてアンカーリング。科学の力をフルに活用しないと釣りになりません。

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ぶっ飛ばします。

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15分くらいで到着。

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無風状態です。夏の海だね。

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魚探に反応がある45M付近まで仕掛けを投入。2~3分くらいアタリがなかったら巻き上げて、カゴにオキアミを入れて、また沈ませる。この繰り返し。手返しをすばやくして、オキアミを水底近くでばら撒き、鯛を引き寄せる。

さあ、来い! 待つことしばし、鯛が寄ってきました。

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鋭いアタリ、竿先が水面近くまで引き寄せられます。水深5Mくらいで銀色に輝く鯛のわき腹が見えてきます。

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鯛は鯛でもサコ鯛です。真鯛に似ているが顔つき、体色がちょっと違います。味は同じ、だと思います。この判別ができる方は優秀なお魚ソムリエになれます。

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私にも!

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Gさんに!

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ウマヅラカワハギも!


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10時頃、アタリが止まったので納竿。大漁です。釣れない釣りが当たり前の私にしてはちょっとチビルくらい嬉しかったです。
Gさん、ありがとう。シモネタオンパレードだった、早朝の生ぬるい微風が吹く船の上、二人の爽やかな(?)笑い声が絨毯のような紺碧の海の上をこだましてました。

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2008年6月 3日

いつもの片山津温泉

時間があると必ず立ち寄る片山津温泉、橋立から車で10分くらいのところにあります。

まずは筋トレ、ジムに通いだして一年半、これといった変化がみられず。

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ここできっちり有酸素運動をして、そのあとウェイトトレーニングを少しだけします。いつになったら腹が割れるのだろうか? 運動後のビールが元凶だとわかっているが止められない。


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大衆浴場の総湯です。レトロ感漂う重厚な造りです。脱衣場には扇風機、木のロッカー箱、昔ながらの体重計が完備。
風呂はやや深め、ナトリウム湯でかなり熱い。石格子から差し込む光とむきだしの塩ビの配管が素敵です。
早朝から深夜まで営業、料金420円。

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総湯の前にある足湯です。足を暖めるだけでも疲れが取れます。

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総湯から3分くらい歩くと見えてくるビストロ「ラ・ヴィーヴ」。いつ行っても満員御礼、南加賀屈指の人気店です。私もよく食べに行きます( パクリます !)。 リニューアルして大きなカウンターができたので、単独行が好きな私としては大変ありがたいです。
小松、加賀で苦戦しているレストランが多い中、ラ・ヴィーヴの継続した人気はまさに「片山津の奇跡」としかいいようがありません。
6月号のエスクァイア日本版でMore than Bistroについての対談で、ある仏学者が

「私から料理人の方々に言えるのは、独立の際、お店の場所を探すにあたって見るべきは街の品格。自分の料理を理解してくれるインテリ階層に来てもらいたいなら、本屋をチェックすること。人文系の棚があり、なしで大体わかります。後はブックオフ以外の古本屋があれば完璧にモア・ザン・ビストロ向きでしょう。」

と語っておりました。ということは小松、加賀ではレストランは成功しない!? ましてや廃業した旅館や風俗店が立ち並ぶ片山津はお世辞にも品があるとは言えません。言いたいことはわかるが、ラ・ヴィーヴの繁栄はどう説明がつくのでしょうか?  もちろんマスターの才能、才覚、力量、統率力が優れているのは言うに及びませんが。

ダーウィンの進化論に対してファーブルが例外が多すぎると反論したように、定説や俗説などあまり気にしすぎないほうがいいようですね。

2008年6月 1日

素敵にガーデニングライフ撮影

NHK BSの番組「素敵にガーデニングライフ」の撮影が土・日の2日間で行なわれました。
10人くらいのスタッフで撮影開始、土曜日は霧雨のあいにくの天気でしたが最新のハイビジョンカメラはそんな天気をものともせず実物以上に美しく撮っていました。さすがはNHK取材班、映像マジックです。

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巨大草食恐竜バロサウルスの骨格みたいなクレーンです。この先にカメラが付いてます。

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巨匠の指示通り上下左右、滑らかに、自由自在に動きます。

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こちらのモニターで映像をチェック、霧雨に濡れた緑がとても美しい。すごいハイビジョンカメラです。

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まるで映画の撮影みたい。私も横でスタンばっていたがいっこうに声がかからず。

  「あっ、お父さん、そこ映りますんでもう少しさがっていただけますか。」
  「あっ、すいません・・・、このへんでいいかな・・・・」

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花のように美しい案内役の小林あずささんです。低気圧をうっちゃり、高気圧を引っ張ってきてくださいました。まさに高気圧ガールです。

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今日、日曜日は快晴です。泉浜は夏模様です。

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撮影も午前中で終わりそう。

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                  放送予定日は下記の通りです。

                題名「子供の笑顔あふれる庭(仮)」

               ・7/20(日) BS2   6:30~ 6:54

               ・7/25(金) BS2   8:30~ 8:54

               ・7/20(日) BShi  23:25~23:49

               ・7/22(火) BShi   7:00~ 7:24

               ・7/23(水) BShi  12:00~12:24

             案内役 上岡亮アナウンサー ・ 小林あずささん

                 よろしかったらご覧になってください。

親の会社の倒産で小松から逃げるように去ってから7年。店も家も金も全て失い、一番金になるだろうと思い始めた橋立の底引き船の仕事。オンボロの借家に住み、船上で辛いときや危ないときは呪文のように二人の娘の名前を心の中で唱えてました。心配させないよういくら辛くてもそれを口にせず、それを笑い話にしてみんなに語りました。私は家族の大黒柱であり太陽であり続けなければいけません。

         悲劇を追求すると喜劇となり、喜劇を追及すると悲劇となる。

橋立の漁師町でいろいろかわいがっていただき、やっと人並みの生活ができるようになりました。そしていいタイミングで家も建てることができました。もちろん35年ローンですけど・・・

人生いろいろ大変なときもあるけど徳川家康は

「人の一生は重き荷物を負うて遠き道を行くが如し、いそぐべからず」 という格言を残しているし、

ボブ・デュランは

「The answer is blowin in the wind 」 と歌っているし

開高健は

「毒蛇は急がない」 と書いてあるし

           つまり、なんだ、この世の中、たいていのことには正解なんかない、

                 友よ、いつだって、答えは風に吹かれている。

                  急がず焦らずボチボチやりますか・・・

 

2008年5月26日

いらっしゃいませ

2008年05月25日_P5250350.JPG さあ、どうぞお入りください。今日は美味しい魚をたくさんご用意してますよ。まずは一杯飲みましょう。

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キレイな秋友グラスです。トイガーデンに目を向けると、秋友ジュニア+知らない子供達が奇声を上げて飛び回っています。ケガだけはしないでくれよ!

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アジ・トラエビ・フクラギ・コウイカの刺し盛りです。オール橋立産です。冷たいビールとよく合います。

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メインはまだまだできないので、甘エビとハタハタの揚げ物でもつまんでいてね。

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本日のパスタは「ツマジロガニのトマトクリームパスタ」です。これだけのカニを入れて作ると濃いダシ汁がトマトソースと絡んでワイルドな仕上がりとなります。味がちょっと尖がるようであれば生クリームを入れてマイルドにします。イタリアンの店より美味しい自信アリです。


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メインの一皿目、「メッキ鯛の塩釜焼き」を作ります。下処理したメッキのお腹にローズマリーとニンニクを詰めて卵白+ローズマリー+オレガノ入りの塩で包みます。これをオーブンに入れておくだけ、超簡単な料理です。

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いい色がつきました。割ってみましょう。

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アツアツのホクホクです。取り分けて極上のオリーブ油とレモンをかけて召し上がれ。


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お次のメインは、「カサゴとメッキダイの清蒸」です。中華料理を代表する魚料理です。美味しく作る条件は刺身として食べられるクセのない魚を使うこと。
学生時代、相模湾でクルージングのバイトをしていた頃(バブル末期)、社長がよく作ってくれました。

社長は伊藤忠商事の魚部門の元社員、脱サラして海関係の仕事をたくさんしてました。豪華クルーザーのキャビンでこの清蒸を食べながら私に武勇伝をいろいろと語ってくださいました。

「あ~、戸井君、君が小さい頃給食で食べていたシシャモ、それ全部私が輸入したんだよ。」

「はぁ~、そうですか・・・」

「それと、戸井君、沖縄でのウナギの養殖も最初は私の担当で・・・」

「はぁ~、それはそれは大変でしたね・・・、それより社長、今日の買出しの運転中、両足攣ったでしょ!、あれ、びッくりしましたよ、もう少しで大事故でしたよ。アハハハ」

「そうかね、言うね、戸井君、アハハハ」

クバリブレをグイっと飲み干し、尽きることのない話を続けていました。
外では沖泊めしてあるヨットのセンターポールが風に揺られてカランカラン鳴っています。キャビンの小さくて円い窓からは最後の夕日がオレンジ色の静かな光となって差し込んできていました。
こんな時間が永遠に続けばなと思ってました。 楽しかったなー、あのバイト。

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蒸しあがりました。魚を取り出しソースを作ります。ちょっと濃い目に作るのがポイント。

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社長の味には及びませんがまずまずの出来栄えです。ソースが無茶ウマ!

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あ~、美味しかった。こんなメニュー、レストランで食べたらいくらするんだろうか? 

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2008年5月24日

潜水仕事

このところ潜水仕事がポツポツと入ります。今日は龍盛丸のプロペラに絡まったロープ除去の潜水作業。

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夕方になると港が活気づきます。

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龍盛丸が到着しました。さぁ、ウェットスーツを着ますか。

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ボンベを背負って潜水、プロペラに絡まっててるはずのロープが見当たりません。
ということは、走行中の不調はエンジンやクラッチに問題があるのかも知れません。底引き禁漁まであと1ヶ月、故障しないことを願っております。

 こういう潜水作業って料金いただき難いなー。でも、仕事は仕事、ありがたく頂戴いたしました・・・

市場に目をやるとマグロがゴロゴロ横たわってります。

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定置網漁で獲れた60キロくらいのマグロです。

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黄色がまぶしいマグロの尻尾付近。

2008年5月20日

多角経営戦略

潜水漁及び鮮魚や惣菜の販売のみならず経営の多角化を目指す戸井鮮魚、その一端をお見せしましょう。

~海底作業及び探索~

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橋立で唯一潜水重機材を保有するわが社、ロープ及び網の拘束、水没機材の探索、行方不明者の捜索など依頼があれば極力引き受けます。

今回のオファーは海に落とした防水携帯電話を拾ってきて欲しいとのこと。わざわざボンベを背負うまでもないが、新品のレギュレーターの性能のチェックもついでに実施。

港内、約3Mの水底で携帯を発見。水没せず全機能正常でした。どこのメーカーだろう?かなり優秀な防水携帯でした。

~魅惑のスイーツ~

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トマトソースじゃありません。農家直送のイチゴで作ったジャムです。パン、ヨーグルト、焼酎、なんでも合います。このほかにもクッキー、アップルパイ、パウンドケーキなどもたまに販売してます。主にトイババ担当。

よく売れるが数字に暗いトイババ、10以上数えられないので原価計算ができず儲かっているのか、いないのかは不明。
嫁さんは超ドンブリ勘定、私も数字に弱いので適切な助言できず。哀れな親子。

~テレビ出演~

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NHK BSの 「素敵にガーデニングライフ」 にトイガーデンの出演が決定しました。5月下旬に撮影予定。

        トイババ、トイジジ、渾身の庭作り、ラストスパートに突入! 乞うご期待。

          

2008年5月18日

伝達方法

お客さんにシケかナギ、つまり今日、魚を売りに行くか行かないかを知らせる方法は主に3つあります。

其の一、狼煙を上げる。

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橋立の自宅前の物見櫓より狼煙をあげます。白い狼煙は売りに行く日、黄色い狼煙はお休みの日と決まっています。この狼煙は大聖寺城、小松城、那谷寺、蓮台寺城、鳥越城などにリレーされます。お客さんは玄関をでて最寄りの砦に登り、煙の色を確認後、戸井鮮魚Carの到着を待ちます。

其の二、伝書鳩

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風が強く狼煙が役にたたない時は伝書鳩を使います。足首に巻いた文書は「陸軍部隊換字表」をもとに暗号化されており、実際に発信するにはこれに「乱数」という、気儘に結合された三数字を加えた数字の羅列となります。これを各お客さんが「非算術減法」をもちいて解読します。
それゆえ、お客さんにはこの非算術減法を迅速に行なうこと、及び計算や通信の誤りによって崩れてくる暗号文を判読する能力が要求されます。


其の三、水中移動

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暗号傍受の危険がある場合、敵の目を欺くために子飼いの魚の口の中に暗号文を入れ、決められたポイントで釣り師に変装した特殊部隊の釣り針にわざとかかり、防水カプセルに入った暗号文を渡します。それを解読し小松航空自衛隊のビーコン周波数に合わし光ケーブルを経由して各家庭のパソコンに伝達します。魚は口の大きいカサゴなどが向いてます。

まだまだ方法はありますが、もういい? 付き合いきれないって?

2008年5月16日

仕込みシリーズ

さーて、仕込始めますか。

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まずは真鯛から。このくらいのサイズをアメリカの釣り用語では「パンサイズ」と呼びます。ちょうどフライパンに入るサイズという意味です。このくらいのサイズは何かと使い易いです。

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ウロコを取り、頭を落とします。ゾクゾクするくらいの切れ味の出刃で3枚におろしていきます。

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キレイな白身です。甘くてもっちりした食感。食べたくなってきた?

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2枚づつパック詰め。1枚は刺身で、もう1枚はカルパッチョでどうぞ。美味しいソースの作り方は次の機会にそっと教えます。

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近頃人気のアラ、鯛購入者にもれなくプレゼント。アラの味噌汁はたまらなく旨い。

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まだまだたくさんいるハタハタ、このままじゃなかなか売れません。加工して付加価値をつけます。

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とりあえず開いて中骨をとりましょう。

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パン粉をつけるか、天麩羅にするか、どっちにしようかな?

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今日はパン粉付けにしました。どう、買いたくなってきたでしょ?アツアツをサクっと食べてくっせーの。

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でかくてキレイなメギスです。塩茹でした後に乾煎りしてポン酢で食べると最高です。でも半分だけ開いてフライにしようっと。

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身は柔らかいが焼いたり煮たりすると身が締まります。フライもいいけどもし私がイタリアンのシェフならランチで松の実やエビのすり身などの詰め物を開いたメギスに包んで、ローリエとオレンジとレモンを添えてオーブンの中にいれて「メギスのインボルティーニ」を作るだろうな。柑橘系の香りが食欲をそそり、私の故郷(?)のシシリア島のメッシーナ海峡の風を感じるはずです。

                ・・・・妄想ばかりですみません・・・

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夏の到来とともに揚がってくるトビウオ。

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刺身、ぬたなどでお召し上がりください。

2008年5月14日

新たな作品群

じっとしていることが苦手なトイジジ、あくなき創作欲、次々と新作を作成中です。

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ツリーハウスの玄関か? さらに上に伸びるのか?

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これは何だ? ロープが欲しいと呟いていたが、つり橋でも作るつもりなのか?
でもそこは私の土地じゃないけど・・・いいのかな? 知ーらない!

土木技術に優れているトイジジ、現在の日本では力を持て余し気味です。できることならタイムマシーンに乗っけて永禄9年(1566年)、戦国時代で下車させて木下藤吉郎の組下の蜂須賀小六の川並衆の一員にさせてもらい、木曽川右岸の墨俣一夜城の築城に従事させたいです。

夜陰にまぎれての作業、明け方になって工事妨害のために出陣してきた斉藤方の軍勢は、一夜でできた城砦になすすべもなく引き返していきました。

このあとトイジジは秀吉の与力として土木工事全般を任され、このあとに続く秀吉の十八番の城攻めで大いに活躍しました。播磨地方の上月城、三木城、出石城、鳥取城、高松城などの攻略はすべてトイジジと秀吉と黒田孝高によるもの。この功により後年美濃の国主となる。

まだまだ続くがセリの時間が迫ってきたのでこの辺で妄想話は終わり、次回は・・・ないな。

2008年5月12日

お隣りのガラス作家さん

お隣りにお住まいのガラス作家の秋友伸隆さんの個展のお知らせです。

出身は沖縄糸満漁師の末裔、アギャーという追い込み漁の大将で水深50Mの海底でボンベ一つで魚と死闘を繰り広げる壮絶な男・・・・、

というのは冗談で大阪出身の風貌がちょっとだけ南方系かな、とってもやさしい素敵な方です。私もどちらかというと南方系でしょうか・・以前シンガポール人の給仕と間違われたことがあります。ちなみに嫁さんはタイ系です。

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暖色系の色彩と泡模様が持ち味です。

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こちらの会場で展示しています。ぜひご覧になってくださいませ。尚、秋友さんは日曜日にいらっしゃるそうです。  テレマカシー

2008年5月11日

干物日和

気温が下がり北風が強く吹いた週末、こんな日は干物作りにもってこいです。

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海はシケ模様、今日は休漁でセリもお休みとなりました。このシケの後、海岸にはたくさんのワカメが流れ着いてることでしょう。

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生売り用のアジも干物にしちゃえ。

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さっと開いて塩水濃度3%くらいの漬け汁に6時間くらい漬けときます。ギリギリの塩水濃度、これ以上薄いと足がはやくなると思います。

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塩水から取り出し、軽く水で表面を洗い流し干します。今日の風は最高です。
日本人の心をとらえて離さない干物は潮風と太陽とのベストコラボ、熟成がすすみ魚のタンパク質がアミノ酸になってより美味しくなります。


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ついでにトラエビとアジのお造りでもいかが?甘エビより甘いトラエビです。刺身と焼き魚の他に何が食べたい?
   小さいグラスに注がれた冷えたシャルドネでも頼もうか。

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2008年5月 6日

空中テラス

自宅の周りには大きな椎の木がたくさんあり、その木々が塀となって潮風による侵食を防ぎ、また外の世界とのワンクッションとなりプライバシーを守ってくれます。この椎の木は伝統的保存地区にちゃんと登録されており、土地の所有者であろうとも伐採をすることが禁止されています。もちろん、こんなすばらしい木を伐採する人はいません。

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ご覧のように一年中緑の壁を作ってくれるありがたい木々です。

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その緑の真ん中に只今建設中の空中テラスがあります。トイジジが突貫工事を敢行中。
その突貫工事は1569年(永禄12年)に信長(36)がおこなった将軍足利義昭(33)の勘解由小路室町の真如堂跡地に造営した新御所の工事スピードをはるかに上回る。(ルイス・フロイス伝)


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昨日吹いた風がおさまりベタナギになりました。明日、潜ろうっと!

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夕暮れ時、海をバックにギターの練習をしている女性デュオ、未来のゴンチチに幸あれ。

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2008年5月 4日

巨大ウッドデッキ作成中

すばらしい天気が続くゴールデンウィーク、絶好のペンキ日和です。ちょっと二日酔いですが、ここはひとつがんばりましょう。

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長持ちするよう丁寧にペンキを塗ります。

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70本くらい塗りました。約10坪分、常軌を逸した広さの2Fウッドデッキ。吉村順三先生の円熟期の作品、「亀倉邸/山中湖/1970」に匹敵する空中テラスになることでしょう。
吉村別荘の基本原則のひとつに自然を楽しむ場として「ベランダを大きくとる」という考えに大いに感銘を受けました。そろそろ完成間近です。

     「どうしたら楽しくなったり、気持ちよくなるかを考えて設計することが大切だね」

                                   吉村順三著 「小さな森の家」より

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さらにパワーアップしたトイガーデン。

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どこまでやるのか?  どこに向かっていくのか? 答えは風に吹かれている。

昨晩、居酒屋で町田のスポーツクラブ(NAS)時代の先輩と痛飲、調子に乗ってカウンターで腕相撲。圧倒的に負ける。まだまだトレーニングが足りません。 悔しいです!

2008年4月29日

ホタルロード

自宅のすぐ近くにあるホタルロード、夏が近づくとささやかな淡い光を放つホタルがやって来ます。

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夏の夜、あたりは真っ暗で懐中電灯を消すと自分の足元も見えないくらいの闇の中、細い用水の上、木々の間を何百匹ものホタルが飛び交います。その光はまるで燃えさかる火の粉のように水面に照り映えます。つかまえようと手を伸ばしても、指にはなにも触れず、その小さな光はいつも私の指のほんの先にありました。

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いつの間にかついてきた近所の子供達。カメラを向けると異常なまでに興奮してました。昭和の香りがします。 ギブ ミー チョコレート!

