男の手料理
北風が強くシケ気味の天気が続きます。海は青から暗い鉛色に変わり、これから始まる長い冬の序曲のように沈痛な表情を浮かべています。虚脱感、ぼんやりとした憂鬱が全身を覆います。
こんなときは景気よく飲むことにしてます。物憂げに電話をかけます。
「今晩、集合だ。俺が料理を作るから、酒をもってくるように・・」
魚が全然ないから肉中心の料理です。金もないので安い鶏肉がいいね。
゛カチョカバロとトマトと茗荷のサラダ゛ 焼いたカチョカバロがなんとも香ばしい。
゛エビとアンチョビのパスタ゛ フィレのアンチョビを大胆に使い、ちょっと濃い味付け、パンチのある一皿です。そもそも女、子供に食べさせるわけではなく、大人の男が食べるもの。薄い味付けは遠慮願いたい。
゛ココナッツカレー゛ スープのようなサラサラしたカレーです。私はトロミがあるよりサラサラしたカレーの方が好みです。学生の頃、親戚のモルジブ人(!)が作ってくれた黄色くて激辛で激旨の、スープのようなカレーの味が未だに忘れられません。でも耳鳴りがするほど辛かった・・・
゛鶏肉のハーブ塩包み゛ 多種のハーブを混ぜあわせた塩で、ニンニクをすり込んだ鶏肉を包みます。オーブンで40分くらい焼いたら出来上がり。
その包丁、無茶苦茶切れるので気をつけてね。肉は塊りで、ワイルドに食べたいものです。
肉は骨に近いほど旨く、食事は大地に近いほど旨い。 モンゴルの諺(たぶん・・)
パンまで焼いたマメな私。シェフというより主夫の素質あり。
゛福井の大野のトンチャン゛ 秋友ガラスさんの差し入れです。ニラとキャベツがイイ仕事してます。この一鍋だけでも充分なくらいのご馳走です。ありがとう。
秋友ガラスさんと小松駅前の花の屋さんの男3人での濃密で危険でエロチックな体育会系飲み会の始まりです。夏の間の忙しさが通り過ぎ、やっと一息つけた御三方。話は仕事や経営のこと、家庭のこと、そしていつものように・・・エロ話へと流れていきます。部屋のドアをしっかり閉めて、声が漏れないようにしないと・・・大変なことになるね!
和やかなバカ話が延々と深夜まで続きます。おいしい料理と酒、心地よい音楽、とろけるような時間がこの疲れたアラフォー達を癒してくれます。たまには女・子供抜きもいいもんだ!
男だけの濃密で危険でエロチックな体育会系飲み会はこれからもまだまだ続きます。
コメント
男性ばっかでずるいんだ~。
是非、次は嫁参加可で
お願いします。
お土産にいただいた、
鶏肉の塩包み、
最高に美味しかったです。
さすが戸井さん。
料理もトークも最高です!
hananoya 嫁
投稿者: hananoya | 2009年9月 1日 15:03
hananoya奥様へ
先日はモデルのようなステキな旦那さんをお借りすることができ、とても有意義な夜を過ごすことができました。
ひとえに奥様の心温かいご理解の賜物だと思っております。ありがうございました。
では、次は奥様同伴の飲み会をする? 料理はもちろん私が作ります!
でも、そういうときって何を話せばいいの?
奥様方のお話を静かに聞きながら、失言に注意を払い、旦那衆はギコチナイ微笑みを浮かべていればいいのかな?
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年9月 1日 15:51