刺身魚の雄、真鯛
刺身魚の双璧をなす゛鮪と鯛゛ですが、石川県民はどちらかというと鮪には縁が薄く、白身魚の真鯛やヒラメの方を好みます。東京にいた頃、回転寿司のベルトの上を赤味一色のマグロばかり流れているのに違和感を覚えたものでした。アンタら、マグロ好きやね~
真鯛のみならずスズキでもヒラメでも、2㌔前後のものがオススメです。上等な分だけ値もそれなりにします。
真鯛、しめ鯖、鯵、甘エビのお造りです。その意味は、
゛酸い(しめ鯖)も甘い(甘エビ)も噛み分けて、いろいろあったけど最終的にはめでたい(真鯛)といえる味(鯵)のある人生がいいね。゛
という深遠な命題が含まれた、やや哲学チックなお造りなのです。
頭叩かれるほどのくだらない話はこれまで! さぁ、フザケタ話でもしながら飲みましょう!
最近、山ばかりにうつつを抜かし、放置プレー状態の海楽丸、たまにはエンジンをかけてあげないと機嫌を壊します。
ちょっとだけ釣りに行きましょう。波の高さ50㎝のわりには大きなウネリが残ってます。
晩ゴハン分だけ釣って帰ろう。久々の海なので船酔い気味です。こればっかりはなかなか馴れない。
コメント
そうなんですか・・やっぱり船酔いはベテランの方でも免れないんですね、いつか橋立のお船に乗せてもらって釣りをしようと燃えていましたが・・。ゴカイでキスですか。いいな。フライにしたいです。酸いも甘いも・・素晴らしいですね、料理にストーリーが無くてはただの餌です、ほんと、素敵です。
投稿者: リーダー | 2009年10月27日 18:23
リーダーさんへ
゛料理にストーリーが無くてはただの餌゛だなんて、辛辣かつ文学的な表現だと思います。
ヘミングウェイ的な余分な部分をそぎ落とした、贅肉のない文章はステキです。
リーダーさんは、そっち方面の才能がおありではないでしょうか?
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年10月27日 23:05