本場スイスのクラシカルなチーズフォンデュ
スイス・バーゼル在住の姉とルームシェアしていたNちゃんが本物のチーズフォンデュランチを作ってくれるとのこと。
姉のチッチ曰く、
「バーゼルでもクラシカルで美味しいチーズフォンデュを食べさせてくれる店は2~3軒だけ、あとは全部ダメ。特に観光用の店や゛チーズフォンデュ始めました゛と看板が揚がっている店には入らないで。」
「パン以外はつけちゃダメ。茹でジャガイモやソーセージなどは論外。サラミやピクルスのようなものは前菜として食べてね。とにかく集中するの。そう、日本でいうと゛わんこそば゛みたいな感じかな。パンだけつけてひたすら食べるの。」
「食事中のドリンクは白ワインだけね。ビールや水はダメ。後で大変なことになるわよ。お酒の飲めない方やオコチャマは熱いティーにすること。」
ふ~ん、そうなんだ、期待が膨らみます。
まず土鍋の内側につぶしたニンニクをこすり付けます。使い終わったニンニクはそのまま鍋のなかへ入れておきます。
スイスのチーズ屋さんでブレンドしてもらったフォンデュ用の混合チーズです。石川県では売ってないようなチーズです。ワインでのばしながら弱火にかけます。あとは木ベラで焦げないようにゆっくり混ぜます。
かき混ぜること50分、仕上げにナツメグと荒引き胡椒を入れて完成です。
キレイな黄金色です。コンロの火はごく弱火で冷めないように気をつけます。
前菜はチーズフォンデュの前に食べること、そうだよね?
メインのパンです。はい、これだけです。集中しよう。山ほどパンを用意してるからモリモリ食べてね!
アツアツのチーズが絡んだパンは栄養の塊です。チーズの苦味が心地いいです。
ムイ・ビエン!ワインをくれ、辛口の白とベストマッチです。
あなたも一口いかがですか? アルプスのハイジの味がするよ。
チッチとNちゃんの食欲はもの凄いです。私はだんだんペースダウンしてきました。だんだんとチーズソースのワインの後味が気になってきました。
そのことをチッチに言うと、
「このくらいならスイスの子供でも全然食べるよ。大人同士だと食事中でも鍋の中にドボドボとワインを入れるし、パンにキルシュをつけてからチーズに絡ましたりして、もっと酒が強いよ。」
「ただこの料理、食べるのはホントに寒い冬場だけ。年に2回くらいしか食べない人もいるし、毎週食べる人もいるね。スイス人みんなが好きってわけじゃないよ。私は好きだけどね」
地方料理って興味深いですね。こんな料理を食べると猛烈にヨーロッパヘ行きたくなります。
プロヴァンス地方、シチリア、バスク、スペイン・・・クセの強い地方料理を食べてみたいです。プロの料理人はお呼びじゃないです。洗練さはいりません。欲しいのは歴史と文化と田舎臭さです。
コメント
え~、パン以外ダメなんてそんな~
良平先輩ー! 先日はありがとうございました。突然ズケズケとお邪魔してしまったにも関わらず、色々なお話を伺えて楽しかったです。。
頂いたお魚もあの後、すぐに食べちゃいました。身がホクホクしてて、とっても美味しかったです。
ありがとうございましたー。
今後ともよろしくお願いします。。
投稿者: たつ | 2009年1月 5日 18:54
たつかわさんが私の母校の小松高校の後輩だと聞き、急に親近感が湧きました。
将来、たつかわさんの頭脳は日本の宝となることでしょう。これからも研究を続けてください。とても期待しています。
電話してアポをとり、私の家に来る積極性は海外で生活するうえで、とても大きな力となることでしょう。
メギスの干物、美味しかったようでなによりです。大聖寺のお父さん、お母さんにもよろしくお伝えください。いつでも注文待ってるよと・・・・
研究も大事ですが彼女のことも大事です。バランスをとりながら幸せにしてあげてください。
女を不幸にする男はキライです。
また、夏にでも帰郷したら遊びにおいで、待ってるよ!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2009年1月 5日 20:21