久々のランです。いつから走ってなかったっけ・・・・最後に走ったのは確か４月の加賀健勝マラソンのハーフだから約半年の間が空きました。

ヒザが痛いから・・、潜水漁が忙しかったから・・・、夏が暑すぎたから・・・、ロードバイク買ったから・・・、走るのをやめるための理由なんてたくさんある。

走る理由なんてほんの少ししかない。その少しの理由をもっと大事にしないと...ダメだね。気持ちが弱すぎる。

・・・走り続ける間寛平さんを見習わないと・・・

ちょっと気持ちが弱っているときは黙々と料理を作ると、少しは、楽になります。

料理は心の救済です。

物憂げに、「料理は俺が作るから、ワインを持って集合だ・・・」　と電話します。

サワラのオーブン焼き　カプレーゼ仕立て、シチリア風甘酸っぱいカポナータ、エビとアボガドのサラダ、マッシュポテト、BGMはベベウ・ジルベルトのボサ、酒は赤ワインで乾杯だ。

野菜中心の胃袋に優しいイタリアン(フレンチ?)、どちらでもいいや、今晩は楽しく飲もうぜ。

海は相変わらずのシケが続いてます。今朝、全船出港しましたが午前中の間に全船帰港。やっぱりダメだったみたいです。このシケが終わると次は台風が近づいてきます。

シケばっかり・・・海のリズムに従うのみ。

こういう日は部屋に籠ってカニのDM作りに勤しみます。どの写真を使おうかな?

適当な写真をピックアップして、

ラベルマイティに取り込みます。このソフトは優れものです。

なんや、ソフトを使いこなせず結局手書きやん・・・バイクの写真は私の強い希望により採用。

この２枚を同封して昨年ご注文いただいたお客様のもとへ発送します。すぐにポイしないで中身を見てね。

「このカニちゃん、かわいいんね。いけてるわ～」　橋立郵便局のお姉さんからお褒めの言葉をいただきました。

カニちゃん、しっかりプレゼンしてこいよ、期待してるぞ!

久しぶりの大シケです。気温がイッキに下がり、馴染み深い鉛色の雲が覆う、長くて暗くて寒い冬が近づいてきました。といってもキライじゃないけど。

冬型の気圧配置で、この上がり過ぎた海水温が下がることを期待します。

この低気圧が日本海を抜けると、泉の浜に大きなウネリのグッドウェーヴがやってきます。それはもうため息がでるほど美しく、サーファー達にとって待ちに待ったシーズン・インを告げる第一波となることでしょう。

初夏の頃に上の写真と同じ位置から撮った写真です。

冬のシケの海は演歌の世界、夏の穏やかな海はシチリアの香り。

全く違う表情を見せる海、アナタは夏と冬、どちらの海が好きですか?

私ですか?  夏は潜れて楽しいし、冬は魚が美味しいし・・・答えはないね。

そうさ、答えはいつだって風に吹かれているのさ。

早朝３時頃から仕込みを始めて、８時に出発する旅する魚屋。

今日は何売るの?

ワタリガニ、

フクラギ、

甘ダイとアンコウ、

サワラの子供のサゴシとノドグロ、

甘エビ、

白カレイの一夜干し、サゴシのパン粉付け、アジの塩焼き、

アオリイカ、クロダイとスズキの昆布〆、カンパチのサク、

惣菜、

母ちゃん、そんだけでいいんか? 　 父ちゃんにもっと喰わせや～

欲しいのあったら全部持ってけや～

たくさんの野菜をいただき今日の旅する魚屋はオシマイです。皆さん、ありがとう。アイシテマス!

