地味な仕込み
小さいウマヅラハギです。この魚を売るにあたり、いかなる付加価値をつけるかが腕の見せ所です。
ここまでは普通の魚屋さんでもします。ここから時間のかかる手間を加えます。
開いて中骨を取り除きます。
一箱はパン粉付けにします。
もう一箱はみりんと富士菊醤油のタレにつけてから、干します。
白ゴマでごまかして(?)、カワハギのみりん干しの出来上がり。
サワラの子供のサゴシです。
三枚におろして、骨を抜き、嫁さんに渡します。惣菜の文字が平仮名なのは、決して私が漢字を書けないわけではなく、学のない嫁さんでもわかるようにという私のやさしさなのです。
クセも骨もないサゴシのフライは、お子様に大人気です。タルタルソースをかけて食べてね。
大きなサワラは焼き霜にして刺身で売ります。こちらもとても人気があります。
みんながやりたくない面倒な作業、この付加価値の部分が私の生きる道なのかもしれません。