お歳暮シーズンです
アラスカ・キーナイ川のキングサーモンの遡上がファーストランとセカンドランの2回あるのと同じように、カニの贈答のピークも大きく分けて2つあります。
ファーストランはズワイガニ解禁後の一週間、初物ということで注文が殺到します。
セカンドランは12月の前半のお歳暮の時期です。
この二つのビッグウェーブにうまく乗らないと面白くありません。只今、セカンドラン真っ最中です。ズワイ、香箱、甘エビ、昆布締め、干物、鮮魚などなど、モリモリ発送してます。
白子入りのタラがボチボチ揚がり始めてます。ちょっと高いですがセレブはそんなことお構いなしです。
そんなセレブ、大好きです。
お目当ての白子です。甘くてとろけそうな高級食材です。プロレタリア階級の私は決して食べることができません。
白身の肉は昆布締めにします。
金沢港産の甘エビです。カニの漁期中は橋立産の甘エビはありません。漁師にしてみれば、エビを引くよりカニを引いた方が金になりますからね。カニ禁漁の3/20を過ぎたらまた甘エビを引きにいきます。
一夜干しはアジ、カマス、マダイ、赤カレイ、ウマヅラハギ、ホウボウなど毎日作ってます。いいかげん飽きてきます。
干物小屋フル稼働です。
香箱カニの水揚げが少ない日が続きます。当然、高値がつきます。大きい香箱をこれだけ揃えるのにとても苦労します。
役者が揃ったのでそろそろパック詰めしていきましょう。
チラシとカニの捌き方のシオリを用意して・・・
テキパキと詰めていきます。
シオリを入れて蓋をして一丁あがりです。
ズワイと香箱と甘エビの最強セットです。こんなお歳暮、誰か私にくれないかな?
タラと甘エビのセット、お年寄り二人暮らしのお宅にはぴったりな量です。旨いものを少しだけ食べる、いいんじゃないですか、好きです、その発想。
一夜干しはこの時期、とても人気があります。塩分控えめな一夜干しは日持ちしません。より旨く食べるためのひと手間、日持ちのことは考えてません。
バラエティに富んだ内容です。スズキの昆布締め、ホウボウとカマスの一夜干し、香箱蟹、甘エビが入ってます。晩御飯が楽しみな、もらって嬉しい贈答品です。親孝行してますねぇ。
いろいろな想いが詰ったお歳暮です。戸井鮮魚が責任をもってお届けします。