クロソイのアクアパッツァ サフラン風味
いつもいろいろなオードブルのご注文をいただきますが、今日は私の自由演技(?)が許されたので楽しんでつくりました。
其の一、クロソイのアクアパッツァ サフラン風味
イタリアンの代表格の魚料理です。一匹まるごとを豪快に使うのでパーティーにもってこいのメニューです。
鮮度抜群、橋立産のクロソイとスズキです。スズキが小さいのではなくクロソイがデカイのです。40㎝くらいあったかな? アクアパッツァには最適な白身の魚です。
クロソイに塩・胡椒をして、フライパンで焼き全体に焼き色をつけます。そこにアサリ、トマト、サフランを入れて温めます。
そこに水を注ぎ沸かします。アクアパッツァを日本語に訳すと゛狂った水゛。グツグツと沸騰した感じが狂った水と表現されたのでしょうか。
煮汁をクロソイにかけながら煮詰めます。サフランの黄金色が食欲を誘いますし、これを入れることによって味に深みがでます。でもサフランって少量しか入ってないのに高価ですよね!
煮汁が煮詰まってきたらオリーブオイルをかけて全体になじませます。乳化というやつですか、水と油がトロンと一体になります。ここがポイントです。魚には充分火が通っているのであとは煮汁を塩・胡椒で味をととのえます。サフランとクロソイとアサリのダシとトマトの酸味が合わさって、最高のソースとなっております。
パセリを多めにふりかけて出来上がりです。どう、旨そうでしょ! シチリアの味がします。あ~、シチリアに行きたいな~!
其の二、スズキの香草塩釜焼き
塩釜の塩にはいろいろな香草を入れます。オレガノ、ローズマリー、セージ、バジル・・・
香草入りの塩でスズキを包みオーブンで40~50分くらい焼きます。手間いらずです。
白い塩が茶色になっていたら出来上がりの目安です。あたり一面香草の香りが漂います。幸せな気分になります。
表面にカチカチに固まってますのでハンマーで叩き割ります。勝手に家まで上がりこんで失礼しました。写真を撮りたかったのです。
取り分けてレモンやオリーブオイル、煮詰めたパルサミコもいいな、ブラジルのモーリョも捨てがたい・・・、などをかけて召し上がってください。
子供も大人も興味シンシンです。こんな料理、見たことないでしょ!
とても楽しかった今日のオードブル、こんな自由演技、またさせてね!
コメント
いや~最高の自由演技でした。
こんな本格的なお料理を家に居ながら、ゆっくりといただけるなんてホントに感謝です!!
子供がいるとなかなか外食に行けません。嫁はんたちの嬉しそうな顔を久しぶりに見れました。
良平さん、まゆさん
ありがとうございます!!
ごちそうさまでした。
投稿者: 秋友です。 | 2009年4月11日 19:58
秋友さんへ
私のフリースタイル、喜んでもらえて嬉しいです。
こんな料理は石川のイタリアンで食べれるのかな?
南青山のイタリアンレベルだと自負しております。
嫁さんが笑ってくれれば、大抵のことは上手くいきます。
父ちゃんはいかにして嫁さんを笑わせるかに腐心し、工夫し、努力しなければなりません。
胃は心に通じてます。美味しい料理はそれだけで人を幸せにする力を持ってます。
また、いつでも注文してね。採算度外視で遊ばせてもらうよ!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年4月11日 20:47
おいしかった~!幸せ~!ありがとうございました。
クロソイ、皮は香ばしいし、身はこっぽこっぽ。サフランソースは秋友さんのアイディアで、〆のパスタに変身し(おすすめ!!)2度おいしい!
スズキは香りゆたかで、「ここはどこ?」
病みつきになりそうです。
封印していたワイナリーに、ワインの注文しちゃいます。そしてまた、自由演技オーダーします♪
幼い子ども…他のお客様に気遣うことなく、おうちビストロ、もう最高!!
定額給付金の使い道、戸井鮮魚に決まりでしょ!!
投稿者: kakakaママ | 2009年4月11日 20:55
kakakaママさんへ
アクアパッツァのサフランソースでパスタですか、そりゃ旨そうだ、最高の〆ですね!
スズキの香草の香りもサフランの黄金色も、気分はイタリア・シチリアーナですね!
ホントにグラン・ブルーの舞台になったシチリアのタオルミーナに行ってみたいな~
おうちビストロいつでも歓迎です。今度は何作ろうか、とても楽しみです。ありがとうございました。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年4月11日 21:58