圧巻! 城下町時代結婚式
大聖寺でおこなわれた大正期の古き良き日本の結婚式に、娘が花嫁さんの手を引く雌蝶役で登場しました。緊張するなよ・・オシッコしたかったら早めに言えよ・・ 足のシビレはがましろよ・・・、親としてはハラハラドキドキです。
まずは花嫁・仲人・雌蝶・雄蝶・着物の女性7名で舟乗場までお練りをします。この行列を一目見ようと数百人の人だかりができました。いたるところでフラッシュ、シャッター音、まるでレッドカーペットを歩くハリウッドスター並みの注目度。なにやらすごいことになってきたぞ。
大聖寺川の舟乗場から流し舟に乗り、婚家へ向かいます。
花嫁さんが舟にのって運ばれてくる・・・この感覚、なんてステキなんだろう!
Wow! 人、人、人・・・
もの凄い数の見物人です。1581年(天正9年)の信長による洛中馬揃の大パレードの見物人に次ぐ多さと共同通信社から発表。
船頭の唄に合わせて二隻の舟が風に揺られながらゆっくり出発。
そろそろ到着。なに笑ってるの?
舟着場は紅白の幕で覆われています。
降りてから婚家(アトリエ理さん)へ向かいます。
玄関前で祝獅子の舞と合わせ水をおこないます。合わせ水とは花嫁が婚家の門をくぐるときに行なわれる風習です。
竹筒に汲んだ両家の朝一番の水を「かわらけ」に注ぎ、これを花嫁が一口飲み、そのあと「かわらけ」を落とし割り、二度と実家に戻らないとことを誓います。
このあとお座敷で夫婦固めの盃、親子固めの盃をとりおこないます。襖の向こうから謡いが響きます。
凛として張り詰めた空気、静寂にして荘厳、絢爛にして質素、無駄のない空間、均整のとれた美意識、なんて言えばいいんだろう、日本の伝統的な結婚式、天晴れです。世界に誇れます。
結婚式で二人の出生や出会いを放映したり、歌謡曲に合わせた入場や、ケーキ入刀や、人前でのキスや、仏教なのにチャペルでやったり、生まれたときのグラム数の熊の人形を親に渡してお涙チョウダイとか・・・もうそんな幼稚臭く自己満足的な結婚式はウンザリです。頼むから卒業してください。
町全体が注目した儀式の美しさ、今時代が要求している結婚式です。
この美意識を継続することは大聖寺の義務でもあり、活きる道なのではないでしょうか?
披露宴会場まではアッシらにおまかせあれ。
きらきらのじかんを甘く見すぎていました。なんという集客力! ウネリのような人の波、あっという間に干物が完売。 恐るべしきらきら。
早めに帰って仕込み開始。明日はさらに品数を増やす予定。干物、焼きサバ、クッキー、ドレッシング・・
コメント
ありがとうございました
数日前から
鰈はくるのか?!って気になっていました
今夜 ホウボウを焼きました
夫婦で 超ウルトラ満足!
これは まさに絶品 戸井マジック!
花嫁さんの嫁ぐ日の儀式
こうして 拝見できて ほんとうに嬉しかったです
ありがとうございます
すてきな時間にカンパイ!
投稿者: ALOHA~♪ | 2008年11月 3日 22:49
ALOHA~♪さんへ
久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
きらきらのじかんも時代結婚式ももの凄い勢い、時流のようなものがありましたね。一緒に見学できておもしろかったです。
ホウボウ美味しかった?
満足していただいたみたいでホッとしております。
またお会いできる日を楽しみにしております。今度は美味しいもの囲んで飲みたいね!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2008年11月 4日 07:14
今回の結婚式の最も大切な雌蝶のお役目本当にご苦労様でした。
ある意味今回の時代結婚式での可愛い雌蝶・雄蝶の姿は一番の見せ場となり大勢のお客様から本当に可愛かったと賞賛の言葉が寄せられました。
取り分け雌蝶のあかりちゃんの活躍は主催いたしました私どももタダタダ感心するばかりでした。
今回の時代結婚式が見に来ていただいた若い人達に、先人達が育んできた美意識と儀式の意味を理解し考えてもらえるきっかけになればと思っています。
本当にありがとうございました。
投稿者: RII | 2008年11月 6日 20:18
アトリエ理さんへ
この度はこのような素晴らしい時代結婚式に娘を参加させていただいて誠にありがとうございました。
娘にとっても家族にとっても一生忘れることのできない素敵な思い出となりました。
この結婚式をご覧になった何百、いやテレビの視聴者を合わせると何万という方々が古式にのっとった婚礼儀式の美しさを再確認したのではないでしょうか?
私もそのうちの一人、その凛とした美意識に深く感銘を受けました。
今回の時代結婚式をきっかけに、忘れかけていた「日本の美」というものの復興と次世代への継承を願わずにはいられません。
大聖寺という箱庭のような城下町を舞台にアトリエ理さんのますますのご活躍を祈願しております。
これからも末長いおつきあいをよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2008年11月 6日 22:22