春 Primavera Peace
ズワイガニ漁が終ると底引き船で水揚げされる魚種が増えて、セリ場は色とりどりの魚で賑やかになります。
刺身で食べたいキンパチです。イタリアンならカルパッチョがいいでしょう。アラ汁も最高です。
アンティパストは゛キンパチと伊予柑の冷たいサラダ゛
甘エビより高値で旨いシロトラビです。底引き船の若い衆だった頃、シロトラエビを鍋いっぱいに入れた味噌汁をまかないでよく作ってました。今、思うと一杯1000円くらいしたんじゃないかな。
船のまかないはノドグロの刺身やらアンコウ鍋やらズワイやコウバコやら、とにかく贅沢でした。ただ、次の網が上がってくるので、ゆっくりと食べられなかったけど・・・
プリモピアットは゛シロトラエビとフルーツトマトのリングイネ゛
橋立で最も高値がつく白身魚の一つがハタです。中華なら老酒で蒸す゛清蒸全魚゛が最高に旨いです。
セコンドピアットは゛ハタのアクアパッツァ゛
それともトマト風味の魚介のスープで煮込んだ ゛カサゴのカチェッコ゛にしようか?
いや、イシモチの上にドライトマト、ケイパー、アンチョビ、タイム、ローリエ、ニンニクを乗せてオリーブオイルをふりかけて蒸す ゛イシモチのヴァボーレ゛にしようか?
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セリ市は料理のイマジネーションが広がります。鮮度は抜群ですので必要以上に手をかけず、魚が持っている旨味を引き出す料理をいつも考えてます。
5月2・3日の妄想食堂の料理のことを熟考しながら、今日もセリ場をうろついてます。