甘ダイのアクアパッツァ
朝から北風が吹きつける泉浜、
そして空は馴染み深い曇天。この天気じゃバイクもランもできない。
天気のことはクヨクヨしたってしょうがないこと。
そんなことより甘ダイのアクアパッツァを作りましょう。
アクアパッツァはイタリア料理の定番です。日本語に訳すと゛狂った水゛、なかなかいい名前です。
Are you crazy?
なんて素敵な褒め言葉なんでしょう! 狂うと夢中は同義語です。
料理方法は超簡単です。鮮度のいい白身魚とフライパン一つと調味料が少しあれば出来ます。
まず、フライパンで魚を焼いて、
そこに水とアサリとトマト(あればドライトマトとケイパーも)を入れてグツグツ煮ます。
煮汁を廻しかけて、ほら、煮汁が沸騰してきたでしょ、これが゛狂った水゛と表現されてアクアパッツァという料理名がついたらしいです。
アサリの口が開いたら、そろそろ出来上がりのサインです。もう少し煮詰めて、オリーブオイルを入れて煮汁と乳化させ、トロンとしてきたら火を止めます。
お皿に盛りつけて、黄金色の煮汁をかけて出来上がり。
゛甘ダイのアクアパッツァ シモコシ添え゛ アツアツのホコホコです。
青山、広尾、白金あたりのイタリアンならこの一皿単品で3500円はするでしょう。
いや、もっとするか・・
橋立妄想食堂は今日も開店、ズワイ、香箱、もう食べきれないほど食べてください。食べきれなかったら持って帰って旦那様におすそ分けしてあげてくださいませ。
今週からシケが続きそうです。とても悪い予感のする12月の天気です。
コメント
美味しそうですねー。
多分 どんなお魚でも良いと思いますが、この時期はなにを使おうかな。
材料のトマトの下はなんですか?
投稿者: ばーばーK | 2010年11月29日 10:19
昨日は、無理を言って妄想食堂を臨時オープンして頂、本当に有難うございました。
ズワイガニ・甲箱カニとペアーで丸ご一匹!
多分、世の中にある美味しいものは、ほとんど食したと思われる彼女たちの舌を満足させるに十分です。
普段は小食の女性軍ですがその食べっぷりには私も驚きました。
後から後からと刺身・酢の物・大根寿司・極め付きは甘ダイのアクアパッツァ
ここまで来ると、多分、私たちのお腹は信楽の狸と変わらないくらいに膨れ上がり、流石に下を向くことも出来ないくらいです。
しかし、これでは終わりません。
デザートは洋ナシのワイン煮込みがこれまた丸ごと一個。
どれも吟味された新鮮な食材に戸井ファミリーの料理への愛情とお客様をもてなす心の調味料がたっぷり盛り込まれた逸品です。
正午に車で到着。真昼とはいえ北陸特有の雨雲が空を覆っています。
トトロノ森の入り口の門柱に灯がともされ、私たちを暖かく出迎えてくれました。
秋というのに落ち葉一枚もなく掃き清められた庭。
庭の土には箒の毛目が美しく、亭主の感性と気配りを見て、おもてなしの心を学ばせていただく思いです。
そんなこんなで、妄想食堂はお料理だけでなく色々勉強させていただいております。
客様も大喜び、大変満足されて帰られました。
早速お礼の電話を頂、くれぐれもよろしくとのことでした。
本当にお世話になり有難うございました。
投稿者: Anonymous | 2010年11月29日 11:22
ばーばーKさんへ
白身魚ならなんだっていいと思いますが、大事なことが一つ、それは刺身で食べれるほど鮮度のいい魚を使ってください。
あと、ニンニクを焦がさないこと。
それさえ守れば大きな失敗はないでしょう?!
トマトの下にあるのはオイル漬ドライトマトの粗目のみじん切りとケイパーです。
ゲイバーではなくケイパーです。イタリアン上級者向けの隠し味です
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年11月29日 13:31
Anonymous さんへ
昨日は風の強い中、橋立妄想食堂へお越しいただきありがとうございました。
家庭画報から抜け出してきたような貴婦人達を前に、橋立のズワイガニと香箱ガニと甘ダイの三勇士はそれに臆することもなく堂々と勝負できたと思っております。
皆様に喜んでいただいたようで嬉しいですし、緊張が溶けてホッとしております。
また、いつでもお声をかけてください。精一杯無理して頑張ります!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年11月29日 13:42