陰うつな雨
今日は朝からあいにくの雨。雨が降ると気分が乗らなくなるのは、みんなと同じ?でも風がないので今日も潜ってきました。
潜って獲ってきた牡蠣は車のタイヤチューブに網をかけた大きな袋のようなものに入れておきます。
漁が終わると網でできた袋を船に引き上げます。そして、仕分けして終わり。
しとしと降る雨は何もかもをフランドル派の陰うつな絵の背景のようにみせてくれます。海岸線と平行に北陸高速道路が走っており、右が京都方面、左が新潟方面。
港がガスッて見えない・・・でも全然平気、よくあること。
ここが尼御前岬、その昔、都落ちして奥州に向かう義経一行の中に尼御前という尼がいました。尼御前はこちらから向かう安宅の関所(歌舞伎 勧進帳の舞台)の警備の厳しさ、この先足手まといになることを憂い、義経主従の無事を祈りながら、この岬から身を投げたということです。このことからこの岬を尼御前岬と呼ぶようになりました。
橋立あたりは源平合戦の古戦場です。源平橋の横の首洗い池の石碑には斉藤別当実盛を偲んだ松尾芭蕉の句があります。
むざんやな かぶとのしたの きりぎりす
あ~、歴史の話になる止まらなくなる。誰か止めてくれ~。