昨晩はシケのためセリ市はお休み。ということは今日の旅する魚屋もお休みとなります。

今日の仕事はお弁当＋デザートを５０個作ったらオシマイです。１１時くらいに全ての仕事が完了。

ということは今からフリータイムです。日没まであと６時間とちょっと。余計な災いが身に降りかかる前に、急いでロードバイクにまたがり家から脱出します。

目指すは越前海岸の呼鳥門です。晴天、気温２０度、風はほとんどなし、最高のバイク日和です。

心拍数は脂肪を燃やすフィットネスゾーンの１２０～１５０の間をキープして走行します。約６時間の有酸素運動の始まりです。

海は鏡のように静かです。ここの海岸線は生活圏との間にある防風林というものがなく、剥き出しの海がすぐ側に迫ってます。シケの時にどんな感じになるのでしょうか? ちょっと見てみたいです。

それにしても越前海岸の長く続く岩場は魅力的です。

このトンネルを超えると、そろそろ目的地へ、といっても何の目的もないけど、到着です。

この奇岩が自然の岩のトンネルの呼鳥門です。今は通行止めになっています。確かにいつ崩れても不思議じゃないです。

この辺りは公園で観光名所となってます。若いカップルが一眼カメラでバシャバシャ撮っています。みんな、いいカメラ持ってるな～　私のデジカメと交換しない?

゛せっかくここまで来たんだから、魚食べようよ～゛なんて言っているカップルが多い中、私はパワージェルで腹ごしらえ。ストイックで変態チックでいいな～

５分くらい休んで折り返しスタートです。

三国サンセットビーチまで来たらあとわずかで自邸です。日が暮れる前に帰らなきゃ!

約６時間のライド、走行距離約１３０㌔、なかなか充実したトレーニングでした。

山方面じゃないなら一日で１６０㌔は行けそうです。今度、チャレンジしないと。

このロードバイクの長時間有酸素運動のおかげで２か月でウェストが８センチ、体重が３㌔減少しました。その反作用でサイフの中身もずいぶんと減少しましたが・・・

バイクとスイムでもう少しカラダを絞り、体重を６０㌔前半にすればランの際の右ヒザ痛がずいぶんと軽減されるはずです。いや、痛くなくなるかも。時間をかけてゆっくりと確実に実行あるのみです。

毒蛇は急ぎません。

ほぼ通年水揚げされるアンコウは、これから冬に向かい寒くなると人気がでる魚です。

カラダはジェルのような粘膜で覆われています。

多量の塩をふりかけて、揉んで粘膜を取り除きます。

ヌメリを取り、こざっぱりしたアンコウを、

ブツ切りにします。それを、

熱湯にくぐらせ、氷水に取り、血合や汚れを取ります。この下処理がポイントです。

そして野菜とともに鍋にいれてグツグツと煮ます。

鍋が煮えるまで、フクラギのカルパッチョで一杯やっててください。

そろそろいいんじゃないかな?

北陸の寒くて暗い冬はアンコウでも食べて元気に乗り切りましょう。

投稿者: toisengyo 日時: 14:35 | パーマリンク | コメント ( 4 ) | トラックバック ( 0 )

定置網漁で水揚げされたアジです。ここ数日、アジのプチ大漁が続きました。

昔、バナナでクギを打っているCMがありましたが、この鮮度抜群のアジもカッチカチになってます。

鮮度がいいアジはこのようにして皮を剥がします。この銀色、惚れ惚れするくいキレイです。

皮を剥いでから三枚におろします。

アジ、アオリイカ、甘エビの三点盛りです。透き通る朱色が艶めかしい甘エビの頭、小判を思わせるアジのシルバー、ホワイトアウトのようなアオリイカの白色、橋立の実力は奥が深くて美味しいのです。

先生、お皿は来週にでも娘のランドセルの中に入れておいてね。

土曜の夜は刺身と日本酒がよく似合います。食いしん坊万歳!  家飲み万歳!

ヒラメの精悍な下顎と鋭い歯。

イカゲソを食べながら絶命したシイラ。

エイリアンを彷彿させる複雑な口元のワタリガニ。

子は親の顔を知らず、親もまた子の顔を知らず。アジを食べるアジ。これが野生の世界です。映画でありがちな、なんでも擬人化するのは愚の骨頂。

つぶらな瞳の甘エビ。真っ暗な深海で何を見ているのであろうか?

