恐怖の五日凪
夜、出港して夕方帰港する底曳き船、このサイクルを「一凪」と言います。五日凪とは5日連続で出漁することです。普通のサラリーマンとは違い寝る間がなく働き続ける漁師にとっては三日凪が体力的、精神的にも限界だと思います。しかし、今週は海況もよく月末だったという悪条件(?)が揃い、恐怖の五日凪を敢行しました。日曜日の夜に出港して、金曜日の夕方までの勤務、その間、家に帰れるのは2回だけ、それも3時間くらい・・・。皆さんはこの勤務に耐えられますか?休みの日はゆっくりできるかって?甘ーい!曙の減量より甘い!休日といっても午前中は網仕事といって破れた網をつづくる(直す)作業などをします。そして夜からまた出漁。あと1ヶ月で禁漁でロングバケーションにはいります。底曳きの若い衆!もう少しだ!トンネルの先に光が見えてきたぞ・・・
待ちに待った休み、自然に笑みがこぼれ、和やかな空気が漂います。夕日が似合います。
おかずの甘エビを持って家路に向かいます。おつかれさま。
船もしばしの休息。