底曳き船出港
昨晩の21:30に底曳き船が出港いたしました。
若い衆(甲板員)の家族や、船の親方(オーナー)が見送ります。
「父ちゃん、しっかり稼いでこいやー!」
「ケガせんように気つけやー!」
そんな声が飛び交います。
そろそろ出港。 ブリッジから船頭が静かに一声、
「離せいや」
若い衆が係留ロープを取り外します。船はゆっくり岸から離れてゆきます。
船団は煌々たるライトをつけて漆黒の海の中に滑り出していきました。これから10ヶ月の漁のスタートです。船の上では笑いあり、涙あり、喧嘩ありの人生劇場が繰り広げられます。おもしろい話、待ってるよ!