2008年4月27日

ワカメ漁

漁というほどでもありませんが、ちょっと潜ってきました。水温は何度くらいなんだろう? 日頃の弛まぬ間食と筋トレの成果で筋肉と脂肪のミルフィーユ状になった肉体と5mmのフードベスト付きウェットスーツがあればちっとも寒くありません。

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黒っぽく見えるところが海藻、ワカメかもしれないし違うかもしれない。

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民宿「汐凪」の前の地下浜で潜ろうっと。船からワカメの生えている岩を探してアンカーを投入。

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約2時間潜ってきました。茎が細く柔らかい長さ30~50cmくらいのワカメばかり探して獲って来ました。

サッと湯がいたワカメしゃぶしゃぶ、キュウリとワカメとバイ貝の酢の物、ワカメの味噌汁・・・、どれもこれも最高です! 残ったら冷凍保存可。

今日も朝一で潜るつもりがちょっと波風があったので休漁となりました。ほんのちょっとよ・・・行こうよ・・・
繊細なワカメ漁です。これじゃ飯食っていけないな・・

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2008年4月24日

久しぶりの釣り

セリがお休みで海がベタ凪だった火曜日、久しぶりに釣りに出かけました。ポイントは一文字堤防の沖の岩礁帯、狙いは根魚。

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海楽丸で5分くらい走ったところです。仕掛けはオモリと釣り針のみ、餌は豆アジ。シンプルな仕掛けが好きです。遊びなんだから手軽に気楽にいきましょう。

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ポイントに着いたらエンジンを切り、流れにまかせながら釣り糸を垂らします。オモリを底にあてて小刻みに竿先を揺らし、餌のアジを生きてるように躍らせます。アタリがなかったらエンジンをかけ移動。この繰り返し。

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釣り糸を垂らすとすぐに強いアタリ、まさに入食い状態です。

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釣れるのはチャバチメばかりです。白身で美味しい魚です。休みの日に料理するの面倒だからみんなあげちゃおう。

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きれいな夕焼けです。日照時間が長くなるとなんだかとても嬉しくなります。生ぬるい微風も心地いい。

2008年4月22日

トイガーデンへようこそ

気温の上昇とトイジジとトイババの庭いじりは比例関係にあります。
庭師顔負けの仕事ぶりです。ちょっとご覧ください。

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桜の花びらでいっぱいのエントランスを降りていきます。

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トイガーデンへようこそ。テーブルもイスも、木いじりが死ぬほど好きなトイジジ作。

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ライトハウスのまわりも充実してきました。

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2階から見たトイガーデン。これからさらにヒートアップしそう。日射病で倒れないよう切にお願いします。

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2008年4月20日

極上のパスタ

今週もよく働きました。来週も多分(?)とっても忙しくなりそう。ご苦労様の意味もこめて今晩の食事は私が作りましょう。

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ツマジロガニとハマグリと春アスパラでパスタを作ります。トマトホールがなかったため、ガーリック味で仕上げます。

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ニンニクと唐辛子の香りをオリーブ油に移し、そこにツマジロガニを入れてガシャガシャ炒める。

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カニに火が入ったらハマグリを投入して辛口安物の白ワインをドボトボ入れて蓋をしてしばらく蒸します。このとき、火からはずしてワインを入れます。フライパンに火が入ってしまうと焦げ臭くなり修正不能になってしまいます。
そういうときは 「だめだ、こりゃ」 と長介さん風につぶやき、いさぎよく捨てます。


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ハマグリの濃厚なダシがプラスされてます。もうそろそろ開けてみましょう。

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蓋を開けると魚介の香りがあたり一面に広がる。火が入り過ぎないように具を取り出す。

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ダシ汁を煮詰めて味の輪郭をはっきりさせます。デブになるのはわかっているがバターをいれてモンテする。これするとコクがでるんですよねー、今日の昼もコーンバターラーメンを食べたばかりというのに・・・

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完成です。 「ツマジロガニとハマグリのパスタ、春のアスパラ菜園風」 どう、巷にあるそれっぽい名前でしょ。

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ついでに 「ホウホヴと野菜のカレー風味スープ」 も作ってみました。やや小骨が気になるが品の良いダシがでてました。

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あっという間になくなる。また来週もがんばろう!

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2008年4月15日

海楽丸進水

今日4/15はワカメ漁の解禁日です。それに合わせて海楽丸もそろそろ出漁の準備をしないといけません。ワカメ漁はあまりやる気がありません。というのも生ワカメ(もちろん天然)はセリにだしてもとても安く、わざわざ寒い思いして海に入る価値はありません。値になるのは乾燥させた粉ワカメです。でもこれを作るには温風乾燥室や人手が必要で、設備費や人件費がとてもかかります。ちょっと私には無理だな。ちなみにワカメ組合長の持っている乾燥室は400万くらいです。漁期はわずか一ヶ月、粉ワカメをどれだけ作ればペイできるのだろうか・・・。

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海楽丸をひっくり返し、フジツボや古いペンキをこそぎ落とします。

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船底にペンキ(通称ドクチャン)を塗る前に境目にテープを貼るとキレイに仕上がります。

ペンキが少し乾いたらエンジンを取り付けゆっくりと進水。生乾きがミソ、こうするとより船底に海藻が生えにくい。

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バッテリーを新調、セル一発で爆音が鳴り響く。私の15馬力4サイクルエンジン、今年も機嫌壊さずがんばってくれよ。

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漁協を横目に所定の場所に係留。あとはロープやアンカーなど積み込んで終わり。

身体にはコウテイペンギンのように程よい脂肪がついてますが、もう少し暖かくなってから潜ろうっと。

2008年4月13日

橋立産山菜

自宅の周りは樹海のような雑木林が広がっています。一雨降るごとに山菜がニョキニョキ大きくなってきます。こうなるとトイババは落着きがなくなり山菜獲り熱にうなされてきます。

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これが昨日の収穫分、ワラビ、タラノメ、カンゾウ、コゴミです。

「良平、これ写真に撮ってブログに載せれば?」

としつこく詰め寄るトイババ。ブログって意味がわかっているのかやや疑問。

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天麩羅にしてみました。塩をふって召し上がれ。

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こちらはワラビの酢味噌和えです。これを食べないと春が始まらない。

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ついでにオール橋立産の刺し盛りも造ってみました。トラエビ、コウイカ、タコ、サワラ、真鯛、フクラギ、新鮮すぎて刺身がピクピク動いてました。(ウソ)

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2008年4月 8日

美しい桜鯛

貫禄のある姿形といい、鮮やかな色といい、魚の王の名にふさわしい真鯛。桜の頃、産卵をひかえた真鯛はとりわけ美しくなり゛桜鯛゛と呼ばれ味がよくなります。

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ほぼ完璧な真鯛。ブルーのアイシャドゥと斑点がはっきり浮かびあがっています。全体的に丸味を帯びておりやさしい感じがします。この真鯛は雌ですね。

これに対して雄は頭部がコブ状に張り出しており、精悍な顔つきをしております。贈答にするなら雌をオススメします。

ちなみにこの時期の真鯛(特に中型の雌)はとっても高いです。お客さんに値を言うのが辛いくらい・・・

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ご覧ください、この美しい色を! 産卵期直前になるとタマゴに必要な脂肪分が肉にたまるので一年を通じて一番旨くなります。この昆布締め、食べてみたいでしょ!

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この桜鯛は贈答用です。一匹はそのままで、もう一匹は昆布締めで。

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鯛の上にアラと子持ち甘エビを乗っけて・・

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またまたその上に昆布締めを乗っけて・・・

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シオリとチラシと挨拶文のようなものを入れて発送して終わり。海なし県へいってらっしゃい。

こんな真鯛をもらったら嬉しいだろうな。私なら、半身は刺身で、もう半身は鯛茶漬けしようか、ごまだれをまぶした山かけごはんにしようか、頭でかぶと煮でしょ、皮はカリッと揚げてサラダ仕立てにするでしょ、そしてアラでネギいっぱい入れた味噌汁にするでしょ、うーんとそして・・、中華の清蒸も捨てがたいしなー、フレンチの香草焼きにして極上のオリーブオイルとレモンをキュッと絞って食べたいしなー。悩むなー

2008年4月 7日

春爛漫

昨日の日曜日、早朝から浜の掃除がありました。来週の15日にはワカメ漁解禁となります。

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旧港の掃除と船の移動をおこないます。

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一番手前が私の゛海楽丸゛です。今週末あたりに船底にペンキを塗り、エンジンを取り付け係留します。ワカメ漁は実のところあまり興味がないので、ハチメ釣りにでも行こうっかな。

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漁協3階から見た港です。海が青いです。いいねー、いいですよ、この青さ! 私の好きな夏がもうすぐやって来ます。

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午後からは木場潟ジョギング、この桜の回廊を走り抜ける。あまりのキレイさにしばし呆然。

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今が満開なのかな? 木場潟ジョギングは今が旬です。

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家の山桜も満開です。夜にはライトアップして楽しんでいます。

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2008年4月 3日

エビ漁頓挫 う~ん 残念・・・

エビ漁が一時中止となりました。原因はコレ。

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網にまとわりついた粘り気のある泥(?)のせいです。プランクトンの死骸なんじゃないかと言ってますがホントのところ誰もこの物体の正体はわかってません。もっとアップで見てみましょう。

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水に溶かしたとろろ昆布みたいです。春になるときまってこうなりますが今回のはちょっとヒドイです。これじゃ網目が詰まってエビが獲れないですね。

宝勝丸もエビ漁を止めて、カレイや鯛を獲りに行くこととなりました。こうなると、ロープや網の総取替えとなります。

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泥を落としながら網を陸に引き上げます。

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パレットの上に積み上げます。泥の分だけ網が重い・・・

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残念そうな表情をしている若い衆、しかし内心、エビ漁、いやエビ地獄から開放されてホッとしているはず。エビ漁に比べれば、タイやカレイ漁なんて毎晩家に帰ってシャワーできるし、晩飯もイスに座ってお皿に盛られた食事ができるし、乾いたシャツで清潔なベットに数時間寝られるし、なんていうか人間らしい生活ができます。それに比べてエビ漁はほとんど家に帰れませんし、帰っても2時間くらいかな。みんな浅野忠信クラスのアクターなのでこれくらい表情は朝飯前です。

船頭の前では沈痛な面持ち、若い衆同士だと含み笑い。その演技力、私には痛いほどわかります。

エビ漁再開は沖の泥しだいですね。

2008年4月 1日

山桜開花!

トイパークの山桜が開花しました。

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派手さはないですが健気に咲いてます。私はこの健気さが好きです。いろんな苦労を背負い込んでいるが、それを表には見せず感ぜず愚痴言わず、渋みある笑顔で爽やかに、そして健気に生きている人が好きです。そして私もかくありたい。

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桜が散った後の新緑も好きです。薄緑色の葉は湧き立つような生命力を感じさせます。5月の強い太陽が木漏れ日の陰影をくっきりと地面に写し出し、梅雨になると細かい雨が静かに降りそそぎ沈黙がつづきます。盛夏には朝の微風が濃厚な緑の香りを運び、林の中でカッコーが元気に鳴いています。蝉しぐれとせせらぎの音もはずせないな・・。秋になると凛とした・・・もう、いいか、おやすみなさい。

2008年3月26日

築地探訪

金沢発東京行きの深夜バスは早朝に新宿に到着します。すぐに地下鉄に乗り築地へ向かいました。
日本のみならず世界中の魚が集まる築地市場、魚好き、料理好きにはたまらないスポットです。

大きな門で仕切られている場内は約1000(!)もの中卸業者がひしめき、魚箱、冷凍マグロ、貝、エビなどが所狭しに並んでいます。自転車やフォークリフトやバイクなどが右や左に何台もひっきりなしに往来し、ぼやぼやしてると怒鳴りつけられる勢いです。

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どこまで歩いても店が続きます。どこまで広いんだ?時折、水がバッサーンと床の上を流れる。シューズが濡れないよう慎重に歩く。長靴が必要ですね。

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冷凍マグロがいたるところに転がっています。

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マグロ用の刃渡り150cm以上ある包丁。包丁というよりカブキ者の刀みたい。

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惚れ惚れする切り口。さすがです。

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30cmくらいの貝、デケー! 

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天然物、養殖物、ありとあらゆる魚がやや乱雑に積み上げられています。ジャンパー姿、長靴、竹籠と築地ファッションに身を包んだ飲食店関係者が次々と買い、竹籠に入れていきます。

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ウェットスーツを羽織って魚を捌いています。気合いはいってます。

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「ちょいとごめんよー」 人一人しか通れないような通路を電動大八車(?)が突き進みます。

さすが東京の台所、とても刺激的で勉強になりました。築地が移転するとか、そんな話もありますがぜひここでやってもらいたいですね。築地は世界に誇れる日本の宝です。

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2008年3月24日

春ですね

吉祥寺の井の頭公園の桜が少しだけど開花してました。石川県ももうすぐで開花するでしょう。そろそろ船の底にペンキを塗って、エンジンを取り付けてワカメ漁の準備をしなくては。

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楽しい季節の始まりです。私にとって船遊びほど楽しい時間はないです。海楽丸よ、今年もよろしく!

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港にはレジャー船の係留が始まってます。お隣の瓦屋さんのGさんも船を新しくしました。またスズキと赤イカ釣りに連れてってね。

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学校も今日から春休み。娘がお花屋さんごっこをして遊んでます。花というより家庭画報にでてくる有名フレンチ店の前菜みたい。センスあるんじゃない?

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表参道の露天で買ったお土産。私の命令一つでジャンプしたり宙返りをする、自由自在にダンスする紙人形。ホントに不思議。

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そして今日も日が暮れる。

2008年3月21日

ちょっと東京に行ってきます

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週末、東京に行ってきます。金沢発の深夜バスってとても安いんですね。片道5000円くらいですか。5000円って山代温泉のスナックから橋立までの代行料金くらいじゃないですか。こんなに安いなんて知らなかったです。

東京には大学の同期の飲み会がメインですが、他にも築地やら有名レストランやらも回ろうと思ってます。そのことを嫁さんに話すと、

「どうでもいいけど、変な病気もらってくんなよ、ぼられんなよ・・」 っと捨てせりふを吐く。

「な、なに言うとれん、へっ、変なこと言わんといて・・、俺は純粋にべ、勉強したいだけだよ、北極の氷がと、溶けて北極熊が大変なときに、そんなことするわけないじゃん。あっ、携帯がプルル、プルル鳴ってる、ちょっと待ってて・・」

額の汗をぬぐいながら嫁さんの前から立ち去る。嫁さんて怖いなー!

2008年3月19日

黙々と干物作り

今日はずぅーっと干物作りをしました。明日からまたシケ模様、売る魚がなくなります。私のお客様、干物買ってくっせーの。

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浜で嫌われ者になりつつあるハタハタ。もう、飽きました。生ではなかなか売れないので干物やから揚げにします。

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中位のアジも開いて干物にします。今日の晩飯で食べましたが、いや~、旨かったね!

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小アジも細かいけど2箱分開きました。まるで八丈島のクサヤ工場みたいです。


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開いたアジを海水程度の塩水につけます。このことを「たて塩」といます。

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4~6時間くらい漬け込みます。

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ハタハタもたて塩に。

干物も3月いっぱいまでかな。4月になればワカメ漁が始まるし、そろそろ愛艇゛海楽丸゛のメンテナンスでもしなきゃな。透明度のいい、きれいな水中が恋しいです。

つけている間にジムに行ってこようっと。

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2008年3月14日

エビ漁解禁!!

3/20の蟹禁漁を待たずにエビ漁が始まりました。普通だと20日まで金になるズワイガニを引きに行くのですが、このところの安値なんでしょうか、2隻だけ前倒しでエビ漁に向かいました。結果的に言えばエビの水揚げの方が金になっていました。

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初物の甘エビです。箱数は少なめ、赤色の光沢ははまあまあでした。これからに期待します。

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船名札を入れて、セリを待ちます。今日は高いよ。

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こちらが大エビです。市場全体でも4箱だけ、そのうちの一つをセリ落としました。あっという間に完売、少々高くてもやはり初物はよく売れます。

2008年3月10日

木場潟ジョギング日和

春の到来を予感させるポカポカ陽気だった日曜日、こんな日はジムでのランよりも木場潟ジョギングでしょう!

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白山の白い稜線が青空を背景にはっきり浮かびあがってます。湖面がキラキラして直視できないほど眩しい。なんて気持ちのいい日なんだろう!

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高揚する気持ちとは裏腹に身体が重くペースが上がらぬまま一周を終える。こんな調子じゃ4月の大会に参加できるのだろうか?もっと練習しないといけません。

家に帰ると、オードブルの仕事が待ってます。50人前、質より量でお願いしますとのこと。それじゃ、魚はハタハタ以外は使えないな・・・。

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かぼちゃとジャガイモのサラダ。

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マカロニグラタン。

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スモークサーモンのサラダ。

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明太子とミートソースのパスタ。

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ハタハタとフキノトウのから揚げ。

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オープンサンド。

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中華風肉団子。

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エスカルゴ風ホタテのソテー、

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洋風肉団子。

などなど30皿くらい作りました。結婚式の2次会のようです。ご近所の加佐岬倶楽部へ運んで今日の仕事は終了。会場には美男、美女が勢ぞろい、私もおしゃれして参加してみようかな・・・。

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2008年3月 8日

今日のお魚

昨日競り落とした魚たちシリーズ

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まるまる肥った白ソイです。刺身でも焼いても、中華風に清蒸しても、イタリア風にアクアパッツァでもなんでもこいの魚です。真鯛より高値の高級魚。

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ヤナギバチメ、通称゛メバル゛です。この魚も白ソイに負けないくらいの高級魚。昔、伊豆でダイビング中に身体を上にやや斜めにしてぼんやりたたずんでいるところをよく見ました。高級魚っぽくないけどな~。

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コウイカです。背中にマンゴの種のような軟骨があります。身が厚くもっちりして美味。捌くとき墨袋が破れたら難儀します。

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マコ入りのマダラです。マコは生で、身は昆布締めやフィレにして、頭や骨はアラとして売ります。

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脱皮したての殻がちょっと柔らかいズワイガニ、通称゛ムサガニ゛。身の入りは悪いが、その分安い。この大きなムサも一杯1000円もしません。鍋でもいいし、塩茹でしても良し。

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小鯵です。定置網漁が始まればこんなサイズのアジに値はつきません。このままお客さんのところに持っていっても絶対売れません。手間暇かけて加工して付加価値をつけます。

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半分は開いて小骨を抜き、パン粉をつけてパック詰めします。フライはやはりアツアツがおいしいですよね。

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あとの半分は干物用にします。酒の肴に、または朝食の一品に、軽く炙って召し上がれ。

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パック詰めした商品、手前から、タラのアラ、タラの昆布締め、フクラギの刺身、コウイカの刺身、タラのマコ、パン粉付のアジ。

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赤カレイ、ハタハタ、アジの一夜干し。

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刺身にもできるタラのフィレ。人気あります。

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そして今日も日が暮れる。

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2008年3月 4日

素人寿司でもなかなかイケル!

今年に入って初めてのピーカン、すばらしい天気だった日曜日に戸井邸で親しい人達をお招きしてパーティーを開きました。今回はフレンチ・イタリアンじゃなく、にぎり寿司。魚の鮮度には自信があります。技術的には図書館で借りた寿司の参考書が頼りです。酢飯、ネタとも手引き通り作ります。凝り性な私はこういう作業がとても好きです。

302鯛.JPG
真鯛は皮霜造りに。

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刺し網漁で獲れだしてきたアジ。大きめの方が脂が乗って美味しい。

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半分は生で、もう半分は軽く酢締めにします。おぉ、まるで寿司屋の仕事。

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ヤリイカは甘くて柔らかい肉質。ゲソとエンペラは煮付けにします。


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ブリの切り身はヅケにします。八丈島のカジキ、吉祥寺の゛浜やん゛のトビウオの島寿司の味が懐かしい。ワサビじゃなくカラシをつけて握ります。

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大きなバイ貝は煮付けにします。

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肝は気絶するくらい旨い! この煮汁でイカのゲソも炊く。これもたまらん!好物のバイ貝をたらふく食べたアンクルトムさんはこの時点でハイテンション、ワインを浴びるように飲む。

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フキノトウとユリネの天麩羅。この苦味は春の味です。

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大きくて、長いオーバル皿に料理を盛り付けると、とても洗練された一皿に見えてくるから不思議です。

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寿司の前に前菜からゆっくりいただきましょう。まどろみの午後、デッキから春の風と強い日差しが差し込んできます。JOAO GILBERTOのささやくようなボサノバをBGMに宴はゆっくりスタート。しかし酒のペースはかなりキューピッチ、みんなしゃべりたいことがたくさんあるみたい。

         「宴もたけなわではございますがぼちぼち握り寿司始めますか」

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動揺するPさんに 「この通りにやればいいですよ。」 と寿司本を渡す。大人の見識と子供の好奇心を持ち合わせたPさん、受験生のような真剣な眼差しになり、本に食らいつく。釣りで例えると、Pさんがスズキならこの時点でキラキラ光るルアーに反応しファーストアタックをかけているところ。ガツッと竿先がしなり、私はそれに合わせて大きくフッキング、勝負はついた。

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テーブルに寿司ネタが並びます。自分の分は自分で握ってね。キャキャとテーブルがざわめく。酢水で手を湿らせて握りますか!

