潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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一斉休漁

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今日は一斉休漁の日です。仕事はもちろん遊びでも沖に行っちゃダメな日です。抗議のため組合長や船頭達も東京に出発しました。

油代の高騰は漁師にとって死活問題です。数年前と比べると油代はいっきに約3倍に跳ね上がりましたが魚価は変わらず。つまり、今までと同じ業務形態では破産は明らかです。

新しいビジネスモデルの模索が必要です。逆境こそチャンスと思って取り組めば、きっと活路は見出せるはずです。

かつての陸軍参謀本部は、戦線を前進させるか、後退させるか、二者択一の軍の作戦を立案させる際、どんな複雑な要素が絡み合っている事態でも、問題点を五点以内に要約し、その裏付けをとれば、結論は出るというのが持論であり、先に結論を述べるという方式を徹底していました。

                  案件 :橋立漁港の漁業存続について

                        結論  :積極推進

 ①油代の高値は今後も続くものとして考える。経営の効率化のため、大型底引き船から中・小型船への転換を計る。その際の経費は漁協の心温かい理解が必要。

 ②船の小型化に伴う乗船員の削減。11・12月の蟹の忙しい2カ月だけはベテラン老漁師を臨時雇用。給料はズワイの現物支給。それを自分や家族で食べるもよし、セリに出してもよし。みんな大喜びでがんばるでしょう。

 ③セリ以外の販売ルートの確立。獲れた魚の一部を独自の販売ルートでさばく。漁協にたよらず各船は顧客をつくる努力をする。購買は店頭よりネットの時代です。乗り遅れるな。

 ④「加賀日和」をはじめとする南加賀の魅力を再発見する小冊子が本屋さんに並び、小さいウネリがやがてビッグウェーブになるように、いつしか南加賀は日本有数の観光地になる可能性を秘めている。南加賀のファンが増えれば、おのずと魚も売れるし、旅館の稼働率もあがり、景気は上向くはず。


              参謀長、いかがでしょうか? 諒解 or 不可?

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漁協の堤防に張り紙が。

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海猿のような映画の撮影みたい。船の遭難シーンを撮る舞台作りです。ヘリやレスキュー部隊やらの出動でものすごいロケになるみたい。見に行こうっと!

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