喉が黒いからノドグロ。腹が黒い人はハラグロ。橋立でNo.1の高級魚。腹黒で出世した人じゃないと口に入らない旨い魚。

この鋭い歯で釣糸を切りまくるサワラの子のサゴシ。

どの顔も精悍でカッコいいです。天然の海で生活するのは想像を絶するほど大変なことだと思います。

梵天丸もかくありたい。

定置網漁で大漁だったやや小ぶりのカマスです。そのままでも売りますがこんなにたくさんあるから、ちょっと手をかけてあげましょう。

カマスの塩焼き、

カマスのパン粉付け、

カマスの一夜干し

ここまで手をかけるとカマス３箱だろうが４箱だろうがすぐ売れます。逆に生売りだけだとこんなに売れない。このケ゜ーム、手間を惜しまなかった私の勝ち。

最近、投げ釣りで爆釣気味のシロギスです。小さいものは生売りにして、

大きいものは三枚におろして昆布〆にします。シロギスの昆布〆は人気があります。

そのままワサビ醤油で食べても美味しいですが、皿の奥にシャキッとした薬味サラダを高くフワッと盛りつけ、手前にシロギスの昆布〆をグラデーションに並べ、漬けだれにバルサミコとゴマ油をミックスして液体窒素でアワアワにしたソースをかけると、どこから見ても最新フレンチの一皿っぽくなります。

゛～La・渚の貴婦人コンブ・de・シメ　薬味サラダ添え～゛

東京の高級フレンチならアラカルトで一皿３５００円はするでしょう。たぶん・・・行ったことないけど・・・

昨日は雨のため中途半端な距離で走行を打ち切ったので、今日はガッツリ行かせてもらいます。

小松経由で美川の手取川の土手を山方面へ向かいます。今日はチーム゛マウンテン・マゾヒスト゛のメンバーと一緒でしたが、ヒザの故障のためこの辺りでリタイヤしました。来週の山行、大丈夫かな?

土手を下りてさらに山方面へ。信仰心はないが゛白山さん゛でお参りします。

白山さんから白峰方面へ。手取峡谷あたりでUターンします。

手取峡谷の横の゛みたき゛のそばで腹ごしらえ。相変わらず旨いね。

途中、マスの釣り堀を見学したり、

ソフトクリームを食べたりと、終始リラックスムード。運動中は食欲のおもむくままに。ハンガーノックになるほど強度のトレーニングはしてませんが・・・

帰りの中ノ峠を越えれば橋立までほぼ一本道です。ここからペースアップして体幹の筋肉にいい刺激を与えます。ただし、事故のリスクもアップします。

太陽は真上から照りつけ、風はやや強く、向かい風になるとチョット辛いが、バイクは楽しい!

嫁さんと子供達よ、今日もフリーにしてくれてありがとう。

(お小遣いあげるから)これからもフリーでお願いします。

今週は海況が良くずっとナギが続き、仕入れに悩むことなく仕事ができました。

ビッゲスト・トマホーククラス・アズ・ユア・バズーカーサイズ子持ち甘エビも順調に入荷。この前置きの長い特大子持ち甘エビはスーパーで売っている普通の子持ち甘エビのサイズと比べると、量産型ザクとシャア専用ザクの機動力の差(１．３倍)くらいがあります。

北は陸奥、南は豊後、旅してきなさい。武運を祈る。

朝晩が冷え込みだすと、一夜干作りの季節となります。

私の直筆ポストカード付で発送します。字の汚さで全体のクオリティーを下げるリスクがありますが、パソコンの字よりマシです。

トイババ作のイチヂクジャムはごく一部のファンから支持を受けてます。このフルーツの甘さは体脂肪に敏感な私にとって、とても魅惑的で危険です。

カンパチ、アオリイカ、甘エビ、サコダイの酢〆、ミズダコのボイル、オール橋立産のお造りです。

サプライズのお子様ランチ風写真、ウケた?