握り風景1.JPG

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みんなそれなりに(?)に寿司っぽくなってきてます。味のほうは・・・、いける! 旨いよ、これは!だんだんと上手になるみんな、よく見てると押さえの左手のスナップをきかせて握ってます。なんかプロっぽい!
詳しくは風花さんのブログをご覧ください。

寿司をつまみながら、話題は映画、文学、演劇、行政、金融のジャンルから最近あった気にくわないこと、おもしろかったこと、こんなこと、あんなことこ・・などなど話がつきません。瞬く間にたくさんあったビール、ワイン、日本酒を飲み干しかなりヘベレケに、私など3歩も歩けないほど泥酔、大丈夫かな? 暴言吐いてないよね・・?

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話のつきない宴会、途中でご近所のバングラデェシュ系日本人(?)のガラス作家のAさんや瓦屋さんのミューちゃんが遊びに来て大いに盛り上がる。時間を見ると深夜になりつつあります。私は眠い目をこすりながら寅さんのように

                「みなさん、そろそろお開きにしますか」
 
とややうわずり、ろれつのまわらない口調で閉会の辞を宣言。     

とても楽しい宴会でした。みなさんの笑顔を見ると元気がでてきます。次はひまわりの咲く頃にまたやりましょう。

    リリー 「うん、じゃまたどっかで会おうよ」

    寅次郎 「日本のどこかでな」     ゛⑪ 寅次郎忘れな草゛

2008年3月 2日

橋立中立志式感想文

先日行ないました橋立中立志式の感想文が届けられました。

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私の独演会にどんな感想を持ったのだろうか? 興味シンシンです。いくつかピックアップしてみます。

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あなたが想像していた私の人生に興味があります。それにしても衝撃的とは難しい漢字知ってるな~。

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えっ、あなたのお母さんは私と同級生なの? 中学の卒業アルバム紛失のため、調べることができず残念・・・。

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戸井さんもがんばれって、ジミー大西のギャグじゃあるまいし・・

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「戸井さんはやはり偉大・・・」だなんて、こういう無垢な少年は天然記念物並みに大事に育てましょう。
東京に行って、変な宗教にはまらないよう気をつけろ!

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えっ、私の真顔で冗談を言う芸風を理解できたのか?ならもっと笑えよ!

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指名されたのがそんなに怖かったのか? そんなんでこれから生きていけるのか?  「戸井さんの話にはおもしろみがある・・」って君は文芸評論家か?

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日大経済学部はちっとも有名じゃありませんし、全然すごくありません。中学生レベルの学力で卒業できます。日大芸術学部は有名だけどね・・

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ビンタは過去のものじゃないんですね、ていうかそれは脇道の笑い話。そんなことに感心しないでね・・。

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「とてもおもしおかしくおもわず笑って・・・」 えっ、笑ってたの? ならもっと大きい声で笑えよ! 私の十八番の話で笑いがとれず困っていたんだからな!途中から反応の薄い生徒から笑いの絶えないご父兄さん達メインに話してたけどね。

とっても笑えた生徒さん達の感想文。人生の岐路にたってなにかしなくちゃいけないという危機感はヒシヒシと感じました。こんな一文があったので私は立志式で講演した意義がありました。

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そうだ!勉強をめっちゃがんばれ! そして世界へはばたけ! 

             「たたけよ さらば開かん、 願えよ さらばかなわん」

2008年2月28日

今朝出漁!

冬型がしだいに緩み、今朝やっと出漁しました。

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今朝の片野海岸の様子。風、波とも落着いてきました。

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橋立港の様子。あと1時間くらいしたら出漁するでしょう。

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待機中の底引き船。若い衆は市場の待合場で待機。パチンコ、パチスロの話で盛り上がってることでしょう。

今週は仕事にならず、筋トレと読書に明け暮れました。昔の英国外務大臣、エドワード・グレイは人間が幸福であるための条件を4つ挙げています。

第一、自分の生活の基準となる思想。

第二、良い家族と友達

第三、意義のある仕事

第四、閑を持つ事

第四の ゛閑を持つ事゛ とは面白いですね。退屈ということは必要なことなのですね。朝から晩まで閑なしに働いたり、一つのことを考えたりすることが英国紳士からみると困ったことのようです。

この信条に賛成!

2008年2月26日

シケばっかり・・・

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ご覧ください。27日の21時の予想天気図です。猛烈に発達した低気圧が北東に進み、西高東低の冬型の気圧配置になります。北西の風、最大風速20M、波の高さ3~4M、だめだ、こりゃ・・・

魚がないと商売になりません。今週が最後の冬の嵐となることを願います。こういう日にこそ、そろそろアレを片付けなきゃいけません。

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そう、確定申告です。日頃からマメに会計ソフトに入力しているので午前中でなんとかなりそう。小松の税務署に提出して終わり。

家に帰り、嫁さんがブック・オフで買ってきたジャック・マイヨールの潜水ビデオを見る。

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潜水技術より、彼のうつろで寂しいそうな目が気になりました。とらえようのない孤独が彼を映画と同じような結末へ導いたのでしょうか。ご冥福をお祈りします。

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午後から部屋に籠もり、料理の世界へトリップ。penのビストロ特集が良かったな! さすが男性誌だけのことはあります。女性好みの店作りをするレストランが多い中、男性ありきで作られている店の格好のいいこと! カウンターのみ、暗めの落着いた店内で無骨なタンブラーに赤ワインを注ぎ、ブーダン・ノワール、仔牛の腎臓のグリル、血がしたたるタルタルステーキなんかを腹いっぱい食べてーな!

妄想読書のあとはプールでロングスイム。4種目をきっちり泳ぐ。

明日もあさってもシケそうだから何して過ごそうかな?

2008年2月24日

本日の宅配便

まず一件目、白子入りタラご希望。

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このままでは送りません。きっちり捌いて送ります。たまに白子入りの札が貼ってあるにもかかわらず、空っぽだったということもありますので・・。 
そういうときは 「エ゛ーイ! ダラ!」と一喝して、その後、ひどく落ち込みます。

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たっぷりの白子が入ってました。お値段からいって大変お買い得な白子いりタラでした。お客さん、ラッキー! 

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ちょっとグロテスクだが・・、開けてびっくりして血圧が上がりませんように・・・。

2件目、エビとイカ

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大きめのヤリイカを下に並べて、

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上からトラエビを目いっぱい入れます。きっと楽しいパーティーになることでしょう! 


3件目、 赤カレイの一夜干し

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只今、お買い得な赤カレイの一夜干し。故郷遠く離れた都会のとある町で、郷愁の念にかられながら食べるのでしょうか。

     「都会は石の墓場です。人の住むところではありません。」  オーギュスト・ロダン

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2008年2月21日

活気ある市場

一昨日の市場の様子です。赤カレイとハタハタが大漁でした。

選別219.JPG
赤カレイが大漁です。着岸してもなお、選別作業は続きます。9枚入り、12枚入り、15、20、25、30、35枚・・といった具合に大きさで分けてパック詰めします。

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横の水槽を見ると・・・、ハタハタが溢れんばかり入ってます。もうハタハタは飽きました。

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山積みにされた赤カレイ。

アナゴ219.JPG
アナコンダではなくアナゴ。

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ヒラメもボチボチ揚がりはじめてます。

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白子やマコで腹がはち切れんばかりのタラ。

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エビのなかで最も高値のつく白トラエビ。甘エビより断然旨い!

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ズワイガニの漁期は3/20まで。まだまだたくさん揚がります。

赤カレイとハタハタはちょっと飽き気味です。桜色した真鯛や宝石のように美しい甘エビが恋しいな。

2008年2月19日

漁業気象情報

朝と夕方、1日2回、漁協に最新の気象情報が届きます。この情報を元に出漁の判断をします。ちなみに今日の情報はどうなっているんでしょうか?

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今日は2/19、只今11時だから・・・、南西の風、波の高さ50cm、風速3~4M、ナギですね。絶好の漁日和です。

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泉の浜2.JPG
11時の泉の浜の様子。波一つない穏やかな海況です。南西の風が吹くと、陸地が風を遮りベタナギになります。しかし、この海況も残念ながら長くは続きません。

ちょっと難しくなるので面倒くさい方はこの辺でバイバイ。

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2008年2月17日

シケ続きでウンザリ

なんとしつこいシケなんでしょう! もうそろそろ冬型が緩んでもらわないと仕事になりません! とはいっても自然相手ではいかんともし難いです。来週に期待します。

ソリ.JPG
こんな日はスキー場でも行って遊びましょう! 娘のソリ遊びも今年で終了、来年からはスキーの練習しなきゃね。スキースクールで基礎から学べは将来、白銀の女王になること間違いなし。じっくりと反復練習してね。

漁師達は毎日時間を持て余し、パチンコと麻雀に明け暮れております。今月の給料が最低保証になる可能性大です。今晩の出漁もダメだろうな・・・

           「漁師殺すに刃物はいらねぇー、10日もシケれば首を吊る」

2008年2月12日

立志の集い 50分間ノンストップトーキング

橋立中学校 「立志の集い」が始まりました。

会場.JPG
会場は準備完了、子供達より御父兄さんの方が熱気に包まれております。逃げ出したくなるが、ここはグッと我慢。

校長先生.JPG
真ん中の方が橋立中の校長先生です。慇懃に挨拶を交わし私も所定の席につく。生徒と父兄さん達の鋭い視線を感じる。 Who are you?  私も落着きはらって、悠然とあたりを見回す。ここが勝負です。私は席を立ち、演台へ向かい、祝辞と挨拶を述べます。ここですぐに礼をしてはいけません。生徒及び父兄さん達が先に礼をしてから私もそれに続いてゆっくり礼をする。ここが大事なところ。アドバンテージは常に私が握る。

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今日の演目は「人生に無駄なし」です。持ち時間は40分間。人生だなんて、大きくでたな・・。

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まずはつかみが大事です。

「1971年生まれ、故郷はシチリア島のタオルミナで、故あって幼少の頃、小松へ・・・ボソボソ・・」

「・・・・・シーーン(すべった!)・・・・・・・・・・・」

「大学で勉強した記憶はございません。潜りすぎてすっかりアホになりました・・」

「・・・・・・・・(父兄さん達の厳しい表情)・・・・・・・」

「先輩からビンタされたら、一礼して「どーもありがとうござました。」っ言うんだよ、それとね、ビール一気するときは・・・」

「・・・・・(校長先生の顔が江頭2:50っぽくなってきた)・・・・・」

「スキー部の深井先輩がリフトから落ちたから、フカイダイビング、だって。アハハ、好きだな、身体はったギャグ」

「・・・・クス・・・・・クス・・・・・・」 ちょっとウケ始めてきたか?

「スポーツクラブのイントラだった頃、やってることはホストクラブと一緒みたいだったな。人気商売でしょ。笑顔で冗談いって、やさしく指導して、忘れてならないのがボディタッチです。お母さん方も若い先生にやさしくされると嬉しいでしょ?お父さん方も若い美人コーチに水泳指導されたいでしょ?」

「・・・・ウン・・・・ウン・・・(しきりに頷く父兄さん達)・・・」

「西表島ってどこにあるかわかる?  うしろに座ってる○○君、答えてみー」

「・・・・(照れて顔が真っ赤になる)・・・・・・」

「何、照れてんだよ。そんなんじゃ、ナンパのひとつもできないぞー!ガハハハハ」
 
「伊達正宗は23歳で奥州を平定し、織田信長は27歳で今川義元を破りました。私は28歳で帰郷・・・」

「・・・・ア~フ(目の前に座っていた女の子が大あくびをした)・・・・・」

「大岡昇平はフィリピンで、開高健はベトナムで、戸井良平は底引き船で人生のターニングポイント・・・・ボソボソ・・・」

時計を見るととっくに持ち時間が過ぎていました。こりゃ、マズイ。強引に話をまとめよう。

「しかるに教育と経験は同義語でありまして・・・ボソボソ・・・、森のあちこちに倒れて朽ちるままになっている風倒木は゛ナース・ログ(看護婦の木)とよばれています。ナット トラッシュ、ゴミじゃないんですね。ナース・ログは森の湿気を保ち、苔を育て、川が氾濫するのを防ぐ。木が分解して栄養分を森に与え、キノコを育て、それを食べる虫、その虫を食べる鳥やネズミを育てる。一見、ゴミのように見えるけど、じつは大事で不可欠の森の看護婦なんですね。してみれば人の心にとってのナース・ログはなんでしょうか? 一見、ムダに見えながら実は栄養そのもの、なのではないでしょうか? なによりこれはムダを恐れず、嫌わず、ムダなものなど心にとって何もないと考えていいのではないでしょうか・・・・・ボソボソ・・・このことがわかるか、わからないかで将来大きく差がつくのではないでしょうか・・・ボソボソ・・・みなさん長い時間聞いていただいてありがとうございました。」

時計を見ると50分も話していました。ノドがカラカラになるほど喋りました。中2の皆さん、タメになったかな?  私の通ってるジムのコーチが、この日、父兄として参加していました。ジムで私を見るなり、駆けつけてきて

「いや~、おもしろかった! 120%の出来だったよ。ありがとう!」

と言ってくださいました。お世辞でもうれしく、なにやら胸のツカエがとれました。もう、2度と講演することはないだろう・・・

2008年2月10日

原稿完成

とうとう明日が講演日、やっと原稿かできました。

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昼からパソコンの前に座りぱなし、目がチカチカしてきました。あとは明日、喋るだけです。成功を祈ってください。

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2008年2月 7日

まずい事になった・・

ついに目前にせまった橋立中学校の「立志の集い」の講演、どうしょうかな~・・・

書状.JPG
未来ある中学生を前に何を話せばいいんだろうか? 高校のときの謹慎処分の事か、大学の時の強制参加の体育団体連合会の悲劇と喜劇は紙一重についてか、西表島での居候生活で身についた処世術の事か、サラリーマン時代の無気力、愚行の繰り返しについてか、親の会社の倒産の際の銀行の罪と罰についてか、レストランのときのコック総上がりのことか、底引き船のハタハタ地獄のことか、潜水漁とのめぐり合いのことか、絶滅危惧職の魚商の選択についてか・・・、ふぅ、思い出しただけでも疲れてきた。

まぁ、なんでもいいや、学問を尊敬し、芸術を愛し、人にやさしい大人になってほしい。そしてたくさんの本を読んでほしいな。

2008年2月 5日

最近のトイジジの仕事

最近のトイジジの創作活動を紹介します。

アトリエ.JPG
シーサイドアトリエは金が切れたため、工事中断。たぶん春頃には再開予定。

冷蔵庫外部.JPG
最近購入した冷蔵庫の収納小屋を作成。橋立は伝統的建造物保存地区なので、それっぽく茶褐色にペイント。

冷蔵庫内部.JPG
中には格安で購入した大型冷蔵庫。ナイスな業者を紹介してくださったレ・アールさん、ありがとう! 

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2軒となりの住宅&アトリエの設計を任された新築のK邸はこの坂道の先にあります。この坂道をバリ島のリゾートホテルのような緑溢れるエントランスにすると格好いいだろうな。

k邸設計部.JPG

K邸内部.JPG
これも春には完成予定。伝建地区のため制約の多い設計となります。

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私の兄も設計士です。今月号の雑誌「金澤」に載ってました。夏になったらまたライギョ釣りに行こう!

2008年2月 3日

午前中に全船帰港

沖で強風が吹いたため、午前中の帰港となりました。天気予報ではナギなのに、沖では風が吹いたんですね。

船.JPG
狭い港は底引き船でごった返してます。大きなエンジン音と排ガスの匂い、活気がありますねー。

着岸.JPG
宝勝丸も帰ってきました。ロープを受け取って着岸。

選別.JPG
あっ、まだ選ってる・・。今日もハタハタ、赤カレイが大漁の様子。

エチゼンクラゲ.JPG
この茶色のブヨブヨしたの、なんだか解かりますか?

クラゲ除去.JPG
エチゼンクラゲです。重たいのでスコップでカットして捨てます。腰に負担をかけてはいけません。

スコップ.JPG
船上で大活躍のMR.スコップ。これがないとなにもできない。

蟹.JPG

蟹 2.JPG
ズワイガニもまだまだたくさん揚がります。

タラ.JPG
タラもたくさん揚がります。タラのこずけ、また作ろうっと!

網交換.JPG
ハッチから魚を全て下ろし、給油して魚箱を船に詰め込んだ後も、漁師達には仕事があります。この船はひどく網が破れたみたい。網一式すべて交換しています。

網仕事.JPG
この船は少しだけ網が破れた様子、その場でチャチャっと直してます。

さし網.JPG
2/1より刺し網漁が解禁となりました。老漁師が多い刺し網漁、坂上次郎似の船頭に
 「これから漁ができて楽しみやぜ」と声をかけると、
 「楽しみじゃなくて苦しみや。」と答えた老漁師。そう言いながらも表情は春のように明るい。
またいっぱいカワハギとアマダイ獲ってきてや!

2008年2月 1日

刺身作り

今晩は刺身中心の仕込みがあります。ジムから早めの帰宅をして、ボチボチ仕込み始めますか。

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つま.JPG
この゛つま一番゛という名の調理器具を使えば、あっという間にツマができあがります。とっても便利で、かつ、グッドネーミングなマシーンです。

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ヤリイカ.JPG
今日の刺身はマトウダイとアジとヤリイカ。まずは下処理をします。

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この刃がしなるフィレッティングナイフはとっても使い易いです。魚料理好きな方ならぜひ一本購入することをオススメします。

つまパック.JPG
さばき終わったら、次はパック詰めです。先程作ったツマを下にしき、切り身をのせます。

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アジ刺し.JPG

イカ刺し.JPG
ここまでするとよく売れます。 あ~、疲れた。今日のところは お・わ・り。また早朝からたっぷり仕込みが残ってます。

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2008年1月24日

爆弾低気圧

今朝の未明から吹き始めた家をも揺るがす暴風、爆弾低気圧がやって来ました。海は大シケ、陸は雪まじりの冷たい強風、今日の魚売りは手がかじかんで、痛かったなー! まるでマッチ売りのおっちゃん?

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今日の黒崎海岸の様子。昨日と打って変わっての大シケ。波の高さ約5M。

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海が荒れる1月になると獲れだしてくるハタハタ。昨日は大漁でした。若い衆のみなさん、大変おつかれさまでした。

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調理法はあなた次第。煮付け、から揚げ、塩焼き、一夜干し、鍋、南蛮漬け、エスカベッシュ、フリット・・・、あ~、旨そう!

2008年1月23日

無風状態

シケの前になると風が、武田の軍勢のように一糸乱れず、ピタッと止みます。

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黒崎海岸の様子。波音もなくとても静かでした。しかし、この静けさもあと数時間、日本海の低気圧が台風並みに発達して、明日は大荒れになります。明日の魚売りは辛そう。

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この黄色い筒なんでしょうか? たぶん松の苗木を保護するものと思うのですが・・・

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中を覗くとこんな感じ。ずいぶん元気のない苗木がありました。

2008年1月21日

久々のダウン

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先週の半ばより体調を崩し、しばらくの間、冬眠してました。寒波にやられたかな? こんなヤワな身体じゃ、植村直己みたいな北極圏犬ぞり横断はできないな。

膨大な睡眠時間中、印象に残った夢シリーズ

其の一、齢36にして未だ高校を卒業できない悪夢

身の丈以上の高校に入学してしまったために未だ苦しめられる悪夢。特に数学がついていけず、居残り勉強。しかし、セリの時間と仕込みがあるので悠長に勉強もしてられない、どうしょう、先生・・・と半べそかいている自分。

其の二、心霊現象に悩まされる悪夢

寝ている私の足にちょっかいをだす何者、そーっと身体を起こし、その何者かに突撃する。しっかりした手ごたえ、しかし、姿は見えず。とりあえず、何者かをふとんで包んで、紐でしばり、嫁さんに大声で
「ゆ、幽霊掴まえたぞー!」
と叫んでいる夢。 

其の三、なんらかの理由で切腹しなければならない悪夢。

理由はわからないが夕方に切腹することになっていて、あ~、いやだなー、嘆いている夢。
「良平さん、本当に切腹するんか?」
「したくないけど、せんなんみたいや・・」
そんな会話をしながら夕方までソワソワして過ごす悪夢。

身体が弱っている時に見る夢はなんとも後味が悪いですね・・・

2008年1月15日

シケの後はgood wave

冬型の気圧配置が緩むと泉の浜にグッドウェーブがやって来ます。

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大きすぎず、小さすぎず、横に長いキレイな波でした。

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小雪舞い散る中、パンツ一枚になりスーツに着替えて、シケて冷たい海に駆け込んでゆくサーファー達、私にはできないな・・。

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海がシケていてセリもないので美味しい蕎麦を食べにいきました。ここは一向一揆の最後の砦があった鳥越、その昔、織田の家臣である柴田勝家率いる北陸方面軍によりハチャメチャにされたところ。

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いついっても満席、順番待ちの゛みたき゛。

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わざわざ遠方から来る価値ありの蕎麦屋さん。横には手取峡谷、奥に行くとスキー場、温泉もあるよ。

2008年1月13日

インチキ寿司

群馬から友来る。F君は東京のフレンチあがりで、パン屋やバーテンダーなど経験し、現在は新進気鋭の農業を営んでいるどことなく私と同じ匂いのする人物。つまり社会不適合者のマイノリティー(?)。
冬型の気圧配置のなか、ノーマルタイヤの軽トラで上越廻りの高速でやって来た命知らずの特攻野郎。しかし不安は的中、高速道路でスリップして横転、幸い後続車がいなかったので命拾いした悪運の強い男。その無謀さ、私、嫌いじゃありません・・・。
今日の晩飯は自宅で寿司を握ることになり、子供も交えてみんなで遊びました。

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インチキ寿司開店、ネタはたくさんあるよ。昨日の残りものだけどね。

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フクラギ(ブリの子供)の島寿司。身を30分くらい醤油につけておいて、ワサビではなくカラシをつけて握ります。学生の頃、八丈島で食べたカジキの島寿司、旨かったなー!

