大鯛をおろす
全長約80㎝、体重6㌔の大鯛を捌きます。これくらい大きい鯛は、前回のブログで使った2㌔サイズの鯛よりググッと安値です。゛旅する魚屋゛で売るならこれくらいの大鯛がベストサイズです。
こんな大鯛を家庭で捌くことはまずないでしょうが、ここは一緒に捌いてみましょう。
ウロコをキレイに掃除して、
包丁を腹ビレの斜めに入れて、中骨を断ち切り頭を落とします。
内臓を引き出して腹の中をキレイに水洗いします。
背びれの方に切り込みを入れます。別にしなくてもいいですが、こうすると身をはずすとき楽です。
腹の方から中骨に沿うようにして切り込んでいきます。
一本一本、太い中骨を切りながら、
何回かに分けてソーっと包丁を入れて、静かに身をはずします。
半身完成です。あともう半身も同じ要領でおこないます。
これで三枚おろし終了。これから食べやすいように゛さくどり゛します。
できるだけ薄く腹骨をすき取ります。
中骨を骨抜きを抜いてもいいんだけど、ここまで大きいとちょっと大変です。
今回は中骨を切り取りました。
あまりに大きい身なのでもうワンカットします。これなら食べやすいでしょ?
美しい桜色です。食欲をソソリマス。
半身を薄くスライスして昆布締めにします。あとの半身は皮付きで売ろうっと。お家で湯引きして食べてね。
鯛のカマとアラは身以上に人気があります。
カマはズバリ兜煮がいいでしょう。最初に熱湯に通して霜降りにして、アクを取るのがポイントです。その前にこのカマ入る大きい鍋ある?
アラ、昆布締め、サク、さぁ、母ちゃん、どれ買う? 早く決めね!
次の魚、カモ~ン・・
コメント
あれー?魚の塾みたいですけど!(笑)やっぱり、塾してください、お願いします。生徒集めますから。スキューバーも興味ありますが、槍で魚を仕留める技術とかも教えてもらいたいなあ。・・無理ですか?!
投稿者: リーダー | 2009年10月27日 18:20
リーダーさんへ
魚の塾っぽい?マズイな・・やめとこ。
応仁の乱から秀頼・淀君自害までの歴史なら講師するんだけどね。そのかわり、長い話になるよ! あくび、居眠りをする生徒には体罰するけどそれでもいい?
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年10月27日 22:44
はーい先生・・先生が間違いのないように茶々様のこと、じっくり聞いてまーす。生徒は持統天皇や藤原不比等辺りも講義して欲しいなあ・・。体罰?ドキドキ・・(なんで?!)
投稿者: リーダー | 2009年10月28日 21:23
リーダーさんへ
信康自刃の本当の理由、松永久秀と平蜘蛛茶釜の関係、穴山梅雪は誰に殺されたか、勝頼の汚名をはらす・・・、などなど、チョットだけマニアックで、決して学校では教えてくれない内容の講義です。
なんて、しませんから!
体罰については妄想におまかせします。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年10月29日 13:04