鬼気迫る橋立の獅子
只今、橋立のお祭り真っ最中です。見所はなんといっても獅子舞です。衣装、獅子の大きさ、手のかけよう、熱のはいりかた、以前私が住んでいた小松とは桁違いの立派さです。ご祝儀も一桁違いますが・・。
私の家の番がきました。ドキドキしてきた!子供、大人合わせて30名くらいの集団です。振る舞い酒をいただき、獅子舞開始!かなりアップテンポな笛、太鼓です。気分が盛り上がります。
獣が獲物を狙うよう、牙を剥き、低い体勢で、両眼は地を這うように間合いを詰めてきます。
「シーシー・・・」
腹の底からしぼりだすような唸り声。大きな口をカッと開けて相手を威圧します。
そこに正義の味方である、棒フリがやって来て獅子と闘います。髪は長いが少年です。
お花攻撃をうけてみろ!
こんな大技も披露します。
先発隊の少年兵の演舞が終わるとそろそろ大将格の少年が登場。クライマックスを迎えます。
エイ! と刀を振りかざし獅子に突撃。獅子の眉間に刀を突き刺す。勝負あった! 獅子は負けを認める。
負けてもなお、相手を睨みつつ、決して背中を見せず後退。まるで元亀元年の秀吉の「金ヶ崎の退き口」を見てるようだ。天晴れなシンガリ。
獅子が退陣してめでたし、めでたし。これで厄払い終了。時間にして10分くらい。見ごたえ充分、おもしろかった~!
最後に頭を噛んでもらう。これで頭が良くなる?最近、計算ができなくなった私の頭も噛んで欲しい・・・。