トイットと私
西金沢の駅前通りに事務所を構えている私の兄で建築家のtoit-designがこのほど小冊子を発行しました。
70ページの中には最近の建築作品が紹介されています。すべてお伝えできませんが私がペラペラとページをめくります。どうぞご一緒にご覧になってください。
なお、写真下の文章は小冊子に書かれている文章を抜粋してあります。
「道路側から見える3面は生活感を隠すよう外壁でクローズし、人の目に触れない南側はこれとは対照的に2層分の全面ガラス張りとし、公園の緑が眺められる木洩れ日溢れる明るい空間をつくった」
「間近に広がる日本海を一望できる高台に建つ住宅。生活のメインステージとなるLDKは日本海をパノラミックに見下ろせるよう地上から3.6m持ち上げ、水平線を平行に全面間口とキャンティレバーのデッキテラスを設けてある」
「このスペースはキッチンブースを中心にパブリックなリビング&ダイニングと、プライベートな家族専用のセカンドリビングよって構成されたワンルーム空間となっている」
「のどかな田園風景と雄大な白山連峰が望めるロケーションに建つ住宅。この家の大きな特徴として位置づけられているのが一層分の高さの外壁で囲まれた大きな中庭である゛アウトドアリビング゛。このスペースは室内の゛インドアリビング゛に対し、ほぼ同じボリュームをもちながらひと繋がりとなった、いわゆる天井のないリビングである」
「幹線道路に面してはフラワーショップという業態を意識し、外壁の全面を苔で覆い、季節により緑から褐色へ風合いが変化する゛生きた建築゛そのものを視覚的にコマーシャルすることを考えた」
「郊外進出を展開する、各店ごとにそれぞれの空間コンセフトをもつヘアーサロン。゛nanbu-CENTRAL゛ではネイチャー&フューチャーをテーマに、ファサードの大きなガラス面に地層と樹海のモチーフを表現し、各セットごとに液晶モニターを設置してデジタルなビジュアルを映した」
「゛艶っぽくアンダーグラウンドな世界゛を空間コンセプトとしたメンズファッションのセレクトショップ。色彩や装飾性を極力排除した、すでに時間が経過したような空気感を表現するため、錆びついた構造体、黒く煤けた鉄扉、うす汚れたコンクリート、荒々しい古木を配置。上質と対極する退廃的ともいえる質感で構成されている」
なんだかよくわかりませんが、とにかくそういうことなんです。
16棟の写真と解説付きのこの小冊子、欲しい方はこちら をクリックしてお申し込みください。
そして、恥ずかしながら私の記事。
1/5の中日新聞の朝刊に「チェンジ」という題目で私が紹介されました。南加賀在住の変わり種(?)を紹介するコーナーらしいです。
キレイにまとまった文章、担当してくれた記者に電話で、
「文書くの、うまいね」
と褒めたつもりが、
「当然ですよ、それで飯喰ってますから!」
そうだよね、新聞記者だもんね・・・また、山代へ飲みに行こうね。
コメント
nanbuの美容室の建物は、このあたりに無い素敵な建物だと思ってカットに行ったことがあります。そうだったんですか、凄い方なんですね。新聞、素敵ですね。でもご本人の方がハンサムですよ。
投稿者: リーダー | 2010年1月 7日 14:25
リーダーさんへ
nanbu-WEST、HILLSもトイットの設計で、そのラグジュアリー感、コンテンポラリーな壁面アート、固有の空間アイデンティティーなどトイットの世界観は、明晰な頭脳をお持ちのリーダーさんなら理解できると思います。
新聞は犯罪で載らずに良かった!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年1月 7日 16:53
お隣の福井に住んでいる者です。
いつも楽しく拝見しております。どのような方かな?と思っておりましたが、今回、お顔が拝見できて良かったです。
※しかも、奇遇なことに私も日大卒です。
これからも、仕事、がんばって下さい。
投稿者: ぱんだ | 2010年1月 7日 22:23
ぱんださんへ
コメントありがとうございます。
ぱんださんも日大卒ですか!
最近では、就職率がいいという理由で日東駒専の中で日大の人気が頭一つリードしてるみたいですよ。
そりゃ毎年何万との卒業生を輩出してますから、どこの会社にも日大卒がいますからね。
頭のいい大学出身者に負けないよう雑草魂でこれからもお互い頑張っていきましょう!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2010年1月 8日 07:05