潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2011年3月31日

プチ大漁

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最近のプチ大漁の筆頭はカワハギの小さいヤツです。底引き船で獲れました。カワハギ450㌔で数万円です。ズワイ数杯分と同じ値段ですが、450㌔もいらない。

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赤カレイは大漁が続いてます。ちょっと飽き気味。

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定置網漁で獲れたスズキ。胃の中はコナゴ(小さいキビナゴ?)で一杯です。夏はスズキ釣りを楽しむんだから、あまり獲らないでくれよ。まぁ、どっちみち、釣れないからいいか。

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バイ貝を煮つけにして食べる肝の味は、フォアグラを軽く凌駕するほど旨いです。

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マダイよりも派手で見栄えのいいメッキダイです。身は柔らかく皮が薄いので、刺身なら皮をひかないで酢締めにすると美味です。

春になり天気が安定してナギが続きます。これからが楽しみな橋立です。

2011年3月29日

サワラの焼き霜

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一週間くらい前から始まった橋立の定置網漁で水揚げされたサワラです。

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くせのない上品な白身は刺身、塩焼き、テンプラ、ムニエル、フライと幅広く料理されているオールラウンドプレイヤーです。

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サワラの白身は柔らかく水分が多いのが特徴ですので、刺身の場合は酢締めにしたり、焼き霜にしたりします。

薬味をたっぷり添えたらサワラのタタキの出来上がり、激しく旨そうです。

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今日の発送の一夜干しはハタハタ、白カレイ、メッキダイ、カワハギです。

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それとまだ元気に生きているシロトラエビと、スズキとサワラの昆布締めのセットです。

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美味しい魚を食べて、元気に、気丈に、日本の力を信じよう!

I LOVE YOU & I NEED YOU ふくしま をラジオで聴いて泣けてきました。俺、もっと頑張ろうっと!

2011年3月27日

朝の散歩

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秋友ギャラリーの工事は予算の関係で、これでほぼ終了(?)でしょうか。あとは秋友さんの手作りに頼るところが大きいようです。

ゴールデン・ウィークのオープンまでにすることが満載です。子育てと同じように、愛着を感じながらの作業となることでしょう。

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ギャラリーの横では橋立丘陵地自然園の工事が粛々と進められています。こちらのオープンは5月末らしいです。

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アップ・ダウンのあるトレイルコースがあるのが嬉しい。まるで私のために作られていると錯覚してしまう公園です。いつかここで激しい競技会をしないといけません。公園が完成したら、加賀トライアスロンクラブの練習会で一度使ってみよう。

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゛BORN TO RUN゛を読んですっかり裸足ランの魅力にハマってしまいました。さっそくNIKEフリーを購入。

従来のシューズは足を守ることを目的としてクッション性を高めてきたのに対し、フリーは足そのものを鍛えることが目的で、クッション性よりも足の裏で地面を感じられることを大事にしています。

そうです。私もタラウマラ族ように踵着地ではなく前足部着地(フォアフット)に挑戦して、強い足を、痛まないヒザを手に入れたいものです。

2011年3月25日

春 Primavera Peace

ズワイガニ漁が終ると底引き船で水揚げされる魚種が増えて、セリ場は色とりどりの魚で賑やかになります。

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刺身で食べたいキンパチです。イタリアンならカルパッチョがいいでしょう。アラ汁も最高です。

アンティパストは゛キンパチと伊予柑の冷たいサラダ゛

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甘エビより高値で旨いシロトラビです。底引き船の若い衆だった頃、シロトラエビを鍋いっぱいに入れた味噌汁をまかないでよく作ってました。今、思うと一杯1000円くらいしたんじゃないかな。

船のまかないはノドグロの刺身やらアンコウ鍋やらズワイやコウバコやら、とにかく贅沢でした。ただ、次の網が上がってくるので、ゆっくりと食べられなかったけど・・・

プリモピアットは゛シロトラエビとフルーツトマトのリングイネ゛

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橋立で最も高値がつく白身魚の一つがハタです。中華なら老酒で蒸す゛清蒸全魚゛が最高に旨いです。

セコンドピアットは゛ハタのアクアパッツァ゛

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それともトマト風味の魚介のスープで煮込んだ ゛カサゴのカチェッコ゛にしようか?

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いや、イシモチの上にドライトマト、ケイパー、アンチョビ、タイム、ローリエ、ニンニクを乗せてオリーブオイルをふりかけて蒸す ゛イシモチのヴァボーレ゛にしようか?

