潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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サザエ・アワビの放流

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漁協の水槽で一年間飼育していたサザエとアワビを放流する日がきました。

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石川県水産センターのスタッフ3名と橋立潜水組合と黒崎素潜り会との協同作業です。

水産センターの新人一人が日大出身だということ、船にめっぽう弱い女性スタッフの開けてあるウェットスーツの背中のファスナーから水着が見えないということ、いろいろ気になることがあるがとにかくスタートです。

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放流サザエ5000個のうち1500個にステンレス製の名札式タグが取りつけてあります。

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アワビも同様です。

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それらを前回の追跡調査の結果を参考にして、3箇所の地点に放流します。

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私の担当場所はこのあたりです。網にサザエとアワビを入れてエントリー。

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まずは昨年設置した岩盤に打ち込んだ目印を探して、

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その周辺の岩のくぼみや亀裂の間に、なるべく波やウネリの影響を受けづらいところに、リスクの分散になるよう少しづつ置きます。

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アワビも同様です。タコやヒトデに食べられませんように・・・

数か月したらまた追跡調査を開始します。生存率、成長率、場所の特性、採算性・・・難しいことは新人の日大卒に任せよう。

これらの努力が正当に報われなくてもやり続けることが大事です。向かっていくべきゴールがたとえ見えなくても、歩き続けなければならないのです。これはある種、あまり楽しいとはいえない、宿命のようなもの。

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6/29の北國新聞にこの放流事業のことが掲載されました。

密漁防止効果? あの小さいタグが? 橋立港周辺? 船に乗って自分の目で確認したの? ややピントがあってない不細工な記事です。あいさつもできないような記者はお呼びじゃない。

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魚探購入したんだから爆釣間違いなし!

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コメント

知らなかった。
アワビもサザエも自然に〜だとおもってました。人の手が加わっていて、わたしたちは美味しいものを食べれるんですね。
感謝です。
お手伝いは大事な事なんですね。。。

ん〜妄想食堂Tシャツかわゆし!

わらべさんへ

アワビもサザエも自然に~、だと楽なんですが・・・

これからは゛獲る漁業゛から゛育てる漁業への転換がとても大事なこと。

そのことを認識しない漁業者は今後生き残れないでしょう。

妄ティ、かわいいでしょ! というか初めて褒められました!

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