コボダラとバイ貝の仕込み
マダラの子供のコボダラは体長15㎝くらい、この時期によく水揚げされます。安値で取引される魚ですので、ちょっとひと工夫して付加価値をつけましょう。
頭と内臓を取り除き、ペティナイフを使って背開きにします。腹開きと背開き、どちらでもいいんですが一般的には関東は武家社会で切腹を嫌い背開きに、商人文化の関西は腹を割って話すの意味から腹開きと言われてるみたいです。
私、職業゛戦国妄想家゛としては、我が祖先は室町時代初頭に相模早河荘土肥郷(今だと神奈川県湯河原町)を本拠とした土肥実平の子遠平が小早川氏を称した備前沼田の小早川家。照平・敬平・扶平・・・・と続き、現在良平と相成る。なので武門の出の私は背開きをします。
妄想にお付き合いいただきありがとうございました。上記のこと、何の根拠もございません。話を戻します。
中骨を取り除き、
小骨を抜いて下処理完成。これを約100匹・・・一人で頑張ろうっと。
パン粉をつけて揚げましょう。サクサクしてビールのツマミに最高です。
お次はバイ貝、正式名称は゛えっちゅうばい゛。これもこのままだと、煮付けにすると旨いのだが・・、売れない!
殻を割り、
殻口を切り取り、
身を観音開きにして、
管のような内臓と、唾液腺(白い脂のようなもの)を取り除きます。
ヌメリを取るため塩を多めにかけて、
ヌルヌル系です。しっかり揉んで水洗いします。
サッパリしたバイ貝、薄くスライスしてお刺身でどうぞ。ここまでしないと売れない。言い換えれば、ここまで手をかけると売れる。
仕込みとセリと筋トレ、地味な時間が延々と続きますが、とても大事な時間。手を抜けないし、手を抜くと必ず手痛いしっぺ返しをくらいます。
「アンタってホント、ムサよね!」
って、もし彼女に言われたらその意味は、
・一見すると大人のようだが、中身は子供のようだ。
・殻、ハート、筋肉の全てが薄いのか、アソコもか・・とにかくフニャフニャで使いものにならない。
ムサガニとは脱皮したてのズワイガニのことで、殻が柔らかく身の詰まりが悪いです。その分とても安いです。鍋にするならこんなムサで十分出汁が取れます。贈答には不可、体色はすぐに黒く変色します。
コメント
こんばんわ〜
おひさしぶりです・・・
なので 今更ですが・・・
あけましておめでとうございます。
今年もチビッチョ共々よろしゅうお頼み申し上げます。
って誰かわかりませんよね。すいません。
名前を書くのは???なので
トイットデザインのお嫁のお友達です。
分かって頂けると幸いです。
手作りのお店から風花舎へ・・・そしてこちらに辿り着きました。
また、遊びに行かせて頂きます!
その時はご迷惑でしょうがどうかよろしくです。
warabe blogリンクさせて頂きます!!!
ではでは、、、またまたです。
投稿者: warabe | 2010年1月24日 22:18
warabeさんへ
すぐに分かりましたよ、トリッキー坊ちゃんのお母様ですね。戦国妄想家としては坊ちゃんのお名前が、ある有名な武将の幼名と同じというだけでドキドキします。
モデルのような抜群のスタイルと美貌をお持ちのwarabeさんと、暴れん坊若君のお越しを心待ちにしております。
あの、若君公への窓を震わす激しい説教をまた聞きたいです!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年1月24日 23:15