馴染み深い強い寒気
冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでいる今日の北陸。海面には幾筋もの爪で引っかいたような、白く泡立つ風の跡。
今日の未明から響く轟音のような海鳴り、黒澤明の「乱」のラストシーンの横笛のように聞こえる鋭く甲高い風の音、またいつもの大シケです。
昨日のセリは全般的にズワイガニが大漁でした。香箱蟹は10日をもって禁漁。値も下がり、今が買いです。ただ悔しいかな、あまり注文がない・・・
アツアツのズワイはいかが? この寒気を乗り越えたカニは旨い!
白子ダラは買占めしたいくらい人気があります。白子は刺身でも湯がいても甘くて美味しい!
白身の肉は昆布締めでもいいし、ソテーしてもいいし、蒸してもいいし・・
冬の宴会はタラ鍋に決定だ。
七尾の寒ブリもいかが? 刺身で食べたい!
冬の北陸はまさに食の宝石箱です。天気は抜群に悪いが、食の奥深さはおそらく世界一でしょう!
コメント
そして戸井さんのブログも世界一のグルメブログだと思いますよ。
投稿者: リーダー | 2010年1月13日 15:18
リーダーさんへ
そんな世界一のグルメブログだなんてとんでもないことです。
鮮度さえ良ければ、妙に手のこんだ料理をするよりはただ蒸しただけ、焼いただけ、茹でただけのが最上だという鉄則(?)を忠実に守っているに過ぎません。だからテクニックなんてものはあまり必要ではないんです。
もしテクニックというものがあるとするならば、その単純な料理をスタイリッシュな一品に昇華させる妄想的かつパクリ的な文章なんじゃないでしょうか。
ホント、それだけなのです。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年1月13日 17:30