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ヤリイカ、マトウ鯛、タラのこぶ締め、卵、形は悪いが、一応寿司です。シャリがでかすぎて、胃がもたれる。しかし、残すことは許されません。

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アンコウ汁も残さず食べてね。明日の朝はアンコウ雑炊だな。

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冷酒をチビチビやりながら、これからの農業、漁業、販売手段などにについて語り合う。大規模より小規模、過剰な設備投資をせず、、人を雇わず家族のできる範囲でこじんまりとやる、ミニマムな方法がいいと結論。

去年、賞味期限の偽装で社会問題になった赤福の会長が不祥事の原因は?と記者に問われ、
「鮮度が重要な商品を広い範囲で販売したのが誤りだった。」
と答えています。この発言には仕事を続けるにあたり、重要なエッセンスがこめられていると思います。

2008年1月 8日

初セリ

昨日、やっとセリが始まりました。ズワイガニは3/20まで解禁ですが、私の中ではもうカニは注文もそうなさそうなのであまり関心がありません。。新鮮な生魚が恋しいです。ちなみに昨日の一番高値のズワイは浜値で48.000円!! 売値はいくらで、誰がどこに贈答品として送るのか? この蟹の裏で数億円の金の動きありと私は見た・・・  別次元の覗いてはいけない世界の話。

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これからがシーズンのハタハタ。サイズは小さいが値は一人前。

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身が厚く、マコたっぷりの赤カレイ。塩焼き、煮付け、ムニエル、干物、なんでもこいの魚です。

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低脂肪のダイエット食品のタラ。白子、マコ、どちらも大きくて旨くなってきてます。

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お年寄りの方に人気のあるアカラ。昔、煮付けにしてよく食べた魚らしいです。

香箱蟹はそろそろ禁漁になります。今年はハタハタの大群が押し寄せるでしょうか?

2008年1月 6日

加佐岬灯台

自宅から歩いて5分くらいのところある加佐岬灯台、ちょっと散歩に行きましょう。

国定公園の雑木林の中にある松の木のキズ、熊でもいるのかな?

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実はこのキズ、太平洋戦争に関係があります。戦争末期、戦闘機の燃料不足を補うために松脂を採取したキズなのです。ただし200本の松の木で航空機が飛べる時間はたった1時間、いまだに残る戦争のキズ跡。

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白くそびえ立つ加佐岬灯台、沖から帰ってくる船を暖かく迎えてくれる気がします。下の方に降りてみましょう。

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突端の先まで行くことができます。沖にある岩場は黒鯛釣りの好ポイント。

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眼下には陸から入ることのできないビーチがあります。去年の夏、ここで友人の中3の子供達が体験潜水漁をしたいというので仕方なく船に乗せて、この浜に連れてきて3人とも死にかけるというハプニングが起こった忌まわしい浜。その息子、家に帰って母親に一言、
 「俺、輪島の水産高校に行くのやめた・・」
海がキライになっちゃったかな・・・よっぽど怖かったみたい。私もそのとき、しばらく恐怖のあまり足が震えてました。これは洞窟から出てきたお夏さんの祟りかも・・新聞に載らずよかったね・・
それ以来、いくら友達だからといって気安く船に乗せることをヤメにしました。

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高さ約10m、足がすくむ高さです。

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冬の日本海は若くて希望にあふれているカップルより、いろいろな問題を抱えてる(?)無口な熟年カップルのほうが似合います。

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火曜サスペンスドラマの最後のお決まりの現場みたい。

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この岩肌は軽石質砂岩から成り立っており荒波による浸食によってできたもの。水中もこんな感じの岩礁帯が一面に広がっています。早く潜りたいなー。

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海に向かって右側には橋立港の堤防が見えます。風、波ともやや強いが今晩には出漁するでしょう。さぁ、また地味な仕込みをコツコツしようっと!

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2008年1月 3日

ストイックに生きたい

あけましておめでとうございます。さっそくですが仕事以外の今年の目標を挙げてみました。

其の一、マラソン大会に参加する。できれば小松鉄人レースに参加したい。

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やる気はあります。シューズもウェアも新調しました。

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小松鉄人レースにスイムはありませんが、ついでに水着も新調。水泳コーチを6年やっていたのでこちらは得意分野。問題は自転車、こちらは高いのでポンと買うことができない・・・

其の二、戸井亭の2階のデッキ作り

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トイジジの出番、縦横約10Mのとても広いデッキスペース。ここに大きな子供用プールを設置し、バリ島で見かけた白い清潔な布で覆われたデッキチェアにゆったりと座り、ジンベースのカクテル「シンガポールスリング」を一口飲む。、手元にあるゴーギャンのタヒチ滞在記「ノアノア」のページを開くとゴーギャンがこの本のために描いた挿絵が目に入った。デッキに降り注ぐ光の中で、褐色の肌をした裸体の女がベット゛でうつぶせになり、こちらを見つめていた。その目はどこまでも透明で深く静かだった・・。暖かな貿易風に身を委ね、遠くに広がる海をサングラス越しに時折眺める。左手の腕時計はもういらない。 いいねー! でも作る金がなーい! ・・・日が暮れ漆黒の闇に包まれる夜には、数本の篝火のなか、能の敦盛を舞う。 「人生50年 下天のうちに比ぶれば夢幻の如くなり・・・」

ダメだ、妄想がひどい・・狂ってる・・


其の三、水中用ハウジングを買って、加賀の水中写真のパイオニアとなる。

とりあえず今持っているデジカメのハウジングを買うつもり。初夏になったら南方から流れてきた死滅回遊魚を撮る。その写真を使い年末にカレンダーを作り、お得意さんにプレゼント。これでしっかりハートを掴む。

其の四、東京の有名イタリアン、フレンチで食事してパクる。

シシリア料理の「ドン・チッチョ」、植竹シェフの「カノビアーノ」、落合シェフの「ラ・ベットラ」、フレンチの「北島亭」 「レストラン キノシタ」・・・勉強したい料理がたくさんある東京に今年こそ行きたい。

まだまだたくさんありますがキリがないのでこの辺で・・。一つくらい叶うといいな。

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2007年12月31日

寒波襲来

シケてきました。風も強く時折、雪やアラレが降る天気です。好きですよ、こんな北陸チックな天気。当分セリもないし、荒れるだけ荒れろ! という気分です。

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波5Mの大シケです。

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町中もシンシンと雪が降ります。明日の朝までにどれくらい積もるのでしょうか? 1日も配達があるので心配です。

ブログを続けて1年たちました。こんなに続くなんて自分でも驚きです。きっと心の奥底に鬱蒼とした叫びがあったのでしょう。ブログを通じて吐き出せたこと、そしてそれを楽しみに訪れてくれた方々に感謝です。来年も2日に1回の更新を目標にがんばりますのでたまに訪れてくださいませ。今年一年ありがとうございました。それでは皆さん、よいお年を!

2007年12月29日

ラストスパート

昨日で橋立のセリは終了。これから年末に向けてお造りやカニやオードブルの注文が待っています。厨房の中は大量のトロ箱がところ狭しと積んであります。さぁ、仕込み、始めますか!

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スズキと真鯛はこぶ締めに使います。

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香箱蟹は相変わらず人気あり、数を揃えるのにひと苦労します。


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中はレア気味でボイル。

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タラを捌けるお客さんはまずいませんので、ここはご要望通り、片身をこぶ締め、もう片身とアラはカットして鍋用、そして・・・、とキリがないリクエスト。どこかで線引きしないといけせん。

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この黒いがマコです。

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最近の定番(マンネリ?)、バイ貝のオーブン焼き、パセリバターソース。オードブルに使います。

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これもオードブル用のメギス。3枚におろして、大葉を巻いてフライ。さばくのにウンザリしてきます。

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ヤリイカの子供。この辺ではミズイカと呼んでます。これも3箱分下処理、まだまだ先が見えない。

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石川県の正月の魚はブリです。半身にして売ります。なんでも長野県のフォッサマグナから北が新巻鮭圏内、南がブリ圏内らしいです。


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一夜干しもあるよ。

一日までご注文の配達してます。2日から休もうかな。休むっていっても1月はシケで休みばっかりだけどね。

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2007年12月27日

シェスタ中は一時停戦

雨や曇りの日が多かった12月でしたが、今日はすばらしい晴天でした。海は琵琶湖のように静かで、遠くには雪ですっかり真っ白になった白山がクッキリと姿を現していました。

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波ひとつない泉の浜。まるで夏のような海面です。

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夕暮れの片野海岸。波音も風もなく冬の北陸らしからぬ天気です。

しかしこのシェスタの午後のような穏やかな天気も明日まで。週末は大雪、海は大シケらしいです。そろろ本気でタイヤを替えないといけませんね。面倒だな~。

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明日が最終のセリとなるでしょう。今日は全船沖泊まり、今年最後の稼ぎ時なので2日間ぶっ続けの漁をしてますので今晩のセリはお休みとなり、ちょっと一福丸。明日はたくさんセリ落とすぞ! 

2007年12月25日

寂しくなります。

12月に入ると定置網漁が休漁となります。湾内の比較的海況が穏やかな定置網(富山のブリ漁など)と違い、外海に面しているため海がいつもシケる冬場は全ての網を陸にあげます。

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ロープや網の交換、補修などして冬を過ごします。春までここで待機。

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刺し網漁も1週間くらい前に終了、船を陸にあげ店じまい。おじいちゃん達、温泉でも入ってゆっくりしまっし。

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トイジジは開店準備に大忙し。金が切れたら、こちらも店じまい。

2007年12月23日

でぶや

元祖!でぶや、という番組知ってますか? 今日、自宅に取材にきました。

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私の家が候補に挙がってるみたいです。マルヤ水産親方の推薦らしいです・・・。本当に来るの?

あの~、親方、ちなみに私、もうデブじゃないんですけど・・・、ダメですか、まだデブですか・・。

2007年12月19日

無風

夕方、お客様より明日の朝までにどーしても赤カレイの一夜干し、10枚くらい欲しいとの注文あり。今、赤カレイを塩水から出して干したばかりなので明日の朝までに乾くかな~? ダメだったら電話するね、と返答。おまけに今晩は無風です。こうなったら業務用送風機の出番です。これで強引に北風をつくります。送風機よ、あとは頼んだ。

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首振りの強風でお願いします。

乾かぬなら捨ててしまえ赤カレイ      織田右府

乾かずとも乾かして見せふ赤カレイ     豊太閤  

乾かぬなら乾くまで待よ赤カレイ      大権現様

吹かぬなら吹かせて見せよふ北の風   ロマンチックな愚か者

2007年12月18日

それぞれの創作活動

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ご覧の通りのシケの海。時折来る突風、アラレ、かと思えば太陽がでてカラッと晴れたりする不安定な北陸チックな天気。漁協ののあんちゃんに
「当分の間、シケか?」と聞くと、
「だらだらシケか、だらだらナギかの境でなんとも言えん。」とのこと。
漁に行こうかな、やっぱり止めとこうかな、うーん、どうしょうかな・・・、くらいの天気が続く模様。
自然のリズムで暮らしているのでしょうがない。良いときもあれば、悪いときもある。

こういう時は各自、それぞれの創作活動に没頭します。

まずは嫁さん、最近凝っているリース作り、リースが巨大化してきました。
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直径約1m、クリスマス用の電飾がついてます。

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電気がチカチカと点滅します。トイジジとのコラボ。

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私は年賀状作り。今年は例年になく優等生ぶりを発揮、1日に着きそう。

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トイジジは小銭が入った模様。長らく中断していたシーサイドアトリエの基礎工事に着手。大好きなホームセンターコメリで続々と資材購入。金が切れるまで工事続行。

 「雨降ったらサー、仕事できんサー」 今でも耳に残る沖縄、西表島での会話。そうです。心乱さず、平常心です。なんとかなるサー。

2007年12月16日

本日もシケです。

大陸からの強い寒気が入り込み、このところずっーとシケが続いてます。こういう日はとても内向的に過ごします。まず金沢のダイビングショップに行き、タンクとレギュレーターのオーバーホールの依頼をして、県庁側にある大型本屋で立ち読みして、気のきいたイタリアンで一人飯をして、スポーツクラブで1時間ランで汗を流す。この間ほとんど誰とも口を聞かず、自分の世界にこもる。商売のときは多弁なぶん、振り子のように、休日は無口になる、これで精神のバランスをとっています。

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今日、買った本。村上春樹の内向的な世界とても好きです。とくに比喩が素敵です。どれくらい好きか?と聞く恋人に、
 「春の熊くらい好きだよ」
 「それ何よ、春の熊って?」
 「春の野原を君が一人で歩いてるとね、向こうからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い子熊がやってくるんだ。そして君にこう言うんだよ。[今日は、お嬢さん、僕と一緒にころがりっこしませんか]って言うんだ。そして君と子熊で抱き合ってクローバーの茂った丘の斜面をころころと転がって一日中遊ぶんだ。そういうのって素敵だろ?」
 「すごく素敵」
 「それくらい君のことが好きだ」  (ノルウェーの森より)

  野坂昭如は昭和5年生まれ、私の大好きな向田邦子や開高健と同年代の作家さん。病気もしたけどまだまだ現役、最後のカリスマ。

「ミッドナイトイーグル」 シケの海鳴りを聞きながらページをめくる。危険だ、おもしろすぎて仕事してる場合じゃなくなる。
 

2007年12月 9日

柴山潟湖畔での宴会料理

昨日、いつも親しくしていただいている織物作家いさら あんどさんのパーティー料理のご依頼をいただき、魚料理中心の見栄えのするメニュー構成で激闘してきました。 いさらさん、いつもありがとう!

料理は仕込みが大事、きっちり仕込んできました。いい仕事してますな~。
 
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イワシを三枚におろし・・

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オオバを挟み、ムカゴをつけてから揚げに、スペインのピンチョス風に。

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スズキは昆布締めとアルミホイル焼き用に。

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アルミホイル焼きの中身です。刺身用のスズキと子持ち甘エビ入りです。白ワインをふって閉じます。

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テイ貝を湯がいて、カットしてまた貝殻に詰め込んでパセリバターを乗っけます。

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パーティー開始時間に合わせて、オーブンに投入。なるべくアツアツを召し上がって欲しいです。

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フクラギのカルパッチョをします。コゾクラ、フクラギ、ガンド、ブリ、の順で名前が変わる出世魚です。

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モチモチした肉感です。飾り野菜やソースはパーティー会場で行ないます。

だめだ! いつものことながら時間が押してきた。悠長に写真撮影する時間がなくなってきた・・。

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2007年12月 6日

嫁さんのリース作り

もうすぐでクリスマス、この時期になると嫁さんは橋立の樹海に一人で入り、リースの材料を収穫してきます。木登りくらい朝飯前です。この日も朝からリース作りにいそしんでいました。

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巨大リース作成中。

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バランスを見ながら枝を差し込んでいきます。

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下地完成。

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収穫したきた木の実などを袋詰めして、出発。今日は小松のある施設でおこなうリース作りの先生として出かけていきました。障害をもっている方に少しでも貢献できるなら、と喜んでおりました。私も最善を尽くしバックアップしていきます。

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詳しくは今日の北国新聞で。この大きなリースに入所者60人の笑顔いっぱいの写真を取り付けたそうです。みんな喜んでくれてありがとう。

2007年12月 2日

橋立風ブイヤベース

夜からは親しい人達との宴会、ここはひとつ贅沢なブイヤベースを作りましょう。マルセイユのビストロで修行していた頃を懐かしんで・・。(ウソ)

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スープ用に鯛のアラを使います。超新鮮なアラ、すばらしいダシが取れそう!

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鍋にアーリオ・オーリオをつくり、タマネギがしんなりするまで炒めて、鯛のアラを投入。

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水分のなくなりペースト状になったらぺルノー酒を入れて魚になじませるのだが、ぺルノー酒がないため白ワインにしました。ナニ ぺルノー酒って?

そこにトマトホールと水を鍋いっぱいそそぎ、ローリエを入れてグツグツ煮こむ。

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そこに高級なサフランを入れます。これを入れると一気に味が上がります。お~、フレンチっぽくなってきた!  スイスのユウコさん、サフランありがとう、また夏遊びにきてね!

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丁寧にあくを取りながら1時間くらい煮込み、そして漉します。こん棒でつぶしながら魚のエキスを抽出。

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具となる魚貝はご覧の通り、エビ、ハマグリ、カワハギ、タラ、香箱蟹。香箱蟹をスープの具に使うなんて贅沢の極み。橋立ならではの素材です。レストランでこんなのがでたら、目ん玉が飛び出るくらいの値段になることでしょう。

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漉したスープに具を投入。弱火で軽く煮込み塩気を調節。

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サフラン色に染め上がってきました。出来上がりです。カセットコンロの用意シュルブプレ!

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テーブルから歓声があがる。熱いから気をつけてね。

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まずはスープから楽しんで! なんて旨いんだろ。さすが世界の三大スープの実力、恐るべし。

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具よりスープのコクにうっとり・・・。宴会は最高潮に達しつつあります・・・。次回続く。

2007年11月29日

晴れているがシケ模様

天気はいいんですが北風が強く海はシケ模様。シケなので休漁、ということは私もお休みとなります。

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白波がたっています。ウサギの大群が飛んでいるみたい。こうなるとアウト。

こういう日は蟹の発送や昆布締めや干物作りなどして過ごします。そして夕方になると片山津温泉にあるスポーツクラブに直行、身体を苛めます。まずランで有酸素運動をして脂肪を燃焼させ、次にウェイトで4大筋郡に刺激を与え・・・、そして家に帰り、ビールと焼酎を飲んでパソコンいじり・・。とても内向的な私。

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昨日、作ったフクラギの一夜干しの試食。皮は硬くて食べれなかったが、身はほどよくしまり、生臭みもなくとっても美味! 明日売ってみよーっと。

2007年11月28日

グルメで小生意気な猫ちゃん

2週間に1回くらい、あるお宅からカワハギ1箱の注文がきます。カワハギ1箱シュルブプレ!

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肝がとっても美味しいです。正式に言うと ウマヅラカワハギ。

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しかし猫ちゃんは肝を食べないので、頭ごとカット。あ~、もったいない。しかもこの猫ちゃん、最近私の持ってくるカワハギのサイズにクレームをつけてきました。なんでもサイズが大きすぎて食べにくい、もう少し小ぶりなものはないかね、とのこと。あ~、生意気! ホレ、今回のカワハギはご希望通り小ぶりですぜ・・。猫にまで気を使って仕事してます。
 ちなみにこのカワハギを茹でて、あら熱をとり、ほぐして身だけにして、たらりと醤油をまぶして小粋な器に盛り付けてお出しするそうです。マジですか?

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2007年11月26日

泉の浜でラン

昨日は汗ばむ陽気、午後からは自宅前の泉の浜でのジョギング、気持ち良かった~!

このような急斜面を降りていくと海が広がります。

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聞こえてきましたか? 波の音。もうすぐで到着、高低差約20M。

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波も穏やかで風もなく最高の午後でした。

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太陽がでると海の色が夏っぽくなります。

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切り立った岩壁、ロッククライマーなら登りたくなるはず。

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下から見上げるとこんな感じ。

暖かいのは過ごしやすいが、こんな気温だと一夜干しができません。もう少し寒くなってほしいな。

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2007年11月25日

足折れ蟹の使い方

ズワイガニも香箱蟹も足が1本か2本取れてしまったものは贈答用には使えませんので、値がガクッと下がります。こういうカニは自分で食べたりする分には全く問題ありません。今回は蟹のオードブルの注文があり、‘足折れでもなんでもいいからできるだけたくさん食べたい!‘ とのこと。わかりました。安くてたくさんね・・・。

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足が2本ない香箱蟹。香箱蟹の旨いところは内子と外子、足なんてどうでもいい。

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ズワイガニの足折れ、こういうカニにはブルーのタグはつきません。

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食べやすいようにバラして盛り付け。外子と内子が旨そ~!

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4皿注文のところ6皿できちゃった。2皿おまけだ、持ってきね!

