潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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男の仕事が続きます

バタバタと忙しい日が続きます。あまりに慌しいと家族の間にもギスギスとした空気が流れます。こういう時は家長である私の出番です。

               「今日の晩飯は父ちゃんがフレンチを作る!」


美味しいものを食べればみんな笑顔になるはずです。冷蔵庫を開けて余っている食材を取り出し、バットに並べてメニューを考えます。


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甘エビの殻と頭を使ってパスタソースを作ります。鍋にオリーブオイルをたらしてニンニクとタマネギと甘エビを炒めます。

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エビの旨みを引き出したら白ワインを入れてアルコール分を飛ばし、トマトホールを入れて煮込みます。

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ムーランで漉したいところですが、面倒臭いのでミキサーで粉砕します。

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塩で味を調整して生クリームを少々入れて完成。パスタは最後に茹でるのでガスレンジの隅っこに置いておきます。

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付け合せにジャガイモのピュレなんていかが?ナツメグを入れるとパリっぽい(?)風味がします。

ちなみにフランスへ旅行したことはありませんし、当分の間は無理だろうな・・・

東京在住のフランスの知人はジャガイモ料理が大好きです。フランス人はみんな好きなのかな?

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次はマダイと甘エビのマリネを作ります。マダイには塩・胡椒をパラパラと振っておきます。

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ポールの中に飾り野菜とエビを入れて、塩・胡椒、レモン、ビネガー、オリーブオイルを順に入れて混ぜます。私としては塩、ビネガーの効いたパンチのある酸味が好みです。オリーブオイルの香りは実のところ苦手なのです。

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マダイの上に盛り付けて出来上がり。岩塩とエビの甘さが酸味の隙間から滲みでてます。いい感じだ。

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パイレッシュにエビを乗せて無造作に塩・胡椒・オリーブオイルを回しかけしてオーブンに投入。

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甘エビのオーブン焼き完成、チョー簡単な一品です。甲殻類特有のコウバシイ香りが広がります。

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マダイをポワレします。皮目をパリッとさせ焼きすぎないように火入れします。ナイフを入れたときに透明な肉汁がでるくらいの焼き加減です。これが難しい。

              「スープは経験を要し、火入れは天才を要す」 らしいです。

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家飯はワンプレートディッシュが原則です。なんの躊躇も迷いもなく豪快に盛り付けます。

みんな、一瞬ひるんでましたが、大丈夫。手間をかけて作った料理は美味しいに決まってます。

私個人としましては、大好きなフランス料理でも小さいポーションに色とりどりのソースを回しかけしてあるお上品な盛り付けは苦手です。

引き算の料理なのか、ガロニ(付け合せ)のない、または少ない一皿も苦手です。


田舎くさい盛り付けでボリュームがあるほうがいいな、例えば・・・         

          牛肉の赤ワイン煮込みの横にはたっぷりのジャガイモのフリット、

                骨付きハムの横にはたっぷりのラタトゥイユ、

          豚バラ肉の煮込みにはたっぷりのリンゴとパイナップルのグラッセ、

皿の隙間がないくらいの盛り付けが私好みです。お皿の底に残ったソースとガロニの一体感がさらなる美味しさを引き出す気がします。

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コメント

素敵なお父さん!!
私が作るのはたこ焼きぐらいです。(市販の粉使った(-_-;))

秋友さんへ

たこ焼き一つでも、子供にとっては愛情溢れる父親の料理です。生涯忘れることはないでしょう。

この日、ちょっと多めにできたので秋友家へおすそ分けしようと思いましたが時間が遅かったのでやめときました。

今度はワインをドンとテーブルの上に立てて、一緒にフレンチ食べましょう。

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