青物シリーズ
底引き漁は天候不良の為休んでばっかりなので、今時の定置網漁で獲れる青物を紹介します。
本マグロの子供のメジマグロです。これで約3㌔、60㎝くらい。
柵とりして、カツオのタタキ風みたいに強火で炙りました。
あとはスライスしてサラダ風に仕上げてね。
硬く締まった極上の大アジ。刺し網漁のものと違って揚がったものを船上で氷詰めするので驚きの鮮度の良さです。
‘みろやこの筋肉!かっちかちやぞ、ゾクゾクするやろ‘
頭を落として、両脇に切り込みを入れます。
イッキに皮を剥がします。この銀色を残すことがポイント。やはりキレイなものはすぐに売れます。
フィレッティングナイフで三枚におろし、わき腹と小骨を取ります。
ここまでやらないと売れません。ここまでやっても売れないこと多々あります・・・
トビウオが獲れだすと初夏ですね。海楽丸の横を低空飛行する日も近いね。
三枚におろしてパン粉付けしてもいいし、
ヌタにしても刺身にしても美味。万能ネギを散らして生姜醤油で食べたいね。
暑くなると売れ出すのが焼きサバです。塩、タレ、どっちがいい?
今日の北国新聞の社説で、母親の80%以上は「子供に今以上に魚を食べさせたい」と思っているが、調理や後片付けに手間がかかるといった理由から肉料理に傾いている実情があり、その背景として近海魚を中心にした町の「魚屋さん」が減り、新鮮な地魚が入手しにくくなった、といった記事がありました。
戸井鮮魚は橋立伝統の車での対面販売を続ける貴重な存在になってくると思います。魚商人の高齢化によりあと10年も経つと私だけになったりして・・・まずいね、こりゃ。漁業と農業の面白さに早くみんな気づいて欲しいです。
コミュニケーション能力と料理センスと打たれ強く根性のある若い魚商人が増えれば、橋立の魚はもっと売れるのにね。
地方にとって再活性化し発展する所は「よそ者、若者、ばか者」を大切にする地域です。少なくとも私はそういう若者を大切にし、そしてみな兄弟(子分?)のようにお付き合いしていきたいものです。
明日、発売の「金澤」に、
私の記事が載ってます。キャー、恥ずかしい・・・
コメント
載ってますね!
カッコいいですね。笑顔ですね。
ぎりぎり文字が読めません。。
こっちの本屋にあるかなー。
投稿者: たつ | 2009年5月20日 10:06
たつ君へ
ホントは上半身を脱いで撮影したかったんだけど、即却下・・・
東京の本屋に「金澤」売ってるのかな?
アマゾンで買ってみてね。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年5月20日 10:27
戸井さん!
見ましたよ!
早速買ってきました!
当然でしょう!
でも買ってきたのは、
スタッフが・・・
しかし、いい感じ出てましたね~
これですべてがガッチリですね!
東野
投稿者: hananoya | 2009年5月21日 10:24
hananoyaさんへ
金澤の売上げに貢献していただきありがとうございます。
スタッフがどうしたの?
気になるな~
これですべてがガッチリって、ガッチリラブラブなのはhananoyaさんご夫婦のこと。
私はザルのように、ただこぼれ落ちるだけ。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年5月21日 12:59