シケが続きます。
先週からひっきりなしに低気圧が日本海を通過してシケ模様が続きます。冬の日本海はまさに低気圧の墓場のようです。
こうシケると魚がないから仕事になりません。こうなったら気持ちを切り替えて遊ぶしかありません。
石川県は海もいいけど山も素晴らしいです。ウィンターシーズンはやっぱりスキーでしょ! スキー場まで車で1時間くらいで到着します。
今年からソリは卒業、子供に本格的なカービングスキーの練習をさせます。先生はもちろん私、ついつい熱くなります。
今からきっちり練習してスキーを覚えると、将来きっと役にたちます。雪国なのにスキーがダメというのは、沖縄生まれなのに泳げない、鹿児島出身なのに焼酎が苦手、というくらい違和感があります。
親の責任は重大です。水泳とスキーは私の管轄です。地味な反復練習が続きます。
チェ・ゲバラ。「チェ 28歳の革命」を観てきました。男が惚れる男です。
ジョン・レノンもハイスクール時代に 「世界で一番カッコいいのはエルネスト・チェ・ゲバラだ」と心酔しているように、愛と正義に溢れる高潔な革命家に参りました。
家に帰り、嫁さんの肩をつかみ真顔でじっと目を見つめ、
「もし、チェが僕に革命に参加して欲しいと依頼に来たなら、僕は行くよ。申し訳ないが家族も仕事も捨てる覚悟がある。祖国か死か、考えるのはその二つだけなんだ。」
嫁さんは肩の手を振り払い、虫けらをみるような冷ややかな視線で、
「あれ、おかしいな・・・この前はブルース・リーと一緒に修行に行くと言ってなかった? その前は寅さんと旅に出るとほざいてたよね? この現実逃避の妄想列車野郎! どこへでも行っちまいな! 」
現実逃避の妄想列車野郎とはひどいね。こういう渾名をつけることに関しては名人級の腕前です。
せめてロマンチストな愚か者と呼んで欲しいね・・・
うお座でO型、まもなく38歳・・・筋金入りのロマンチストな愚か者の気持ちなど嫁さんは理解できないだろうな・・・
「僕はいまだに冒険家であるけれど、いまの僕の冒険は正義を追い求めることだけだ」
三好徹「チェ・ゲバラ伝」より