１１月、１２月はズワイガニ・香箱蟹の発送で忙しいけど、それ以外の月の発送業務は馬馬虎虎、ボチボチです。

今日の発送はズワイガニと一夜干しと白子タラ。

この時期のズワイは年末に比べてグッとお値安です。買うなら今がいいです。但し、ナギが続いたらの話。

一夜干しは赤カレイとメギス、

まさにカニと干物の抱き合わせ。

タラは捌いて発送します。

捌かなくていいならとても楽なのですが、この世の中、タラを一匹捌ける人はごく少数です。

゛魚をまるごと一匹捌くこと゛の中にいかに面白みを見いだせるか、そして肉より内臓の方が美味しいという自然の法則を料理というテクニックによっていかに導けるか、殺生の意味を考え、もったいないの精神を貫徹できるか。

料理人は哲学者であり、科学者であり、求道者であり、そしてロマンチストな愚か者でなければなりません。

・・・たぶん・・・

゛人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ゛という芥川龍之介の言葉を深く考えながら寝ます。