そして週末は雨、最近このパターンが多いです。明日のハーフのジョグは中止になりそう・・・

昨日、今日と晴天が続きます。

秋は天気が安定せず、晴れたかと思うと雨が降ったりと、コロコロと変わります。

゛女心と秋の空゛か・・・。つまり予測が難しいということ。そんな予測はしたくもないし、知りたくもない。

階段を一段一段登るように年を重ね、あと数カ月で４０代となります。先日、大学の同期で柔道部だった友人から突然の電話がありました。

「まずいね、俺、とうとう４０才になっちゃったよ。戸井ちゃんも４０になっちゃった?」

「えっ、お前４０なの?  ホントに?  俺はあの頃と同じ、１９才のままだよ」

話してる内容はとてもくだらないことばかり。ビンタと血と学ランと酒と日大節が取り巻いてた日大経済学部体育団体連合会、略して体連の同期には、時々、無性に会いたくなります。みんな出世してないんだろうな・・・相変わらずバカであってほしいな・・・

体連のみんなをガッカリさせない為にも、少なくとも私は、バカであり続けて出世しないでおこうっと。

「戸井は相変わらずバカだね～」

これが最高の褒め言葉なのです。

旅する魚屋ではお忙しい皆様のために、魚以外に惣菜類もたくさん作って販売しております。

さて、今日は何種類の総菜があるでしょうか?

明太子のパスタ、コイカのマリネ、チキンの照り焼き、カンパチのあんかけ、サーモンフライ、ロールキャベツ、サツマイモのサラダ。

甘エビと野菜のテンプラ、イカ飯、タコとキュウリの酢の物、オカラ、キンピラ、

アマダイの塩焼き

洋物と和物、半々づつ程用意してます。

出来たてのホヤホヤやぞ、さぁ、母ちゃん、見とらんで、はよ買いね!

南風がやや強く小雨が時折降るあいにくの天気だった今日、ロードバイクで山方面へライドしてきました。

小松のサイクリングチーム゛ケン・ウルフ　゛のターザンとジェーンに稽古をつけていただきました。

小松から山を越えて鶴来までの約７０㌔コースです。

平地ではアベレージ時速３０㌔前後、途中いくつかの長い上りが筋肉にいい刺激を与えてくれます。

私のハートレートモニターは最大心拍数１８０を軽くふっ切ってました。私にとってまさに心臓破りの峠です。まるで中学の部活のようです。辛くて笑ってしまいます。

辛いけど気持ちいい! 　いつからか疲れを感じなくなり、楽しくなって笑ってしまいます。この笑いは正しい有酸素運動をしている証拠なのです。

途中多くのローディーにすれ違いました。みんな速いし、カッコいい!

めっちゃ楽しいそうやね・・・

私もトランス状態になってきました! 　後半にもかかわらず時速４０㌔を超えてます。気分はツール・ド・フランス７連覇したアームストロング選手なのです! 

約３時間の充実したトレーニングでした。チーム゛ケン・ウルフ　゛の皆様、お付き合いいただきありがとうございました。また、連絡します!

妄想食堂の翌日、空は晴れ渡り心も軽い。多少の疲れはあるものの、家でジッと過ごすことが苦手な私はロードバイクにまたがり遠くの海へ向かいました。

目指すは越前海岸あたりです。陽射しは強いものの、風は微かに冷気を含みとても快適なライドです。

いくつかの丘を越えて越前海岸に到着。

フロントをインナーに入れない、上りはダンシングで駆け上がる、心拍数は毎分140くらいをキープ。

脂肪を燃やせ!　目指せ トランス状態!

潜水漁師として見る越前海岸の岩礁は、惚れ惚れするくらい起伏に富んでいてサザエやアワビの格好の棲家となってます。こんな海岸線が橋立に欲しい・・・

軒を並べる魚屋を眺め、

アカぬけた海水浴場を通り過ぎ、

足見滝を超えたところで走行距離が50㌔を突破。セリや仕込みがあるので・・・、この先の長い上りに挑戦したいような、したくないような・・・

呼鳥門を見ずして、この辺りで泣く泣く(?)Uターンします。

ジロ・デ・エチゼン、なかなかステキな海辺のワインディングロードです。惚れてしまいそうです。