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庭から飾り用のナンテンをとります。゛難が転ずる゛ 縁起の良い葉です。

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お造りにもナンテンを添えます。

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お子様用オードブルを作り今日の仕事終了。 

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2007年11月23日

久々のセリ

冬型が緩み、早朝に全船が沖に行きました。朝、出漁することを漁師用語では゛朝ナギ゛と言います。朝ナギは普段より操業時間が短いので漁は少ないですが、なんていったって久しぶりのセリ。ズワイガニにとんでもない値がつきます。こういう時は私みたいな弱小魚屋は亀のように首をすぼめて、この異常事態をうっちゃります。チャンスはあさっての日曜日のセリです。注文されたお客様、ちょっと待っとってね。でかくていい蟹送るからね。

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宝勝丸が帰ってきました。

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岸から若い衆に 「ズワイ、たくさん獲れたか?」 と聞くと、悲しげに首を振りました。最近、不調が続く宝勝丸、どうしたんだい、hey、hey、baby、バッテリーはビンビンだぜ、いつものようにキメて~・・・。

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朝ナギだけあってズワイも香箱も元気がいい! でもいかんせん数がない・・・。

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香箱がにはそれほど高値はつかなかったが、ズワイガニの高値には皆々様驚かれてました。

    

2007年11月21日

一夜干し、やっと出荷

今週に入り、2発目の寒気到来。北風が強く海はまたシケ・・・。冬型の気圧配置にがっぷりよつで組まれたら、いくら私が前褌をとり一気に前へ押し出す相撲が得意でも、どうすることもできません。

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橋立のみならず、石川県中全ての船がお休みとなります。売る魚がなーい。

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ストックしてあったズワイガニもこれで終わり。

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今週はもう出漁できなそう・・・。ご注文いただいたお客様、蟹のお届けは来週以降となります。来週ナギになってくれ~。

シケだからといって休んでばかりいられません。惣菜と干物と昆布締めと香箱蟹があります。

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完売するまで帰ってくるな! と嫁さんに強く(心の中で)言って、戸井鮮魚Carを見送る。

私はたまっている干物の注文の発送作業が待ってます。

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低温と強い北風のおかげでナイスな一夜干しが完成しました。乾いているんだけどシットリしている表面の手触り、こりゃいいねー、最高です。

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赤カレイを入れて・・、

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アジを入れて・・、

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メギスを入れて、終了。

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あと数件分足りなかった・・、こりゃマズイ。来週、ナギになってくれ~!

2007年11月19日

月曜日の仕込み

月曜日は仕込みの日、今日もモリモリ仕込みます。

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たくさんあります。どれから手をつけようかな・・・。

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一夜干しの注文がたまっているので、干物づくりから。嫁さんとトイババは赤カレイからスタート。

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それが終わると今度はメギスの掃除。

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掃除が終わったら大きな容器に入れて、そこに塩水を加えて数時間そのままに。

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私はアジを開き掃除します。掃除のときに使う歯ブラシ、これで血合いのところをきれいに取り除きます。

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これも海水程度の水に漬けておきます。塩がまわったら、真水で洗い風通しのいい場所で干します。

今日くらい風が強く寒いと、一夜で干物が完成します。注文いただいた方、もう少しでお届けしますよー。

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ズワイガニと香箱蟹を真水につけて〆ます。軽くタワシで洗って沸騰した塩水に投入。

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でかい真鯛でしょ。橋立沖にはこんな大物、ウヨウヨいます。これは昆布締めにします。何人前できるかな?

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鯛の頭も立派な商品になります。甘辛い兜煮にしたら旨そー!

午前中で終了。午後は自由時間です。どこにでも遊びいってくっせーの。

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2007年11月18日

シケ・シケ・シケ

昨日の昼過ぎから天気が急に崩れて、もの凄いシケがやって来ました。暴風と雨でガラス戸がガタガタ震えてます。

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ご覧の通り、西高東低の冬型の気圧配置。通常、日本列島に3本の等圧線がかかれば風が強く、シケ模様となりますが、今日は7本もかかっている! 波の高さ5M! だめだ、こりゃ。

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自宅前の泉の浜も真っ白になっています。このシケが去るとグッドウェーブがやってきます。

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港の赤灯台が大波のしぶきで見え隠れしています。只今、ぶつかり稽古中です。

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港の出入り口が北側に向いているので、モロに波をかぶります。こうなったらアウト、漁はできない。

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北陸自動車道、尼御前サービスエリアから見た橋立港。ものすごい風圧、体重の軽い方、カツラの方、要注意、吹き飛ばされます。

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一番沖のほうにある一文字防波堤、私が船でカサゴを釣りに行くところです。すごいことになっています。

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荒れた海を静かに見つめる尼御前、ここより数キロ先が歌舞伎゛勧進帳゛で有名な安宅の関所跡。義経公の無事を祈願してこの岬より身を投げる。遠い、いにしえの悲劇。

2007年11月13日

シケのおわり

長かったシケも今日で終わり。今晩、出漁して明日の夕方にセリがあります。2日くらいナギですが、週末に再び西高東低の冬型の気圧配置になりシケそう。冬らしくなってきたぞ。蟹の値もジリジリ上がりそうです。

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今日の夕方の片野海岸。まだ波は高いが夜には凪そう。

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今日のジョギングコースは片野海岸から塩屋海岸まで。北風がやや強いが久しぶりの太陽が心地いい。

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夕日が眩しい。この天気もいつまで続くやら。次のドデカイ低気圧が大陸あたりで虎視眈々と上陸の機会を狙っています。

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2007年11月11日

シケのおかげ

今日はシケのためセリがなく、ゆっくりした一日を過ごせました。トイババも嫁さんもがんばった。トイジジもなにやら作ってるし、ご褒美に今日は蟹でも食べますか! もちろん香箱蟹だけどね・・。

香箱がにはズワイより旨いんじゃないの?.JPG
左が内子、右が外子。内子(ミソ)が入っている甲羅に酢醤油を入れて豪快に食べます。何杯でも食ってくんせーの。足の身も小さいがよく締まっていてこれもなかなか旨い。

最近のヒット商品.JPG
バイ貝のブルゴーニュ風。ニンニクパセリバターがいい仕事しています。

幻のシモコシ.JPG
熊の出没する山奥から取ってきたシモコシ(きのこ)、とっても貴重品です。大根おろしとゆずと塩、酢、砂糖で和えたもの。加賀地方のご馳走です。これさえあればあとの肴はいらないほど私の大好物です。

夜の炭水化物は怖い.JPG
栗ご飯もいいねー。今日はご飯も食べようかな。

高円寺の抱瓶に行きてーな.JPG
今日のお酒は泡盛のシークァーサー割り。BGMはネーネーズがいいな。

 酔っていつも思い出すのは、西表島にいた頃の風景。
  「雨降ったらサー、仕事できんサー。」  と言っていた島人。冗談かと思っていたら次の日、雨が降ってホントに仕事を休んでました。悪い意味でのカルチャーショック、この頃(大学生)からそんな思想に染まり、うまく社会と馴染めなくなってきました。

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2007年11月10日

蟹、蟹、蟹の日々

初凪からの香箱蟹の大漁も一段落つきました。値が下がりすぎたため、全船、香箱蟹ポイントに行かなくなりました。小出しにしないと後から苦しみますからね。私も宝勝丸の荷下ろし&選別作業(ボランティア)が本業より忙しくなり困ってたのでちょっとホッとしています。寝る間がないくらい忙しい状態が何日も続くと、何か大きなケガしそうな自分が怖いです。明日はシケ、あさっても怪しい天候です。漁師の皆さん、ゆっくり休んでくんせーの。

香箱蟹やズワイガニを塩茹でする際は、表面を軽くタワシで洗い汚れを落とします。

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まだ生きているので真水につけて〆ます。生きた状態で熱湯に入れると足がもげてしまい、そこから水が入り風味が落ちて商品価値が下がります。

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パスタを茹でるときの塩分濃度、おすましくらいの濃さかな、で茹で上げます。よく海水くらいの濃さで・・・、と書いてあるシオリがありますが海水ってかなりしょっぱくない?沸騰したお湯にミソがこぼれないよう甲羅を下にしていれて、再沸騰後約15分茹で上げます。

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お湯から取り出し、あら熱をとり、冷めたら完成。

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こんな蟹いただいたら、さぞ嬉しいだろうな。石川出身で他県に住んでいる方は香箱蟹を食べると、外子と内子の旨さがツーンと脳を刺激して、郷愁の念にかられます。たったうめえ・・・。

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宛先は東京六本木から京都、大阪、沖縄・・・、全国津々浦々。赤く茹で上がった蟹はまさしく冬の食卓の主役です。

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2007年11月 7日

祝・蟹解禁!

昨日、蟹解禁となりました。ズワイガニはちょっと少なめでしたが、香箱蟹が大漁! 船は蟹を下ろして、猛ダッシュで再び蟹場へ、陸ではこれから蟹を細かく選別する作業が待ってます。これがとても大変、セリの時間に間に合うように迅速に行ないます。

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香箱蟹の山・・・、しかしこれはごく一部。まだまだあるぞ。

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シートのなかにも数十箱隠れてます。これらを一匹一匹丁寧に選別します。

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大きさ、色、汚れ、傷、足折れ、外子の有無・・・、事細かに選別します。私も眉間にしわを寄せてプロっぽい顔で選別しています。急げ、急げ!

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浜のおばちゃん方もがんばっています。

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だんだんとサイズ分けができてきたぞ。休憩のジュースでも買ってくるか? 

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サイズ分けができたら、箱詰めしていきます。10入、15入、20入・・・最後は50入。大きいものから順番に入れます。

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だいたいできたかな。去年と同じくらいの量でした。

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手前がズワイガニ、奥が香箱蟹。ズワイガニが少ないのは、全船、香箱蟹ポイントに行ったから。ズワイと香箱の生息域が若干違います。ズワイガニはお歳暮シーズンに入ってからたくさん取れだします。

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これが冬の食卓の王様、ズワイガニ、別名 加能蟹、気品と風格が漂います。

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テレビ局の取材もたくさん来てました。なにせズワイ解禁は石川県のトップニュースですから。嫁さんいわく、私もチョロチョロ映っていたらしいです・・・。でもカメラの助手っぽいスタッフ、カメラマンに  「俺の前に出るなよ!」  と何度も叱られてました。まるでコントを見てるようでした。

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中継放送もセリ場のど真ん中でやってました。この強引さはさすがです。

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次々と眼にもとまらぬ速さでセリ落とされます。まさに秒殺、うかうかしてられません。

香箱蟹、ズワイガニ欲しい方、メール待ってます。シンプルに塩茹で、酢醤油で、いかが?

2007年11月 5日

そろそろ干物作り始めます

晩秋になると一夜干しの季節となります。一夜干しとは完全に乾燥させず、ちょっとレアっぽい干物です。気温が10℃を下回わり北風が吹くと、そろそろ干物作りにとりかかります。今年もたくさん注文いただいておりますが、注文されたお客様、もう少し待っててね。もうちょっと、寒くならないとねー。

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白カレイはクセのある匂いがあり、煮付けなどには向かないが、干物にすると匂いが抜けてとても美味しくなります。

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いらないのについてきた子メッキ鯛とカワハギ、ついでにこれも干物にします。

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キレイに下処理をして海水程度の塩水に数時間つけておきます。

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子メッキを開き、カワハギもキレイにして塩水につけます。ちなみにカワハギはこの辺ではバクチコキと呼ばれています。゛博打で負けて身ぐるみ剥がされる゛、ということからの命名。なるほどね。

数時間後、塩水から取り出し真水でキレイに洗い、水をよくふき取ってから干します。

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表面がしっとり乾いたら完成です。しっとりね。

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ついでに柿も干してます。

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2007年10月30日

広報こまつにちょこっと登場。

小松市の広報誌にちょこっと登場しました。

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写真ではわかりませんが、スーパー照れ笑いしてます。やめてくれ~・・、やめまっし。

なんでも職業の方言のお話。私のような店を持たない商売、無店舗販売のことを「カズキウリ」と言うそうです。カズキウリのカズキは荷物を担ぐという意味から変化して名づけられたようです。

そして魚売りのことをボテ売りと言うそうです。ボテとは「棒手」で魚を入れた籠や容器を天秤棒で担いで歩いた[棒手振り」に由来する言い方だそうです。

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「京洛月次扇面流屏風」の一扇に描かれた魚屋と私の祖先(?)。約500年前、室町時代の頃。時代は流れてもやってることは同じ。私もこんな格好で売ったらみんなの度肝をぬくんだろうな・・・。

2007年10月28日

長い一日

昨日はとても長く終わらない一日でした。暁闇の頃からの仕込み、魚売り、オードブル、ケータリングのようなサービス2件分、子供会の料理、そしてレ・アールさんバール・・・、おまけにイスから落ちて首、肩の打撲、盛りだくさん過ぎます。痛みをこらえてブログ更新しています。嫁さんも冷ややかな口調で「自業自得」の一言。まさにその通り。

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バイ貝を湯がいて身を取り出して、食べやすい大きさにカット。

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メッキ鯛の下処理。

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真鯛のカルパッチョ。ソースと飾りの野菜はお客さんのお宅でおこないます。フワッと盛り付けしてね。

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新潟産の香箱蟹。石川は11月に入ってから解禁となります。香箱は石川県人の大好物。冬のパーティーはこれがないと始まらない。

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牛のタタキ風ステーキもいかが?

時間が押してきて、写真を撮る余裕がなくなってしまいました。残念!

まず一軒目。小松のセレブ夫人達6名様分のパーティー。
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                      メニューは下記の通り。

                  ~真鯛と甘エビのカルパッチョ~
                    ~水ダコのカルパッチョ~
                   ~バイ貝のブルゴーニュ風~
                   ~メッキ鯛のオーブン焼き~
                 ~牛のタタキ風ステーキ デミグラスソース~
                     ~香箱蟹のボイル~
                    ~洋ナシのコンポート~

                  以上7品、ありがとうございました。

自宅に戻り、次の準備。特大甘エビと料理を積んで会場の別荘へGO!

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香箱蟹がでると、歓声があがるほどの人気。


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バイ貝のブルゴーニュ風。ニンニクパセリバターの香りが食欲を誘います。

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メッキ鯛のオーブン焼き。この雑さがイタリアっぽくていい?

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マガレイの昆布締め。真鯛の倍の値がつく高級魚です。

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などなどを用意して、とどめは特大甘エビで驚かせる。殻は各自で剥きます。頭をすすり、大きい身の尻尾を摘み、上にあげて口に入れる。これ以上の幸せがあるのだろうか。皆様、楽しい夜をお過ごしください。

帰ったら子供が10数人待ってます。
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お母さん連中に刺し盛りを造り、今日の仕事終了。子供達と遊ぶ時間がなかったが、今度は山下清の物まね大会や少林寺木人拳ごっこをしよう。今日は勘弁してね。そしてレ・アールさんのバールへ出発。
そして深夜に急な睡魔のため、大音響とともにイスから転倒、騒然とした空気が流れる。いたるところ強打。ノックアウト、燃え尽きて灰になる。バカにつける薬なし。

2007年10月26日

稚貝の放流

昨日、漁協の依頼でサザエとアワビの稚貝を放流してきました。両方とも数千個くらいの量の稚貝を浅くて岩場のある水域に放流します。久しぶりに海楽丸の出動です。

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アワビの子供、約1㎝くらい。宝石のように美しい。裏返しにならないよう牡蠣の殻にくっつけて放流。

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サザエの子供、白っぽい色なんですね。

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ベタ凪の海、海面を滑るように走る海楽丸。海にでると気分が高揚します。

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加佐の岬の灯台を越えて・・、

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お夏のガン洞も越えて・・、

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目的地に到着。水がとってもキレイ! 潜りたくなってきた・・・。

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少しずつ移動しながら、投入。

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無事に生育することを願います。タコや黒鯛の格好の餌になるんだろうな・・・。早く岩陰に隠れて!

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サザエもチャポン、チャポンとばらまきます。これで終了。数年後にまた会おう。海楽丸も今年の仕事納め。船を陸に上げて、エンジンをオーバーホールに出します。春のワカメのシーズンまでのお別れです。

アワビの稚貝が成長して1㌔くらい大物になる確率と私がヒルズ族になる確率、どちらが高いのでしょうか?ちなみに私がヒルズ族になる確率は限りなく0に近いですが・・・。

2007年10月24日

バイ貝とトラエビのパスタ アメリケーヌソース

売れ残った魚介で作るお惣菜シリーズ。

きのうの生魚の残り物は今日のお惣菜。私の趣味の時間です。手間暇惜しまず暁闇の頃から作業開始。

今日の素材はバイ貝とトラエビ。バイ貝は冷蔵庫で1~2日平気で生きてますが、トラエビはすぐに頭が黒くなってしまいます。こうなると売り物にはなりません。刺身でバッチリいけるのに色がね~。

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バイ貝の殻を割り、身を塩でもみ洗いしヌメリを取ります。そして食べやすい大きさにカット。

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トラエビの頭を取り、殻を剥がします。頭は捨てないでキープ。

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具の完成。しばらく冷蔵庫の中に入れておき、お次はソース作り。

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トラエビのの頭を使って、アメリケーヌソースを作ります。フライパンにアーリオ・オーリオを作り、そこにトラエビの頭を入れて炒めます。赤っぽくなり、火が通ったら、白ワインでフランベしてトマトホールを投入。

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そしてグツグツ煮込みます。ソースにエビの旨みが乗ったら、塩・コショウで味をととのえます。

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そして、ムーランで漉します。税務署のように最後は何も残らないようしっかり漉します。ヒェー!

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フライパンにソースを移し、生クリームを入れます。甲殻類と生クリームの相性はいいです。スカンピー、ワタリガニ、ウニなどのパスタソースはトマトクリーム系がほとんどです。ソースの完成。

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具を軽く炒めます。炒め過ぎたり、煮過ぎたりすると具が小さくなりショボク見えます。
茹で上がったパスタとソースと具を絡めます。

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パックに詰めて終了。甲殻類の旨みがギュっと詰まったソースとパスタが絡み、海の底力を感じます。魚介のだし汁を使う料理はなんでも美味しいですね。

2007年10月22日

ズワイガニDM作り

11/6のズワイガニ解禁に向けてそろそろDMの準備をしなくてはいけません。去年は業者にお願いしてましたが、今年は自作です。

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編集用のソフトで作製。去年、注文されたお客様に送ります。

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うーん、じれったい。この分じゃ半日以上かかりそう・・・。

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トイジジ作の鉄棒が完成。私が逆上がりすると鉄棒が湾曲しそう・・。

2007年10月21日

久々のシケ

寒気を伴った低気圧が通過すると、南西の風から強い北風に変わり気温もグッと下がります。海はシケとなり漁は中止、かわりにサーファー達がグットウェーブを求めて集まります。高気圧ガールならぬ低気圧ボーイ。(高気圧ガール、なんてステキなネーミングでしょうか! 達郎最高!)
 昨日はまさにそんな天気でした。

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北西の風がビュンビュン吹いてます。橋立港の出入口が北西に面しているため、こうなるとアウト。

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加佐岬の手前が泉の浜、ここにサーファーが集まります。

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草木も強風でしなりまくっています。立っていても風圧でヨロヨロしてしまうほどです。

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なかなかのグッドウェーブ、たまにいいのがきます。

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いい波を求めてパドリング、荒れた海を駆け巡るサーファー、勇気あるなー。

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見事、ライドオン! あ~、楽しそう! 波に力があります。ところで今の私はうまく時流に乗っているのだろうか?・・いかん、いかん、 この重い雲と鉛色の海を見ながらの考え事はいけません。

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秋を通り越して、冬がすぐそばまで来ています。橋立も11月に入ると、いたるところで蟹の塩茹での匂い、北風にあおられた軒先の一夜干し、そして鉛色の時化た海と空が広がります。。旅情をかきたてる港町、橋立。なんか演歌っぽくなってきたな~。

  

2007年10月19日

とどまるところを知らぬトイジジの創作欲

トイジジ製作のオブジェシリーズ

其の一、ブランコ
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浜にたくさん捨ててあるロープで作製。子供達に人気あり。

其の二、ローテーブルとイス
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ここ最近の作品。バーべQにちょうどいいのだが、残念ながらまだ未使用。ちなみにうしろの自宅もほとんどジジ作。ローコスト住宅の見本のような家です。

其の三、鉄棒
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こちらは基礎工事が終わったところ。金が入ると、工事開始。

其の四、手洗い場
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テーブルの横に設置。井戸水がこんこんと流れる。ここにひとひねりあり。

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排水口には海岸で拾ってきたシーガラスが埋め込んであります。水と光にガラスが反射して、遠い昔見たような、幻のような、ノスタルジックな雰囲気があります。なかなかやるなー、トイジジ。

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テーブルの上には巨大なシイの木が覆いかぶさります。強い日差しをさえぎり、涼しい風を運んでくれる大切な木々です。

トイジジは今日も黙々となにかを作っています。

2007年10月17日

惣菜作り

戸井鮮魚は橋立産の生魚の他にお惣菜も車に積んで商売しています。生魚は鮮度が一番大事ですので売れ残ると、次の日の惣菜の材料にします。できるだけロスを少なくするかが、吹けば飛ぶような弱小魚屋の課題となります。

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このピンピンのアジは惣菜用に取ったもの。もちろん刺身でもいけます。ちょっともったいないけど、

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三枚に捌いて、小骨を抜き、

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フライにします。う~ん、もうちょっと、ひねりが欲しいところ。

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次はバイ貝とキュウリの酢の物。コリコリのバイ貝の食感がいいですね。

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こちらはヤリイカ。輪切りにして・・、

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中華風チリソースにしてみました。私としてはイカリングが好きなのですが、嫁さんが「油がはねてイヤ。」とのこと。

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お次は、水ダコと茄子の中華風サラダ。ボイルしたタコは刺身やサラダ、酢の物、たこ焼き・・・、なんでも使えて便利です。

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真鯛の昆布締めを作りおきして、冷凍庫で保存します。うちの定番人気商品。

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「たった」とは加賀の方言。「とても」、「verry」という意味の副詞です。トイセンもみんなに「たったうめえー」と言われるよう日々精進していきます。

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2007年10月13日

夕暮れの片野海岸

自宅から車で10分のところにある片野海岸。夏はたくさんの海水浴客で賑わいます。

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ちょっと肌寒い秋の夕暮れ、やや強い北風が吹いてます。人影は・・・全くありません。

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この先は塩屋海岸に続きます。右隅に堤防が見えるでしょ。あれが塩屋港の防波堤。塩屋港を越えると福井県になります。つまりここは南イタリアならぬ南加賀。

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小さい波ですがサーファーがたくさんいます。心ときめく土曜日の夕方を存分に楽しんで!

