サザエ追跡調査
昨日、日本中がWBCに熱狂している中、我々橋立潜水組合はサザエの殻にワッカをつける作業に没頭していました。
放流したサザエのその後の生息状況についてよくわかってないのが現状です。今回はサザエに印をつけて、放流ポイントごとに定期的に潜り放流サザエの大まかな生存率を割り出すのが目的です。
水産試験所のスタッフからこの仕事の意義と効果及び作業手順の説明を聞きます。
印をつけたサザエの放流ポイントの確認です。地図を広げて蛍光ペンでチェックか、男心をくすぐります。
さぁ、ボチボチやりますか!
約5ヶ月漁協の水槽で飼育されたサザエに印をつけます。
水槽から上げてサザエの水気を拭きます。
さらにコンプレッサーから送られてくるエアーで細かい水を飛ばして乾燥させます。
次に瞬間接着剤でサザエの殻の尖った所にワッカを貼り付けます。
さらにその上からドラッグ、いや違った・・・、凝固剤を一滴たらして出来上がり。
こんな感じになります。
これを1500個用意します。缶詰工場のように流れ作業でおこないます。
長い夏休みが終わり2学期の初登校の日みたいな、また会えて嬉しいような、そんな気持ちでしょうか、なにやらみんな楽しそうです。
とにかくWBCの結果が気になります。威勢のいい声があがります。イチローがいいところで打ったみたい!
全部付け終わったら、再び水槽に入れます。ワカメ解禁日の4/15に所定のポイントに放流します。これからが大切です。3年間しっかりと生息状況のチェックが必要となります。タンクを使っての調査になるなら私の出番です。水中カメラを持って潜ります。楽しみです。
今朝の北国新聞にその記事が載ってます。私を含めてみんなニコニコしてますね。
ちなみに取材に来た若い美人女性記者は私のブログの読者の一人です。耳をたてて、アンテナ張って、眼をひらいたまま眠り、よく頑張ってるね! また、夏に頼みます。森羅万象に多情多恨でありますように。