タラづくし
タラの水揚げが最盛期をむかえてます。
なんて大きな口なんでしょう! 大食いのタラ、別名「大口魚」という表記もあるくらいです。
たくさん食べるという意味で「たらふく」という言葉が誕生し、それを石川の方言で言うと、
「ダラほど食べる」となり、ちょっとニュアンスが違うが、アホ・バカのことを「ダラ」と言います。
「あんかー、われ、そんなんも知らんでダラんねーけ」
(兄ちゃん、あんた、そんなことも知らないなんてバカじゃないの?)
白身の肉は水っぽいので、そのまま刺身では食べません。石川では昆布締めか子付けにします。
子付けとは、タラの真子を炒って水分を飛ばし、粉状にしたものを刺身にまぶしたお刺身料理です。
ちなみにこの真子、稚魚になり成魚になるのは100万のうち5つくらいだそうです。
こんな奇抜なアイデアはどこから湧いてくるのだろうか?斬新すぎて参ります。
きな粉餅みたいで旨そうでしょ?
今流行りのブリしゃぶに対抗してタラしゃぶ。
鱈鍋が恋しくなってきました。酒は純米吟醸がいいな。みんなに集合かけて、そろそろ宴会しなきゃな。
ゆうぜんとして ほろ酔えば 雑草そよぐ 山頭火