小松の市場
底引き船は沖で風が強まり昨晩帰港、今日の夕方にセリ市があります。今年に入って2回目のセリとなります。
冬場になると橋立港のセリ市は全くアテにならないので、ほぼ毎朝、小松の市場で魚を仕入れます。
カメハメハ大王じゃあるまいし、シケたらお休み~と言ってられるほど楽な立場にいる訳ではありません。試合がなくても縄跳びをし続けるボクサーのように、泳ぎ続けるマグロのように、止まったら死んでしまう弱小魚屋なんです。
さっ、帰って仕込みしようっと。
今朝の泉浜の様子です。北西のやや強い風が吹いてます。
最近、あることに気付きました。
この泉浜の風景とスペインのコスタ・ブラバのカラ・モンジョイにある美しい入江の風景がとてもよく似ているということ。
その入江の側には白い建物の゛エル・ブリ゛が静かに佇んでいます。年間200万人もの予約が入るが、実際に食事ができるのはわずか8000人だけだという、フェラン・アドリア率いる世界の頂点に立つレストラン゛エル・ブリ゛。
「美味しい食事と素晴らしい風景、このふたつを切り離すことはできない」
フェラン・アドリア
妄想食堂のコンセプトとまさに同じです。スタッフの皆様、ボチボチ計画を練るからそろそろ覚悟を決めてくださいませ。
いつも思いますが、南加賀は自然と食材の宝庫です。いつの日か、フェランを加賀へ招待したい。