手間暇をかけるということ
マアジより若干安いマルアジです。刺身にしても塩焼きにしても美味しい魚です。このままでも売れますが何か手を加えないと気が済みません。
三枚におろして、中骨を取り除き、串に刺して焼きましょう。
さらに甘いタレをつけたら気が済んだ?! ここまですると飛ぶように売れます。
トビウオは今が旬、たくさん獲れるのでとても安いです。安いのならなおさら、手をかけてあげないと悪いような気がします。
三枚におろして、ぶつ切りにして、
フードプセッサーにかけます。
ミンチにしたトビウオにゴマ、生姜、味噌、酒、塩・胡椒、炒めたタマネギ、万能ネギ、パン粉・・・などを入れて練りこみます。
シソを貼り付けてフライパンで焼きます。
五平餅風トビウオ団子です。手間暇かかってます。ここまでするとよく売れます。
なぜここまで手間暇をかけるのか? 答えはイタリア料理界のあるマエストロの一言が如実に物語ってます。
「料理は恋愛の如く、選定した素材に磨き(手間暇)を掛け、初めて成就する。日頃よりの精神と技術の鍛錬を怠る者に機会到来はない。」
80センチくらいの大鯛、これくらい大きいと㌔単価が安くなります。
私くらい技術があるとピンポイントで包丁を入れてカマを真っ二つにできるはず・・・・、うっ、何だコリャ、ビクともしない・・・
ペンチでもハサミでもノコギリでも、使えるものは総動員します。