2007年10月11日

セリ場の日常

夕方になると底引き船が続々と入港します。自宅の有線で入港時間が放送されます。

「底引き船゛宝勝丸゛、5時30分入港予定。尚、宝勝丸は折返し出漁。底引き船゛宝勝丸゛・・・・」

ぼちぼち浜に行きますか。

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楽を覚えたカモメ達。沖でも鳥山の下は魚群ではなく底引き船。自立できない哀れなカモメ。

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縦横無尽に駆け巡る大八車。今日も全開バリバリです。全開バリバリ? 昭和チックな響きだな~。

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甘エビ、赤カレイ、トラエビ・・・。獲れたてホヤホヤ。

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真鯛は今日も大漁。なんでもこの船の船頭、大間のマグロ仕様の高感度ソナーを駆使してるとのこと。ソナーのお値段ざっと1.000万円以上との噂。投資してるなー。

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セリ開始、今日もセリ親とセリ人とのバトル、ピリピリした空気が流れます。

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腹が減ると、そこらにあるエビをつまみ食い。甘くて旨い!

2007年10月 9日

冬の海の色

昨日はシケ、風は止んだものの、すっきりしない空模様。北陸特有の空全体を覆う鉛色の雲が登場しだすと、そろそろ季節は冬になります。

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泉の浜ビーチ、夏は遠くに過ぎ去りし。

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この空、石川県チックな鉛色。いいね~。橋立の冬は一年で一番活気づきます。今年もズワイガニがたくさん獲れますように。ちなみに県内において、ズワイガニの名称が去年から゛加能ガニ゛となりました。加賀と能登に気を使ってのネーミング? バッドセンスです! それじゃまるで秀吉が丹羽長秀と柴田勝家に気を使って゛羽柴゛と名乗ったのと同じじゃないですか。いや、戦国の話はもうやめよう・・・。

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波は小さいが、まずまずのラインナップ。北風が吹きだすとサーフィンの季節となります。耳に雪を積もらせて波待ちしているサーファーには畏敬の念を覚えます。漢だね。

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おもしろそうなので買ってみました。著者曰く、

   ゛社会は明らかに、家柄主義社会から学歴主義社会・ブランド主義社会を経て、いまや
      「見た目主義社会」がやってきている。゛  とのこと。

ふ~ん、そうなんだ。著者考案のレコーディングダイエット、興味のある方、一読されたし。

2007年10月 7日

読書の秋

爽やかな秋晴れ、やや強い風が心地いいです。今日はセリもないので終日フリー。夜は昨晩に続き飲み会が待ってますが・・。トレーニングも部屋の掃除も終わったし、これから夜まで部屋にこもって読書しようっと。

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今日のテーマは「戦国」。永禄、元亀、天正年間にタイムスリップしてきます。
動乱に明けくれする戦国時代には、人間の集中的悲劇が、どんな時代よりも鮮烈にあらわれます。
井上靖氏の言葉を借りれば、

「戦国時代ほど人々の運命があらわに見える時代はない。月光に照らし出された一本の川筋のように」

この詩的な感覚に漂い、ときには沈みながら、まったりと午後を過ごします。

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                       「豊国祭礼図屏風」  

1604年、秀吉の7回忌の臨時祭礼、貴賎群集の狂躁と混沌、湧き立つ町衆のパワーを感じます。しかしこの熱狂も封建制度が確立した江戸時代に入ると衰退。風俗画の生命力をも変質させ、やがて、穏健で閉鎖的な浮世絵が登場。私の興味もこのあたりで尽きる。

    「くすむ(真面目ぶった)人はみられぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して 何せうぞ
     くすんで 一期は夢よ ただ狂え」      

絶叫にちかい大音声でこの小歌を謡い、町中をねり歩く町衆の息づかいを感じます。 時代の転換期、新しい価値観に屈服する前の最後の光芒ここにあり。

2007年10月 5日

おまかせクール宅配便

おまかせの宅配便、一番美味しいものを満載してます。今日は何を入れようかな?

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まずは赤カレイ、煮付け、塩焼きなどいかが? 寒い季節になると一夜干しにもします。

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約40cmの天然真鯛をドーンとおきます。昨日、真鯛が大漁だったので通常の半値くらいでした。今日、注文した方はラッキーでした。

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開いたスペースにヤリイカを2杯。刺身でどうぞ。

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紙シートを敷いて子持ち甘エビをめいっぱい載せます。この甘エビの大きさに自信アリ。普通は一般の市場にまわらず、料亭や料理旅館に直行します。どれくらい大きいかというと・・・

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ペンが11cmだから、だいたい15cmくらいかな。こんなでかい甘エビ、食べたことある?
そろそろ予算いっぱいとなりました。栞やチラシもいれて蓋をしておしまい。

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今日の行き先は九州と中国地方。いってらっしゃい。

2007年10月 2日

木場潟ジョギング

空が高く、空気が澄んでいる日のトレーニングはジムより野外の方が断然気持ちがいいです。そんな昨日、木場潟へジョギングに行きました。いつの日か、書類などの職業の欄に「自営業」ではなく「アスリート」と書き込みたいと思っている私、鉄人レースに出場する日を夢みて今日もトレーニングをします。

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一周約6.4㌔、皇居一周と同じくらいかな。西園地からスタート。

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このワンドで小5のとき、初めてルアーで雷魚を釣りました。岸の草むらまで上げたところでラインブレイク、頭を左右に大きく振って80cmくらいの雷魚が悠々と水の中に消えていったのをハッキリと憶えてます。

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葦の生い茂った湿原に迷路のような桟橋が続きます。カエルや水鳥の格好の寝どころになってます。

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南園地のアヒルの休憩所。みんな退屈そう。

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この太い配管で山のきれいな清水を木場潟まで送り、水質の向上を計っています。

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ステーキのつけあわせでよく使うクレソンの畑です。

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木場潟はカヌーの聖地、国際的な大会もしばしば開かれてます。この建物のオープンデッキがいいなぁ。いつか我が家にも2階に広いデッキが欲しい。

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中央園地を過ぎると、緑の回廊が続きます。なんてきれいなんだろう! 

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空を見あげると、やさしい木漏れ日がふりそそぎます。このあたりからランナーズハイになる。身体が軽くなり、躁状態になる。ロッキー3の「アイ オブ ザ タイガー」の曲が頭の中で鳴り響く。

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北園地を通り越し、橋を渡ると右手の方向に木場潟湖畔のアトリエが見えます。赤のボルボ、止まってるかなー?

そろそろゴール、最後に筋トレとストレッチをして終了。身長172cm、 体重70㌔を軸に微妙に変動。68㌔の壁がなかなか破れない。支払日の期限は平気で破るのに・・・。

2007年9月30日

10月号のおんぼらーと

10月号のおんぼらーと(加賀のフリーペーパー)にちょこっと登場しました。

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真ん中がマルヤ水産次期親方のマコちゃん、右隅っこで真面目な顔でエビを受け取っているのが私。この日もエビが大漁、時間に追われた荷卸しでした。

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こちらが料理の写真。プロが撮ると美味しそう。どお、この写真を見る限り料理もプロっぽいでしょ?!
左上が浅蔵一華さん、右上が奥野いずみさんの器。どちらの器も女性らしい可愛さと透明感があります。川のせせらぎと蝉しぐれを感じさせる夏っぽい器に惹かれます。

2007年9月28日

モリモリの仕込み

今日もたくさんの仕込みがあります。生魚を売るには仕込みが大事です。ただ魚を持っていっても100%売れません。さぁ、ぼちぼち始めますか。

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まずはカンパチの子供、ヒイラギのお刺身(柵)からスタート。このヒイラギ、皮をむいても色が落ちにくいので人気があります。

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カサゴ、メッキ鯛、カワハギの下処理をします。

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サワラを3枚におろして適当な大きさにカットします。塩焼き、フライ、ムニエル、なんでも来いの便利な魚です。

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久しぶりのシロキス。これも開かないとなかなか売れない。天麩羅、フライにどうぞ。

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見た目がよくないアオリイカ。このままじゃ売れねぇな。

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一皮むけてキレイになりました。赤イカよりずぅーと安いのでオススメです。お刺身でとうぞ。

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最後にマンモスの大腿部、もとい、バショウカジキの柵を作って終了。

仕込み終了。パソコンしながら寝ようっと。

2007年9月25日

マコガレイの昆布締め

最近、真鯛が高値なので刺身はマコガレイ(マガレイ?)を使ってます。身が厚いので捌き易い魚です。

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カレイの中で一番高値がつきます。まずは5枚おろしにします。

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身は白っぽいです。このままだとあまり美味しそうには見えませんね。昆布締めにしてラップにつつんで4~6時間、冷蔵庫で寝かせると・・・

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身が半透明になりました! このサクを薄く切って器に盛り付けると、とてもキレイです。食感は昆布の香りがしみこみ、もちもちっとして絶品です。醤油がなくてもパクパクいけます。
「親子丼」がグッドネーミング賞なら「昆布締め」はベストコラボ賞といったところでしょうか。

残った昆布は細かく切ってシイタケと一緒に佃煮にしました。もちろんマイウー。

2007年9月24日

ブラジル万歳

毎日、魚ばかりと付き合っていると時々無性に肉が食べたくなります。それも韓国ではなくブラジルの肉料理。東京にいた頃、渋谷にブラジルのシュラスコ料理「バッカーナ」という店がありました(まだあるのかな?)。串というよりは剣と呼びたいような、長大な、幅広の串に巨大な肉塊を刺し、炭火でじわじわまったり焼き上げます。肉には岩塩をまぶすだけ。その焼きあがった串を何本となくドンと台に立ててテーブルに置き、給仕がナイフで切り取りお皿に盛ってくれます。こちらから「ノン・オブガリード」と言わないかぎり次々と肉がお皿にのってくる、いくら食べてもデブにならなかった20代の私には大変ありがたいお店でした。でも最後はお客全員、サンバに強制参加させられるのは閉口でしたが・・・。

 そんな日は安いランプ肉を買ってきてシュラスコもどきを作ります。

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炭火は面倒なのでオーブンで焼きます。ローストビーフ風になりました。この肉に「モーリョ」と呼ばれるソースをかけます。

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これが「モーリョ」。これはトマト、タマネギ、パプリカ、キュウリなどをみじん切りにしてオリーブオイルとワインビネガーにつけたもので「ソース」という意味ですが、むしろ正体はサラダです。モーリョを炭火ステーキにかけると、口の中がサッパリしてたくさん食べることができます。近頃はすぐにデブになってしまうのでたくさんは食べませんが・・。みなさんも一度「モーリョ」を試してみては?

ちなみにブラジル人の大食をまかなう肉。三度に二度はカルネ(肉)だそうです。ブラジルの政府で肉の値段を上げた奴は、左翼、中道、右翼を問わず即日倒されるとか。

2007年9月20日

海暮らしの食事の取材

加賀日和のタカヤナギさんからセリ風景と海暮らしの普段着の食事の撮影のご依頼をうけました。なんでも10月号のオンボラート(加賀の情報誌)に掲載するとのこと。顔がでるということか? タカヤナギさん、男前に撮ってね。

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自宅リビングでの撮影。午後のやわらかい日差しが入り、いい感じでした。

売れ残った(悲)魚を使いチャチャチャっと料理しました。

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  カジキと水ダコのお造り

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  メギスのフライ タルタルソース

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  カジキのカマのオーブン焼き

以上の3点、プロの撮った写真が楽しみです。 10月号のオンボラートお楽しみに。

2007年9月18日

たまにはフレンチ系で

お祭りのオードブルやお造りの注文も終え、嫁さんもさぞお疲れのご様子。では今日の晩ごはんは私が作りましょう。せっかくだからフレンチ系で遊ばせてもらうよ。えっ?子供が食べれないって?でもそんなの関係ねぇー!でもそんなの関係ねぇー!オッパッピー!子供に合わせるのではなく、子供が大人の味覚に合わせるんだよ。プンプン。

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今日の素材、魚はホウボウとスガレイ、子イカにアサリ。魚中心のメニュー構成です。

まずは前菜。
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   トマトとブロッコリーのサラダ、アンチョビソース
アンチョビとブロッコリーはとても相性がいいです。茎の部分ももちろんいただきます。

次にパスタ。
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子イカのアーリオ・オーリオ ケッカソース添え
赤イカの子供だけあってこの子イカ、とっても柔らかい! ケッカソースのバジルの香りが爽やか。

次はメインの一皿目。

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    スガレイのムニエル
ムニエルといえばレモンとジャガイモがお決まりの組み合わせ。ソースは充分に焦がし茶色がかったブール・ノワゼット、ナッツに似た香ばしい香り。

二皿目

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   ホウボウのロースト ポルトガル風
イタリアのアクア・パッツァとほとんど一緒な作り方。違うといえば具にジャガイモが入ってることぐらいかな? アサリとドライトマトが絡み合い、濃厚で野性味あふれるソースでした。
 フランスでは、トマトを使った料理に「ポルトガル風」の名前をつけることが多く、この料理もその一つ、だそうです。へぇー。

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お祭り、よくがんばった!食べてくんせーの! でも家族みんな箸で食べるとこがなぜか悲しい・・。

2007年9月16日

鬼気迫る橋立の獅子

只今、橋立のお祭り真っ最中です。見所はなんといっても獅子舞です。衣装、獅子の大きさ、手のかけよう、熱のはいりかた、以前私が住んでいた小松とは桁違いの立派さです。ご祝儀も一桁違いますが・・。
 私の家の番がきました。ドキドキしてきた!子供、大人合わせて30名くらいの集団です。振る舞い酒をいただき、獅子舞開始!かなりアップテンポな笛、太鼓です。気分が盛り上がります。

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獣が獲物を狙うよう、牙を剥き、低い体勢で、両眼は地を這うように間合いを詰めてきます。
  「シーシー・・・」
腹の底からしぼりだすような唸り声。大きな口をカッと開けて相手を威圧します。
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そこに正義の味方である、棒フリがやって来て獅子と闘います。髪は長いが少年です。

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お花攻撃をうけてみろ!

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こんな大技も披露します。

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先発隊の少年兵の演舞が終わるとそろそろ大将格の少年が登場。クライマックスを迎えます。

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エイ! と刀を振りかざし獅子に突撃。獅子の眉間に刀を突き刺す。勝負あった! 獅子は負けを認める。

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負けてもなお、相手を睨みつつ、決して背中を見せず後退。まるで元亀元年の秀吉の「金ヶ崎の退き口」を見てるようだ。天晴れなシンガリ。
 獅子が退陣してめでたし、めでたし。これで厄払い終了。時間にして10分くらい。見ごたえ充分、おもしろかった~!

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最後に頭を噛んでもらう。これで頭が良くなる?最近、計算ができなくなった私の頭も噛んで欲しい・・・。
 

2007年9月11日

カジキの晩ごはん

前菜はカジキとマダイのお造り。

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カジキの身の赤さはまるでマグロみたい。もっちりしていてとても美味。またセリ落として捌こうっと。

次はいきなりメインディッシュ、「カジキのカマの香草オーブン焼き」 

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カマに塩をふり、フライパンで軽くソテーして、パイレッシュに移す。そこにローズマリー、ニンニクを添えて全体にオリーブオイルをまわしかけしてオーブンに入れる。その間にバルサミコを煮詰めてトロンとさせておく。オーブンから取り出し皿に移し、EXオリーブオイルを垂らし、煮詰めたバルサミコソースをかける。
 ローズマリーの香りを楽しみながら身をつっついて食べる。口の中がしょっぱくなったらキリリと冷やした辛口の白ワインを流し込む。このときグラスは背の低い無骨なタンブラーが似合います。バルサミコの酸味と甘みが食欲を誘います。ムイ・ビエン!

2007年9月 6日

休みばっかりのこの頃

台風の影響でまたまた休漁てす。9月に入って沖にいったのは2日だけ。来週は橋立のお祭りで週末にかけて4連休が待ってます。おいおい・・・、って感じです。漁師の給料も今月は最低保障か!?
まぁ、愚痴を言ってもしょうがない。ジムに行って身体鍛えようっと。

 写真を整理していたら、泉の浜の写真が数枚でてきました。

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季節は初夏の頃、緑が眩しい! 海がベタ凪。

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秋の頃、空が高く、空気が澄んでさわやかな感じです。

明日の時化でどれだけ海が荒れるのでしょうか。不謹慎ですが少し楽しみ。

2007年9月 3日

早めの帰港

沖で風がビュンビュン吹いてきたため、底曳き船団は早めの帰港となりました。気温が高く、エビや魚の鮮度低下を防ぐため、夕方のセリ直前まで魚は船のハッチの中。それまで若い衆は船に待機となります。ちょっと覗いてみると・・・

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ママ(食事)の最中でした。日本酒を片手に、メギスの煮付けと甘エビの刺身を食べてました。とてもリラックスした心地のよい時間が流れてました。

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そろそろ荷揚げの時間です。箱数は少ないですが、今日は底曳き初日なのでいい値が付くでしょう。

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テレビの取材の方もたくさん来てました。なかなかのイケメンカメラマン。

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キレイな子持ち甘エビですね。宝勝丸は10月末までエビ漁一筋です。宝石のような真っ赤なエビ欲しい方、電話してね。

2007年9月 2日

底曳き船出港

昨晩の21:30に底曳き船が出港いたしました。

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若い衆(甲板員)の家族や、船の親方(オーナー)が見送ります。
  「父ちゃん、しっかり稼いでこいやー!」 
   「ケガせんように気つけやー!」
そんな声が飛び交います。

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そろそろ出港。 ブリッジから船頭が静かに一声、
  「離せいや」
若い衆が係留ロープを取り外します。船はゆっくり岸から離れてゆきます。


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船団は煌々たるライトをつけて漆黒の海の中に滑り出していきました。これから10ヶ月の漁のスタートです。船の上では笑いあり、涙あり、喧嘩ありの人生劇場が繰り広げられます。おもしろい話、待ってるよ!

2007年9月 1日

今晩いよいよ出漁!

今晩、いよいよ底曳き船が出漁します。明日の夕方に帰港、そしてセリ、皆様のお口に入るのが3日となります。どの船も夏の間にキレイにお色直しをしてピカピカの一年生みたいになっております。

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魚箱、氷、水、お米、味噌、缶詰、替わりの網、針、糸、カッパ、帽子、手袋、枕、毛布、お菓子、ゲームボーイ、パチスロ攻略本、漫画・・・・・、いろいろな物、いろいろな思いを詰め込んでいざ、出漁!