    ・・・・・・・

セリ市は料理のイマジネーションが広がります。鮮度は抜群ですので必要以上に手をかけず、魚が持っている旨味を引き出す料理をいつも考えてます。

5月2・3日の妄想食堂の料理のことを熟考しながら、今日もセリ場をうろついてます。

2011年3月23日

仕込みの毎日

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庭のツバキが開花しました。風は強いものの、青空が広がった気持ちのいい一日でした。

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 底引き船は早朝に出漁しました。本日水曜日は゛旅する魚屋゛はお休みですが、仕込みの仕事がたくさんあります。

 

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 明日のお弁当用のスズキです。お弁当の値段のわりにはいいもの使ってます。だから儲からない。

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皮目をパリッと焼いたポアレにしようか、それともホイル焼きにしようか。

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刺身は昆布締めにしよう。

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大粒のバイ貝です。このままだとなかなか売れない。

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ここまでしないと買ってくれません。逆を言えば、ここまで手をかけると必ず売れる。

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マダイよりキレイなメッキダイです。

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開いて塩水につけて一夜干しにします。赤カレイとハタハタの一夜干しは地味ですが、そこにメッキダイを入れると華やかになります。

延々と続く仕込みですが、この商売、仕込みがなによりも大事です。手を抜けません。

仕込みが終われば夕方のセリ開市までの時間がトレーニングの時間となります。今日はラン30分、スイム30分、計1時間のトレーニング。

「うまく乗らない場合も10枚は必ず書く。10枚書いたらそれ以上は書くのはやめて、1時間走るか水泳をする。1日1時間の運動は欠かさず、一日を23時間で考えている。」

とても忙しいはずの村上春樹さんがこう言ってるんだから、私にできないはずはない。

2011年3月21日

お刺身いろいろ

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胸ビレが美しいホウボウ。白身の肉はコリコリした歯ごたえがあり、とても旨いです。

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中骨を抜いたのでそのままスライスして食べてね。

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こちらのお皿はヤリイカ、バイ貝、マダイ、甘エビの4種盛り。

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今日のセリから甘エビが水揚げされるはず。とても神経の使うズワイガニは当分の間、見たくないが甘エビは大歓迎です。

2011年3月19日

昨日のセリ

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夕方になると底引き船が続々と帰ってきます。

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水揚げされた魚は船からダイハチ車へ、そしてセリ場へ降ろして、

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細かく仕分けして、

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並べます。この赤カレイは6枚入りから、9枚、12枚、15枚、20枚、25枚、30枚、35枚入り、さらに細かいカレイへと、整然とパック詰めされています。まさに手のかかった箱入り娘なのです。

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ズワイガニは昨日をもって禁漁期間となりました。

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全ての魚を並べ終えたら漁協のスタッフが魚の種類と箱数を確認して、18時30分からのセリ市を静かに待ちます。

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そして開市です。次々とセリ落とされて一時間ちょっとで終わります。来週から甘エビ漁が始まります。とても楽しみです。

2011年3月17日

日々の仕事

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卒業シーズンは小中学校からのお弁当のご注文が増えます。学校の先生、ダイスキ!

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一夜干しセットの大量(大漁?!)注文です。広島へGO!

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昔からめでたい魚とされるマダイは、頭部の骨板を鎧を見立て「強い子になりますように」と願いをこめて「お食い初め」の魚として利用されています。お父さんを見習って強いアスリートになってください。

2011年3月15日

祈り

 

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今回の大地震で亡くなられた大勢の方の無念を思うと、激しい憤りと深い悲しみで胸が痛みます。

ご冥福をお祈りいたします。

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今なお、多くの方々が避難場で不安な日々を過ごしています。

私にできる事はなにか?

それは、

いつも通り、仕事をすること。経済の流れを止めないこと。納税を確実にすること。被災地が復興するための財源を確保できるよう、とにかく働くこと。

家族やお客様の前では、ハッタリでもいいから気丈に振る舞うこと。余計な不安を与えないこと。

そして、どうするか悩みましたが、ブログを続けることにしました。

このブログを見て、少しでも癒されるなら、それは意味のあることです。

関東大震災、太平洋戦争の大空襲、伊勢湾台風、数々の凄惨極まりない焼け野原から復興を遂げた日本です。日本の力を信じます。必ず復興するはずです。 Pray for Japan! 

2011年3月10日

オススメ鮮魚セット

旅する魚屋オススメ鮮魚セットはその日の魚の入荷状況によって内容が決まります。

先日、発送したオススメ鮮魚セットは・・・

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大きな赤カレイ、

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ハタハタ。  どちらとも下処理済みですのでキッチンが汚れません。

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剥いて塩揉みしたバイ貝と、甘エビ。どちらもお刺身でどうぞ。

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スズキの昆布締めと赤カレイの一夜干し。そして私の直筆お品書き。

酒の肴は橋立の魚だなんて最高の贅沢です。東京へ行ってらっしゃい。

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只今、発送用の一夜干し作りに追われてます。赤カレイにハタハタに・・・・、まだまだ全然足りない。

 

2011年3月 8日

秋友ギャラリー・オープニング妄想食堂・橋立魚介のイタリアン 

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少し荒っぽい4月の風が終わると、ピタリと風が止み、静寂が支配する穏やかな海が訪れます。

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そんな穏やかな日が続くGWに秋友ギャラリーがいよいよオープンいたします。

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正式名称はGlass Studio Cullet です。ちなみに私の家のお隣です。

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そのオープニングパーティー及びお披露目会を開催いたします。

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日程はGWの5/2(月)と5/3(火)の二日間、場所はGlass Studio Cullet 

