今日セリ落とした魚
夕方のセリで落とした魚シリーズ。
順を追って見ていきましょう。
脱皮したてのズワイガニ、通称゛ムサガニ゛。殻が薄く身の入りも悪いが、その分お安いです。豪快にぶつ切りにして鍋に放り込んでください。いいダシがでます。
ヤリイカ、お刺身でも煮付けでもなんでもこいです。
チビっ子アンコウ、ぶつ切りにしてパックに入れて売ります。鍋でもいいし、中華風に甘辛く炒めてもgood。
赤カレイとハタハタ。売れ残ったら一夜干しに変身して再アタックをかける。
マトウ鯛、イタリア語ではサン・ピエトロ。サクにします。ウロコがないので手間が省けます。
キレイな白身です。コリコリして甘みがあります。テーブルの主役になる食材です。きれいに盛り付けしてね。
水ダコ、かなり大きいです。
頭の中身と口と目を取り除き、塩で吸盤の汚れとヌメリを掃除します。これをしっかりしないと仕上がりが汚くなります。
茹で上がったタコ、ほら、下処理が丁寧だからとってもキレイでしょ。ちょっとレア気味に仕上げてあります。
惣菜用にとったメダイ、切り身にしてナントカ風のポアレにしようっと。
昨日、売れ残ったアジは開いてフライにします。
メギスも開いてテンプラにします。身の柔らかいメギスを開くのは面倒ですが、ここまでするとよく売れます。
今日の仕込みはこれでおしまい。
正月に東京に里帰りしていた嫁さん、以前よく行ったいた高円寺の寿司屋で刺身と寿司を食べたところ、口に合わなかったボソリ言っていました。そりゃ、そうだよ、普段こんな新鮮な魚食べてるんだもん、口が肥えすぎたのさ。知りすぎて不幸になることの好例。
コメント
景気のいい話で、なによりダー!
船に乗ってるときより生き生きとした毎日を送っておられるようで・・・・
わいも頑張らねば
あっ~と、言い忘れてたけど、・・・・・
あけまして、おめでとー!
投稿者: tetsuya | 2008年1月10日 23:55
tetsuyaアンちゃんへ
あけましておめでとうございます。船に乗っている時はかなり深刻なウツ状態でした。夕方になると口数が極端に減り、夜の11:00の出漁コールの電話がなると大きなため息を一つついて玄関のドアをあけたものでした。そういえばもう一人、私と同じ症状の患者、もとい、若い衆はいまだにゲロを吐きながらがんばっていますよ。みんな精一杯生きてますねー!
投稿者: 戸井鮮魚の良平です。 | 2008年1月12日 00:06
いつも見させてもらっています。
東京へ家族旅行へ行った際、雑誌で紹介されていたお台場の和食どころへ行きました。
お店の前には行列が出来ていて、かなり期待して待ちました。
当時小学生の息子はかなりの刺身好きです。
でも、途中で食べるのをやめるのでどうしたと聞くと、変なにおいがすると言います。
正直お魚の旨みというものが感じられませんでした。
加賀に住んでいるものは他へ行くとある意味不幸ですね。
投稿者: higedebu | 2008年1月12日 09:32
higedebuさんへ
コメントありがとうございます。地産地消、これが食べ物の基本であると思います。沖縄で飲んで旨かったオリオンビールも東京で飲むとちっとも旨く感じないように。旨い魚、豊かな自然と温泉が好きな方は身銭を切って加賀に来るべし、ですね。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2008年1月12日 18:42
アレ以来イカとアンコウを見ても
・・・なぜか 買えない。
本物を知る幸せかな?
私は、アンコウのイメージが一瞬で変わった年末
娘はイカを口にいれたとたん 甘い!とニッコリ
そのうち 早朝 お玄関に立っているかも・・・私。
投稿者: ALOHA~♪ | 2008年1月16日 16:42
ALOHAさんへ
早朝、玄関にアロハさんが立っていたら、まずはメギスにパン粉をつけて揚げてもらい、次にサクにした刺身のパック詰め、その次に茹でダコの足をカットして袋に入れて・・・、つり銭の用意をして、魚と惣菜を車に詰め込んでGO! といった具合にこき使いますので、お気をつけください。
投稿者: 戸井鮮魚の良平です | 2008年1月16日 23:00
オーイ!
仕事かい?!
いや、頑張ったあとのほうが
ご馳走美味しいよね
ね! がんばるわ!
投稿者: ALOHA | 2008年1月17日 09:56