土曜日の昼下がり
一週間の仕事が終わりホッと一息つける土曜日の昼下がりは、ボサノバを聴きながらノンビリと過ごします。夕方のセリがないからとても気楽な、私のお気に入りの時間です。
見事な秋晴れです。海から吹く、弱いあいの風(北風)が爽やかです。
泉の浜は少しだけウネリがあります。ロングボードならこれくらいの波で遊べるのかな?
初夏のような陽気に誘われて、港まで散歩しましょう。
明日から寒気が入りシケてきます。2~3日は休漁かな?でもシケが蟹の解禁前で良かったです。
宝勝丸の機関士は東京・足立区出身です。私が乗っていた頃の宝勝丸は地元民は船頭のみで、あとは東京、大阪などの混成部隊の若い衆でした。橋立出身の若い衆は今でもごく僅かです。こんな大変な仕事、誰もやりたがりませんね。
以前、関西系テレビ番組の取材ででドッキリ罰ゲーム的なノリで乗船してきた無名のお笑いコンビがいたけど、ホントに辛そうでした。強烈な船酔いで機関場の横のごう音鳴り響く寝台で死にかけた虫のように倒れつづけていました。根性ねぇーな。
シケてちょうど良かったみたい。蟹前に徹底的に船のメンテナンスができます。ちょっとの故障が水揚げ額に大きく影響します。11月の給料は最低でも100万は欲しいところです。蟹漁でコケたら底引き船に乗っている意味がない。
話せば長くなる思い、あまり話したくない過去、そして輝かしい未来、いろんなものを詰め込んで待ちに待った解禁日を迎えます。私もたくさんカニ売るから、機関士も無理して頑張ってくれ!私達は一心同体だ。
明日から長いシケの始まりです。さぁ、ジム行って、本読んで、寝よっと。
今日はハロウィンか、pleaseとfreeze、聞き間違えるなよ。