仕込みと発送アレ・コレ
゛旅する魚屋゛と鮮魚発送と仕出しと潜水漁の4本柱で営業している戸井鮮魚。あと2本追加して、アスリートと文筆家で飯が食えないかと妄想中の今日この頃、空は相変わらず青く、仕込みは相変わらず山積しています。さぁ、どれから手をつけようか?
定置網漁で揚がった極細のカマス、なんか焼きにくそうなので開いてみました。開く手間にどんな意味があるのかは不明。
中ぐらいのカマスは一夜干し用に開きます。
北海道というイメージがあるホッケ、橋立でも夏場にかけてボチボチ揚がります。
こうして開けばみんなが知っているホッケ?
一晩乾燥したら一夜干しの出来上がり。そのほとんどは発送分です。
刺し網漁で揚がったワタリガニ、ワタリガニのトマトクリームパスタにしたいところ。
捌いてパックに詰めて販売。鍋にしてもパスタにしても良し、甲殻類特有の濃いダシがでることでしょう。
買っちゃった! 約4㌔のタルイカ、
身の厚さは2㎝くらいかな? 刺身やグリルにしてもその身は見た目より柔らかく食べやすいですし、おまけに安いです。
浜の特大子持ち甘エビ買占めじゃ!
甘エビを送るならこれくらいデカくないとインパクトがありません。もらった方はエビのあまりの大きさに度肝を抜くことでしょう!
只今、発送で人気があるのは甘エビ、アカイカ(こちらはそろそろ終わりかな)、白身魚の昆布締め、干物盛り合わせです。そして来月からは加能ガニ(ズワイガニ)の出番です。加能ガニとは昨年から(たぶん・・)始めた石川県で水揚げされるズワイガニの新名称です。石川県ブランドを確立するのが狙いのようです。
加能ガニか・・名前からの印象でその美しくも勇ましい冬の王者の姿が想像できません。加賀と能登に気を使った名称、政治の匂いすらしてきます。
丹羽長秀と柴田勝家の猛将達から一字づつもらい受けた羽柴秀吉とイメージがダブリます。
正岡子規が新名称の選考委員だったなら「実景の描写がないぞなもし」という理由で、開高健だったなら「鮮烈な一言半句がないんとちゃうんか」という理由で即却下になっていたことでしょう。
まぁ、どうだっていいか。仕事終わったし、海見て、筋トレしてジョグして、本読んで寝ようっと。