橋立の巨大獅子舞
9月の連休は橋立地区のお祭りが開催されます。そのお祭りのメイン行事が家々を廻る巨大獅子舞の演部です。
「ろっこい!、ろっこい!」の大合唱とともに、橋立青年団と子供会御一行が自邸の前に到着です。
「ろっこい」とは「艪を漕げ」の変化形で、繁栄を極めた北前船時代の名残りなのです。
まずは私からの御祝儀+ビールの奉納の読上げ。この金額によって演部の時間の長短が決まるとてもストレートなシステムなのです。
見栄とやせ我慢があるのでかなり高額をはりこみました。そうするとお花が満開となります!
船の竜骨のような背中をうねらせ、下から上へ舐めるようににじり寄る獅子。
「シーシー・・・」と唸り声をあげ、大きく口を広げて威嚇します。
この凶暴な獅子を退治する、通称゛棒ふり゛の少年達。
いろいろなアクロバット的な攻撃を見せてくれます。
そして、獅子が退散して演部終了です。パチパチパチ! お疲れ様でした。
素晴らしい獅子舞を見せてくれた橋立青年団と子供会の皆様へ敬意を表します。
統制のとれた美しい縦社会は、見ていて気持ちいいものです。
3年間つとめた娘の浦安の舞は今年で卒業。娘にとって、とてもいい思い出になったことでしょう。
将来成人した娘は東京の空の下にいるのか、ヨーロッパの空の下にいるのか、どこにいるのかわかりませんが、秋風の吹く9月になったらきっと橋立のお祭りと浦安の舞のことを思い出すことでしょう。