両日とも18時30分スタート。

定員は両日とも20名、料金はお一人5.000円、お酒は各自持ち込みでお願いします。

もちろん、持ち込み料なし。そのかわり、上等な酒なら勉強の為、スタッフに味見させてください。

お子様のご参加は、申し訳ありませんが、できませんので御了承くださいませ。

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料理は橋立の魚介を使った橋立イタリアンのコースで勝負します。赤穂の゛さくらぐみ゛、青山の゛ドン・チッチョ゛が仮想のライバルです。誰にも気づかれないように、そっとパクリます。

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お酒の飲めない女性(男性)でも酔わせる料理を日々考えています。「酒のないところに愛はなし」というエウリピデスの言葉をくつがえすような、愛のある料理を作りたいものです。

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料理と同じくらい大切な器ですが、前回の妄想食堂同様、小松の至宝・九谷焼き作家の゛浅蔵一華゛さんの作品を使わせていただきます。

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まるでレディー・ガガのように、世界を席巻する勢いがある一華九谷は、最近レディー・加賀と呼ばれているとか、いないとか・・・

とにかく、とっても人気がある作家さんですので、やっと妄想食堂で使う器が焼きあがってお互いホッとしています。また、ひとつお願いします。そしてたくさん売りましょう!

そして今回の主役の秋友ガラスの2枚看板で攻めていきます。

このお二人はとても才能豊かであり、私自身、その才能にとても惚れこんでおります。

きっとアナタも気にいるはずです。まずは妄想食堂に参加して実際に使ってみてくださいね。

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今回はさらに秋友ギャラリーを設計した、私の兄であるトイット・デザインがインテリア・コーディネイト全般を担当します。商業店舗を設計させたら石川でおそらくトップか、それに近いのではないかと思います。橋立でありながら、そこはバリ島なのか、いや、シチリア島なのか、それともハワイ島のフォーシーズンホテルなのか、トランス状態の雰囲気を体感してください。

トイット夫婦共々、その期間中の全ての仕事をキャンセルして妄想一本に絞りこむ意気ごみです。熱くてヤケドしそうです。

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パツキン大王のインドネシア秋友さんと、エセ爽やかオッチャンの私が笑顔でアナタ様のお越しをお待ちしております。

お申込みは戸井鮮魚宛てにお電話、もしくはメールにてお願いいたします。

お電話は私に携帯に転送されますのですぐに切らないねで。

2011年3月 7日

今時のスズキ

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底引き船でスズキがボチボチ揚がります。スズキの旬は夏です。今は旬ではないので安値がつきます。

底引き船の若い衆だった頃、船上で揚がったばかりのスズキを魚箱に詰め込んでいると、時々、目が醒めるようなバックテールでのビンタを食らったものです。ホント、ビックリしたし、痛かった!

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白身は透明感がなく、白っぽいです。そのままの刺身じゃ売れません。

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そんなときは昆布締めにします。高級魚゛スズキの昆布締め゛にしたらすぐに売切れとなります。

惣菜、酢締め、焼霜などなど、加工の技術は魚屋の必須科目です。

2011年3月 5日

週末の泉浜

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久しぶりのナギです。来週の週間天気予報を見るとまた雪マークが並びウンザリですが、三寒四温でゆっくりと春が近づいてきます。

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早いものであと一ヶ月とチョットでワカメ漁が解禁となります。今年はこの小屋でストーブをガンガン焚いて乾燥ワカメをたくさん作る予定です。上手く出来るといいのだが、どうなることか。

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同級生の友達が自宅兼青果屋を移転開業しました。おめでとう! 35年ローン頑張れ!

タチバナ君だから立っているバナナ? のトレードマーク?

特にコメントはしないが、そういうことです。

タチバナ君の奥様は私の一つ年下で高校時代からの友達、そして私のことを良平と呼捨てにする数少ない女性の一人です。

ソムリエ資格を持つ青果屋と妄想癖を持つ魚屋、これからもお互い仲良くしようぜ。

2011年3月 3日

雪の一日

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冬へ逆戻りしたような雪の一日でした。

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海はシケ模様です。

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底引き船は休漁です。

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外は寒いけど、暖かい家の中では桜が開花しました。桜は人の心を狂わせ、春は人を闇雲に前向きにします。

何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ

2011年3月 1日

巨大なタラ

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魚箱からはみ出でている大きなタラ、全長1m前後、重量10㌔オーバーでしょう。

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このタラは高級魚のヤナギバチメを咥えたまま絶命しています。引っ張っても取れないからそのままにしてあります。タラよりこのヤナギバチメに値がついたりして。

この現象はどう表現すればいいのでしょうか?

合コンで呼んだ女の子の中に殊のほか美人な子がいて男達が突如色めき立つって感じでしょうか。

それとも、

沖でアジ釣りをしていて、針にかかったアジに水底でジッとしていたヒラメが飛びつき、思いがけず大物が釣れた感じでしょうか?

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そんなことを考えながら捌きます。

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左は上のタラの切り身のパン粉づけ、右は小さいタラを開いてパン粉づけ。

高タンパク、低脂肪のアスリート向けダイエット食品として名高いタラ料理です。

おまけに安い。さぁ、食べね。

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