蟹、蟹、蟹の日々
初凪からの香箱蟹の大漁も一段落つきました。値が下がりすぎたため、全船、香箱蟹ポイントに行かなくなりました。小出しにしないと後から苦しみますからね。私も宝勝丸の荷下ろし&選別作業(ボランティア)が本業より忙しくなり困ってたのでちょっとホッとしています。寝る間がないくらい忙しい状態が何日も続くと、何か大きなケガしそうな自分が怖いです。明日はシケ、あさっても怪しい天候です。漁師の皆さん、ゆっくり休んでくんせーの。
香箱蟹やズワイガニを塩茹でする際は、表面を軽くタワシで洗い汚れを落とします。
まだ生きているので真水につけて〆ます。生きた状態で熱湯に入れると足がもげてしまい、そこから水が入り風味が落ちて商品価値が下がります。
パスタを茹でるときの塩分濃度、おすましくらいの濃さかな、で茹で上げます。よく海水くらいの濃さで・・・、と書いてあるシオリがありますが海水ってかなりしょっぱくない?沸騰したお湯にミソがこぼれないよう甲羅を下にしていれて、再沸騰後約15分茹で上げます。
お湯から取り出し、あら熱をとり、冷めたら完成。
こんな蟹いただいたら、さぞ嬉しいだろうな。石川出身で他県に住んでいる方は香箱蟹を食べると、外子と内子の旨さがツーンと脳を刺激して、郷愁の念にかられます。たったうめえ・・・。
宛先は東京六本木から京都、大阪、沖縄・・・、全国津々浦々。赤く茹で上がった蟹はまさしく冬の食卓の主役です。
忙しさのあまりしばらく目を離した隙に、また例のごとく、熱病に取りつかれたようになにやら作成中のトイジジ。こんどはかなり大掛かりな建造物。ローリングストーン、転がる石の如く、もう誰も止められない。