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宝勝丸はエビ場へGO! 豊漁を期待します。エチゼンクラゲがいませんように・・・。

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ちょっとだけ海が荒れてますが大丈夫かな。こういう時化じゃないけど、海がきたない海況のことを橋立では「やんちゃ凪」といいます。

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私のキッチンも無事工事終了。静かに解禁日を待っています。

2007年8月30日

シェフズキッチン作成中

ここ最近、橋立では魚が少しだけしか水揚げされてません。9月の底曳き解禁までもう少しの辛抱。そこで以前から考えていた厨房のリニューアルを敢行。製作費3億円、監修「エル・ブジ」のフェラン・アドリア氏、現場総指揮アラン・デュカス氏、通訳、玉村豊男氏にお願いしました。

・・・・という夢をみました。実際は私と年老いた父の二人だけで、制作費はできるだけ抑えて、チープだけど頑丈にね、をスローガンに昨日からおこなっています。

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シンク、作業台を取り外す。モルタルが腐ってる!。壁を防水加工して、床にコンクリを流し込み、水はけがスムーズにいくため、勾配をつける。

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そこに昨日、金沢の中古厨房機器メーカーで買ったテーブル型冷蔵庫を置く予定。新品なのに驚くほど安かったです。でも現金一括はきつかった。

9月からの解禁に向けて、戸井鮮魚も設備投資をおこないますます充実させていきたいと思います。

2007年8月25日

夏休み

約一年ぶりの家族旅行、毎年恒例のハワイ島のヒルトンホテルに行ってきました。

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というのは冗談で、そんな金もあるはずなく、オンボロ車で浜松の舘山寺温泉に行ってきました。一番安いファミリーパック、夕食はバイキングスタイル。イモムシのように地べたを転がる幼児や、M・ジョンソンのように胸を張り出しダッシュを繰り返す子供達にぶつからないようにそっと食事。それが終わるとビンゴ大会、締めはプールサイドでの老人クラブのようなハワイアンショー・・・。もぅー、お腹いっぱいです。

周りの家族のお父さんを見ると、みんな私くらいの年恰好。ないお金を使い家族サービスする姿をみると思わず後ろから抱きつき、耳元で
 「俺も一緒だよ。お前の気持ちはよくわかる。大事なことなんだよ。来年はもっといいとこ行けるよう  にお互いがんばろうぜ!」
 とささやきたくなる衝動にかられます。同志達よ、家族を愛する姿が一番カッコいいぞ!

 
 

2007年8月18日

黒崎海水浴場で夏休み

うだるような暑さの中、アンクルトム夫妻風花さんとで黒崎海岸浜茶屋にランチ(?)を食べにいってきました。
 
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まずは海水浴から。これをやらないと子供が納得しない。

みんなが揃い、乾杯! さぁ、片っ端から注文しよーっと!

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甘いタレが食欲を誘います。

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醤油のこげた匂いがたまらない!

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プリプリのとろけるようなイカ刺しでした。

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シロギスの塩焼き、皮がパリッと焼けていてとても香ばしい。

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シロギスの天麩羅、衣がサクサ、中しっとり。

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生岩牡蠣、レモンを絞ってすかさず口の中へ。クリーミーな味わい、なんか元気でてきたー!

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カレーと焼きソバも欠かせません。

ここで総括、人が作ってくれた料理はおいしい。サザエも牡蠣もイカも普段たくさん料理しているが、料理をしているとお腹がいっぱいになり、あまり食べれなかったりする。でもお腹を空かせてテーブルに前にドンと腰をすえて食べる料理のおいしいこと! お金がどれだけかかろうとも、これはいいですね。

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いっぱい食べて、喋って、あ~、楽しかった。

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あと一週間くらいで閉めるそうです。夏がもうすぐで去ってゆく。私をおいて行かないでくれ。

2007年8月14日

幻の岩モズク

最近、雨が全く降っていないので透明度がドンドン上がってきています。

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ここは沖合い約400Mのポイント、水面近くまで岩礁帯が盛り上がっています。こういうところに岩牡蠣がはりついていす。水がきれいなのでポイントも探し易いです。

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アンカーロープの先の先までよく見えます。今日は楽しそう!

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最近、幻となった岩モズク発見! 浜値でキロ一万円はします。モズクに比べればヒラメやノドグロなど安い、安い! たぶん世界で一番高値のモズクだと思います。セレブのみなさん、食べてくんせーの。

2007年8月13日

スイス人と宴会

魚が苦手だというので急遽、肉を焼き食べれるものを用意して宴会スタート。
「日本食で何が好き?」
「トンカツ、テンプラ・・・」
事前にわかっていればなぁー。

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宴もたけなわ、嫁さんがなにかを指さし、ハイテンションで

「カイワレ イズ ダイコンズ ベイビー、ギャハハハ!」

それを聞いた私は急に頭痛がして、横の部屋でしばし休憩・・・。
薄れゆく意識のなか、次はドジョウスクイの手拍子が聞こえてきます。もう、どうにでもなれ。私がいなくても全然平気みたいなので、寝るね。スイスのみなさん、おやすみなさい。

2007年8月11日

スイス人の4名様ご来宅

スイス在住の姉チッチの友達4名が今晩遊びにきます。最上級のもてなしをしなくてはいけません。(HPのいろんなところクリックするとおもしろいよ。)

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魚はバッチリ仕込ました。オール地物、しかし問題が・・・、スイスのマルちゃん、魚が苦手とのこと。
おいおい、事前に教えてくれよ・・・

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氷は漁協にたくさんあります。こういうとき、本当に助かります。いっぱい飲んでくれよ!

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さぁ、そろそろ到着です。女性3名、男性1名、今夜は楽しみましょう。続きは次回のブログで!

2007年8月 8日

黒崎海岸海水浴場

サザエがゴロゴロいる岩礁帯にあたったため、いつもより早く終わった潜水漁。明日もこのポイントに来られるようしっかりヤマダテしなきゃね。こういうときは自分にご褒美をあげないといけません。最高の一杯を求めて家から5分のところにある黒崎海岸海水浴場に行ってきました。

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この坂道を登っていきます。風はなく、大きすぎる太陽はじりじりと照りつけ、短い影はまだ形を変える気配がない、シェスタの午後のように時が止まっている感じです。

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ここから先は下り坂。遠くに見えるのが江ノ島、ではなく東尋坊の雄島、釣りと幽霊のメッカです。肝試しに行きたいって?止めた方がいいよ・・・

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眼下には黒崎海岸が広がります。ラブラブカップル発見! 若者よ、光あるうちに楽しめ!

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突き当たりが浜茶屋です。むせかえるような緑の匂いが漂います。

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なかなか気の利いたオブジェ(?)。こういう感じ、好きだな~。

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地形をうまく生かした浜茶屋です。

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旨そうなメニューがたくさんありますね。

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黄金に輝く生中! 珠玉の一杯。これ以上のものはない。

2007年8月 6日

夕暮れの泉の浜

ベタ凪で抜群の透明度だった今日の海、この夏一番のベストコンディションでした。海水浴するなら今がチャンスです。子供連れなら夏休みの最高の思い出になるでしょうし、カップルならきっとさらにラブラブになるでしょう。
 夕方のセリの前に泉の浜を散策してきました。

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この切り立った階段を降ります。最後は2M位の崖をジャンプするか、ロープをつたって降ります。

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崖の側面の穴は昔々の釣りの餌置き場だったようです。昔はこの浜が船付き場だったようです。どれくらい昔なのかはわかりません。

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夕日が眩しいです。

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水は生ぬるいです。もう裸泳でも寒くないです。私の5ミリのフード付きツーピースのウェットスーツじゃ暑すぎるくらいです。

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犬もうれしそう。

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セリの時間となりました。今日はこのへんでさようなら。
 

2007年8月 4日

霊峰白山のご加護?

台風5号がいささか肩すかし気味に通り過ぎました。海も牙を剥かずいたって静かでした。

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ハリをはずして、いつもの港に戻りました。何事もなくホッと一安心。

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夕方になるとベタ凪になりました。このぶんだと明日は潜れるかな?

思うに、この勢力の強い台風から我々を守ってくれているのは、霊峰白山のような気がします。白山は加賀平野に豊富な水を供給し、豊饒の大地の礎となっています。その水系が海に流れ、プランクトンを育て、栄養たっぷりの海水を作り、豊かな生態系をはぐくんでいます。
 私は宗教にはまったく関心がないが、もし神がいるとするならばそれは自然の中に存在すると思います。
自然の中に神が宿る自然崇拝、アニミズム。山の神、水の神を敬い、自然を大切にし、うまくつきあっていきたいものです。

2007年8月 2日

嵐の前の静けさ

台風5号がやってきます。明日から時化てきます。船は岸にぶつからないようにロープで固定しています。このことを「ハリをとる」といいます。

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明日から週明けまでセリはお休みかも。もちろん潜水漁も休み。海のリズムで暮らしているのでしょうがない。久しぶりに次の日のことを考えずに飲めそう。

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時化の前は海が鏡のように静かになります。さぁ、牙をむくのは明日の何時から?

2007年7月31日

片野海岸海水浴場

久しぶりの夏らしい天気、潜水漁はやや強い風とうねりがあるのと、「土用の丑」の日でみんなウナギを食べるので安値になるだろうというやる気のない発想で休漁となりました。私としても最近疲れ気味の影響か、スライサーや包丁でよく指を切っていてついてないので休めてホッとしています。今日はカイロプラクティックで肩のコリをほぐした後、片野海岸へ遊びにいきました。

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片野海岸はきれいな砂浜がつづく海水浴場です。親子連れやカップルに人気があります。

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日本古来の伝統的建造物、浜茶屋も健在。焼きイカ、焼きとうもろこしの匂いが風に運ばれてきます。
あそこで遊んでいる兄弟は昔の俺と兄貴か?と錯覚しそうになるレトロ感があります。

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水がきれいです。今がベストシーズンです。明日はもっといいかも。

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こんな暑い砂浜でみんなよく眠っていました。あんまり長い時間寝てると干物になっちゃうよ!

2007年7月24日

サンセットクルージング

セリのない夕暮れはとてもリラックスできます。こういう時は子供と遊ばないとね。

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夕方からベタ凪になったので今日はサイクリングからクルージングへ予定変更。

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堤防のテトラにたくさんのカモメが休憩しています。船で近づいて娘共々狂ったような大声を上げる。カモメが面倒くさそうに飛んでいきました。

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夕日がきれいです。明日も晴れかな。いい天気が続くと海の透明度があがり、潜っていてとても楽だし、気持ちもいいです。

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笑いころげたクルージングもそろそろ終了。娘はおそらく生涯今日のことを忘れないだろう。娘は成長して言葉やアルコールで心身をよごし、無数の場所で無数の声を聞きつつ緩慢に大人になっていくことだろうが、父と一緒にあげた狂わんばかりの叫び声だけは後頭部にひろがる朦朧とした記憶のなかでいつまでも変形せず解体しないで小さな輝りを発していることであろう。

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帰りに浜茶屋でビールを一杯。ひなびた感じがとても素敵です。日本の重要建造物の一つで、ただいま世界遺産に申請中(ウソ)。

2007年7月16日

台風の日の晩餐

台風の影響のため潜水漁も魚売りも休みとなり、久々にゆっくりした週末を迎えられました。午後にに一件だけ、お造りと惣菜モリモリ盛り合わせの注文があり、ちょっと多めに作って夜の晩餐にまわしました。

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お客様用お造り、魚がとってもキレイです。

夕方から私の兄であるトイットと嫁のEちゃんとで宴会、魚中心のヘルシーメニューを楽しみました。

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まずはお造り、スズキの洗い、ヒラメ、アジの三点盛り、器は浅蔵一華さん作。

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トビウオの南蛮漬け、夏にはサッパリ酸味系がいいですね。器は浅蔵一華さん作。

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アジのナメロウ。アジと味噌をたたきそこに薬味を加えてさらにたたいて出来上がり。濃い味が酒のペースを上げます。器は奥野いずみさん作。

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トイットの大好物のエビフライ。でかいエビフライは存在感があります。器は徳田順子さん作。

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赤イカのニンニク炒め。赤イカを食べ慣れると、スルメイカなど硬くて食べられなくなります。知りすぎた不幸です。

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さぁ、料理にビールにワインは揃った。 それでは兄貴、そろそろ始めますか!

2007年7月14日

夜の仕込み

セリから帰ってくるのが20:00くらい、それから晩ご飯を食べて仕込み開始。生売りの魚といっても手をかけてあげないとなかなか売れません。朝早く出発するので仕込みはできるだけ夜のうちに済ませておきます。さぁ、今日もモリモリ仕込みあります。

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まずはヒラメ。

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ヒラメは5枚おろしが一般的ですが、私は面倒なので3枚おろしにします。

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あると便利な昆布〆をつくります。うちの人気商品です。

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次はマダイ。三枚おろしにして皮をはぎます。

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とてもキレイな白身です。べりーナイス!

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次はトビウオ。これも三枚におろしに皮をはぎます。

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30匹分終了。あ~、嫌気が差してきた。でもまだまだ仕事が・・・

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次はシロギス。背開きにします。最近、人気のシロギス、だんだんウンザリしてきた・・・

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70匹終了。もう、いやだ。休ませてくれ・・・、といってもまだまだ仕込みが。嫁さんはとっくの前に寝てるし、睡眠不足すると潜水のとき耳の抜けが悪くなるし・・・。  もう、とっくに日付は変わっている。

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スズキは明日の朝にしよう・・・

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アジは色が変わりやすいのでこれも朝捌こう・・・。

朝は朝で猛烈に忙しい。惣菜に刺身のパック詰め、車の詰め込み、そして潜水漁の準備及び海士たちとのミーティング・・・。今日も怒涛の一日の始まりです。

2007年7月11日

今日のお魚料理

戸井鮮魚は仕事が忙しい方や魚料理がちょっと苦手な方のために、お魚料理も販売しております。今日はその調理風景を少しお見せします。

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まずはトビウオ、小サイズのトビウオは惣菜魚として扱います。

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まずは、三枚におろします。小骨は抜かなくても大丈夫。

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軽く塩・胡椒をしてシソの葉を巻いて爪楊枝で固定、そしてパン粉をつけて揚げます。最近人気のトビウオのシソロールフライ、骨はまったく気になりません。


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次はツマジロカニを使って、パスタをします。

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その前に庭に生えているイタリアンパセリをみじん切りにします。庭にはバジル、ミント、パセリ、ローズマリー、フェンネルなどフレッシュなハーブが元気いっぱい生えてます。

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下ごしらえ終了。さぁ、ツマジロカニのトマトクリームパスタでも作りますか。

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旨そうな匂いがたちこめてきました。ソースの完成。少しでも良い状態でお客様に食べていただきたいので、パスタは出発間際に茹でます。

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只今、爆釣(?)のシロギスと野菜の天麩羅、シロギスもキレイに開いて天麩羅にするととても上品な食感です。今晩は天麩羅そばでもいかが?

刺身にできるほど新鮮な魚を使って調理してるので、どれもマイウー!

                 心に通ずる道は胃を通る。   開高 健

2007年7月 9日

忍耐の赤イカ釣り

昨日、お隣のGさんのお誘いで赤イカ釣りにいってきました。

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ビールを飲みながら期待に胸ふくらませ出港、日が暮れる前にアタックをかける。夕暮れ時にスーパージャンボクラスをゲットする予定。

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予想通り(?)、一匹も釣れず。大丈夫、大丈夫、慣れています、こういう状況。さぁ、Gさん、そろそろ発電機つけますか!

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爆音とともに電気が灯りました。この電気の明かりにイカが集まってくる予定、でしたがやはり釣れず。うーん、困った。今日は朝8時から潜水、家に帰ってすぐにイカ釣り、さすがに身体と脳が疲れてきた。しかし手ぶらで帰りたくない、帰れない・・・

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夜の9時をまわったところでなんとか一匹ゲット、そして納竿、帰路につく。今回の惨敗の原因はズバリ赤イカがいない、につきます。2週間前の第一陣、ファースト・ランがどこかに行ってしまったようです。もう少しでセカンド・ランが来るはずです。その時です、勝負するのは!それまで待つのがいいようです。

ちょっと嬉しかったこと。
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今年の初アワビ、ゲットできました。これを口にできるのはきっとセレブでしょう。わたしのようなワーキング・プアは獲るだけ、まるで泥まみれのダイヤモンドの発掘人のように・・・

2007年7月 7日

夕暮れの散歩

今日はセリ(通常18:30セリ開始)がお休みなので娘と、もうすぐオープンする橋立海水浴場の浜茶屋にでかけました。

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つづりが違っているような気がする・・・

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向こうに見えるのが尼御前岬、浜茶屋はこれから組み立てられます。潜水漁を終えてここでジョッキのビールを飲むと、心地よい疲労感に包まれ幸せを感じます。

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最近、ますます私とよく似てきた娘のあかり、いつまで私と遊んでくれるのかな。

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大きな建物は漁師用の網小屋です。ここで破れた網を直します。

最近おこったショックなこと、私のオリンパスμ725のデジカメが水没しました。水中撮影の際の腐食が原因とのこと。このカメラ、水中撮影ができるという売りなのに、なぜ? のりぴー風にいえば、マンモス悲ピーです。

2007年6月16日

時化模様

6/15から岩牡蠣、モズクの解禁だったのですが時化のため昨日、今日と続けて休漁となりました。漁期は約二ヶ月、この時期が稼ぎ時、一日たりとも無駄にはできないのに・・残念。

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北の風が強く波がたってきました。こうなるとアウト。明日、風がおさまって出漁したとしても、海の中が味噌汁のように濁り潜りにくくなるでしょう。

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明日、潜れますように・・・

2007年6月13日

夏の魚と熱病

夏がもうすぐそこのこの頃ですが、戸井鮮魚で扱う魚も底曳き船のものより定置網で獲れたものの方が増えてきました。

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トビウオ、アジなど青物が定置網、メッキ鯛、エビが底曳き、アマダイが刺し網で獲れたもの。

しかし、ここにスズキがいませんね。そう、スズキは買うものではなく、釣るもの! です。スズキにのぼせあがっている私はいくらバカにされようとも今日も釣りに行くのです。
 戦法を変えて、夕方に行くことにしました。

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生餌の生きのよさを保つため、ブクブクを購入。

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最近、釣果のある船のまわりで釣りをするハイエナ戦法。時々、先方の船から刺す様な視線を感じる・・

しかし、今日も釣れず。

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子供からは笑われ、嫁さんからは「今日も釣れん釣りにいってきたんか! ギャハハハ」と虐げられ、私は「スズキを釣りにいったのではない。私自身を釣りにいったのだ。スズキは私なのだ。まだ見ぬ自分を釣りにいったのだ!」と小さい声でつぶやき2階の書斎にフェイドアウト・・・

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           なぜ男は、家族にバカにされながらも釣りを愛するのか、

       メイヴィルは「白鯨」の主人公に「男は自殺するかわりに海に出る」と言わせ、

 ニーチェは「男が夢中になれるのはたった二つしかない。それは危機と遊びである。」と言っている。
 

2007年6月11日

スズキがいなくなった?

昨日、今日と二日続けてのスズキ釣行、朝早く、しかも子供の運動会で忙しい嫁さんの視界にはいらないよう風のごとく沖にいったのですが、ノーバイト、ノーヒット・・・、ボウズでした。
 「スズキ、どっかにいってしまったみたい。全然釣れなかったよ。」と笑顔で嫁さんに声をかけると
  「あんたが下手なだけじゃないの。そんなことより2階の掃除しといて!」と心無い一言。もっと私にやさしくしないとグレちゃうよ・・・。

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 まずサビキで餌となるサバとアジを釣ります。ここまでは調子が良かったのだが・・

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 ここからがいただけない。ただ待つのみ、小雨がパラついてきました。芸術は忍耐を必要とするように、釣りもまた忍耐を必要とする。 No pains,no gains.

 いいかげん、飽きてきてボンヤリしていると空が明るくなり、緑が眩しくなりました。泉の浜の写真でも撮りますか!

 

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2007年6月 6日

スズキ釣り

スズキ爆釣がまだまだ続く橋立沖、いてもたってもいられず今朝お隣のGさんと一緒にスズキ釣りに行ってきました。朝4:30出港、まずは餌となる小鯵を釣ります。ある程度の数が釣れたら、本命のスズキを狙います。小鯵の鼻先にチョンと針をかけ、そーっと約20~30Mくらいラインを送り鯵を自由に泳がせます。エンジンはニュートラルの状態で流れにまかせます。あとはひたすら待つ・・・

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橋立の旧港から出発です。

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小鯵をつけて祈るような気持ちでアタリを待ちます。うん・・? ちょっと竿先に反応アリ。巻いてみると・・

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なんだこれ、ちょっとかじられています。スズキには歯がなかったような気がするし、イカかな?さ、気をとりなおし、生きのいい鯵をつけようっと。

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Gさんにアタリあり! リールのドラグがジジーと逆回転し、竿がはげしくしなり、ラインがピーンとはりつめます。格闘すること約5分、無事スズキをゲット!

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仕事の時間なので今日はここで終了。釣果は一匹のみでしたが、久々(?)に童心にかえりました。Gさんも釣った後、しばらく興奮のあまり足が震えてました。本人いわく、「うれしくて、ちょっとちびったみたい・・・」
 30半ばのおっちゃん二人をここまで興奮させるスズキ釣り、これから夏にむけてはまりそう・・・
 「スズキ持ってきね」
  「いいですよ。Gさんの釣ったスズキでしょ」
 「ワシ、いらんよ」
  「なんで?」
「明日も行くもん」
 かっこいいぜ、Gさん・・

2007年6月 4日

岩ガキのサンプリング

6/15の岩ガキ解禁に向けて今日、海水と岩ガキのサンプリングをを採りに行きました。保険所に検査報告を提出して安心、安全の岩ガキであることを証明するための大切な作業です。ワカメをかき分けながら数個採りました。

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ワカメの下にはりついていました。

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船の上で一つ食べてみました。チョーウマ!身がもっちりプリプリ(?)で塩気と甘みが口の中でからまり、ウーン、ムイビエン・・・

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採れた岩ガキと海水を漁協のスタッフの渡します。検査結果を保健所に提出します。これで今日の作業終了。すこし時間があったので陸から入れない無人ビーチの写真を撮りに行きました。フランス映画の舞台になりそうなくらい美しい浜でした。

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 「見つかった」
 「何が?」
 「永遠」
 言葉の向こうに広がるのは、どこまでも続く青い海と空。
  アルチュール・ランボーの詩「永遠」の一節。

2007年5月31日

もったいない・・・

価格調整のためなのかわかりませんが定置網で獲れた大量の小鯵を沖に捨てに行くところです。捨てるくらいならちょっと欲しいところ、でもそこは見栄とやせ我慢の世界、欲しいそぶりも見せず「こんななれてしまった鯵、捨ててまえや・・・」とボソッとつぶやきその場をさりました。あ~、俺に大阪のおばちゃんパワーがあればもっと儲かるのにな~。

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底まで鯵が詰まってます。頭上ではカラスやカモメが鯵を狙ってます。

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船に水槽ごと乗せて沖に向かいます。もったいないな~

2007年5月27日

橋立港まつり

5月の最終土曜日は橋立の港まつりです。今日は加賀日和のタカヤナギユタカさんをお誘いして漁船団による勇壮な海上パレードに同乗する予定だったのですが、強風のため中止となりました。残念ですね。今度は私の海楽丸で黒崎あたりの無人ビーチへお誘いします。
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旗の準備したのになー

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風が吹いてきました。パレード中止決定。

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底曳き船の若い衆達。

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戸井宅でのバーべキュー。肉塊をそのまま焼いて肉の表面をこそげ落として食べます。ブラジルのシュラスコ料理。漁師達に人気あり。

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サバとブリカマの炭火焼、どちらとも橋立産、贅沢ですね。

2007年5月25日

釣人に朗報!

最近、橋立の沖や浜ではスズキが爆釣しているらしいです。活かしの小鯵をそっと針にかけて、泳がせ釣りをしています。ルアーでは食いつきが悪いとのこと、釣りファンの方、この機会をお見逃しなく!下の写真は今日セリ落とした真鯛です。口の中を見てみると小鯵がいますね。胃袋の中も小鯵でいっぱいでした。ということは運がよければ真鯛も釣れるかも!
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2007年5月21日

浅蔵一華・うつわ展・九谷焼

小松市原町の味茶房「旬庵」さんで今日から始まった「浅蔵一華・うつわ展」に嫁さんと行ってきました。一華(かずか)さんは九谷焼作家の浅蔵五十吉先生の長女さんで、既存の九谷焼にとらわれないセンスの良い自由なデザインで、しかも丈夫で普段使いできる陶器を創作する気鋭の作家さんです。私達とも親しくお付き合いさせていただいている素敵な女性です。私も大ファンで自分のもののみならず、お祝い事の贈答品としてもよく利用させていただいております。こんな素敵な器、いただいたら嬉しいでしょう!
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ちょっと照れてる一華ちゃん

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2007年5月20日

サーフィン日和

寒気をともなった低気圧が通過して、一気に気温がさがり北風が吹いてきました。こういう日は家の前の泉の浜ビーチにはグットウェーブを求めてサーファー達が集まります。あまりキレイな波ではなかったですが、背の高いジェリー・ロペス風お兄さんが見事乗りました。
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鉛色の空と色を失った海、石川県チックな景色ですね。

2007年5月18日

北前魂炸裂

時化模様の今朝、休漁と思いきや荒波をかいくぐり出漁していきました。お隣の金沢港、福井の三国港はもちろん休漁です。やりますね、橋立は。これぞ昔々の北前船時代から続く北前魂でしょうか。それとも単なる無謀なのか。うーむ、紙一重ですね。しかし、漁師達の苦労のかいあって魚価は通常の倍以上しました。特にエビは通常の3倍の値がつき、私は手も足も出ず、注文のあった大エビは来週に持ち越しとなりました。
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2007年5月16日

ワカメ漁

とても消極的だったワカメ漁でしたがお客さんからの注文をいただいたので今日は意を決して潜ってきました。場所は喫茶店のシュプール前、
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どのへんにしようかなー、
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生食用は茎の細い、全長50cmくらいの柔らかいワカメがいいのですが、みんな立派に成長したものばかりだったので探すのに時間がかかりました。おまけに新調したウエットスーツとウエイトのバランスが悪く沈まない!そうこうしてるうちに風が吹いてきて海が荒れてきて波酔いまでしてきました。あー、今日は疲れた。
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2007年5月14日

いよっ!日本一!子供歌舞伎

お旅まつりの子供歌舞伎にはまってしまいました。昨日は京町の「加賀見山旧錦絵」、そして今日は大文字町の「辰巳用水後日誉」を、どちらともすばらしく拍手喝采で幕をとじました。子供達の健気で一生懸命な立ち振る舞い、それを支える五人衆ならび若衆、そして熱気をおびたあふれんばかりの観客、昔の日本のお祭りの姿がここにはあるような気がしました。大きすぎる太陽はじりじりと照りつけ、短い影はまだ形を変える気配がない、幻のような、思い出のような素敵な午後の時間でした。
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娘とのツーショット
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2007年5月13日

時化続きの週末・・・

今週の木曜日からずっーと時化が続いてます。立て続けに2つの立派な低気圧が通過し、底曳き橋立船団もご覧の通り港で休んでいます。
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しかし今日の朝、港に行ってみると定置網船が漁から帰ってきており、大漁の模様!近づいて覗いてみると・・
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サゴシですね。たまに大鯵や鯛がまじっていました。
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いっぱいになった水槽をリフトで運び出します。たぶん大漁すぎるので橋立ではさばききれないので、金沢中央市場に直行すると思います。
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水槽がたくさん並んでますね。これだけで足りるのでしょうか?甲板員達の顔に笑みがこぼれます。底曳きの甲板員達は今日も面白くない顔して今日もパチンコかマージャンするのでしょうか。皆さん、危険ですので漁師に近寄らないでね。

2007年5月 9日

小松の至宝 お旅まつり 其の二

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私は小松出身です。お旅まつりは小さい頃から大好きでした。今は橋立に住んでおりますが、なにか協力したくて広告をパンフレットに出させていただきました。今週末は子供を連れて遊びに行こうっと!

小松の至宝、お旅まつり 其の一

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今週の金曜日から小松のお旅まつりがはじまります。お旅まつりは江戸時代から小松市民によって、350年もの長きにわたり連綿と受け継がれてきた祭りであり、石川県を代表する貴重な伝統文化でもあります。特に絢爛豪華な曳山を舞台に演じられる子供歌舞伎はお旅まつりの一番のみどころであり、日本三大子供歌舞伎として全国的に広く知られております。

2007年5月 4日

鯵の塩焼き

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刺身用の鯵を塩焼きにしてみました。思うように焼けずちょっと不満の残る出来栄えでした。口から刺したタケ串、意味なくない?

真鯛のカルパッチョ

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まずは春らしく野菜たっぷりの真鯛のカルパッチョ。シャキシャキの野菜と真鯛の甘さがちょっと酸味の効いたソースによく絡んでとても旨かったです。

バーベキューのおかず

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今日のバーベキューのおかずは思い切ってみました。赤いか、真鯛、真鯵、甘エビ・・・刺身でいこうか、焼いてみるか、うーん、どうしようかな?

2007年5月 2日

透明度の秘密

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ここは泉の浜から沖合い50mくらいのところ。水深約2m、海の底まで太陽の光がたっぷり入ってとてもクリアです。なぜこのあたりはこんなに水がキレイなんでしょうか?私が思うに、大きな川(河口)が近くにないことと、常に潮が結構なスピードで動いている、この2点にあるような気がします。

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2007年5月 1日

初!水中写真

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私のデジカメはオリンパスのミューシリーズでハウジングなしで水深3mまでは大丈夫という代物なので船の上から水中にカメラを突っ込んでワカメを撮影してみました。なんとかワカメが写っていて一安心です。夏になったらガンガン潜って撮影したいですね。

2007年4月30日

入食いのハチメ

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夕方、海がべた凪になったのでちょっと沖の根のあるところに釣りに行ってきました。餌は小あじ、オモリとハリだけの簡単な仕掛けでしたけどまぁ、釣れる、釣れる、ほとんど入食い状態でした。これでブイヤベースを作ると旨そー!でもめんどくさかったので味噌汁とから揚げして食べました。

2007年4月19日

サンセットクルージング

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エンジンの調子を確認するため夕方、ひとっ走り行ってきました。ワカメ漁が解禁になっているのですが、なかなかテンションがあがりません。生ワカメの値の安さのせい?このところの寒さのせい?まぁ、週末になったら潜ろうかな、いや、釣りをしようかな・・・

2007年4月18日

橋立産山菜

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家の近くの丘陵地に生えていた山菜です。ノブキ、ワラビ、タラノメです。ノビルもたくさん生えています。山菜パスタでも作ろうかな。

2007年4月16日

今日のおかずは・・・

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底曳き船 宝勝丸の魚の荷おろしを手伝うと船頭の奥さんから「おかず、もってきね。」と声をかけられ、少してすが魚をわけてもらいます。今日のおかずは甘エビ、さっそく夜食べました。こんなきれいな甘エビ、浜の人以外は食べれないでしょう。

たまにお弁当の注文もあります。

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週末まどにたまにお弁当の注文もあります。ある程度の予算があったらいろいろな料理を盛り込めて楽しいです。今日は一個1000円のお弁当なので牛モモ肉のローストビーフや天然ブリの照り焼きなどちょい贅沢なメニューとなりました。ちょっとローストビーフ厚く切りすぎてしまいました。おばあちゃん方、はたして噛み切れるでしょうか・・・・

2007年4月 8日

抜群の透明度!

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今日の泉の浜の透明度、最高ですね。こんなきれいな海を見ると元気が沸いてきます。元気が沸きすぎて、昼から木場潟一周ジョギングして、それでも物足りなく市民プールでたっぷり泳いできました。しかし体重は減らず・・

雑草に埋もれる石垣

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昔、北前船で栄えた橋立は日本有数の富豪の村でした。今でもその面影を残す石垣(建物の基礎部分)がいたるところに残っています。今は雑木林ですが私の家の近くにもテニスコートがあった場所があったり、漁港の近くには「遊園地前」という浜の名前があったり、明治時代にはもの凄く近代的でモダンな村だったそうです。

2007年4月 7日

ツマジロとヤリイカのパスタ

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売れ残った(悲)ツマジロガニとヤリイカでトマトソースのパスタを作ってみました。ツマジロの実力、恐るべし! 甲殻類の旨みがトマトソースと絡み、家族で食べるのが惜しいくらい旨かったです。この旨さ、お客さんに教えてあげたいです。

2007年4月 6日

東京へ行ってらっしゃい

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4月も中頃になってくると気温の上昇のため、一夜干しがそろそろ終了となります。この配送が最後になるかな。今日の行き先は東京周辺、頼む!俺も連れてってくれ・・・ちょっと重いけど・・・

2007年4月 4日

Penne al Granchio

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この時期刺し網漁でワタリガニがよく獲れてます。味噌汁や中華の具としてお客様からとても人気のある商品の一つです。私個人としてはパスタの具としてして使ってます。戸井鮮魚のワタリガニはさっきまで生きていた超新鮮なものなので、ミソや甲羅から出る旨みがトマトソースと絡み合い、コクと深みのあるごちそうパスタができます。そのパスタがこちらのブログ木場潟湖畔のアトリエから からご覧になれます。ね、旨そうでしょ!

2007年4月 3日

エンジン好調!

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エンジンも一発でかかり一安心。これに魚探とGPSがあればいいのになー。だれか譲ってくれないかなー。

そろそろ準備しょうっと!

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4/15から始まるワカメ漁にそなえ、海楽丸の船底のペンキ塗りを娘にやらせているところ。これを塗らないと、船底に藻やフジツボがびっしり生えて大変なことになります。ちょっと試運転してこようっと!

2007年3月31日

石川県加賀市橋立の戸井鮮魚

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検索で戸井鮮魚と入れてみると新潟県と徳島県に同名の鮮魚店がありますね。全国的に珍しい名前、戸井。昔、私の親戚が先祖のルーツを調べたことがあるのですが、もともとは西伊豆の土肥あたりの出身で、それから中国地方の豪族の家来かなにかをやっていて、またまた戦乱かなにかで加賀地方に流れてきたそうです。本当かな?作家の戸井十月さんとも遠い親戚らしいです。これも親戚が十月さんと文通してわかったそうです。本当なの?ちなみに金沢でトイットデザインという建築事務所をしている戸井建一郎は私の兄です。これ本当です。

2007年3月29日

便利なフィレッティングナイフ

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西洋の魚おろし用包丁、フィレッティングナイフは刃がしなるんです。このソリのある、しかも幅のせまい、刃渡り20cmたらずのナイフですが、使ってみるとこれがとても使いやすいのです。魚の頭のつけねにナイフを入れ、ビューッと一気に尻尾まで切り落とします。刃がしなるので骨の際まできれいにおろせ、しかも刃の幅が狭いので身に抵抗がかからないのです。いまじゃ出刃包丁より多用しています。魚好きの方にぜひ持って欲しい一品です。

2007年3月28日

山桜 其の二

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いや~、きれいですね。これで金の心配さえなければこの世の春ですね。

自宅前の山桜 其の一

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自宅にある山桜が開花しました。今日は天気も良く桜の白さがひきたちます。もう少し近づいて見ると・・・

2007年3月26日

かっこういいなー

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嫁が通っている習字教室の先生に書いていただきました。真ん中の鮮魚の文字、昔の中国の字みたいでかっこいいですね。戸井鮮魚のロゴ、先生におねがいしょうかな。

レアールで陶酔、嫁泥酔・・・

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昨日、小松の洋風総菜屋のレアールさんの月に一度のバールに嫁さんと遊びに行きました。シェフやお客さんの人柄がとても良く、知らない人同士が全くフレンドリーな関係で深夜まで笑いあり、歌あり、涙ありのとても楽しいひとときを過ごさせていただきました。そのなかで一人気を吐く嫁、テンションがあがりすぎ頭の自制装置が破損、目が寄ってきて、ロレツが回らなくなり、二足歩行ができなくなり、最後はエチゼンクラゲのようになってしまいました。ご迷惑かけた皆様すみませんでした。本人も猛省しております。

定置網漁開始!

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定置網漁が始まりました。定置網漁とは橋立沖1~2キロ沖に巨大な網を仕掛けて、その網の中に入ってしまった魚を獲る漁のことです。主にアジやサワラなどの回遊魚が獲れ、ときにはカジキやマグロ、鯨も獲れます。ちなみに生きた鯨は捕獲禁止で定置網に入り、呼吸できずに死んだ鯨ならOKだそうです。

2007年3月18日

野鳥のオアシス

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野鳥がたくさんがいる池を発見。ブラックバスもいるかな・・今度釣具をもって行こうかな。

橋立樹海

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自宅の裏の広大な丘陵地はさながら樹海のようです。数年後にはここに防衛庁絡みの自然公園ができる予定らしいです。さらに奥に進むと・・・

2007年3月 8日

なごり雪

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季節はずれの雪が降ってる♪・・今日は時化&雪のため商売お休みしました。さあ、ジムにいって減量トレーニングしてこよっと!

2007年3月 4日

抜群の透明度 泉の浜

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この透明度、すばらしいですね。海が夏っぽくなってきました。こんなきれいな海のそばに住めて幸せです。

2007年2月28日

ダイハチグルマ

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いまなおバリバリの現役で使われているダイハチグルマ。漁師になる前までは過去のものかと思ってましたが、ここではごく普通に役にたってます。積み方にもコツがありなかなか奥深いところもあります。ただ坂道に弱いかな。昔橋立で火事がありポンプをダイハチグルマに積んで火事場に向かったのですが、橋立は坂道が多いところ、火事場についたときには全焼して野次馬もみんな帰っていて全く役に立たなかったという笑い話(?)を聞いたことがあります。

2007年2月26日

すっかり春めいてきました。

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刺し網の船がキラキラ輝いてみえます。老漁師が網仕事をのんびりしています。春を感じさせる日でした。

愛艇 海楽丸

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4月からの潜水漁にそなえ、そろそろ海楽丸の整備をしなくてはいけません。去年の9月の台風のとき、港のなかが大きくうねり、岸と激しくぶつかり船首が破損してしまいました。自分で直せればいいのですが・・・。業者におねがいすると高そうだな・・・。

2007年2月23日

春の海

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水面にはたくさんのワカメがただよっています。潜水漁解禁まであと2ヶ月、はやく潜りてぇー。

2007年2月15日

大時化です。

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久しぶりの大時化です。今週は漁ができないですね。漁師のみなさん、ゆっくり休んでください。

2007年2月12日

GOOD WAVE

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時化のあとはなかなかGOODな波がたちます。サーファーじゃない私でもノリてぇーなーと思わせる波でした。

2007年2月 8日

高級魚のクエ

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このへんではクエのことをアラといいます。この一匹で6万円以上するでしょう。恐れ多くて近寄れません・・

2007年2月 6日

早く乾いてね。

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地方発送予定のハタハタたちです。暖冬の影響で一夜で干せません。次のハタハタもスタンばっているので早くかわいてくれ!

セリ風景

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近頃、カニの値が上がりはじめました。カニを競り落とすときのセリ人たちは殺気だっています。

2007年2月 4日

マダラのカレー煮込み

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うまさのポイントはあめ色になるまで炒めたタマネギでしょう。お客さんにだすのなら漉しますが、家族で食べるので見栄えは悪いですがそのままで。次の日は雑炊といきましょう。

2007年2月 3日

また時化が来る・・・

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今日の晩からまた時化そうです。橋立船団は今日もお休みです。私は干物の魚がなくて困ってます。
はやく凪になってくれ!

きれいな波

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時化が去って泉ヶ浜には大きくはないですがきれいな波が入ってきてます。天気もよく実に気持ちよさそうに波乗りしていました

2007年2月 2日

至福のひととき

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仕事が終わりジムで汗を流し、帰りにBARでビールを飲む。とっても幸せなひとときです。

2007年2月 1日

片山津温泉街

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手前は海ではありません。柴山潟という湖でその奥に見えるのが片山津温泉です。加賀地方は山代、山中、粟津など狭い地域に有名な温泉がいくつもあり、年間を通して観光客がたくさん訪れます。魚好きと温泉好きにはたまらない所ですね。

惣菜も売ってます。

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時化て魚がない時でも商売ができるよう戸井鮮魚CARには惣菜もたくさん積んで出発します。これがなかなか人気があり忙しい人に重宝されています。残ったらうちの晩飯になります・・・

2007年1月29日

崖のような階段

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自宅の前のビーチに行くためには高低差約20Mの崖ののような階段(?)を降りていかなくてはいけません。年寄りはちょっと無理かも・・・

2007年1月28日

山菜と子鱈のテンプラ

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子鱈の一夜干しをテンプラにしてみました。骨まで柔らかくとっても旨かったです。

ズワイとシャブリの相性は?

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すっきりリンゴ酸の効いた辛口白ワインのシャブリと、本物橋立産のズワイとの相性は?
酔っぱらっちゃってあんまり覚えてない・・・

2007年1月22日

虹発見

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二日酔いの朝、海岸のほうへ散歩をしにいくと大きな虹がかかっていました。きれいだけど気持ちが悪いです。

鯛の姿造り

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がんばって造ってみました。甘くてうまかったなー。

旨そう!

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今日は大宴会、普段なかなか食べれない(悲)ズワイをいっぱい食べようかな。

2007年1月16日

セリ風景

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最近天気が良くし魚の量、種類が増えて値が安定してきました。セリは今日も元気です!

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2007年1月 9日

ちょい凪

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爆弾低気圧がやっと通過しました。今日のお昼に底引き船が出港しました。久々の漁なのでまた魚高いんだろうな・・・

2007年1月 4日

穏やかなお正月

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春のような日差しのお正月でした。今年もいいことありますように。

2006年12月28日

時化てます。

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今朝から北西の風が強く久しぶりの時化となりました。これで今年の漁は終わりです。漁師のみなさん、本当におつかれさまでした。

2006年12月27日

伝統的保存地区

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北前船で栄えたここ橋立はご覧の様な立派な屋敷がたくさんあります。これらの町並みを残すため伝統的保存地区に指定されています。明治から昭和初期にタイムスリップした感じです。観光客が多いです。

2006年12月25日

黒鯛釣り

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自宅の前のビーチの泉の浜は知る人ぞ知る黒鯛釣りの好ポイントです。波うち際に撒き餌をして、ごく浅いところで釣りをしていました。釣れてなかったけど・・・

2006年12月11日

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香箱蟹とはズワイガニのメスです。地元の人達はズワイガニより香箱蟹の方を好みます。値段がお手ごろという理由もありますが、ミソとタマゴが無茶苦茶旨い!のであります。一度食べてみてはいかが?

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